JPH04231359A - 積層体の圧着装置 - Google Patents

積層体の圧着装置

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JPH04231359A
JPH04231359A JP2408667A JP40866790A JPH04231359A JP H04231359 A JPH04231359 A JP H04231359A JP 2408667 A JP2408667 A JP 2408667A JP 40866790 A JP40866790 A JP 40866790A JP H04231359 A JPH04231359 A JP H04231359A
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bag
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glass
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Kenichi Iriyama
入山 憲一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム袋方式を利用した
積層体の圧着装置に関し、特に合わせガラスを製造する
際に中間層と透明板との間に存在する空気を効率的に排
出することのできる積層体の圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数枚の無機ガラス板あるいは有機ガラ
ス板等の透明板の間に、接着性を有する合成樹脂からな
る中間膜を挟んで一体化したものは、合わせガラスとし
て知られ、交通車両の窓ガラスあるいは建築用の窓ガラ
ス等に広く使用される。このような合わせガラスは、中
間膜を挟んで一対の透明板を重ね合わせた積層体を予備
圧着した後に本接着をして製造される。積層体の予備圧
着の方法としては、積層体をニッパロール間に通す方法
と、真空減圧による方法とがある。真空減圧による方法
は、一般に真空合わせといわれ、積層体の周囲をゴム管
で囲むガスケット方式と、積層体全体をゴム袋内に収容
するゴム袋方式とに分類されている。
【0003】ゴム袋方式の真空合わせを図7を参照して
説明すると、まず、一対の透明板21、21の間に中間
膜22を挟んだ積層体20をゴム袋30内に装入する。 次いで、ゴム袋30内を所定の真空度まで減圧脱気し、
この状態を保持したまま、ゴム袋30内の積層体20を
加熱する。ゴム袋30内の真空減圧により、透明板20
と中間膜22との間に存在する空気が除去される。また
、この真空減圧に伴う袋体30内外の気圧差により、積
層体30は外側から圧着荷重を受け、この状態で加熱さ
れることにより、透明板21、21が中間膜22を介し
て予備圧着される。予備圧着を終えた積層体は、本接着
工程に送られ、ここでオートクレーブに入れられて高温
高圧処理を受けることにより合わせガラスとされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のゴム
袋方式による真空合わせでは、積層体20の中間膜22
表面に形成される凹凸が粗い場合や、ゴム袋30内が高
真空に減圧される場合には、透明板21と中間膜22と
の間に存在する空気は充分に排除される。しかし、中間
膜20の表面に形成される凹凸の粗さが小さい場合や、
ゴム袋30内の真空度が比較的低い場合には、透明板2
1と中間膜22との間に存在する空気は抜け難いため、
積層体20の中央部に残存したままで、積層体20の周
辺部が先に圧着される、所謂周辺シールを生じるおそれ
がある。この周辺シールが生じると、予備圧着後の積層
体20をオートクレーブに入れて高温高圧下で圧着する
本接着後の製品に泡が残るとか、製品使用中に泡が現わ
れるといった品質低下の原因になる。
【0005】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、その目的は、表面に形成されている凹凸が粗くな
い場合や袋体の真空度が低い場合でも、周辺シールを発
生するおそれがなく、積層体を確実に圧着することがで
きる積層体の圧着装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の積層体の圧着装
置は、合成樹脂にて形成される中間膜と、この中間膜の
両側面に配設される透明板とからなる積層体を圧着する
と共に、該積層体を加熱することにより、該積層体の中
間膜と透明板との間に存在し得る気体を排出する積層体
の圧着装置であって、積層体を内部に収容して内部が脱
気されることにより積層体を圧着し得る袋体と、該袋体
内に収容された積層体の圧着方向の外面にそれぞれ間隔
が調節可能に配設された一対の平行な保持体と、該一対
の保持体間の間隔が積層体の厚み寸法以上の寸法で一対
の保持体を固定する状態と、該固定を解除する状態とが
袋体の外部からの操作により切り替え可能な切り替え手
段と、を具備し、そのことにより上記目的が達成される
【0007】
【作用】一対の保持体間の間隔を広く保ってこの一対の
保持体間に積層体を配設し、このものを袋体内に収容し
て袋体内を真空減圧すると、積層体の周辺部に袋体から
の圧着荷重が作用しない状態で袋体内を減圧することが
できるから、積層体の中間膜と透明板との間に存在し得
る気体を積層体の周囲から支障なく外部へ排出すること
ができる。そして、積層体の脱気を充分行った後に、切
り替え手段を切り替え操作すると、一対の保持体は袋体
からの圧縮荷重を受けるので、保持体間の間隔は狭くな
り、その結果積層体は袋体から所定の圧着荷重を受けて
所定の強度に予備圧着される。
【0008】以下、本発明を図面を参照して説明する。
【0009】本発明の積層体の圧着装置は、図1乃至図
3に示すように、積層体20を圧着し得る袋体30と、
積層体20を収容した状態で袋体30内に収容される保
持具10とを有する。
【0010】積層体20は、透明な無機ガラス、有機ガ
ラスあるいはプラスチック板等からなる2枚の透明板2
1、21の間に中間膜22を挟んで形成されている。中
間膜22は、粘着性を有する熱可塑性樹脂にて形成され
、この両表面には膜同志の粘着防止と中間層22と透明
板21との間に存在する空気を容易に除去できるように
微細な凹凸が形成されている。
【0011】保持具10は、積層体20が収容されるよ
うに、水平状態で対向して配設された一対の保持体11
、12と、両保持体11、12を連結してその間隔dが
変化し得るように上段の保持体11を動作させる4体の
アーム13、13…と、保持体11および12を連結し
てその間隔dが所定値となるように上段の保持体11を
固定する切り替え手段としてのチェーン14とを備えて
いる。
【0012】上段の保持体11は、積層体20の平面形
状に比して充分に広い平面を有するスチール、アルミニ
ウム等の金属板からなる本体11aの下面に保護シート
11bを設けて構成されている。保護シート11bは、
積層体20の上面に保持板11が接触したときの両者の
熱膨張の差から生じる積層体20の損傷を防止するため
のものであり、ゴム、シリコンゴム、テフロン等の材料
から形成される。 図1に示すように、保持体11は軽量化のために多数の
角孔をあけた格子状に形成されている。下段の保持体1
2は、上段の保持体11を裏返した構成であり、本体1
2aの上面に保護シート12bを設けて形成されている
【0013】4本のアーム13、13…は所謂平行リン
クを構成している。これにより、上段の保持体11は、
下段の保持体12の上方位置で水平状態を保ったまま搖
動する。 そして、上段の保持体11が下段の保持体12の直上位
置にあるときには上段の保持体11と下段の保持体12
間の間隔dは最大であり、アーム13を傾けるにしたが
って一対の保持体11、12間の間隔は小さくなる。上
段の保持体11が矢印Aで示す側へ移動したときは、そ
の動作がチェーン14で規制されて該保持体11は下段
の保持体12から一定の高さ位置に固定される。このと
きの保持体11、12の間隔dは、積層体20の厚みよ
りも大きく設定されている。上段の保持体11が矢印B
側へ移動するときは、チェーン14による規制がないた
めに、保持体11、12の間隔dが縮小する。上段の保
持体11を固定側から可動側へ移動させる操作およびそ
の逆の操作は、保持具10が後述する袋体30内に収容
されていても、袋体30の外部から簡単に行うことがで
きる。
【0014】袋体30は、密閉可能な弾性体にて積層体
20と保持具10を収容できる程度の大きさに形成され
ている。例えば、袋体30内での保持具10の動作が円
滑に行われるよう袋体30の外周部を蛇腹構造とするの
が好ましい。この袋体30には脱気装置(ポンプなど)
が接続され、任意に袋体30内の気体を排出できるよう
に構成されている。
【0015】本発明の装置を用いて積層体20を予備圧
着するには次のように行う。
【0016】図2に示すように、加熱炉40内に袋体3
0を配設し、この袋体30内に保持具10を配設する。 そして、袋体30内に配設された保持具10の上段の保
持体11を固定側に位置させた状態で、保持体11、1
2の間に積層体20を収容する。積層体20の収容が終
わると、袋体30内を所定の真空度まで減圧脱気しなが
ら加熱する。これにより、袋体30が内外の気圧差によ
り収縮し、その収縮力が保持体10に作用する。上段の
保持体11はチェーン14によりロックされているので
、袋体14からの収縮力を受けても保持体11、12の
間隔が狭まることはない。そのため、保持体11、12
の間に収容されている積層体20に袋体30の収縮力が
作用することはない。従って、積層体20における中間
膜22表面に形成されている凹凸が小寸法である場合や
、袋体30内を減圧する脱気装置の能力が低い場合でも
、透明板21と中間膜22との間から気体を充分に排出
することができる。つまり、袋体30の収縮力が積層体
20の周辺部に先に作用することにより、周辺シールが
発生し積層体20の中央部の脱気が不完全になるという
事態が発生することはなくなる。
【0017】袋体30内が所定の真空度に達すると、図
3に示すように、上段の保持体11を固定側から可動側
へ移動させる。この操作は、袋体30の外側から簡単に
行うことができる。上段の保持体11が可動側へ移動す
ると、保持体11、12の間隔は縮小することが可能と
なるので、袋体30の収縮力が保持体11を介して積層
体20に作用するようになり、その結果、積層体20は
袋体30内外の気圧差による所定の圧着荷重を受けるよ
うになる。そして、この状態で、さらに積層体20を加
熱することにより、積層体20は所定の強度で圧着され
る。このようにして、積層体20は、周辺シールを生じ
ることなく予備圧着される。
【0018】なお、保持体11、12における格子の幅
寸法およびピッチは、強度を確保する一方、減圧時に袋
体30が格子間に引きこまれて積層体20を押圧する現
象を避けるために5〜50mmとすることが好ましい。
【0019】本発明の積層体の圧着装置は、上記実施例
に限定されず、例えば図4〜図6に示すようなジャッキ
式であってもよい。
【0020】この装置では、保持具10は、上段の保持
体11の固定および切り替え手段として4本のシリンダ
15、15…を備えている。各シリンダ15は、下段の
保持体12の四隅部に配設されている。そして、各シリ
ンダ15のピストン15aにより、上段の保持体11は
下段の保持体12に支持され、そのピストン15aの伸
縮駆動により保持体11は上下駆動可能に構成されてい
る。各シリンダ15におけるチューブ15bの下端部は
袋体30および加熱炉40の炉底部を貫通して外側に延
出されている。
【0021】このような装置では、各シリンダ15のチ
ューブ15b内に流体圧を付加することにより、下段の
保持体12の上方位置に積層体20が収容される間隔を
設けて上段の保持体11が固定される。この状態で、保
持体11、12の間に積層体20をセットし、袋体30
内を真空減圧する。 これにより、積層体20は、袋体30内外の気圧差によ
る圧着荷重を受けることなく脱気される。次いで、各シ
リンダ15におけるチューブ15b内の流体圧を開放す
ることにより、上段の保持体11はシリンダ15で支持
されなくなるので、袋体30内外の収縮力によって下動
し、その荷重が積層体20に作用することになる。従っ
て、周辺シールのおそれなく積層体20を確実に予備圧
着することができる。なお、保持体11、12は格子状
のものに限らず、例えば平板状のものであってもよい。
【0022】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて説明する。
【0023】実施例1 ポリビニルブチラール樹脂を主体とする中間膜(ポリビ
ニルブチラール樹脂100重量部に対し、可塑剤として
トリエチレングリコールジエチルブチレートを40重量
部添加して得られた樹脂組成物にてシートを形成し、シ
ートの表面に粘着防止を目的としてエンボス加工による
粗さが20〜25μmの梨状凹凸を付けたもの)を用い
、これを水洗乾燥調湿した後、20℃で厚さ3mm、3
0cm×30cmの透明な板ガラスに挟さんで積層体を
形成した。
【0024】図1〜図3に示す平行リンク式の保持具を
使用し、ゴム製の袋体内に保持具をセットした。この保
持具の上段の保持体を固定側に位置させた状態で、保持
具内に積層体を装入し、袋体内を真空度100mmHg
(100Torr)まで減圧した。減圧した状態でガラ
ス表面が100℃になるまで積層体を加熱した。次いで
、上段の保持体を可動側に移行させこの状態で20分間
保持し、その後減圧状態のまま冷却し50℃で減圧を解
除した。この積層体を袋体から取り出し、その後オート
クレーブ中へ入れ、140℃、13kg/cm2下で2
0分間保持して接着させた。得られた合わせガラスの外
観、ガラスと中間膜との接着性および耐熱性(煮沸試験
、ベーク試験)を次のようにして測定した。
【0025】(A)合わせガラスの外観目視により観察
して、板ガラスと中間膜との接着面全面にわたって泡が
なくかつ透明なものを○とした。前記接着面に気泡が残
留しているものを×とした。この場合、テストに用いた
中間膜はいずれもその表面に微細なエンボスが施されて
いるために、積層体はすべて不透明に見えた。
【0026】(B)合わせガラスの接着性中間膜と板ガ
ラスとの接着性は次のようにして測定した。合わせガラ
スを−18±0.6℃の温度に4±0.5時間放置して
調整し、これをハンマーで打って板ガラスが剥離した後
の膜の露出度をあらかじめグレード付けした限度見本で
判定した。その結果を表1に従いパンメル値として表わ
した。
【0027】
【表1】
【0028】(C)耐熱性(煮沸試験)合わせガラスを
常温にて一昼夜放置した後、100℃の沸騰水中にて4
時間放置した。その後、合わせガラスを観察して、全く
泡の発生のないものを○、一部に泡が発生したものを△
、合わせガラス全面に泡が発生したものを×とした。こ
れらの測定結果を表2に示す。
【0029】(D)耐熱性(ベーク試験)合わせガラス
を常温にて一昼夜放置した後、130℃ギャーオーブン
中に4時間放置した。その後、合わせガラスを観察して
、全く泡の発生のないものを○、一部に泡が発生したも
のを△、合わせガラス全面に泡が発生したものを×とし
た。これらの測定結果を表2に示す。
【0030】実施例2 真空度を190mmHg(190Torr)としたこと
以外は実施例1と同様にして合わせガラスを製造した。 この合わせガラスの外観、ガラスと中間膜との接着性お
よび耐熱性を実施例1と同様の方法により測定した。こ
れら測定結果を表2に示す。
【0031】実施例3 板ガラスの厚みを5mmとしたこと以外は、実施例1と
同様にして合わせガラスを製造した。この合わせガラス
の外観、ガラスと中間膜との接着性及び耐熱性を実施例
1と同様の方法により測定した。これらの測定結果を表
2に示す。
【0032】実施例4 懸濁重合法により、塩化ビニル93重量%、エチレン5
重量%、メタクリル酸グリシジル2重量%からなる塩化
ビニル−エチレン−メタクリル酸グリシジル共樹脂重合
体100重量部に対し、可塑剤としてフタル酸ジ−2−
エチルヘキシル(DOP)15重量部及びアジピン酸ジ
−2−エチルヘキシル(DOA)30重量部、熱安定剤
3重量部、紫外線吸収剤0.3重量部を加え、スーパー
ミキサーにより均一に混合した後、得られた樹脂組成物
を押出機により押し出して厚さ0.76mmのシートを
得た。シートの表面に接着防止を目的として粗さが25
〜35μmの微細な凹凸を付け、得られた中間膜を調温
し、20℃で厚さ3mm、30cm×30cmの透明な
板ガラスに挟んで積層体を作製した。この積層体を袋体
内の保持具にセットし、真空度100mmHg(100
Torr)まで減圧した。減圧状態でガラス表面温度が
140℃になるまで積層体を加熱した。次いで、上段の
保持体を固定側から可動側へ切り換えた。この状態で2
0分間保持し、その後、減圧状態のまま冷却し50℃で
減圧を解除した。袋体から取り出した積層体をオートク
レーブ中へ入れ、140℃、13Kg/cm2下で20
分保持して接着させた。 得られた合わせガラスの外観、ガラスと中間膜との接着
性及び耐熱性を実施例1と同様の方法により測定した。 これらの結果を表2に示す。
【0033】実施例5 袋体内の真空度を190mmHg(190Torr)と
したこと以外は実施例4と同様にして合わせガラスを製
造した。この合わせガラスの外観、ガラスとの接着性お
よび耐熱性を実施例1と同様の方法により測定した。こ
れらの測定結果を表2に示す。
【0034】実施例6 板ガラスの厚みを5mmとしたこと以外は実施例4と同
様にして合わせガラスを製造した。この合わせガラスの
外観、ガラスとの接着性および耐熱性を実施例1と同様
の方法により測定した。
【0035】比較例1 積層体を保持具を用いないで、ゴム製の袋体に入れたこ
と以外は実施例1と同様にして合わせガラスを製造した
。この合わせガラスの外観、ガラスと中間膜との接着性
及び耐熱性を実施例1と同様の方法により測定した。 これら測定結果を表3に示す。
【0036】比較例2 積層体を保持具を用いないで、ゴム製の袋体に入れたこ
と以外は実施例2と同様にして合わせガラスを製造した
。この合わせガラスの外観、ガラスと中間膜との接着性
及び耐熱性を実施例1と同様の方法により測定した。 これら測定結果を表3に示す。
【0037】比較例3 積層体を保持具を用いないで、ゴム製の袋体に入れたこ
と以外は実施例3と同様にして合わせガラスを製造した
。この合わせガラスの外観、ガラスと中間膜との接着性
及び耐熱性を実施例1と同様の方法により測定した。 これら測定結果を表3に示す。
【0038】比較例4 積層体を保持具を用いないで、ゴム製の袋体に入れたこ
と以外は実施例4と同様にして合わせガラスを製造した
。この合わせガラスの外観、ガラスとの中間膜との接着
性及び耐熱性を実施例1と同様の方法により測定した。 これら測定結果を表3に示す。
【0039】比較例5 積層体を保持具を用いないで、ゴム製の袋体に入れたこ
と以外は実施例5と同様にして合わせガラスを製造した
。この合わせガラスの外観、ガラスとの中間膜との接着
性および耐熱性を実施例1と同様の方法により測定した
。これら測定結果を表3に示す。
【0040】比較例6 積層体を保持具を用いないで、ゴム製の袋体に入れたこ
と以外は実施例6と同様にして合わせガラスを製造した
。この合わせガラスの外観、ガラスと中間膜との接着製
及び耐熱製を実施例1と同様の方法により測定した。 これらの結果を表3に示す。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】表2および表3から明らかなように、ゴム
方式による真空合わせにおいて、本発明の装置を用いる
ことにより、中間膜の表面粗さが20〜25μmと比較
的小さく、且つ減圧真空度が190mmHgと比較的高
い場合でも、袋体で合わせガラスを圧着する際に、周辺
シールを生じることがないことが確認された。
【0044】
【発明の効果】本発明の積層体の圧着装置は、袋体内の
積層体に圧着荷重が作用しない状態で積層体を減圧状態
におくことができるので、透明板と中間膜との間に存在
し得る空気を速やかに、且つ充分に排出することができ
る。しかも、積層体の加熱圧着時には、積層体に充分な
圧着荷重が作用するので、積層体の圧着も確実に行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する保持具の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】本発明の圧着装置の使用法を説明する概略図で
ある。
【図3】本発明の圧着装置の使用法を説明する概略図で
ある。
【図4】本発明に使用する保持具の他の実施例を示す斜
視図である。
【図5】本発明の圧着装置の使用法を説明する概略図で
ある。
【図6】本発明の圧着装置の使用法を説明する概略図で
ある。
【図7】ゴム方式を利用した合わせガラスの製造方法を
説明するための概略図である。
【符号の説明】
10    保持具 11    保持体 12    保持体 13    切り替え手段 14    切り替え手段 15    切り替え手段 20    積層体 21    透明板 22    中間膜 30    袋体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂にて形成される中間膜と、この中
    間膜の両側面に配設される透明板とからなる積層体を圧
    着すると共に、該積層体を加熱することにより、該積層
    体の中間膜と透明板との間に存在し得る気体を排出する
    積層体の圧着装置であって、積層体を内部に収容して内
    部が脱気されることにより積層体を圧着し得る袋体と、
    該袋体内に収容された積層体の圧着方向の外面にそれぞ
    れ間隔が調節可能に配設された一対の平行な保持体と、
    該一対の保持体間の間隔が積層体の厚み寸法以上の寸法
    で一対の保持体を固定する状態と、該固定を解除する状
    態とが袋体の外部からの操作により切り替え可能な切り
    替え手段と、を具備する積層体の圧着装置。
JP2408667A 1990-12-28 1990-12-28 積層体の圧着装置 Expired - Lifetime JPH0791095B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015104845A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 日本電気硝子株式会社 複合板材の製造方法
CN112117348A (zh) * 2019-06-21 2020-12-22 领凡新能源科技(北京)有限公司 层压机及用于柔性光伏组件的层压机破空方法

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