JPH0421703Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0421703Y2
JPH0421703Y2 JP1985044739U JP4473985U JPH0421703Y2 JP H0421703 Y2 JPH0421703 Y2 JP H0421703Y2 JP 1985044739 U JP1985044739 U JP 1985044739U JP 4473985 U JP4473985 U JP 4473985U JP H0421703 Y2 JPH0421703 Y2 JP H0421703Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
vehicle
link
slide rail
pinion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985044739U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61161023U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985044739U priority Critical patent/JPH0421703Y2/ja
Publication of JPS61161023U publication Critical patent/JPS61161023U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0421703Y2 publication Critical patent/JPH0421703Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両のスライドドア装置に関し、特に
その開閉構造に関する。
〔従来の技術〕
狭所での乗員の乗降をスムーズに行なうことを
目的として、例えば第5図に示す如く、トラツク
運転席の乗降ドアをスライドドアとしたものがあ
る。すなわち、図において、乗降用スライドドア
Sの内面には水平方向にスライドレール1が設け
てあり、該レール1は、乗降口後縁の取付ブラケ
ツト21に設けた平行リンク2の先端に前後動自
在に支持せしめられている。
これを第6図、第7図で詳述すると、平行リン
ク2を構成する二本のリンク棒23A,23Bの
先端231,232は保持部材3に軸着してあり
(第7図)、保持部材3はその前後端の上下に設け
た支持ローラ31A,31B(上側ローラのみ図
示)により上記スライドレール1を挟持してい
る。かかる構造により、スライドドアSは第7図
の如く平行リンク2により車両外方へ引き出さ
れ、しかる後に後方へ(図の右方)移動開放せし
められる。
ところで、平行リンク2によるスライドドアS
の内外方への案内と、保持部材3によるスライド
ドアSの前後動は択一的に行なわれる必要があ
り、このために従来は保持部材3にロツクレバー
32およびリターンレバー33を設け、一方リン
ク棒23Bの先端232には上記ロツクレバー3
2と当接するカム22を設けるとともに、スライ
ドレール1にはキヤンセルレバー11を設けてい
る。
しかして、平行リンク2の外方回動端では、第
7図に示す如くロツクレバー32がカム22に係
合して、スライドレール1前後動時の平行リンク
2の変位を阻止し、また、スライドレール1の後
退端では、第8図に示す如くキヤンセルレバー1
1とリターンレバー33が係合して上記レール1
の移動が阻止されるとともに、ロツクレバー32
とカム22の係合が解消されて平行リンク2の回
動が可能となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来構造のスライドドア装置は、狭所にお
いても乗降口を広く開放することができるため、
車両への乗降を極めてスムーズに行ない得るとい
う利点があるが、スライドドアSの車両内外方へ
の案内とその前後動を択一的に行なわしめる機構
は、上述の如く比較的複雑である。
また、上記スライドドア装置の開閉を自動化す
る場合には、平行リンク2の回動とスライドレー
ル1の移動にそれぞれ別個の駆動手段が必要とな
る等により、さらにその構造が複雑になる。
本考案は上記問題点を解決するもので、スライ
ドドアの内外動と前後動を単一の駆動手段で行う
ことができるとともに、上記内外動と前後動を分
離するストツパ等を設ける必要がなく、簡単な構
造で確実な自動開閉が可能なスライドドア装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の構成を説明すると、車両のスライドド
アS内面に水平方向に設けたスライドレール1
を、車両開口の後縁に設けた平行リンク2の先端
の支持ローラ31A,31Bで支持せしめるとと
もに、上記スライドレール1に沿つてガイドレー
ル12を設けてこれに、上記平行リンク2の一方
のリンク棒23A中間部に突設したガイドローラ
24を嵌装し、上記ガイドレール12は、その後
端部131を上記リンク棒23Aの先端231を
中心とする円弧状にわん曲成形して、スライドド
ア開操作開始時および閉操作終了時にスライドド
アSを車両内外方へ案内するようになし、かつ、
上記ガイドレール12にはガイドローラ24の転
動面に沿つてラツク13を設けるとともに、上記
ガイドローラ24と同軸に、上記ラツク13に噛
合し駆動手段26により正逆転せしめられるピニ
オン25を設けて、上記スライドドアSを自動開
閉するようになしたものである。
〔作用、効果〕
上記構造のスライドドア装置において、スライ
ドドアS開放状態では(第3図)、ローラ24は
ガイドレール12の直線部に位置しており、スラ
イドレール1は自由に前後動(図の左右方向)可
能である。しかして、駆動手段26によりピニオ
ン25を回転せしめるとスライドレール1は前後
に移動する。この移動の間、リンク棒23Aはそ
の先端231回りの回動が阻止され、この結果平
行リンク2は図示の外方回動位置に維持される。
スライドドアSを閉鎖するためにスライドレー
ル1を前方(図の右方)へ移動せしめると、ガイ
ドレール12はわん曲した後端部131がローラ
24およびピニオン25に至り、スライドレール
1の移動が停止する。さらにピニオン25を回転
せしめると、ピニオン25およびローラ24は上
記後端部131に沿つてリンク棒23Aの先端2
31回りに相対移動し、これにより平行リンク2
全体が車両内方へ回動して(第4図)、ドアSは
完全に閉鎖される。
スライドドアSの開放時には上記と逆の行程が
行なわれる。
以上の如く、本考案のスライドドア装置によれ
ば、極めて簡単な構造により、スライドレール1
の前後動と平行リンク2の回動が選択的に行なわ
れて、スライドドアSが確実に開閉せしめられ
る。
また、自動開閉の為の駆動手段は、上記前後動
と回動を兼用せしめることができるから、その機
構も簡単である。
〔実施例〕
以下は、本考案の実施例について説明する。
第1図ないし第3図において、平行リンク2は
リンク板23A,23Bよりなる。各リンク板2
3A,23Bの基端は図略の車両開口後縁に設け
たブラケツト21に軸着してあり、リンク板23
A,23Bの先端231,232(第3図)は保
持部材3に軸着してある。リンク板23Aには駆
動用モータ26が設けてあり、該モータ26は途
中ギヤボツクス27を介して、上記リンク板23
Aの中間部より上方へ突出せしめたシヤフト25
1に連結されている。シヤフト251には上端に
ピニオン25が固定してある。該ピニオン25の
上方にはガイドローラ24が配してあり、該ロー
ラ24は上記シヤフト251内に挿通したシヤフ
ト241により支持せしめられて、上記ピニオン
25の回転には無関係である。
保持部材3は断面E字形をなし(第2図)、上
記リンク板23A,23Bの先端231,232
は保持部材3の下半分に軸着されている。上半分
には、前後端(第3図の左右端)の上下に支持ロ
ーラ31A,31Bが配設してあり、これらロー
ラ31A,31Bに挟持せしめてスライドレール
1が設けてある。
スライドレール1は隔壁で強化した本体部15
を有し、該本体部15より保持部材3の上面に沿
つて延出せしめた部分14でスライドドアSに固
定されている。本体部15の側面には、これに沿
つて断面T字形の突出部が形成されてガイドレー
ル12としてある。ガイドレール12内には断面
U字形をなすラツク13が配設固定してある。ラ
ツク13はその後端部131(第3図)を本体部
15内へわん曲せしめてあり、このわん曲は、リ
ンク板23Aの先端231を中心とする弧状とし
てある。ラツク13の内側面は段付きに対向間隔
を異ならしめてあり(第2図)、対向間隔を広く
した開口部にはその一方にこれに沿つて歯形13
aが形成してある。かかる構造のラツク13内に
上記ローラ24およびピニオン25が挿入位置せ
しめてあつて、ピニオン25は上記歯形13aと
噛合している。しかして、スライドレール1には
上記ピニオン25により移動力が付与され、この
移動に伴なつて、ローラ24はガイドレール12
に案内されて該レール12内を相対移動する。
第3図に示すスライドドアの開放状態では、モ
ータ26の正逆転に伴なつてスライドレール1お
よびこれに一体に設けたスライドドアSが前後動
する。スライドドアSを閉鎖する場合には、モー
タ26を正転せしめてスライドドアSを前方(第
3図右方)へ移動せしめる。ラツク13のわん曲
した後端部131がピニオン25に至ると、上記
前方への移動は停止せしめられ、続いてピニオン
25が上記後端部131に沿つてリンク棒23A
の先端231回りに相対移動せしめられる。これ
により、平行リンク2は全体が車両内方へ回動し
(第4図)、これによりスライドドアSが完全に閉
鎖される。
スライドドアSの開放時には、モータ26を逆
転せしめて上記行程を逆に行なう。
以上の如く、本考案のスライドドア装置は、簡
単な構造で確実な開閉操作ができ、しかも操作の
自動化も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案を示し、第1図は
装置の一部切欠き斜視図、第2図は第1図の−
線に沿う断面図、第3図、第4図は装置の一部
切欠き平面図で、第3図はドア開放状態を示し、
第4図はドア閉鎖状態を示す。第5図ないし第8
図は従来例を示し、第5図はトラツク運転室の斜
視図、第6図は装置の全体斜視図、第7図は装置
の概略全体平面図、第8図は装置の要部概略正面
図である。 S……スライドドア、1……スライドレール、
12……ガイドレール、13……ラツク、131
……後端部、2……平行リンク、21……ブラケ
ツト、23A……一方のリンク棒、231……リ
ンク棒先端、24……ガイドローラ、25……ピ
ニオン、26……駆動手段、27……ギヤボツク
ス、3……保持部材、31A,31B……支持ロ
ーラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両のスライドドア内面に水平方向に設けたス
    ライドレールを、車両開口の後縁に設けた平行リ
    ンクの先端の支持ローラで支持せしめるととも
    に、上記スライドレールに沿つてガイドレールを
    設けてこれに、上記平行リンクの一方のリンク棒
    中間部に突設したガイドローラを嵌装し、上記ガ
    イドレールは、その後端部を上記リンク棒の先端
    を中心とする円弧状にわん曲成形して、スライド
    ドア開操作開始時および閉操作終了時にスライド
    ドアを車両内外方へ案内するようになし、かつ、
    上記ガイドレールにはガイドローラの転動面に沿
    つてラツクを設けるとともに、上記ガイドローラ
    と同軸に、上記ラツクに噛合し駆動手段により正
    逆転せしめられるピニオンを設けて、上記スライ
    ドドアを自動開閉するようになした車両のスライ
    ドドア装置。
JP1985044739U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0421703Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985044739U JPH0421703Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985044739U JPH0421703Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61161023U JPS61161023U (ja) 1986-10-06
JPH0421703Y2 true JPH0421703Y2 (ja) 1992-05-18

Family

ID=30557587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985044739U Expired JPH0421703Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0421703Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5004246B2 (ja) * 2008-11-25 2012-08-22 泰平電機株式会社 アウトスライドドア機構

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515308A (en) * 1978-07-17 1980-02-02 Kanto Jidosha Kogyo Kk Sliding door holder for rolling stock
JPS5813371A (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 Furuta Denki Kk 海苔原藻の貯蔵方法及びその装置
JPS5849430A (ja) * 1981-06-25 1983-03-23 エス・ア−・エ−ル・エル・コモド−ル・アンテルナシオナル 扉開閉装置
JPS6033280B2 (ja) * 1978-02-13 1985-08-01 ヤマハ株式会社 電子楽器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6033280U (ja) * 1983-08-16 1985-03-07 ニューウォールシステム株式会社 障子の平行移動案内装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6033280B2 (ja) * 1978-02-13 1985-08-01 ヤマハ株式会社 電子楽器
JPS5515308A (en) * 1978-07-17 1980-02-02 Kanto Jidosha Kogyo Kk Sliding door holder for rolling stock
JPS5849430A (ja) * 1981-06-25 1983-03-23 エス・ア−・エ−ル・エル・コモド−ル・アンテルナシオナル 扉開閉装置
JPS5813371A (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 Furuta Denki Kk 海苔原藻の貯蔵方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61161023U (ja) 1986-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0349047Y2 (ja)
JP3073188B2 (ja) 進入型ドア開閉装置及び動力ドア開閉装置
JPS5827851Y2 (ja) 車輌のスライディングル−フ装置におけるサンシェ−ド装置
JPH0421703Y2 (ja)
JPS6349372Y2 (ja)
JPS61163724U (ja)
JPH0156002B2 (ja)
JPH0327000Y2 (ja)
JP2547258B2 (ja) 窓と窓上昇アームとの間の連結装置
JPH0724261Y2 (ja) 車両用自動開閉扉のチェーンガイドレールの構造
JPH021137Y2 (ja)
KR100203496B1 (ko) 승합차의 도어 자동개폐장치
JPH0118411Y2 (ja)
JPS6378983A (ja) 車両用扉の自動開閉装置
JPH0425375Y2 (ja)
JPS63242720A (ja) 自動車用大型サンル−フ
JPS6232893Y2 (ja)
JPH0547688Y2 (ja)
JPH0428817Y2 (ja)
JPH022668Y2 (ja)
JPH0125051Y2 (ja)
JPH0229155B2 (ja)
KR920005974Y1 (ko) 승용차문의 자동개폐장치 구조
KR0130673Y1 (ko) 자동차의 슬라이딩 도어의 가이드 레일 구조
JPH0618812Y2 (ja) 自動車用サンルーフの開閉構造