JPH04272547A - デファレンシャル構造 - Google Patents
デファレンシャル構造Info
- Publication number
- JPH04272547A JPH04272547A JP3473491A JP3473491A JPH04272547A JP H04272547 A JPH04272547 A JP H04272547A JP 3473491 A JP3473491 A JP 3473491A JP 3473491 A JP3473491 A JP 3473491A JP H04272547 A JPH04272547 A JP H04272547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- pinion
- gear case
- bearing
- spacer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims abstract description 18
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Retarders (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両の動力伝達系におけ
るデファレンシャル（差動装置）に関する。
るデファレンシャル（差動装置）に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動車用のデファレンシャルは
、例えば特開昭５７−１２９９４９号公報に記載されて
いるように、デファレンシャルギヤケース（以下、単に
ギヤケースという。）と、このギヤケースに支持された
１本のピニオンシャフトと、このピニオンシャフトに軸
支された前後二つのピニオンギヤと、これらのピニオン
ギヤに噛合するとともに左右輪用アクスルシャフトにス
プライン嵌合された左右二つのサイドギヤ等によって構
成されている。
、例えば特開昭５７−１２９９４９号公報に記載されて
いるように、デファレンシャルギヤケース（以下、単に
ギヤケースという。）と、このギヤケースに支持された
１本のピニオンシャフトと、このピニオンシャフトに軸
支された前後二つのピニオンギヤと、これらのピニオン
ギヤに噛合するとともに左右輪用アクスルシャフトにス
プライン嵌合された左右二つのサイドギヤ等によって構
成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なデファレンシャルにおいては、従来、差動時に、ピニ
オンギヤとギヤケースとの間およびサイドギヤとギヤケ
ースとの間に摩擦抵抗が生じ、それが燃費を悪くする一
因となっていた。そこで、このような問題に対処するた
め、ピニオンギヤとギヤケースの間、サイドギヤとギヤ
ケースの間等にベアリングを介在させて摩擦抵抗の緩和
を図ることが考えられるが、実際上は、ギヤケース内の
所定位置にこのようなベアリングを組み付けるのが非常
に困難であり、また、組み付けたとしても該ベアリング
をガタツキを生じないように保持するのが難しいという
問題がある。
なデファレンシャルにおいては、従来、差動時に、ピニ
オンギヤとギヤケースとの間およびサイドギヤとギヤケ
ースとの間に摩擦抵抗が生じ、それが燃費を悪くする一
因となっていた。そこで、このような問題に対処するた
め、ピニオンギヤとギヤケースの間、サイドギヤとギヤ
ケースの間等にベアリングを介在させて摩擦抵抗の緩和
を図ることが考えられるが、実際上は、ギヤケース内の
所定位置にこのようなベアリングを組み付けるのが非常
に困難であり、また、組み付けたとしても該ベアリング
をガタツキを生じないように保持するのが難しいという
問題がある。
【０００４】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、デファレンシャルにおけるギヤケー
ス内の摺動部にベアリングを介在させる場合に、組み付
けを容易に行えるとともに、ベアリングのガタツキを防
止できるようにすることを目的とする。
れたものであって、デファレンシャルにおけるギヤケー
ス内の摺動部にベアリングを介在させる場合に、組み付
けを容易に行えるとともに、ベアリングのガタツキを防
止できるようにすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデファレン
シャル構造は、一対のサイドギヤとこのサイドギヤに噛
合する一対のピニオンギヤをギヤケース内に収容してな
るベベル式デファレンシャルにおいて、ピニオンギヤと
ピニオンシャフトとの間およびピニオンギヤとギヤケー
スとの間に各々ベアリングを設けるとともに、ピニオン
ギヤとギヤケースとの間にこのギヤケース内周面に沿っ
た外周形状を有するスペーサを両ベアリングを支持する
ように介在させたことを特徴としており、この構成によ
って上記課題を達成した。
シャル構造は、一対のサイドギヤとこのサイドギヤに噛
合する一対のピニオンギヤをギヤケース内に収容してな
るベベル式デファレンシャルにおいて、ピニオンギヤと
ピニオンシャフトとの間およびピニオンギヤとギヤケー
スとの間に各々ベアリングを設けるとともに、ピニオン
ギヤとギヤケースとの間にこのギヤケース内周面に沿っ
た外周形状を有するスペーサを両ベアリングを支持する
ように介在させたことを特徴としており、この構成によ
って上記課題を達成した。
【０００６】
【作用】ピニオンギヤとギヤケースとの間に、ギヤケー
ス内周面に沿った外周形状を有するスペーサが介在され
、しかも、そのスペーサによってピニオンギヤとピニオ
ンシャフトとの間のベアリングとピニオンギヤとギヤケ
ースとの間のベアリングが共に支持されたことによって
、ピニオンギヤをギヤケース内に組み付ける際に、該ピ
ニオンギヤを、スペーサとの間に予めベアリングを挿入
した状態で、スペーサの外周をギヤケースの内面に沿わ
せて所定位置まで取り回すことができ、それにより、ピ
ニオンギヤおよびベアリングの組み付けが容易に行える
。また、このスペーサによって、ピニオンギヤとピニオ
ンシャフトとの間およびピニオンギヤとギヤケースとの
間にそれぞれベアリングが保持され、これらベアリング
のガタツキが防がれる。
ス内周面に沿った外周形状を有するスペーサが介在され
、しかも、そのスペーサによってピニオンギヤとピニオ
ンシャフトとの間のベアリングとピニオンギヤとギヤケ
ースとの間のベアリングが共に支持されたことによって
、ピニオンギヤをギヤケース内に組み付ける際に、該ピ
ニオンギヤを、スペーサとの間に予めベアリングを挿入
した状態で、スペーサの外周をギヤケースの内面に沿わ
せて所定位置まで取り回すことができ、それにより、ピ
ニオンギヤおよびベアリングの組み付けが容易に行える
。また、このスペーサによって、ピニオンギヤとピニオ
ンシャフトとの間およびピニオンギヤとギヤケースとの
間にそれぞれベアリングが保持され、これらベアリング
のガタツキが防がれる。
【０００７】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。
【０００８】図１は本発明の一実施例に係るデファレン
シャルの断面図である。
シャルの断面図である。
【０００９】この実施例において、デファレンシャル１
は、図示しないドライブピニオンシャフトに組み付けら
れたピニオンと噛合することにより回転駆動されるリン
グギヤ２と、このリングギヤ２に固定されるとともに略
球面状の内壁を有するギヤケース３を具備している。こ
のギヤケース３は、デファレンシャルキャリア４に回転
自在に支持され、また、該ギヤケース３には、リングギ
ヤ２の中心を通る軸線に沿って左右にそれぞれアクスル
シャフト嵌合穴５，６が形成されている。そして、これ
らアクスルシャフト嵌合穴５，６には左右のアクスルシ
ャフト７ａ，７ｂが嵌合され、これらの各アクスルシャ
フト７ａ，７ｂには左右の各車輪（図示せず）が連結さ
れている。
は、図示しないドライブピニオンシャフトに組み付けら
れたピニオンと噛合することにより回転駆動されるリン
グギヤ２と、このリングギヤ２に固定されるとともに略
球面状の内壁を有するギヤケース３を具備している。こ
のギヤケース３は、デファレンシャルキャリア４に回転
自在に支持され、また、該ギヤケース３には、リングギ
ヤ２の中心を通る軸線に沿って左右にそれぞれアクスル
シャフト嵌合穴５，６が形成されている。そして、これ
らアクスルシャフト嵌合穴５，６には左右のアクスルシ
ャフト７ａ，７ｂが嵌合され、これらの各アクスルシャ
フト７ａ，７ｂには左右の各車輪（図示せず）が連結さ
れている。
【００１０】上記ギヤケース３の中央部には、上記アク
スルシャフト嵌合穴５，６の軸線と直交する方向に一対
のピニオンシャフト嵌合穴８が穿設され、この穴８に１
本のピニオンシャフト９が組み付けられている。そして
、該ピニオンシャフト９は、その先端部に形成された径
方向の挿入穴１０に対しギヤケース３側からピン１１が
挿入されることによりギヤケース３に固定されている。 また、このピニオンシャフト９には傘状の一対のピニオ
ンギヤ１２，１２が組み付けられ、これらの各ピニオン
ギヤ１２，１２には、左右のアクスルシャフト７ａ，７
ｂにスプライン嵌合されたやはり傘状の一対のサイドギ
ヤ１３，１３が噛合されている。
スルシャフト嵌合穴５，６の軸線と直交する方向に一対
のピニオンシャフト嵌合穴８が穿設され、この穴８に１
本のピニオンシャフト９が組み付けられている。そして
、該ピニオンシャフト９は、その先端部に形成された径
方向の挿入穴１０に対しギヤケース３側からピン１１が
挿入されることによりギヤケース３に固定されている。 また、このピニオンシャフト９には傘状の一対のピニオ
ンギヤ１２，１２が組み付けられ、これらの各ピニオン
ギヤ１２，１２には、左右のアクスルシャフト７ａ，７
ｂにスプライン嵌合されたやはり傘状の一対のサイドギ
ヤ１３，１３が噛合されている。
【００１１】上記ピニオンギヤ１２，１２は、基端側の
内周が上記ピニオンシャフト９との間に所定の間隙を有
するものとされ、その間隙に針状コロ式のラジアルベア
リング１４，１４が配設されている。また、これらピニ
オンギヤ１２，１２の基端側すなわちギヤケース３内周
面側の端面に対向する位置には、ギヤケース３の内周面
に沿った外周形状を有するとともに中央にピニオンシャ
フト挿通穴１５ａを有するスペーサ１５，１５が設けら
れ、これらスペーサ１５，１５とピニオンギヤ１２，１
２との間にはそれぞれ針状コロ式のスラストベアリング
１６，１６が配設されている。これらラジアルベアリン
グ１４，１４およびスラストベアリング１６，１６は、
それぞれデファレンシャル差動時のピニオンギヤ１２，
１２とピニオンシャフト９の間、およびピニオンギヤ１
２，１２とギヤケース３の間の摩擦を低減させるもので
ある。そして、上記ラジアルベアリング１４，１４は、
スペーサ１５のピニオンシャフト９側に設けられた突起
部１５ｂによってピニオンギヤ１２側に押圧保持され、
一方、スラストベアリング１６は、その内周がスペーサ
１５のピニオンシャフト９側に設けられた上記突起部１
５ｂに支えられることによって保持されている。また、
上記各サイドギヤ１３，１３には、ギヤケース３と対向
する基端側端面に環状の切欠き部が形成され、これら切
欠き部にやはり針状コロ式のスラストベアリング１７，
１７がそれぞれ配設され、これによりサイドギヤ１３と
ギヤケース３との間の摩擦の低減が図られている。
内周が上記ピニオンシャフト９との間に所定の間隙を有
するものとされ、その間隙に針状コロ式のラジアルベア
リング１４，１４が配設されている。また、これらピニ
オンギヤ１２，１２の基端側すなわちギヤケース３内周
面側の端面に対向する位置には、ギヤケース３の内周面
に沿った外周形状を有するとともに中央にピニオンシャ
フト挿通穴１５ａを有するスペーサ１５，１５が設けら
れ、これらスペーサ１５，１５とピニオンギヤ１２，１
２との間にはそれぞれ針状コロ式のスラストベアリング
１６，１６が配設されている。これらラジアルベアリン
グ１４，１４およびスラストベアリング１６，１６は、
それぞれデファレンシャル差動時のピニオンギヤ１２，
１２とピニオンシャフト９の間、およびピニオンギヤ１
２，１２とギヤケース３の間の摩擦を低減させるもので
ある。そして、上記ラジアルベアリング１４，１４は、
スペーサ１５のピニオンシャフト９側に設けられた突起
部１５ｂによってピニオンギヤ１２側に押圧保持され、
一方、スラストベアリング１６は、その内周がスペーサ
１５のピニオンシャフト９側に設けられた上記突起部１
５ｂに支えられることによって保持されている。また、
上記各サイドギヤ１３，１３には、ギヤケース３と対向
する基端側端面に環状の切欠き部が形成され、これら切
欠き部にやはり針状コロ式のスラストベアリング１７，
１７がそれぞれ配設され、これによりサイドギヤ１３と
ギヤケース３との間の摩擦の低減が図られている。
【００１２】また、ギヤケース３には、表側と裏側の対
応位置にそれぞれサイドギヤ１３，１３の径と略同径の
一対の組立用穴１８がそれぞれ設けられている。
応位置にそれぞれサイドギヤ１３，１３の径と略同径の
一対の組立用穴１８がそれぞれ設けられている。
【００１３】以上のような構成からなるデファレンシャ
ル１を組み付ける際には、まず、サイドギヤ１３，１３
を、スラストベアリング１７，１７を組み付けた状態で
該サイドギヤ１３の軸方向がアクスルシャフト７ａ，７
ｂの軸方向と一致するようにして組立用穴１８からギヤ
ケース３内に挿入し、これに左右からアクスルシャフト
７ａ，７ｂを嵌合させる。次に、ラジアルベアリング１
４，１４およびスラストベアリング１６，１６を介して
スペーサ１５を組み付けた状態で、ピニオンギヤ１２，
１２を挿入し、スペーサ１５の外周をギヤケース３の内
周面に沿わせながらピニオンギヤ１２，１２を取り回し
て、該スペーサ１５のピニオンシャフト挿通穴１５ａ，
１５ａとギヤケース３に形成されたピニオンシャフト嵌
合穴８，８とを一致させる。そして、これらの穴８，１
５ａを貫通するようにピニオンシャフト９を挿入する。
ル１を組み付ける際には、まず、サイドギヤ１３，１３
を、スラストベアリング１７，１７を組み付けた状態で
該サイドギヤ１３の軸方向がアクスルシャフト７ａ，７
ｂの軸方向と一致するようにして組立用穴１８からギヤ
ケース３内に挿入し、これに左右からアクスルシャフト
７ａ，７ｂを嵌合させる。次に、ラジアルベアリング１
４，１４およびスラストベアリング１６，１６を介して
スペーサ１５を組み付けた状態で、ピニオンギヤ１２，
１２を挿入し、スペーサ１５の外周をギヤケース３の内
周面に沿わせながらピニオンギヤ１２，１２を取り回し
て、該スペーサ１５のピニオンシャフト挿通穴１５ａ，
１５ａとギヤケース３に形成されたピニオンシャフト嵌
合穴８，８とを一致させる。そして、これらの穴８，１
５ａを貫通するようにピニオンシャフト９を挿入する。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、デファレンシャルにおけるギヤケース内の摺動部に
ベアリングを介在させる場合に、組み付けが容易に行え
、しかも、ベアリングのガタツキが防止できる。
で、デファレンシャルにおけるギヤケース内の摺動部に
ベアリングを介在させる場合に、組み付けが容易に行え
、しかも、ベアリングのガタツキが防止できる。
【図１】本発明の一実施例に係るデファレンシャルの断
面図
面図
【符号の説明】
１ デファレンシャル
３ ギヤケース
９ ピニオンシャフト
１２ ピニオンギヤ
１３ サイドギヤ
１４ ラジアルベアリング
１５ スペーサ
１６ スラストベアリング
Claims (1)
- 【請求項１】 一対のサイドギヤと該サイドギヤに噛
合する一対のピニオンギヤをギヤケース内に収容してな
るベベル式デファレンシャルにおいて、前記ピニオンギ
ヤとピニオンシャフトとの間および該ピニオンギヤと前
記ギヤケースとの間に各々ベアリングを設けるとともに
、前記ピニオンギヤと前記ギヤケースとの間に該ギヤケ
ース内周面に沿った外周形状を有するスペーサを前記両
ベアリングを支持するように介在させたことを特徴とす
るデファレンシャル構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3473491A JPH04272547A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | デファレンシャル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3473491A JPH04272547A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | デファレンシャル構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04272547A true JPH04272547A (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=12422550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3473491A Pending JPH04272547A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | デファレンシャル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04272547A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6293889B1 (en) * | 1996-08-19 | 2001-09-25 | Dana Corporation | Limited slip motor vehicle differential assembly |
| CN102563016A (zh) * | 2011-12-26 | 2012-07-11 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 用于双中间轴变速器的主轴总成 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP3473491A patent/JPH04272547A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6293889B1 (en) * | 1996-08-19 | 2001-09-25 | Dana Corporation | Limited slip motor vehicle differential assembly |
| CN102563016A (zh) * | 2011-12-26 | 2012-07-11 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 用于双中间轴变速器的主轴总成 |
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