JPH04241605A - 移動車のずれ量検出装置 - Google Patents

移動車のずれ量検出装置

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JPH04241605A
JPH04241605A JP3002894A JP289491A JPH04241605A JP H04241605 A JPH04241605 A JP H04241605A JP 3002894 A JP3002894 A JP 3002894A JP 289491 A JP289491 A JP 289491A JP H04241605 A JPH04241605 A JP H04241605A
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JP
Japan
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vehicle
deviation
amount
information
moving vehicle
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Pending
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JP3002894A
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English (en)
Inventor
Keisuke Oguro
敬介 小黒
Tetsuya Masaoka
政岡 徹弥
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、予定走行経路を自律走
行する移動車のずれ量検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のずれ量検出装置は、移動車の予
定走行経路からのずれ量を検出して、移動車を予定走行
経路に沿って適正通り走行させるように操向制御するた
めに用いられるものであって、その従来例として下記の
ものがある。すなわち、予定走行経路における特定箇所
にマークを設置し、移動車が前記マーク上を通過すると
きに、移動車に備えさせたセンサにてマークを検出する
ことにより、移動車のずれ量(車体横幅方向でのずれ量
、及び進行方向のずれ角)を求めるようにしている(特
開昭62−74107号公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】移動車を、例えば予定
走行経路の横脇に設置したステーションに向けて走行さ
せる際等、予定走行経路の横脇に障害物が存在する状態
で走行させるときには、障害物の手前箇所において移動
車を予定走行経路に沿って適正通りに走行させて、移動
車が障害物と接触あるいは衝突するトラブルを回避させ
る必要がある。 【0004】しかしながら、上記従来技術を用いて、障
害物の手前箇所において移動車を予定走行経路に沿って
適正通り走行させるには、障害物の手前箇所においてマ
ークを予定走行経路に沿って小なる間隔で複数配設する
必要があり、マークの設置が煩雑となる不利があった。 つまり、障害物のごく近くにのみマークを設置すると、
ずれ量が小さな場合には移動車を所望通り走行させるこ
とができるものの、ずれ量が大きな場合には、障害物に
到達する前に適正状態となるように操向制御できない虞
れがある。これとは逆に、障害物から比較的大きく離れ
た箇所にのみマークを設置すると、ずれ量が大きな場合
にも障害物に到達する前に適正状態となるように操向制
御できる。しかしながら、そのような操向制御によって
ずれを修正したとしても、その修正によって移動車が障
害物のごく近くにおいて適正通り走行しているか否かは
分らないものであり、この場合にも障害物のごく近くに
おいて操向制御する必要があると考えられる。従って、
上述の如く、マークを小間隔で複数配設して、各所にお
いて要求される操向制御を確実に行なわせることにより
、移動車を適正通り走行させる必要があるが、複数のマ
ーク夫々を精度良く設置する作業は手間の掛る煩雑な作
業となるものであった。 【0005】本発明は、上記実状に鑑みて為されたもの
であって、その目的は、設置作業の簡略化を図りながら
も、移動車を予定走行経路に沿って適正通り走行させる
ことができる移動車のずれ量検出装置を提供する点にあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明による移動車のずれ量検出装置の第1の特徴
構成は、自律走行する移動車の予定走行経路における特
定箇所に、前記予定走行経路に対する前記移動車のずれ
量を判別させるための情報を表示する基準部材が設けら
れ、 【0007】前記移動車に、進行方向側を撮像して前記
基準部材の表示情報を読み取る撮像手段と、その撮像手
段の読み取り情報に基づいて前記ずれ量を判別するずれ
量判別手段が設けられていることを特徴とする。 【0008】又、第2の特徴構成は、上記第1の特徴構
成を実施する際の好適な具体構成を特定するものであっ
て、前記ずれ量判別手段は、前記読み取り情報に基づい
て前記基準部材までの距離を判別して、その判別情報を
も利用して前記ずれ量を判別するように構成されている
ことを特徴とする。 【0009】 【作用】第1の特徴構成によれば、移動車の進行方向側
で、移動車の予定走行経路における特定箇所に設けられ
ている基準部材の表示情報を、移動車の進行方向側を撮
像する撮像手段により読み取り、次にこの読み取り情報
に基づいて、予定走行経路に対する移動車のずれ量を判
別させる。 【0010】この場合において、移動車の進行方向側の
前方位置にあって、移動車が走行すべき予定走行経路に
おける特定箇所に設けられている基準部材を読み取るの
で、基準部材の設置位置から大きく離れた位置で、前も
って前記ずれ量を判別することができ、予定走行経路に
沿って適正通り走行する状態に移動車が復帰するように
修正操向することが可能となると共に、基準部材の設置
位置の近くにおいてもずれ量を判別させて、予定走行経
路に沿って適正通り走行する状態に移動車が復帰するよ
うに修正操向することが可能となる。 【0011】従って、移動車を予定走行経路の横脇に障
害物が存在する状態で走行させるときに、その障害物に
対応させて1つの基準部材を設置すれば、その障害物の
手前箇所において移動車を予定走行経路に沿って適正通
り走行させるためのずれ量を検出することができる。 【0012】第2の特徴構成によれば、撮像手段の読み
取り情報に基づいて基準部材までの距離を判別させて、
この判別情報をも利用してずれ量を判別させるので、検
出精度の向上に有利となる。すなわち、進行方向側を撮
像する撮像手段の基準部材に対する読み取り情報に基づ
いてずれ量を判別するには、基準部材までの距離の変化
によって撮像される基準部材の大きさが変化するから、
基準部材までの距離情報を必要とする。この距離情報を
求めるには、移動車の車輪の回転数の積算値から判別さ
せることができるが、スリップ等のため精度が低下し易
いものとなる。これに対して、この第2の特徴構成によ
れば、基準部材までの距離を正確に求めて、ずれ量を精
度良く検出させることが可能となる。 【0013】 【発明の効果】第1の特徴構成によれば、1つの基準部
材を設置するだけで障害物の手前箇所において移動車を
予定走行経路に沿って適正通り走行させるためのずれ量
を検出することができるから、基準部材の設置作業の簡
略化を図りながらも障害物と接触あるいは衝突等のトラ
ブルなく移動車を走行させるためのずれ量を検出するこ
とが可能となった。 【0014】第2の特徴構成によれば、検出精度の一層
の向上を図って、移動車を一層適正通り走行させること
が可能となった。 【0015】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図2及び図6に示すように、移動手段と
しての荷移載用マニプレータ1が搭載された移動車Aの
走行経路の横側部に、作業用ステーションとしての荷移
載用ステーションSTの複数個が設置されている。そし
て、前記移動車Aが指示されたステーションSTに停止
するに伴って、前記マニプレータ1によって、ステーシ
ョンSTと移動車Aとの間で荷Nの移載作業を自動的に
行うように構成されている。 【0016】尚、詳述はしないが、一つのステーション
STで前記移動車Aに移載された荷Nは、他のステーシ
ョンSTで卸されたり、ステーションSTでの加工作業
等が終了する毎に再度移動車Aに移載されて、次のステ
ーションSTに運搬されることになる。 【0017】但し、前記移動車Aは、走行用ガイド等を
用いないでステーションST間に亘って自律走行するよ
うに構成されている。そして、詳しくは後述するが、前
記移動車Aが、指示されたステーションSTに向って予
定走行経路L0 を走行する時に、前記ステーションS
Tに設けられた基準部材4を離れた位置から読み取り、
その読み取り情報から判別された予定走行経路L0 に
対する移動車Aのずれ量情報に基づいて、移動車Aを予
定走行経路L0 に沿って走行するように補正操向され
る構成となっている。 【0018】尚、前記予定走行経路L0 は、移動車A
が前記ステーションSTに停止したときの、ステーショ
ンSTに対する平面視での基準位置に対する車体横幅方
向でのずれ量Y、車体前後方向でのずれ量X、及び、車
体前後方向での傾きθの各ずれ量情報に基づいて、補正
されるように構成されている(図7参照)。 【0019】又、図中、本発明が適用される移動車の走
行制御システムの静止基準座標軸(以下、レイアウト座
標軸と称する)を、X”,Y”軸とし、移動車Aに固定
された基準座標軸として、車体前後方向を、X’軸、車
体横幅方向をY’軸とする。そして、移動車Aの中心A
Cを、X’,Y’座標軸の原点として、更に移動車Aが
ステーションSTに対する設定適正停止状態で停止する
場合には、前記中心ACがレイアウト座標軸上の基準位
置LCと一致し、且つ、X”軸とX’軸は平行であり、
Y”軸とY’軸は平行である。 【0020】前記ステーションST間の予定走行経路L
0 について説明を加えれば、図6に示すように、前記
移動車Aの車体前後方向をX”軸とし、且つ、車体横幅
方向をY”軸として設定してある。そして、二つのステ
ーションST1,ST2 の間でX”軸方向での距離w
1 とY”軸方向での距離w2 とに基づいて、前記移
動車Aを自律走行させる予定走行経路L0 の情報が予
め設定記憶されることになる。但し、前記移動車Aは、
一つのステーションST2 から他方のステーションS
T1 に向かって走行させるものとする。 【0021】前記予定走行経路L0 は、前記二つのス
テーションST1,ST2 の間を結ぶ複数個の直線に
分割された直線区間T1,T2,T3 夫々の距離情報
と、各直線区間T1,T2,T3 の接続点において向
き変更させるための旋回半径R1,R2 及び旋回角度
θ1,θ2 の情報として設定され、それらの距離情報
や旋回角度の情報を、前記移動車Aに対する走行制御情
報として予めマップ化して、記憶させておくようにして
ある。 【0022】つまり、前記移動車Aは、記憶した走行制
御情報に基づいて、一方のステーションST2 から他
方のステーションST1 に向けて、前記各直線区間T
1,T2,T3 をその順序で直進するように、各区間
の接続点において設定半径で設定角度を旋回させながら
自律走行して、自動的に次のステーションST1 で停
止することができるようにしているのである。 【0023】尚、図6中、r1,r2 は車体横幅方向
における前記ステーションST1,ST2 と前記予定
走行経路L0 との間の距離である。 【0024】図1乃至図2及び図8に示すように、前記
移動車Aが指示されたステーションSTにおいて停止し
たときに、ステーションSTに対する前記移動車Aの設
定適正停止状態からのずれ量を検出するために、前記移
動車Aには、車体前後方向に対応するX軸方向の所定距
離Lを隔てた箇所を撮像する2個の撮像部Saiを備え
たイメージセンサSaが設けられ、同時に、前記ステー
ションSTには、前記2個の撮像部Saiの夫々にて各
別に撮像されるように配置された2個の被撮像部3iを
備えた前記ステーションSTに対する基準位置情報を表
示するマーク3が設けられている。 【0025】又、前記移動車Aが指示されたステーショ
ンSTに向って予定走行経路L0 を走行しているとき
に、前記予定走行経路L0 に対する前記移動車Aのず
れ量を検出するために、前記移動車Aには、進行方向の
前方を撮像する撮像手段としての補助イメージセンサC
aが設けられ、同時に、前記ステーションSTの側面に
は、前記補助イメージセンサCaが移動車Aの前記ステ
ーションSTに対する位置を検出する際の基準位置情報
を表示する基準部材4が設けられている(図4及び図5
参照)。 【0026】そして、前記補助イメージセンサCaと前
記基準部材4は、移動車Aが走行する走行フロア面から
、略同一の高さ位置に設置され、また、補助イメージセ
ンサCaの光軸OA方向は、走行フロア面に平行となっ
ている。前記基準部材4は、四個の円形の発光体素子4
a,4b,4c,4dから成り、その光放射方向を前記
ステーションSTの側面に略垂直な方向となるようにし
、前記側面内で、一辺が移動車Aの走行フロア面に平行
で長さΔdで、他辺が前記走行フロア面に垂直で長さΔ
Lである長方形の各頂点に各発光体素子の発光領域の中
心が位置している。上記のように、基準部材4を発光体
素子で構成して、離れた位置にある補助イメージセンサ
Caからでも確実に、その表示情報を読み取れるように
している。 【0027】一方、前記マーク3には、図9乃至図11
に示すように、2個の被撮像部3iのうちの1個が、そ
の被撮像部3iの全体に対する自己の配置箇所を特定す
るための情報を表示する要素部としての2種類の要素マ
ーク3Cを備え、この2種類の要素マーク3Cが、前記
被撮像部3iの中央点O’を中心とする2個の所定半径
の円周上に2次元的に分散配置されている。尚、1個の
上記円周上には、同じ種類の要素マーク3Cのみが配置
されている。また、図中、X軸を車体前後方向、Y軸を
車体横幅方向、また前記中央点O’をX,Y座標軸の原
点とする。 【0028】前記2種類の要素マーク3Cのうち1個の
ものは、2個の径の異なる円(大円と小円)がそれらの
重心を結ぶ一直線上に所定距離離して配置され、且つ、
この直線の延長上で径の大きい側の所定距離の所に、前
記中央点O’が位置しており、更に、中央点O’を中心
としてX軸上及びY軸上に各2個、計4個配置されてい
る。 【0029】また、前記2種類の要素マーク3Cのうち
他のものは、3個の径の異なる円(大円、中円、小円)
がそれらの重心を結ぶ一直線上に、しかも大きさの順で
所定距離離して配置され、且つ、この直線がX,Y軸と
45°の角度をなすようにし、その延長上で径の大きい
側の所定距離の所に、前記中央点O’が位置しており、
更に、中央点O’を中心としてX,Y軸と45°の角度
をなす方向に各2個、計4個が配置されている。 【0030】また、前記マーク3のもう1個の被撮像部
3iは、1個の中円であり、その重心位置がX軸上の前
記中央点O’から所定距離Lの所で、且つ、前記要素マ
ーク3Cの位置より外側のマーク3の端部に近い位置に
配置されている。 【0031】又、前記最初の被撮像部3iの中央部つま
り、前記中央点O’付近には、前記移動車Aが停止して
いるステーションSTが何れであるかを識別するために
、予め付与されたアドレス情報を同時に表示するように
構成されている。 【0032】図12に示すように、前記マーク3は、入
射光をその入射方向に全反射するシート状のプリズム型
光反射体3aを設定大きさに形成して、その表面に、黒
色艶消し塗装された樹脂製の平板3bを貼着したもので
ある。尚、図12は、図9のX軸に沿った断面を示して
いる。 【0033】前記黒色の平板3bには、前記ステーショ
ンSTに対する基準位置情報を表示する四個の基準位置
マークa〜dと、前記アドレス情報をバイナリーコード
の形態で表示する複数個のアドレスマークe〜lと、そ
のアドレスマークe〜lに対するパリティーマークm〜
pとの三種類のマークの夫々を形成する同一径の複数個
の貫通孔が所定の配置で並ぶように形成されている。つ
まり、前記マーク3は、前記各マーク3i,3C,a〜
pが形成された箇所のみが反射して周囲よりも明るく見
えるように形成されているのである。 【0034】ここで、前記四個の基準位置マークa〜d
の重心位置が、前記1個の被撮像部3iの中央点O’に
一致するようにしている。 【0035】また、何れのマークであるかの認識を容易
にするために、前記四個の基準位置マークa〜dは、前
記中央点O’を中心とする正方形の各頂点に各一個が位
置し、前記アドレスマークe〜lは、前記基準位置マー
クa〜dの内側において、車体前後方向に沿うX軸方向
に向けて上位と下位に二分割された状態で且つ車体横幅
方向に沿うY軸方向に並ぶように位置し、そして、前記
パリティーマークm〜pは、前記アドレスマークe〜l
夫々のX軸方向横側に位置するように配置してある。 【0036】図1及び図2に示すように、前記移動車A
は、一対の電動モータ5にて各別に駆動停止並びに逆転
自在な状態で、車体前後方向の略中央に設けられた左右
一対の推進車輪6と、車体前後端部の夫々に設けられた
左右一対の遊転輪7とを備えている。つまり、前記移動
車Aはその場で向き変更することができるように構成さ
れているのである。 【0037】又、前記移動車Aには、光ファイバ式のジ
ャイロ装置Sbが搭載され、そのジャイロ装置Sbの情
報に基づいて前記予定走行経路L0 に対する走行方向
のずれを検出して、前記左右一対の推進車輪6の回転速
度に差を付けるように前記一対の電動モータ5を変速操
作して走行させるようになっている。 【0038】尚、図1中、Scは前記左右一対の推進車
輪6の旋回中心となる箇所に設けられた接地輪式の走行
距離検出用センサーである。 【0039】図3に示すように、前記移動車Aの運行を
管理する地上側の中央制御装置8と前記移動車Aとの間
で、前記移動車Aの行き先情報や前記マニプレータ1の
作動指令情報等の各種情報を通信するための無線式の通
信装置9a,9bが、前記移動車Aと地上側に設けられ
ている。尚、前記地上側の通信装置9bは前記中央制御
装置8に接続され、移動車側の通信装置9aは、前記移
動車Aの走行及び前記マニプレータ1の作動を制御する
ために前記移動車Aに搭載されたマイクロコンピュータ
利用の移動車コントローラ10に接続されている。 【0040】尚、図3中、11AはイメージセンサSa
の撮像情報を画像処理して前記マーク3の情報を前記移
動車コントローラ10に伝達する画像処理部、11Bは
補助イメージセンサCaの撮像情報を画像処理して前記
基準部材4の情報を前記移動車コントローラ10に伝達
する補助画像処理部、12は前記移動車コントローラ1
0の指令に基づいて前記マニプレータ1の作動を制御す
るマニプレータ用コントローラ、13は前記左右両推進
車輪6の駆動する走行用モータ5の作動を制御する走行
用コントローラ、14は前記走行用コントローラ13の
指令に基づいて前記走行用モータ5を駆動する駆動装置
、15は前記移動車Aに対して行き先情報を手動設定し
たり、非常停止時等の復旧を行うために各種情報を手動
設定するための設定器である。 【0041】前記マニプレータ1について説明すれば、
図1及び図2に示すように、いわゆる多関節型に構成さ
れているものであって、その先端部に、荷把持具2と、
前記マーク3の表示情報を読み取るイメージセンサSa
とが取り付けられている。尚、詳述はしないが、前記マ
ニプレータ1は、各関節に設けられた電動モータの作動
量を、その作動量を検出するエンコーダの情報と、予め
記憶された各種制御情報とに基づいて制御されて、荷移
載作業を行うことになる。 【0042】次に、移動車AがステーションSTに停止
した状態において、移動車Aの設定適正停止状態からの
ずれ量X,Y,θを検出する停止位置検出について説明
する。 【0043】前記マニプレータ1が、マニプレータ用コ
ントローラ12の指令に基づいて、マーク3に対応する
読み取り用設定位置に、イメージセンサSaを自動移動
させ、ここでイメージセンサSaがマーク3を読み取っ
た読み取り情報に基づいて、移動車コントローラ10及
び画像処理部11Aを利用して構成される補正位置判別
手段101がイメージセンサSaを移動操作すべき補正
位置を判別し、次に、この補正位置にイメージセンサS
aを自動移動させて、マーク3の表示情報を読み取る。 【0044】そして、移動車コントローラ10及び画像
処理部11Aを利用して構成されるずれ量判別手段10
0が、前記補正位置でイメージセンサSaが読み取った
読み取り情報と前記マーク3に対応する読み取り用設定
位置でイメージセンサSaが読み取った読み取り情報に
基づいて、前記ずれ量X,Y,θを判別するように構成
されている。尚、イメージセンサSaは、マーク3を高
い分解能で読み取るように、狭い撮像視野に構成され、
又、前記マーク3に対応する読み取り用設定位置で、イ
メージセンサSaの画像上の座標軸x,yの夫々は、移
動車Aの座標軸X’,Y’と平行となるように構成され
ている。 【0045】位置ずれ検出の動作手順を、図13乃至図
15を用いて説明すれば、先ず、前記マニプレータ1を
予め設定記憶させた作動量で作動させて、前記イメージ
センサSaをマーク3に対応する読み取り用設定位置に
移動させる。 【0046】ここにおいて、イメージセンサSaの2個
の撮像部Saiのうち、1個の撮像部Saiが、前記各
マーク3C,a〜pで構成されるマーク3の1個の被撮
像部3iを撮像するように、また、他の1個の撮像部S
aiが、他の1個の被撮像部3iを撮像するように設定
されている。 【0047】しかし、通常、自律走行による誤差が0で
はないので、マーク3のX−Y軸とイメージセンサSa
の撮像視野S1のx−y軸は一致せず、またX−Y軸の
原点である中央点O’とx−y軸の原点Gもずれている
(図13参照)。図示の状態は、イメージセンサSaが
、狭視野の撮像視野であり、また位置ずれが大きい為に
、マーク3の中央点O’が撮像視野S1内に入っていな
いが、要素マーク3Cの1個をとらえている状態を示す
。 【0048】ここにおいて、イメージセンサSaからの
撮像信号は画像処理部11Aに入力され、その撮像信号
のコントラストの大小に基づいて2値化されてから、撮
像視野S1にある要素マーク3Cの属している被撮像部
3iの全体に対する座標検出情報として出力される。 【0049】図13において、要素マーク3Cを構成す
る3個の円のうち、大円の重心をP、小円の重心をRと
する。 【0050】既述のように、点Pと点Rを結ぶ延長線上
にX−Y軸の原点である中央点O’があり、x軸y軸に
夫々平行で点O’と点Pを各々通る線分の交点をQとす
ると3点O’,P,Qで直角三角形ができる。また線分
O’,Pとy軸とのなす角をθ3とし、前記円の重心位
置P,Rのx−y座標軸での座標値を各々(x1,y1
),(x2,y2)とする。 【0051】次に上記画像処理部11Aの情報は、移動
車コントローラ10に入力される。 【0052】 【数1】図より、θ3=tan−1(|x2 −x1 
|/|y2 −y1 |)であり、従って、X軸とx軸
のずれ角θ4は、θ4=45°−θ3となる。 【0053】また、イメージセンサSaの画面座標軸x
−y軸の原点Gに対する前記中央点O’のずれ量に相当
する座標値(x0,y0)は、下式で求められる。 【0054】 【数2】 x0 =O’Q+x1 =O’Psinθ3+x1 y
0 =QP+y1 =O’Pcosθ3+y1 【00
55】ここで、線分O’Pはマーク3の構成上予め決っ
ているので、上記座標値(x0,y0)は、具体的な検
出情報量として決定される。 【0056】最終的に、ずれ量判別のためにイメージセ
ンサSaを移動操作すべき補正量として、上記ずれ量(
x0,y0)とずれ角θ4が与えられるのである。 【0057】次に、イメージセンサSaの撮像視野S1
のx−y座標軸が、マーク3のX−Y座標軸と重なるよ
うに、イメージセンサSaを、その画像座標軸原点Gを
中心として、上記ずれ角θ4だけ回転し、更にずれ量(
x0,y0)分平行移動させる。但し、上記回転操作と
平行移動操作の順序は、任意にできる。 【0058】そうすると、撮像視野は図14のS2とな
る。なお、ここで、S3はもう1個の撮像部Saiが角
度検出のために設けられた、1個の円から成る前記被撮
像部3iの撮像した撮像視野である。通常はこの段階で
も、前記計測及び動作の誤差により、中央点O’と画面
座標軸原点Gはずれており、座標軸も平行でない。 【0059】S2の状態で、前記中央点O’と画像座標
軸原点Gとのずれ量である座標値(x3,y3)を求め
る。 具体的には、S2視野内の四個の基準位置マークa〜d
の重心位置が、前記中央点O’に一致しているので、こ
の重心位置と画面座標軸原点Gとのずれ量が上記座標値
(x3,y3)となる(図15参照)。 【0060】 【数3】 x3 =(xa +xd )/2=(xb +xc )
/2y3 =(ya +yd )/2=(yb +yc
 )/2【0061】以上のような補正操作の過程で得
られた検出値を加算処理することで、前記読み取り用設
定位置におけるマーク3の中央点O’から画面座標の原
点までのずれ量(xg, yg) が、精度よく検出さ
れるのである。 【0062】 【数4】 xg =x0 +x3  yg =y0 +y3  【0063】又、S2画面上で、読み取られるアドレス
マークe〜l及び前記パリティーマークm〜pを、それ
らの大きさと予め設定記憶されている前記基準位置マー
クa〜dに対する位置関係とから、前記アドレスマーク
e〜l及び前記パリティーマークm〜pの有無を判別し
、且つ、そのマーク有無の組み合わせに基づいて、前記
移動車Aが現在停止しているステーションSTのアドレ
スを判別させることができる。 【0064】次に、角度ずれの検出のために、既述のよ
うにマーク3の中央点O’からX軸上の所定距離Lにあ
る被撮像部3iに対応する撮像視野S3において、上記
被撮像部3iである円の重心と、画面座標軸の原点との
ずれ量である座標値(x4,y4)を検出する。ここで
、マーク3のX座標軸と画面座標x軸とのずれ角をθ5
とすると、 【0065】 【数5】θ5=sin−1(|y4 −y3 |/L)
となる(図14参照)。 【0066】結局、マーク3の座標軸と画面座標軸との
ずれ角は、前記読み取り用設定位置での検出値θ4と、
補正操作後の検出値θ5を加算処理した、θ=θ4+θ
5で求められる。ここにおいて、前記のように当初の角
度ずれθ4をイメージセンサSaを回転させる補正操作
で、修正しているので、上記θ5は、0に近い値になっ
ている。このため、角度ずれ量を、画面座標値より処理
する時も、画面歪みの少ない撮像領域で行えるので、精
度のよい結果が得られる。また、万が一、角度のずれが
異常に大きい時にも、前記位置ずれ検出の補正位置にイ
メージセンサSaを移動させた場合、撮像視野からはみ
出すことなく、検出操作ができるのである。 【0067】一方、マーク3の車体前後方向に対応する
X軸は、ステーションSTの車体前後方向に対応するレ
イアウト座標軸X”軸に平行になるように取りつけられ
ており、画面座標軸の車体前後方向に対応するx軸は、
車体A上に固定された座標軸の車体前後方向に対応する
X’軸と平行になるように構成されているので、結局、
ステーションSTに対する車体Aのずれ角がθで与えら
れることになる。 【0068】また、移動車Aの中心ACの座標値も、前
記のように、読み取り用設定位置にイメージセンサSa
が予じめ決められた作動量分移動させられていることよ
り、撮像画面の座標原点と前記移動車Aの中心ACの配
置関係が決まるので、これに前記マーク3の中央点O’
と撮像画面の座標原点との距離に相当する座標値(xg
,yg)を修正量として座標変換してやることで求める
事ができ、最終的にレイアウト座標軸での基準停止位置
LCと、移動車Aの中心位置ACとの座標の差に相当す
るずれ量(X, Y) を求める事ができるのである。 【0069】従って、前記ずれ量(X, Y) の値と
前記傾きθの値とに基づいて、予め設定記憶された各関
節の作動量を補正することにより、前記移動車Aの停止
時における姿勢が前記ステーションSTに対する設定適
正停止状態からずれても、前記マニプレータ1の荷把持
具2が、マーク3に対して既値の位置にある荷Nを適正
通りに把持できるようにしているのである。 【0070】そして、荷移載作業が終了するに伴って、
予め記憶された、又は、前記通信装置9a,9bを介し
て前記中央制御装置8から指示される次のステーション
STまでの走行経路の情報と、前記基準位置LCに対す
る移動車Aの中心ACのずれ量X,Y及び前記傾きθの
情報に基づいて、次のステーションSTに走行するため
の走行方向を修正して自動走行を開始させることになる
。 【0071】走行方向の修正について説明を加えれば、
図7に示すように、前記移動車Aが前記ステーションS
Tに対して近づく方向に位置ずれ及び傾きが生じている
状態で停止しているとすると、先ず、前記ずれ量X,Y
の値及び前記傾きθの値とに基づいて、前記移動車Aが
前記ステーションSTに衝突しない範囲で、前記設定記
憶された予定走行経路L0 の方向に向き変更可能な最
大角度θsと、前記予定走行経路L0 との接点0まで
の走行距離Tsとを求め、前記ジャイロ装置Sbをリセ
ットして、検出走行方向の情報を初期化する。 【0072】次に、前記ジャイロ装置Sbの情報に基づ
いて、前記左右の推進車輪6を逆転させることによりそ
の場でスピンターンさせて、前記傾きθと前記向き変更
可能な最大角度θsとを加算した角度分を、前記予定走
行経路L0 の方向に向き変更させた後、前記走行距離
検出用センサーScの情報に基づいて、低速で前記求め
た走行距離Tsを直進走行させて、前記予定走行経路L
0 との接点0で停止させる。その後は、スピンターン
で前記最大角度θsをステーション側に向き変更して、
前記予定走行経路L0 に沿って自律走行しながら次の
ステーションSTに走行するように、設定速度で走行開
始させることになる。 【0073】前記予定走行経路L0 に沿って自動走行
を開始した後は、前述の如く、前記ジャイロ装置Sbの
情報に基づいて、前記左右の推進車輪6に回転速度差を
付けて操向し、且つ、前記走行距離検出用センサーSc
の情報に基づいて、前記予定走行経路L0 上における
前記移動車Aの位置を判別させて、次のステーションS
Tに達するに伴って自動停止させることになる。 【0074】この場合において、移動車Aがステーショ
ンSTに近づいていく時に、次のステーションSTの基
準部材4を補助イメージセンサCaで読み取り、この読
み取り情報を移動車コントローラ10及び補助画像処理
部11Bを利用して構成されるずれ量判別手段102に
入力して予定走行経路L0 に対する移動車Aのずれ量
を判別させ、この判別情報に基づいて、前記左右の推進
車輪6に回転速度差をつけて操向制御し、次のステーシ
ョンSTの設定適正停止位置LCに正確に停止させよう
とするのである。 【0075】次に、前記予定走行経路L0 に対する移
動車Aのずれ量を求めるやり方を説明する。 【0076】なお、以下の説明では、移動車Aに設置さ
れている4個の補助イメージセンサCaのうち、進行方
向左側の補助イメージセンサCaにて撮像するものとす
る(図5参照)。まず移動車Aの補助イメージセンサC
aとステーションSTの基準部材4間の距離を求めるの
である。 【0077】前述のように、補助イメージセンサCaと
基準部材4の走行フロア面からの高さ位置が略同一にな
っているので、移動車Aが走行フロア面上を走行する時
に、前記補助イメージセンサCaの光軸OAを走行フロ
ア面に平行に横方向から見た図で(図16参照)前記補
助イメージセンサCaの光軸OAが、前記基準部材4の
上下端の間に必らず収まるように設定される。そこで基
準部材4の上下方向の長さΔLを前記光軸OAの延長線
位置で分割し、上側をΔL1、下側をΔL2とし、また
、補助イメージセンサCaの撮像面Sfで、ΔL1,Δ
L2と対応する部分の画面座標値で表現したものをcy
2,cy1とする。また、ΔL1側の前記基準部材4の
上端部と、その撮像面Sfでの対応位置つまりcy2の
下端部を結ぶ直線の光軸OAとのなす角をβ、同様にΔ
L2側の下端部とcy1の上端部を結ぶ直線の光軸OA
とのなす角をαとする。 【0078】なお、補助イメージセンサCaの光学系の
焦点距離はFであり、前記基準部材4と補助イメージセ
ンサCaとの距離Eは、撮像面Sfから前記焦点距離F
分前面の位置から基準部材4の位置迄の距離で定義され
る。 【0079】上記において、前記画面座標cy2,cy
1を撮像された読み取り信号より算出する方法を説明す
る。(図19参照) 【0080】図において、x−y軸は補助イメージセン
サCaの画面座標軸、G’はその座標軸原点である。4
a’,4b’,4c’,4d’で示されているのは、夫
々、前記基準部材4の各発光体素子4a,4b,4c,
4dの撮像画像である。通常、基準部材4の取り付け誤
差や補助イメージセンサCaの撮像方向が基準部材4の
正面方向より傾いているので、4a’の重心位置のy座
標値(cy2a)と4b’の重心位置のy座標値(cy
2b)とは同一値ではない。同様に、cy1cとcy1
dも同一値ではない。そこで、実際上は、例えば、平均
をとって、cy1,cy2の座標軸とする。 【0081】 【数6】cy1=(cy1c+cy1d)/2cy2=
(cy2a+cy2b)/2 【0082】図16の位置関係より、次式が成り立つ。 【0083】 【数7】 tanα=ΔL2/E=(cy1/F)・offset
Ytanβ=ΔL1/E=(cy2/F)・offse
tY【0084】但し、offsetYは、距離Eを固
定値E0 に設定した時、基準部材4の実際の長さΔL
と、その補助イメージセンサCaの撮像面Sf上での座
標値として表現された長さ(cy1+cy2)との換算
係数として与えられる。 【0085】 【数8】 offsetY=〔ΔL/(cy1+cy2)〕・F/
E0 【0086】なお、前記固定値E0 の設定のや
り方は、移動車AがステーションSTより距離E0 離
れた位置で、前記基準部材4を読み取り、前記ずれ量判
別手段102により判別された前記ずれ量判別情報に基
づいて、前記予定走行経路L0 に沿って補正走行し、
ステーションSTの適正停止位置LCに停止させるよう
にした時に、前記読み取り用設定位置で、イメージセン
サSaの撮像視野内にマーク3を確実に捉えることが出
来るような位置に設定される。そして、この時のoff
setYの値を上記の換算係数として使うのである。 【0087】最終的に、前記距離Eは、前記2式を加算
して、 【0088】 【数9】 ΔL=ΔL1+ΔL2=E・(cy1+cy2)・of
fsetY/Fより、E=F・ΔL/〔(cy1+cy
2)・offsetY)〕として求まる。つまり、基準
部材4の上下方向の長さΔLの撮像面Sf上での座標値
(cy1+cy2)を検出することで補助イメージセン
サCaから基準部材4迄の距離が検出され、移動車Aと
ステーションSTとの距離情報が判別されるのである。 【0089】次に、移動車Aの予定走行経路L0 から
のずれ量を求める手順について説明する。まず、図17
によって、移動車Aの位置の前記予定走行経路L0 に
対して横方向の位置ずれ量を説明する。説明の都合上、
移動車Aの進行方向が、前記予定走行経路L0 に平行
であるとする。この時は、補助イメージセンサCaの光
軸OAも、前記予定走行経路L0 に平行となる。なお
、図17及び後述の図18は、前記走行フロア面に垂直
な方向で、上方より見た図である。 【0090】図17において、補助イメージセンサCa
側より基準部材4を見た時の、基準部材4の右端部と移
動車Aの補助イメージセンサCaの光軸OAとの距離を
d1、同左端部との距離をd2とする。そして、距離d
1及びd2の補助イメージセンサCaの撮像面Sfでの
座標値を各々cx1,cx2とする。d1とcx1,d
2とcx2を結ぶ直線の光軸OAとの交点と、マーク右
端部、同左端部とを結ぶ線分をE11,E12、またこ
のE11,E12と光軸OAとのなす角度を各々θ10
,θ20とする。図より 【0091】 【数10】 θ10=tan−1(cx1・offsetX/F)θ
20=tan−1(cx2・offsetX/F)であ
る。 【0092】ここで、offsetXは、offset
Yの時と同様に、距離Eを固定値E0 にした時の基準
部材4の左右方向の実際の長さΔdと、その補助イメー
ジセンサCaで読み取られた座標値(cx2−cx1)
との換算係数として与えられる。 【0093】 【数11】 offsetX=Δd・F/(|cx2−cx1|・E
0 ) 【0094】それから、前記線分E11,E12の長さ
は、前述したような(図16参照)やり方と同様にして
求められ、 【0095】 【数12】 E11=F・ΔL/〔(cy2b+cy1d)・off
setY〕E12=F・ΔL/〔(cy2a+cy1c
)・offsetY〕【0096】最終的に、前記距離
d1,d2 は、検出値θ10,θ20,E11,E1
2より 【0097】 【数13】 d1 =E11・sinθ10 d2 =E12・sinθ20 として判別されるのである。 【0098】次に、移動車Aの進行方向が、前記予定走
行経路L0 と平行でなく、角度εで傾いているとする
時の、この角度εを求めるやり方について図18に基づ
いて説明する。 【0099】図において、d1,d2,cx1,cx2
,θ10,θ20の位置関係は、補助イメージセンサC
aの光軸OAが、前記予定走行経路L0 と角度ε傾い
ている以外は図17と同一である。 【0100】ここにおいて、ステーションSTの側面に
設置されている基準部材4を補助イメージセンサCaの
光軸OAが、上記の角度ε傾いた方向から、撮像するこ
とになるので、基準部材4の左右方向の長さΔdは、撮
像画面Sfでは、垂直な方向から撮像する時よりも短か
い長さとして検出されるので、この差異をとらえて角度
εの検出をするのである。図の位置関係より【0101
】 【数14】ε=cos−1〔(d2 −d1 )/Δd
〕であり、ここでd1,d2 は前述(図17の場合)
と同様なやり方で求められるので、角度εを判別する事
ができるのである。 【0102】以上のようにして求めた、距離d1,d2
 、角度εで表わされた、移動車Aの予定走行経路L0
 に対するずれ量を使って、前記のように補正走行させ
る。この場合、角度ずれεを0にして、距離d1 とd
2 は、移動車Aの中心ACが、前記予定走行経路L0
 上に位置するように制御することで、走行時の前記予
定走行経路L0 からの位置ずれを少なくでき、また、
この操作の結果として次のステーションの設定適正停止
位置LCに、正確に停止させるようにできるのである。 【0103】〔別実施例〕上記実施例では、本発明にお
ける基準部材4を、4個の発光体素子より成るものにつ
いて説明してきたが、4個以上、例えば6個にした例も
可能であり、これを図20に示す。これは、前記4個の
発光体素子で形成する長方形の左右方向の外側位置に各
1個の発光体素子を追加したものである。図において、
点線にて示される同一形状の8個の正方形が縦方向に2
個、横方向に4個の形で配列し、前記6個の発光体素子
がこれらの正方形の所定の頂点に配置されている。 【0104】この場合は、前記ずれ量が大きくて、基準
部材4全体が撮像画面に入っていない時にも、検出され
た基準部材4の個数及び位置関係より、ずれ量が判別で
きるのである。 【0105】具体的には、図21乃至図23に示すよう
に、基準部材4の中心位置と画面座標軸原点G’との距
離dxと基準部材4の縦の距離dyを、画面座標として
読み取り、dyにより基準部材4の設置位置迄の距離を
判別し、比dx/dyを、進行方向のずれ角判別に使う
。ここで、前記比dx/dyが、基準部材4を正面より
角度ずれなく見た時の所定値から大きくなるに従い、角
度ずれが大きいと判別する。また、ずれ量がもっと大き
い場合には、基準部材4の発光体素子数を6個以上に増
やして、検出範囲を拡げることもできる。 【0106】又、上記実施例では、本発明における基準
部材4として発光体素子で構成した場合を例示したが、
これ以外の例えば光反射式にして、前記発光体素子の部
分を白色領域、他の領域を黒色領域として、それらの光
反射率に差をつけて、検出できるようにしてもよい。 【0107】又、上記実施例では、本発明における撮像
手段としての補助イメージセンサCaの移動車Aへの設
置は、固定位置としているが、例えば、走行フロア面に
垂直な軸を中心として、回動させるようにしてもよく、
この場合には、移動車Aの前後部に各2個ずつついてい
る補助イメージセンサCaの個数を減らして各1個にす
るとか、あるいは、位置ずれが大きい場合にも、補助イ
メージセンサCaを回動させて、基準部材4を撮像画面
の中央部でとらえるようにして、検出の精度向上をはか
ることができる。 【0108】又、移動車AのステーションSTにおける
荷Nの移載において、ステーションSTが移動車Aの進
行方向左右位置でなく、移動車Aの前後に位置するとき
は、マニプレータ1用の給電装置の位置決めにも基準部
材4を使用することができる。 【0109】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
、添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動車がステーションで停止している状態の正
面図
【図2】同平面図
【図3】制御構成のブロック図
【図4】基準部材の撮像状態を示す側面図
【図5】同平
面図
【図6】走行経路の説明図
【図7】移動車のずれ修正の説明図
【図8】マークの撮像状態を示す斜視図
【図9】マーク
の平面図
【図10】同部分平面図
【図11】同部分平面図
【図12】同部分正面図
【図13】マークによる位置ずれ検出の説明図
【図14
】マークによる位置ずれ検出の説明図
【図15】マーク
による位置ずれ検出の説明図
【図16】基準部材による
位置ずれ検出の説明図
【図17】基準部材による位置ず
れ検出の説明図
【図18】基準部材による位置ずれ検出
の説明図
【図19】基準部材による位置ずれ検出の説明
【図20】別構成の基準部材を用いた位置ずれ検出の
説明図
【図21】別構成の基準部材を用いた位置ずれ検出の説
明図
【図22】別構成の基準部材を用いた位置ずれ検出の説
明図
【図23】別構成の基準部材を用いた位置ずれ検出の説
明図
【符号の説明】
A      移動車 Ca    撮像手段 L0     予定走行経路 4      基準部材 102  ずれ量判別手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  自律走行する移動車(A)の予定走行
    経路(L0)における特定箇所に、前記予定走行経路(
    L0)に対する前記移動車(A)のずれ量を判別させる
    ための情報を表示する基準部材(4)が設けられ、前記
    移動車(A)に、進行方向側を撮像して前記基準部材(
    4)の表示情報を読み取る撮像手段(Ca)と、その撮
    像手段(Ca)の読み取り情報に基づいて前記ずれ量を
    判別するずれ量判別手段(102)が設けられている移
    動車のずれ量検出装置。
  2. 【請求項2】  前記ずれ量判別手段(102)は、前
    記読み取り情報に基づいて前記基準部材(4)までの距
    離を判別して、その判別情報をも利用して前記ずれ量を
    判別するように構成されている請求項1記載の移動車の
    ずれ量検出装置。
JP3002894A 1991-01-14 1991-01-14 移動車のずれ量検出装置 Pending JPH04241605A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022063395A (ja) * 2020-10-12 2022-04-22 トヨタ自動車株式会社 位置補正システム、位置補正方法及び位置補正プログラム

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