JP2751960B2 - 停止位置検出用表示装置 - Google Patents

停止位置検出用表示装置

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JP2751960B2
JP2751960B2 JP3052323A JP5232391A JP2751960B2 JP 2751960 B2 JP2751960 B2 JP 2751960B2 JP 3052323 A JP3052323 A JP 3052323A JP 5232391 A JP5232391 A JP 5232391A JP 2751960 B2 JP2751960 B2 JP 2751960B2
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敬介 小黒
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動車が自動走行する
ステーションに、平面視での基準位置情報を表示する基
準部材が設けられた停止位置検出用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の停止位置検出用表示装置
を用いて移動車がステーションに停止した時の停止位置
のずれ量を検出する場合においては、ステーション上の
前記基準部材を移動車に設けたカメラ等の撮像手段で撮
像し、その撮像情報を距離情報に変換して上記ずれ量を
求めていた。この時、上記撮像情報を距離情報に変換す
る為の変換係数としてカメラ倍率を定義し、前記撮像画
面上で得られた画素数に予め設定されたカメラ倍率を掛
けることにより、距離情報を求めていた。
【0003】一方、前記カメラ倍率を設定するには、移
動車を自動走行させる前に、予め、長さの判っている基
準スケールを設置した1つのステーションに移動車を停
止させ、自動走行時と同じ高さ位置から基準スケールを
撮像し、これにより得られた撮像画面上の画素数で、基
準スケールの長さを割ることにより求めていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記方法に
おいて、正確にカメラ倍率を求めるためには、前記基準
スケールの長さ方向と撮像画面の縦方向あるいは横方向
の座標軸とを精度よく合わせ、また、前記高さ位置も正
確に合わせる必要がある。しかし、実際にはこの条件を
実現するには手間がかかり、事実上、カメラ倍率の設定
精度を上げることに限界があった。又、実際の運転時に
おいても、各ステーションに設置されている基準部材の
設置誤差や、前記移動車が停止する床面の凹凸形状の影
響による、基準部材と撮像手段との光学的距離の変動の
為に、検出結果に誤差が含まれていた。以上の理由か
ら、前記移動車の停止位置のずれ量検出の誤差は、大き
くなりがちであり、移動車の駆動制御に支障をきたすお
それがあった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、移動車がステーションに停止し
た時の停止位置のずれ量を検出する場合における検出精
度の向上を図り、もって移動車の駆動制御を良好に行う
ことを可能にする停止位置検出用表示装置を提供する事
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による停止位置検
出用表示装置の特徴構成は、前記基準部材に、円周又は
円弧を表示する外側マーク部分と、その外側マーク部分
の中心を表示する内側マーク部分とからなる倍率校正マ
ークが備えられている点にある。
【0007】
【作用】本発明の特徴構成によれば、先ず、各ステーシ
ョンに設置されている前記基準部材を移動車に設けたカ
メラ等の撮像手段で検出した撮像画面上において、内側
マーク部分で示されるところの外側マーク部分の中心を
通り、且つ、前記撮像画面の縦方向および横方向の座標
軸に平行な直線が外側マーク部分で区切られる線分の画
素数を求める。そして、前記外側マーク部分の直径が予
め決められたものであるので、この値を前記線分の画素
数で割ることによって、各ステーションに於ける撮像画
面の縦方向および横方向のカメラ倍率を求める事ができ
る。
【0008】上記で、長さの基準となる外側マーク部分
が円周又は円弧に形成されている為、移動車がステーシ
ョンに対して位置ずれや傾きをもって停止し、その結果
前記撮像画面の座標軸の原点位置や座標軸方向が夫々、
前記倍率校正マークの中央位置やマーク設置方向に一致
しない場合であっても、そのままの状態で倍率校正処理
をすることができ、従って倍率校正の為の複雑な変換処
理も要せず、簡素で且つ迅速な処理を実現することがで
きる。
【0009】また、前記倍率校正操作が各ステーション
個々に対してなされる為、前記各ステーションに設置さ
れている基準部材の高さ誤差等に起因する検出誤差が除
去され、距離検出の精度を向上することことができる。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明の特徴構成によれば、移
動車の停止位置検出の検出精度を向上出来るので、各ス
テーションでの作業動作やステーション間の走行動作等
の移動車の駆動制御が良好に実行出来るものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。先ず、本発明の停止位置検出用表示装置が適用さ
れる移動車の走行制御システムについて説明すれば、図
1〜図2に示すように、作業装置としての荷移載用マニ
プレータ1が搭載された移動車Aの走行路の横側部に、
作業用ステーションとしての荷移載用ステーションST
の複数個が設置されている。そして、前記移動車Aが指
示されたステーションSTに停止するに伴って、前記マ
ニプレータ1によって、ステーションSTと移動車Aと
の間で荷Nの移載作業を自動的に行うように構成されて
いる。
【0012】但し、前記移動車Aは、走行用ガイド等を
用いないでステーションST間に亘って自律走行するよ
うに構成されている。そして、前記ステーションSTに
停止したときのステーションSTに対する平面視での基
準位置に対する車体横幅方向でのずれ量Yα、車体前後
方向でのずれ量Xα、及び、車体前後方向での傾きθの
各ずれ量情報に基づいて、次のステーションSTに対す
る走行経路を自動補正できるように構成されている。
【0013】尚、図中、移動車の走行制御システムの静
止基準座標軸(以下、レイアウト座標軸と称する)を、
X",Y"軸とし、移動車Aに固定された基準座標軸とし
て、車体前後方向を、X'軸、車体横幅方向をY'軸とす
る。そして、移動車Aの中心ACを、X',Y'座標軸の
原点とし、更に移動車Aが、ステーションSTに対する
設定適正停止状態で停止する場合には、前記中心ACが
レイアウト座標軸上の基準位置LCと一致し、且つ、
X"軸とX'軸は平行であり、Y"軸とY'軸は平行であ
る。
【0014】前記ステーションSTには、前記移動車A
が指示されたステーションSTにおいて停止したとき
に、ステーションSTに対する前記移動車Aの設定適正
停止状態からのずれ量を検出して、前記マニプレータ1
の作動量を自動補正させたり、前記移動車Aを次のステ
ーションSTに向けて走行させるときの走行経路を自動
補正させたりするために、前記ステーションSTに対す
る基準位置情報を表示する基準部材3が設けられてい
る。
【0015】一方、前記移動車Aは、一対の電動モータ
5にて各別に駆動停止並びに逆転自在な状態で、車体前
後方向の略中央に設けられた左右一対の推進車輪6と、
車体前後端部の夫々に設けられた左右一対の遊転輪7と
を備えている。つまり、前記移動車Aはその場で向き変
更することができるように構成されているのである。
【0016】又、前記移動車Aには、光ファィバ式のジ
ャイロ装置Sbが搭載され、そのジャイロ装置Sbの情
報に基づいて予定走行路に対する走行方向のずれを検出
して、前記左右一対の推進車輪6の回転速度に差を付け
るように前記一対の電動モータ5を変速操作して操向さ
せるようになっている。尚、図1中、Scは前記左右一
対の推進車輪6の旋回中心となる箇所に設けられた接地
輪式の走行距離検出用センサーである。
【0017】前記マニプレータ1について説明すれば、
図2に示すように、いわゆる多関節型に構成されている
ものであって、その先端部に、荷把持具2と、前記基準
部材3の表示情報を読み取るカメラとしての二次元イメ
ージセンサSaとが取り付けられている。尚、詳述はし
ないが、前記マニプレータ1は、各関節に設けられた電
動モータの作動量を、その作動量を検出するエンコーダ
の情報と、予め記憶された各種制御情報とに基づいて制
御されて、荷移載作業を行うことになる。
【0018】又、図2に示すように、本システムのティ
ーチング時においては、前記移動車Aにモニター装置付
の端末4が接続され、各ステーションSTにおいてカメ
ラ倍率の設定と荷移載動作のティーチングとを行う。
【0019】次に、前記移動車Aの制御構成について、
図3により説明する。前記移動車Aの運行を管理する地
上側の中央制御装置8と前記移動車Aとの間で、前記移
動車Aの行き先情報や前記マニプレータ1の作動指令情
報等の各種情報を通信するための無線式の通信装置9
a,9bが、前記移動車Aと地上側とに設けられてい
る。尚、前記地上側の通信装置9bは前記中央制御装置
8に接続され、移動車側の通信装置9aは、前記移動車
Aの走行及び前記マニプレータ1の作動を制御するため
に前記移動車Aに搭載されたマイクロコンピュータ利用
の移動車コントローラ10に接続されている。
【0020】尚、図3中、11は前記イメージセンサS
aの撮像情報を画像処理して前記基準部材3の情報を前
記移動車コントローラ10に伝達する画像処理部、12
は前記移動車コントローラ10の指令に基づいて前記マ
ニプレータ1の動作を制御するマニプレータ用コントロ
ーラ、13は前記左右両推進車輪6を駆動する走行用モ
ータ5の作動を制御する走行用コントローラ、14は前
記走行用コントローラ13の指令に基づいて前記走行用
モータ5を駆動する駆動装置、15は前記ティーチング
時等において移動車Aに対して行き先情報を手動設定し
たり、非常停止時等の復旧を行うために各種情報を手動
設定するための設定器である。
【0021】前記基準部材3について説明すれば、図4
に示すように、前記基準部材3の全体に対する自己の配
置箇所を特定するための情報を表示する要素部としての
要素マーク3cが、前記基準部材3の中央点O’を中心
とする所定半径の円周上に2次元的に分散配置されてい
る。尚、図中、X軸は車体前後方向、Y軸は車体横幅方
向に対応し、夫々前記レイアウト座標軸のX",Y"軸に
平行であり、また前記中央点O’が、X,Y座標の原点
である。前記要素マーク3cは、上記X軸上及びY軸
上、及び各軸と45度をなす直線軸上に設けられてい
る。但し、X軸の一方向には設けられていない。更に、
各要素マーク3cは、3個の径の異なる円(大円、中
円、小円)がそれらの重心を結ぶ一直線上に、しかも大
きさの順で所定距離離して配置され、且つ、この直線の
延長上で径の大きい側の所定距離の所に、前記中央点
O’があるように構成されている。
【0022】又、図4及び図5に示すように、前記基準
部材3の中央部には、この基準部材3を前記イメージセ
ンサSaで撮像して、ステーションSTに対する前記移
動車Aの設定適正停止状態からのずれ量を検出する際に
必要なカメラ倍率の設定を行う為の倍率校正マーク31
が設けられている。前記倍率校正マーク31は、前記中
央点O’を中心とする半径Dの円である中心線Zの両側
に各幅ΔDを持つ円周帯である外側マーク部分31b
と、前記中央点O’を中心とする半径dの円である内側
マーク部分31aとから成る。但し、D>dである。
【0023】又、前記基準部材3のX軸上の前記要素マ
ーク3cが設けられていない位置には、前記移動車Aが
停止しているステーションSTが何れであるかを識別す
るために、予め付与されたアドレス情報を表示する為の
マーク群が設けられている。これらマーク群は、正方形
の各頂点に位置する4個の基準位置マークa〜dと、上
記基準位置マークa〜dの内側に位置して前記アドレス
情報をバイナリーコードの形態で表示する複数個のアド
レスマークe〜lと、そのアドレスマークe〜lに対す
るパリティーマークm〜pの3種類のマーク及び、上記
マークaとcを結ぶ直線とX軸が交差する点を中心とす
る小円tから成る。尚、上記でマークf,j,nの中心
は、X軸上にあるとする。
【0024】又、前記基準部材3のX軸上で、前記アド
レス情報を表示する為のマーク群が設けられている位置
の反対側には、前記ステーションSTに対する前記移動
車Aの停止時の車体の傾きを検出する際に使用する傾き
検出用マーク3dが設けられている。この傾き検出用マ
ーク3dは、X軸上にある大円と、この大円の中心を通
りY軸に平行な直線上の上下等距離の位置にある2個の
小円からなる。更に、前記小円tの中心と上記傾き検出
用マーク3dの大円の中心の距離は、Lに設定されてい
る。
【0025】又、前記基準部材3の光学特性について説
明すれば、その構造は図6に示すように、入射光をその
入射方向に全反射するシート状のプリズム型光反射体3
aを設定大きさに形成して、その表面に、黒色艶消し塗
装された樹脂製の平板3bを貼着したものである。そし
て、この平板3bの前記マークの位置に対応する箇所に
は、所定の開口が開けられ、この箇所のみが反射して周
囲よりも明るく見えるように形成されているのである。
尚、図6は、図4のX軸に沿った断面を示している。
【0026】次に、各ステーションSTに対するカメラ
倍率の設定操作について説明する。この操作は、各ステ
ーションSTでの前記マニプレータ1のティーチング時
と同時に行うのであるが、先ず、前記設定器15を使っ
て前記移動車AをティーチングすべきステーションST
の所定停止位置に停止させる。この時、前記イメージセ
ンサSaのカメラ座標軸x,yを前記移動車Aの座標軸
X’,Y’と平行にする。そして図7に示すように、前
記端末4のモニター装置を見ながら前記マニプレータ1
を操作して、撮像視野S内に前記倍率校正マーク31の
全体が入るようにする。ここで、倍率校正マーク31に
よる倍率校正操作が、画面誤差の大きい前記撮像視野S
の周辺部で行われるのを防止する為に、前記端末4を操
作して、前記撮像視野Sの中心にあるカメラ座標軸x,
yの原点Gから前記内側マーク部分31aの重心のずれ
量(x1,y1)を求め、この値がある値以下になって
いることを確認しておく。
【0027】この後、前記カメラ座標軸x,yと平行で
前記内側マーク部分31aの重心を通る直線x’,y’
において、前記外側マーク部分31bの円周帯の中心線
Zとの交点を前記カメラ座標軸x,y上の座標値を求め
る。上記の交点の内、直線x’上の2交点のx座標をx
2,x3、直線y’上の2交点のy座標をy2,y3と
する。これから、前記外側マーク部分31bの前記半径
Dに対応する撮像視野S上でのx,y軸方向の長さx
e,ye(単位ドット)が下式のように求まる。 xe=|x2−x3|/2 ye=|y2−y3|/2
【0028】従って、前記カメラ座標軸x,yに対する
カメラ倍率xk,yk(単位mm/ドット)は、夫々下
式のように求まる。 xk=D/xe yk=D/ye そして、このカメラ倍率xk,ykの値を、このティー
チングしたステーションSTのカメラ倍率xk,ykと
して設定するのである。この際、前記アドレス情報を表
示する為のマーク群a〜pを前記イメージセンサSaで
読み取ったアドレス情報か、あるいは前記端末4から入
力したアドレス情報と対応させて、前記移動車Aの移動
車コントローラ10に記憶させる。同様に、他のステー
ションSTに移動車Aを移動させて、前記マニプレータ
1のティーチング時と同時に、そのカメラ倍率xk,y
kの設定をアドレス情報と対応させて行う。
【0029】次に、自動運転時に移動車Aがステーショ
ンSTに停止した状態において、移動車Aの設定適正停
止状態からのずれ量Xα,Yα,θを検出する停止位置
検出の概略について説明する。尚、この際に、上記で求
めたカメラ倍率xk,ykの値を、前記イメージセンサ
Saの画面上の座標値に掛けて実際の距離に変換し、上
記ずれ量Xα,Yα,θを検出するのである。
【0030】前記マニプレータ1が、マニプレータ用コ
ントローラ12の指令に基づいて、基準部材3に対応す
る読み取り用設定位置に、二次元イメージセンサSaを
自動移動させ、ここでイメージセンサSaが基準部材3
を読み取った読み取り情報を前記画像処理部11が処理
した結果に基づいて、前記移動車コントローラ10が前
記ずれ量Xα,Yα,θを検出するのである。尚、前記
読み取り用設定位置で、二次元イメージセンサSaの画
像上の座標軸x,yの夫々は、移動車Aの座標軸X',
Y'と平行となるように構成されている。
【0031】位置ずれ検出の動作を、図10〜図12を
用いて説明すれば、前記マニプレータ1によって読み取
り用設定位置に移動させられた前記イメージセンサSa
の撮像視野S1において、通常、自律走行後の誤差が0
ではないので、基準部材3のX―Y軸とイメージセンサ
Saの撮像視野のx―y軸は一致せず、またX―Y軸の
原点である前記中央点O’とx―y軸の原点Gもずれて
いる(図10参照)。図示の状態は、イメージセンサS
aが、読み取り分解能の高い狭視野の撮像手段であり、
また位置ずれが比較的大きい為に、基準部材3の中央点
O’が撮像視野S1内に入っていないが、要素マーク3
cの1個をとらえている状態を示す。
【0032】ここにおいて、イメージセンサSaからの
撮像信号は画像処理部11に入力され、その撮像信号の
コントラストの大小に基づいて2値化されてから、撮像
視野S1内にある要素マーク3cの基準部材3の全体に
対する座標検出情報として出力される。図において、要
素マーク3cを構成する3個の円のうち、一番小さい円
の重心をP、一番大きい円の重心をRとする。
【0033】既述のように、点Pと点Rを結ぶ延長線上
の所定距離の位置に基準部材3の中央点O’があるの
で、前記の点P又は点Rの画面上のx―y座標軸での座
標値から前記中央点O’のx座標値及びy座標値が求ま
り、夫々に前記カメラ倍率xk,ykを掛けることで、
前記中央点O’とx―y軸の原点Gの距離が具体的な検
出距離量(x0,y0)として求まる。
【0034】次に、上記で求められた検出距離量(x
0,y0)を使い、又、前記中央点O’から車体前後方
向に対応するX軸上で左右方向の既値である位置に配置
されている小円t及び、傾き検出用マーク3dの大円を
撮像する位置へ、前記マニプレータ1を作動操作させて
前記イメージセンサSaを移動させる。前記小円tを撮
像した画面を撮像視野SL 、前記傾き検出用マーク3d
を撮像した画面を撮像視野SR とする(図11参照)。
【0035】ここにおいて、移動車AのステーションS
Tとの車体前後方向に対するずれ角θを求めるやり方を
図11により説明する。各撮像視野SL,SR において、
前記傾き検出用マーク3dの大円及び、小円tの重心位
置の画面上での座標値を各々(x4,y4),(x5,
y5)とする。また、前記傾き検出用マーク3dの大円
と小円tの各重心とを結ぶ直線つまりX軸と画面座標x
軸とのなす角度をθとする。ここで、前記傾き検出用マ
ーク3dの大円と小円tの各重心間の距離Lは基準部材
3の構成上予め決っているので、前記傾きθが下式のよ
うに求められることになる。尚、xkは、x軸方向のカ
メラ倍率である。 θ=sin-1(|x4−x5|×(xk)/L)
【0036】一方、基準部材3の車体前後方向に対応す
るX軸は、ステーションSTの車体前後方向に対応する
レイアウト座標軸X"軸に平行になるように取りつけら
れており、画面座標軸の車体前後方向に対応するx軸
は、車体A上に固定された座標軸の車体前後方向に対応
するX'軸と平行になるように構成されているので、結
局、ステーションSTに対する車体Aのずれ角がθで与
えられることになる。
【0037】又、前記のように、読み取り用設定位置に
イメージセンサSaが予じめ決められた作動量分移動さ
せられていることから、撮像画面の中心位置Gと前記移
動車Aの中心ACの距離関係が決り、これに前記検出済
の基準部材3の中央点O’と撮像画面の中心位置Gとの
距離量(x0,y0)を補正量として加算してやること
で、最終的にレイアウト座標軸での基準停止位置LC
と、移動車Aの中心位置ACとの距離に相当するずれ量
Xα,Yαを求める事ができるのである。
【0038】この後は、前記ずれ量Xα,Yαの値と前
記傾きθの値とに基づいて、予め設定記憶された各関節
の作動量を補正することにより、前記移動車Aの停止時
における姿勢が前記ステーションSTに対する設定適正
停止状態からずれても、前記マニプレータ1の荷把持具
2が、基準部材3に対して既値の位置にある荷Nを適正
通りに把持できるようにしているのである。
【0039】又、前記マークa〜pを撮像している前記
撮像視野SL において、前記アドレスマークe〜l及び
前記パリティーマークm〜pを、それらの大きさと予め
設定記憶されている前記基準位置マークa〜dに対する
位置関係とから、前記アドレスマークe〜l及び前記パ
リティーマークm〜pの有無を判別し、且つ、そのマー
クの有無の組み合せに基づいて、前記移動車Aが現在停
止しているステーションSTのアドレスを判別させるこ
とになる。
【0040】そして、荷移載作業が終了するに伴って、
予め記憶された、又は、前記通信装置9a,9bを介し
て前記中央制御装置8から指示される次のステーション
STまでの走行経路の情報と、前記基準停止位置LCに
対する移動車Aの中心ACのずれ量Xα,Yα及び前記
傾きθの情報に基づいて、次のステーションSTに走行
するための走行方向を修正して自動走行を開始させるこ
とになる。
【0041】〔別実施例〕上記実施例では、カメラ倍率
の設定を行う為の倍率校正マーク31の外側マーク部分
31bは、基準部材3の中央点O’を中心とする円周帯
で構成していたが、これ以外に図8で示すような前記中
央点O’を中心とする円弧帯で構成することも可能であ
る。ここでは、上記円弧帯がX軸及びY軸付近に設けて
あり、実際の前記移動車Aの停止位置のずれ量X,Y及
び傾きθが比較的小さい場合に有効である。
【0042】又、上記実施例では、前記外側マーク部分
31bを、半径Dの円である中心線Zの両側に各幅ΔD
(全幅で2ΔD)を持つ円周帯で構成していたが、これ
以外に、一本の線で構成することも可能である。具体的
には、前記撮像手段としてのイメージセンサSaの分解
画素と同じ位の線幅にするのである。
【0043】又、上記実施例では、前記外側マーク部分
31bの中心位置を示す内側マーク部分31aを、基準
部材3の中央点O’を中心とする半径dの円で構成して
いたが、必ずしも円にする必要はなく、4角形、6角形
等の多角形にすることも可能である。要するに、前記外
側マーク部分31bの中心位置を示す形状であれば良い
のであり、上記多角形では、その重心を前記外側マーク
部分31bの中心位置に設定することになる。
【0044】又、上記内側マーク部分31aを、1個の
図形マークで構成する必要もなく、例えば図9に示すよ
うに、基準部材3の中央点O’から等距離のX軸及びY
軸上位置に4個の小円を設け、この全体の重心として、
前記外側マーク部分31bの中心位置を示すように構成
することも可能である。この場合は、4個のマークから
その重心位置を検出するので、検出精度が改善される利
点がある。
【0045】又、上記実施例では、基準部材3に表示さ
れるマーク31a,31b,3c,a〜p等を光反射式
に形成した場合を例示したが、基準部材3の背景を白色
に形成して、マーク31a,31b,3c,a〜p等を
黒色に形成したり、発光ダイオード等を利用して光投射
式に形成したりしてもよく、マーク31a,31b,3
c,a〜p等の具体構成は各種変更できる。
【0046】又、上記実施例では、移動車Aを自律走行
させるように構成した場合を例示したが、例えば、光反
射テープや磁気を帯びた誘導帯を利用した走行用ガイド
を用いて自動走行させるように構成してもよく、本発明
を実施する上で必要となる各部の具体構成は各種変更で
きる。
【0047】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動車がステーションで停止している状態の平
面図
【図2】同正面図
【図3】制御構成のブロック図
【図4】基準部材の平面図
【図5】同中央部の拡大図
【図6】同正面断面図
【図7】倍率校正操作を説明する図
【図8】基準部材の別実施例を示す平面図
【図9】基準部材の他の別実施例を示す平面図
【図10】位置ずれ検出の説明図
【図11】角度ずれ検出の説明図
【図12】角度ずれ検出の説明図
【符号の説明】
3 基準部材 31 倍率校正マーク 31a 内側マーク部分 31b 外側マーク部分 A 移動車 ST ステーション
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−263804(JP,A) 特開 昭63−254575(JP,A) 特開 平4−199405(JP,A) 特開 平2−260010(JP,A) 特開 平1−302473(JP,A) 特開 平4−15883(JP,A) 特開 平4−34606(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 1/02 G06F 15/64 325

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動車(A)が自動走行するステーショ
    ン(ST)に、平面視での基準位置情報を表示する基準
    部材(3)が設けられた停止位置検出用表示装置であっ
    て、前記基準部材(3)に、円周又は円弧を表示する外
    側マーク部分(31b)と、その外側マーク部分(31
    b)の中心を表示する内側マーク部分(31a)とから
    なる倍率校正マーク(31)が備えられている停止位置
    検出用表示装置。
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