JPH04200515A - タオル地 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、いわゆる「朝シャンクオル」と称されるよう
な、高吸水性タオル等に適したタオル地に関する。

従来の技術および課題 最近、特に、若い女性の間では朝に洗髪する、いわゆる
「朝／ヤン」か習慣となりつつあり、洗髪後の髪の乾燥
を簡単に、かつ、短時間に行う必要から、「朝ンヤンタ
オル」と称される高吸水性タオルか開発され、広く利用
されるに至っている。

このようなタオルとしては、綿糸とレーヨンや、キュプ
ラなとの吸水性の高い繊維をパイル状に織ったものや、
アクリル、ポリエステルなとの超極細合成繊維を編織し
、繊維の間隙に毛管現象で水をためるものか知られてお
り、吸水性か高く、かつ、吸水速度も高いものである。

そのため、かえって、毛髪や肌から過度に水分を取り除
き、本来、毛髪や肌か保つべき適度の潤いまでもなくし
、１しっとり」感を損なうという問題か生している。

しかしなから、これを解消する技術はこれまて見当たら
ない。

本発明者らは、このような問題を解消すへく鋭意検討し
た結果、前記のような「朝／ヤンタオル」用の高吸水性
タオル地に保湿成分を担持させることに成功した。すな
わち、高吸水性タオル地あるいはその繊維を、要すれば
高吸水性樹脂と共に保湿成分で処理することにより、洗
濯堅牢度の高い、効果の持続する保湿成分の担持か行え
ることを見いたした。

本発明は、高吸水性タオル地に、所望により高吸水性樹
脂と共に保湿成分を担持させたことを特徴とするタオル
地を提供するものである。本発明においては、特に、保
湿成分をマイクロカプセル化して担持させることにより
、保湿成分の効果の持続かさらに向上する。

本発明で用いる高吸水性タオル地は、公知のものでよく
、例えば、綿糸や綿糸とレーヨンや、キュプラ、セルロ
ース系繊維のような高吸水性繊維のパイル地、ポｌ）エ
ステル、アクリル等の合成繊維の超極細繊維の編織地か
挙げられる。所望により、該高吸水性タオル地には公知
の抗菌繊維、防臭繊維等を混紡してもよく、これにより
、雑菌の繁殖を抑え、悪臭の発生を防く効果も付与でき
る。

高吸水性樹脂も公知のものでよく、例えば、吸水性の、
デンプン系、セルロース系、ポリアクリル酸系、ポバー
ル系、ポリオキシエチレン系なとの高分子物質やこれら
を公知の方法により架橋処理したちの等か挙げられる。

保湿成分としては、ヒアルロン酸、スクワレン、保湿性
植物エキス、トフフエロールおよびその誘導体等が用い
られる。

保湿成分のマイクロカプセル化は公知の方法で行うこと
かでき、例えば、保湿成分を芯物質とし、これを微粒子
化し、セラチノ、アラビアカム、セルロース誘導体のよ
うな天然高分子物質、ポリアクリル酸系ポリマー、塩化
ビニリチン系ポリマー、ポリスチレン系ポリマー、メラ
ミン樹脂、ウレタン樹脂、エポキン樹脂、ポリアミド樹
脂、ホルムアルデヒド樹脂のような合成高分子物質、脂
質無機物質のような膜物質で化学的、物理化学的あるい
は機械的方法により被覆して行うことかできる。

通常、平均粒径３〜８０μ、好ましくは１０〜２０μの
マイクロカプセルを用いる。マイクロカプセルは、所望
により、抗菌剤、防臭剤等の他の有効成分を適宜−緒１
こ内包していてもよい。

本発明のタオル地は、例えば、常法に従って、高吸水性
タオル地を、保湿成分または高吸水性樹脂と保湿成分、
所望により、前記のような他の有効成分、またはこれら
のマイクロカプセルとの混合物を、アクリル系樹脂、ウ
レタン樹脂、メック１ノル酸系樹脂、／リコーン樹脂笠
のノ・インターの溶剤溶液ないしは分散液に分散した浴
中に浸漬したり、該タオル地に該分散液を散布すること
により、保湿成分または高吸水性樹脂と保湿成分を担持
させることにより製造できる。また、このｄ清や散布は
、タオル地を編織する前の繊維もしくはその一部に施し
てもよい。通常、保湿成分はタオル地に対して、０１〜
２０重量％重量揚程させることにより良好な結果が得ら
れ、高吸水性樹脂は、通常、タオル地に対して、０．０
１〜２０重量％程度含浸、吸着させることか好ましい。

本発明のタオル地は、そのまま、いわゆる「朝シャンク
オル」として用いられる以外に、肌を美しくするビュー
ティータオルにも使用できる。

叉廊習 つぎに、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳
しく説明するか、本発明はこれに限定されるものではな
い。

実施例１ キュプラ５０％および綿５０％からなる高吸水性タオル
地（３６ｃｍ×８６ｃｍ）を、ヒアルロン酸ナトリウム
５％および自己架橋型アクリル樹脂エマル／ヨン（大日
本インキ製ポンコートＥＳ１４＋、）６％を含む水浴に
浸漬し、遠心脱水後（ピックアップ＄１００％）、ｌｌ
００Ｃて２０分間予備乾燥した。ついて、１３０°Ｃて
１分間乾熱処理して、所望のタオル地を得た。

実施例２ 実施例１と同様にして、たたし、浴成分として、さらに
、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体すｌ−１／
ウム塩吸水性樹脂（松本油脂ＩＡＱ６）１％および架橋
剤としてエチレングリコールノブリンジルエーテル（松
本油脂製ＣＡＴ−４０）０．０１％を加えて、所望のタ
オル地を得た。

実施例３ キュプラ５０％および綿５０％からなる高吸水性タオル
地（３６ｃｍＸ８６ｃｍ）を、芯物質としてヒアルロン
酸ナトリウム、膜物質として塩化ビニリチン共重合体か
らなる平均粒径２ｏμｍ、膜厚１μｍのヒアルロン酸ナ
トリウムマイクロカプセル１０ｇ／σおよび自己架橋型
アクリル樹脂エマル／ヨン（犬ｅ本、ｉ’ンキ製ホンコ
ートＥＳ１４１）３０ｇ／（を含む水浴に浸漬し、遠心
脱水後（ピックアップ率１００％）、１１０°Ｃて２０
分間予備乾燥した。ついで、１３００Ｃて１分間乾熱処
理して、所望のタオル地を得た。

実施例４ 実施例３と同様にして、たたし、浴成分として、さらに
、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体ナトリウム
塩吸水性樹脂（松本油脂製ＡＱ６）１％および架橋剤と
してエチレングリコールングリシシルエーテル（松本油
脂製ＣＡ、Ｔ−４０）００１％を加えて、所望のタオル
地を得た。

実施例５ 実施例１と同様にして、たたし、タオル地として綿１０
０％多孔加工糸からなる高吸水性タオル地（３３ｃｍｘ
９９ｃｍ）を用い、所望のタオル地を得た。

実施例６ 実施例２と同様にして、たたし、タオル地として綿１０
０％多孔加工糸からなる高吸水性タオル地（３３ｃｍｘ
９９ｃｍ）を用い、所望のタオル地を得た。

実施例７ 実施例３と同様にして、たたし、タオル地として綿１０
０％多孔加工糸からなる高吸水性タオル地（３３ｃｒｎ
Ｘ９９ｃｍ）を用い、所望のタオル地を得た。

実施例８ 実施例４と同様にして、たたし、タオル地として綿１０
０％多孔加工糸からなる高吸水性タオル地（３３ｃｍｘ
９９ｃｍ）を用い、所望のタオル地を得た。

比較例１ 実施例１と同様にして、たたし、ヒアルロン酸ナトリウ
ムを用いずにタオル地を得た。

比較例２ 実施例５と同様にして、たたし、ヒアルロン酸ナトリウ
ムを用いずにタオル地を得た。

得られたタオル地の性能をつきのようにして評価した。

洗濯耐久性 ＪＩＳ　　Ｌ０２１７　１０３番法に準して試験し、滑
らかさか消失するまでの回数で表した。

滑らかさ １０人のパネル員により、つきの５段階にて評価し、そ
の平均で表した。

５　非常に滑らか ４・かなり滑らか ３：滑らか ２：やや滑らか １：滑らかさなし 風合 １０人のパネル員により、つきの３段階にて評価し、そ
の平均で表した。

３　風合良好 ２　風合やや劣る Ｉ　風合悪い 吸水率 ＪＩＳ　　Ｌ１０９６　　ラローズ法ｉ：で＋ｏ秒後の
吸水率（％）を測定した。

結果を第１表に示す。

第１表に示すごとく、本発明のタオル地は高吸水性とと
もに、良好な滑らかさを有し、毛髪や肌の［しっとり感
−の低下を防止する。

発明の効果 本発明によれば、高吸水性タオルによる水分の過度の除
去による毛髪や肌の−しっとり感−１の低下を防止した
、また、洗濯によってもその効果か持続する高吸水性タ
オル地か得られる。

特許出願人　武田薬品工業株式会社　はか１名代理　人
弁理士青山　葆　はか１名

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）高吸水性タオル地に、所望により高吸水性樹脂と
   共に保湿成分を担持させたことを特徴とするタオル地。
2. （２）保湿成分をマイクロカプセル化して担持させた請
   求項（１）記載のタオル地。