JP2005255386A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体である用紙の第1面側の印刷後、用紙に生じたカールを取り除くことができる簡単な構造のカール取り手段を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 用紙3の第1面側の転写後、定着器19で加熱定着された用紙3を、用紙3の後端が用紙案内ガイド43aに繋止された第1位置でスイッチバックさせて用紙反転経路3bに案内し再度定着器19の定着器入口19aに誘導する際、用紙反転経路3bにおいて用紙3の表裏を反転させることにより、用紙3の第2面側を加熱し用紙3の第1面側に生じたカール取りを行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プリンタ、複写機、スキャナ、ファクシミリあるいはこれらの機能を併有する複合機の画像形成装置、特に印刷済み用紙に生じたカールを取り除くカール取り手段を備えた画像形成装置に関する。
従来、レーザプリンタ等を使用する場合は用紙の節約や印刷された情報をできるだけコンパクトにまとめるために用紙の両面印刷が行われている。特に、中高速機においては両面印刷機能を搭載したレーザプリンタ等が多用されているが、第1面側印刷後の用紙は両面の温度や含水率のむら等によりカールしてしまい、第2面側印刷のための用紙搬送経路途中でジャムを起こし易くなるという問題があった。
これらの問題に対処するために、例えば下記特許文献には第1面側印刷後の用紙に生じたカールを取り除く手段が記載されている。
特開平9−6073号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では、定着器の下流側にカール量検知手段と、更にその下流において少なくとも一方が加熱ローラからなる一対のローラ対とを備え、そのローラ対によって用紙に生じたカールを取り除いている。このように、定着器とは別個に用紙を加熱する加熱手段を設けると、そのための部品、機構およびスペースが必要となる。その結果、画像形成装置の部品点数が増加し、機構が複雑になり画像形成装置が大型になるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、用紙の第1面側の印刷後用紙に生じたカールを取り除くことができる簡単な構造のカール取り手段を備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の画像形成装置は、本体ケーシング内に画像形成手段としての感光体、現像器、転写部および定着器を備え、前記現像器から供給される現像剤によって前記感光体上に可視像が形成され、該可視像が前記転写部において記録媒体である用紙に転写された後、前記定着器で加熱定着されるように構成された画像形成装置において、前記用紙の第1面側に可視像が転写されて加熱定着された後、前記用紙を再度前記定着器に通して前記用紙の第2面側を可視像が転写されない状態で加熱することにより、前記第1面側に生じたカールを取り除くためのカール取り手段を備えたことを特徴としている。
このような構成によると、第1面側に印刷が行われた用紙を、第2面側に可視像が転写されない状態で再度定着器に通して加熱することにより、用紙の第1面側に生じたカールを取り除くことができる。従って、特別の加熱手段を画像形成装置内に別個に設置する必要がないので、カール取りを行うために画像形成装置の部品点数が大幅に増加したり構造が複雑になるということがない。又、画像形成装置が必要以上に大型になるということもない。
又、請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記定着器は、前記転写部によって可視像が転写された側の用紙面を加熱する加熱手段を備えており、前記カール取り手段には、前記用紙の表裏を反転させた状態で再度前記定着器に通すための用紙反転手段が設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、定着器は可視像が転写された側の用紙面を加熱する加熱手段を備えているので、用紙反転手段を用いて表裏を反転させた用紙を再度定着器に通すことにより、用紙の裏側である第2面側を加熱することができる。
又、請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記用紙反転手段は、前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙をスイッチバックさせるスイッチバック手段と、該スイッチバック手段によってスイッチバックされた前記用紙の表裏を反転させて前記定着器の入口へ再度搬送するための用紙反転経路とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、第1面側に印刷された用紙を定着器通過後スイッチバックさせ、用紙の表裏を反転させた状態で用紙反転経路を通して定着器の入口へ再度搬送することにより用紙の裏側である第2面側を加熱することができる。
又、請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記カール取り手段によって第2面側が加熱された前記用紙を、第2面側にも可視像が転写されるように前記画像形成手段に向かって再度搬送するための両面印刷経路が備えられていることを特徴としている。
このような構成によると、第1面側が印刷された用紙を再度定着器に通すことにより第1面側に生じたカールを取り除き、両面印刷経路を通して画像形成手段に再度搬送し第2面側にも可視像を転写することができる。
又、請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像形成装置において、前記スイッチバック手段によってスイッチバックさせる前記用紙を前記用紙反転経路に案内するか、前記用紙反転経路に案内することなく前記両面印刷経路に向かって前記用紙を案内するかを選択可能な切換え手段が備えられていることを特徴としている。
このような構成によると、第1面側が印刷された用紙に生じたカールを取り除くために用紙をスイッチバックさせ用紙反転経路を通して再度定着器に案内するか、あるいは第1面側が印刷されカール取りの必要がない用紙を両面印刷経路に案内するかを選択することができる。
又、請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記切換え手段は、前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙を、前記スイッチバック手段によってスイッチバックさせる際に、前記用紙の後端が用紙案内ガイドに繋止された第1位置でスイッチバックさせるか、該第1位置よりもさらに前記用紙を搬送した位置であって前記用紙案内ガイドから前記用紙の後端が外れた第2位置でスイッチバックさせるかにより、前記用紙を前記各経路のいずれかに選択的に案内することができるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、第1面側が印刷された用紙を用紙の後端が用紙案内ガイドに繋止された第1位置でスイッチバックさせカール取りを行うか、あるいは第1位置よりもさらに用紙を搬送した位置であって用紙案内ガイドから用紙の後端が外れた第2位置でスイッチバックさせカール取りを行わずに両面印刷経路に案内するかを選択することができる。従って、用紙の搬送量を適宜変えることによりカール取りを行ってから第2面側の印刷を行うのか、カール取りを行わずに第2面側の印刷を行うかを簡単に切換えることができる。
又、請求項7記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記切換え手段は、前記定着器の用紙搬送方向の下流側に配置された用紙検出センサを備え、該用紙検出センサによって用紙の通過が検出されてからの用紙搬送量に基づいて前記第1位置および第2位置が決定されることを特徴としている。
このような構成によると、用紙検出センサによる検出信号に基づいて第1位置および第2位置までの用紙搬送量を適確に決定することができる。
又、請求項8記載の発明は、請求項3ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像形成手段の少なくとも一つが前記本体ケーシングに対して着脱可能なユニットとして構成され、該ユニットの一部に形成されたガイド片が前記用紙反転経路の一部を構成していることを特徴としている。
このような構成によると、用紙反転経路において用紙ジャムが発生した場合でも、ユニットを本体ケーシングから取り出すことで、用紙反転経路に詰った用紙を容易に取り除くことができる。
又、請求項9記載の発明は、請求項3ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記スイッチバック手段は、正逆転可能な用紙搬送ローラによって構成され、該用紙搬送ローラから前記用紙反転経路を通り前記定着器の入口まで至る経路の長さは、前記用紙として使用可能な最小の長さ未満であることを特徴としている。
このような構成によると、用紙は正逆転可能な用紙搬送ローラと定着器における用紙搬送ローラとの少なくとも一方により搬送力を受けることが可能になるので、用紙搬送ローラから用紙反転経路を通り定着器の入口までの中間に用紙搬送のための駆動機構を別途設ける必要がない。
又、請求項10記載の発明は、請求項3ないし9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記定着器の用紙搬送方向下流側には、前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙を前記スイッチバック手段に案内する第1の位置と、前記定着器を通って第2面側が加熱された前記用紙を前記両面印刷経路に案内する第2の位置とに選択的に切換え可能な切換えレバーが備えられていることを特徴としている。
このような構成によると、第1面側が印刷された用紙をスイッチバック手段に案内する場合には切換えレバーを第1の位置に、又定着器を通って第2面側が加熱された用紙を両面印刷経路に案内する場合には切換えレバーを第2の位置に、それぞれ選択的に切換えることにより、いずれの場合にも用紙を適確に案内することができる。
又、請求項11記載の発明は、請求項10記載の画像形成装置において、前記切換えレバーは、前記用紙反転経路に案内された前記用紙と接触するレバーに連動して前記用紙を前記両面印刷経路に案内する前記第2の位置に切換えられることを特徴としている。
このような構成によると、用紙反転経路に案内された用紙に接触するレバーに連動して切換えレバーが第2の位置に切換えられ用紙が両面印刷経路に搬送される。従って、切換えレバーを第2の位置に切換えるためのモータあるいはソレノイド等の駆動手段およびその制御手段を必要としない。
又、請求項12記載の発明は、請求項4ないし10のいずれかに記載の画像形成装置において、前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙を、前記カール取り手段によって第1面側に生じたカール取りを行った後、前記両面印刷経路に案内して第2面側にも可視像を転写するようにした第1の両面印刷モードと、前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙を、前記カール取り手段によってカール取りを行うことなく、前記両面印刷経路に案内して第2面側にも可視像を転写するようにした第2の両面印刷モードと、前記定着器を通って第1面側が加熱された用紙を、前記カール取り手段によって第1面側に生じたカール取りを行った後に排紙する第1の片面印刷モードと、前記定着器を通って第1面側が加熱された用紙を、前記カール取り手段によってカール取りを行うことなく排紙する第2の片面印刷モードとを選択的に実行することができる制御手段が備えられていることを特徴としている。
このような構成によると、両面印刷および片面印刷のいずれの場合でも必要に応じて第1面側に生じたカール取りを行うことができる。
請求項13記載の発明の画像形成装置は、本体ケーシング内に、記録媒体である用紙に画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段によって画像が形成された側の用紙面を加熱する加熱手段とを備えた画像形成装置において、前記用紙の第1面側への画像形成と加熱処理とが終了した後、前記用紙を再度前記加熱手段に通して前記用紙の第2面側を画像が形成されない状態で加熱することにより、前記第1面側に生じたカールを取り除くためのカール取り手段を備えたことを特徴としている。
このような構成によると、用紙の第1面側を加熱処理した加熱手段を用いて用紙の第2面側を加熱することができる。従って、用紙の第1面側を加熱処理した加熱手段の他にカール取りのための加熱手段を別個に設ける必要がない。
以下に、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてのレーザプリンタを示す。
図1において、レーザプリンタ1は、電子写真方式により画像を形成するレーザプリンタとして構成されており、前側パネル2sに設けられたマルチパーパスカバー14が閉じられた状態で示されている。記録媒体である用紙は、本体ケーシング2の下部に設けられた給紙カセットへ挿入され、現像および定着等により画像形成された後、レーザプリンタ1の排紙トレイ37上へ排紙される。
図2は、レーザプリンタの要部側断面図である。
以下、本実施形態の説明において、図2における右側をレーザプリンタ1の前側、図2における左側をレーザプリンタ1の後側とする。又、図2における上側をレーザプリンタ1の上側、図2における下側をレーザプリンタ1の下側とする。さらに、図2の紙面に向って手前側をレーザプリンタ1の左側、図2の紙面に向って向こう側をレーザプリンタ1の右側とする。
図2において、レーザプリンタ1は、箱体としての本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成手段としての感光体、現像器、転写部および定着器等を備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6の一端側端部に設けられる給紙機構部7と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板8と、給紙機構部7に対し用紙3の搬送方向の下流側(以下、用紙3の搬送方向上流側又は下流側を、単に、上流側又は下流側という)に設けられる第1搬送部10と、第1搬送部10に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ11とを備えている。
給紙トレイ6は、用紙3を積層状に収容し得る上面が開放されたボックス形状をなし、本体ケーシング2の底部に対して水平方向に着脱可能とされている。
給紙機構部7は、給紙ローラ12と、分離パッド13とを備える摩擦分離方式として構成されている。
用紙押圧板8は、図2に示すように、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ12に対して遠い方の端部を支点として近い方の端部を上下方向に揺動可能にしている。
そして、用紙押圧板8上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板8の裏側から図示しないバネによって給紙ローラ12に向かって押圧され、その給紙ローラ12の回転によって分離パッド13との間に供給された後、それらの協働により、1枚毎に分離されて給紙される。給紙された用紙3は、レジストローラ11に送られる。
レジストローラ11を通過した用紙3は、プロセスユニット18、定着器19等を順番に通過する。
スキャナ17は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー20、レンズ21aおよび21b、反射鏡22a、22b、22c等を備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー20、レンズ21a、反射鏡22a、22b、レンズ21b、反射鏡22cの順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット18の感光体23の表面上に高速走査にて照射させる。
プロセスユニット18は、スキャナ17の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるように構成されている。即ち、プロセスユニット18は、本体ケーシング2のマルチパーパスカバー14を含む前側パネル2sを手前側に開放したときに形成される開口部から後方へ向けて挿入することができ、その反対に前方へ取り出すことも可能とされている。この開口部は、本体ケーシング2に取り付けられた前側パネル2sを閉じることによって、通常は閉鎖状態にある。プロセスユニット18は、感光体23、現像器24、転写ローラ25、スコロトロン型帯電器34等を備えている。現像器24は、プロセスユニット18に対して着脱自在に装着されており、トナー収容部26、現像手段としての現像ローラ27、層厚規制ブレード28、トナー供給ローラ29等を備えている。
トナー収容部26には、現像剤としてトナーが充填されており、そのトナーが、トナー供給ローラ29によって現像ローラ27に供給され、さらに、層厚規制ブレード28の摺擦によって一定厚さの薄層として現像ローラ27に担持される。一方、感光体23は、現像ローラ27と対向して回転可能に配設されており、ドラム本体が接地されるとともに、その表面がポリカーボネート等から構成される正帯電性の感光層により形成されている。
感光体23の表面は、感光体23の矢印方向への回転に伴なって、スコロトロン型帯電器34により一様に正帯電された後、スキャナ17からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、現像ローラ27と対向した時に、現像ローラ27上に担持されかつ正帯電されているトナーが、その感光体23の表面に形成される静電潜像、即ち、一様に正帯電されている感光体23の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化される。これによって反転現像が達成される。
転写ローラ25は、感光体23の下方において、この感光体23に対向するように配置されている。この転写ローラ25は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、感光体23に対して所定の転写バイアスが印加されている。そのため、感光体23上に担持された可視像(現像剤像)は、用紙3が感光体23と転写ローラ25との間を通る間に用紙3に転写される。可視像が転写された用紙3は、定着器19に搬送される。
定着器19は、プロセスユニット18の後方に配設されている。定着器19は、加熱ローラ31、加熱ローラ31に対し所定の押圧力で押圧されるように設けられた加圧ローラ32、加熱ローラ31および加圧ローラ32の後側に設けられた3個のローラからなるカール取りローラ33を備えている。
加熱ローラ31は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、プロセスユニット18において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を通過する間に加熱定着させる。その後、用紙3を定着器19の3個のローラからなるカール取りローラ33を経由し、本体ケーシング2に設けられた排紙ローラ35に搬送するようにしている。用紙3は、排紙ローラ35によって排紙トレイ37上に排紙される。
図6は、レーザプリンタ内の用紙検出センサ、駆動部および制御部を示す主要部のみのブロック図である。図6において、レーザプリンタ1内に設けられた制御部55は、ROM55a、CPU55bおよびRAM55c等から構成される。制御部55は、プリンタ全体の制御を行うものであり、例えば、画像形成時において、駆動部49の介在のもとに、感光体(感光ドラム)23、現像ローラ27、転写ローラ25、加熱ローラ31、カール取りローラ33等の各部材を回転駆動するモータ(メインモータ)の駆動制御を行うとともに、感光体23の回転に同期してスキャナ17の制御も行い、さらには、排紙ローラ35を回転駆動するための正逆転可能なモータ(排紙モータ)の駆動制御等も行う。用紙検出センサ47で検出された検出信号は制御部55に入力される。制御部55は、入力した検出信号をCPU55bにより処理し出力を駆動部49に指示する。制御部55は、用紙検出センサ47通過後の用紙3の用紙搬送量を定め、所定のタイミングにおいて用紙の搬送方向を反転させるべく排紙ローラ35の回転方向を正回転から逆回転に切換えたり、定着器通過後の用紙搬送経路を切換えるべく後述する切換えレバー45を揺動させたりする制御信号を駆動部49に対して出力する。
図3は、レーザプリンタの定着器付近の拡大断面図である。図4は、用紙のガイドレバー46および切換えレバー45を示す図である。図5は、スイッチバック前の用紙位置を示す図である。
図1〜図6を参照して、第1面側に可視像(現像剤像)が転写された後、定着器19を通過して加熱定着される用紙3の経路および用紙の搬送態様について詳細に説明する。
図3において、定着器19の加熱ローラ31と加圧ローラ32との後方(図3のR方向)には、用紙3の通過を検出するための用紙検出センサ47が設けられている。用紙検出センサ47は、用紙3の後端を検知することにより用紙3の通過を検出し、検出信号をレーザプリンタ1内に設けられた図6に示す制御部55に出力する。検出信号を受けた制御部55は、用紙検出センサ47通過後の用紙搬送量が所定量になったタイミングで駆動部49に制御信号を出力する。用紙検出センサ47通過後の用紙搬送量によって、用紙3をスイッチバックさせる後述の第1位置および第2位置が決定される。
用紙検出センサ47の後方の経路には前述のように3個のカール取りローラ33が設けられている。カール取りローラ33の後方には定着器カバー43が配置されている。定着器カバー43は、定着器19に対して後側(図3のR方向側)に着脱可能あるいは下端部を中心として後側に回動可能に取り付けられたカバーである。
3個のカール取りローラ33を通過した用紙3は、排紙ローラ35の方向に搬送される。
図4(a)において、用紙3は3個のカール取りローラ33を通過後切換えレバー45の上面に沿って上方に搬送される。切換えレバー45の上面に沿って上方に搬送された用紙3は、次に3個のカール取りローラ33の上方に設けられたガイドレバー46の先端部46bを上方に押し上げて更に上方へ搬送される。定着器カバー43の上端部に形成された用紙案内ガイド43aに沿って排紙ローラ35に到達する経路を第1経路3aとし、図4(a)に矢印で示す。
定着器19の上側には用紙反転経路3bが設けられている。用紙反転経路3bは、定着器19を通過した用紙3の表裏を反転させて再度定着器19に通すため定着器19の定着器入口19aに案内する経路である。用紙3が再度定着器19を通過するとき、用紙3の表裏が反転した状態で定着器19により再度加熱されることとなるので、カール取りローラ33だけでは充分に取れなかったカールも確実に除去される。
次に、定着器19を通過後の用紙3をスイッチバックさせる第1位置および第2位置について図3および図5を参照して説明する。
図5(a)は用紙3の第1位置を示し、図5(b)は用紙3の第2位置を示している。
第1位置は、図5(a)に示すように用紙3の用紙後端3gが定着器カバー43の上部にある用紙案内ガイド43aに繋止している状態の位置である。このとき用紙3の前端は排紙ローラ35に到達している。
この第1位置で用紙3をスイッチバックさせるべく、排紙ローラ35の回転方向を正回転から逆回転に切換えると、一対の排紙ローラ35によって駆動される用紙3が排紙ローラ35から定着器19の方向へ逆方向に搬送される。逆方向に搬送された用紙3は、図3に示すようにガイドレバー46の上面に沿って定着器19の上側に設けられた用紙反転経路3bに搬送される。
用紙3が用紙反転経路3bに搬送されると、レーザプリンタ1の内部に設けられた制御部55の指示により、切換え手段である切換えレバー45が図4(b)に示すように切換えレバーヒンジ45a周りに上方へ揺動する。そうすると、定着器カバー43に設けられた搬送開口部43bが開かれる。又、上方へ揺動した切換えレバー45は、用紙3が定着器カバー43の前面に沿って排紙ローラ35の方向へ案内されないようにしている。従って、用紙3は図4(b)に示す第3経路3cを通って搬送開口部43bに案内され、搬送開口部43bから両面印刷経路36に搬送される。
用紙反転経路3bには、用紙3を定着器19の定着器入口19aに案内するためのガイド片41、44が設けられている。ガイド片41は、プロセスユニット18の後端部(図3のR方向側)に設けられている。ガイド片44は、スキャナ17の後端部(図3のR方向側)に設けられている。このような構成によると、用紙反転経路3bにおいて用紙3を案内するガイドを別個に設ける必要がないので用紙反転経路3bを構成するための特別な部材が不要となる。
又、用紙3が再度定着器19を通らず用紙3のカール取りが行われない場合は、図5(b)に示すように第1位置よりもさらに用紙3を搬送した位置であって用紙案内ガイド43aから用紙3の用紙後端3gが外れた第2位置からスイッチバックさせる。
第2位置では、用紙3の用紙後端3gは定着器カバー43の用紙案内ガイド43aを通過し終わり、用紙案内ガイド43aとはもはや繋止していない。第2位置からスイッチバックされた用紙3は、図3に示す定着器カバー43と本体ケーシング2との間に設けられた第4経路3dを通って両面印刷用の両面印刷経路36に搬送される。
図3に示す定着器カバー43は、定着器19の内部における用紙3のジャム処理に用いることができる。定着器カバー43の上下方向のほぼ中央部には、用紙3を通過させ両面印刷経路36へ搬送するための搬送開口部43bが設けられている。搬送開口部43bのすぐ上側には、図4に示すように切換えレバー45が取り付けられている。
切換えレバー45は、用紙3の第1面側が定着器19によって加熱定着される場合には、図4(a)に示される第1の位置に切換えられ、又、用紙反転経路3bを通って用紙3の第2面側が定着器19によって加熱される場合には、図4(b)に示される第2の位置に切換えられるレバーである。切換えレバー45は、図4に示す切換えレバーヒンジ45a周りに第1の位置と第2の位置との間で上下方向に揺動可能になっており、ソレノイドあるいはモータ等からなる切換えレバー駆動手段により駆動部49を介して選択的に切換えられる。
図4(a)に示すように切換えレバー45の切換えレバー先端部45bが第1の位置にあるときは、切換えレバー45が搬送開口部43bを閉じている。従って、3個のカール取りローラ33を通過した用紙3は搬送開口部43bを通らず定着器カバー43の前端面および用紙案内ガイド43aに沿って搬送ローラ35に向かって上方へ搬送される。
一方、図4(b)に示すように切換えレバー45が上方に揺動した第2の位置にあるときは、搬送開口部43bが開かれている。従って、カール取りローラ33を通過した用紙3は定着器カバー43の前端面および用紙案内ガイド43aに沿って搬送ローラ35に向かって上方へ搬送されることなく、搬送開口部43bを通って両面印刷経路36へ搬送される。この経路を図4(b)に第3経路3cとして示す。
第3経路3cは、図4(b)に示すように定着器19を再度通過し3個のカール取りローラ33を通過した用紙3が、両面印刷のために定着器カバー43の搬送開口部43bを通って両面印刷経路36に到達する経路である。
切換えレバー45の切換えは、用紙検出センサ47によって用紙3の後端の通過が検出された検出信号に基づきレーザプリンタ1内に設けられた制御部55の指示によって行われる。
又、切換えレバー45の上側にはガイドレバー46が設けられている。ガイドレバー46は、定着器19の後端部の壁面に取り付けられガイドレバーヒンジ46a周りに上下方向に揺動可能になっている。ガイドレバー46は、図示しないバネによって下方(図3のA方向)に付勢されている。従って、ガイドレバー先端部46bが定着器カバー43の前端面(図3のF方向の面)に当接するように付勢されている。
定着器19を通過後の用紙3は、図3に示すように第1経路3aに沿って排紙ローラ35に到達した後、予め定めた第1位置にてスイッチバックされ用紙反転経路3bに沿って定着器19の定着器入口19aに案内される。用紙反転経路3bは、前述のようにスキャナ17に設けられたガイド片44およびプロセスユニット18の後端部に設けられたガイド片41等によって構成されている。ガイド片44およびガイド片41は、それぞれ用紙3を定着器19の定着器入口19aに案内するためのガイドである。
以上より、第1面側に可視像が転写され定着器19で加熱定着された用紙3は、レーザプリンタ1の内部に設けられた制御手段である制御部55により、次に述べる4通りのケースを選択実行することができる。即ち、第1のケースは、用紙3を第1位置からスイッチバックさせ用紙反転経路3bを経て再度定着器19に通し、定着器19において第1面側に生じたカール取りを行った後両面印刷経路36に案内して第2面側にも可視像を転写するようにした第1の両面印刷モードである。第2のケースは、用紙3を第2位置からスイッチバックさせ第4経路3dを経てカール取りを行うことなく両面印刷経路36に案内して第2面側にも可視像を転写するようにした第2の両面印刷モードである。第3のケースは、用紙3を第1位置からスイッチバックさせ用紙反転経路3bを経て再度定着器19に通し、定着器19において第1面側に生じたカール取りを行った後排紙する第1の片面印刷モードである。第4のケースは、定着器19を通って第1面側が加熱された用紙3をカール取りを行うことなく排紙する第2の片面印刷モードである。
以下に、本発明に係る画像形成装置のカール取り手段の作動状態を、図3〜図5、図6、図7を参照して説明する。図7は、用紙3の搬送経路を示すフローチャートである。
図7において、ステップ110(以下S110と略称する)で可視像が転写ローラ25によって用紙3に転写される。続いて用紙3は、S112で定着器19に搬送され定着器19の加熱ローラ31と加圧ローラ32によって第1面側が加熱定着される。
次に、S114で用紙3に両面印刷が行われるか否かが判断される。用紙3の両面印刷を行うか否かは予め定められた印刷プログラムに沿って決定される。用紙3に両面印刷を行う場合は、S116で第1面側に生じたカールの程度を判定しカール取りの必否が判断される。あるいは、第1面側の印刷前に用紙3の種類、厚さ、紙質、印刷するデータ量等から予め第1面側のカール量を予測し、カール取りの必否を決定することもできる。
カール取りを行う場合は、S118で定着器19の後方に設けられた用紙検出センサ47で用紙3の後端の通過を検出し検出信号を制御部55へ出力する。制御部55は検出信号を基に用紙検出センサ通過後の用紙搬送量を第1位置までと定め、駆動部49を介して排紙ローラ35により用紙3が第1経路3aにおける第1位置まで搬送されるように制御する。第1位置において排紙ローラ35が逆回転することにより用紙3はスイッチバックされ、用紙反転経路3bに搬送される。用紙反転経路3bを搬送された用紙3は再度定着器19に搬送され、S120で再度定着器19を通過する。その際、S120で定着器19における用紙3の第1面側のカール取りが行われる。
このように定着器19を用いてカール取りを行うのでカール取りのために別個の加熱機構を必要としない。従って、カール取り手段の構造が簡単であり、大幅な部品点数の増加がなくレーザプリンタ1がカール取り手段のために大型になるということもない。又、レーザプリンタ1の製造原価がカール取り手段のために増加するということもない。
定着器19を再度通過後の用紙3は、S122で第3経路3cに搬送され、両面印刷用の経路である両面印刷経路36に搬送される。両面印刷経路36を通過した用紙3には、S124で第2面側に可視像が転写される。続いて用紙3は、S126で定着器19に搬送され定着器19の加熱ローラ31と加圧ローラ32によって第2面側が加熱定着される。
定着器19にて第2面側が熱定着された用紙3は、S128で排紙ローラ35を通過し排紙トレイ37上に排紙される。
両面印刷する際、S116でカール取りが不必要と判断された場合はS130で定着器19の後方に設けられた用紙搬出センサ47で用紙3の後端の通過を検出し検出信号を制御部55へ出力する。制御部55は、検出信号を基に用紙検出センサ通過後の用紙搬送量を第2位置までと定め、駆動部49を介して排紙ローラ35により用紙3が第1経路3aにおける第2位置まで搬送されるように制御する。第2位置において排紙ローラ35が逆回転することにより用紙3はスイッチバックされ、第2位置から図3に示す第4経路3dを通ってS122で両面印刷用の両面印刷経路36に搬送される。
S122以後の用紙3の経路は、前述の両面印刷でカール取りを行う場合と同じであるので説明を省略する。
次に片面印刷の場合は、S114で片面印刷が選択されS132でカール取りの必否が判断される。用紙3のカール取りの必否はS116で第1面側に生じたカールの程度を判定し決定することができる。あるいは、第1面側の印刷前に用紙3の種類、厚さ、紙質、印刷するデータ量等から予め第1面側のカール量を予測し、カール取りの必否を決定することもできる。
カール取りが必要と判断された場合は、両面印刷時のカール取りの場合と同様にS134で第1経路3aにある用紙3を第1位置においてスイッチバックさせ、用紙反転経路3bに搬送する。用紙3の第1位置までの搬送量は、前述のように定着器19の後端側に設けられた用紙検出センサ47によって用紙の後端の通過が検出された検出信号に基づいてレーザプリンタ1内に設けられた制御部55によって制御される。用紙反転経路3bを搬送された用紙3は再度定着器19に搬送され、S136で再度定着器19を通過する。その際、S136で定着器19における用紙3の第1面側のカール取りが行われる。
定着器19において第1面側のカール取りが行われた用紙3は、S128で再び正方向に回転駆動されている排紙ローラ35を通過し排紙トレイ37上に排紙される。
片面印刷の際、S132でカール取りが不必要と判断された場合は用紙3がS128で排紙ローラ35を通過し排紙トレイ37上に排紙される。
もし、用紙反転経路3b内で用紙ジャムが発生した場合には、プロセスユニット18を本体ケーシング2から取出すことで、用紙反転経路3bの一部を構成しているガイド片41も一緒に取出され、用紙反転経路3bが開放される。これにより、用紙反転経路3bに詰った用紙を容易に取り除くことができる。又、定着器カバー43付近で用紙ジャムが発生した場合には、本体ケーシング2の後側に設けられた背面カバーを開いた状態で、定着器カバー43を取り外すか、あるいは下端部を中心として上部側を後方に回動することにより、容易にジャムクリアすることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について図8を参照して説明する。
第2実施形態は、両面印刷でカール取りを行う場合に用紙3を搬送開口部43bに自動的に搬送する機構に関するものである。
図8(a)は、用紙3の第1面側に印刷後、定着器19から排紙ローラ側に搬送される第1経路3aを示している。図8(b)は、第1経路3aにおいてスイッチバックされた用紙3が用紙反転経路3bを通って第3経路3cに搬送される状態を示している。
図8(a)に示す第1経路3aと図8(b)に示す用紙反転経路3bとの間にはリンク機構50が設けられている。リンク機構50は、連結リンク51、切換えレバー側リンク52、レバー側リンク53およびレバー54から構成されている。
連結リンク51の一端は、ヒンジ51bによって切換えレバー側リンク52の一端に連結されている。切換えレバー側リンク52の他端は、切換レバー45に連結されている。切換えレバー側リンク52と切換えレバー45との切換えレバーヒンジ45a周りの揺動は連動して一体的に行われる。つまり、切換えレバー側リンク52と切換えレバー45との間の角度は予め定めた大きさに保たれている。
連結リンク51の他端は、ヒンジ51aによってレバー側リンク53の一端に連結されている。レバー側リンク53の他端は、レバー54に連結されている。レバー側リンク53とレバー54とのヒンジ53a周りの揺動は連動して一体的に行われる。つまり、レバー側リンク53とレバー54との間の角度は予め定めた大きさに保たれている。
切換えレバーヒンジ45aは、定着器カバー43に固定されているので切換えレバー側リンク52は切換えレバーヒンジ45a周りに揺動のみを行う。切換えレバー側リンク52が切換えレバーヒンジ45a周りに揺動すると、切換えレバー側リンク52の他端にあるヒンジ51bは、切換えレバー側リンク52の揺動に伴ってリンク機構50の面内で上下方向および前後方向に運動する。
同様に、ヒンジ53aは、スキャナ17に設けられたガイド片44に固定されているのでレバー側リンク53はヒンジ53a周りに揺動のみを行う。レバー側リンク53がヒンジ53a周りに揺動すると、レバー側リンク53の他端にあるヒンジ51aは、レバー側リンク53の揺動に伴ってリンク機構50の面内で上下方向および前後方向に運動する。
従って、リンク機構50は、連結リンク51、切換えレバー側リンク52およびレバー側リンク53が切換えレバーヒンジ45aとヒンジ53aとを固定点として上下方向および前後方向に揺動運動を行うことができる。
なお、切換えレバー45は、図8(a)に示される第1の位置および図8(b)に示される第2の位置との間で揺動可能とされているが、図示しない発条手段によって常には図8(a)に示される第1の位置に弾発付勢されており、連結リンク51等を介して連結されたレバー54も、用紙反転経路3b内に突出した位置に保持されている。
このような状態において、図8(a)に示す第1経路3aを搬送された用紙3が第1経路3aにおいてスイッチバックされ、図8(b)に示す用紙反転経路3bを通過するとき用紙3がレバー54に当接しレバー54をヒンジ53a周りに上方へ揺動させる。
そうすると、図8(b)においてレバー54の揺動に連動してレバー側リンク53がヒンジ53a周りに後方(図8(b)のR方向)へ揺動する。レバー側リンク53が後方へ揺動すると連結リンク51が後方へ運動する。連結リンク51の後方への運動に伴い切換レバー側リンク52が切換えレバーヒンジ45a周りに後方へ揺動する。切換えレバー側リンク52の揺動に連動して切換えレバー45が切換レバーヒンジ45a周りに上方へ揺動する。
それにより、切換えレバー45によって閉じられていた定着器カバー43の搬送開口部43bが自動的に開かれる。従って、用紙反転経路3bを経て定着器19に再度誘導された用紙3は定着器19においてカール取りされた後、第3経路3cを通り、搬送開口部43bから両面印刷用の両面印刷経路36に搬送される。
このような構成によると、切換えレバー45を上下方向に揺動させるための例えばソレノイドやモータ等の駆動手段およびその制御手段が不必要になる。
又、上述の実施形態ではレーザプリンタについて述べたが、本発明はレーザプリンタに限らずインクジェットプリンタにも適用することができる。
例えば、インクジェット方式によって用紙の第1面側に印字を行った後、印字面を輻射熱あるいは熱風等により加熱してインクの乾燥を促進させてから、続いて用紙の第2面側にも印字を行うようにした両面印字対応型のインクジェットプリンタ等においても、印字後にインクを乾燥させる加熱手段を上記レーザプリンタにおける定着器に置き換えて適用することにより、同様の効果を奏し得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、請求項1記載のカール取り手段は、用紙反転経路3bおよび定着器19が相当する。請求項2記載の用紙反転手段は、排紙ローラ35、用紙案内ガイド43aおよび用紙反転経路3bが相当する。請求項5記載の切換え手段は、用紙案内ガイド43aおよび切換えレバー45が相当する。請求項12記載の制御手段は、レーザプリンタ1の内部に設けられた制御部55が相当する。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてのレーザプリンタを示す図である。 レーザプリンタの概略断面図である。 レーザプリンタの要部拡大断面図である。 用紙のガイドレバーおよび切換えレバーを示す図である。 スイッチバック前の用紙位置を示す図である。 レーザプリンタ内の用紙検出センサ、駆動部および制御部を示すブロック図である。 用紙の搬送経路を示すフローチャートである。 リンク機構を示す図である。
符号の説明
1・・・レーザプリンタ、2・・・本体ケーシング、2b・・・本体ケーシングカバー、2s・・・前側パネル、3・・・用紙、3a・・・第1経路、3b・・・用紙反転経路、3c・・・第3経路、3d・・・第4経路、3g・・・用紙後端、4・・・フィーダ部、6・・・給紙トレイ、7・・・給紙ローラ、8・・・用紙押圧板、10・・・第1搬送部、11・・・レジストローラ、12・・・給紙ローラ、13・・・分離パッド、13c・・・バネ、14・・・マルチパーパストレイ、17・・・スキャナ、18・・・プロセスユニット、19・・・定着器、19a・・・定着器入口、20・・・ポリゴンミラー、21a・・・レンズ、22・・・反射鏡、21b・・・レンズ、23・・・感光体、24・・・現像ユニット、25・・・転写ローラ、26・・・トナー収納部、27・・・現像ローラ、28・・・層厚規制ブレード、29・・・トナー供給ローラ、31・・・加熱ローラ、32・・・加圧ローラ、33・・・搬送ローラ、34・・・スコロトロン型帯電器、35・・・排紙ローラ、37・・・排紙トレイ、41・・・ガイド片、43・・・定着器カバー、43a・・・用紙案内ガイド、43b・・・搬送開口部、44・・・ガイド片、45・・・切換えレバー、45a・・・切換えレバーヒンジ、45b・・・切換えレバー先端部、46・・・ガイドレバー、46a・・・ガイドレバーヒンジ、46b・・・ガイドレバー先端部、47・・・用紙検出センサ、49・・・駆動部、50・・・リンク機構、51・・・連結リンク、51a・・・ヒンジ、51b・・・ヒンジ、52・・・切換えレバー側リンク、53・・・レバー側リンク、53a・・・ヒンジ、54・・・レバー、55・・・制御部、55a・・・ROM、55b・・・CPU、55c・・・RAM

Claims (13)

  1. 本体ケーシング内に画像形成手段としての感光体、現像器、転写部および定着器を備え、前記現像器から供給される現像剤によって前記感光体上に可視像が形成され、該可視像が前記転写部において記録媒体である用紙に転写された後、前記定着器で加熱定着されるように構成された画像形成装置において、
    前記用紙の第1面側に可視像が転写されて加熱定着された後、前記用紙を再度前記定着器に通して前記用紙の第2面側を可視像が転写されない状態で加熱することにより、前記第1面側に生じたカールを取り除くためのカール取り手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着器は、前記転写部によって可視像が転写された側の用紙面を加熱する加熱手段を備えており、前記カール取り手段には、前記用紙の表裏を反転させた状態で再度前記定着器に通すための用紙反転手段が設けられていることを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙反転手段は、前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙をスイッチバックさせるスイッチバック手段と、該スイッチバック手段によってスイッチバックされた前記用紙の表裏を反転させて前記定着器の入口へ再度搬送するための用紙反転経路とを備えていることを特徴とする、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記カール取り手段によって第2面側が加熱された前記用紙を、第2面側にも可視像が転写されるように前記画像形成手段に向かって再度搬送するための両面印刷経路が備えられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記スイッチバック手段によってスイッチバックさせる前記用紙を前記用紙反転経路に案内するか、前記用紙反転経路に案内することなく前記両面印刷経路に向かって前記用紙を案内するかを選択可能な切換え手段が備えられていることを特徴とする、請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記切換え手段は、前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙を、前記スイッチバック手段によってスイッチバックさせる際に、前記用紙の後端が用紙案内ガイドに繋止された第1位置でスイッチバックさせるか、該第1位置よりもさらに前記用紙を搬送した位置であって前記用紙案内ガイドから前記用紙の後端が外れた第2位置でスイッチバックさせるかにより、前記用紙を前記各経路のいずれかに選択的に案内することができるように構成されていることを特徴とする、請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記切換え手段は、前記定着器の用紙搬送方向の下流側に配置された用紙検出センサを備え、該用紙検出センサによって用紙の通過が検出されてからの用紙搬送量に基づいて前記第1位置および第2位置が決定されることを特徴とする、請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成手段の少なくとも一つが、前記本体ケーシングに対して着脱可能なユニットとして構成され、該ユニットの一部に形成されたガイド片が前記用紙反転経路の一部を構成していることを特徴とする、請求項3ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記スイッチバック手段は、正逆転可能な用紙搬送ローラによって構成され、該用紙搬送ローラから前記用紙反転経路を通り前記定着器の入口まで至る経路の長さは、前記用紙として使用可能な最小の長さ未満であることを特徴とする、請求項3ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記定着器の用紙搬送方向下流側には、前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙を前記スイッチバック手段に案内する第1の位置と、前記定着器を通って第2面側が加熱された前記用紙を前記両面印刷経路に案内する第2の位置とに選択的に切換え可能な切換えレバーが備えられていることを特徴とする、請求項3ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記切換えレバーは、前記用紙反転経路に案内された前記用紙と接触するレバーに連動して前記用紙を前記両面印刷経路に案内する前記第2の位置に切換えられることを特徴とする、請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙を、前記カール取り手段によって第1面側に生じたカール取りを行った後、前記両面印刷経路に案内して第2面側にも可視像を転写するようにした第1の両面印刷モードと、前記定着器を通って第1面側が加熱された前記用紙を、前記カール取り手段によってカール取りを行うことなく、前記両面印刷経路に案内して第2面側にも可視像を転写するようにした第2の両面印刷モードと、前記定着器を通って第1面側が加熱された用紙を、前記カール取り手段によって第1面側に生じたカール取りを行った後に排紙する第1の片面印刷モードと、前記定着器を通って第1面側が加熱された用紙を、前記カール取り手段によってカール取りを行うことなく排紙する第2の片面印刷モードとを選択的に実行することができる制御手段が備えられていることを特徴とする、請求項4ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 本体ケーシング内に、記録媒体である用紙に画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段によって画像が形成された側の用紙面を加熱する加熱手段とを備えた画像形成装置において、
    前記用紙の第1面側への画像形成と加熱処理とが終了した後、前記用紙を再度前記加熱手段に通して前記用紙の第2面側を画像が形成されない状態で加熱することにより、前記第1面側に生じたカールを取り除くためのカール取り手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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