JPH0426800B2 - - Google Patents

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JPH0426800B2
JPH0426800B2 JP61282608A JP28260886A JPH0426800B2 JP H0426800 B2 JPH0426800 B2 JP H0426800B2 JP 61282608 A JP61282608 A JP 61282608A JP 28260886 A JP28260886 A JP 28260886A JP H0426800 B2 JPH0426800 B2 JP H0426800B2
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JP
Japan
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inner layer
pattern
via hole
printed wiring
multilayer printed
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JP61282608A
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English (en)
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JPS63136596A (ja
Inventor
Yoshasu Nishikawa
Hajime Hosokawa
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各種電子機器に用いられ、電子部品
を実装するために使用される多層プリント配線板
に関するものである。
(従来の技術) 一般にプリント配線板は、電子部品の規格の中
で基本格子(通常2.54mm)という決まつた間隔の
マトリツクス状格子と、その格子を等分割した補
助格子を想定して、基本格子位置にIC等の電子
部品を実装するためのスルーホールを設け、補助
格子位置に必要な配線を施している。近年の電子
機器の高機能化にともない、多層プリント配線板
においてもよりいつそうの高密度化への要求が高
まり、その要求に対して補助格子位置に各層間の
配線をつなぎかつ部品実装には使用しないバイア
ホールが一般に用いられている。
この非部品実装用のバイアホールは、基本格子
とは異なる補助格子位置に設けられるため、他の
補助格子位置の配線を妨げないように、部品実装
用のスルーホールより微小径となるが、それゆえ
このバイアホールの穴明時の切削抵抗が部品実装
用のスルーホールに比べ大きくなつて、所謂切削
性が低下する。一般に切削性はスルーホールの小
径化に伴い、低下するものだからである。
内層パターンのスルーホール接続部周囲におい
て、穴明時の切削抵抗により、程度の差はあるに
せよ、外層基材と内層パターンとの剥離がおこ
る。この剥離の度合には、切削性の低下に伴い大
きくなる。したがつて、微小径バイアホールで
は、切削性低下により部品実装用のスルーホール
に比べ前記剥離が起きやすくなる。
特に、微小径バイアホールが内層電源パターン
や内層グランドパターン等の幅広いパターン(通
常べたパターンと呼ばれる)を貫通して内層にお
いて接続されるような場合は、ランドパターンを
設けて接続する場合に比べ、外層基材となるプリ
プレグと内層パターンの密着性が弱く前記剥離が
起こりやすい。この密着性の差は、後者では、プ
リプレクが内層基材の銅表面に比べランドパター
ン周囲の露出した基材樹脂部とは強く密着するた
め、この強い密着性がランドパターンとプリプレ
グとの密着性を向上させていることに起因する。
ところで、プリプレグが内層基材の銅表面に比
べ基材樹脂部と強く密着するのは次のような理由
による。物理的に見れば、基材の銅箔には一般に
電解銅箔が用いられるため、銅箔を取り除いて露
出させた基材樹脂部は、研磨、酸化等の処理を行
つた銅表面に比べ粗面度がかなり高い。また化学
的に見れば、樹脂同士の密着力は、樹脂と銅(酸
化銅)との密着力に比でかなり強い。
前記剥離は、ハローイングと呼ばれる外観不良
となつて現れる。このハローイングとは、多層プ
リント配線板の製造工程において基材の銅表面と
プリプレグとを密着させる際、その密着強度を向
上させるため基材の銅表面に酸化被膜を形成させ
る方法が一般的であるが、この方法における前記
内層パターンのスルーホール接続部周囲における
外層基材と内層パターンとの剥離等が発生し、そ
の〓間に酸等がしみこんだ場合に、酸化被膜が一
部溶解してその部分が白つぽく見えるという外観
的な欠陥を言うが、その発生は絶縁抵抗の劣化、
外層基板と内層パターンの剥離拡大、スルーホー
ルメツキのクラツク等の不良を引き起こすことが
ある。
従来、内層べたパターンのバイアホールとの接
続部周囲に発生するハローイングのみに対する対
策はなされていなかつたのである。この従来の実
状を第7図及び第8図を参照して説明すると、基
板面補助格子位置に形成された非部品実装用のバ
イアホール22が、べたパターンである内層パタ
ーン24と何等の境界もなく直接的かつ全面的に
接続されているのである。すなわち、その接続部
27周囲にはパターン欠落部を有しない多層プリ
ント配線板21であり、接続部27周囲における
内層パターン24と外層基材29との剥離を抑制
する手段はとられていなかつたのである。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は以上の実状に鑑みてなされたもので、
その解決しようとする問題点は、内層べたパター
ンの基板面補助格子位置にあるバイアホールとの
接続部周囲におけるハローイング発生である。
そして、本発明の目的とするところは、内層べ
たパターンの基板面補助格子位置にある非部品実
装用のバイアホールとの接続部周囲における内層
パターンと外層基材となるプリプレグとの密着性
を高め、この接続部周囲におけるハローイング発
生を抑制した多層プリント配線板を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために本発明が採つた
た手段は、 基板面の補助格子位置に、部品実装に使用され
ない0.7mm以下の穴径のバイアホールが形成され、
このバイアホールに内層ランド部が形成されると
ともに、この内層ランド部の同一層上の周辺に内
層パターンが形成された多層プリント配線板であ
つて、 内層ランド部と、これを取り囲む内層パターン
との間に、これらを電気的に接続する二箇所以上
の接続パターンを残して、パターン欠落部を形成
し、 かつ、内層ランド部と、これを取り囲む内層パ
ターンとの間隔が基本格子間隔以下であることを
特徴とする多層プリント配線板である。
次に、本発明のこの手段を、第1図及び第2図
を参照してより詳細に説明する。
第1図は本発明による多層プリント配線板の1
部を切り欠いた部分の斜視図であり、第2図は第
1図の−線部分の断面図である 第1図に示した多層プリント配線板1は、基板
面補助格子位置に形成された非部品実装用のバイ
アホール2がべたパターンである内層パターン4
と接続されるものであつて、その内層パターン4
とバイアホール2との接続部7の周囲にパターン
欠落部3を形成したことを特徴とするものであ
る。この多層プリント配線板1のパターン欠落部
3は、その形成により内層ランド部6、およびこ
の内層ランド部6と内層パターン4とを電気的に
接続する接続パターン5を形成させることのでき
る形状とし、またパターン欠落部3の幅、すなわ
ち内層ランド部6と内層パターン4との間隔は、
例えば基本格子間隔以下としたものである。パタ
ーン欠落部3の具体的形状としては、第3図に示
したような扇型形状のほか、この第3図の接続パ
ターン5の数を変更した第4図あるいは第5図に
示したような扇型形状や、第5図のパターン欠落
部3の形状を変更した第6図に示したような様々
な形状が有効である。また、バイアホール2の穴
径は、例えば0.5mm以下としたものである。
(発明の作用) 本発明が以上のような手段を採ることによつて
以下のような作用がある。
べたパターンである内層パターン4と、基板面
補助格子位置に形成された非部品実装用のバイア
ホール2との接続部7の周囲に形成されたパター
ン欠落部3において、プリプレグ9aと露出した
基材樹脂部10aとは、(従来の技術)項で述べ
たようにプリプレグ9aと内層パターン4との場
合より強く密着するため、この強い密着性がプリ
プレグ9aと内層ランド部6との密着性を向上さ
せ、プリプレグ9aを硬化することによつて形成
される外層基材9と内層ランド部6との剥離が起
きにくくし、ハローイングを抑制するのである。
特に、バイアホール2の穴径が0.5mm以下の時、
本発明が採つた手段が顕著な効果を奏し、ハロー
イングを抑制するのである。
また、内層ランド部6と内層パターン4との間
隔が基本格子間隔以下であるから、内層パターン
4のシールド効果等が低下することはない。
さらに、接続パターン5が少なくとも2ケ所以
上形成してあるから、穴ズレ等によりバイアホー
ル2と内層パターン4との電気的接続信頼性が低
下することはない。
次に本発明を各実施例によつて詳細に説明す
る。
(実施例) 実施例 1 多層プリント配線板1を、その第2、7層にそ
れぞれ一部がべたパターンである電源パターンま
たはグランドパターンを設ける8層構成とし、そ
のべたパターン部分に、基板面補助格子にある穴
径0.4mmの非部品実装用のバイアホール2のうち
64穴が接続し、そのべたパターン部分のバイアホ
ール2との接続部7周囲に第3図に示したパター
ン欠落部3を形成して作製した。このようにして
作製した多層プリント配線板1を上記バイアホー
ル264穴のハローイングについて評価した。評価
は、第1、8層のパターン及び第1、2層間と第
7、8層間の外層基材9の一部を研磨、除去し、
第2層電源パターン及び第7層グランドパターン
のバイアホール2との接続部7周囲に発生したハ
ローイングについて、その幅(接続部からの距
離)を100倍顕微鏡で測定した。
その結果、幅0.05mm以上、0.1mm未満のハロー
イングが8ケ所発生しており、0.1mm以上のハロ
ーイングは発生していなかつた。
実施例 2 実施例1において、バイアホール2の穴径を
0.7mmとした。このようにして作製した多層プリ
ント配線板1を実施例1と同様にハローイングに
ついて評価した。その結果、幅0.05mm以上、0.1
mm未満のハローイングが3ケ所発生しており、
0.1mm以上のハローイングは発生していなかつた。
実施例 3 実施例1において、パターン欠落部3を第5図
に示した形状とした。このようにして作製した多
層プリント配線板1を実施例1と同様にハローイ
ングについて評価した。その結果、幅0.05mm以
上、0.1mm未満のハローイングが5ケ所発生して
おり、0.1mm以上のハローイングは発生していな
かつた。
比較例 1 実施例1において、パターン欠落部3を形成し
なかつた。このようにして作製した多層プリント
配線板21を実施例1と同様にハローイングにつ
いて評価した。その結果、幅0.05mm以上、0.1mm
未満のハローイングが28ケ所、0.1mm以上のハロ
ーイングが5ケ所発生していた。
(発明の効果) 以上詳述した通り、本発明にあつては、上記各
実施例にて例示した如く、 基板面補助格子位置に形成された、部品実装に
使用されない0.7mm以下の穴径のバイアホール2
がべたパターンである内層パターン4と接続され
る多層プリント配線板1において、内層パターン
4のバイアホール2との接続部7周囲に、2箇所
以上の接続パターン5を残してパターン欠落部3
を設け、かつ内層ランド部6とこれを取り囲む内
層パターン4との間隔が基本格子間隔以下である
ことに特徴があり、これにより、パターン欠落部
3では、外層基材9となるプリプレグ9aと内層
基材10となる基材樹脂部10aとが強く密着す
るため、プリプレグ9aと内層ランド部6との密
着性が向上し、外層基材9と内層ランド部6との
剥離が起きにくくなり、ハローイングの発生が抑
制できるのである。
また、本発明の多層プリント配線板1によれ
ば、内層ランド部6と内層パターン4との間隔が
基本格子間隔以下であるから、内層パターン4の
シールド効果等が低下することがなく、しかも、
接続パターン5が少なくとも2カ所以上形成して
あるから、穴ズレ等によりバイアホール2との内
層パターン4との電気的接続信頼性が低下するこ
とがないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による多層プリント配線板の
1部を切り欠いた部分の斜視図、第2図は、第1
図の−線部分の断面図、第3図〜第6図は、
第1図のX部分のパターン欠落部を示す平面図で
ある。第7図は、従来の多層プリント配線板の1
部を切り欠いた部分の斜視図、第8図は、第2図
に対応する第7図の−部分の断面図である。 符号の説明、1……多層プリント配線板、2…
…バイアホール、3……パターン欠落部、4……
(バイアホール2と接続する)内層パターン、5
……接続パターン、6……内層ランド部、7……
接続部、8……(バイアホール2と接続しない)
内層パターン、9……外層基材、10……内層基
材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板面の補助格子位置に、部品実装に使用さ
    れない0.7mm以下の穴径のバイアホールが形成さ
    れ、このバイアホールに内層ランド部が形成され
    るとともに、この内層ランド部の同一層上の周辺
    に内層パターンが形成された多層プリント配線板
    であつて、 前記内層ランド部と、これを取り囲む前記内層
    パターンとの間に、これらを電気的に接続する二
    箇所以上の接続パターンを残して、パターン欠落
    部を形成し、 かつ、前記内層ランド部と、これを取り囲む前
    記内層パターンとの間隔が基本格子間隔以下であ
    ることを特徴とする多層プリント配線板。
JP28260886A 1986-11-27 1986-11-27 多層プリント配線板 Granted JPS63136596A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28260886A JPS63136596A (ja) 1986-11-27 1986-11-27 多層プリント配線板

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JP28260886A JPS63136596A (ja) 1986-11-27 1986-11-27 多層プリント配線板

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JPS63136596A JPS63136596A (ja) 1988-06-08
JPH0426800B2 true JPH0426800B2 (ja) 1992-05-08

Family

ID=17654723

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JP28260886A Granted JPS63136596A (ja) 1986-11-27 1986-11-27 多層プリント配線板

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005323288A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Hosiden Corp デジタルマイクロホン
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JPS6157565B2 (ja) * 1979-03-02 1986-12-08 Mitsui Toatsu Chemicals

Family Cites Families (3)

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JPS63136596A (ja) 1988-06-08

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