JPH10286792A - 平行リンクで構成された脚を有する位置決め装置及び工作機械 - Google Patents

平行リンクで構成された脚を有する位置決め装置及び工作機械

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JPH10286792A
JPH10286792A JP9110514A JP11051497A JPH10286792A JP H10286792 A JPH10286792 A JP H10286792A JP 9110514 A JP9110514 A JP 9110514A JP 11051497 A JP11051497 A JP 11051497A JP H10286792 A JPH10286792 A JP H10286792A
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arm
arms
rolling bearing
pair
center axis
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JP9110514A
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Inventor
Hideo Iwabuchi
秀雄 岩淵
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平行リンクで構成された脚を有して可動部材
を空間で平行移動させる位置決め装置に設けられた平行
四辺形のリンク機構を構成するアームに引張り・圧縮方
向以外の方向の負荷がかかると、剛性が低下し位置決め
精度が低下していた。 【解決手段】 第1のアーム20は、途中に設けられた
第1の連結機構40により第1のアームの中心軸線C1
まわりに相対回動自在に連結された第1,第2のアーム
部材41,42を有し、第2のアーム21,22は、途
中に設けられた第2の連結機構43,43aにより第2
のアームの中心軸線C2 まわりに相対回動自在に連結さ
れた第3,第4のアーム部材44,45を有している。
そして、第1のアーム20の中心軸線C1 及び第2のア
ーム21,22の中心軸線C2 の両方と直交する軸線D
のまわりに第1のアーム20と第2のアーム21,22
とが相対的に自在に揺動するように、第1のアーム20
の端部81と第2のアーム21,22の端部82とを関
節部46により連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも三本の
脚により可動部材を空間で移動させる位置決め装置に係
り、例えば、可動部材に設けられた主軸を回転させて工
作物を機械加工する工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】関節部を介して複数のロボットアームを
直列に連結した産業用ロボットが広く使用されている
が、このロボットアームは片持ち梁構造なので、大きな
質量の運動部を移動させる必要があり、また、関節部の
誤差や遊びが拡大されて位置決め精度が低下する可能性
がある。一方、マシニングセンタなど工作機械では、主
軸と工作物とを相対移動させるのに、大きな質量の主軸
頭,コラム及びテーブル等を移動させるので、大きな駆
動力が必要である。
【0003】これに対して、例えば特公平4−4531
0号公報には、三次元的に運動する三組の脚により可動
部材を空間で移動させる位置決め装置が開示されてい
る。この位置決め装置は「パラレルメカニズム」と一般
的に呼ばれており、従来の産業用ロボットや工作機械等
と比較すると運動部が軽量なので駆動力が小さくて済
み、高速で運動して早送り,位置決めができるという特
徴を有している。
【0004】従来から各種タイプのパラレルメカニズム
が提案されているが、可動部材を空間で平行移動させる
ために三組のリンク機構で三本の脚を構成し、関節部に
球面軸受を使用したものがある。この構成のパラレルメ
カニズム機構の場合に、可動部材に負荷が掛かると、こ
の負荷は各アームに分散されてリンク機構のアームを引
っ張る力か又は圧縮する力にすべて変換されるので、ア
ームには曲げモーメント荷重やねじり力などは掛からな
い。したがって、可動部材を平行移動させるための構成
が容易で且つ軽量であるにも拘らず、可動部材の機械的
変形が少なく、高い剛性を得ることができるという利点
を有している。
【0005】本出願人は、本発明の関連技術として特願
平7−317172号(平成7年11月11日付け出
願)で、可動部材を空間で平行移動させるための三本の
脚を有するパラレルメカニズムを使用した位置決め装置
及び工作機械を提案した。この技術では、二本のアーム
とこのアームの端部を連結する二本の他方のアームとで
四辺形をなす三組のリンク機構により三本の脚を構成し
ている。そして、前記他方のアームは、可動部材に取付
けられたハウジングと、このハウジングに回動自在に軸
支されたシャフトと、一方のアームがこのシャフトの回
転中心軸に直交する軸線のまわりに自在に揺動するよう
に、シャフトの両端部と一方のアームの端部とをそれぞ
れ連結する一対の連結部とを設けて、位置決め精度を高
精度にし関節構造が高剛性になるようにしている。
【0006】前記関連技術では、可動部材を水平にして
三組のリンク機構により空間で平行移動させているが、
可動部材を傾けるような外力(例えば、位置決め装置を
工作機械に応用して、主軸に装着されたエンドミル(工
具)でエンドミル加工等を行った場合に可動部材に掛か
る反力等)が作用する場合がある。前記外力によりリン
ク機構のアームを互い違いに動かすような負荷(即ち、
アームを互いに異なる方向に曲げようとする負荷)が作
用しても、リンク機構のアームどうしを連結する関節部
に球面軸受又はこれに相当するような三自由度を有する
連結機構を用いれば、前記負荷はアームの引張り・圧縮
方向の力にすべて変換される。その結果、各アームに
は、その軸線方向すなわち引張り・圧縮方向のみの力が
作用することになり曲げモーメント荷重やねじり力など
は掛からない。元来、細長いアームは、曲げモーメント
荷重やねじりモーメント荷重等に対する剛性は低いが、
引張り・圧縮方向の力に対しては高い剛性を有している
ので、パラレルメカニズムでは高い剛性を得ることがで
き、可動部材に負荷が掛かってもその変位量は極めて小
さい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記関連技
術に係る位置決め装置では、関節部が球面軸受ではない
ために各関節部が独立して三自由度を有していないの
で、前記反力等が可動部材を水平方向から傾けるように
作用すると、リンク機構にはアームを互いに異なる方向
に曲げようとする負荷が掛かることがある。この負荷
は、アームの引張り・圧縮方向の力に変換されないで、
引張り・圧縮方向以外の方向に曲げモーメント荷重やね
じり力等となって作用する。特に、関節部にころがり軸
受を使用した場合などには、ころがり軸受の点接触の部
分に前記負荷が集中してこの部分が弾性変形し、剛性に
悪影響を与える可能性がある。
【0008】なお、関節部に球面軸受を使用すれば、各
関節部が独立して三自由度を有するので、上述のように
アームを互いに異なる方向に曲げようとする荷重が掛か
っても、アームには引張り・圧縮方向の力のみが作用す
る。ところが、球面軸受は滑り摩擦なので、摺動部に微
小な間隙を確保する必要があることから、予圧をかける
ことが困難である。そのため、摺動部の間隙や誤差によ
り剛性を高めるのにも限界があり、位置決め精度が低く
耐久性も十分ではない。このように、少なくとも三本の
脚を有して可動部材を空間で移動させる位置決め装置に
設けられた平行四辺形のリンク機構を構成するアーム
に、引張り・圧縮方向以外の方向に負荷が掛かると剛性
が低下するという課題があった。
【0009】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、リンク機構のアームに掛かる外力を引張
り・圧縮方向の力に変換して、剛性を向上させて位置決
め精度を高精度にすることができる平行リンクで構成さ
れた脚を有する位置決め装置及び工作機械を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明に係る平行リンクで構成された脚を有する位
置決め装置は、一対の第1のアームとこの一対の第1の
アームの両方の一端の間及び他端の間にそれぞれ配置さ
れた一対の第2のアームとで平行四辺形をなす少なくと
も三組のリンク機構により少なくとも三本の脚を構成
し、前記第1のアームの前記一端に配置された前記第2
のアームを駆動側部材を介して移動させることにより、
前記第1のアームの前記他端に配置された前記第2のア
ームに取付けられた可動部材を空間で移動させて位置決
めする。そして、前記第1のアームは、途中に設けられ
た第1の連結機構により前記第1のアームの中心軸線ま
わりに相対回動自在に連結された第1,第2のアーム部
材を有し、前記第2のアームは、途中に設けられた第2
の連結機構により前記第2のアームの中心軸線まわりに
相対回動自在に連結された第3,第4のアーム部材を有
し、前記第1のアームの中心軸線及び前記第2のアーム
の中心軸線の両方と直交する軸線のまわりに前記第1の
アームと前記第2のアームとが相対的に自在に揺動する
ように、前記第1のアームの端部と前記第2のアームの
端部とを関節部により連結している。
【0011】前記第1の連結機構は、予圧がかけられた
アーム用ころがり軸受を介して前記第1のアーム部材と
前記第2のアーム部材とを相対的に回動自在に連結し、
前記第2の連結機構は予圧がかけられたアーム用ころが
り軸受を介して前記第3のアーム部材と前記第4のアー
ム部材とを相対的に回動自在に連結し、前記駆動側部材
又は前記可動部材に取付けられたケーシングに対して、
前記第3のアーム部材を回動自在に軸支するケーシング
用ころがり軸受に予圧をかけ、前記関節部は、予圧がか
けられた関節部用ころがり軸受により前記第1のアーム
の前記端部と前記第2のアームの前記端部とを連結する
のが好ましい。
【0012】好ましい実施形態に係る平行リンクで構成
された脚を有する工作機械は、一対の第1のアームとこ
の一対の第1のアームの両方の一端の間及び他端の間に
それぞれ配置された一対の第2のアームとで平行四辺形
をなす少なくとも三組のリンク機構により少なくとも三
本の脚を構成し、前記第1のアームの前記一端に配置さ
れた前記第2のアームを駆動側部材を介して移動させる
ことにより、前記第1のアームの前記他端に配置された
前記第2のアームに取付けられて主軸頭が設けられた可
動部材を空間で移動させるとともに、前記主軸頭の主軸
を回転させる。そして、前記第1のアームは、途中に設
けられて予圧がかけられたアーム用ころがり軸受を有す
る第1の連結機構により前記第1のアームの中心軸線ま
わりに相対回動自在に連結された第1,第2のアーム部
材を有し、前記第2のアームは、途中に設けられて予圧
がかけられたアーム用ころがり軸受を有する第2の連結
機構により前記第2のアームの中心軸線まわりに相対回
動自在に連結された第3,第4のアーム部材を有し、前
記第1のアームの中心軸線及び前記第2のアームの中心
軸線の両方と直交する軸線のまわりに前記第1のアーム
と前記第2のアームとが相対的に自在に揺動するよう
に、予圧がかけられた関節部用ころがり軸受を有する関
節部により前記第1のアームの端部と前記第2のアーム
の端部とを連結している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
の一例を図1乃至図5を参照して説明する。本発明に係
る平行リンクで構成された脚を有する位置決め装置は、
組立作業又は搬送作業等を行う産業用ロボットや、工作
物の切削など機械加工を行う工作機械に適用することが
できるが、本実施形態では、ドリリングセンタなど工作
機械に適用した場合を示している。なお、位置決め装置
は、少なくとも三組のリンク機構により構成される少な
くとも三本の脚を有していればよく、その他の脚を別途
有する場合であってもよい。
【0014】図1は本発明に係る工作機械の正面構造
図、図2は図1の工作機械を説明するための概略図であ
る。図1に示すように、位置決め装置としての立形の工
作機械1は、立設された四本の柱2と、柱2の上部に水
平方向に取付けられた天井部材3と、天井部材3の下方
に位置して柱2に水平方向に取付けられて工作物4又は
パレット(図示せず)を着脱可能に載置するためのテー
ブル5とを有している。
【0015】天井部材3とテーブル5との間の空間が加
工領域6となり、この加工領域6にパラレルメカニズム
機構7の可動部の大部分が配置されている。加工領域6
は、切粉や切削油剤等の飛散防止のために、周囲がスプ
ラッシュカバー8により囲まれた遮蔽空間になってい
る。天井部材3の上部はカバー9で囲まれた駆動室10
になっており、ここにパラレルメカニズム機構7の駆動
モータ11など駆動部が配置されている。
【0016】図1及び図2に示すように、パラレルメカ
ニズム機構7は、可動部材としてのエンドプレート24
を三次元的に運動させる三本の脚を有しており、三本の
脚は三組のリンク機構23により構成されている。リン
ク機構23は、一対の第1のアーム20と、この一対の
第1のアーム20の両方の一端(例えば、上端)の間に
配置されて連結された第2のアーム21と、第1のアー
ム20の他端(例えば、下端)の間に配置されて連結さ
れた第2のアーム22とで平行四辺形をなしている。一
対の第2のアーム21,22が平行四辺形の短い辺に相
当する。
【0017】第1のアーム20の一端(上端)に配置さ
れた第2のアーム21を駆動側部材25を介して移動さ
せることにより、第1のアーム20の他端(下端)に配
置された第2のアーム22に取付けられたエンドプレー
ト24を、常に水平な姿勢を維持させながら空間で平行
移動(即ち、並進動作)させて位置決めしている。エン
ドプレート24はほぼ六角形の板状部材であり、その中
心部には、回転駆動される主軸26を有する主軸頭27
が取付けられている。エンドプレート24より下方に向
けて配置された主軸26には、ドリルなど工具28が着
脱可能に装着されている。主軸頭27には、主軸26を
回転させるための主軸駆動用モータ36が取付けられて
いる。主軸26の軸線方向がZ軸であり、Z軸とこれに
直交するX軸,Y軸とにより工作機械1の直交座標系を
なしている。
【0018】柱2及び天井部材3は工作機械1のフレー
ムを構成しており、天井部材3の中央部には、下方に突
出してパラレルメカニズム機構7を吊り下げて支持する
支持部29が一体的に形成されている。支持部29は下
方を向いている三本のサポート材30を一体的に有して
おり、これらサポート材30は周方向に均等に配置され
ている。矢印Fに示すように揺動する駆動側部材25に
は基端部31が固定されており、この基端部31が、フ
レーム側即ちサポート材30に揺動自在に支持されてい
る。駆動側部材25の先端部32は、第1のアーム20
の他端(上端)の第2のアーム21に揺動自在に連結さ
れている。
【0019】駆動モータ11により正逆方向に回転する
ピニオン33にはラック34が噛合しており、ラック3
4は、矢印Hのように往復移動するとともに、駆動側部
材25の先端部32に矢印Gのように揺動自在に連結さ
れている。駆動側部材25は、引張ばね35により、引
張ばね35の取付け位置Bに働く重力とほぼ同じ付勢力
で上方に引っ張られている。これにより、ピニオン33
には前記重力による負荷は殆ど掛からず、ラック34,
駆動側部材25及びリンク機構23は、小さな駆動力で
高速度で運動できるようになっている。リンク機構2
3,駆動側部材25及びラック34からなる運動部と、
ラック34に噛合するピニオン33を回動させる駆動モ
ータ11とにより構成されるユニット機構38を三組設
けて、これら三組のユニット機構38により、リンク機
構23の下端部に支持されたエンドプレート24を空間
で水平移動させて位置決めする。
【0020】主軸駆動用モータ36と三台の駆動モータ
11は、制御装置37により制御される。制御装置37
は、所定の加工プログラムに従って各駆動モータ11を
制御し、各運動部の各リンク機構23を移動させて変形
させることにより、工具28の軌跡を制御するととも
に、主軸駆動用モータ36を駆動して主軸26及び工具
28を回転させる。
【0021】図3は一組のリンク機構23の構成を示す
図で一部を断面で示している。図4は図3のIV−IV
線断面図、図5はリンク機構23を有するユニット機構
38の下部を示す平面図で一部を断面で示している。図
3乃至図5に示すように、第1のアーム20は、途中に
設けられた第1の連結機構40により第1のアーム20
の中心軸線C1 まわりに相対回動自在に連結された第
1,第2のアーム部材41,42を有している。
【0022】リンク機構23の上部側の第2のアーム2
1は、途中に設けられた第2の連結機構43により第2
のアーム21の中心軸線C2 まわりに相対回動自在に連
結された第3,第4のアーム部材44,45を有してい
る。リンク機構23の下部側の第2のアーム22も、途
中に設けられた第2の連結機構43aにより第2のアー
ム22の中心軸線C2 まわりに相対回動自在に連結され
た第3,第4のアーム部材44,45を有している。
【0023】第1のアーム20の中心軸線C1 及び第2
のアーム21,22の中心軸線C2の両方と直交する軸
線Dのまわりに、第1のアーム20と第2のアーム2
1,22とが相対的に自在に揺動するように、第1のア
ーム20の端部と第2のアーム21,22の端部とが関
節部46により連結されている。各リンク機構23の下
部側の三つの第2のアーム22は、周方向に均等に配置
されて、エンドプレート24にボルト(図示せず)によ
り所定位置に位置決め固定されている。
【0024】第1の連結機構40は、予圧がかけられた
アーム用ころがり軸受47を介して、第1のアーム部材
41と第2のアーム部材42とを相対的に回動自在に連
結している。第1の連結機構40において、第1のアー
ム部材41には、中心軸線と同心で且つ有底中空円筒状
のハウジング48が一体的に形成されている。ハウジン
グ48の中空部には、第2のアーム部材42の端部49
が挿入されており、この端部49とハウジング48との
間に、アーム用ころがり軸受47が配設されている。
【0025】アーム用ころがり軸受47の外輪はハウジ
ング48の内周面50に密着し、内輪は第2のアーム部
材42の端部49の外周面に密着している。アーム用こ
ろがり軸受47にはアンギュラ玉軸受が好適である。並
設された二つのアーム用ころがり軸受47の間には、端
部49とハウジング内周面50に嵌合する円環状のスペ
ーサ51a,51bが配設されている。両方のアーム用
ころがり軸受47は、このスペーサ51a,51bに所
定の寸法差をもたせることによりラジアル方向及びスラ
スト方向の荷重を受けられるように与圧がかけられてい
る。
【0026】第2のアーム部材42の端部49にアーム
用ころがり軸受47を装着して位置決め保持できるよう
に、端部49の外径は他の部分より小径に形成されてい
る。第2のアーム部材42の端部49に形成されたねじ
部53にナット54をねじ込んで、アーム用ころがり軸
受47,47等の内輪側を第2のアーム部材42に固定
する。
【0027】ハウジング48の内周面50には段付き部
56が形成され、アーム用ころがり軸受47,47等の
外輪側は固定部材55で固定されている。このように配
置することにより、アーム用ころがり軸受47にはラジ
アル方向及びスラスト方向の予圧がかけられているの
で、第1のアーム部材41と第2のアーム部材42との
間には遊びがなく、第1,第2のアーム部材41,42
は高精度に相対回動する。
【0028】第2のアーム21,22にそれぞれ設けら
れた第2の連結機構43,43aは、ラジアル方向及び
スラスト方向の予圧がかけられたアーム用ころがり軸受
47を介して、第3のアーム部材44と第4のアーム部
材45とを相対的に回動自在に連結している。なお、第
1の連結機構40と同一又は相当部分には同一符号を付
してその説明を省略する。
【0029】第3のアーム部材44に一体的に形成され
た有底中空円筒状のハウジング48は、駆動側部材25
に取付けられたケーシング60又はエンドプレート24
に取付けられたケーシング60aに、ケーシング用ころ
がり軸受61を介して相対回動自在に軸支されている。
ケーシング用ころがり軸受61には、ラジアル方向及び
スラスト方向の予圧がかけられている。
【0030】二個のケーシング用ころがり軸受61の内
輪はハウジング48の外周面62に嵌合し、外輪はケー
シング60,60aの内周面63に嵌合している。二個
のケーシング用ころがり軸受61の間には、ケーシング
内周面63に嵌合するスペーサ64が配設されている。
ケーシング60,60aの内周面63は円形状に形成さ
れている。上方の第2のアーム21のケーシング60は
駆動側部材25の先端部32に固定されており、外周面
65がほぼ円形状をなしている。下方の第2のアーム2
2のケーシング60aの外周面65aはほぼ矩形状に形
成されている。ケーシング60,60aの一方の開口部
には、ケーシング用ころがり軸受61を位置決め保持す
るための固定部材66が取付けられており、ケーシング
用ころがり軸受61には予圧がかけられている。
【0031】このように、第2の連結機構43,43a
においても、アーム用ころがり軸受47及びケーシング
用ころがり軸受61に予圧がかけられているので、これ
らアーム用ころがり軸受47及びケーシング用ころがり
軸受61には遊びがなく高精度になっている。したがっ
て、第3のアーム部材44と第4のアーム部材45は、
中心軸線C2まわりに高精度に自在に相対回動する。更
に、駆動側部材25又はエンドプレート24は、第2の
アーム21,22に対して中心軸線C2 まわりに高精度
で自在に揺動する。
【0032】関節部46は、第1のアーム20側に配設
されて予圧がかけられた関節部用ころがり軸受70によ
り、第1のアーム20の端部81と、第2のアーム2
1,22の端部82とを連結している。関節部用ころが
り軸受70は、予圧をかけることにより遊びのない高精
度なものになっている。第2のアーム21,22の端部
82は二股状に形成されており、端部82には貫通孔7
4が軸線D方向に穿設されている。この二股状の端部8
2の間に関節部用ころがり軸受70が配設されている。
【0033】並設された二つの関節部用ころがり軸受7
0の間にはスペーサ78が配設され、両方の端部82の
内面と関節部用ころがり軸受70との間にもそれぞれス
ペーサ79が配設されている。関節部用ころがり軸受7
0を介して、第1のアーム20と第2のアーム21,2
2とが相対的に揺動自在になっている。なお、本実施形
態の関節部では関節部用ころがり軸受70が第1のアー
ム20側に設けられているが、関節部用ころがり軸受を
第2のアーム21,22側に設けて、関節部を介して第
1のアーム20と第2のアーム21,22とを相対的に
揺動自在にしてもよい。
【0034】第2のアーム21,22の両方の端部82
に形成された二股状部に、支持軸71が軸線D方向に向
けて掛け渡されている。頭部72を有する支持軸71の
ねじ部71aには、ナット73がねじ込まれている。第
2のアーム21,22の二股状の端部82の間に関節部
用ころがり軸受70を配置した状態で、端部82の貫通
孔74と関節部用ころがり軸受70の中心孔内部に支持
軸71を挿通して支持軸71にナット73をねじ込め
ば、第2のアーム21,22の端部82と関節部用ころ
がり軸受70の内輪とが、支持軸71により両側から挟
持された状態で一体化し、関節部用ころがり軸受70に
ラジアル方向及びスラスト方向の所定の予圧をかけるこ
とができる。第2のアーム21,22の端部82と第1
のアーム20の端部81とは、相対的に揺動自在になっ
ている。第1のアーム20の端部81に軸線D方向に向
けて形成された嵌合孔75内に、関節部用ころがり軸受
70の外輪が嵌合している。
【0035】駆動側部材25又はエンドプレート24に
固定されたケーシング60,60a内で、第3,第4の
アーム部材44,45が中心軸線C2 まわりに自在に回
動し、且つ、第1のアーム20が第2のアーム21,2
2に対して軸線Dまわりに自在に揺動する。これによ
り、第1のアーム20は、前記回動動作と前記揺動動作
とを組み合わせて、両方の中心軸線C1 ,C2 と軸線D
との交点Pを中心として自在に揺動することになり、あ
たかも三自由度を有する節で構成されたリンク機構のよ
うな運動を実現できる。リンク機構23は、常に平行四
辺形を保ちながら精度よく滑らかに変形する。
【0036】次に、本実施形態の動作を説明する。制御
装置37から駆動信号が三台の駆動モータ11と主軸駆
動用モータ36に出力されると、各駆動モータ11はピ
ニオン33を回動させ、主軸駆動用モータ36は主軸2
6を回転させる。ピニオン33の正方向又は逆方向の回
転運動により、ラック34は矢印Gに示すように揺動し
ながら矢印Hに示すように移動する。
【0037】ラック34のこの移動動作により、駆動側
部材25が基端部31を中心として矢印Fのように上下
に揺動するので、駆動側部材25の先端部32に連結す
る上方の第2のアーム21を介してリンク機構23が三
次元的に運動する。これにより、エンドプレート24は
水平の姿勢を保ちながら平行移動することになり、主軸
26により回転する工具28によって、工作物4に対す
るタッピング,穴加工,エンドミル加工など機械加工が
行われる。
【0038】第1,第2の連結機構40,43,43a
のアーム用ころがり軸受47と、第2の連結機構43,
43aのケーシング用ころがり軸受61と、関節部46
の関節部用ころがり軸受70に、それぞれ予圧をかけて
いるので、これらころがり軸受47,61,70には遊
びがない。したがって、リンク機構23の剛性と精度が
向上することになり、リンク機構23が高速で三次元運
動しても、高精度にエンドプレート24の位置決めがで
きる。ころがり軸受47,61,70は、予圧をかけて
も摩擦抵抗が少なく且つ耐久性に優れている。
【0039】工具28で工作物4を加工することによ
り、エンドプレート24には反力が掛かる。この反力が
エンドプレート24を水平移動させる力である場合に
は、この負荷は、リンク機構23の第1のアーム20と
第2のアーム21,22の引張り・圧縮方向すなわち中
心軸線C1 ,C2 方向の力にすべて変換されるので、第
1のアーム20,第2のアーム21,22には曲げモー
メント荷重やねじり力などは作用しない。
【0040】ところが、工具28で工作物4を加工する
時に、加工による反力が、エンドプレート24を水平状
態から傾けるような方向にも作用する場合がある。この
負荷が、エンドプレート24とケーシング60aを介し
てリンク機構23に伝わると、第1のアーム20と第2
のアーム21,22には、引張り・圧縮方向以外の方向
の荷重(即ち、曲げモーメント荷重やねじり力等)が作
用して、一対の第1のアーム20,第2のアーム21と
第2のアーム22とを互いに異なる方向に揺動させよう
とする。
【0041】そこで、本発明の第1のアーム20に第1
の連結機構40を設けたので、アーム用ころがり軸受4
7を介して第1のアーム部材41,第2のアーム部材4
2が、図3の矢印に示すように互いに独立して自在に相
対回動する。一方、第2のアーム21,22にも第2の
連結機構43,43aを設けたので、アーム用ころがり
軸受47を介して第3のアーム部材44,第4のアーム
部材45が、図3の矢印に示すように互いに独立して自
在に相対回動する。
【0042】したがって、四箇所の関節部46ごとに、
第2のアーム21,22と第1のアーム20とは三自由
度を有して連結されていることになる。これは即ち、リ
ンク機構の関節部に球面軸受を使用した場合と同じ自由
度を実現している。その結果、曲げモーメント荷重やね
じり力など前記荷重は、第1のアーム20,第2のアー
ム21,22の引張り・圧縮方向の力にすべて変換され
ることになり、第1のアーム20,第2のアーム21,
22は、曲げられたりねじられることなく三次元運動を
する。
【0043】リンク機構23の構成エレメントは、引張
り・圧縮方向の荷重に対しては高い剛性があるのに対し
て、この方向以外の方向の荷重に対する剛性は低いが、
第1のアーム20,第2のアーム21,22には軸線方
向の力のみが作用するので、リンク機構23全体の剛性
が向上する。関節部46の関節部用ころがり軸受70の
点接触部分に荷重が集中的に掛かることはなく、エンド
プレート24は常に水平の姿勢を維持しながら並進動作
して早送り及び位置決めされ、工作物4が高精度で加工
される。
【0044】関節部に球面軸受を使用した場合には、予
圧をかけることができないため剛性が低くなり位置決め
精度が悪くなる恐れがあった。これに対して、本発明の
関節部46では、積極的に予圧をかけた関節部用ころが
り軸受70により第1のアーム20と第2のアーム21
又は22とを連結するとともに、第1,第2の連結機構
40,43,43aの各ころがり軸受47,61にも積
極的に予圧をかけたので、リンク機構23全体の剛性が
向上する。
【0045】なお、ころがり軸受47,62,70は、
アンギュラ玉軸受に限定されることはなく、予圧がかけ
られる構造の玉軸受,ころ軸受等であってもよく、ま
た、単列の軸受でも複列の軸受でもよい。前記実施形態
では、アンギュラ玉軸受でラジアル方向とスラスト方向
の荷重を受ける場合について説明したが、ラジアル軸受
とスラスト軸受をそれぞれ別個に設けてもよい。
【0046】このように、リンク機構23の剛性と精度
が向上するので、本発明は工作機械に適用するのが好適
であるが、組立作業,塗装作業,搬送作業,測定作業又
は加工作業等に使用される産業用ロボットにも適用する
ことができる。例えば、搬送用ロボットの場合には、エ
ンドプレート24の下面にバキューム式の吸盤を取付け
て被搬送物を吸引して吸着搬送することができる。ま
た、エンドプレート24にタッチセンサ又はレーザ加工
ヘッドを取付ければ、それぞれ三次元測定機又はレーザ
加工機になる。
【0047】また、本実施例では三本の脚によってエン
ドプレート24を平行移動させているが、これに限定さ
れることはない。即ち、四本以上の脚を設け、エンドプ
レートに取付けられた工具を三次元空間に所定の傾斜角
を有して移動させるようにしてもよく、この傾斜角を自
在に変化させるようにしてもよい。なお、各図中同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0048】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、リ
ンク機構のアームに掛かる外力を引張り・圧縮方向の力
に変換して、剛性を向上させて位置決め精度を高精度に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図5は本発明の実施形態の一例を示す
図で、図1は工作機械の正面構造図である。
【図2】図1の工作機械を説明するための概略図であ
る。
【図3】一組のリンク機構の構成を示す図で一部を断面
で示している。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】リンク機構を有するユニット機構の下部を示す
平面図で一部を断面で示している。
【符号の説明】
1 工作機械(位置決め装置) 20 第1のアーム 21,22 第2のアーム 23 リンク機構 24 エンドプレート(可動部材) 25 駆動側部材 26 主軸 27 主軸頭 40 第1の連結機構 41 第1のアーム部材 42 第2のアーム部材 43,43a 第2の連結機構 44 第3のアーム部材 45 第4のアーム部材 46 関節部 47 アーム用ころがり軸受 60,60a ケーシング 61 ケーシング用ころがり軸受 70 関節部用ころがり軸受 81 第1のアームの端部 82 第2のアームの端部 C1 第1のアームの中心軸線 C2 第2のアームの中心軸線 D 直交する軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の第1のアームとこの一対の第1の
    アームの両方の一端の間及び他端の間にそれぞれ配置さ
    れた一対の第2のアームとで平行四辺形をなす少なくと
    も三組のリンク機構により少なくとも三本の脚を構成
    し、 前記第1のアームの前記一端に配置された前記第2のア
    ームを駆動側部材を介して移動させることにより、前記
    第1のアームの前記他端に配置された前記第2のアーム
    に取付けられた可動部材を空間で移動させて位置決めす
    る装置であって、 前記第1のアームは、途中に設けられた第1の連結機構
    により前記第1のアームの中心軸線まわりに相対回動自
    在に連結された第1,第2のアーム部材を有し、 前記第2のアームは、途中に設けられた第2の連結機構
    により前記第2のアームの中心軸線まわりに相対回動自
    在に連結された第3,第4のアーム部材を有し、 前記第1のアームの中心軸線及び前記第2のアームの中
    心軸線の両方と直交する軸線のまわりに前記第1のアー
    ムと前記第2のアームとが相対的に自在に揺動するよう
    に、前記第1のアームの端部と前記第2のアームの端部
    とを関節部により連結したことを特徴とする平行リンク
    で構成された脚を有する位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の連結機構は、予圧がかけられ
    たアーム用ころがり軸受を介して前記第1のアーム部材
    と前記第2のアーム部材とを相対的に回動自在に連結
    し、 前記第2の連結機構は予圧がかけられたアーム用ころが
    り軸受を介して前記第3のアーム部材と前記第4のアー
    ム部材とを相対的に回動自在に連結し、前記駆動側部材
    又は前記可動部材に取付けられたケーシングに対して、
    前記第3のアーム部材を回動自在に軸支するケーシング
    用ころがり軸受に予圧をかけ、 前記関節部は、予圧がかけられた関節部用ころがり軸受
    により前記第1のアームの前記端部と前記第2のアーム
    の前記端部とを連結したことを特徴とする請求項1に記
    載の平行リンクで構成された脚を有する位置決め装置。
  3. 【請求項3】 一対の第1のアームとこの一対の第1の
    アームの両方の一端の間及び他端の間にそれぞれ配置さ
    れた一対の第2のアームとで平行四辺形をなす少なくと
    も三組のリンク機構により少なくとも三本の脚を構成
    し、 前記第1のアームの前記一端に配置された前記第2のア
    ームを駆動側部材を介して移動させることにより、前記
    第1のアームの前記他端に配置された前記第2のアーム
    に取付けられて主軸頭が設けられた可動部材を空間で移
    動させるとともに、前記主軸頭の主軸を回転させる工作
    機械であって、 前記第1のアームは、途中に設けられて予圧がかけられ
    たアーム用ころがり軸受を有する第1の連結機構により
    前記第1のアームの中心軸線まわりに相対回動自在に連
    結された第1,第2のアーム部材を有し、 前記第2のアームは、途中に設けられて予圧がかけられ
    たアーム用ころがり軸受を有する第2の連結機構により
    前記第2のアームの中心軸線まわりに相対回動自在に連
    結された第3,第4のアーム部材を有し、 前記第1のアームの中心軸線及び前記第2のアームの中
    心軸線の両方と直交する軸線のまわりに前記第1のアー
    ムと前記第2のアームとが相対的に自在に揺動するよう
    に、予圧がかけられた関節部用ころがり軸受を有する関
    節部により前記第1のアームの端部と前記第2のアーム
    の端部とを連結したことを特徴とする平行リンクで構成
    された脚を有する工作機械。
JP9110514A 1997-04-12 1997-04-12 平行リンクで構成された脚を有する位置決め装置及び工作機械 Pending JPH10286792A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1184140A1 (de) * 2000-09-01 2002-03-06 Robert Bosch Gmbh Handhabungsvorrichtung mit einem über drei Stabpaare angetriebenen beweglichen Träger
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JP2013121652A (ja) * 2011-11-07 2013-06-20 Ntn Corp パラレルリンク機構、等速自在継手、およびリンク作動装置
JP2015218767A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 アピックヤマダ株式会社 リンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置
US9976603B2 (en) 2011-11-04 2018-05-22 Ntn Corporation Parallel link mechanism, constant velocity universal joint, and link actuator
JP2018515354A (ja) * 2015-05-26 2018-06-14 ハン、ファンユアンHAN, Fangyuan マルチモーションプラットフォームパラレルロボットの構築方法およびそのパラレルロボット

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