JPH0418968A - 塗膜の形成方法 - Google Patents

塗膜の形成方法

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JPH0418968A
JPH0418968A JP12447790A JP12447790A JPH0418968A JP H0418968 A JPH0418968 A JP H0418968A JP 12447790 A JP12447790 A JP 12447790A JP 12447790 A JP12447790 A JP 12447790A JP H0418968 A JPH0418968 A JP H0418968A
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JP
Japan
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active energy
acid
energy ray
resin
primer
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Application number
JP12447790A
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English (en)
Inventor
Naomi Fukushima
福島 奈緒美
Ikuo Nakaya
中屋 郁夫
Takakazu Kage
孝和 鹿毛
Hidenori Ishikawa
石川 英宣
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規にして有用なる、塗膜の形成方法に関する
。さらに詳細には、特定な二液硬化性樹脂を含んで成る
活性エネルギー線硬化型のプライマー用樹脂組成物を用
いることから成る、改良された塗膜の形成方法に関する
つまり、本発明は、被覆素材に対して優れた密着性を示
し、とくに、層間付着性に優れる活性エネルギー線硬化
型の塗膜を形成させうる、改良された方法を提供しよう
とするものである〔従来の技術〕 近年、紫外線や電子線などの活性エネルギー線を塗膜の
硬化手段として用いた硬化法が、在来の熱硬化法や自然
乾燥法に比べて、塗膜の硬化を短時間で、かつ、低温で
行ないうること、しかも従来の塗料では得られないよう
な硬い塗膜が得られることなどから、急速に伸びて来て
いる。
ところで、かかる活性エネルギー線硬化型塗料は、重合
性不飽和基を有するプレポリマー モノマーまたはオリ
ゴマー類を、適宜、組み合わせた、いわゆるラジカル重
合性化合物であるが、一般に、重合硬化時において塗膜
の急激な収縮が生じ、形成される塗膜中に歪が残る処か
ら、塗膜の付着性が低下するという傾向が見られる。
一方、基材に対する塗膜の密着性を向上させるために、
まず、基材上に密着性の優れたプライマ〜層を設け、該
塗面上にトップコート層を設ける手段が提案され、現行
の焼付型溶剤塗料では幅広く用いられている。
しかしながら、現行の焼付型溶剤プライマーを活性エネ
ルギー線硬化型塗料のプライマーとしてそのまま用いた
場合には、その構成成分および硬化方式の違いなどから
、密着性や耐食性などの性能が不十分であり、それがた
めに、活性エネルギー線硬化型塗料に適したプライマー
の開発が必要であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、従来の技術に従う限りは、密着性ないしは
付着性に優れ、しかも耐食性に優れるというような、極
めて有用性の高い、活性エネルギー線硬化型の塗膜の形
成方法を提供することはできない、というのが専らの実
状である。
そのために、本発明者らは密着性ないしは付着性に優れ
、しかも耐食性に優れるというような、極めて有用性の
高い、活性エネルギー線硬化型の塗膜の形成方法を求め
て、鋭意、研究を開始した。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、−にか
かって、密着性(付着性)や耐食性なとの各種の塗膜性
能が大幅に改良されうる、斬新なる活性エネルギー線硬
化型の塗膜の形成方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは、前述したような状況に鑑み、な
おかつ、上述したような発明が解決しようとする課題に
照準を合わせて、鋭意、検討を重ねた結果、密着性(付
着性)や耐食性などの各種の塗膜性能が大幅に改良され
た、新規にして有用なる活性エネルギー線硬化型の塗膜
の形成方法を提供しうることを見い出して、本発明を完
成するに到った。
すなわち、本発明は特定のプライマー用組成物を利用し
て、優れた特性を備えた硬化塗膜を形成させうる方法で
あり、かがるプライマー用組成物として、活性エネルギ
ー線硬化型樹脂と、二液硬化型樹脂とを必須の成分とす
る樹脂組成物を用いる一方で、上塗り塗料用として、活
性エネルギー線硬化型樹脂を用いるという、極めて有用
なる活性エネルギー硬化型の塗膜の形成方法を内容とす
るものである。
つまり本発明は、基本的には、プライマー用樹脂組成物
として、活性エネルギー線硬化型樹脂と、二液硬化型樹
脂とを必須の成分とする樹脂組成物を用い、上塗り塗料
用として、活性エネルギー線硬化型樹脂を用いることが
ら成る、塗膜の形成方法を提供しようとするものであり
、具体的には、基材上に、ポリオール(A)とポリイソ
シアネート(B)よりなるウレタン樹脂と、活性エネル
ギー線硬化型樹脂(C)とを必須の成分とすルフライマ
ー用樹脂組成物を塗布してプライマー層を形成せしめ、
その上に、活性エネルギー線硬化型上塗り塗料を塗布し
たのち、活性工不ルキー線を照射して硬化塗膜を形成せ
しめるという方法を提供しようとするものである。  
     ここにおいて、本発明方法に用いられる上記
ポリオール(A)としては、公知慣用のものが使用でき
るが、そのうちでも特に代表的なもののみを挙げるにと
どめれば、エチレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、1,2−プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、13−ブタンジオール、1. 4−ブタンジ
オール、1,6−へ牛サンジオール、1,9−ノナンジ
オール、1.10−デカンジオール、2. 2. 4−
トリメチル−1,3−ベンタンジオール、3−メチル−
1、5−ベンタンジオール、ジクOOネオペンチルグリ
コール、シフ゛ロモ不オベンチルグリコール、ヒドロキ
シピバリン酸ネオペンチルグリコールエステル、シクロ
ヘキサンジメチロール、1,4シクロへ牛サンジオール
、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グ
リセリン、3−メチルペンタン−1,3,5−トリオー
ル、ペンタエリスリトール、スピログリコール、 トリ
シクロデカンジメチロール、水添ビスフェノールA、ま
たは「二ニーコール PM−8701L、、BA−E4
、BA−E8もしくはBA−P6J[日本乳化剤■製の
、ビスフェノールAのエチレンオキサイドもしくはプロ
ピレンオキサイド付加物〕、あるいは「カルボジオール
」 〔東亜合成化学工業(株)製品〕の如きカーボネー
トジオールなどである。
また、こうした各種のポリオール類と、次に挙げる如き
公知慣用の各種カルボン酸またはそれらの酸無水物との
エステル化反応により得られるポリエステルポリオール
類なども使用できることは勿論である。
かかるカルボン酸またはそれらの無水物の代表的なもの
としては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラ
コン酸、テトラヒドロフタル酸、ヘット酸、「ハイミッ
ク酸」 〔日立化成工業(株)製品〕、クロレンディッ
ク酸、ダイマー酸、アジピン酸、こはく酸、アルケニル
こはく酸、セハチン酸、アゼライン酸、2. 2. 4
−トリメチルアジピン酸、テレフタル酸、ジメチルテレ
フタル酸、2−ナトリウムスルホテレフタル酸、2−カ
リウムスルホテレフタル酸、イソフタル酸、5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸、5−カリウムスルホイソフタ
ル酸、またはジメチルないしはジエチルエステルの如き
5−ナトリウム−スルホイソフタル酸シ低級アルキル、
オルソフタル酸、4−スルホフタル酸、1.10−デカ
メチレンジカルボン酸、ムコン酸、シゅつ酸、マロン酸
、ゲルタン酸、トリメリット酸、ヘキサヒドロフタル酸
、テトラブロムフタル酸、メチルシクロヘキセントリカ
ルボン酸、ピロメリット酸、あるいはこれらの酸無水物
などである。
また、アクリルポリオールとして特に代表的なものを例
示するにとどめれば、「アクリディックA−801−P
SA−808もしくは56−8’98」 〔犬日本イン
キ化学工業■製品〕などである。
本発明方法に用いられる前記ポリイソシアネート(B)
として特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、
2.4−トリレンジイソシアネト、2.6−ドリレンジ
イソシア不−ト、1,3キシリレンジイソシアネート、
1,4−キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ン−44′−ジイソシアネート、3−メチル−ジフェニ
ルメタンジイソシアネートもしくは1,5−ナフタレン
ジイソシアネートの如き芳香環を持ったジイソシアネー
ト化合物;ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートも
しくはインホロンジイソシアネートの如き脂環式ジイソ
シアネート化合物;またはへキサメチレンジイソシアネ
ートもしくはリジンジイソシアネートの如き脂肪族ジイ
ソシアネート化合物;あるいは水添キシリレンジイソシ
アネートもしくは水添ジフェニルメタン−4,4′ジイ
ソシアネートの如き上掲された芳香環を持ったジイソシ
アネート化合物を水素添加して得られるイソシアネート
化合物、または水添キシリレンジイソシアネートもしく
は水添ジフェニルメタン−4,4′ −ジイソシアネー
トなどをはじめ、上掲された各種のジイソシアネート化
合物と水とを反応させて得られるビニレット型ポリイソ
シアネート化合物;トリメチロールプロパンの如き低分
子ポリオールと各種のジイソシアネート化合物を反応さ
せて得られるアダクト型ポリイソンア不−ト化合物;2
−イソシアナトエチル−2,6ジイソシア不−トヘキサ
ノエートの如き三官能性イソシアネート化合物;または
上掲された各種のジイソシアネート化合物をイソシアヌ
レート化せしめて得られる多量体などである。
さらには、上述した2成分の混合物に加える活性エネル
ギー線硬化型樹脂としては、ビスフェノールA系エポキ
シ樹脂とアクリル酸とを反応させて得られるエポキシポ
リアクリレート;ノボラック系エポキシ樹脂とアクリル
酸とを反応させて得られるエポキシポリアクリレート;
脂環式エポキシ樹脂とアクリル酸とを反応させて得られ
るエポキシポリアクリレート;フタル酸ジグリシジルエ
ステルとアクリル酸とを反応させて得られるエポキシポ
リアクリレート;ビスフェノールA系エボキシ樹脂とポ
リカルボン酸とアクリル酸とを反応させて得られるエポ
キシポリアクリレート;あるいはエポキシ樹脂、ポリカ
ルボン酸、アクリル酸またはモノエポキシドを反応させ
て得られるエポキシアクリレートなどが特に代表的な例
である。
また、ポリイソシアネート、ポリオールまたは水酸基含
有(メタ)アクリレートを常法によりウレタン化反応せ
しめて得られるウレタンアクリレートも使用できる。
ここでいうポリイソシアネートとしては、前掲された如
きポリイソシアネートが使用できるし、また、ポリオー
ルとしても、前掲された如きポリオールが使用できる。
水酸基含有の(メタ)アクリレートとしては、勿論、公
知慣用のものが使用でき、それらのうちでも特に代表的
な例は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(
メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ (
メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ 
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレートまたはグリシジルメタクリレート−(
メタ)アクリル酸付加物などである。
さらに、前記した活性エネルギー線硬化型樹脂としては
、分子末端にカルボキシル基を含有する不飽和ポリエス
テルに、不飽和モノグリシジル化合物を付加反応せしめ
て得られる不飽和ポリエステルと、アリルエーテル基を
含有する不飽和ポリエステルと、重合性単量体とを含む
ような形の不飽和ポリエステル樹脂も用いられる。
分子末端にカルボキシル基を含有する不飽和ポリエステ
ルに不飽和グリシジル化合物を付加反応せしめて得られ
る不飽和ポリエステルを構成する一成分である、この不
飽和グリシジル化合物としては、グリシジルアクリレー
トまたはグリシジルメタクリレートの如き、アクリル酸
やメタクリル酸などの不飽和−塩基酸のグリシジルエス
テル;アリルグリシジルエーテルまたはメタアリルグリ
シジルエーテルの如き、アリルアルコールやメタクリル
アルコールなどの不飽和アルコールのグリシジルエーテ
ルが特に代表的なものである。
なお、かかる不飽和グリシジル化合物としてはグリシジ
ルアクリレートやグリシジルメタクリレートなどのα、
β−不飽和不飽和酸塩基酸シジルエステルの使用が望ま
しい。
また、かかる不飽和ポリエステルの必須成分である不飽
和多塩基酸またはその無水物としては、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、シトラコン酸もしくは塩素化マレ
イン酸の如き公知慣用のα。
β−不飽和多塩基酸またはそれらの無水物の中から選ば
れるものである。
なお、必要により併用し得る飽和多塩基酸またはその無
水物としては、フタル酸、無水フタル酸・テトラハイド
ロ無水フタル酸、ヘキサハイドロ無水フタル酸、シス−
3−メチル−4−シクロヘキセン−シス、シス−1,2
−ジカルボン酸無水物、イソフタル酸、テレフタル酸、
ジメチルテレフタル酸、モノクロルフタル酸、ジクロル
フタル酸、トリクロルフタル酸、ヘット酸、テトラフロ
ムフタル酸、セパチン酸、こはく酸、アジピン酸、グル
タル酸、ピメリン酸、トリメリット酸またはピロメリッ
ト酸などが特に代表的なものである。
勿論、これらの飽和多塩基酸のエステル類を用いること
もできる。
シス−3−メチル−4−シクロヘキセンーンスシス−1
,2−ジカルボン酸無水物のような空転特性を有する化
合物の使用が望ましい。
前述した不飽和ポリエステルのアルコール成分としては
、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、1.3−フ
チレンゲリコール、2. 3−ブチレングリコール、1
,4−フチレンゲリコール、ネオペンチルグリコール、
ヘキシレングリコール、オクチルグリコール、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、
ノ\イドロキノンのエチレンオキサイドまたはプロピレ
ンオキサイド付加物、水添ビスフェノールAまたはトリ
シクロデカンジメチロールなどのような多価アルコール
類が挙げられる。
なお、かかる不飽和ポリエステル中における付加された
不飽和モノグリシジル化合物の量としては、通常、不飽
和ポリエステルを基準として5〜30重量%、好ましく
は、10〜15重量%なる範囲内が適切である。
また、前述したアリルエーテル基を含有する不飽和ポリ
エステルとは、通常、不飽和多塩基酸またはその無水物
、必要により、飽和多塩基酸またはその無水物を含む酸
成分とアルコール成分色、酸成分のカルボキシル基また
はアルコール成分の水酸基と反応する官能基を有し、か
つアリルエーテル基を有する化合物(以下、アリルエー
テル基含有化合物という。)とを縮合反応せしめて得ら
れるものを指称する。
このさい、アリルエーテル基含有化合物は、他の成分と
同時に混合されて反応に供される。
当該アリルエーテル基含有化合物としては、公知慣用の
ものがいずれも使用できるが、そのうちでも代表的なも
のとしては、エチレングリフールモノアリルエーテル、
ジエチレングリコールモ/アリルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノアリルエーテル、ポリエチレングリコ
ールモノアリルエーテル、プロピレングリコールモノア
リルエーテル、ジプロピレングリフールモノアリルエー
テル、トリプロピレングリコールモノアリルエーテル、
ポリプロピレングリコールモノアリルエーテル、1,2
−ブチレングリコールモノアリルエーテル、1.3−ブ
チレングリコールモノアリルエーテル、ヘキシレングリ
コールモノアリルエーテル、オクチレングリコールモノ
アリルエーテル、トリメチロールプロパンモノアリルエ
ーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、グ
リセリンモノアリルエーテル、グリセリンジアリルエー
テル、ペンタエリスリトールモノ了りルエーテル、ペン
タエリスリトールジアリルエーテル、ペンタエリスリト
ールトリアリルエーテルの如き、多価アルコール類のア
リルエーテル化1;アリルグリシジルエーテルの如き、
オキシラン環を有するアリルエーテル化合物などである
また、アリルエーテル基を含有する不飽和ポリエステル
の構成成分である酸成分やアルコール成分は、前記の分
子末端にカルボキシル基を含有する不飽和ポリエステル
に不飽和モノグリシジル化合物を付加反応せしめて不飽
和ポリエステルを調製するさいに用いられるような酸成
分やアルコール成分が適用できる。
そのほかに、−価アルコール、ジシクロペンタジェンま
たはその誘導体;ロジンまたはエステルガム類;あるい
は油脂類なども併用できる。
なお、かかる不飽和ポリエステル中におけるアリルエー
テル基の量は、通常、前記アリルエーテル基含有化合物
の使用量で特定され、具体的には、当該化合物が不飽和
ポリエステル中に、5〜30重量%、好ましくは、8〜
25重量%となるような範囲内が適切である。
また、前記した重合性単量体としては、公知慣用のもの
は、いずれも使用できるが、そのうちでも特に代表的な
ものとしては、 (メタ)アクリル酸またはそれらのア
ルキルエステルなどをはしめ、スチレン、α−メチルス
チレン、ビニルトルエン、クロルスチレン、アクリロニ
トリル、酢酸ビニル、酢酸アリル、トリアリルイソシア
ヌレート、アクリルアマイド、ダイア七トンアクリルア
マイドまたはジアリルフタレートなどが挙げられるが、
スチレンまたはメタクリル酸アルキルエステルの使用が
好適である。
本発明に用いられるポリオール(A)とポリイソシアネ
ート(B)との混合物に加える活性エネルギー線硬化型
樹脂(C)との配合比率((A)+ (B))/ (c
)としては、重量比で10015〜100/200であ
ることが望ましく、この範囲外では、得られる塗膜の密
着性、耐食性ならびに加工性などが不十分となり、実用
性に乏しくなるので好ましくない。
また、ポリオール(A)とポリイソシアネート(B)と
の比率(A)/ (B)としては、水酸基/イソ/アネ
ート基の当量比で1/1であることが望ましく、この範
囲外では、やはり、得られる塗膜の密着性、耐食性なら
びに加工性などが不十分となり、実用性に乏しくなる。
本発明のプライマー用樹脂組成物を用いて得られるプラ
イマーは、熱硬化成分と活性エネルギー線硬化成分が配
合されているために、熱および活性エネルギー線の両方
で硬化させることができるので、基材と活性エネルギー
線硬化上塗り塗膜との間の密着性を向上させ、耐食性な
らびに加工性などの諸物性に優れた塗膜を与えることが
できる。
本発明でいう活性エネルギー線とは、電子線、紫外線ま
たはγ線などを指称するものであり、本発明のプライマ
ーを紫外線で硬化させる場合には、通常、用いられてい
るような光開始剤や光増感剤が使用される。
光開始剤としては、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
、ミヒラーケトン、ベンジル、ペンゾイルヘンゾエート
、ベンゾイン、ベンゾインエーテル類、ヘンシルジメチ
ルケタール、α−アジロキシムエステル、チオ牛サント
ン類、アンスラ土ノン類またはその誘導体、あるいはア
シルホスフィンオキシトまたはその誘導体などが挙げら
れるか、これらに限定されるものではない。
光増感剤の具体的なものとしては、゛rミン類、尿素類
、イオウ化合物、ニトリル類、燐化合物、窒素化合物ま
たは塩素化合物などを使用することができる。
かくして、本発明の方法は、プライマー用樹脂組成物と
して、二液硬化型樹脂を用いている処から、とりわけ、
木質製品、木工製品、またはプラスチックス製品などの
各種素材に対する、塗膜の形成方法として、極めて有用
なものであり。
〔実施例〕
次に、本発明を参考例、実施例および比較例により、−
層、具体的に説明する。以下において、部および%は特
に断りの無い限り、すべて重量基準であるものとする。
参考例 1(上塗り塗料の調製例) 「カヤラッド DPHAJ  [日本化薬@製の多官能
性エステルアクリレート〕の70重量部と「カヤラッド
 TMPTAJ  (同上)+7)30重量部とを混合
攪拌したものに、[イルガ牛ニア #184J[日本チ
バガイギー■製の光開始剤]を添加し、シンナーで希釈
せしめて上塗り塗装剤(R−1)を得た。
実施例 1 ナラ材合板上に「アクリディック A−801−PJ 
 [大日本インキ化学工業■製のアクリルポリオール〕
の100重量部と「バーノック D−750J(同上社
製のポリイソシアネート)の29重量部とを高速分散機
により混合したのち、さらに「ユニデイック V−9o
go」 (同上社製の紫外線硬化型塗装剤)の129重
量部を分散混合させ、50°Cに30分間に亘り、熱風
乾燥機中で乾燥させ熱硬化させたのち、プライマー塗装
板を得た。
次いで、このプライマー塗装板上に、上塗り塗装剤であ
るR−1を、厚さが10umとなるようにスプレー塗装
腰 70’Cに5分間に亘り予備乾燥したのち、80W
/cmなる照射強度で5秒間のあいだ紫外線を照射して
塗装板[1]を得た。
この塗装板について塗膜の性能の評価を行なった。
それらの結果を第1表に、まとめて示す。
比較例 1 プライマー塗料のうち、紫外線硬化型塗装剤である「ユ
ニデイック V−9080Jの使用を、−切、欠如する
ように変更した以外は、実施例1と同様にしてプライマ
ー塗料を作り、同様にして塗装板[2]を得た。
この塗装板についても、塗膜の性能評価を行なった処を
第1表に示すが、明かなように、付着性ならびに耐磨耗
性が、 塗装板[1]に比べて極めて不良であることが
知れよう。
第  1 表 註1)IKgなる荷重の下に、200回転で行なった。
 (A、STM  D−104,4)2)500gなる
荷重下で行なった。
3)幅2mmのゴバン目を100個作り、セロファンテ
ープを密着させ、−気に引き剥したのちに板上に残った
塗膜の数を表す。
実施例 2 ナラ材合板上に、「バーノック DE−140−70J
  (大日本インキ■製のポリエステルポリオール〕の
100重量部と「バーノック D −,750」の55
重量部とを高速分散機により混合したのち、さらに[ユ
ニデイック V−5510J(同上社製の紫外線硬化型
樹脂)に光開始剤を加えた塗装剤の155重量部を分散
混合し、50°Cで30分間に亘り熱風乾燥機中で乾燥
させ熱硬化させてプライマー塗装板を得た。
次いで、このプライマー塗装板上に上塗り塗装剤である
R−1を厚さが10μmとなるようにスプレー塗装し、
70℃で5分間の予備乾燥を行なったのち、80W/c
mなる照射強度で5秒間の紫外線照射を行った処、塗膜
は完全に硬化していたし、しかも良好な密着性を示した
比較例 2 プライマー塗料のうち、紫外線硬化型塗装剤である[ユ
ニデイック V−5510Jの使用を、−切、欠如する
ように変更した以外は、実施例2と同様にしてプライマ
ー塗料を作り、同様にして塗装板を得た。
この塗装板についても、塗膜の性能評価を行なったが、
密着性か不良であって、下塗り層と上塗り層との層間剥
離を生じた。
〔発明の効果〕
このように、本発明の塗膜形成法は、とりわけ、密着性
ないしは付着性に優れ、しかも耐食性に優れる塗膜を与
えるという、極めて実用性の高いものである。
代理人  弁理士   高 橋 勝 利手続補正書 平成2年7月LIE! 特許庁長官 植 松   敏  殿 1、事件の表示 平成2年特許願第124477号 2、発明の名称 塗膜の形成方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都板橋区坂下三丁目35番58号 (288)大日本インキ化学工業株式会社代表者   
川 村 茂 邦 4、代理人 〒103東京都中央区日本橋三丁目7番20号5、補正
の対象 へ 6、補正の内容 (1)特許請求の範囲を、別紙のように訂正する。
(2)第5頁9行目の記載を、次のように訂正する。
「る活性エネルギー線硬化型の塗膜の形成方法を内容」 (3)第20頁13行目の記載を、次のように訂正する
「形成方法として、極めて有用なものである。」 以   上 (別紙) 「1゜プライマー用樹脂組成物として、活性エネルギー
線硬化型樹脂と、二Mf化型樹脂とを必須の成分とする
樹脂組成物において、上塗り塗料用として、活性エネル
ギー線硬化型樹脂を用いることを特徴とする、塗膜の形
成方法。
2、基材上に、ポリオール(A)とポリイソシアネート
(B)とよりなるウレタン樹脂と、活性エネルギー線硬
化型樹脂(C)とを必須の成分とするプライマー用樹脂
組成物を塗布してプライマー層を形成し、その上に、活
性エネルギー線硬化型樹脂上塗り塗料を塗布したのち、
活性エネルギー線を照射して硬化塗膜を形成せしめるこ
とを特徴とする、塗膜の形成方法。」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プライマー用樹脂組成物として、活性エネルギー線
    硬化型樹脂と、二液自己硬化型樹脂とを必須の成分とす
    る樹脂組成物を用い、上塗り塗料用として、活性エネル
    ギー線硬化型樹脂を用いることを特徴とする、塗膜の形
    成方法。 2、基材上に、ポリオール(A)とポリイソシアネート
    (B)よりなるウレタン樹脂と、活性エネルギー線硬化
    型樹脂(C)とを必須の成分とするプライマー用樹脂組
    成物を塗布してプライマー層を形成し、その上に、活性
    エネルギー線硬化型樹脂上塗り塗料を塗布したのち、活
    性エネルギー線を照射して硬化塗膜を形成せしめること
    を特徴とする、塗膜の形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000041143A1 (en) * 1999-01-08 2000-07-13 Scan Coin Industries Ab Coin discriminating device and method
JP2008044150A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Dainippon Ink & Chem Inc 積層体
JP2016019973A (ja) * 2014-06-19 2016-02-04 関西ペイント株式会社 基材の被膜形成方法

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