JP2555103Y2 - トラックのキャブ構造 - Google Patents

トラックのキャブ構造

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JP2555103Y2
JP2555103Y2 JP4844592U JP4844592U JP2555103Y2 JP 2555103 Y2 JP2555103 Y2 JP 2555103Y2 JP 4844592 U JP4844592 U JP 4844592U JP 4844592 U JP4844592 U JP 4844592U JP 2555103 Y2 JP2555103 Y2 JP 2555103Y2
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rail
cab
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side rail
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斎藤  弘
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、キャブのルーフパネ
ルの両サイドに設けられたサイドルーフレールに侵入し
た雨水等を排水する排水構造を改良したトラックのキャ
ブ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】トラックのキャブにおけるドリップチャ
ンネルは、図5に示すように、サイドルーフレールイン
ナaとサイドルーフレールアウタbとからなるサイドル
ーフレールcの上部に断面がコ字状のドリップチャンネ
ルdが設けられ、このドリップチャンネルdのルーフパ
ネルeの側縁部がスポット溶接されている。
【0003】ドリップチャンネルdはキャブの両サイド
に前後方向に亘って設けられ、雨水はドリップチャンネ
ルdの内部を流れてキャブの前部側から排水されるよう
になっている。
【0004】ところが、最近ではルーフパネルの両サイ
ドのドリップチャンネルdを廃止したドリップレスのサ
イドルーフレールがトラックのキャブにも採用されるよ
うになった。このドリップレス構造は、図6および図7
に示すように構成されている。すなわち、1はルーフパ
ネルであり、この両サイドにはサイドルーフレール2が
設けられている。
【0005】サイドルーフレール2の後部側にはバック
インナ3とバックアウタ4とからなる中空のバックサイ
ドレール5が設けられている。また前部側にはヘッダイ
ンナ6とヘッダアウタ7とからなる中空のヘッダサイド
レール8が設けられている。
【0006】そして、バックサイドレール5の前端部と
ヘッダサイドレール8の後端部は連結され、ヘッダサイ
ドレール8の前端部はフロントピラー9に連結されてい
る。また、バックサイドレール5のバックインナ3とバ
ックアウタ4との間およびヘッダサイドレール8のヘッ
ダインナ6とヘッダアウタ7との間には部分的に補強板
10が設けられている。
【0007】さらに、前記ルーフパネル1の両サイドに
おける側縁部には下方へ折曲する折曲縁1aが設けら
れ、バックアウタ4およびヘッダアウタ7の上端部にも
下方へ折曲する折曲縁4a,7aが設けられている。
【0008】そして、この折曲縁1aと折曲縁4a,7
aとがスポット溶接されており、ルーフパネル1の両サ
イドには凹溝11が形成されている。この凹溝11の底
部、つまり折曲縁1aと折曲縁4a,7aとのスポット
溶接を水密にシールするためにボディシーラ12が塗布
されている。
【0009】また、キャブにおいては、ルーフパネル1
の上部にルーフデッキ(図示しない)を取り付けるため
にバックアウタ4およびヘッドアウタ7に複数個の取付
け孔13が穿設され、この取付け孔13に対応してウェ
ルドナット14が前記補強板10に固定されている。
【0010】そして、ルーフデッキを取り付けないとき
には取付け孔13を水密に閉塞するために取付け孔13
に挿通し、ウェルドナット14にシールタイプボルト1
5を螺合している。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように構成されたドリップレス構造は、ルーフパネル1
とバックアウタ4およびヘッダアウタ7との継ぎ目部分
に設けた凹溝11に溜まった雨水がバックインナ3とバ
ックアウタ4との接合部およびヘッダインナ6とヘッダ
アウタ7との接合部からサイドルーフレール2の内部に
侵入するという問題がある。
【0012】そこで、ボディシーラ12を2重、3重に
塗布しているが、塗布不良、亀裂等によって水洩れが避
けられない。また、ルーフデッキを取り付けるために設
けた取付け孔13は、シールタイプボルト15によって
シールされているが、ルーフデッキを取り付け、大きな
荷重が加わると、取付け孔13の周辺に変形が生じやす
い。
【0013】したがって、ルーフデッキを取り外した
後、取付け孔13をシールタイプボルト15によって閉
塞しても、完全に水密にシールすることはできず、取付
け孔13から雨水が点線矢印のように流れてサイドルー
フレール2の内部に侵入するという問題がある。このた
め、サイドルーフレール2の発錆の原因となっていた。
【0014】この考案は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、サイドルーフレール
の内部に雨水が侵入しても、その雨水をスムーズに排水
して内部に溜まるのを防止できるトラックのキャブ構造
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記目的を
達成するために、キャブのルーフパネルの両サイドにお
ける後部側にバックインナとバックアウタとからなる中
空のバックサイドレールを設け、前部側にヘッダインナ
とヘッダアウタとからなり、前記バックサイドレールと
連結された中空のヘッダサイドレールを設け、このヘッ
ダサイドレールの前端部をフロントピラーに連結すると
ともに、前記バックインナおよびヘッダインナにキャブ
の前部に向って前下がり勾配の排水溝を設けたことにあ
る。
【0016】
【作用】バックインナとバックアウタとの間およびヘッ
ダインナとヘッダアウタとの間から内部に侵入した水や
ルーフデッキの取り付け用の取付け孔から侵入した水は
排水溝によってキャブの前方に導かれ、フロントピラー
から外部には排水される。
【0017】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明するが、図6および図7と同一構成部分は同一番号
を付して説明を省略する。
【0018】図1〜図4に示すように、バックサイドレ
ール5を構成するバックインナ3の内面にはその上部側
より下部側をバックアウタ4の内面側に突出することに
よって段部21が形成されている。同様に、ヘッダサイ
ドレール8を構成するヘッダインナ6の内面にもその上
部側より下部側をヘッダアウタ7の内面側に突出するこ
とによって段部22が形成されている。
【0019】バックインナ3の段部21とヘッダインナ
6の段部22とはバックサイドレール5とヘッダサイド
レール8との連結部を介して連結されており、キャブの
前方に向って前下がり勾配の排水溝23が形成されてい
る。前記ヘッダインナ6およびヘッダアウタ7はフロン
トピラー9に連結されており、排水溝23はフロントピ
ラー9の中空部に連通している。
【0020】ルーフパネル1とバックアウタ4およびヘ
ッダアウタ7との継ぎ目部分に設けた凹溝11に溜まっ
た雨水がバックインナ3とバックアウタ4との接合部お
よびヘッダインナ6とヘッダアウタ7との接合部からサ
イドルーフレール2の内部に侵入すると、雨水はバック
インナ3の内面およびヘッダインナ6の内面を伝わって
流れ落ち、排水溝23に導かれると、排水溝23によっ
てキャブの前方に導かれ、フロントピラー9の内部を通
って車外に排水される。
【0021】また、ルーフデッキを取り付けるために設
けた取付け孔13は、シールタイプボルト15によって
シールされているが、取付け孔13の周辺の変形等によ
ってシールタイプボルト15との隙間から雨水がサイド
ルーフレール2の内部に侵入すると、雨水はバックイン
ナ3の内面およびヘッダインナ6の内面を伝わって流れ
落ち、排水溝23に導かれると、排水溝23によってキ
ャブの前方に導かれ、フロントピラー9の内部を通って
車外に排水される。したがって、サイドルーフレール2
の内部に雨水が侵入しても、内部に溜まることなく、排
水されるため発錆を防止することができる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、サイドルーフレールの内部に雨水が侵入しても、サ
イドルーフレールの内部に設けた排水溝によって雨水を
スムーズに排水するようにしたから、内部に溜まること
なく、錆の発生を防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わるキャブの一部の分
解斜視図。
【図2】同実施例のサイドルーフレールの縦断側面図。
【図3】同実施例のトラックのキャブの側面図。
【図4】同実施例のフロントピラーの横断平面図。
【図5】従来のサイドルーフレールの縦断側面図。
【図6】従来のドリップレスのキャブの一部の分解斜視
図。
【図7】従来のドリップレスのキャブのサイドルーフレ
ールの縦断側面図。
【符号の説明】
3…バックインナ、4…バックアウタ、5…バックルサ
イドレール、6…ヘッダインナ、7…ヘッダアウタ、8
…ヘッダサイドレール、9…フロントピラー。23…排
水溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブのルーフパネルの両サイドにおけ
    る後部側にバックインナとバックアウタとからなる中空
    のバックサイドレールを設け、前部側にヘッダインナと
    ヘッダアウタとからなり、前記バックサイドレールと連
    結された中空のヘッダサイドレールを設け、このヘッダ
    サイドレールの前端部をフロントピラーに連結するとと
    もに、前記バックインナおよびヘッダインナにキャブの
    前部に向って前下がり勾配の排水溝を設けたことを特徴
    とするトラックのキャブ構造。
JP4844592U 1992-07-10 1992-07-10 トラックのキャブ構造 Expired - Lifetime JP2555103Y2 (ja)

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JPH068155U JPH068155U (ja) 1994-02-01
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JP2013112932A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Beltec:Kk 設置物固定具
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