JPH04210668A - しきい値電圧低下用エーテル系液晶化合物 - Google Patents

しきい値電圧低下用エーテル系液晶化合物

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JPH04210668A
JPH04210668A JP40107890A JP40107890A JPH04210668A JP H04210668 A JPH04210668 A JP H04210668A JP 40107890 A JP40107890 A JP 40107890A JP 40107890 A JP40107890 A JP 40107890A JP H04210668 A JPH04210668 A JP H04210668A
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JP
Japan
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formula
compound expressed
compound
liquid crystal
threshold voltage
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Pending
Application number
JP40107890A
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English (en)
Inventor
Makoto Sasaki
誠 佐々木
Haruyoshi Takatsu
晴義 高津
Kiyobumi Takeuchi
清文 竹内
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、電気光学的表示材料と
して有用なエーテル系液晶化合物に関し、更に詳しくは
液晶表示装置に有用なエーテル系液晶化合物に関する。 [0002] 【従来の技術】液晶表示セルの代表的なものにTN−L
CD (ツィステッド・ネマチック液晶表示装置)があ
り、時計、電卓、電子手帳、ポケットコンピュータ、ワ
ードプロセッサ、パーソナルコンピュータなどに使用さ
れている。近年、OA種機器処理情報の増加に伴い、画
面に表示される情報量が増大しており、従来のTN−L
CDではコントラスト及び視野角等の表示品位面から、
特にワードプロセッサ、パーソナルコンピュータなどの
高時分割駆動の要求に応えられなくなっている。 (0003]このような状況の中で、シエファ−(Sc
heffer)等[SID ’ 85 Diges t
、PL20 (1985) 〕あるいは衣川等[:SI
D ’86 Diges t、 P122 (1986
) 〕によってSTN (スーパー・ツィステッド・ネ
マチック)−LCDが開発され、ワードプロセッサ、パ
ーソナルコンピュータなどの高情報処理用の表示に広く
普及しはじめている。 [0004]
【発明が解決しようとする課題] 5TN−LCDに特
に有用な液晶化合物の一つとして、 [0005] 【化2】 一般式 (0006]  (式中、Rは直鎖状アルキル基を表わ
す。)で表わされる化合物(以下、PCHという。)が
知られている。PCHは正の誘電率の異方性を有するP
形の液晶化合物として有用であるが、誘電率の異方性(
△ε)の値が約+12〜13とさほど大きくなく、現在
汎用されているネマチック液晶材料に混合した際に、液
晶材料のしきい値電圧の低下効果が小さいという欠点を
有している。 [0007]本発明が解決しようとする課題は、PCH
と類似の化学構造を有し、△εの値が大きく、現在汎用
されているネマチック液晶材料に混合した際に、液晶材
料のしきい値電圧の低下効果が大きな化合物を提供する
ことにある。 [0008]
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、一般式(I) [0009]
【化3】 RO→CH)−−ぐりΣcHtcHt−@lcN 、、
・(1)[00101(式中、Rは炭素原子数1〜5の
直鎖状アルキル基を表わし、nは1〜7を表わし、シク
ロヘキサン環はトランス配置をである。)で表わされる
化合物を提供する。本発明に係わる一般式(I)で表わ
される化合物は、次の製造方法に従って製造することが
できる。 [00111
【化4] ・・・(1m) 第1段階 ・・・(III) 第2段階 ・・・(IV) ・・・ff) 第3Wk階 ・・・(v1] 14段階 ・・・(り [0012]  (上記反応式におけるR及びnは、式
(I)におけるR及びnと同様の意味を有し、φはフェ
ニル基を表わす。)第1段階二式(II)の化合物をト
ルエン中トリフェニルホスフィンと反応させて、式(I
II)の化合物を製造する。第2段階二式(III)の
化合物とテトラヒドロフラン中、カリウム−1−ブトキ
サイドの如き強塩基で処理し、w: t t ig試薬
とした復式(IV)の化合物と反応させて(V)の化合
物を製造する。 [0013]  第3段階二式(V)の化合物を酢酸エ
チル中、ラネーニッケルを触媒として接触還元し、式(
Vl)の化合物を製造する。第4段階:式(Vl)の化
合物をジメチルホルムアミド中、シアン化第−銅と反応
させて、式(I)の化合物を製造する。斯くして製造さ
れた本発明に係わる一般式(I)で表わされる化合物の
相転移温度を第1表に掲げる。 [0014] 【表1】 第 表 [0015]  (表中、Cは結晶相、Nはネマチック
相、■は等方性液体相を各々表わす。)一般式(I)の
化合物と混合して使用することのできる好ましい液晶化
合物の代表例としては、例えば、4−置換安息香酸4°
−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサンカル
ボン酸4゛−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘ
キサンカルボン酸4°−置換ビフェニルエステル、4−
(4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸
4゛−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロヘ
キシル)安息香酸4゛−置換フェニルエステル、4− 
(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4”−置換シクロ
ヘキシルエステル、4−置換4゛−置換ビフェニル、4
−置換フェニル−4°−置換シクロヘキサン、4−置換
4°゛置換ターフエニル、4−置換ビフェニル4°−置
換シクロヘキサン、2−(4−置換フェニル)−5−置
換ピリミジンなどを挙げることができる。 (0016]第2表はネマチック液晶材料として現在汎
用されている混合液晶(A)の70重量%と一般式(I
)で表わされる化合物のNo、 1の化合物の各々30
重量%から成る混合液晶の誘電率の異方性(△ε)とし
きい値電圧(Vth)を掲示し、比較のために混合液晶
(A)自体の△εと、混合液晶(A)の70重量%と、
一般式(I)で表わされる化合物と類似構造を有する下
記式(a)の化合物及び式(b)の化合物の各々30重
量%から成る各混合液晶の△εとvthを掲示したもの
である。 [0017]尚、混合液晶(A)は、 [0018]
【化5】 [0019]から成るものであり、式(a)及び式(b
)の化合物は、各々次式で表わされる化合物である。 [00201
【化6] [0021] 【表2】 第 表 混合液晶 誘電l1lo異方性 し自い値電圧(V) (A) −1,3 (^)+11m1 7.1 1.38 (ム)十−2 6,8 1,43 (A)+(a) 1.1 Z、aa (轟)十(b) 1.8 2.18 [0022]第2表に掲示したデータから、一般式(I
)で表わされる化合物は、負の誘電率の異方性を有する
混合液晶(A)に加えた時に、誘電率の異方性を増加さ
せ、しきい値電圧を低下させる効果を有することが理解
できる。構造類似で一般的に広く用いられている式(a
)の化合物を混合液晶(A)に加えた時と比較すると、
誘電率の異方性も大きく、しきい値電圧が顕著に低いこ
とが明確である。 [0023]本発明が容易に類推できないことは一般式
(I)で表わされる化合物と類似の構造を有する式(b
)の化合物のしきい値電圧の低下効果が、本発明の化合
物No、 1よりも顕著に小さいばかりでなく、式(a
)の化合物よりも小さいことからも理解できる。 [0024]
【実施例】 (実施例1) 式 %式%]
【7】 (0026]の化合物26.8g (0,1モル)をト
ルエン20On+1に溶解し、この溶液にトリフェニル
ホスフィン26.3g(0,1モル)を添加した後、3
時間加熱還流した。反応混合物を冷却した後、析出した
結晶を濾別し、真空乾燥させて下記化合物48.5g 
(0,091モル)を得た。 [0027]
【化8】 [0028]上記化合物48.5g (0,091モル
)をテトラヒドロフラン250m1に加え、−5℃に冷
却し、カリウムt−ブトキサイド13.5g (0,1
2モル)で処理した後、室温で1時間反応させた。反応
混合物を一5℃に冷却した後、反応混合物に式 %式%]
【9】 [00301の化合物14.2g (0,08モル)の
テトラヒドロフラン溶液80I111を滴下し、室温で
2時間反応させた。 反応終了後、反応混合物に水250m lを加え、酢酸
エチル150m lで3回抽出し、抽出液を水洗、乾燥
させた後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をトルエ
ン100m1に溶解し、同量のヘキサンを加えてトリフ
ェニルホスフィンオキサイドを析出させた。析出物を濾
別し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーを用いて精製して、下記化合
物19.4g (0,055モル)を得た。 [00311
【化10] [0032]上記化合物19.4g (0,55モル)
を酢酸エチル180m1に溶解し、ラネーニッケル2g
を触媒として水素圧5kg/cni3.60℃で5時間
接触還元した。反応終了後、触媒を濾別し、濾液を減圧
濃縮して下記化合物18.8g(0,053モル)を得
た。 [0033] 【化11】 [0034]上記化合物18.8g (0,53モル)
をN、 N−ジメチルホルムアミド120m1に溶解し
、この溶液にシアン化第1銅5.4g (0,06モル
)を加えた後、6時間加熱還流させた。反応終了後、反
応混合物にアンモニア水150騰lを加えた後、酢酸エ
チル150m1で2回抽出し、抽出液を水洗、乾燥させ
た後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をエタノール
から再結晶させて精製して、下記化合物12.3g (
0,041モル)を得た。 [0035]
【化12】 転移温度 43℃(C呻!) 12℃(1ジN) (0036]  (実施例2)実施例1において、式%
式%]
【13】 [0038]の化合物に代えて式 [0039]
【化14】 (00401の化合物16.5g (0,08モル)を
使用した以外は、実施例1と同様にして下記化合物を得
た。 [00411
【化15] 転移温度 47℃ (C呻I) 14℃゛(璽−N) [0042] 【発明の効果】本発明に係わる一般式(I)で表わされ
る化合物は、PCHと類似の化学構造を有し、しきい値
電圧の低下効果が小さいというPCHの欠点を補なうも
のである。従って、本発明に係わる一般式(I)で表わ
される化合物は、TN−LCDあるいは5TN−LCD
用の材料として極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル基を表
    わし、nは1〜7の整数を表わし、シクロヘキサン環は
    トランス配置である。)で表わされる化合物。
JP40107890A 1990-12-10 1990-12-10 しきい値電圧低下用エーテル系液晶化合物 Pending JPH04210668A (ja)

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