JPH04193436A - ダブルオフセット型等速ボールジョイントの組立工程におけるボールケージへのボール挿入方法並びにこの方法の実施に用いるインナーとボールケージの傾動装置 - Google Patents

ダブルオフセット型等速ボールジョイントの組立工程におけるボールケージへのボール挿入方法並びにこの方法の実施に用いるインナーとボールケージの傾動装置

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JPH04193436A
JPH04193436A JP32074590A JP32074590A JPH04193436A JP H04193436 A JPH04193436 A JP H04193436A JP 32074590 A JP32074590 A JP 32074590A JP 32074590 A JP32074590 A JP 32074590A JP H04193436 A JPH04193436 A JP H04193436A
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cage
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柴崎 瑞雄
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裕 佐藤
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/22Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
    • F16D3/223Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
    • F16D3/2237Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts where the grooves are composed of radii and adjoining straight lines, i.e. undercut free [UF] type joints
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/12Mounting or assembling

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アウタに内嵌するボールケージの外周の球面
中心に対しボールケージに内嵌するインナの外周の球面
中心がオフセットしているダブルオフセット型の等速ボ
ールジヨイントの組立工程におけるボールケージへのボ
ール圧入方法、並びにこの方法の実施に使用するインナ
とボールケージの傾動装置に関する。
(従来の技術) 従来、ボールケージの外周の球面中心とインナの外周の
球面中心とが合致している非オフセット型の等速ジヨイ
ントの組立工程において、アウタと同軸の水平姿勢に存
するインナとボールケージとを夫々所要角度傾動させ、
傾斜姿勢のボールケージのアウタからの露出部分に設け
られているボール窓にボールを挿入するようにしたもの
は特開昭62−292333号公報により知られている
このものでは、ボールケージ及びインナの共通の球面中
心が所定の基準点に位置するようにアウタを位置決めし
、この基準点を通る水平な揺動軸線回りに揺動自在な第
1と第2の1対の揺動アームを備える傾動装置を用い、
第1揺動アームと第2揺動アームとを、該各アームに取
付けた係合子を夫々インナとボールケージとに係合させ
た状態で、所定の角速度比で揺動させて、インナとアウ
タとを夫々所要角度傾動させダブルオフセット型等速ジ
ヨイントは、第21図に示すように、アウタAと同軸の
水平姿勢にインナBとボールケージCとが存する状態で
、ボールケージCの外周の球面中心O0とインナBの外
周の球面中心02とがアウタAの軸線方向にオフセット
しており、ボールケージCは01を中心にして傾動する
が、インナBはOIを中心とし01と0□のオフセット
量を半径とする公転軌跡a上を公転しつつ傾動し、その
ためインナBとボールケージCとをこれに各係合する係
合子を取付けた各揺動アームで傾動させる場合、ボール
ケージC用の第2揺動アームを0□を通る水平な揺動軸
線回りに揺動させ、−方、インナB用の第1揺動アーム
は、その揺動軸を公転軌跡aに沿って公転させつつ該揺
動軸を中心にして揺動させる必要があって、構造が複雑
になり、更に機種によって0、と02のオフセット量が
変化するため、第1と第2の揺動アームの揺動軸線のオ
フセット量も機種に応じて変える必要があり、傾動装置
が機種毎に専用化されて、機種変更に際し傾動装置を交
換せざるを得なくなり、生産性の向上を図る上で、傾動
装置を交換せずに機種変更に対処し得るようにすること
が望ま′れている。
又、インナBとボールケージCとを夫々所要角度、例え
ばインナBを90°、ボールケージCを45″傾動させ
た状態で、ボールケージCのアウタAからの露出部分に
設けられているボール窓C1の中心線は、インナBの軸
線とアウタAの軸線との交点Oを通り且つアウタAの軸
線に対しボールケージCの傾動角即45°傾斜した面上
の線すに合致するから、該ボール窓C3に線すに沿って
進退自在なボール挿入ヘッドを有する挿入装置を用いて
ボールDを挿入するが、この交点OのアウタAに対する
位置は機種によって変化し、そのため線すの位置も変化
し、この場合線すの位置変化に合わせてボール挿入装置
の位置を変化させることも考えられるが、機種変更に際
しての作業を容易にするには、機種に係りなく同一の直
線に沿ってボール窓にボールを挿入し得るようにするこ
とが望まれる。
本発明は、上記の要望に適合したボールの挿入方法を提
供することをその目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明方法は、アウタを上向き
姿勢で且つインナを所要角度傾動させたときのインナの
軸線とアウタの軸線との交点が何れの機種においても所
定の基準点に位置するように位置決めする工程と、該交
点を通る水平な第1の揺動軸線回りに揺動自在な第1揺
動アームと、該第1揺動軸線に平行で且つ該第1揺動軸
線に対しアウタの軸線方向にオフセットした第2揺動軸
線回りに揺動自在な第2揺動アームとを備える揺動装置
を用い、第1揺動アームをこれに取付けた第1係合子に
おいてインナに該インナの軸線方向及び径方向に相対移
動可能に係合させると共に、第2揺動アームをこれに取
付けた第2係合子においてボールケージに該ボールケー
ジの軸線方向及び径方向に相対移動可能に係合させた状
態で、第1揺動アームと第2揺動アームとを前記各揺動
軸線回りに所定の角速度比で揺動させてインナとボール
ケージとを夫々所要角度傾動させる工程と、傾斜姿勢の
ボールケージのアウタからの露出部分に設けられている
ボール窓に、前記基準点を通り且つアウタの軸線に対し
ボールケージの傾動均分だけ傾斜した面上の所定の挿入
基準線に沿ってボールを挿入する工程とから成る。
更に、本発明では、上記方法のインナとボールケージの
傾動工程で使用するのに好適な傾動装置を提供しており
、該傾動装置は、上方の逃げ位置と下方の作動位置とに
昇降される昇降枠に、インナを所要角度傾動させたとき
のインナの軸線とアウタの軸線との交点が位置する所定
の基準点を通る水平線に該昇降枠の作動位置において合
致する第1の揺動軸線回りに揺動自在な第1揺動アーム
と、該第1揺動軸線に平行で且つ該第1揺動軸線に対し
アウタの軸線方向にオフセットした第2の揺動軸線回り
に揺動自在な第2揺動アームとを軸支すると共に、第1
揺動アームと第2揺動アームとを所定の角速度比で□夫
々所要角度揺動させる駆動機構を設け、第1揺動アーム
に、インナに9許の遊びを存して内嵌可能な軸部とイン
ナの端面に着座可能な当座とを有する第1係合子をイン
ナの軸線方向に摺動自在に且つインナ側に付勢して取付
け、第2揺動アームに、ボールケージの端面に着座可能
な当座を有する第2係合子をアウタの軸線方向に摺動自
在に且つアウタ側に付勢して取付けたことを特徴とする
(作 用) アウタを上記の如く位置決めした後、傾動装置の昇降枠
を作動位置に下降させる。これによれば、第1揺動アー
ムに取付けた第1係合子の軸部が水平姿勢のインナに内
嵌すると共に当座がインナの上端面に着座し、第2揺動
アームに取付けた第2係合子の当座が水平姿勢のボール
ケージの上端面に着座する。機種によってインナとボー
ルケージの上端面の位置は変化するが、この変化は各係
合子のばねに抗したインナとボールケージの軸線方向即
ち上下方向の摺動で吸収される。
次に、第1揺動アームと第2揺動アームとを駆動機構に
より所定の角速度比(2:l)で揺動させて、インナと
ボールケージとを夫々所要角度、例えばインナを90°
、ボールケージを45゜傾動させる。
第2i図を参照して、第1第2揺動アームの揺動時にお
ける各係合子のインナとボールケージに対するずれを説
明する。図中Xはアウタの軸線、Yはインナを水平姿勢
から90°傾動させたときのインナの軸線を示し、Xと
Yの交点たる基準点Oに第1揺動アームの揺動軸線と、
ボールケージの外面の球面中心01に対し9許オフセッ
トした点03に第2揺動アームの揺動軸線とが合致して
いる。今、第2揺動アームを03を中心にして角度θだ
け傾動させると、olに合致していた第2揺動アーム上
の仮想点がMに変位し、第2揺動アームに取付けた第2
係合子がボールケージに対しその軸線方向と径方向とに
01に対するMの変位量分即ちA、 、02分だけずれ
ようとする。ここで、第2係合子の軸線方向のずれは、
第2係合子の第2揺動アームに対するボールケージの軸
線方向の摺動によって許容され、又径方向のずれはボー
ルケージの端面に着座する第2係合子の当座の該端面に
対する摺動によって許容され、がくて0.に対し第2揺
動アームの揺動軸線が偏心していても、ボールケージは
、第2揺動アームの角度θの揺動により01を中心とし
て角度θだけ傾動される。
ホールケージが角度θだけ傾動すると、インナは01を
中心とじインナの外面の球面中心0□と01とのオフセ
ット量を半径とする公転軌跡a上のN1に変位し、この
際第1揺動アームはOを中心として角度2θだけ揺動さ
れて、02に合致していた第1揺動アーム上の仮想点が
81に変位し、第1揺動アームに取付けた第1係合子が
インナに対しその軸線方向と径方向とにN、に対するS
、の変位量分即ちI13、f14分だけずれようとする
。ここで、第1係合子の軸線方向のずれは、第ユ係合子
の第1揺動アームに対するインナの軸線方向の摺動によ
り許容され、又径方向のずれは、インナに内嵌する第1
係合子の軸部の遊び及びインナの端面に着座する当座の
該端面に対する摺動によって許容され、かくて第1揺動
アームを公転軌跡aに沿って公転させなくても、インナ
は、第1揺動アームの角度2θの揺動により公転軌跡a
上をN、に移動しつつ角度2θだけ傾動される。第1揺
動アームが90°傾動されたときは、インナがN2、上
記仮想点が82に移動し、N2とS2が共に線Y上に位
置して、第1係合子のインナに対する径方向のずれが解
消される。尚、イン力を90″以外の所要角度に傾動さ
せる場合でも、この傾動時におけるインナの軸線とアウ
タの軸線との交点を通る水平軸線回りに第1揺動アーム
を揺動させれば、所要角度傾動させた時点で第1係合子
のインナに対する径方向のずれが解消され、この時点で
第1係合子の軸部のインナに対する傾動方向の遊びが無
くなるようにしておけば、インナを所要角度に正確に傾
動保持でき、インナを介してボールケージも所要角度に
正確に傾動保持される。
以上の如くしてインナとボールケージとを傾動させた後
、ボールケージのアウタからの露出部分に設けられてい
るボール窓に、インナの軸線とアウタの軸線との交点を
通り且つアウタの軸線に対しボールケージの傾動均分だ
け傾斜した面上の挿入基準線すに沿ってボールを挿入す
るが、何れの機種においても上記交点が所定の基準点O
に位置するようにアウタを位置決めしているため、挿入
基準線すは機種に係りなく一定となり、機種変更に際し
ボール挿入装置の位置を変えなくても、ボール窓にボー
ルを挿入できる。
ところで、上記した基準点0とOoとのオフセット量は
機種によって約2,8龍〜約5.2龍の間で変化し、第
1揺動アームの揺動軸線たる第1揺動軸線と、第2揺動
アームの揺動軸線たる第2揺動軸線とのオフセット量は
、OとO3のオフセット量の変化幅の中間の約411I
+1程度の小さな値に設定されており、各揺動枠を各揺
動軸線上に突設した軸で昇降枠に軸支することは困難で
ある。この場合、昇降枠に、前記第2揺動軸線と同心の
ブツシュを取付けて、該ブツシュの外周に前記第2揺動
アームを軸支すると共に、該ブツシュに前記第1揺動軸
線と同心の軸孔を形成し、該軸孔内に前記第1揺動アー
ムをこれに取付けた支軸において軸支しておけば、第1
と第2の揺動軸線間のオフセット量を小さく設定でき、
有利である。
(実施例) 第1図及び第2図は等速ボールジヨイントの組立装置の
全体構成を示し、基台(1)上に、前後方向(図面で左
右方向)に長手の1対の搬送レール(2)(2>と、前
後複数のクランプ片(3)を取付けた1対のトランスフ
ァバー(4)(4)とを配置し、後方のコンベア(5)
から搬送レール(2)(2)上に投入されるアウタAを
、トランスファバー(4) (4)の作動により始端の
第1ステーシヨン(6、)から終端の第10ステーシヨ
ン(6+o)に向けて1ステーション宛間歇送りし、第
3図に示す如く、第2ステーシヨンく6゜)において、
インナBをボールケージCに内嵌すると共にボールケー
ジCの1個のボール窓C1にボールDを挿入して成るイ
ンナとボールケージの組立体を移載装置(7)により起
立姿勢でアウタAに挿入し、第3ステーシヨン(63)
において、組立体を傾倒装置(8)によりボールDがア
ウタAのトラック溝に係合するように傾倒させてアウタ
Aに内嵌させると共に、組立体をブツシャ(9)により
上方から押圧して水平姿勢とした後、ボールDを挿入し
たボール窓が横方向を向くようにアウタAを90″回転
させ、次に第4ステーシヨン(64)において、インナ
BとボールケージCとを傾動装置(10)により横方向
に傾動させて、予めボールDを挿入したボール窓と対称
位置のボール窓C1にボール挿入装置(11〉によって
ボールDを挿入し、次いで第5ステーシヨン(65)に
おいて、ボールを挿入済みの2個のボール窓が前方と後
方を向くようにアウタAを90″回転させた後、第6ス
テーシヨン(66)と第7ステーシヨン(67)とにお
いて、インナBとボールケージCを傾動装置(12)に
より夫々横方向−側と横方向他側とに傾動させて、各1
対のボール挿入装置(13)(13)により隣接する各
2個のボール窓C,、C,にボールD、Dを挿入し、次
いで第8ステーシヨン(6B)においてボール検出装置
(14)により6個のボール窓に全てボールが挿入され
ているか否かの欠品検出と、第9ステーシヨン(6,)
においてインナを傾動しつつ回転させる検査装置(15
)により等速ボールジヨイントの作動検査とを行い、第
10ステーシヨン(61o)において振分は装置(16
)により良品と不良品とに振分けて払出レール(17)
に払出すようにした。
上記したインナとボールケージの組立体は、シュータ(
18)を介して供給されるインナBを内嵌したボールケ
ージCの1個のボール窓C1にボール挿入装置(19)
によってボールDを挿入することにより組立てられるも
ので、この組立体を移載装置(7)により第2ステーシ
ヨン(62)に搬送してアウタAに挿入するようにした
前記トランスファバー(4)(4)は、第4図乃至第6
図に示す如く、基台(1)上の前後2箇所に夫々左右1
対に配置した可動枠(20) (20)に、該各可動枠
(20)の上部の上下方向クランプ用の複数のガイドロ
ーラ(20a)及びサイドガイド用のガイドレール(2
0b)を介して前後動自在に支持され、これら前後各組
の左右1対の可動枠(20)(20)を、基台(1)に
固定の左右1対のブラケット(21)(21)間に横設
したガイドバー(22)と基台(1)に固定のガイドブ
ロック(23)とに該各可動枠(20)の下部のガイド
スリーブ(20c)と下端のローラ(20d)とにおい
て横方向に摺動自在に支持し、基台〈1)上にシリンダ
(24)によりレバー(25)を介して前後動される駆
動ロッド(26)を設けて、該ロッド(26)の両端を
夫々ベルクランクレバー(27)とリンク(2B)とを
介して前後各組の左右−側の可動枠(20)に連結し、
且つ前後各組の左右1対の可動枠(20) (20)を
、両者間において基台(1)上に軸支した同期レバー(
29)の両端に夫々リンク(30)’ (30)を介し
て連結し、かくて駆動ロッド(26)の前後動により前
後2組の左右1対の可動枠(20X20)が互に同期し
て横方向内−方の閉じ側と外方の開き側とに開閉動作さ
れ、これに伴い左右のトランスファバー(4)(4)が
横方向に開閉動作されて、該両トランスファバー(4)
(4)に取付けた前記クランプ片(3) (3)により
アウタAのクランプとアンクランプとが行われるように
した。
該両トランスファバー(4)(4)は、基台(1)の後
部下面に搭載したシリンダ(31)に連動する左右1対
のし/< −(32) (32)に、該各トランスファ
バー(4)の開閉動作を許容する両端のボールジヨイン
ト(33a) (33a)を有する左右1対のリンク(
33)(33>を介して連結され、該シリンダ(3I)
の伸縮作動により該レバー(32)(32)と該リンク
(33) (33)とを介して互に同期して前後動され
るように構成されており、両トランスファバー(4)(
4)を閉じて前進させることにより、前記両搬送レール
(2) (2)に支持されるアウタAをクランプ片(3
)(3)間にクランプして、次のステーションに搬送し
、各ステーションに配置したクランプ部材(34)によ
りアウタAの軸部A、をクランプしてアウタAを位置決
めした後、両トランスファバー(4)(4)を開いて後
退させ、以上の作動に繰返しでアウタAを間歇送りする
。尚、第3、第5ステーシヨン(83) (65)に設
けるクランプ部材(34)は垂直軸線回りに回動自在で
あり、これによって上記の如くアウタAを90@回転さ
せる。
クランプ片(3)は、第6図及び第7図に示す如く、ア
ウタAの上端の段付部とその下部とを受ける上下2枚の
V字片(31) (3□〉で構成されており、該多片(
L ) (32)をトランスファバー(4)上の突部(
4a)にビン(3a) (3a)を介して横方向に摺動
自在に且つばね(3b)で横方向内方に付勢して取付け
、該多片(31) (3□)の横方向のフローティング
動作によって機種変更に対処し得るようにした。
前記両搬送レール(2)(2)は、基台(1)の前後3
箇所に夫々左右1対に立設した支持枠(35)(35)
に上下方向及び横方向に移動自在に支持されており、こ
れを第8図乃至第10図を参照して詳述するに、各搬送
レール(2)に、各支持枠(35)の立設箇所において
該各支持枠(35)の内側面に対向して垂下する脚片(
36)をねし止めし、該脚片(36)に支持枠(35)
の上部内側に取付けたローラ(35a)を受入れる上下
方向に長手の長穴(36a)を形成して、搬送レール(
2)を該脚片(36)において支持枠(35)に上下方
向及び横方向に摺動自在に支持させ、更に左右の支持枠
(35)(35)間に、基台(1)に軸支される回動板
(37)と、その下側に基台(1)にねじ止めされる環
状のカムプレート(38)とを設け、該回動板(37)
の上面の回転対称位置に、両支持枠(35)<35)に
支持される左右1対の脚片(3B)(36)の下端に形
成した下向きに開口する前後方向に長手の長溝(36b
)<36b)に係合する、ローラから成る1対の係合子
(37a) (37a)を突設し、該回動板(37)を
その支軸(37b)の下端に連結した操作レバー(39
)によって回動したとき、該両係合子(37a) (3
7a)を介して左右の脚片(3B) (3B)即ち左右
の搬送レール(2) (2)が横方向に変位するように
した。
該回動板(37)は、その支軸(37b)において基台
(1)に上下方向に摺動自在に且つばね(37e)によ
って下方に付勢されて軸支されており、前記カムプレー
ト(38)の上面に、第11図及び第12図に示す如く
、周方向に7沿って高さが変化するカム部(38a)を
回転対称の位置関係で1対に形成すると共に、回動板(
37)の下面に取付けた環状板(37c)に該両カム部
(38a) (38a)に当接する回転対称位置の1対
の当部(37d) (37d)を形成し、かくて回転板
(37)の回動によれば、カム部(38a)(38a)
に案内されて回動板(37)が水平姿勢を保って上下方
向に変位され、これに伴い脚片(3B)(36)を介し
て左右の支持部材(2)(2)が上下方向に変位される
ようにした。
前記各カム部(38a)は、回動板(37)の中立位置
(第10図の位置)で前記当部(37d)が当接する第
1突部(38b)と、その時計方向に隣接する第1突部
(38b)よりhlだけ高さの低い第2突部(38c)
と、第1突部(38b)の反時計方向に隣接する第1突
部(38b)よりh2 (h2’>b+ )だけ高さの
低い第3突部(386)とで構成され、回動板(37)
の回動により搬送レール(2)の高さを3段階に切換自
在とした。
尚、基台(1)の後部の支持枠(35035)間と前部
の支持枠(35) (35)間とに配置する回動板(3
7)(37)は、中間の支持枠(35) (35)間に
配置した回動板(37)に連結される前記操作レバー(
39)により夫々リンク(39a) (39a)を介し
て回動されるものとし、これら回動板(37)を中立位
置と時計方向の回動位置と反時計方向の回動位置との3
位置に夫々係止すべく、基台(1)に、操作レバー(3
9)を両脇から挾むようにして係止する1対の係止ビン
(40) (40)を抜差自在な各1対のビン穴(41
)(41)を上記3位置に対応する3箇所に形成した。
そして、中立位置を基準とした前記係合子(37a)の
横方向内方への変位量が、時計方向の回動位置と反時計
方向の回動位置とにおいて夫々所定値w1、w2(実施
例ではwlの方がw2より僅かに大きい)になるように
、各回動位置を設定した。
又、搬送レール(2)は、回動板(37)を中立位置と
した第1の調節位置と、時計方向の回動位置とした第2
の調節位置と、反時計方向の回動位置とした第3の調節
位置とに夫々ロックビン(42)によって係止自在とし
、これを詳述するに、支持枠(35)と脚片(36)と
に、夫々前後方向中間の第1ビン穴(43a) (44
a)と、前後−側の第2ビン穴(43b) (44b)
と、他側の第3ピン穴(43e)(44c)とを、脚片
(36)の第1乃至第3ピン穴(44a) (44b)
 (44c)が互に同一高さに位置し、支持枠(35)
の第1ビン穴(43a)に対し、第2ビン穴(43b)
がh1分だけ、第3ピン穴(43e)がh2分だけ低位
に位置するように形成し、第1調節位置では第1ビン穴
(43a) (44a)同士、第2調節位置では第2ビ
ン穴(43b) (44b)同士、第3調節位置では第
3ピン穴(43c) (44e)同士が夫々合致して、
これら合致したビン穴にロックビン(42)を挿通する
ことにより搬送レール(2)をこれら各調節位置に係止
するようにした。
前記第1、第2、第3の各調節位置は、■■■の3種類
の等速ボールジヨイントに夫々適合するもので、搬送レ
ール(2)を上下2段の座面(2a) (2b)を有す
る段付形状に形成し、第1調節位置においては、第13
図に示すように■のアウタAが搬送レール(2〉の下段
の座面(2b)に着座して支持され、このときの搬送レ
ール(2)の配置高さと左右のレール間の中心からの距
離とを夫々H,Wとして、第2調節位置では、第14図
に示すように搬送レール(2)の高さと距離が夫々H−
h、、w−w、となり、■のアウタAが搬送レール(2
)の上段の座面(2a)に着座して支持され、第3調節
位置では、第15図に示すように搬送レール(2)の高
さと距離が夫々H−h2、W −w 2となり、■のア
ウタAが搬送レール(2〉の上段の座面(2a)に着座
して支持され、■■■の何れの機種においても、イン六
B4水平姿勢から所要角度例えば90°傾動させたとき
の、インナBの軸線YとアウタAの軸線Xとの交点が一
定高さの所定の基準点Oに位置するように、搬送レール
<2) (2)の高さが調節される。
上記した等速ボールジヨイントの組立工程のうち、本発
明に特に関係するのは、第4ステーシヨン(64)にお
けるボール挿入工程であり、以下これについて詳述する
第4ステーシヨン(64)には、第16図に示す如く、
基台(1)上に立設した横方向−側の支持枠<45)と
他側の支持枠(46)とが配置されており、−側の支持
枠(45)に上記した傾動装置(10)と、他側の支持
枠(46)に上記したボール挿入装置(11)とを搭載
した。
該傾動装置り10)は、第16図乃至第19図に示す如
く、支持枠(45)にシリンダ(47)とガイドバー(
48)とで昇降自在に吊持される門形の昇降枠(49)
に、該昇降枠(49)の前後両側の側板(49a)(4
9a)間に位置させて、門形に形成した第1と第2の揺
動アーム(50)(51)をアウタAの軸線方向即ち上
下方向にオフセットした第1と第2の各揺動軸線Z1.
22回りに揺動自在に軸支し、第1揺動アーム(50)
にインナBに係合する第1係合子(52)と、第2揺動
アーム(51)にボールケージCに係合する第2係合子
(53)とを取付け、第1揺動アーム(50)と第2揺
動アーム(51)とを昇降枠(49)に搭載した駆動機
構(54)により所定の角速度比で揺動し得るように構
成して成るもので、これを更に詳述するに、昇降枠(4
9)の前後両側の側板(49a) (49a)に第2揺
動軸線Z2と同心のブツシュ(55) (55)を挿着
して、該両ブツシュ(55) (55)の外周に、第2
揺動アーム(51)をその前後両側の側板(5]a) 
(51a)においてベアリング(51b)を介して軸支
すると共に、該両ブツシュ(55) (55)に前記軸
線Z2に対し下方にオフセットした第1揺動軸線Z1と
同心の軸孔(55a)(55a)を形成して、該両軸孔
(55a) (55a)内に、第1揺動アーム(50)
をその前後両側の側板(50a)(5(la)に突設し
た支軸(50b) (50b)においてベアリング(5
0c) (50c)を介して軸支し、更に昇降枠(49
)の上板上に駆動機構(54)の駆動源たるシリンダ(
54a)を立設し、そのピストンロッド(54b)にリ
ンク(54e)とレバー(54d)を介して連結される
ギア軸(54e)を昇降枠(49〉の−側の側板(49
a)に軸支して、該ギア軸(54e)に、第1揺動アー
ム(50)の−側の支軸(50b)に固定の従動ギア(
54f)に1=1のギヤ比で噛合する第1の駆動ギア(
54g)と、第2揺動アーム(51)の−側の側板(5
1a)に固定の従動ギア(54h)に2=1のギア比で
噛合う第2の駆動ギア(54i)とを固定し、シリンダ
(54a)の作動によって第1揺動アーム(50)と第
2揺動アーム(51)とを2:1の角速度比で前記各軸
線Z1.22回りに揺動し得るようにした。図中 (5
61)(5B2 )は、ピストンロッド(54b)の上
方への突出端に取付けたドッグ(56a)と協働して、
ピストンロッド(54b)の上昇端と下降端への移動を
検出する近接スイッチを示し、ピストンロッド(54b
)の上昇端がら下降端への移動で、第1揺動アーム(5
0)が90°、第2揺動アーム(51)が45°揺動さ
れるようにした。
各揺動アーム(50)(51)の上板には、係合子ホル
ダ(57)がスプライン軸(57a)を介して上下動自
在に且つばね(57b)で下方に付勢して吊設されてお
り、該各ホルダ(57)の下端に前記各係合子(52)
(53)をその上端部において着脱自在に嵌着してクロ
スビン(57c)で抜止めした。
第1係合子(52)は、インナBの上端面に着座可能な
1対の当座(52a) (52a)と、該両当座(52
a)<52a)間に一体に形成された垂直のボス部(5
2b)に嵌着される軸部(52C)とを備えるもので、
該軸部(52c)をインナBに少許の遊びを存して内嵌
自在とした。
第2係合子(53)には、ボールケージCの上端面に着
座可能な当座(53a)か第]係合子(52)の1対の
当座(52a) (52a)間に介挿されるように形成
されている。
第16図及び第17図を参照して、 (5g+ )(5
82)は、昇降枠(49)に立設した上記ガイドバー(
48)の上端のドッグ(58a)と協働して、昇降枠(
49)の上方の逃げ位置と下方の作動位置とへの昇降動
を検出する近接スイッチを示し、昇降枠(49)の作動
位置において、前記第1揺動軸線Z1が前記基準点0を
通る前後方向の水平線に合致するようにした。
前記ボール挿入装置(11)は、第16図及び第20図
に示す如く、前記支持枠(46)に搭載したシリンダ(
59)により、上記基準点Oを通り且つアウタAの軸線
Xに対し45°傾斜した面上の所定の挿入基準線すに沿
って進退される挿入ヘッド(60)とブツシュロッド(
61)とを備えると共に、支持枠(46)に取付けたボ
ール供給手段(62)を備えるもので、これを詳述する
に、シリンダ(59)内にブツシュロッド(61)とそ
の外周のスリーブ(63)とを挿入して、両者(61)
(63)をシリンダ(59)内のピストン(59a)と
一体に進退自在とし、更にブツシュロッド(61)にば
ね(64a)で先方に付勢される筒軸(64)を外挿し
て、該筒軸(64)の下端にワンタッチジヨイント(B
4b)を介して挿入ヘッド(60)を着脱自在に取付け
、シリンダ(59)の往動によれば、ブツシュロッド(
6I)と共に挿入ヘッド(60)が前記基準線すに沿っ
て斜め下方に前進し、挿入ヘッド(60)がボールケー
ジCのボール窓C1の開口縁部に当接した後、ブツシュ
ロッド(61)が挿入ヘッド(60)に対しばね(64
a)を圧縮しつつ前進して、挿入ヘッド(60)内に爪
片(60a)によって保持されるボールDがブツシュロ
ッド(61)により挿入ヘッド(60)から押出されて
ボール窓C1に挿入されるようにした。
前記ボール供給手段(62)は、上面の投入口(65a
)と、下面の排出口(65b)と、ばね(65c)で先
方に付勢される切出し片(65d)とを備える切出しユ
ニット(65)と、排出口(B5b)から落下するボー
ルDを挿入ヘッド(60)に供給するシュータ(66)
とで構成され、前記スリーブ(63)の先端に前記シリ
ンダ(59)の外側を尽力にのびるロッド(83a)を
取付けて、該ロッド(63a)の尾端部に前記切出し片
(65d)に係合する係合片(63b)を連結し、前記
シリンダ(59)の往動時に切出し片(85d)が斜め
下方に前進して、投入口(65a)にチューブ等を介し
て供給されるボールDの1個が切出し片(85d)に形
成したボール穴(65e)に挿入され、シリンダ(59
)の復動時に係合片(83b)を介して切出し片(85
d)が斜め上方に押し戻されて、ボール穴([15e)
内のボールDが排出口(65b)を介してシュータ(6
6)に落下し、復動位置に存する挿入ヘッド(60)に
該シュータ(66)を介してボールDが供給されるよう
にした。
図中(67+ Hey□)は前記口・ノド(63a)に
取付けたドッグ(67a)と協働して挿入ヘッド(60
)の進退を検出する近接スイッチを示す。
第4ステーシヨン(64)でのボール挿入作業に際して
は、先ずクランプ部材(34)にょリアウタAの軸部A
、を把持し、インナBを所要角度即ち90°傾動させた
ときのインナBの軸線YとアウタAの軸線Xとの交点が
所定の基準点0に合致するように、搬送レール(2)(
2)とクランプ部材(34)とでアウタAを位置決めし
、次いで傾動装置(lO)の昇降枠(49)を作動位置
に下降させる。これによれば、第1揺動アーム(5o)
に係合子ホルダ(57)を介して取付けた第1係合子(
52)の軸部(52c)がインナBに内嵌すると共に当
座(52a)がインナBの上端面に着座し、又第2揺動
アーム(51)に係合子ホルダ(57)を介して取付け
た第2係合子(53)の当座(53a)がボールケージ
Cの上端面に着座し、以後各係合子ホルダ(57)の付
勢ばね(57b)を圧縮しつつ昇降枠(49)が下降し
、作動位置において第1揺動軸線2゜が基準点Oを通る
水平線に合致する。この状態において、第2揺動軸線Z
2は、ボールケージCの外面の球面中心O0に対し少許
オフセットしたアウタ軸線X上の点o3を通る水平線に
合致する。
次に、駆動機構(54)により第1揺動アーム(50)
と第2揺動アーム(51)とを2:1の角速度比で上記
第1と第2の揺動軸線Zl、22回りに揺動させるもの
で、これによればインナBがその外面の球面中心02と
ボールケージCの外面の球面中心01とのオフセット量
を半径とし01を中心とする公転軌跡a上を公転しつつ
傾動すると共に、ボールケージCが01を中心にして傾
動する。この際、各係合子(52)(53)のインナB
とボールケージCに対する軸線方向と径方向の相対移動
により、上記作用の項で説明したように、各揺動アーム
(50)(51)の揺動軸線Z1、Z2のインナBとボ
ールケージCに対する偏心が吸収されて、インナBとボ
ールケージCは各揺動アーム(50) (51)に追従
して円滑に傾動され、インナBが所要角度即ち90@傾
動したところで、インナBに対する第1係合子(52)
の径方向のずれが解消されて、インナBが90°の傾動
位置に正確に位置決めされ、インナBを介してボールケ
ージCが45@の傾斜姿勢に正確に傾動保持される。
この状態において、ボールケージCのアウタAからの露
出部分に設けられているボール窓C1の中心線は、基準
点Oを通る上記挿入基準線すに合致し、かくてボール挿
入装置(11)のシリンダ(59)の作動により該基準
線すに沿って挿入ヘッド(BO)を前進させれば、該ボ
ール窓C1に確実にボールDが挿入される。
ボール挿入後、第1揺動アーム(50)と第2揺動アー
ム(51)を原位置に揺動復帰させて、インナBとボー
ルケージCを水平姿勢に戻し、次いで昇降枠(49)を
逃げ位置に上昇させ、1回の挿入作業を完了する。
i6、第7ステーシヨン(66) (67)におけるボ
ール挿入作業に際しては、前工程でボールケージCの複
数のボール窓にボールが挿入されているため、インナB
に伴ってボールケージCが円滑に傾動されるようになり
、該各ステーション(66) (67)に設ける傾動装
置(12)は、インナBを傾動する上記第1揺動アーム
(50)と同様の1個の揺動アームを備えるもので足り
る。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、請求項1の発明によれ
ば、第1と第2の揺動アームの揺動に際し、第1と第2
の各係合子のインナとボールケージに対する軸線方向と
径方向の相対移動により各揺動アームの揺動軸線のイン
ナとボールケージに対する偏心を吸収して、インナとボ
ールケージを各揺動アームに伴って円滑に傾動でき、且
つインナを所要角度傾動させたときのインナ軸線とアウ
タ軸線の交点を通る揺動軸線回りに第1揺動アームを揺
動させるため、インナを所要角度傾動させたとき、第1
係合子のインナに対する径方向のずれが解消されて、イ
ンナを所要角度に正確に傾動保持でき、インナを介して
ボールケージが所定の傾斜姿勢に正確(こ傾動保持され
、かくて第1揺動アームをインナの公転軌跡に沿って公
転させつつ揺動させるような複雑な傾動装置を用いなく
ても、インナとボールケージを正確に傾動できると共に
、インナとボールケージのオフセット量の異なる機種に
も対処でき、而も上記交点が何れの機種においても所定
の基準点に合致するようにアウタを位置決めするため、
機種変更に応じて傾動装置の位置調節を行う必要がなく
、且つ何れの機種においても該基準点を通る傾斜面上の
所定の挿入基準線にボールを挿入すべきボール窓の中心
線が合致するため、機種変更に応じたボール挿入装置の
位置調節も不要となり、生産性が大幅に向上される効果
を有する。
又、請求項2の発明によれば、上記したインナとボール
ケージの傾動を正確に行い得られる構造簡単な傾動装置
が得られ、更に請求項3の発明によれば、第1と第2の
揺動アームの揺動軸線間のオフセット量を所望の小さな
値に設定できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に用いる等速ボールジヨイン
ト組立装置の全体平面図、第2図はその側面図、第3図
は等速ボールジヨイントの組立手順を示す工程図、第4
図はこの組立装置の搬送系の装置構成を示す平面図、第
5図はその側面図、第6図は第5図のVl−Vl線拡大
截断面図、第7図はクランプ片の裁断平面図、第8図は
第5図の■−■線拡大截断面図、第9図及び第10図は
夫々第8図のIX−IX線及びX−X線截断面図、第1
1図はカムプレートの平面図、第12図はカムプレート
の展開断面図、第13図乃至第15図は夫々搬送レール
の調節状態を示す説明図、第16図は第1図の劇−項線
載断面図、第17図は第16図の肩−肩線載断面図、第
18図は第17図の右側面図、第19図は第17図のI
XX−IXXX線截断面図20図は第16図の矢印xx
方向から見たボール挿入装置の正面図、第21図は等速
ボールジヨイントの断面図、第22図はインナとボール
ケージの中心と第1第2揺動アームの揺動軸線との位置
関係を示す線図である。 A・・・アウタ     B・・・インナC・・・ボー
ルケージ  C1・・・ボール窓D・・・ボール   
  O・・・基準点b・・・挿入基準線  (10)・
・・傾動装置(49)・・・昇降枠    (50)・
・・第1揺動アーム(50b)・・・支 軸    (
5I)・・・第2揺動アームZ1・・・第1揺動軸線 
Z2・・・第2揺動軸線(52)・・・第1係合子 (
52a)・・・当 座(52e)・・・軸 部    
(53)・・・第2係合子(53a)・・・当 座  
  (54)・・・駆動機構(55)・・・ブツシュ 
  (55a)・・・軸 孔外3名 第17図 第18図  ゛ sj+ 第19図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アウタに内嵌するボールケージの外周の球面中心に
    対しボールケージに内嵌するインナの外周の球面中心が
    オフセットしているダブルオフセット型等速ボールジョ
    イントの組立に際し、アウタと同軸の水平姿勢に存する
    インナとボールケージとを夫々所要角度傾動させ、傾斜
    姿勢のボールケージのアウタからの露出部分に設けられ
    ているボール窓にボールを挿入する方法において、アウ
    タを上向き姿勢で且つインナを所要角度傾動させたとき
    のインナの軸線とアウタの軸線との交点が何れの機種に
    おいても所定の基準点に位置するように位置決めする工
    程と、該交点を通る水平な第1の揺動軸線回りに揺動自
    在な第1揺動アームと、該第1揺動軸線に平行で且つ該
    第1揺動軸線に対しアウタの軸線方向にオフセットした
    第2揺動軸線回りに揺動自在な第2揺動アームとを備え
    る揺動装置を用い、第1揺動アームをこれに取付けた第
    1係合子においてインナに該インナの軸線方向及び径方
    向に相対移動可能に係合させると共に、第2揺動アーム
    をこれに取付けた第2係合子においてボールケージに該
    ボールケージの軸線方向及び径方向に相対移動可能に係
    合させた状態で、第1揺動アームと第2揺動アームとを
    前記各揺動軸線回りに所定の角速度比で揺動させてイン
    ナとボールケージとを夫々所要角度傾動させる工程と、
    傾斜姿勢のボールケージのアウタからの露出部分に設け
    られているボール窓に、前記基準点を通り且つアウタの
    軸線に対しボールケージの傾動角分だけ傾斜した面上の
    所定の挿入基準線に沿ってボールを挿入する工程とから
    成るダブルオフセット型等速ボールジョイントの組立工
    程におけるボールケージへのボール挿入方法。 2、アウタに内嵌するボールケージの外周の球面中心に
    対しボールケージに内嵌するインナの外周の球面中心が
    オフセットしたダブルオフセット型等速ジョイントの組
    立に際し、アウタと同軸の水平姿勢に存するインナとボ
    ールケージとを夫々所要角度傾動させて、傾斜姿勢のボ
    ールケージのアウタからの露出部分に設けられているボ
    ール窓にボールを挿入する工程で使用されるインナとボ
    ールケージの傾動装置において、上方の逃げ位置と下方
    の作動位置とに昇降される昇降枠に、インナを所要角度
    傾動させたときのインナの軸線とアウタの軸線との交点
    が位置する所定の基準点を通る水平線に該昇降枠の作動
    位置において合致する第1の揺動軸線回りに揺動自在な
    第1揺動アームと、該第1揺動軸線に平行で且つ該第1
    揺動軸線に対しアウタの軸線方向にオフセットした第2
    の揺動軸線回りに揺動自在な第2揺動アームとを軸支す
    ると共に、第1揺動アームと第2揺動アームとを所定の
    角速度比で夫々所要角度揺動させる駆動機構を設け、第
    1揺動アームに、インナに少許の遊びを存して内嵌可能
    な軸部とインナの端面に着座可能な当座とを有する第1
    係合子をインナの軸線方向に摺動自在に且つインナ側に
    付勢して取付け、第2揺動アームに、ボールケージの端
    面に着座可能な当座を有する第2係合子をアウタの軸線
    方向に摺動自在に且つアウタ側に付勢して取付けたこと
    を特徴とするダブルオフセット型等速ジョイント用のイ
    ンナとボールケージの傾動装置。 3、前記昇降枠に、前記第2揺動軸線と同心のブッシュ
    を取付けて、該ブッシュの外周に前記第2揺動アームを
    軸支すると共に、該ブッシュに前記第1揺動軸線と同心
    の軸孔を形成し、該軸孔内に前記第1揺動アームをこれ
    に取付けた支軸において軸支したことを特徴とする請求
    項2に記載のダブルオフセット型等速ジョイント用のイ
    ンナとボールケージの傾動装置。
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