JPH04214301A - 建築板とその製法 - Google Patents
建築板とその製法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として床材として使
用される建築板に関するものである。
用される建築板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来からこの種の建築板としては、図４
に示すように、ラワン材やカポール材等の原木をスライ
スして木質単板（イ），（イ）・・・を作成して、該木
質単板（イ），（イ）・・・の繊維方向をそれぞれ交互
に直交させて五層に積層し、接着剤でもって接着した木
質基材（ロ）の片面に中密度繊維板（ハ）を接着し、更
に、該中密度繊維板（ハ）の上面にラワン材やカポール
材等の原木をスライスして作成した木質薄単板（ニ）を
接着したものを所定の大きさに切断加工したものが汎く
知られていた。
に示すように、ラワン材やカポール材等の原木をスライ
スして木質単板（イ），（イ）・・・を作成して、該木
質単板（イ），（イ）・・・の繊維方向をそれぞれ交互
に直交させて五層に積層し、接着剤でもって接着した木
質基材（ロ）の片面に中密度繊維板（ハ）を接着し、更
に、該中密度繊維板（ハ）の上面にラワン材やカポール
材等の原木をスライスして作成した木質薄単板（ニ）を
接着したものを所定の大きさに切断加工したものが汎く
知られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の技術にあっては、台所や脱衣場等の床に使
用した際に、飛散した水等によって建築板の表面が濡れ
ると、木質薄単板（ニ）から浸透した水や湿気等によっ
て中密度繊維板（ハ）が層間剥離や膨張等を発生すると
いう問題があった。
ような従来の技術にあっては、台所や脱衣場等の床に使
用した際に、飛散した水等によって建築板の表面が濡れ
ると、木質薄単板（ニ）から浸透した水や湿気等によっ
て中密度繊維板（ハ）が層間剥離や膨張等を発生すると
いう問題があった。
【０００４】本発明は、従来技術に係る上記の問題を解
決するために発明されたものである。すなわち、その課
題は、耐水性の良い建築板を提供することである。
決するために発明されたものである。すなわち、その課
題は、耐水性の良い建築板を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の建築板は、上述
した問題を解決するものであり、請求項１記載の本発明
は、木質基材の表面に中密度繊維板を貼着し、該中密度
繊維板の表面に木質薄単板を貼着して成る建築板におい
て、中密度繊維板に樹脂を含浸して成ることを特徴とす
るものである。
した問題を解決するものであり、請求項１記載の本発明
は、木質基材の表面に中密度繊維板を貼着し、該中密度
繊維板の表面に木質薄単板を貼着して成る建築板におい
て、中密度繊維板に樹脂を含浸して成ることを特徴とす
るものである。
【０００６】請求項２記載の本発明は、木質基材の表面
に樹脂を含浸させた中密度繊維板を貼着した後、該中密
度繊維板の表面に木質薄単板を貼着することを特徴とす
る建築板の製法である。
に樹脂を含浸させた中密度繊維板を貼着した後、該中密
度繊維板の表面に木質薄単板を貼着することを特徴とす
る建築板の製法である。
【０００７】ここで木質基材とは、木質単板、木質合板
等で作られたものである。
等で作られたものである。
【０００８】
【作用】本発明の建築板は、上記した構成をしており、
木質薄単板から水分が浸透しても、中密度繊維板に樹脂
を含浸させているので、該中密度繊維板内には水分が浸
透しないため耐水性が良く、層間剥離や膨張等が発生し
にくい。
木質薄単板から水分が浸透しても、中密度繊維板に樹脂
を含浸させているので、該中密度繊維板内には水分が浸
透しないため耐水性が良く、層間剥離や膨張等が発生し
にくい。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例に基づい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【００１０】図１に示す建築板は請求項１記載の本発明
の一実施例であり、木質基材１の表面に中密度繊維板（
ＭＤＦ）２を貼着し、該中密度繊維板（ＭＤＦ）２の表
面に木質薄単板３を貼着して成る建築板において、中密
度繊維板（ＭＤＦ）２に樹脂を含浸して成ることを特徴
とするものである。
の一実施例であり、木質基材１の表面に中密度繊維板（
ＭＤＦ）２を貼着し、該中密度繊維板（ＭＤＦ）２の表
面に木質薄単板３を貼着して成る建築板において、中密
度繊維板（ＭＤＦ）２に樹脂を含浸して成ることを特徴
とするものである。
【００１１】木質基材１はラワン材やカポール材等の原
木を厚さ寸法１ｍｍ乃至３ｍｍ程度にスライスして作成
された木質単板を、該木質単板の繊維方向をそれぞれ交
互に直交させて三層、五層、七層等に積層して厚さ寸法
６．０ｍｍ乃至１５．０ｍｍ程度に作成されたものであ
る。
木を厚さ寸法１ｍｍ乃至３ｍｍ程度にスライスして作成
された木質単板を、該木質単板の繊維方向をそれぞれ交
互に直交させて三層、五層、七層等に積層して厚さ寸法
６．０ｍｍ乃至１５．０ｍｍ程度に作成されたものであ
る。
【００１２】又、該木質基材１の片面には、広葉樹や針
葉樹等の木材繊維を熱圧成形して比重０．４０乃至０．
８程度、曲げ強度３０ｋｇ／ｃｍ２ 程度以上の性能を
有する厚さ寸法１．０ｍｍ乃至３．０ｍｍ程度に作成さ
れた中密度繊維板（ＭＤＦ）２が接着剤でもって貼着さ
れている。尚、中密度繊維板（ＭＤＦ）２には、不飽和
ポリエステル樹脂が含浸されている。
葉樹等の木材繊維を熱圧成形して比重０．４０乃至０．
８程度、曲げ強度３０ｋｇ／ｃｍ２ 程度以上の性能を
有する厚さ寸法１．０ｍｍ乃至３．０ｍｍ程度に作成さ
れた中密度繊維板（ＭＤＦ）２が接着剤でもって貼着さ
れている。尚、中密度繊維板（ＭＤＦ）２には、不飽和
ポリエステル樹脂が含浸されている。
【００１３】更に、該中密度繊維板（ＭＤＦ）２の表面
には、厚さ寸法０．２５ｍｍ乃至３．０ｍｍ程度に作成
した木質薄単板３が貼着されている。
には、厚さ寸法０．２５ｍｍ乃至３．０ｍｍ程度に作成
した木質薄単板３が貼着されている。
【００１４】このような建築板にあっては、木質薄単板
３の表面に水があった際に、該木質薄単板３内に水が浸
透しても、中密度繊維板（ＭＤＦ）２内には該中密度繊
維板（ＭＤＦ）２に含浸されている不飽和ポリエステル
樹脂のために、水が浸透しないので、層間剥離や膨張等
が発生しにくい。
３の表面に水があった際に、該木質薄単板３内に水が浸
透しても、中密度繊維板（ＭＤＦ）２内には該中密度繊
維板（ＭＤＦ）２に含浸されている不飽和ポリエステル
樹脂のために、水が浸透しないので、層間剥離や膨張等
が発生しにくい。
【００１５】図２及び図３に示す建築板の製法は、請求
項２記載の本発明の一実施例であり、木質基材１の表面
に樹脂を含浸させた中密度繊維板（ＭＤＦ）２を加熱貼
着した後、該中密度繊維板（ＭＤＦ）２の表面に木質薄
単板３を貼着することを特徴とするものである。
項２記載の本発明の一実施例であり、木質基材１の表面
に樹脂を含浸させた中密度繊維板（ＭＤＦ）２を加熱貼
着した後、該中密度繊維板（ＭＤＦ）２の表面に木質薄
単板３を貼着することを特徴とするものである。
【００１６】木質基材１は、前記請求項１の実施例に記
載したのと同様に、ラワン材やカポール材等の原木を厚
さ寸法１ｍｍ乃至３ｍｍ程度にスライスして作成された
木質単板を、該木質単板の繊維方向をそれぞれ交互に直
交させて三層、五層、七層等に積層して厚さ寸法６．０
ｍｍ乃至１５．０ｍｍ程度に作成されたものである。
載したのと同様に、ラワン材やカポール材等の原木を厚
さ寸法１ｍｍ乃至３ｍｍ程度にスライスして作成された
木質単板を、該木質単板の繊維方向をそれぞれ交互に直
交させて三層、五層、七層等に積層して厚さ寸法６．０
ｍｍ乃至１５．０ｍｍ程度に作成されたものである。
【００１７】中密度繊維板（ＭＤＦ）２は、厚さ寸法１
．０ｍｍ乃至３．０ｍｍ程度にスライスして作成したも
のを、不飽和ポリエステル樹脂であるＰ−８５２（日本
触媒（株）製）１００部に対して、スチレンモノマー５
部乃至３０部、過酸化ベンゾイル（ＢＰＯ）２部乃至８
部を混入して作成した溶液中に浸し、真空度５ｍｍＨｇ
／ｃｍ２ 乃至４０ｍｍＨｇ／ｃｍ２ 、含浸時間３０
分乃至５時間で真空含浸を行ってウェットで９０％乃至
１５０％含浸させた後、１００℃の室内に３０分乃至３
時間放置してセミ硬化状態に作成されたものである。
．０ｍｍ乃至３．０ｍｍ程度にスライスして作成したも
のを、不飽和ポリエステル樹脂であるＰ−８５２（日本
触媒（株）製）１００部に対して、スチレンモノマー５
部乃至３０部、過酸化ベンゾイル（ＢＰＯ）２部乃至８
部を混入して作成した溶液中に浸し、真空度５ｍｍＨｇ
／ｃｍ２ 乃至４０ｍｍＨｇ／ｃｍ２ 、含浸時間３０
分乃至５時間で真空含浸を行ってウェットで９０％乃至
１５０％含浸させた後、１００℃の室内に３０分乃至３
時間放置してセミ硬化状態に作成されたものである。
【００１８】木質薄単板３は、厚さ寸法０．２５ｍｍ乃
至３．０ｍｍ程度に作成されたものである。
至３．０ｍｍ程度に作成されたものである。
【００１９】そして、木質基材１の表面に不飽和ポリエ
ステル樹脂を含浸させた中密度繊維板（ＭＤＦ）２をの
せて、水性ビニルウレタン接着剤でもって加熱接着する
。更に、該中密度繊維板（ＭＤＦ）２の表面に木質薄単
板３を接着剤でもって接着し建築板を作成するのである
。
ステル樹脂を含浸させた中密度繊維板（ＭＤＦ）２をの
せて、水性ビニルウレタン接着剤でもって加熱接着する
。更に、該中密度繊維板（ＭＤＦ）２の表面に木質薄単
板３を接着剤でもって接着し建築板を作成するのである
。
【００２０】尚、上記実施例においては、真空含浸によ
って中密度繊維板（ＭＤＦ）２に樹脂を含浸させたが、
真空加圧含浸によって中密度繊維板（ＭＤＦ）２に樹脂
を含浸させても良い。
って中密度繊維板（ＭＤＦ）２に樹脂を含浸させたが、
真空加圧含浸によって中密度繊維板（ＭＤＦ）２に樹脂
を含浸させても良い。
【００２１】又、上記実施例においては、木質基材１と
中密度繊維板（ＭＤＦ）２とを水性ビニルウレタン接着
剤でもって加熱接着したが、中密度繊維板（ＭＤＦ）２
に含浸させた不飽和ポリエステル樹脂でもって加熱接着
しても良い。
中密度繊維板（ＭＤＦ）２とを水性ビニルウレタン接着
剤でもって加熱接着したが、中密度繊維板（ＭＤＦ）２
に含浸させた不飽和ポリエステル樹脂でもって加熱接着
しても良い。
【００２２】
【発明の効果】本発明の建築板は、上記したような構成
をしており、中密度繊維板に樹脂を含浸したので、木質
薄単板に水が浸透しても、該中密度繊維板には水が浸透
しないため、耐水性が良く、層間剥離や膨張等が発生し
にくいという効果がある。更に、中密度繊維板に樹脂を
含浸したので、表面硬度が高く、反りの発生が少ないと
いう効果がある。
をしており、中密度繊維板に樹脂を含浸したので、木質
薄単板に水が浸透しても、該中密度繊維板には水が浸透
しないため、耐水性が良く、層間剥離や膨張等が発生し
にくいという効果がある。更に、中密度繊維板に樹脂を
含浸したので、表面硬度が高く、反りの発生が少ないと
いう効果がある。
【図１】請求項１記載の本発明の一実施例の建築板の断
面図である。
面図である。
【図２】請求項２記載の本発明の積層している状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図３】請求項２記載の本発明の全体斜視図である。
【図４】従来例の建築板の斜視図である。
１ 木質基材
２ 中密度繊維板
３ 木質薄単板
Claims (2)
- 【請求項１】 木質基材の表面に中密度繊維板を貼着
し、該中密度繊維板の表面に木質薄単板を貼着して成る
建築板において、中密度繊維板に樹脂を含浸して成るこ
とを特徴とする建築板。 - 【請求項２】 木質基材の表面に樹脂を含浸させた中
密度繊維板を貼着した後、該中密度繊維板の表面に木質
薄単板を貼着することを特徴とする建築板の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2400997A JP2725457B2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 建築板とその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2400997A JP2725457B2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 建築板とその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04214301A true JPH04214301A (ja) | 1992-08-05 |
| JP2725457B2 JP2725457B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=18510861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2400997A Expired - Fee Related JP2725457B2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 建築板とその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2725457B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000037709A (ja) * | 1998-07-27 | 2000-02-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 木質化粧板及び木質化粧板製造法 |
| KR20020065252A (ko) * | 2001-02-06 | 2002-08-13 | 박철희 | 합성목재 및 그 제조방법 |
| CN105922366A (zh) * | 2016-05-03 | 2016-09-07 | 福建农林大学 | 一种零甲醛胶合板及其制备方法 |
| CN105922427A (zh) * | 2016-05-03 | 2016-09-07 | 福建农林大学 | 一种零甲醛刨花板及其制备方法 |
| CN106272862A (zh) * | 2016-09-21 | 2017-01-04 | 福建农林大学 | 一种无醛环保型地板基材用刨花板的生产方法 |
| CN106393384A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-15 | 福建农林大学 | 一种利用不饱和聚酯树脂生产零甲醛竹刨花板的方法 |
| CN106393385A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-15 | 福建农林大学 | 一种利用不饱和聚酯树脂生产零甲醛轻质纤维板的方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55114561A (en) * | 1979-02-28 | 1980-09-03 | Nippon Musical Instruments Mfg | Preparation of dressing plywood |
-
1990
- 1990-12-10 JP JP2400997A patent/JP2725457B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55114561A (en) * | 1979-02-28 | 1980-09-03 | Nippon Musical Instruments Mfg | Preparation of dressing plywood |
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| KR20020065252A (ko) * | 2001-02-06 | 2002-08-13 | 박철희 | 합성목재 및 그 제조방법 |
| CN105922366A (zh) * | 2016-05-03 | 2016-09-07 | 福建农林大学 | 一种零甲醛胶合板及其制备方法 |
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| CN106393384A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-15 | 福建农林大学 | 一种利用不饱和聚酯树脂生产零甲醛竹刨花板的方法 |
| CN106393385A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-15 | 福建农林大学 | 一种利用不饱和聚酯树脂生产零甲醛轻质纤维板的方法 |
| CN106272862A (zh) * | 2016-09-21 | 2017-01-04 | 福建农林大学 | 一种无醛环保型地板基材用刨花板的生产方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2725457B2 (ja) | 1998-03-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |