JPH04168991A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

Info

Publication number
JPH04168991A
JPH04168991A JP2294176A JP29417690A JPH04168991A JP H04168991 A JPH04168991 A JP H04168991A JP 2294176 A JP2294176 A JP 2294176A JP 29417690 A JP29417690 A JP 29417690A JP H04168991 A JPH04168991 A JP H04168991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vector
vector data
voltage
inverter
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2294176A
Other languages
English (en)
Inventor
Funeya Asakawa
浅川 舟也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP2294176A priority Critical patent/JPH04168991A/ja
Publication of JPH04168991A publication Critical patent/JPH04168991A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、PWM (パルス幅変調)のスイッチングパ
ターン(単位ベクトルデータ)をメモリに予め書き込ん
でおき、これを読み出すことによってインバータを制御
し、インバータに接続された交流モータの速度制御を行
う装置に関する。
[従来の技術] 交流モータの速度制御を行うために、PWM制御インバ
ータを使用することは公知である。また、PWM制御を
行うために、近似正弦波が得られるように、PWMスイ
ッチングパターンを予めROMに書き込んでおき、これ
に基づいてインバータを制御することも公知である。更
に、三相インバータを各相独立に制御せずに、三相を一
括制御し、所望の電圧ベクトルを発生させ、所望の回転
磁界を得る方式も既に提案されている。
また、簡単な構成でフィードバック制御が可能であり、
且つ超低速制御が可能なモータの速度制御方式が特開昭
62−207196号公開公報に開示されている。
し発明が解決しようとする課題] ところで、上記公報に開示されているモータ制御方式に
おいて、速度を急に増大させる指令が与えられた時又は
負荷が急増した時に、インバータ制御装置は瞬時に最大
電圧、最大周波数を発生する動作になり、モータに過大
な電流が流れ、制御上可能な限りの大きいトルクが発生
する。この結果、モータ軸やモータに連結された負荷に
機械的ダメージを与えることがある。また、インバータ
のスイッチング素子の容量を大きく設定することが必要
になる。
そこで、本発明の目的は、トルク及び出力電流の急激な
変化を抑えることができるモータ制御装ぼを提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、制御すべき交流モ
ータに接続されており、所定のスイッチングパターンで
オン・オフ動作して電圧ベクトルと零ベクトルを発生す
る複数のスイッチング素子を有しているインバータと、
所定の順番で前記電圧ベクトル又は電圧ベクトルと零ベ
クトルとの組み合せを得るための前記スイッチのオン・
オフパターンを示す第1のベクトルデータと前記第2の
ベクトルを得るための前記スイッチング素子のオン・オ
フパターンを示す零ベクトルデータとが書き込まれてい
るメモリと、前記メモリから読み出された前記第1のベ
クトルデータと前記第2のベクトルデータとによって前
記スイッチング素子を動作させるためのスイッチング素
子制御回路と、前記モータの目標速度を示す基準信号を
発生する基準信号発生回路と、前記基準信号と前記モー
タの速度を示す検出信号との差に対応した差信号を発生
する比較回路と、所定周波数の三角波を発生する三角波
発生回路と、前記三角波と前記差信号とを比較し、前記
三角波を前記差信号が横切っている期間に前記メモリか
ら前記第2のベクトルデータを読み出すように前記メモ
リを制御する第2のベクトル期間判定用比較器と、前記
三角波の周波数よりも高い周波数を有してクロックパル
スを発生するクロック発生器と、前記クロックパルスに
よってインクリメントされて所定の順番で前記メモリか
ら前記第1のベクトルデータ及び前記第2のベクトルデ
ータを読み出すためのアドレスを指定するカウンタと、
前記クロック発生器と前記カウンタとの間に接続され、
且つ前記第2のベクトル期間判定用比較器から得られる
前記第2のベクトルデータを選択することを示す信号に
応答して前記クロックパルスの通過を阻止するカウンタ
入力制御用ゲートとを備えたモータ制御装置において、
前記インバータの出力電流を検出する電流検出器と、前
記インバータの出力電流が所定値以上になったことを検
出する基準電圧を与えるための基準電圧源と、前記電流
検出器から得られた電流検出電圧と前記基準電圧とを比
較する電流検出用比較器と、前記メモリと前記スイッチ
制御回路との間に接続され、且つ前記電流検出電圧が前
記基準電圧よりも大きくなった時に前記電流検出用比較
器から得られる出力に応答して前記電圧ベクトルデータ
及び前記零ベクトルデータの伝送を中断するゲート回路
とが設けられているモータ制御装置に係わるものである
[作用] 本発明におけるゲート回路は、インバータの出力電流が
所定値よりも大きくなった時に、メモリからスイッチ制
御回路へ第1のベクトルデータ及び第2のベクトルデー
タを供給することを中断する。これにより、インバータ
は実質的に停止状態になり、出力電流が低下し、過大ト
ルクの発生が阻止される。その後再びゲート回路を通し
ての第1のベクトルデータ及び第2のベトクルデータの
伝送が開始する。カウンタに基づく電圧ベクトルの読み
出しは、電流制限期間も継続される。従って、モータに
おける回転磁界ベトクルの連続性は良好に保たれる。
[実施例] 次に、本発明の1実施例に係わる三相モータの速度制御
装置を説明する。第1図において、三相誘導電動機から
成るモータ1には、PWM制御可能な三相インバータ2
が接続されている。インバータ2は、直流電源3にトラ
ンジスタから成るスイッチ素子AI、A2、Bl、B2
、CI、C2をブリッジ接続したものである。6個のス
イッチ素子Al−C2は、スイッチング素子制御回路4
から供給される制御信号に応答してオン・オフ動作する
。なお、インバータ2の上側の3つのスイッチ素子AI
 、Bl 、CLと下側の3つのスイッチ素子A2、B
2、C2とは、互いに逆に動作するので、一方の制御を
特定すれば、インバータ全体の制御が特定される。ここ
では、ROM (リードオンリーメモリ)5から読み出
される第1、第2及び第3の信号A、B、Cによりイン
バータ制御状態を特定し、信号A、B、Cが高レベル即
ち論理“1”の時にスイッチ素子At、Bl、C1がオ
ン、低レベル即ち論理“0°の時にスイッチ素子AI、
Bl、CIがオフとする。
ROM5はインバータ2をPWM制御するためのPWM
スイッチングパターン(単位ベクトルデータ)を予め書
き込んだものである。このROM5は正転PWMパター
ンメモリM1と、正転用零ベクトルメモリM2と、逆転
PWMパターンメモリM3と、逆転用零ベクトルメモリ
M4とを有する。各メモリM1〜M4はO〜511まで
の512アドレスを夫々有し、夫々アップ・ダウンカウ
ンタ6の9ビツトの2進出カライン6aの値でアドレス
指定される。但し、4つのメモリMl −M4から1つ
が選択され、この選択されたメモリの出力のみがインバ
ータ2の制御のために有効に使用される。この選択を行
うためにROM5は零ベクトル選択制御信号入力端子7
と、正転逆転選択制御信号入力端子8とを有する。零ベ
クトル選択制御信号入力端子7が論理“0゛の時にはメ
モリM1とM3とのいずれか一方が選択され、論理“1
”の時にはメモリM2とM4とのいずれか一方が選択さ
れる。また、正転逆転選択制御信号入力端子8が70m
の場合にはメモリMlとM2とのいずれか一方が選択さ
れ、“1″の場合にはメモリM3とM4とのいずれか一
方が選択される。
今、ライン6aの9ビツトをBO〜B8で表わし、入力
端子7の入力ビットを810 で表わし、入力端子8の
入力ビットをB9で表わすとすれば、BO〜B8の9ビ
ツトでアドレスが指定される。またB9、BIOが〔0
0〕の時に第1のメモリM1(正転PWMスイッチング
パターン)が選択され、〔01〕の時に第2のメモリM
2  (正転用零ベトクル)が選択され、〔10〕の時
に第3のメモリM8  (逆転PWMスイッチングパタ
ーン)が選択され、〔11〕の時に第4のメモリM4 
 (逆転用零ベトクル)が選択される。
ROM5及びカウンタ6を制御してインバータ2の出力
電圧を制御するために、モータ1に速度発電機からなる
速度検出器9が結合され、この出力ライン9aが比較回
路10に接続されている。
このため、比較回路10は、直流レベルから成る速度検
出信号と基準信号ライン11から与えられる所望回転速
度に対応する基準信号とを比較し、この差信号を出力す
る。比較回路10から得られる差信号は比例積分回路1
2に入力している。比例積分回路12の出力ライン13
の差信号Vdは、この差信号Vdの正負を判定するため
の正逆転判定用の第1の比較器14に入力すると共に、
絶対値回路15を通って零ベクトル期間判定用の第2の
比較器16に入力する。
正逆転判定用比較器14の出力端子はカウンタ6のアッ
プ・ダウン入力端子U/Dに接続されていると共にRO
M5の正逆転選択信号入力端子8に接続されている。
17はクロック発振器(OS C)であって、20〜5
0kHz程度のクロック/くルスを発生する。
この発振器17の出力端子はANDゲート18の一方の
入力端子に接続され、このANDゲート18の出力端子
がカウンタ6のクロ・ツク入力端子CLに接続されてい
るので、ANDゲート18のもウ一方ノ入力端子が高レ
ベルの時のみ発振器17の出力がクロックパルスとして
カウンタ6に入力する。
零ベクトル期間判定用比較器16は非反転入力端子には
三角波発生器19が接続されている。三角波発生器19
は例えば、発振器17の出力周波数よりは低い、5kH
zで三角波電圧Vc  (キャリア)を発生し、このV
cと差信号Vdの絶対値とが比較器16で比較される。
零ベクトル期間判定用比較器16の出力端子はNOT回
路20を介してANDゲート18の入力端子に接続され
ていると共に、ROM5の零ベクトル選択制御信号入力
端子7に接続されている。
ROM5の三相出力ラインはANDゲート2、22.2
3を介してスイッチング素子制御回路4に接続されてい
る。ANDゲート2、22.23は、インバータ出力電
流が過大になった時に電圧ベクトル及び零ベクトルの伝
送を中断する。
この電流制御を実行するために、インバータ2の出力ラ
インに電流検出器24.25.26が設けられ、これ等
に三相整流平滑回路27が接続されている。ヒステリシ
ス特性を有する電流検出用の第3の比較器28は、演算
増幅器29と、この一方の入力端子と整流平滑回路27
との間に接続された抵抗R1と、他方の入力端子と基準
電圧源30との間に接続された抵抗R2と、出力端子と
抵抗R2の右端との間に接続された帰還用抵抗R8及び
コンデンサC1とから成り、この出力端子はANDゲー
ト2、22.23に接続されている。
[ROMの内容コ ROM5には第2図に原理的に示す如くデータが書き込
まれている。即ちROM5の各メモリM1−M4はアド
レスO〜511を有し、正転pwMパターンメモリM1
のアドレスO〜3には例えば電圧ベクトル(第1のベク
トル)VB 、V2、VB 、V2のデータが順に書き
込まれ、正転用零ベクトルメモリM2のアドレスO〜3
には零ベクトル(第2のベクトル)v7、vO1v7、
vOのデータが順に書き込まれ、逆転PWM/(ターン
メモリM3のアドレス0〜3には電圧ベクトルV1、■
5、vl、v5のデータが順に書き込まれ、逆転用零ベ
クトルメモリM4には零ベクトル■0、V7 、VO、
V7のデータが順に書き込まれている。残りのアドレス
4〜511にもアドレスO〜3と同一の原理でベクトル
データが書き込まれている。第2図の各アドレスのベク
トルデータは原理を示すものであるため、実際のデータ
とは異なる。今、正転PWMパターンメモリMlのアド
レス0〜84(06〜60@区間に対応)の実際の電圧
ベクトルデータを示すと、 VB 、 VB 、 VB 、 VB 、 Vl 、 
Vl 、 Vl 、Vl 、 Vl 、 Vl 、 V
B 、 v6 、 VB 、 VB 、Vl 、 Vl
 、 Vl 、 Vl 、 Vl 、 v2 、 VB
 、v6 、 v6 、 VB 、 Vl 、 Vl 
、 v2 、 v2 、v2 、 Vl 、v2 、V
l 、 Vl 、 Vl 、 Vl 、v2 、 Vl
 、 v2 、 Vl 、 v2 、 Vl 、 Vl
 、v2 、 Vl 、 Vl 、 Vl 、 Vl 
、 Vl 、 Vl 、Vl 、 v2 、 Vl 、
 v2 、 v2 、 Vl 、 Vl 、Vl 、 
v2 、 Vl 、 Vl 、 Vl 、 VB 、 
VB 、v3 、 VB 、Vl 、 Vl 、 v2
 、 Vl 、 v2 、v2 、v3 、VB 、V
B 、v3 、 Vl 、Vl 、v2 、 v2 、
 Vl 、 Vl 、 v3 、 VB 、 VB 、
VBになる。
[電圧ベクトル] 第3図は6個の電圧ベクトルV1〜V6と、2つの零ベ
クトルVO1V7とを示す。インバータ2のスイッチ素
子Al、Bl、CIのとりうるスイッチング状態は、(
000)、(001)、(010)、(011)、(1
00)、(101)、(110)、(111)の8っで
あるので、これをVOlVl、Vl、VB、V4、v5
、VB、V7で表わすことにする。本実施例の装置では
、電圧ベクトルVO〜V7がROM5に書き込まれ、こ
れが制御データ(A、B、C)として出力される。8つ
のベクトルVO〜V7を組み合わせると、正弦波出力電
圧及び回転磁界ベクトルを得ることができる。
[ベクトル選択] 第4図は回転磁界ベクトルφlを得るための電圧ベクト
ルの選択を示すものである。回転磁界ベクトルφ1の先
端(終点)の軌跡を円に近づけるためには、330@〜
30″区間で第6及び第2ノヘクトルV6、Vl、30
e〜90°区間テ第2及び第3のベクトルV2、VB、
90″〜150@区間で第3及び第1のベクトルVil
l 、Vl 。
150°〜2106区間で第1及び第5のベクトルvt
 、V5.210°〜270@区間で第5及び第4のベ
クトルV5 、V4.270°〜3300区間で第4及
び第6のベクトルV4 、VBを選択する。原理的に示
す第4図の330”〜30゜区間では有意ベクトルとし
てVB 、Vlが選択され、ベクトル回転を止めるとき
に零ベクトルv7が選択されている。モータ1を正転さ
せる時には第4図でUPで示す方向に回転磁界ベクトル
φ1が回転され、逆転または制動する時には、DOWN
で示す方向に回転される。
[動作コ 次に、第5図を参照して第1図の回路の動作を説明する
。ライン9aに得られる速度検出信号とライン11の基
準信号(目標信号)との比較に基づいて差信号Vdが得
られると、この信号の正負が正逆転判定用の第1の比較
器14で判定され、今、正信号であるとすれば、第5図
(C)のt4以前に示す如く比較出力が低レベル“0”
となり、これがカウンタ6に入力する。このため、カウ
ンタ6はこの期間にはアップ動作する。零ベクトル期間
判定用の第2の比較器16においては、差信号Vdの絶
対値と三角波電圧Vcとが第5図(A)に示す如く比較
され、第5図(B)の出力が発生する。即ち、三角波電
圧Vcが差信号Vdの絶対値よりも高い期間(tl〜t
2)に高レベル出力“1”を発生し、低い期間(t2〜
t3)には低レベル出力“0”を発生する。t1〜t2
のように零ベクトル期間判定用比較器16の出力ビット
BIOが高レベル“1°であり、正逆転判定用比較器1
4の出力ビットB9が低レベル“0”の時には、ROM
5においてはC84BIOI −(01)に応答して正
転用零ベクトルメモリM2が選択され、t2〜t3のよ
うにC84BIO)−(00)の時には正転PWMパタ
ーンM1が選択される。
また、零ベクトル期間判定用比較器16の出力が高レベ
ル′1″の期間(tl〜t2)では、N。
T回路20の出力が低レベルになり、ANDゲート18
を発振器17のクロックパルスが通過することが阻止さ
れ、カウンタ6がインクリメントされないため、同一ア
ドレスを指定し続ける。一方、零ベクトル期間判定用比
較器16の出力が低レベルの期間(t2〜t3)ではN
OT回路20の出力が高レベルになるため、発振器17
の出力クロックパルスはANDゲート18を通過してカ
ウンタロの入カバスルとなる。これにより、カウンタ6
の9ビットBO−88の値がアップ動作で増大し、メモ
リM1のアドレスが順次に指定される。
しかし、t3時点て零ベクトル期間判定用比較器16の
出力が高レベルになると、カウンタ6のクロック入力が
禁止され、カウンタ6はこの時点のアドレス指定を保持
する。例えば、第2図に示す如くアドレス2でメモリM
1のベクトルv6が読み出されている時に、メモリM2
が選択されると、同一のアドレス2における正転用零ベ
クトルv7(111)が選択される。零ベクトルv7は
零ベクトル期間判定用比較器16の出力が高レベルの間
発生し続け、比較出力が低レベルに戻って再びカウンタ
6にクロックパルスが入力し、カウンタ6の出力が1段
インクリメントされると、正転PWMパターンメモリM
1のアドレス3の電圧ベクトルV2  (010)が選
択される。零ベクトルはVO(000)とV7  (1
11)との2種類から成るが、スイッチ素子A1〜C2
の切換えが少なくてすむ方のベクトルが選択される。カ
ウンタ6が10進数の0〜511に対応する2進数を発
生し終ると、正転PWMパターンの0〜360°の全電
圧ベクトルデータが読み出され、インバータ2から三相
の近似正弦波電圧が発生し、且つモータ1に円軌跡に近
い回転磁界ベクトルが生じる。
この様な制御において、目標回転速度と検出速度との差
が小さくなると、第2の比較器16の出力が高レベルに
なる期間が相対的に長くなり、零ベクトルが選択される
期間が長くなる。
また、ライン11の基準信号のレベルを下げて低速回転
指令状態にすれば、差信号Vdの絶対値のレベルも低下
し、インバータ2の出力周波数fが低下すると共に出力
電圧Vも低下し、モータ1が低速駆動状態になる。
第5図のt4において逆転指令に切り換り、差信号Vd
が負になると、正逆転判定用比較器14の出力が高レベ
ルになり、逆転制御になる。なお、上記PWM制御にお
いて、電圧ベクトルの切り換えが行われる時には、一対
のスイッチ素子A1、A2又はBl 、B2又はCI、
C2間がストレージ等で短絡され、これ等が破壊するお
それがあるので、これを防止するために、ベクトル相互
間に無制御期間を設けることが望ましい。
急速に速度を上げることが要求された時又は負荷が急に
大きくなると、インバータ2の出力電流が第6図(B)
に示すように流れ始める。第6図(B)にはU相の電流
1uのみが示されているが、他の相においても同様に流
れる。この電流は比較的大きなレベルを有し、且つスイ
ッチング素子A1−C2の継続に対応した高周波成分を
有している。インバータ2の出力電流は整流平滑回路2
7で平均化され、ここから第6図(A)に示す電流検出
電圧が得られる。この電流検出電圧はヒステリシス特性
を有する比較器28で基準電圧と比較され、比較器28
からANDゲート2、22.23を制御する信号が第6
図(C)に示すように発生する。比較器28の出力が低
レベルの期間にはANDゲート2、22.23がメモリ
5の出力データの伝送を阻止する。この結果、インバー
タ2のスイッチング素子A1〜C2がオフ状態となり、
インバータ2からの電力供給が中断される。
比較器28はヒステリシス動作するので、電流検出電圧
が基準電圧よりも低くなってもしばらくの開廷レベル出
力を送出し、その後、高レベル出力状態に戻る。このよ
うにモータ1の入力電流を制限すれば、モータ1が過大
トルク状態になることを防ぐことができる。なお、メモ
リ5からの電圧ベクトルの読み出しはインバータ2の動
作中断中も継続されているので、インバータ制御を円滑
に継続させることができる。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) 比例積分回路12を比例回路又は積分回路とし
てもよい。また、この種の定数回路をライン9a側に設
けてもよい。
(2) 速度検出器9の代りに、モータ1の回転数に対
応して得られる温度検出信号、位置検出信号、圧力検出
信号、濃度検出信号等を検出信号とし、これと基準信号
とを比較してもよい。
(3) インバータ2の電流検出を2相又は1相のみで
行うこともできる。
(4) 第1のベクトルデータとして電圧ベクトルデー
タのみを使用しないで、電圧ベクトルデータと零ベクト
ルデータとの組み合せを使用して波形を改善してもよい
。即ちメモリMI SM3の電圧ベクトルの配列の中に
零ベクトルを配置してもよい。
(5) メモリM1〜M4のアドレス数を例えば819
3のように多くして波形を良くしてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、速度又は負荷の急変による過大トルク
の発生を容易に防ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わるモータの制御方式を示
すブロック図、 第2図は第1図のROMの内容の一部を原理的に示す図
、 第3図は電圧ベクトルを示す図、 第4図は回転磁界ベクトルを示す図、 第5図は第1図の各部の状態を示す図である。 1・・・モータ、2・・・インバータ、5・・・ROM
、6・・カウンタ、9・・・速度検出器、10・・・比
較回路、14・・正逆転判定用比較器、16・・・零ベ
クトル期間判定用比較器、21,22.23・・・AN
Dゲート、28・・・電流検出用比較器。 代  理  人   高  野  則  次112図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]制御すべき交流モータに接続されており、所定の
    スイッチングパターンでオン・オフ動作して電圧ベクト
    ルと零ベクトルを発生する複数のスイッチング素子を有
    しているインバータと、所定の順番で前記電圧ベクトル
    又は電圧ベクトルと零ベクトルとの組み合せを得るため
    の前記スイッチのオン・オフパターンを示す第1のベク
    トルデータと前記零ベクトルを得るための前記スイッチ
    ング素子のオン・オフパターンを示す第2のベクトルデ
    ータとが書き込まれているメモリと、前記メモリから読
    み出された前記第1のベクトルデータと前記第2のベク
    トルデータとによって前記スイッチング素子を動作させ
    るためのスイッチング素子制御回路と、 前記モータの目標速度を示す基準信号を発生する基準信
    号発生回路と、 前記基準信号と前記モータの速度を示す検出信号との差
    に対応した差信号を発生する比較回路と、所定周波数の
    三角波を発生する三角波発生回路と、 前記三角波と前記差信号とを比較し、前記三角波を前記
    差信号が横切っている期間に前記メモリから前記第2の
    ベクトルデータを読み出すように前記メモリを制御する
    第2のベクトル期間判定用比較器と、 前記三角波の周波数よりも高い周波数を有してクロック
    パルスを発生するクロック発生器と、前記クロックパル
    スによってインクリメントされて所定の順番で前記メモ
    リから前記第1のベクトルデータ及び前記第2のベクト
    ルデータを読み出すためのアドレスを指定するカウンタ
    と、前記クロック発生器と前記カウンタとの間に接続さ
    れ、且つ前記第2のベクトル期間判定用比較器から得ら
    れる前記第2のベクトルデータを選択することを示す信
    号に応答して前記クロックパルスの通過を阻止するカウ
    ンタ入力制御用ゲートとを備えたモータ制御装置におい
    て、 前記インバータの出力電流を検出する電流検出器と、 前記インバータの出力電流が所定値以上になったことを
    検出する基準電圧を与えるための基準電圧源と、 前記電流検出器から得られた電流検出電圧と前記基準電
    圧とを比較する電流検出用比較器と、前記メモリと前記
    スイッチ制御回路との間に接続され、且つ前記電流検出
    電圧が前記基準電圧よりも大きくなった時に前記電流検
    出用比較器から得られる出力に応答して前記第1のベク
    トルデータ及び前記第2のベクトルデータの伝送を中断
    するゲート回路と、 が設けられていることを特徴とするモータ制御装置。
JP2294176A 1990-10-31 1990-10-31 モータ制御装置 Pending JPH04168991A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2294176A JPH04168991A (ja) 1990-10-31 1990-10-31 モータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2294176A JPH04168991A (ja) 1990-10-31 1990-10-31 モータ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04168991A true JPH04168991A (ja) 1992-06-17

Family

ID=17804297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2294176A Pending JPH04168991A (ja) 1990-10-31 1990-10-31 モータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04168991A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100356260B1 (ko) * 1998-10-01 2002-10-18 가부시끼가이샤 도시바 전동기 제어 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100356260B1 (ko) * 1998-10-01 2002-10-18 가부시끼가이샤 도시바 전동기 제어 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5264775A (en) Pulse width modulation control apparatus and method
JPH0669305B2 (ja) インバータによるモータ制御装置
JP3236983B2 (ja) 電力変換装置
US4720777A (en) Pulse width modulation system for AC motor drive inverters
KR920005442A (ko) 직류모터구동회로
US4488215A (en) Method and apparatus for controlling the load current of a pulsed frequency converter
JPH06284747A (ja) インバータ装置
JPH04168991A (ja) モータ制御装置
JP2903341B2 (ja) モータ制御装置
JP3874290B2 (ja) モータ駆動装置
JPH02214496A (ja) 交流電動機の制御方式
JP2897437B2 (ja) モ−タ制御装置
JP2538616B2 (ja) ブラシレスモ―タの駆動装置
JP2659737B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JP3404230B2 (ja) 三相pwm波形発生装置
JPS61231889A (ja) 電圧形インバ−タの制御方法
JPH04125091A (ja) インバータによるモータ制御方法
JPH05130791A (ja) モ−タ制御方法
JPH08149882A (ja) モータの制御装置
JPS60174070A (ja) 交流インバ−タ回路における搬送波の制御方式
JPH0337394B2 (ja)
KR0146946B1 (ko) 모터의 구동제어방법
JPH04304185A (ja) モ−タ制御方法
JPH0772163A (ja) 交流モ−タの回転速度検出装置
KR19980026773A (ko) 모터 시스템 및 그 동작제어 방법