JPS6014406B2 - 磁気記録テ−プの製造方法 - Google Patents

磁気記録テ−プの製造方法

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JPS6014406B2
JPS6014406B2 JP3193778A JP3193778A JPS6014406B2 JP S6014406 B2 JPS6014406 B2 JP S6014406B2 JP 3193778 A JP3193778 A JP 3193778A JP 3193778 A JP3193778 A JP 3193778A JP S6014406 B2 JPS6014406 B2 JP S6014406B2
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recording tape
film
meth
ultraviolet
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重一 小林
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐摩耗性に優れ、かつ良好な電気的性質を有す
る磁気記録テープの工業的な製造方法に関するものであ
る。
現在、一般に広く利用されている磁気記録テープはポリ
エステルまたは、トリアセテートのフイルムテープに、
溶剤に溶解させたアクリル系、塩化ビニル系、ブタジェ
ン系などのポリマーを結着剤とし、これらの溶液に磁気
粉末を分散させた組成物を塗布し、熱風で乾燥させて得
られている。
しかし、こうして製造された磁気記録テープは、磁気記
録層の耐鰹性が充分でないので、これを向上させるため
、架橋型の結着剤、例えばポリオールとィソシアネート
化合物とからなる化合物を用いることも試みられるが、
組成物が不安定であり、工業的に難点がある。そこで、
本発明者らは、充分加熱がなし得ないプラスチックフィ
ルム上に、強轍に架橋硬化被覆を形成することの出来る
、電子線硬化法に着目し、これを利用した磁気記録テー
プの製法を、既に特公昭47−12423号として技術
形成したのであるが、重合硬化性の樹脂を用いるため、
フィルム基村への磁気記録層の付着性に、さらに一段の
改良が望まれていた。
一方、紫外線硬化法も、紫外線硬化性樹脂および光重合
開始剤の進歩により、光を或る程度吸収する磁気粉末を
混合した組成物を充分硬化しうるようになってきたが、
この場合も、フィルム基材への良好な付着性が電子線硬
化法に比べ、さらに得難く、この点が問題として残され
ていた。
そこで、本発明者らは、上記欠点を鱗決すべく鋭意検討
を進めた結果、フィルム基材を予め紫外線照射処理する
ことにより、極めて良好な付着性を有する磁気記録テー
プが得られることを見出し本発明を完成した。即ち、本
発明の要旨とするところは、ラジカル重合性化合物を主
体とする樹脂組成物を結着剤とし「 これに磁気粉末を
混合して得られた分散体をプラスチックフィルムに塗布
し、紫外線または電子線を照射し、硬化させて磁気記録
テープを製造する際に、未塗布のプラスチックフィルム
の要塗布面に紫外線前照射することを特徴とする磁気記
録テープの製造方法にある。以下、本発明の方法を詳細
に述べると、先ず本発明を実施する際に用いるラジカル
重合性化合物の好適な例は、分子の末端ないしは側鎖に
(メタ)ァクリロィル基を1個または2個以上有する比
較的低分子量の化合物であり、その具体例として次のよ
うな化合物を挙げることができる。
その第1は、ポリオール(メタ)アクリレート類であり
、ポリオール例えば、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、
ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ネオベンチルグリコール、ベンタエリスリトール、
ジベンタエリスリトールなどと、(メタ)アクリル酸と
の反応生成物類である。その第2は、ジオールとジカル
ボン酸とを縮合して得られる繰り返し単位が2〜20の
末端ヒドロキシル基を有するポリエステルと(メタ)ア
クリル酸との反応生成物であるポリェステルジ(メタ)
アクリレート類である。
その第3は、ポリェポキシ化合物の(メタ)アクリル酸
付加反応物であり、ポリェポキシ化合物としては、多価
アルコールあるいはビスフェノールAなどのヒドロキシ
ル基含有化合物とェピクロルヒドリンとから誘導される
ポリグリシジルェーテル類、あるいは多価カルボン酸と
ヱピクロルヒドリンとから誘導されるポリグリシジルヱ
ステル類、ェポキシ化大豆油、ェポキシ化アマニ油など
のェポキシ化された乾性油または半乾性油、およびェポ
キシ化ポリブタジエンなどのポリエポキシ化合物などが
挙げられ、これらのポリヱポキシ化合物とアクリル酸あ
るいはメタクリル酸との付加反応はェポキシ基とカルボ
キシル基とのモル比が約2/1〜1/1の範囲で反応さ
せたものであることが好ましい。その第4は、多官能ウ
レタンアクリレート類であり、これらは、ポリィソシア
ネート化合物とヒドロキシル基含有(メタ)アクリル系
モノマーまたは、(メタ)アクリロィル基とヒドロキシ
ル基とを含有するオリゴマーとを反応させて得られるも
のであり、場合により鎖伸長剤として各種のポリヒドロ
キシ化合物を併用して得られるものである。
その第5は、組成物の粘度調節に主として用いる(メタ
)アクリル系モノマー類であり、これらは、未硬化の塗
膜からの揮発が少ないものが望ましく、その例としては
、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ>ア
クリル酸2−ヒドロキシェチル、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸テトラヒド
ロフルフリル、(メタ)アクリル酸カルピトール、(メ
タ)アクリル酸ペンジル、(メタ)アクリル酸シクoヘ
キシルなどであり、これらと併用して、他のビニルモノ
マー類、例えばスチレン、ビニルトルエン、ジメチルア
クリルアミド、メチルビニルピリジン、その他の含窒素
モノマーを用いることもできる。
さらに、塗膜の物理的性能を調節するため、組成物に適
宜熱可塑性樹脂を混合する場合や、可塑性、分散剤の添
加さらに塗膜の物性と組成物の粘度とのバランスをとる
ため、通常の有機溶剤を併用する場合もある。
以上挙げた各種の化合物は、結着剤として要求される可
擬性、耐摩耗性の水準あるいは、硬化速度の面から一般
に類種混合して用いられるが、その組成が磁気記録特性
に与える影響、磁気粉末と混合した際の粉末の分散性、
組成物としての安定性の面からの選択も重要である。
次に、本発明においては、禾塗布のプラスチックフィル
ムの要塗布面に予め紫外線を照射し塗膜の付着性を向上
させるのであるが、この効果は2軸延伸ポリエステルフ
ィルムのように、本来付着し難い基材の場合に特に顕著
に発揮される。
この場合、紫外線の前照射量は1×1ぴワット・秒ノわ
ないし1×1ぴワット・秒/めが好適範囲である。前照
射量が1×1ぴワット・秒/め以下であると、フィルム
基村への付着性が不充分であり、また1×1ぴワット・
秒/〆以上であると、フィルム基材自体が紫外線劣化し
、その機械的強度が低下するので好ましくない。
本発明を実施するには、上記のように、紫外線を前照射
したプラスチックフィルムに結着剤と磁気粉末との混合
組成物を塗布し、電子線または紫外線を照射し、塗膜を
硬化させるのであるが、使用する電子線特性としては、
硬化すべき塗膜厚が小さいので、透過力の面から加速電
圧100〜75皿V、好ましくは150〜30肌Vの電
子線加速器を用い、吸収線量2〜20メガラッドになる
ように照射すればよい。
また、紫外線照射により塗膜を硬化させる場合には、組
成物に予め光重合開始剤、例えばペンゾインメチルエー
テル、ベンゾインフ。
ロピルエーナル、ベンゾインブチルエーテル、ベンゾイ
ンイソブチルエーテル、ベンゾフエノン、アセトフエノ
ソ、アセトイン、ブチロイン、フエナンスレンキノン、
ジエトキシアセトフエノン、ジクロロチオキサントン、
エチルフエニルグリオキシレート、テトラメチルチウラ
ムジスルフィド等と、必要に応じ、アミン類等との増感
助剤とを単独または混合物の形で0.5〜15重量%の
範囲で混合しておき、波長2000〜4500Aの紫外
線を照射すればよい。紫外線発生装置としては、種々の
ものが利用しうるが、一般にはランプ長1伽当りの出力
が40〜160ワットの高圧水銀ランプが好適である。
以上説明したように、本発明においては室温、高速硬化
法である電子線または紫外線硬化法を用い、この場合い
まいま見られる基材フィルムへの付着性の不充分な点を
、フィルムの紫外線前照射法により飛躍的に改良したこ
とによって優れた耐摩耗性および電気的性質を有する磁
気記録テープを簡易に得るようにしたものであり、その
工業的価値は極めて大きい。以下、具体的実施例により
本発明をさらに詳細*に説明する。
なお、実施例中の部は全て重量部の意である。実施例
1 アジピン酸とエチレングリコールとを縮合して得られた
分子量約250の末端にヒドロキシル基を有する低分子
ポリエステルとィソホロンジィソシアネート及びアクリ
ル酸2−ヒドロキシェチルとを付加反応させて得たウレ
タンアクljレート30部、ジベンタェリスリトールベ
ソタアクリレート1庇郡、アクリル酸テトラヒドロフル
フリル6の邦、ペンゾフヱノン2部及びミヒラーズケト
ン2部から成る樹脂組成物100部に対しy−Fe20
3(磁性酸化第2鉄)15碇部を混練して粘鋼な分散体
組成物を得た。
厚さ20ムの2軸延伸ポリエステルフィルムに、200
ワット/イソチの出力を持つ高圧水銀ランプを用いて、
表−1に示すように紫外線を前照射し、これに前記分散
体組成物を5仏の厚丸こ塗布した。
次いで、上記水銀ランプ2本とコンベアを備えた紫外線
照射装置を用い、コンベァ速度5m/分で紫外線を照射
し、塗膜を硬化させた。
かくして得られた磁気記録テープの性状は表−1の通り
であり、実険番号4、5のものは耐摩耗性、磁気特性が
極めて良好であった。
表−I 付着性は1風間隔のゴバン目をカットして100個つく
り、セロハン粘着テープ剥離した後、異常が認められな
かった塗膜数を意味する。
実施例 2 ビスフエノールAジオキシプロピルヱーテル、ダィマー
酸ジィソシアネ−ト及びアクリル酸2一ヒドロキシプロ
ピルとを付加反応させて得られたウレタンアクリレート
35部、ビスフェノールAジクリシジルェーテルとアク
リル酸とを付加反応させて得られるェポキシアクリレー
ト15部、1・6へキサンジオールジアクリレート1の
部、アクリル酸2エチルヘキシル5碇部、ベンゾィンィ
ソブチルェ−テル2部、フェナンスレンキノン1部から
成る樹脂組成物100部に対し、ッ−Fe20320碇
部とメチルエチルケトン10疎部とを損練して、分散体
組成物を得た。
厚さ2帆の2鞠延伸ポリエステルフィルムに紫外線前照
射し、前記組成物を1叫の厚さに塗布した。
塗膜から予備乾燥によりメチルエチルケトンを除去後、
加速電圧300KV、ビーム電流40mAの電子線加速
器を用い、15メガラッドの吸収線量になるように照射
したところ、表−2に示す性状の磁気記録テープが得ら
れた。
実験番号9、10のものは耐摩耗性、磁気特性が極めて
良好であった。
表−2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ラジカル重合性化合物を主体とする樹脂組成物を結
    着剤とし、これに磁気粉末を混合して得られた分散体を
    プラスチツクフイルムに塗布し、紫外線または電子線を
    照射し硬化させて磁気記録テープを製造する際に、未塗
    布のプラスチツクフイルムの要塗布面に紫外線前照射す
    ることを特徴とする磁気記録テープの製造方法。 2 プラスチツクフイルムとして2軸延伸ポリエステル
    フイルムを用いることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の磁気記録テープの製造方法。 3 紫外線前照射における紫外線照射量S(ワツト・秒
    /m^2)が1×10^2≦S≦1×10^4 である特許請求の範囲第1項記載の磁気記録テープの製
    造方法。
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