JPH04176531A - 工作物用の保持治具とその使用方法 - Google Patents

工作物用の保持治具とその使用方法

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JPH04176531A
JPH04176531A JP30555090A JP30555090A JPH04176531A JP H04176531 A JPH04176531 A JP H04176531A JP 30555090 A JP30555090 A JP 30555090A JP 30555090 A JP30555090 A JP 30555090A JP H04176531 A JPH04176531 A JP H04176531A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はフライス盤やマシニングセンター、その他の工
作機械により、工作物に対して穿孔や溝切り、罫書、測
定などの精密な諸加工を行なうに際し、その工作物を工
作機械の加工テーブル上へ、自づと正確な芯出し状態に
保持する治具と、その使用方法に関する。
〈従来の技術〉 工作物を工作機械の加工テーブル上へ保持する治具とし
ては、従来から一般的に■7ブロックが使用されている
つまり、その典型例を示した第17図から明白なように
、工作物(1)の加工を行なう両前準備として、その保
持用の■ブロック(2)とステップブロック(3)とを
工作機械の加工テーブル(4)に載置させる一方、その
加工テーブル(4)の断面倒立T字型に開口するキー溝
(5)から、ネジ支柱(6)を固定状態に垂立させると
共に、上記Vブロック(2)とステップブロック(3)
との双方に跨がる押え金(7)をネジ支柱(6)へ挿入
して、その上方からネジ支柱(6)にナツト(8)を蜆
合締結することにより、工作物(1)と−緒にその保持
用■ブロック(2)を加工テーブル(4)上へ位置決め
固定している。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、このようなVブロック(2)を治具とする工
作物(1)の保持手段では、そのブロック(2)の上面
に切り欠かれたv字型の拡開角度(θ)が予しめの一定
であるため、工作物(1)の太さが極めて太い場合には
、これをその芯出し状態に位置決め保持できないことが
起り、その!味から工作物(1)に応した各種の■ブロ
ック(2)を多数作成用意しておき、これを着脱・交換
使用しなければならない。各種の工作物(1)に対して
汎用的に使うことができないわけである。  −又、■
ブロック(2)の下面はフラット面をなしているため、
工作物(1)と−緒に加工テーブル(4)へ位置決め固
定させるはかなく、そうすると工作物(1)を着脱作業
するたび毎に、その■ブロック(2)を工作物(1)の
芯出し状態に一々調整し直さなければならず、著しく煩
雑であって、作業能率の低下や加工のコストアップなど
を余儀なくされる結果となる。そして、このことは仮令
■ブロック(2)の上面や下面に磁力を帯存させたとし
ても、抜本的に改善されるものではない。
〈課題を解決するための手段〉 本発明はこのような課題の解決を企図しており、そのた
めに役立つ工作物用の保持治具として、金属丸棒材から
断面形状が半円よりも大きく加工形成された一定長さの
かまぼこ型ブロック本体と、そのフラットな下面の偏心
位置から連続一体に張り出し垂下された芯出し凸条とを
備え、その芯出し凸条を工作機械の加工テーブルに開口
する断面倒立T字型のキー溝内へ、上方から抜き差し自
在に差し込み嵌合させるように定めたことを第1の特徴
とし、 又、同しく金2丸棒材から断面形状が半円よりも大きく
加工形成された一定長さのかまぼこ型ブロック本体と、 そのフラットな下面の偏心位置から連続一体に張り出し
垂下された芯出し凸条と、 その芯出し凸条の垂直中心線上に沿って貫通開口された
段付き形態のボルト挿入孔とを備え、上記芯出し凸条を
工作機械の加工テーブルに開口する断面倒立T字型のキ
ー溝内へ、上方から抜き差し自在に差し込み嵌合させる
と共に、上記ボルト挿入孔から挿入したキャップボルト
を、上記加工テーブルのキー溝内に通し入れた断面倒立
T字型のナツトと螺合締結することにより、上記ブロッ
ク本体を加工テーブルへ抜け止め状態に位置決め固定す
るように定めたことを第2の特徴とする。
更に、その保持治具の使用方法として、断面形状が半円
よりも大きな一定長さのがまぼこ型ブロック本体と、そ
のフラットな下面の偏心位置から連続一体に張り出し垂
下する芯出し凸条とを備えた保持治具の合計4個を、共
通する1本の金属丸棒材から加工形成し、 その合計4f[lilの1組として工作機械の加工テー
ブル上へ点在分布するように、その各個の上記芯出し凸
条を加工テーブルに開口する断面倒立T字型のキー溝内
へ、上方から抜き差し自在に差し込み嵌合させて、その
ブロック本体における円弧凸曲状の上面全体により、工
作物を自づと芯出し状態に保持すると共に、 上記ブロック本体の向きを反転状に差し替えることによ
り、工作物の太さ変化に対処させることを特徴とするも
のである。
〈作用〉 本発明の上記構成によれば、その保持治具はかまぼこ型
ブロック本体の下面から張り出し垂下する芯出し凸条を
備えており、その芯出し凸条が工作機械の加工テーブル
に開口するキー溝へ、上方から差し込み嵌合されるよう
に定められているため、その差し込み嵌合させた時には
芯出し凸条を加工テーブルに対するキーとして、そのブ
ロック本体により支持される工作物を、自づと正確な芯
出し状態に保つことができ、工作物を着脱作業するたび
毎に、その治具による工作物の芯出し状態を調整し直す
必要がない。
又、上記芯出し凸条はブロック本体の偏心位置に張り出
し形成されており、しかも加工テーブルのキー溝へ抜き
差し操作できるようになっているので、その向きの反転
状に差し替え使用することによって、隣り合う治具の左
右一対づつによる工作物の支持間隔を広狭調整すること
ができ、そのまま工作物の太さ変化に即応し得るのであ
り、工作物に応した各種の治具を予しめ多数作成用!す
る必要もない。
〈実施例〉 以下、図面に基いて本発明の詳細な説明すると、第1〜
4図はその工作物用保持治具(A)の基本実施例を表わ
しており、(11)は金属丸棒材(M)から一定長さ(
L)の全体的なかまぼこ型に製作加工されたブロック本
体であって、その切断端面の断面形状が特に半円よりも
若干大きく形成されている。つまり、ブロック本体(1
1)はその丸棒材(M)の直径寸法(D)よりも、若干
小さい一定幅(W)のフラットな下面(11a)を備え
ていると共に、その円弧凸曲状をなす上面(11b)が
、後述するように工作物(12)の円周面と言わば線接
触する枕として、その工作物(12)を安定良く保持す
るようになっている。尚、(○)は丸棒材(M)の軸芯
を示唆している。
この点、回倒では上記丸棒材(M)の直径寸法(D)と
ブロック本体(11)の一定長さ(L)を何れも約50
mm、その下面(11a)の一定幅(W)を約44mm
として各々寸法化しているけれども、これらの寸法は工
作物(12)における太さや長さなどとの関係を考慮し
て、その大小相違する数ft類が予じめ製作用意される
ことになる。因みに、上記直径寸法(D)と長さ(L)
を何れも約50mmのほか、約751及び約100mm
として寸法化した小型品、中型品並びに大型品の31を
現定用意すれば、殆んどの工作物(12)に広°く対処
することができる。
又、(13)は上記ブロック本体(11)におけるフラ
ットな下面(11a)の偏心位置から連続一体に≠張り
出し垂下する芯出し凸条であり、その断面形状や大きさ
が工作機械の加工テーブル(T)に開口する断面倒立T
字型キー溝(14)の開口上部と正確に嵌合し得る関係
として、高精度に形成されている。つまり、その芯出し
凸条(13)がキーとして、加工テーブル(T)のキー
a(14)へ嵌合することにより、工作物(12)を自
づと芯出し状態に保持し得るようになっているわけであ
る。但し、その芯出し凸条(13)はキーa (14)
に対して、特別の工具を用いることなく、その上方から
手先により抜き差し自在に差し込み嵌合させることも可
能である。その芯出し凸条(13)の垂直中心線(H−
H)が上記ブロック本体(11)の垂直な直径線(Y−
Y)から偏心する一定量を、符号(X)によって図示し
ている。
(15)は上記芯出し凸条(13)の垂直中心線(IJ
−H)上に沿って貫通開口された段付き形態のボルト挿
入孔であり、これには使用上第8〜12図から明白なよ
うに、ブロック本体(11)の上方からキャップポル)
 (16)が抜き差し自在に挿入されることとなる。そ
の場合、キャップボルト(16)の径大な頭部(16a
)はボルト挿入孔(15)の中途段部(15a)に係止
して、その頭部(16a)がブロック本体(11)の上
面(11b)から張り出さぬように定められている。(
IJ)はそのキャップボルト(16)のネジ軸部(16
b)に螺合締結されるナツトであって、上記加工テーブ
ル(T)のキー溝(14’)と対応する断面倒立T字型
をなしており、キー溝(14)内において空転するおそ
れがない。
そのため、そのすン’ ) (17)を加工テーフ゛月
、(T)のキーa(14)内へ、予じめスライド自在二
こ通し入れた上、その上方からキャップボルト(16)
を螺合締結することにより、ブロック本体(11)をそ
の芯出じ凸条(13)がキーa(14)に嵌合巳た状態
として、加工テーブル(T)の任意位置へ離脱不能に位
置決め固定することができる。
又、そのキャップボルト(16)を若干緩め、キー溝(
14)に沿ってスライドさせることにより、加工テーブ
ル(T)に対するブロック本体(11)の固定位置を変
えることも可能である。尚、(16c)はキャップボル
ト(16)の頭部(16a)に切り欠かれた回動操作工
具用の係止凹溝であり、平面視の正多角形を呈している
但し、断面形状が半円よりも若干大きなかまぼこ型ブロ
ック本体(11)における下面(11a)の偏心位置か
ら、上記加工テーブル(T)のキー溝(14)に対する
キーとして働く芯出し凸条(13)が張り出し垂下され
た治具(A)である限り、第6.7図の変形実施例に示
すように、上記ボルト挿入孔(15)の設置を省略して
もさしつかえない。蓋し、その変形実施例の治具(A)
にあっても、これが後述するように工作物(12)と−
緒に加工テーブル(T)上へ位置決め固定された時には
、その芯出し凸条(13)が第13図のように加工テー
ブル(T)のキーili (14)と嵌合して、そのブ
ロック本体(IJ)の上面(11b)により工作物(1
2)を自づと芯出し状態に保持できるからである。
何れにしても、上記ブロック本体(11)と芯出し凸条
(13)とから成る保持治具(A)は、第5図のように
1本の金属丸棒材(M)から平削り加工された上、その
一定長さ(L)に寸断された合計4個の1組として、工
作物(12)を支持すべく使用されるようになっている
。例えば、各別の金属丸棒材(M)から治具(A)の1
個づつを製作加工する時には、その丸棒材(M)自身に
おける寸法精度のバラツキによって、上聞治具(A)の
加工精度についても所謂ペアー誤差が生しるため、蕊に
1本の共通する金属丸棒材(M)から、上記組として使
用すべき治具(A)を言わば多数個取りする如く、−挙
に製作加工することによって、工作物保持上の芯出し精
度を昂めるのである。
その場合、上記のようにブロック本体(11)の断面形
状は、半円よりも若干大きく形成されているため、その
金属丸棒材(M)からの削り取りロスを節減でき、所謂
材料取りに有益であるほか、そのブロック本体(11)
には丸棒材(M)の軸芯(0)が残置しているので、そ
の軸芯(○)を基準とし、これにマイクロメーターなど
を当てて測定することにより、上記芯出し上の加工精度
を検査・補修するようなことも、極めて容易に行なえる
こととなる。
上記基本実施例の保持治具(A)によって、工作物(1
2)を工作機械の加工テーブル(T)上へ保持させるに
当っては、その治具(A)の合計4個を1組として使用
し、第8〜12図のように加工テーブル(T)へ点在配
置させるのである。
即ち、工作機械の加工テーブル(T)には多数のキー1
t(14)が、その隣り合う一定の左右相互間111%
 (Pi)を保って、平行に開口列設されているので、
工作物(12)の大さや長さなどを考慮の上、その工作
物(12)に対して治具(A)の合計4個による安定な
支持枕を形作れるように、各治具(A)の芯出し凸条(
13)を任意なキー溝(14)へ、上方から差し込み嵌
合させると共に、そのキー溝(14)へ先に通し入れた
ナツト(17)に対して、やはり上方からキャップボル
ト(16)を螺合締結することにより、ブロック本体(
11)を位置決め固定する。
そうすれば、その治具(A)の合計4個に亘って載置さ
れた工作物(12)の円周面が、ブロック本体(IJ)
の円弧凸曲状上面(11b)と言わば線接触した状態の
もとに安定良く支持され、上記キー溝(14)に対する
芯出し凸条(13)のキー嵌合作用とも相俟って、工作
物(12)が自づと正確な芯出し状態に保たれることと
なる。
その場合、各治具(A)の芯出し凸条(13)はブロッ
ク本体(11)から一定量(X)だけ偏心した位置に垂
下しているため、第10〜12図の総合的な対比から示
唆されるように、そのブロック本体(11)の向きを反
転させて、隣り合う治具(A)の左右一対づつによる工
作物(12)の支持間隔(S)を広狭調整することがで
き、その結果工作物(12)の大さ変化に即応対処しく
与るのである。
又、その太さが一定であるとすれば、工作物(12)が
加工テーブル(T)から張り出す高さを低く抑制できる
こととなり、その加工上の支持剛性や安定性も昂め得る
。更に、ブロック本体(11)は上記した通り、半円よ
りも大きな断面形状のかまぼこ型をなしているため、工
作物(12)の円周面を加工テーブル(T)からの浮上
状態に支持させやすく、その意味でも工作物(12)の
太さ変化に対処できるのである。
そして、このような作用効果は第6.7図の変形実施例
に示した保持治具(A)にあっても、全(同様に達成す
ることができる。蓋し、上記基本実施例のようなキャッ
プボルト(16)とそのナツト(17)を用いて、ブロ
ック本体(11)を加工テーブル(T)へ位置決めしな
くても、工作物(12)を第17図のような押え金(7
)や、その他の公知なりランプ手段を用いて、その上方
から加工テーブル(T)へ押え付は固定した時には、こ
れと−緒に保持治具(A)も位置決め固定されることに
なるからである。
本発明の場合、治具(A)によって保持された工作物(
12)のクランプ手段としては、従来から公知のものを
広く使用することができるが、特に第14.15図のよ
うなりランプ手段を採用するならば、工作物(12)の
全長に亘る溝切りやその他の加工を支障なく行なえる点
で、−層効果的であると言える。
その効果的なりランプ手段を示した第14.15図にお
いて、(18)は正面視のL字型をなして向かい合う左
右一対づつのクランプ台であり、加工テーブル(T)の
キー溝(14)内に通し込まれたナツト(19)と、そ
の上方から螺合締結されたキャップポル) (20)と
によって、加工テーブル(T)に据え付は固定される。
尚、キャップボルト(20)とナツト(19)は上記し
たキャップボルト(16)及びナツト(17)と同一の
構成を備えている。
(21)はそのクランプ台(1帥の起立壁部に貫通形成
された複数の水平なネジ孔であり、これには押しポル)
 (22)が進退操作自在に螺合されていると共に、そ
の複数個のネジ孔(21)によって押しボルト(22)
の取付高さを調整できるようになっている。工作物(1
2)の太さ変化に応して、そのネジ孔(2I)を選択し
つつ、これに押しポル) (22)を蝮入させ、後述の
押え金を背後から押し止めるのである。
又、(23)は工作物(12)の円周面を横方向から拘
束する押え金であって、これには横方向に沿って延在す
る長孔(24)が開口されており、その長孔(24)ヘ
クランプ台(18)から一体的に垂立するスタンドポル
) (25)が貫通されていると共に、上方からナツト
(26)によって固定されるようになっている。(27
)はそのスタッドボルト(25)と相俟って押え金(2
3)を支持する支持ボルトであり、その押え金(23)
の基端部に螺合植立されている。
そのため、押え金(23)を背後から押しボルト(22
)により押した規制状態として、上記ナツト(26)を
締め上げることにより、その押え金(23)の先端部を
工作物(12)の円周面へ横方向から接触させる如く、
その工作物(12)を固定することができる。
そして、その固定状響では工作物(12)の上方に障害
物が全熱ないので、その工作物(12)の全長に亘る溝
加工などを支障なく行なえるのである。
又、上記押え金(23)にはL孔(24)が開口形成さ
れており、ネジ孔(21)も複数として、その押しポル
ト(22)の取付高さを調整できるようζこなっている
ため、工作物(12)の太さ変化などに対しても、効果
的に対応し得るのである。
何れにしても、工作物(12)を加工テーブル(T)上
へ保持させるに当り、その加工テーブル(T)における
キー! (14)の隣り合う左右相互間隔(Pl)が、
工作物(12)の太さなどとの相対関係上、広きに過ぎ
る場合には、第16図のような左右相互間隔(P2)の
狭いキー溝(14a)が開口列設された補助テーブル(
28)を用意し、これを上記加工テーブル(T)へ積み
重ね状態に据え付は固定すると共に、その補助テーブル
(28)のキー溝(14a)へ上記と同様に、各治具(
A)の芯出し凸条(13)を差し込み嵌合させて、ブロ
ック本体(11)によって工作物(12)を支持するの
である。
(29)は補助テーブル(28)の下面に切り欠き形成
されたキー溝であり、これと上記加工テーブル(T)の
キーa(14)との相互間に亘って嵌合されたキー(3
0)によって、その補助テーブル(28)が加工テーブ
ル(T)へ位置決め固定されること二二なる。その補助
テーブル(28)や工作物(12)のクランプ手段とし
ては、公知のものを広(採用することかできる。
尚、図示の実施例では保持治具(A)の合計4個を1組
として使用する旨説明したが、短小な工作物(12)を
保持するような場合には、上記プロ゛ンク本体(11)
の長さ(L)を長く寸法化することにより、治具(A)
の合計2個を1紐として、工作−物(12)を保持使用
することも可能である。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明に係る工作物用の治具(A)は金
属丸棒材(M)から断面形状が半円よりも大きく加工形
成された一定長さ(L)のかまぼこ型ブロック本体(1
1)と、 そのフラットな下面(11a)の偏心位置から連続一体
に張り出し垂下された芯出し凸条(13)とを備え、 その芯出し凸条(13)を工作機械の加工テーブル(T
)に開口する断面倒立T字型のキー溝(14ン内へ、上
方から抜き差し自在に差し込み嵌合させるように定めで
あるため、冑頭に述べた従来技術の課題を完全に解決で
きる効果がある。
即ち、本発明の場合保持治具(A)では工作物(12)
を支持するブロック本体(11)の下面(11a)から
、芯出し凸条(13)が連続一体に張り出し垂下されて
おり、その芯出し凸条(I3)を加工テーブル(T)の
キー溝(14)へ、上方から差し込み嵌合させるように
なっているため、その芯出し凸条(13)が加工テーブ
ル(T)への工作物保持上、キーとして働き、その工作
物(12)を自づと正確な芯出し状態に常時保持させる
ことができるのであり、その結果従来のように工作物(
1)を着脱作業するたび毎に、そ儒今1ツク#(2)に
よる工作!(1)の芯出し状態を一々調整し直す必要が
なく、所期する加工作業をすばやく開始できることとな
る。その加工の準備作業性に著しく優れる。
又、その芯出し凸条(13)はブロック本体(11)の
偏心位置から張り出し垂下されており、しかも加工テー
ブル(T)のキー1(14)へ上方から抜き差し自在に
差し込み嵌合されるようになっているため、そのブロッ
ク本体(11)の向きを反転させる如く、キー溝(14
)へ差し替え使用することにより、工作物(12)の太
さ変化に対処することができ、その各種工作物(12)
に応した宕時安定な、且つ剛性に富む支持状態を得られ
るのであり、従来のように工作物(1)の太さ変化ムこ
応した各[Vブロック(2)を、予じめ多数作成用意し
ておく必要もない。その意味から量産効果も最大限に期
待できることとなる。
特に、請求項2の構成を採用するならば、上記効果を達
成できることに加えて、その治具(A)のブロック本体
(工1)をキャップボルト(16)とナツト(17)に
より、加工テーブル(T)へ抜け止め状態に位置決め固
定することができるので、これに対巳で引き続き工作物
(12)を載置させる作業が容易となり、又その工作物
(12)を−層安定 確固二二支持できる効果もある。
更二こ、請求項3に記載の通り、本発明の治具(A)を
合計4個の1組として、これを共i!する1本の金属丸
棒材(M )から加工形成するならば、その丸棒材(M
)自身の寸法バラツキによる治具(A)の所謂ペアー誤
差を無(すことができ、その1組を宕時均−な高精度に
仕上げ得るため、工作物(12)の芯出し状態を確保す
る用具として著しく有益である。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明に係る保持治具の基本実施例を示す
正面図、平面図並びに側面図、第4図は第2図の4−4
線断面図、第5図はその金属丸棒材からの加工状態を示
す斜面図、第6図は第2図に対応する保持治具の変形実
施例を示す平面図、第7図は第6図の7−7線断面図、
第8.9図は基本実施例に係る保持治具の使用状態を示
す斜面図と平面図、第10図は第9図の10−10線断
面図、第11.12図は第10図に対応する保持治具の
向き反転使用状態を2種示す断面正面図、第13図は変
形実施例に係る保持治具の使用状態を示す断面正面図、
第14図は工作物のクランプ状態を示す平面図、第15
図は第14図の15−15線に沿う拡大断面図、第16
図は補助テーブルの積み重ね使用状態を示す断面正面図
、第17図は第8図に対応する従来の保持治具を示す斜
面図である。 (11)・・ ・ ブロック本体 (11a)・・・・・下面 (1]、b)・・・ ・上面 (12)   ・・・・工作物 (13)・・・・・芯出し凸条 (14) (14a)・・・キー溝 (15)・ ・・・ボルト挿入孔 (16)・・・・・キャップボルト (17)・・・ ・ナツト (28)・・・・・補助テーブル (A)  ・ ・・・保持治具 (M)   ・ ・・金属丸棒材 (T)  ・・・・・加工テーブル (X)  ・ ・・・偏心量 第2図 第1図 ■ 第3図 第4図 鴫トを 除

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属丸棒材(M)から断面形状が半円よりも大きく
    加工形成された一定長さ(L)のかまぼこ型ブロック本
    体(11)と、 そのフラットな下面(11a)の偏心位置から連続一体
    に張り出し垂下された芯出し凸条(13)とを備え、 その芯出し凸条(13)を工作機械の加工テーブル(T
    )に開口する断面倒立T字型のキー溝(14)内へ、上
    方から抜き差し自在に差し込み嵌合させるように定めた
    ことを特徴とする工作物用の保持治具。 2、金属丸棒材(M)から断面形状が半円よりも大きく
    加工形成された一定長さ(L)のかまぼこ型ブロック本
    体(11)と、 そのフラットな下面(11a)の偏心位置から連続一体
    に張り出し垂下された芯出し凸条(13)と、その芯出
    し凸条(13)の垂直中心線(H−H)上に沿って貫通
    開口された段付き形態のボルト挿入孔(15)とを備え
    、 上記芯出し凸条(13)を工作機械の加工テーブル(T
    )に開口する断面倒立T字型のキー溝(14)内へ、上
    方から抜き差し自在に差し込み嵌合させると共に、 上記ボルト挿入孔(15)から挿入したキャップボルト
    (16)を、上記加工テーブル(T)のキー溝(14)
    内に通し入れた断面倒立T字型のナット(17)と螺合
    締結することにより、上記ブロック本体(11)を加工
    テーブル(T)へ抜け止め状態に位置決め固定するよう
    に定めたことを特徴とする工作物用の保持治具。 3、断面形状が半円よりも大きな一定長さ(L)のかま
    ぼこ型ブロック本体(11)と、そのフラットな下面(
    11a)の偏心位置から連続一体に張り出し垂下する芯
    出し凸条(13)とを備えた保持治具(A)の合計4個
    を、共通する1本の金属丸棒材(M)から加工形成し、 その合計4個の1組として工作機械の加工テーブル(T
    )上へ点在分布するように、その各個の上記芯出し凸条
    (13)を加工テーブル(T)に開口する断面倒立T字
    型のキー溝(14)内へ、上方から抜き差し自在に差し
    込み嵌合させて、そのブロック本体(11)における円
    弧凸曲状上面(11b)の全体により、工作物(12)
    を自づと芯出し状態に保持すると共に、 上記ブロック本体(11)の向きを反転状に差し替える
    ことにより、工作物(12)の太さ変化に対処させるこ
    とを特徴とする工作物用保持治具の使用方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06238537A (ja) * 1992-12-24 1994-08-30 Christophe Boiteux 台盤支持装置
CN105364525A (zh) * 2015-12-15 2016-03-02 苏州创丰精密五金有限公司 一种开槽夹具
JP2019188583A (ja) * 2018-04-28 2019-10-31 福建省通通発科技発展有限公司 近代化した新型なワークのクランプにおけるの治具部品
JP2019188582A (ja) * 2018-04-28 2019-10-31 福建省通通発科技発展有限公司 高効率かつ新型なワークのクランプにおける治具部品
JP2019188584A (ja) * 2018-04-28 2019-10-31 福建省通通発科技発展有限公司 新型なワークのクランプにおける治具部品

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