JPH04294376A - 画像印字装置 - Google Patents

画像印字装置

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Publication number
JPH04294376A
JPH04294376A JP3081146A JP8114691A JPH04294376A JP H04294376 A JPH04294376 A JP H04294376A JP 3081146 A JP3081146 A JP 3081146A JP 8114691 A JP8114691 A JP 8114691A JP H04294376 A JPH04294376 A JP H04294376A
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JP
Japan
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fixing
sheet
print sheet
image
toner image
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Pending
Application number
JP3081146A
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English (en)
Inventor
Masahiko Saito
雅彦 斉藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04294376A publication Critical patent/JPH04294376A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2045Variable fixing speed

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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像印字装置に係り、特
にOHPシートのようなプラスチツクの透明な印字シー
トにカラートナーにより投影用のカラー画像を印字する
ことができる画像印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用して印字シート
へ画像を印字する画像印字装置は、一様に帯電した感光
ドラムの外周面を画像光で露光して静電潜像を形成し、
該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を
印字シートに転写し、該トナー像を該印字シートに定着
して排出するように構成される。白地の印字シートに黒
色のトナーを使用して印字すれば白黒画像を印字するこ
とができ、カラートナーを使用して印字すればカラー画
像を印字することができ、複数のカラートナーを使用し
て複数回の電子写真プロセスを行えば、マルチカラー画
像を印字することができる。
【0003】また、表面に印字を行つた印字シートを表
裏反転して再度の電子写真プロセスを行えば両面印字を
行うことができる。
【0004】このような画像印字装置における問題点は
、OHPシートのようなプラスチツクの透明な印字シー
トに投影用のカラー画像を印字する場合に、鮮明なカラ
ー画像を投影できる印字画像が得にくいことである。
【0005】その原因の一つは、定着が不十分でトナー
層の内部に粒子状のトナーが残留して光を乱反射してし
まい、光透過率が低下することにある。このような定着
状態では、印字シート上のカラー画像は鮮明に見えても
投影した画像は黒ずんだものになつてしまう。
【0006】定着時にトナー粒子を完全に溶融するため
には、定着器の定着温度を高めたり、定着速度を遅くす
る方法があるが、普通紙へのトナー像(トナー粒子)の
定着条件とプラスチツクの印字シートへのトナー像(ト
ナー粒子)の定着条件は異なつており、プラスチツクの
印字シートへのカラートナー像の定着が最適な状態とな
るように定着条件を設定すると、過熱気味になつてホツ
トオフセツトによる熱定着ローラの汚れが増え、安定し
た定着特性を維持できる期間(定着器の寿命)が短くな
る問題がある。
【0007】このような問題を解決するために、印字シ
ートに対するトナー像の定着工程を複数回繰り返してト
ナー粒子の溶融率を高める方法が提案されており、この
ような画像印字装置が特開昭63−296083号公報
や特開平1−193884号公報に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この種の画像印字装置
は、普通紙のような白地の不透明な印字シートに対する
片面印字あるいは両面印字が主な用途であり、透明な印
字シートへの投影用のカラー画像の印字は付随的な用途
である。従つて、特開昭63−296083号公報に開
示された画像印字装置は、普通紙に対するトナー像定着
が最適になるように定着条件を設定しておき、透明な印
字シートに対する画像印字の場合には定着工程を複数回
繰り返すようにしているが、カラートナーを十分に溶融
することができず、鮮明なカラー画像を投影できるよう
に定着することができなかつた。また、特開平1−19
3884号公報に開示された画像印字装置は、透明な印
字シートに対する画像印字の場合には電子写真プロセス
実行手段を再定着モードに切換えて再定着する制御手段
を備えているが、オペレータが手動で操作しなければな
らず、操作が面倒であつた。
【0009】従つて、本発明の目的は、定着器の安定し
た定着特性を犠牲にすることなく、透明な印字シートに
カラートナー像を投影に最適な状態に定着できるように
するための切換えを簡単に行えるようにすることにある
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、感光体表面に黒トナー像及びカラートナー像
を形成する手段と、該トナー像を転写すべき印字シート
を搬送する印字シート搬送手段と、該印字シート搬送手
段よつて搬送される前記印字シートに前記感光体表面上
のトナー像を転写する転写手段と、駆動装置によつて回
転駆動される熱定着ローラ対を備え該熱定着ローラ対の
間を通過する印字シート上のトナー像を加熱定着する定
着手段と、該定着手段を通過した印字シートを排紙する
排紙手段と、該定着手段を通過した印字シートを該印字
シート長よりも長い通路を搬送して再度前記定着手段に
送り込んで再定着させる印字シート循環搬送手段と、前
記定着手段を通過した印字シートを前記排紙手段または
印字シート循環搬送手段に選択的に送り込む搬送通路切
換え手段と、前記定着手段の駆動装置と搬送通路切換え
手段を制御する制御手段とを備えた画像印字装置におい
て、前記制御手段に、トナー像がカラートナー像かどう
かを検知する画像色検知手段と、印字シートが透明シー
トであるかどうかを検知するシート種類検知手段を設け
、トナー像がカラートナー像で印字シートが透明シート
であるときは定着手段を通過した該印字シートを印字シ
ート循環搬送手段に送り込むように前記搬送通路切換え
手段を制御すると共に再定着時の前記熱定着ローラ対回
転駆動速度を最初の定着時の該熱定着ローラ対回転駆動
速度よりも遅くなるように前記定着手段を制御するよう
にしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】制御装置は、印字シートが普通紙と透明な印字
シートの何れであるかと、印字すべき画像が白黒とカラ
ーの何れであるかに応じて印字シートの搬送通路と搬送
速度を自動的に制御し、透明な印字シートに対するカラ
ートナー像の定着(溶融率)を高める。
【0012】
【実施例】本発明はパーソナルコンピユータやワードプ
ロセツサのような情報処理装置で作成した情報画像を印
字シート上に再生するレーザビームプリンタへの適用が
最適であり、以下、レーザビームプリンタの例で説明す
る。
【0013】図2はレーザビームプリンタの縦断側面図
である。回転自在に設けられた感光ドラム11の外周面
に対向して帯電器12、露光装置13、第1現像装置1
4、第2現像装置15、転写装置16、クリーナ17及
びイレーザ18が設けられて電子写真プロセス実行手段
を構成している。前記感光ドラム11は後述する主駆動
モータによつて矢印方向に所定の速度で回転駆動される
。帯電器12はコロナ放電型の帯電器で、感光ドラム1
1の外周面を一様に帯電するように回転速度に応じて制
御されてコロナ放電する。露光装置13は、半導体レー
ザダイオードから放射されたレーザビームを電動回転ミ
ラー13aで偏向し、Fθレンズ13b及び折返しミラ
ー13c,13dを介して感光ドラム外周面に照射して
走査露光し、静電潜像を形成する。第1現像装置14は
カラートナーを現像剤として使用した現像装置であり、
第2現像装置15は黒色トナーを現像剤として使用した
現像装置であり、前記露光装置13による露光によつて
感光ドラム外周面に形成された前記静電潜像を現像する
ために選択的に稼働状態に制御される。
【0014】転写装置16は、駆動ローラ16aと従動
ローラ16b,16cの周りに掛け回した転写ベルト1
6dで印字シートを前記感光ドラム外周面に接触するよ
うに搬送しながら帯電器16eによつて転写用電荷を与
え、感光ドラム外周面上のトナー像を印字シートに転写
する。ベルトクリーナ16fは、転写ベルト16dに付
着したトナーを除去する。また、転写ベルト16dが感
光ドラム外周面に対して離接可能に構成され、搬送速度
も2段階に調整できるようになつている。
【0015】クリーナ17は転写後に感光ドラム外周面
上に残留するトナーを除去するもので、感光ドラム外周
面上に複数色のトナー像を形成する過程では感光ドラム
外周面から離れてクリーニング作用を停止するように構
成される。
【0016】電子写真プロセス実行手段に対する印字シ
ートの供給は、着脱自在な給紙カセツト20a,20b
と手差し給紙口21から行うように構成される。普通紙
22a,22bは給紙カセツト20a,20bに収納し
ておき、給紙ローラ23a,23bで抽出して分離パツ
ト24a,24bとの協動で1枚ずつレジストローラ2
5まで給紙する。プラスチツクの透明な印字シート26
は手差し給紙口21から供給し、給紙ローラ27a,2
7bでレジストローラ25まで搬送する。
【0017】レジストローラ25と転写装置16の間に
は発光素子28aと受光素子28bを印字シート通路を
挾んで対向させて構成したシート種類検知器28が設け
られる。
【0018】転写装置16はトナー像が転写された印字
シート22a,22bまたは26を熱定着ローラ対を備
えた定着器30に送り込む。該定着器30の前記熱定着
ローラ対の回転速度(定着速度)は2段階に調整できる
ように構成されている。
【0019】搬送ローラ31は前記定着器30から送り
出された印字シート22a,22bまたは26を搬送す
る。
【0020】第1の搬送通路切換えレバー32は、前記
搬送ローラ31から送り出される印字シート22a,2
2bまたは26の進行方向を、装置上面に設けたフエー
スダウン排紙トレー33へ排出するフエースダウン排紙
通路34の方向、または装置側面に設けたフエースアツ
プ排紙トレー35へ排出する排紙ローラ36の方向に切
換える。
【0021】第2の搬送通路切換えレバー37は、前記
第1の搬送通路切換えレバー32と排紙ローラ36の間
に配置され、搬送ローラ31から排紙ローラ36に向け
て搬送される印字シート22a,22bまたは26の進
行方向を印字シート循環搬送通路40の方向に切換える
【0022】印字シート循環搬送通路40は、送り込ま
れた印字シート22a,22bまたは26をそのまま、
あるいは表裏反転して前記レジストローラ25まで循環
搬送する。送り込まれた透明な印字シート26をそのま
まレジストローラ25まで循環搬送する搬送通路は、搬
送ローラ41と第3の搬送通路切換えレバー42と搬送
ローラ43a,43b,43c,43d,43eとを含
んで構成され、使用可能な印字シートの長さよりも長い
通路長を有する。普通紙のような印字シート22a,2
2bを表裏反転してレジストローラ25まで循環搬送す
る搬送通路は、前記第3の搬送通路切換えレバー42に
より前記搬送通路から分岐した通路に配置された第4の
搬送通路切換えレバー44と搬送ローラ45a,45b
と中間トレー46とを含んで構成され、前記搬送通路か
ら分岐されてきた印字シートの進行方向を反転して前記
搬送通路に戻すことにより循環中の該印字シートを表裏
反転する。
【0023】なお、転写装置、定着器及び各種搬送ロー
ラの回転駆動は、前記感光ドラムと同期するように後述
する主駆動モータによつて行われる。
【0024】制御装置100は、前記感光ドラム11の
外周面にトナー像を形成する電子写真プロセスの実行、
印字シートの抽出、搬送、トナー像の転写、定着、印字
シート搬送通路の設定(搬送通路切換えレバーの操作と
搬送ローラの回転タイミングと回転方向制御)、速度制
御及び後述する情報処理装置との交信等を実行する。
【0025】図3は、前記制御装置100と情報処理装
置200の構成を示している。
【0026】該制御装置100はCPU101を中心に
して構成され、該CPU101に接続されたクロツク信
号発生回路102、プログラムROM103、RAM1
04、入力ポート105、出力ポート106、通信回路
107、レーザ制御回路114を備える。
【0027】前記CPU101は、プログラムROM1
03に記録されている一連の印字制御プログラムに従つ
た制御処理を、前記クロツク信号発生回路102から供
給されるクロツク信号に同期して実行する。該印字制御
プログラムは、印字する画像の色が白黒とカラーの何れ
か、印字シートが普通紙と透明なシートの何れかに応じ
て、感光ドラム回転速度と印字シート搬送速度と定着速
度を設定し、帯電器制御電圧を設定し、使用する現像器
を選択し、印字シート搬送通路を選択するように構成さ
れている。
【0028】前記入力ポート105は、各種センサから
の検出信号の入力を仲介するが、その1つとして前記シ
ート種類検知器28の受光素子28bの出力信号をレベ
ル判定する比較器108の出力信号を入力してCPU1
01に伝達する。
【0029】前記出力ポート106は、主駆動モータ4
7の回転速度を制御する主モータ制御回路109に対す
る制御目標速度の設定を仲介し、感光ドラム11の外周
面を所定の電位に一様に帯電するために必要なコロナ放
電が帯電器12から発生するように該帯電器12を制御
する第1の高電圧発生回路110の制御目標値を感光ド
ラム11の回転速度に応じて設定するのを仲介し、前記
露光装置13における電動回転ミラー13aの回転を制
御するミラー駆動回路111への制御信号の伝達を仲介
し、転写装置16の帯電器16eによる転写用電荷の放
出タイミングが印字シートの搬送と同期するように第2
の高電圧発生回路112を制御するタイミング制御信号
の伝達を仲介し、更に、使用する現像装置14,15の
選択,各搬送通路切換えレバー32,37,42,44
の方向設定操作,転写装置16の感光ドラム11に対す
る離接操作,搬送ローラ45a,45bの正逆回転切換
え操作等を行う電磁装置48を駆動する操作駆動回路1
13への操作信号の伝達を仲介する。
【0030】前記通信回路107は、前記CPU101
及び後述するレーザ制御回路114と情報処理装置20
0の交信を仲介する。
【0031】レーザ制御回路114は、前記露光装置1
3における半導体レーザダイオード13eから放射する
レーザビームの点滅を前記通信回路107から与えられ
るドツトデータあるいはCPU101の指令に従つて制
御し、電動回転ミラー13aから反射するレーザビーム
を走査基準位置に配置したビームディテクタ13fで検
出して得た信号を水平同期信号として通信回路107に
伝達する。
【0032】前記情報処理装置200はCPU201を
中心にして構成され、キー制御回路202を介して接続
されたキーボード203から入力される機能指令と文字
情報や図形情報に従つて白黒またはカラーの文書データ
(画像情報)を編集し、該文書データをドツトデータに
展開してビツトマツプメモリ204に格納し、該ドツト
データをCRT制御回路205によつて読出してCRT
表示器206に表示させ、プリンタ制御回路207によ
つて前記水平同期信号に同期して読出して前記制御装置
100に送出させる。
【0033】以上の構成において、オペレータは情報処
理装置200のキーボード203を操作して文書データ
を作成する。該文書データを印字する場合には、キーボ
ード203から印字指令を入力する。CPU201は、
印字指令が入力されると印字すべき1頁分の文書データ
を黒ドツトとカラードツトに分けて展開してビツトマツ
プメモリ204に格納する。該展開が完了するとプリン
タ制御回路207を介して印字要求信号を送出する。該
印字要求信号には、印字すべき情報画像の色を指定する
画像色区別情報や片面印字か両面印字かの印字面指定情
報あるいは給紙方法の指定情報等を含んでいる。
【0034】制御装置100のCPU101は、通信回
路107を介して該印字要求信号を受信すると、プログ
ラムROM103に格納してある印字制御プログラムに
従つて印字する画像の色と印字面を確認して画像印字処
理モードを設定し、BUSYNをローレベルにした後、
電動回転ミラー13aと主駆動モータ47を起動し、帯
電器12によつて感光ドラム11の外周面の一様帯電を
開始する。このときの主駆動モータ47の回転速度は、
印字シートが普通紙であるときの最適印字処理(搬送)
速度に設定される。このように電子写真プロセス実行の
準備を行つた後に、給紙カセツト20a(20b)から
の給紙の場合には、給紙ローラ23aまたは23bを回
転させて普通紙22a(22b)を抽出してレジストロ
ーラ25まで搬送する。
【0035】このような印字準備が完了した後に、CP
U101は、印字開始を示す垂直同期信号とドットデー
タの伝送開始を示す水平同期信号を送出するように通信
回路107を制御する。
【0036】該垂直同期信号を受信したCPU201は
、水平同期信号に同期してビツトマツプメモリ204か
ら指定された色のドツトデータを読出して制御装置10
0に伝送するようにプリンタ制御回路207を制御し、
印字すべき情報画像を構成するドツトデータを送出する
【0037】ドツトデータを受信したレーザ制御回路1
14は、受信したドツトデータに従つて半導体レーザダ
イオード13eを点滅制御し、感光ドラム11の外周面
を露光して静電潜像を形成する。該静電潜像が白黒画像
に対応するものであれば、第2現像装置15を稼働状態
にして該静電潜像を黒色トナーで現像し、カラー画像に
対応するものであれば、第1現像器14を稼働状態にし
て該静電潜像をカラートナーで現像する。
【0038】印字すべき情報画像が単色である場合には
、トナー像と整合するように印字シート22aの搬送を
再開し、転写装置16により印字シート22aがトナー
像と一致するように該印字シート22aを感光ドラム外
周面に接触させながら搬送する。転写装置16は、印字
シート22aを載置した転写ベルト16dを回動させな
がら感光ドラム外周面に接触させるが、トナー像が到達
する前の領域で感光ドラム外周面に接触し、その後に印
字シート22aがトナー像と一致するように該接触領域
に到達するようにすることが望ましい。印字シート搬送
再開時にシート種類検知器28の出力信号をチエツクし
て、該印字シートが透明(プラスチツクの透明な印字シ
ート)と不透明(普通紙)の何れかを確認する。同時に
、帯電器16eを稼働させて感光ドラム外周面上のトナ
ー像を印字シート22aに転写し、トナー像が転写され
た該印字シート22aを定着器30に向けて送り出す。
【0039】印字すべき情報画像が複数色である場合に
は、転写装置16及びクリーナ17を感光ドラム外周面
から離した状態に維持し、黒色トナー像が形成された感
光ドラム11を更に回転させてトナー像形成領域を再び
露光装置13によつて露光して他の色に対応する静電潜
像を形成する。この静電潜像は、第1現像器14によつ
て現像して感光ドラム外周面に複数色のトナー画像の形
成を完了する。その後、トナー像と整合するように印字
シート22aの搬送を再開し、転写装置16により印字
シート22aがトナー像と一致するように該印字シート
22aを感光ドラム外周面に接触させながら搬送する。 同時に、帯電器16eを稼働させて感光ドラム外周面上
のトナー像を印字シート22aに転写し、トナー像が転
写された該印字シート22aを定着器30に向けて送り
出す。
【0040】トナー像転写後に感光ドラム外周面に残留
するトナーを除去するようにクリーナ17を該感光ドラ
ム外周面に押接し、残留する静電潜像を消去するように
イレーザ18を点灯する。
【0041】定着器30は、転写装置16から送り出さ
れた印字シート22aを熱定着ローラ対で挾持して搬送
する間にトナー粒子を加熱溶融して印字シート22aに
定着する。定着を終えて送り出された印字シート22a
は、片面印字においては、搬送ローラ31を経た後に搬
送通路切換えレバー32によつて、フエースダウン排紙
トレー33へ排出するフエースダウン排紙通路34の方
向またはフエースアツプ排紙トレー35へ排出する排紙
ローラ36の方向に送り出す。
【0042】図4はこのような画像情報印字時の印字シ
ート搬送経路を示している。
【0043】両面印字の場合は、上述のようにして表面
に画像を印字した印字シート22aを排紙ローラ36の
方向に案内するように搬送通路切換えレバー32を設定
し、その途中から該印字シート22aを印字シート循環
搬送通路40の方向に案内するように搬送通路切換えレ
バー37を設定する。そして、送り込まれてくる該印字
シート22aを搬送ローラ45aの方向に案内するよう
に搬送通路切換えレバー42を設定し、表面に画像が印
字された印字シート22aを中間トレー46に搬入する
。この搬入は印字シート22aの後端部が搬送ローラ4
5bに挾持されている状態で止め、次いで、該印字シー
ト22aを中間トレー46から搬出するように搬送ロー
ラ45a,45bを逆回転させると共に搬出される該印
字シート22aを搬送ローラ43aの方向に案内するよ
うに搬送通路切換えレバー44を設定する。これにより
搬送ローラ43a〜43eによつてレジストローラ25
まで循環搬送されて待機状態となる印字シート22aは
表裏反転したものとなる。
【0044】その後、感光ドラム外周面に該印字シート
22aの裏面に印字する画像に対応するトナー像を形成
し、前述と同様に転写,定着して排紙する。
【0045】図5はこのような画像情報印字時の印字シ
ート搬送経路を示している。
【0046】次に、普通紙22a,22bとプラスチツ
クの透明な印字シート26に対するトナー像定着の切換
え制御について説明する。該画像印字のためにCPU1
01が実行する制御処理を図1に示す。
【0047】処理301は画像印字処理モードの設定処
理で、情報処理装置200からの印字要求信号に含まれ
る画像色区別情報に応じて黒色画像のみの印字か,カラ
ー画像を含む印字かの画像色情報Cの設定を行う。該画
像色情報Cは黒色画像のみの印字ではC=0,カラー画
像を含む印字ではC=1を設定する。
【0048】処理302はトナー像形成処理で、感光ド
ラム11を回転させながら外周面を一様に帯電し、情報
処理装置200からドツトデータを受信し、該ドツトデ
ータに従つて感光ドラム外周面を露光して静電潜像を形
成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成する。
【0049】処理303は給紙制御処理で、感光ドラム
外周面上のトナー像を転写する印字シート22a,22
bまたは26の給紙を制御する。
【0050】処理304はシート種類検知処理で、シー
ト種類検知器28から出力される検知信号をチエツクし
て、給紙された印字シートが不透明な普通紙22a,2
2bかプラスチツクの透明な印字シート26かを確認す
る。
【0051】処理305では画像色情報をチエツクし、
処理306,307では該画像色情報に応じた定着制御
情報Xの設定処理を行う。普通紙に対する印字及び黒色
画像のみの印字ではX=0,透明な印字シートに対する
カラー画像を含む印字ではX=1を設定する。
【0052】処理308は転写制御処理で、転写装置1
6を制御して印字シート22a,22bまたは26を搬
送し、感光ドラム外周面上のトナー像を該印字シート2
2a,22bまたは26に転写する制御を行う。
【0053】処理309は定着処理で、トナー像が転写
された印字シート22a,22bまたは26の通過を確
認し、処理310で定着制御情報Xの値をチエツクする
【0054】処理311は定着工程が終了したときに行
う排紙制御処理で、定着済みの印字シート22a,22
bまたは26が排紙トレー33または35の方向に搬送
されるように搬送通路切換えレバー32,37を設定す
る制御を行う。
【0055】定着制御情報XがX=1で定着工程が未終
了のときは処理312で定着制御情報XをX=0に設定
し、印字シート26を再定着するために該印字シート2
6を印字シート循環搬送通路40を経由して循環させる
ための搬送通路切換えレバー設定操作制御処理313を
行い、搬送ローラ制御処理314で印字シート26が搬
送ローラ41,43a,43b,43c,43d,43
eに沿つて搬送されるようにこれらの搬送ローラを回転
状態にする制御を行う。
【0056】処理315は印字シート停止制御処理で、
印字シート26の先端がレジストローラ25まで循環し
たときに該印字シート26の搬送を一時的に停止する制
御を行う。
【0057】処理316は速度切換え制御処理で、再送
する印字シート26の搬送速度が速くても50mm/s
以下となるように主駆動モータ47の回転速度を低下さ
せる制御目標速度を主モータ制御回路109に設定する
【0058】処理317は白印字制御処理で、レジスト
ローラ25の位置で停止している印字シート26を、再
度、定着器30まで搬送する過程で感光ドラム外周面に
トナーが付着して該トナーが該印字シート26に転写さ
れないように、電子写真プロセス実行手段と転写装置1
6を設定して印字シート26の搬送を再開する制御を行
う。電子写真プロセスが反転現像を採用している場合に
は、低速回転する感光ドラム外周面の帯電電位が所定値
となるように帯電器12のコロナ放電を該回転速度の低
下に応じて弱めて過帯電を防止し、露光装置13の露光
作用を停止し、現像装置14,15の現像作用を停止し
、転写装置16の転写作用を停止する制御を行う。
【0059】前記処理317を経て定着処理309に戻
るが、定着速度も前記搬送速度と同様に低下している。 従つて、定着器30を通過する印字シート26のトナー
像に対する加熱時間が長くなり、トナーを完全(投影に
適した状態)に溶融することができる。
【0060】次の処理310では定着制御情報X=0と
なつているので、排紙処理311で排紙制御処理を実行
する。フエースダウン排紙トレー33とフエースアツプ
排紙トレー35の何れに排出するかの設定は、搬送方向
を決める搬送通路切換えレバー32,37の方向設定に
よる。
【0061】図6はこのような画像情報印字時の印字シ
ート搬送経路を示している。
【0062】ここで、プラスチツクの透明な印字シート
に対するトナー像の定着(溶融)と光透過率の関係を説
明する。図7は、幾つかの定着温度を設定し、定着速度
を変化させて定着したカラートナー像の光透過率を示し
ている。
【0063】透明な印字シートに定着したカラートナー
像を投影した場合、光透過率が50%以下の定着状態で
あると投影画像は黒ずんだものになる。因みに、黒トナ
ー像や投影に使用しないカラートナー像の満足できる定
着状態は、トナー材料自体の光透過率にもよるが、20
%程度の光透過率が得られる定着状態に相当する。
【0064】定着温度を140℃または160℃に設定
すると、黒トナー像や投影に使用しないカラートナー像
の満足できる定着状態は、40mm/s,80mm/s
の定着速度で得られる。しかしながら、該定着温度では
、カラートナー像を投影に適した状態に定着することは
、実用的な定着速度範囲では実現できない。
【0065】定着温度を180℃に設定すると、黒トナ
ー像や投影に使用しないカラートナー像の満足できる定
着状態は、125mm/sの定着速度で得られる。そし
て、定着速度を低下させて50mm/sに設定すると、
カラートナー像を投影に適した状態に定着することがで
きる。因みに、同一の定着速度では、再定着を繰り返し
ても光透過率の向上は僅かであり、カラートナー像を投
影に適した状態にまで定着工程を繰り返すことは実用的
でない。
【0066】定着温度を200℃に設定すると、80m
m/sの高定着速度でカラートナー像を投影に適した状
態に定着することができるが、この定着条件は高温オフ
セツトの発生の可能性が高い状態でもあり、該条件で普
通紙へのトナー像定着や透明な印字シートへの黒色トナ
ー像の定着を行うことは、定着器の安定した定着特性を
維持する観点で得策ではない。
【0067】以上のような特性を考慮すると、普通紙へ
のトナー像定着や透明な印字シートへの黒色トナー像の
定着は定着温度を180℃,定着速度を125mm/s
に設定して行い、透明な印字シートへのカラートナー像
の定着は180℃の定着温度を維持しつつ定着速度を5
0mm/sに設定して行うのが良い。しかし、定着速度
は感光ドラム外周面にトナー像を形成する電子写真プロ
セスの実行速度と連動しており、該電子写真プロセス実
行速度を変えることは安定したトナー像形成に不利であ
るので、トナー像形成のための電子写真プロセス実行速
度は125mm/sに統一し、定着速度を50mm/s
にする定着工程は定着済みの印字シートを循環させて実
行するようにするのが好ましい。
【0068】特に両面印字を可能にした画像印字装置は
、表面に画像を印字した印字シートを表裏反転して裏面
に印字するための印字シート循環搬送通路を備えるので
、該印字シート循環搬送通路を利用すれば、透明な印字
シートに対するカラートナー像再定着のための印字シー
ト循環通路を容易に構成することができる。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明は、普通紙に対する
トナー像の安定した定着特性を犠牲にすることなく、透
明な印字シートに対するカラートナー像の定着を投影に
好適な状態に自動的に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるレーザビームプリンタにおける制
御装置のCPUが実行する画像印字制御処理フローチヤ
ートである。
【図2】本発明になるレーザビームプリンタの縦断側面
図である。
【図3】本発明になるレーザビームプリンタにおける制
御装置と情報処理装置の構成を示す電気回路図である。
【図4】本発明になるレーザビームプリンタにおける片
面印字時の印字シート搬送通路を示す動作説明図である
【図5】本発明になるレーザビームプリンタにおける両
面印字時の印字シート搬送通路を示す動作説明図である
【図6】本発明になるレーザビームプリンタにおける透
明な印字シートへの投影用のカラー画像印字時の印字シ
ート搬送通路を示す動作説明図である。
【図7】定着特性曲線図である。
【符号の説明】
301  画像印字処理モード設定処理304  シー
ト種類検知処理 305  画像色情報チエツク処理 308  定着制御情報チエツク処理 311  搬送通路切換えレバー設定操作制御処理31
2  搬送ローラ制御処理 314  速度切換え制御処理

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  感光体表面に黒トナー像及びカラート
    ナー像を形成する手段と、該トナー像を転写すべき印字
    シートを搬送する印字シート搬送手段と、該印字シート
    搬送手段によつて搬送される前記印字シートに前記感光
    体表面上のトナー像を転写する転写手段と、駆動装置に
    よつて回転駆動される熱定着ローラ対を備え該熱定着ロ
    ーラ対の間を通過する印字シート上のトナー像を加熱定
    着する定着手段と、該定着手段を通過した印字シートを
    排紙する排紙手段と、該定着手段を通過した印字シート
    を該印字シート長よりも長い通路を搬送して再度前記定
    着手段に送り込んで再定着させる印字シート循環搬送手
    段と、前記定着手段を通過した印字シートを前記排紙手
    段または印字シート循環搬送手段に選択的に送り込む搬
    送通路切換え手段と、前記定着手段の駆動装置と搬送通
    路切換え手段を制御する制御手段とを備えた画像印字装
    置において、前記制御手段に、トナー像がカラートナー
    像かどうかを検知する画像色検知手段と、印字シートが
    透明シートであるかどうかを検知するシート種類検知手
    段を設け、トナー像がカラートナー像で印字シートが透
    明シートであるときは定着手段を通過した該印字シート
    を印字シート循環搬送手段に送り込むように前記搬送通
    路切換え手段を制御すると共に再定着時の前記熱定着ロ
    ーラ対回転駆動速度を最初の定着時の該熱定着ローラ対
    回転駆動速度よりも遅くなるように前記定着手段を制御
    するようにしたことを特徴とする画像印字装置。
  2. 【請求項2】  請求項1において、前記再定着時の前
    記熱定着ローラ対回転駆動速度を50mm/s以下とし
    たことを特徴とする画像印字装置。
  3. 【請求項3】  感光体表面に黒トナー像及びカラート
    ナー像を形成する手段と、該トナー像を転写すべき印字
    シートを搬送する印字シート搬送手段と、該印字シート
    搬送手段によつて搬送される前記印字シートに前記感光
    体表面上のトナー像を転写する転写手段と、駆動装置に
    よつて回転駆動される熱定着ローラ対を備え該熱定着ロ
    ーラ対の間を通過する印字シート上のトナー像を加熱定
    着する定着手段と、該定着手段を通過した印字シートを
    排紙する排紙手段と、該定着手段を通過した印字シート
    を該印字シート長よりも長い通路を搬送して再度前記印
    字シート搬送手段に送り込む印字シート循環搬送手段と
    、該印字シート循環搬送手段の用紙搬送路の途中に設け
    られ該用紙搬送路を搬送される印字シートを分岐し表裏
    反転して再び該用紙搬送路に戻す用紙反転手段と、前記
    定着手段を通過した印字シートを前記排紙手段または印
    字シート循環搬送手段に選択的に送り込む搬送通路切換
    え手段と、前記定着手段の駆動装置と搬送通路切換え手
    段及び用紙反転手段とを制御する制御手段とを備えた画
    像印字装置において、前記制御手段に、トナー像がカラ
    ートナー像かどうかを検知する画像色検知手段と、印字
    シートが透明シートであるかどうかを検知するシート種
    類検知手段を設け、トナー像がカラートナー像で印字シ
    ートが透明シートであるときは定着手段を通過した該印
    字シートを印字シート循環搬送手段に送り込むように前
    記搬送通路切換え手段を制御し、前記用紙反転手段を不
    作動状態に制御し、再定着時の前記熱定着ローラ対回転
    駆動速度を最初の定着時の該熱定着ローラ対回転駆動速
    度よりも遅くなるように前記定着手段を制御するように
    したことを特徴とする画像印字装置。
  4. 【請求項4】  請求項3において、前記再定着時の前
    記熱定着ローラ対回転駆動速度を50mm/s以下とし
    たことを特徴とする画像印字装置。
  5. 【請求項5】  請求項1〜4の1項において、前記カ
    ラートナー像は軟化点が摂氏130度以下のポリエステ
    ルトナーで形成することを特徴とする画像印字装置。
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