JPH0418140Y2 - - Google Patents

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JPH0418140Y2
JPH0418140Y2 JP1986011187U JP1118786U JPH0418140Y2 JP H0418140 Y2 JPH0418140 Y2 JP H0418140Y2 JP 1986011187 U JP1986011187 U JP 1986011187U JP 1118786 U JP1118786 U JP 1118786U JP H0418140 Y2 JPH0418140 Y2 JP H0418140Y2
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brake body
half case
case
upper half
reel hub
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、デジタル信号例えばPCM信号を記
録するのに好適なテープカセツト特にリールハブ
と該リールハブの回転を係止するブレーキ体と該
ブレーキ体を付勢する部材とを内蔵するテープカ
セツトに関する。
〔従来の技術〕
この種従来のテープカセツトとして、例えば実
開昭60−80575号公報に記載のテープカセツトは、
その第2頁の第6図に示す如く、駆動バネ40を
取り付けたブレーキ体19をリールハブ4a,4
bと下ハーフケース3の切欠部3aの内壁との間
に設置する構成となつている。そして、このテー
プカセツトを組立てる際は、下ハーフケース3の
円環状リブ9にリールハブ4a,4bを遊嵌せし
めると共に、上記ブレーキ体19をその制動片4
1,41がリールハブ4a,4bのつめ車43に
係合し且つ該駆動バネ40の自由端部40a,4
0aが下ハーフ3の切欠部3aの内壁に押圧当接
するように配置し、その後この下ハーフケース3
に上ハーフケース2を嵌合して合体させるように
なつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記構成の場合、駆動バネ40の自
由端部40a,40aが単に切欠部3aの内壁に
当接しているだけなので、駆動バネ40の弾力に
より自由端部40a,40aが上方へ外れてブレ
ーキ体19の浮上り(鉛直方向の位置ずれ)が生
じ易いという問題があつた。又、ブレーキ体19
のリールハブ4a,4b側への移動を規制する部
材が何も無いので、駆動バネ40の弾力によりブ
レーキ体19がリールハブ4a,4b側へずれて
しまう(水平方向の位置ずれ)という問題があつ
た。更に、上記構成の場合、まずブレーキ体1
9、駆動バネ40、リールハブ4a,4bを下ハ
ーフケース3に組み込むようにしているため、こ
の状態では第10図に示した如くブレーキ体19
の制動片41,41がリールハブ4a,4bのつ
め車43(一般に上ハーフケース2側に位置す
る)に押圧係合する位置(作用点)とリールハブ
4a,4bが下ハーフケース3の円環状リブ9に
より支持される位置(支点)との鉛直方向の間隔
がかなり大きく、このために駆動バネ40の弾力
により回転モーメントが生じてリールハブ4a,
4bが傾き倒れてしまつたり、最悪の場合にはリ
ールハブ4a,4bが円環状リブ9から外れてし
まうという問題があつた。そして、以上の点は下
ハーフケース3に上ハーフケース2を合体せしめ
る際に大きな障害となり、このテープカセツトの
組立を面倒で且つ不確実なものにしていた。
本考案は、上記問題点に鑑み、組立が容易且つ
確実に行えるテープカセツトを提供せんとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案によるテープカセツトは、リールハブ
と、該リールハブの回転を係止するブレーキ体
と、該ブレーキ体に装着されていて該ブレーキ体
を付勢する付勢部材と、該ブレーキ体及び付勢部
材を収納する上ハーフケースと、前記リールハブ
を収納する下ハーフケースとからなり、該上ハー
フケースと下ハーフケースとを合体せしめてなる
テープカセツトにおいて、上ハーフケースと一体
の突条と、上ハーフケースに固着された透明窓板
と一体の長板とにより、付勢部材の自由端部を保
持する凹部形の保持手段を形成して、付勢部材の
自由端の外れを防止し、ブレーキ体も上ハーフケ
ース側にある程度押え付けられるようにしたもの
である。
〔実施例〕
以下図示した一実施例に基づき上記従来例と同
一の部材には同一符号を付して本考案を詳細に説
明する。第1図乃至第9図において、1はカセツ
ト匣体を示し、このカセツト匣体1はねじ止めに
より合体された一対の上ハーフケース2及び下ハ
ーフケース3より構成される。2aは上ハーフケ
ース2の上面部に設けたテープ残量確認用の窓で
ある。
第1図及び第6図で示す4a及び4bはカセツ
ト匣体1内に収納され下ハーフケース3の所定位
置に設けられた一対のリール軸挿入孔5a,5b
(第3図参照)に回転できるように遊嵌された一
対のリールハブであり、この一対のリールハブ4
a,4bに磁気テープ6(第2図参照)が巻装さ
れる。
第2図に示すように7はカセツト匣体1の左右
の側壁部のカセツト前面側寄りに回動できるよう
に軸支された前面蓋であり、この前面蓋7がカセ
ツト前面側から回動されることによりカセツト前
面部に磁気テープ6が露呈される。3aは下ハー
フケース3の底面部のカセツト前面側端部に設け
られた長方形状の切欠部を示し、使用時にこの切
欠部3a内に磁気テープ6を前方に引き出すため
のガイド系が挿入される。
この様なテープカセツトにおいては、使用時に
第2図に示す如く前面蓋7がカセツト前面側から
回動され、カセツト前面部に磁気テープ6が露呈
され、切欠部3a内にガイド系が挿入され、この
ガイド系により磁気テープ6がカセツト匣体1内
から引き出され回転ドラムにローデイングされ所
定の記録又は再生が行われる。その後記録又は再
生が終了し保存状態となされる場合には上述とは
逆の動作がなされる。
尚、本例においては、カセツト匣体1の切欠部
3aを塞ぐための防塵用のスライダ8が設けてあ
る。
第3図に示すようにカセツト匣体1に対し前後
方向(水平方向)に摺動可能に装着されるブレー
キ体19は、正面略コ字状をしており、その後端
縁にはリールハブ4a,4bに対応した一対の制
動片41,41が突設されていると共に、又中央
部にはバネ装着部10が設けてある。このバネ装
着部10に装着される駆動バネ40は、中央に設
けられたコイル部11と、このコイル部11から
交差しつゝ左右にV字状に延出してなる線材1
2,12とから成るものである。
駆動バネ40をブレーキ体19へ装着するに
は、バネ40のコイル部11をブレーキ体19の
バネ装着部10に設けられた嵌挿孔10aに嵌挿
すると共に、上記線材12,12をブレーキ体1
9に設けられたT字形の突起13に夫々係合させ
る。これにより、駆動バネ40は上下、左右及び
前後方向に揺動することなくブレーキ体19に取
付けられる。
上ハーフケース2の内側にはリールハブ4a,
4bが遊嵌する円弧状リブ14aが形成された透
明窓板14(第4図参照)が固着されている。1
5は該窓板14に一体形成された長板であつて、
その前側面が上ハーフケース2に一体形成された
突条16(第3図、第7図及び第8図参照)に当
接しており、これらが凹部から成る保持手段17
を形成している。この保持手段17にはブレーキ
体19に取り付けた駆動バネ40の自由端部40
a,40aが挿入配置されるようになつており
(第7図参照)、これにより自由端部40a,40
aの外れが防止され、ブレーキ体19も駆動バネ
40と共に上ハーフケース2側にある程度押え付
られる。従つて、ブレーキ体19の浮上がりが生
じない。
18は長板15の中央下面に設けられた補強用
リブであつて、これは駆動バネ40の自由端部4
0a,40aを左右に分けて配設保持するための
ものである。20は透明窓板14に設けられた切
欠きであつて、ブレーキ体19の突起13を逃す
ことによりブレーキ体19及び駆動バネ40が水
平に配置されるようにするためのものである(第
7図参照)。
尚、上記保持手段17の凹部は上ハーフケース
2と透明窓板14の二つの部品から形成されてい
るが、このように構成することにより、この凹部
をこれらの部品に一体的に形成する場合と比較し
て部品の金型製造が容易となつて、これら各部品
の加工成形が簡単にできるという効果がある。
21は透明窓板14に一体形成された突条から
成るストツパであつて、ブレーキ体19の後側面
に当接してブレーキ体19のリールハブ4a,4
b側への移動を規制するものである(第6図、第
7図参照)。尚、ストツパ21は、ブレーキ体1
9の制動片41,41がリールハブ4a,4bを
係止するのを妨げない位置に設けられている。こ
のストツパ21によりブレーキ体19のリールハ
ブ4a,4b側への位置ずれが防止される。又、
駆動バネ40による押圧力でブレーキ体19とス
トツパ21との当接時(リール係止時)には相互
のずれに対して摩擦力が生じブレーキ体19が上
ハーフケース2から離れて浮き上るのを制止する
力として作用するので、ブレーキ体19の浮上り
防止にも役立つ。
尚、ストツパ21は、第9図に示した如く上ハ
ーフケース2と一体形成しても良い。この場合、
14bは透明窓板14に形成された位置決め用ス
リツトであつて、ストツパ21が貫通し係合する
ようになつている。
又、本案テープカセツトは、上述の如くブレー
キ体19及び駆動バネ40が上ハーフケース2側
に保持される構造となつている。従つて、組立に
際しては、まずブレーキ体19、駆動バネ40、
リールハブ4a,4bを上ハーフケース2側に組
み込むことになり、その結果第7図に示した如
く、ブレーキ体19の制動片41がリールハブ4
aのつめ車43に押圧係合する位置とリールハブ
4aが上ハーフケース2の円弧状リブ14aによ
り支持される位置との鉛直方向の間隔がほぼ0と
なるのでこれにより位置ずれの原因となる回転モ
ーメントは生じず、リールハブ4aが傾き倒れる
恐れはない。
以上のように、本考案によるテープカセツト
は、上下ハーフケース2,3を合体せしめる際、
ブレーキ体19、駆動バネ40、リールハブ4
a,4bが上ハーフケース2に確実に保持され、
ブレーキ体19の浮上りやリールハブ4a,4b
側への位置ずれが防止され、リールハブ4a,4
bの傾倒が防止されるので、従来の如き大きな障
害は存在せず、従つて組立が容易で且つ確実なも
のとなる。又、上述の如く、上下ハーフケース
2,3を合体せしめる前にブレーキ体19、駆動
バネ40、リールハブ4a,4bを安定した状態
で下組しておけるので、組立が一層容易である。
〔考案の効果〕
上述のように、本考案によるテープカセツト
は、組立てが容易で且つ確実に行えるので作業性
が向上し、而も各部品は容易に加工成形され得コ
スト的にも有利であるという実用上重要な利点を
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案テープカセツトの一実施例の斜視
図、第2図は前面蓋を回動した状態の斜視図、第
3図は分解斜視図、第4図は透明窓板の斜視図、
第5図は主要部の構成を示す斜視図、第6図はブ
レーキ体、駆動バネ、リールハブの上ハーフケー
スへの取付状態を示す平面図、第7図は第6図
−線に沿う断面図、第8図は保持手段の部分斜
視図、第9図はストツパの他の例の斜視図、第1
0図は従来例の要部拡大断面図である。 1……カセツト匣体、2……上ハーフケース、
3……下ハーフケース、3a……切欠部、4a,
4b……リールハブ、6……磁気テープ、7……
前面蓋、8……スライダ、10……バネ装着部、
10a……挿入孔、11……コイル部、12……
線材、13……突起、14……透明窓板、14a
……円弧状リブ、14b……スリツト、15……
長板、16……突条、17……保持手段、18…
…補強用リブ、19……ブレーキ体、20……切
欠き、21……ストツパ、40……駆動バネ、4
0a……自由端部、41……制動片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リールハブと、該リールハブの回転を係止する
    ブレーキ体と、該ブレーキ体に装着されていて該
    ブレーキ体を付勢する付勢部材と、該ブレーキ体
    及び付勢部材を収納する上ハーフケースと、前記
    リールハブを収納する下ハーフケースとからな
    り、該上ハーフケースと下ハーフケースとを合体
    せしめてなるテープカセツトにおいて、 上ハーフケースと一体の突条と、上ハーフケー
    スに固着された透明窓板と一体の長板とで凹部を
    形成して、該凹部に前記付勢部材の自由端部を挿
    入し、これにより該自由端部を規制保持するよう
    にしたことを特徴とするテープカセツト。
JP1986011187U 1986-01-29 1986-01-29 Expired JPH0418140Y2 (ja)

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JP1986011187U JPH0418140Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60253076A (ja) * 1984-05-30 1985-12-13 Hitachi Maxell Ltd テ−プカ−トリツジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60135884U (ja) * 1984-02-17 1985-09-09 ソニー株式会社 テ−プカセツト

Patent Citations (1)

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JPS60253076A (ja) * 1984-05-30 1985-12-13 Hitachi Maxell Ltd テ−プカ−トリツジ

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