JPH0419082A - ロボット - Google Patents

ロボット

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JPH0419082A
JPH0419082A JP2125831A JP12583190A JPH0419082A JP H0419082 A JPH0419082 A JP H0419082A JP 2125831 A JP2125831 A JP 2125831A JP 12583190 A JP12583190 A JP 12583190A JP H0419082 A JPH0419082 A JP H0419082A
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JP
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end effector
arms
spherical
robot
arm
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Application number
JP2125831A
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English (en)
Inventor
Hideo Koyama
英夫 小山
Takahiko Kondo
近藤 隆彦
Hirotoshi Yamamoto
裕敏 山本
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、剛性が高く、かつ高精度の位置・姿勢制御
が可能なロボットの構造に関する。
〔従来の技術〕
ロボットに対して所望の自由度を与えるための構造は既
に種々のものが提案されており、直角座標型ロボットや
円筒座標型ロボット、それに多関節ロボットなどがその
代表的なものである。これら種々のロボットはそれぞれ
に利点を有しているが、基本的には複数のアームを直列
的に順次に結合した構造となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
どころで、これらの従来のロボットにおいては、上記直
列的アーム結合の帰結として次のような問題が生ずる。
その第1は剛性に関するものである。すなわち、先端側
のアームは基端(床面)側のアームによって支持される
ために、基端側のアームにかなりの負担がかかり、その
剛性が低いものとなっている。
逆に言えば、ロボット全体としての剛性を高めるために
は基端側のアームや関節の力学的構造を大型化ないしは
複雑化しなければならないという状況となっている。
第2の問題は制御精度に関するものである。上記のよう
に従来のロボットでは特にその基端側の剛性が低下しや
すいため、各関節における駆動精度を高めてもエンドエ
フェクタにおける位置や姿勢の制御精度には限界がある
。また、各アームや関節における制御誤差が先端側に向
って順次に累積されるため、エンドエフェクタ付近では
誤差が大きくなってしまうという事情もある。
第3の問題は、各アームや関節の構造が同一でないため
、ロボット全体としての製造コストが高くなるという問
題である。
さらに、第4の問題はその制御性の問題である。
すなわち、従来のロボットでは各アームや関節の構造が
同一ではない上に、その幾何学的配置位置の対称性が低
いため、アーム相互の対称性を利用した制御を行うこと
ができない。
〔発明の目的〕
この発明は従来技術における上述の問題の解決を意図し
ており、ロボットの構造において、■ サイズの大きな
部材や複雑な構造を用いなくても剛性を高めることを可
能とすること、■ 高精度の制御を可能とすること、 ■ 製造コストを低下させること、 ■ 構造の幾何学的対称性を高めることによって、対称
性を利用した制御を可能とすること、を目的としている
〔課題を解決するための手段〕
まず、請求項1記載のロボットは、上記■、■の目的に
対応した構成を有しており、(a)2次元的または3次
元的に分布したN個(N−5または6)の支持点に第1
の球面ジヨイントを介して支持されたN本のアームと、
(b)  所定のエンドエフェクタが取付けられるとと
もに、第、2の球面ジヨイントを介して前記アームのそ
れぞれに結合したエンドエフェクタ保持体と、 (C)
  前記アームのそれぞれに結合されて、前記第1と第
2の球面ジヨイントの間の区間における各アームの長さ
を個別に伸縮させるN個のアクチュエータとを備えてい
る。
そして、前記アクチュエータのそれぞれを駆動すること
によって前記エンドエフェクタの位置と姿勢とを変化さ
せる。
また、請求項2記載のロボットは、上記■〜■の目的に
対応しており、前記アームのそれぞれの構造が実質的に
同一であり、かつ、前記アクチュエータのそれぞれが実
質的に同一の構造を有している。
さらに、請求項3記載のロボットは■〜■の目的に対応
しており、前記第1の球面ジヨイントのそれぞれは正多
角形の各頂点に相当する位置に存在し、前記エンドエフ
ェクタ保持体における前記第2の球面ジヨイントのそれ
ぞれの配置位置が正多角形または正多面体の頂点位置と
されている。
〔作用〕
エンドエフェクタ保持体は各アームに結合されているこ
とにより、アクチュエータによって各アームを伸縮させ
るとその位置や姿勢を変化させることができる。エンド
エフェクタはこの保持体に取付けられているため、これ
によってエンドエフェクタの位置や姿勢も変化する。
このロボットでは各アームによって並列的にエンドエフ
ェクタ保持体が支持されている。このため、特定の部材
に負担がかかってその剛性が低下することはない。また
、各アームにおける制御誤差が累積されないため、高精
度の制御が可能である。
これらの各アームおよびそれを駆動する各アクチュエー
タの構造を実質的に同一とすることにより、このロボッ
トの製造コストを低下させることができる。さらに、第
1と第2の球面軸受のそれぞれの配置を幾何学的に対称
とすることによって、ロボット全体としての幾何学的対
称性が向上する。
その結果、対称性を利用した制御が可能となる。
なお、この発明における「球面ジヨイント」とは、球面
軸受や球面リンクなど、立体的に方向を変え得る各種の
機構の総称である。
〔実施例〕
<A、機構的構成〉 第1図はこの発明の一実施例であるロボット1の概念的
斜視図である。このロボット1は天井面2から吊下げら
れた構造を有しており、エンドエフェクタとしてのレー
ザトーチLTからレーザビームをワーク(図示せず)に
向けて照射するレーザ切断ロボットとして構成されてい
る。各部の詳細は次の通りである。
天井面2上に想定された正六角形の各頂点位置には6個
の球面軸受48〜4fか取り付けられている。そして、
各球面軸受48〜4fには合計6本のアーム5a〜5f
がそれぞれ挿通されている。
これらのアーム5a〜5fはボールネジ軸によって構成
されて、互いに同一の構造を有している。
球面軸受48〜4fの上方において、このアーム5a〜
5fにはボールネジ駆動用のアクチュエータ3a〜3f
がそれぞれ連結されている。これらのアクチュエータ3
3〜3fは互いに同一の構造を有する電動シリンダとな
っており、その詳細がひとつのアクチュエータ3aにつ
いて第2図に示されている。
第2図において、アクチュエータ3aは、ハウジング2
1の内壁に固定されたステータ22を有している。また
、このステータ22に対向する位置には中空のロータ軸
23が設けられており、ロータ軸23の周囲には永久磁
石24が固定されている。そして、これらの組合せによ
ってダイレクトドライブ型のサーボモータMの主要部が
構成されている。
ロータ軸23にはボールナツト25が同軸に取付けられ
ており、ボールネジ軸5aがこのナツト25の中に螺合
されている。また、第3図に拡大断面図として示すよう
に、ボールネジ軸5aの外周面には平坦面5sが形成さ
れている。そして、ハウジング21の下方開口部に設け
られたボス31(第2図)の内壁には、この平坦面5s
に対応する平坦面31S (第3図)が形成されており
、これらの平坦面5s、31sがスプライン係合するこ
とによって、ボールネジ軸5aの回転を防止している。
したがって、サーボモータM1を駆動するとナツト25
も回転し、それによってボールネジ軸(アーム)5aは
その軸方向(±A)に移動する。
一方、ボス31の中心部は管状に延長されて、球面軸受
4aの内輪33に挿入、固定されている。
そして、ボールネジ軸5aはこの内輪33の中空部を通
って天井面2の下方へと伸びている。また、球面軸受4
aの外輪34は天井面2に穿設した透孔35に固定され
ている。
このため、ボールネジ軸5aおよびアクチュエータ3a
は球面軸受4aの中心点Bを支点としてその姿勢を自在
に変えることができる。第2図中に仮想線で示した姿勢
はこのような姿勢変化の例を示している。
また、アクチュエータ3a内のポールナツト25には、
その上部に中空シャフト26が固定されている。このシ
ャフト26はナツト25の回転に伴って回転し、その回
転角がロータリーエンコーダ28によって読取られる。
さらに、シャフト26の外側にはブレーキ機構27が配
設されており、必要に応じてシャフト26(したがって
ナツト25)の回転を停止させることかできる。ボール
ネジ軸5aの上端部には脱落防止部材3oが取付けられ
ており、誤動作によってボールネジ軸5aの全体が天井
面2から落下しないようになっている。
第1図に戻って、このような構成によって支持・駆動さ
れる6本のアーム(ボールネジ軸)5a〜5fは、その
下端がエンドエフェクタ保持体10に結合されている。
この結合は球面リンク6a〜6fを介してなされている
が、これらの球面すンク6a〜6fは互いに同一の構造
を有している。
第4図に示すように球面リンク6a(6b〜6f)は、
アーム5a (5b〜5f)の下端にリンクボール41
を取付け、このリンクボール41はホルダ42内で立体
的に回転自在である。このため、第4図中に矢印で示す
ように、ホルダ42に対してアーム5a (5b〜5f
)はその姿勢を立体的に変更することができる。
第1図に示すように、エンドエフェクタ保持体10にお
いては、正八面体の各頂点にこれらの球面リンク68〜
6fを取付けている。この正八面体はフレーム7の組合
せによって規定されており、下面側三角形の各頂点にア
ーム5a、5c、5eが、また、上面側三角形の各頂点
にアーム5b。
5d、5fがそれぞれ結合されている。したがって、第
5A図に模式的平面図として示すように、天井面側の球
面軸受4a〜4fの左まわり配列とエンドエフェクタ保
持体10上の球面リンク6a〜6fの左まわり配列との
間を、アーム5a〜5fがそれぞれ結合していることに
なる。球面リンク6a〜6fをひとつおきに上面側三角
形と下面側三角形との上に配置するのは、後述する動作
においてアーム58〜5fの相互干渉を特に有効に防止
できるからである。なお、ボールネジ軸58〜5fの軸
まわりの回転自由度(ロール回転)については、第1図
の球面軸受4a〜4fおよび球面リンク68〜6fのう
ち少なくとも一方がこの自由度を持てばよく、双方にこ
の自由度を持たせることは必須ではない。
エンドエフェクタ保持体10の下面側三角形部分(第1
図)には、エンドエフェクタ取付板8が固定されている
。レーザトーチLTはこの取付板8の中央に固定されて
おり、その筒先は取付板8と垂直な方向に向いている。
また、レーザトーチLTへのレーザ光の供給は光ファイ
バ束9によって行われる。
<B、電気的構成〉 第6図はロボット1の制御系のブロック図である。コン
トローラ100はCPUおよびメモリを有しており、レ
ーザ発振器]01に対してレーザ発振制御信号を出力す
る。レーザ発振器101からのレーザ光は光ファイバ束
9を介してレーザトーチLTに供給される。
一方、コントローラ100はロボット1の動作指令信号
を発生し、それをモータドライバ102に与える。モー
タドライバ102はその動作指令信号に応じて各アクチ
ュエータ3a〜3f内のモータMに電力を供給し、各モ
ータMを回転させる。
また、各アクチュエータ3a〜3f内のそれぞれのエン
コーダ28の出力パルスはエンコーダ出力パルス処理回
路103に取込まれ、この回路103において回転角指
示信号に変換された後にコントローラ100に与えられ
る。なお、図示していないが各アクチュエータ3a〜3
f内のブレーキ機構27に対する制御も同様に実行され
る。
このロボット1の構成は新規なものであるが、その制御
方式は特に限定されるものではなく、プレイバック制御
やNC制御など種々の制御方式を適用可能である。
くC1動作原理と特性〉 次に、このロボット1の動作原理について述べる。周知
のように、エンドエフェクタの位置と姿勢とを任意に変
えるためには6自由度が必要である。そして、この実施
例におけるエンドエフェクタ(レーザトーチLT)はエ
ンドエフェクタ保持体10に固定されていることから、
この保持体]Oに対して6自由度を与えればエンドエフ
ェクタの位置・姿勢を任意に変えることができる。
既述したように、ロボット]ではアクチュエータ3a〜
3fを個別に駆動することにより、球面軸受4B〜4f
と球面リンク68〜6fとの間におけるアーム58〜5
fの長さを個別に伸縮可能である。そして、このような
駆動機構が合計6組設けられていることにより、エンド
エフェクタ保持体10(したがってレーザトーチLT)
はその任意および姿勢を種々変化させることができる。
この実施例では冗長自由度を持たせていないため、レー
ザトーチLTの位置・姿勢に対応する各アクチュエータ
33〜3fの駆動量は一義的に定まる。
第7図および第8図はこのような位置・姿勢変化の例を
模式的に示している。図中の黒丸は天井面側の球面軸受
4a〜4fを概念的に示しており、白丸゛はエンドエフ
ェクタ保持体10上の球面リンク68〜6fを示してい
る。また、直線はアーム5a〜5fを示し、理解を容易
にするために各部に補助口が付されている。これらの図
からもわかるように、アーム5a〜5fのそれぞれの伸
縮がレーザトーチLTの位置・姿勢変化をもたらすこと
ができるのは各ジヨイント部4a〜4f、6a〜6fが
球面的なジヨイントとなっているためである。そして、
レーザトーチLTの位置・姿勢と各アーム58〜5fの
伸縮量との関係を表現した変換式は、ロボット制御工学
の分野で知られている通常の手法で求めることができる
具体的には次のような解析を行うことができる。
まず、第1図において球面軸受4a〜4fの位置を規定
する正六角形の中心を原点とし、水平面内にXY軸を、
また垂直方向にZ軸をとったXYZ絶対座標系を考える
。そして、第5A図に対応する第5B図において、この
絶対座標系における球面輪受4a〜4fの位置ベクトル
をQ  −06とする。また、この絶対座標系における
球面リンクする。
さらに、レーザトーチLTに固定された局所座標系Eに
おける球面リンク6a〜6fの位置ベクトルを、 (a  、  b、 、  C,)   (i=1〜6
)  −(1)とする。エンドエフェクタ保持体10の
内部配置が固定されていることから、 (1)式のベク
トルは定数ベクトルである。
一方、絶対座標系から見たレーザトーチLTの位置と姿
勢とを、座標マトリクス: で表現する。ただし、α、β、γは方向余弦であり、「
ネ」は、上記(2)のマトリクスの左上側3×3部分マ
トリクスにおいて、各行の要素の二乗和と各列の要素の
二乗和とが共に“1′となるように定まる定数である。
このとき、ベクトルP。
(1−1〜6)の各成分: P、−(X、Y6.Z )    ・・(3)1j  
  ]    1 は、 のように書ける。ただし、口は計算結果として利用され
ない部分である。
したがって、レーザトーチLTの位置および姿勢をxr
Y、z−α、β、γで指定したとき、(4)式の計算を
行うことによって、 (3)式の各ベクトルP、の成分
x、、y、、z、すなわち各法1          
 1       ]面リすク68〜6fの絶対座標が
わかる。そして、球面軸受4a〜4fと球面リンク6a
〜6fとの間の区間における各アーム58〜5fの長さ
11〜p6を1 、2 = 、−=;J、−百 I 2(i−1〜6)・
・・(5)とすれば、レーザトーチLTについて指定さ
れた位置と姿勢とをとらせることができる。
なお、位置および姿勢の微小変化に対する変換マトリク
スは、 (5)式を用いてf + (+−1〜e)とP
、(i=1〜6)とのヤコビアンを求めればよい。
】 このロボット1において特徴的なことは、各アーム5a
〜5fか並列的にエンドエフェクタ保持体10に結合さ
れているため、特定のアームに負荷が集中することがな
いという点である。レーザトーチLTを傾けたときには
各アーム53〜5fの負荷はアンバランスにはなるがそ
の差は比較的小すい。すなわち、エンドエフェクタ保持
体10は6本のアーム5a〜5fによって常に均等もし
くはそれに近い状態の分担比で支持されている。
このため、各部材のサイズや構造を大型化しなくても十
分な剛性を確保できる。
また、レーザトーチLTの位置決め誤差は各アーム5a
〜5fにおける伸縮量誤差のそれぞれと同程度であり、
各アーム5a〜5fの誤差の和にはならない。このt二
め、レーザトーチLTの位置決め精度は著しく向上する
。上記のように剛性が高いことも、精度向上に寄与する
一方、アクチュエータ68〜6fや各アーム5a〜5f
の構成を互いに同一としていることにより、ロボット全
体としての製造コストも低下する。
故障等による交換部品も共通化できるため、保守コスト
も低減する。
各球面軸受48〜4fを正六角形の頂点に配置し、各球
面リンク6a〜6fを正八面体の各頂点に配置している
ことにより、ロボット1ではその中心垂直軸2(第1図
)のまわりに120’ごとの回転対称性を有する。した
がって、レーザ)−チLTについてひとつの軌跡が与え
られたとき、その軌跡に対応する制御データを求めてお
けば、当該軌跡をZ軸まわりに120’ xn (n−
1゜2、・・・)だけ回転させた他の軌跡についての制
御データは、各アームごとの駆動量を循環的に置換する
ことによって容易に得ることができる。
<D、他の実施例〉 (1)  第9図に示した構成ではエンドエフェクタ保
持体10Aを正六角形とし、その頂点に球面リンクを取
付けている。この場合、第1図のロボット1と比較して
アーム間の干渉域はある程度法がるが、エンドエフェク
タ保持体10Aの立体的サイズが小さくなるという利点
がある。また、幾何学的対称性もさらに高まる。
(2)  第10図では、球面軸受とアクチュエータと
の組合せを5組とし、アームも5本のみを有している。
そして、エンドエフェクタ保持体]OB上に球面リンク
を正五角形配置しており、天井面側の球面軸受も正五角
形配置としている。これは、次のような事情を反映して
いる。
すなわち、エンドエフェクタがレーザトーチのようにそ
の軸まわりの回転対称性を有する場合には、その姿勢三
要素のうちピッチおよびヨーのみが重要であり、ロール
角の制御は不要である。このため、エンドエフェクタの
位置・姿勢制御にあたフては5自由度で足りることが多
く、それに応して駆動系も5組のみとしている。
一般に、この発明においてエンドエフェクタの位置およ
び姿勢を定めるために必要とされるアムおよびアクチュ
エータの数Nは5または6である。N−6の場合におい
て、上記のようにロール角の制御が不要の場合にはその
うちの1組を冗長自由度と考えて利用することもできる
。なお、既述したように、アーム支持点側の球面軸受を
正多角形の頂点に配置し、エンドエフェクタ側の球面リ
ンクを正多角形または正多面体の頂点に配置することが
好ましい。
(3)  第11図の例では、第9図の6個の球面リン
クのうち隣接する2個ずつを実質的に同一の位置にまと
めて配置している。ただし、ひとつの位置から伸びる2
本のアームは独立にその姿勢を変えることかできるよう
にしておく。エンドエフェクタ保持体10Cは、その上
に定義された(同一直線上にない)3点の位置を定めれ
ばその位置および姿勢が一義的に定まるため、このよう
な簡略化も可能となるのである。
(4)  各アームは必ずしも天井面で支持する必要は
なく、天井面、壁面、床面など、種々の支持点で支持す
ればよい。第12図は天井面51と壁面52との双方か
ら支持した例を示している。ただし、各支持点が一直線
上にあると3次元的制御ができなくなるため、各アーム
を支持する球面ジヨイントは2次元的または3次元的に
分布して固定されねばならない。
(5)  第13図の例では天井面53に球面リンク5
4を取付け、それから伸びるアーム55の途中に電動シ
リンダ56を設けている。このようなアームを用いてこ
の発明を構成することも可能であるが、この配置の場合
には電動シリンダ56のストロークを大きくとれないこ
とやアーム55の上部に余分な負担がかかることなどの
事情があるため、既述した各実施例の配置が好ましい。
(6)  この発明のロボットではそのエンドエフェク
タとして何を用いるかは問題とする必要はなく、゛ハン
ドリングロボットや溶接ロボット、組立てロボットなど
各種のロボットとして利用できる。
支持点は固定構造物上に設定しなくてもよく、たとえば
レール上を走行する構造物上に設定してもよい。さらに
、アームが屈曲部を持っていてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、5
または6本のアームで並列的にエンドエフェクタ保持体
を支持するため、特定の部位に負担がかかることがない
。このため、大型または複雑な構造を用いなくてもロボ
ットの剛性を高めることができる。
また、各アームにおける制御誤差が累積せず、ロボット
全体としての剛性も高いため、高精度の制御が可能とな
る。
請求項2の発明では、さらに各アームや各アクチュエー
タの構造を実質的に同一としているため、その製造コス
トが低下する。
さらに、請求項3の発明では各アームを支持する位置や
、エンドエフェクタ保持体上における各アームの結合位
置の幾何学的対称性を高めているため、対称性を利用し
た制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例であるロボットの模式的
斜視図、 第2図は、実施例におけるアクチュエータと球面軸受と
の断面図、 第3図は、第2図のアクチュエータとアーム(ボールネ
ジ軸)との間のスプライン係合を示す断面図、 第4図は、実施例において用いられる球面リンクの斜視
図、 第5A図は、実施例におけるアーム配置を示す模式的平
面図、 第5B図は、実施例における座標変換の説明図、第6図
は、実施例のロボットにおいて用いられる制御系のブロ
ック図、 第7図および第8図は、実施例のロボットについてその
動作を例示する図、 第9図から第13図は、この発明の変形例を示す図であ
る。 1・・・ロボット、2・・・天井面、 3a〜3f・・・アクチュエータ(電動シリンダ)、4
a〜4f・・・球面軸受(第1の球面ジヨイント)58
〜5f・・・アーム(ボールネジ軸)、6a〜6f・・
・球面リンク (第2の球面ジヨイント)、 〕O・・・エンドエフェクタ保持体、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2次元的または3次元的に分布したN個(N=5
    または6)の支持点に第1の球面ジョイントを介して支
    持されたN本のアームと、 所定のエンドエフェクタが取付けられるとともに、第2
    の球面ジョイントを介して前記アームのそれぞれに結合
    したエンドエフェクタ保持体と、前記アームのそれぞれ
    に結合されて、前記第1と第2の球面ジョイントの間の
    区間における各アームの長さを個別に伸縮させるN個の
    アクチュエータとを備え、 前記アクチュエータのそれぞれを駆動することによって
    前記エンドエフェクタの位置と姿勢とを変化させること
    を特徴とするロボット。
  2. (2)請求項1記載のロボットにおいて、 前記アームのそれぞれの構造が実質的に同一であり、か
    つ 前記アクチュエータのそれぞれが実質的に同一の構造を
    有していることを特徴とするロボット。
  3. (3)請求項2記載のロボットにおいて、 前記第1の球面ジョイントが正多角形の各頂点に相当す
    る位置に存在し、 前記エンドエフェクタ保持体における前記第2の球面ジ
    ョイントのそれぞれの配置位置が正多角形または正多面
    体の頂点位置とされていることを特徴とするロボット。
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