JPH04294431A - トラブルデータ収集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は通信網を介して接続され
た端末装置で生ずるトラブルデータを収集するトラブル
データ収集装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、電話，データなどの信号を伝送す
る専用通信網の他に、これらを統合した新しいＩＳＤＮ
網による通信サービスが開始された。ＩＳＤＮ網は、網
との接続条件が満足されるならば、どのようなディジタ
ル信号であっても、網に接続された不特定多数の端末装
置（計算機も含む）間で相互に通信を行うことができる
。

【０００３】このＩＳＤＮ網によるサービスが開始され
たことにより、従来無かった新しいサービスが生れ、多
くの新しい装置が開発され広く使用されるようになり、
それにつれて、また端末装置と端末装置間または端末装
置と通信網間でのトラブルも多く発生するようになった
。従来、このように通信網を介して接続された端末装置
がかかわって発生するトラブルは、端末装置がどのよう
な状態にあった時トラブルが発生するか、すなわち、端
末装置でどのような通信制御信号が送受信された状態で
トラブルが発生したかをトレースし、それによって原因
の追求を行っていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
、端末装置のトラブルは端末装置でどのような通信制御
信号が送受信されていた状態でトラブルが発生したかを
トレースし、それによって原因の追求を行っていた。 この通信制御信号の送受信状態のトレースには高度の技
術を有する技術者が端末装置が設置してある場所に行き
、データを読みとりトラブル原因を追求していた。この
トラブルの発生が常時発生するような場合は、あまり問
題とはならないが、何か特殊な状態のときのみ発生する
トラブルに対しては長時間待期しなければならないとい
った問題があった。

【０００５】本発明は、トラブル原因追求のためのデー
タ取得に高度の技術者を待期させることなく、容易にデ
ータを収集できるトラブルデータ収集装置を提供するこ
とを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明が採用した手段を図１を参照して説明する。 図１は本発明の原理図である。通信網を介して接続され
た端末装置のトラブルデータを収集する装置であって、
端末装置と通信網または両端末装置間で送受信する通信
制御信号の中から必要とするデータを選択するデータ選
択手段１１と、前記データ選択手段１１で選択されたデ
ータを格納するデータ格納手段１２と、前記データ格納
手段１２に格納されたデータをホスト端末装置に送出す
るデータ送出手段１３と、を備える。

【０００７】

【作用】データ選択手段１１は端末装置と通信網または
端末装置間で送受信する通信制御信号の中から必要とす
るデータを選択する。データ格納手段１２は、前記デー
タ選択手段１１によって選択されたデータを格納する。

【０００８】データ送出手段１３では、前記データ格納
手段１３に格納されたデータをホスト端末装置に送出す
る。以上のように、必要なデータを選択して格納し、格
納されたデータをホスト端末装置に送出するようにして
いるため、データ収集のために高度な技術者が現地に行
かずとも容易にトラブルデータを収集することができる
。

【０００９】

【実施例】本発明の一実施例を図２〜図４を参照して説
明する。図２は本発明の実施例の構成図、図３は同実施
例の動作フローチャート、図４は実施システムの構成図
である。 ［実施例の構成］まず、本発明の実施システムの構成を
図４を参照して説明する。

【００１０】１０は本発明のトラブルデータ収集装置、
２０ａ〜２０ｎおよび３０は端末装置、４０はホスト端
末装置、５０は通信網、６０は通信網と端末とのインタ
ーフェース点にある信号分配ユニット（ＤＳＵ）、７０
は回線で、ＤＳＵ６０と端末２０間を接続する。ＩＳＤ
Ｎ網では、ＤＳＵ６０を介して６４キロビットのＢチャ
ンネル２回線と１６キロビットのＤチャンネル１回線、
またはＢチャンネル２３回線とＤチャンネル１回線を同
時または別々に使用できる。

【００１１】また、ＤＳＵ６０と各端末２０ａ〜２０ｎ
間は、図４で示すように端末がマルチ接続される場合の
他、各端末と個別に接続される方法など、色々な方法が
提供されている。いま、端末２０ａと端末３０が通信網
５０を介して接続されたときトラブルが発生するならば
、端末２０ａと３０間との間で送受信する通信制御信号
をトラブルデータ収集装置１０が選択し、そのデータを
高級技術者がいるホスト端末４０に送信する。

【００１２】図４の場合はトラブルデータ収集装置１０
を端末２０側のみに接続したが、端末３０側にも接続し
、ホスト端末４０にデータを送信するようにしても良い
。また、以上の説明は端末２０と３０間のトラブルであ
ったが、端末２０と通信網５０間のトラブルについても
同様にデータ収集してホスト端末に送信してデータを収
集することもできる。

【００１３】つぎに図２を参照して実施例の構成につい
て説明する。データ選択手段１１，データ格納手段１２
およびデータ送出手段１３については図１で説明したと
おりである。１４は入力部であり、データ選択手段１１
にどのようなデータを選択されるかの入力、およびデー
タ送出手段１３にホスト端末装置番号、送出通信回線設
定などの指示入力などを行なう。

【００１４】１５は通信回線接続部であり、格納された
データを通信回線を介して送出する通信回線と装置のイ
ンターフェースである。１６はマイクロプロセッサ（Ｍ
ＰＵ）であり、処理の全てを行なう。 ［実施例の動作］図３を参照して実施例の動作を説明す
る。

【００１５】処理Ｓ１０　　処理Ｓ１０では、入力部１
４よりデータ選択手段１１に入力されているデータより
、指示された端末装置が通信を開始したか否かの判定を
行なう。判定結果がＮＯの場合はＹＥＳになるまで待つ
。 処理Ｓ１１　　処理Ｓ１１では、入力部１４よりデータ
送出手段１３にあらかじめ入力されたデータより、デー
タの送出が自動か否かの判定を行う。判定結果がＮＯの
場合は処理Ｓ３１に、ＹＥＳの場合は処理Ｓ１２に移る
。

【００１６】処理Ｓ１２　　データ送出手段１３は、通
信回線接続部１５を介して、通信網５０との間に空き回
線が有るか否かの判定を行う。空き回線が無い場合は処
理Ｓ２１に、有る場合は処理Ｓ１３に移る。処理Ｓ１３
　　処理Ｓ１３では、データ送出手段１３は通信回線接
続部１５を介して通信網５０に、ホスト端末４０との間
にトレースデータ送出回線設定を指令し、回線設定を行
なう。

【００１７】処理Ｓ１４　　処理Ｓ１４ではデータ選択
手段１１はトレースデータの選択を開始する。なお、処
理Ｓ１１〜Ｓ１３は、処理Ｓ１４と並行して行なわれる
。 処理Ｓ１５　　処理Ｓ１５では、処理Ｓ１４で選択され
たデータをデータ格納手段１２に格納する。処理Ｓ１６
　　処理Ｓ１６では、データ送出手段１３はデータ格納
手段１２に格納されたデータをホスト端末４０に送出す
る。

【００１８】処理Ｓ１７　　処理Ｓ１７では通信が続行
中か否かの判定が行なわれ、ＹＥＳの場合は処理Ｓ１４
にもどり、ＮＯの場合は処理Ｓ１８に移る。処理Ｓ１８
　　処理Ｓ１８ではデータ送出手段１３はホスト端末４
０との間に設定されている回線を開放して処理を終了す
る。 一方処理Ｓ１２での判定結果かＮＯの場合は処理Ｓ２１
に移り、処理Ｓ２２および２３が行なわれる。処理Ｓ２
１，２２および２３は、それぞれ処理Ｓ１４，１５およ
び１７と同様な処理Ｓが行なわれる。

【００１９】処理Ｓ２４　　処理Ｓ２４はホスト端末４
０との間の通信回線が空きしだい回線の設定を行なう。 処理Ｓ２５　　処理Ｓ２５ではデータ格納手段１２に格
納されているトレースデータの送出を行なう。処理Ｓ１
１の判定結果がＮＯの場合は処理Ｓ３１に移り、処理Ｓ
２１〜２３と同様な処理Ｓ３１〜３３が行なわれる。な
おこの場合は全てのトレースデータはデータ格納手段１
２に格納される。

【００２０】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、そ
の主旨に従った各種変形が可能である。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の諸効果が得られる。■必要なデータを選択して格納し
、格納されたデータをホスト端末装置に送出するように
しているため、データ収集のために高度な技術者が現地
に行かずとも容易にトラブルデータを収集することがで
きる。

【００２２】■ホスト端末へのトレースデータの送出を
、通信回線に空きがある時間を使用して送出するように
しているので、端末装置に与える影響を少なくすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図である。

【図２】本発明は一実施例の構成図である。

【図３】同実施例の動作フローチャートである。

【図４】実施システムの構成図である。

【符号の説明】

１０　　　　　　　　トラブルデータ収集装置１１　　
　　　　　　データ選択手段 １２　　　　　　　　データ格納手段 １３　　　　　　　　データ送出手段 １４　　　　　　　　入力部 １５　　　　　　　　通信回線接続部 １６　　　　　　　　マイクロプロセッサ（ＭＰＵ）２
０，３０　　端末装置 ４０　　　　　　　　ホスト端末装置 ５０　　　　　　　　通信網 ６０　　　　　　　　信号分配ユニット７０　　　　　
　　　回線

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　通信網を介して接続された端末装置の
   トラブルデータを収集する装置であって、■端末装置と
   通信網または両端末装置間で送受信する通信制御信号の
   中から必要とするデータを選択するデータ選択手段１１
   と、■前記データ選択手段１１で選択されたデータを格
   納するデータ格納手段１２と、■前記データ格納手段１
   ２に格納されたデータをホスト端末装置に送出するデー
   タ送出手段１３と、を備えたことを特徴とするトラブル
   データ収集装置。
2. 【請求項２】　　前記データ送出手段１３が、通信網に
   接続された空き回線を選択して前記データ格納手段１２
   に格納されているデータをホスト端末装置に送出するよ
   うにしたことを特徴とする請求項１記載のトラブルデー
   タ収集装置。