JPH0425425Y2 - - Google Patents

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JPH0425425Y2
JPH0425425Y2 JP1986075221U JP7522186U JPH0425425Y2 JP H0425425 Y2 JPH0425425 Y2 JP H0425425Y2 JP 1986075221 U JP1986075221 U JP 1986075221U JP 7522186 U JP7522186 U JP 7522186U JP H0425425 Y2 JPH0425425 Y2 JP H0425425Y2
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JP
Japan
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roof
panel
molding
side panel
roof side
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JPS62187976U (ja
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は自動車のルーフモール取付構造に関
し、特に、主ルーフパネルの両側縁部にルーフサ
イドパネルを接合したタイプのモヒカン型ルーフ
と呼ばれるものの改良に関する。
《従来の技術》 モヒカン型ルーフとしては実開昭57−17880号
公報に開示されたものが代表的である。この従来
例を第3図に示している。
第3図において、1は自動車のルーフの中央に
位置する主ルーフパネルで、これの両側縁部に
は、ルーフを伝わる水滴がサイドドアのガラスや
室内へ滴下するのを防止するための排水路となる
ドリツプチヤンネル部2が折り曲げ形成されてい
る。3は主ルーフパネル1の両側に位置して自動
車ルーフを構成するルーフサイドパネルで、アウ
ターパネル3aとインナーパネル3bとを断面箱
形をなすように溶接で張り合わせたものである。
ルーフサイドパネル3の内側上方のフランジ部
3cを主ルーフパネル1のドリツプチヤンネル部
2の底部にあてがつてこの部分に溶接し、主ルー
フパネル1とルーフサイドパネル3とを接合して
いる。
4は主ルーフパネル1とルーフサイドパネル3
とのつなぎ目を覆うモールで、ドリツプチヤンネ
ル部2の側端の立ち上り片2aに沿つて嵌合装着
されている。モール4の左側部分はドリツプチヤ
ンネル部2内に入り込み、右側部分はルーフサイ
ドパネル3,3aの表面に接している。なお、5
と6はパネル1と3との合せ面に水が侵入するの
を防ぐためのシール剤である。
《考案が解決しようとする問題点》 ルーフサイドパネル3のアウターパネル3aの
形状は、ドリツプチヤンネル部2から上方へ脹ら
むように高くなつており、主ルーフパネル1とほ
ぼ連続したルーフ面を形成するようになつてい
る。そのためパネル1と3の接合部において、パ
ネル1の立ち上り片2aとアウターパネル3aと
の傾斜部分は溝状の空間を形成している。この溝
状空間をモール4が上方から覆つている。
モール4の側部はアウターパネル3aの表面に
接しているが、この接触だけでこの境界を伝う水
の侵入を防ぐことはできない。この境界面からあ
る程度の水が上記溝状空間に侵入するのはやむを
得ないことである。侵入した水がパネル1とパネ
ル3aとの溶接部分に及ばないように、ここにシ
ール剤5が塗着されている。
ところが現実には、シール剤5では十分なシー
ル効果が得られず、パネル1とパネル3aとの溶
接接合面に水が侵入し、この部分に錆が発生する
のを防ぐのは難しかつた。モール4とアウターパ
ネル3aとの隙間から内部に水が侵入すると、こ
の水は非常に蒸発しにくく、長時間ここに溜つて
いる。そのため徐々にシール剤5を侵して溶接接
合面に水が侵入してしまう。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、上記従来例のようなモヒ
カン型ルーフにおいて、モールとルーフサイドパ
ネル表面との隙間からモールの内部空間に水が侵
入しても、その水を速やかに外部に排水し、主ル
ーフパネルとルーフサイドパネルとの溶接接合面
にまで水が及びにくいようにした自動車のルーフ
モール取付構造を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するために本考案は、両側縁
部にドリツプチヤンネル部が折り曲げ形成された
主ルーフパネルと、この主ルーフパネルの上記ド
リツプチヤンネル部に溶接されたルーフサイドパ
ネルと、上記ドリツプチヤンネル部の外側端立ち
上り片に沿つて嵌合装着され、上記両パネルの接
合部を覆うモールとを有する自動車のルーフモー
ル取付構造であつて、上記モールの外側縁部には
上記ルーフサイドパネルの上面に接してこれに覆
い被さるリツプ部が一体に形成されているととも
に、上記ルーフサイドパネルには、上記立ち上り
片と当該ルーフサイドパネルとによつて形成され
る車体前後方向に延びる溝の底壁部より上方に位
置し、上記リツプ部によつて覆われる上面部分
に、車体前後方向に延びた水抜き溝が一体に形成
され、上記モールのリツプ部は、水抜き溝の両側
の土手部分でルーフサイドパネルの上面に2箇所
で接していることを特徴とする。
《作用》 上記構成の本考案の自動車のルーフモール取付
構造によれば、水抜き溝の上方空間がリツプ部で
覆われ、この部分がほぼ閉じた管路となつて車体
前後方向に延びるから、水抜き溝の車幅方向外側
の土手部分で接しているルーフサイドパネルとモ
ールとの接触部分から水が侵入しても、その水は
直ぐにその水抜き溝に入り込んでルーフの傾斜に
より水抜き溝に沿つて前方あるいは後方へ流下さ
せるので、この侵入した水が当該水抜き溝をオー
バーフローしてさらに車幅方向内側の土手部分で
接しているルーフサイドパネルとモールとの接触
部を抜け、主ルーフパネルとルーフサイドパネル
との溶接接合面にまで侵入することはない。
《実施例》 第1図および第2図にこの考案の一実施例によ
るルーフモール取付構造を示しており、第1図は
後述するモール装置前の状態である。
主ルーフパネル1の形状は第3図の従来例とほ
ぼ同様で、これの両側縁部にドリツプチヤンネル
部2が折り曲げ形成されている。ルーフサイドパ
ネル3はアウターパネル3aとインナーパネル3
bとを溶接した断面箱形のもので、これの内側の
フランジ部3cを主ルーフパネル1のドリツプチ
ヤンネル部2の底部に位置合わせし、これら3枚
のパネル1,3a,3cを溶接で一体に接合して
いる。モール4はドリツプチヤンネル部2の立ち
上り片2aを抱きかかえる状態でこれに嵌合装着
されており、立ち上り片2aに沿つてパネル1と
パネル3とのつなぎ目を覆つている。
ルーフサイドパネル3のアウターパネル3aの
断面形状は、図のように、主ルーフパネル1の高
さに合せた頂部からフランジ部3cに向けて階段
状に折り曲げ形成されており、最上段の階段部分
には凹溝状の水抜き溝3dが形成されている。こ
の水抜き溝3dは第1図に示すように、車体の前
後方向に連続して形成されており、その両端部分
はルーフの前後端で外部空間と連通可能になつて
いる。
また第2図に示すように、モール4の外側縁部
は大きく横に延出され、ルーフサイドパネル3の
上面に接してこれに覆い被さるリツプ部4aとな
つている。リツプ部4aの端縁はアウターパネル
3aの頂部にA点で接しているとともに、リツプ
部4aの下面中央部分がアウターパネル3aの上
面にB点で接している。つまり、モール4のリツ
プ部4aは、水抜き溝3dの両側の土手部分Aと
Bでアウターパネル3aの上面に接している。従
つて、水抜き溝3dの上方空間がリツプ部4bで
覆われ、この部分がほぼ閉じた管路となつて車体
前後方向に延び、この管路がルーフの前後端で外
部空間に連通している。なお、モール4で覆われ
た空間内で、立ち上り片2aとアウターパネル3
aとの接合部分の角部にシール剤5が塗着されて
いる。
以上の構成説明で明らかなように、モール4と
ルーフサイドパネル3との接触部分Aから水が浸
入しても、その水は直ぐに水抜き溝3dに入り込
み、ルーフの傾斜により水抜き溝3dによつて前
方あるいは後方へ流下し、外部の空間に導き出さ
れる。従つて、水抜き溝3dからオーバーフロー
し、接触部Bを抜け、シール剤5の部分にまで侵
入する水は殆どなくなる。
なお、ドリツプチヤンネル部2の上面にモール
4を固定するためのリテーナを設ける構造がある
が、この場合でも何ら問題なく本考案を適用する
ことができる。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る自
動車のルーフモール取付構造にあつては、水抜き
溝の上方空間がリツプ部で覆われ、この部分がほ
ぼ閉じた管路となつて車体前後方向に延びるか
ら、水抜き溝の車幅方向外側の土手部分で接して
いるルーフサイドパネルとモールとの接触部分か
ら水が侵入しても、その水は直ぐにその水抜き溝
に入り込んでルーフの傾斜により水抜き溝に沿つ
て前方あるいは後方へ流下されるので、この侵入
した水が当該水抜き溝をオーバーフローしてさら
に車幅方向内側の土手部分で接しているルーフサ
イドパネルとモールとの接触部を抜け、主ルーフ
パネルとルーフサイドパネルとの溶接接合面にま
で侵入することがなくなり、錆発生の問題は殆ど
なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例におけるモールを
装着する前のルーフ構造を示す一部切欠き斜視
図、第2図は同上ルーフ構造のモールを取り付け
た状態での縦断面図、第3図は従来のルーフモー
ル取付構造を示す縦断面図である。 1……主ルーフパネル、2……ドリツプチヤン
ネル部、2a……立ち上り片、3……ルーフサイ
ドパネル、3a……アウターパネル、3b……イ
ンナーパネル、3c……フランジ部、3d……水
抜き溝、4……モール、4a……リツプ部、5…
…シール剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両側縁部にドリツプチヤンネル部が折り曲げ形
    成された主ルーフパネルと、この主ルーフパネル
    の上記ドリツプチヤンネル部に溶接されたルーフ
    サイドパネルと、上記ドリツプチヤンネル部の外
    側端立ち上り片に沿つて嵌合装着され、上記両パ
    ネルの接合部を覆うモールとを有する自動車のル
    ーフモール取付構造であつて、 上記モールの外側縁部には上記ルーフサイドパ
    ネルの上面に接してこれに覆い被さるリツプ部が
    一体に形成されているとともに、上記ルーフサイ
    ドパネルには、上記立ち上り片と当該ルーフサイ
    ドパネルとによつて形成される車体前後方向に延
    びる溝の底壁部より上方に位置し、上記リツプ部
    によつて覆われる上面部分に、車体前後方向に延
    びた水抜き溝が一体に形成され、上記モールのリ
    ツプ部は、水抜き溝の両側の土手部分でルーフサ
    イドパネルの上面に2箇所で接していることを特
    徴とする自動車のルーフモール取付構造。
JP1986075221U 1986-05-21 1986-05-21 Expired JPH0425425Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986075221U JPH0425425Y2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986075221U JPH0425425Y2 (ja) 1986-05-21 1986-05-21

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Publication Number Publication Date
JPS62187976U JPS62187976U (ja) 1987-11-30
JPH0425425Y2 true JPH0425425Y2 (ja) 1992-06-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57101669U (ja) * 1980-12-15 1982-06-22
JPS59182470U (ja) * 1983-05-25 1984-12-05 トヨタ自動車株式会社 自動車車体のル−フサイド構造

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JPS62187976U (ja) 1987-11-30

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