JPH04166413A - 換気兼用車内冷房装置 - Google Patents

換気兼用車内冷房装置

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JPH04166413A
JPH04166413A JP29248290A JP29248290A JPH04166413A JP H04166413 A JPH04166413 A JP H04166413A JP 29248290 A JP29248290 A JP 29248290A JP 29248290 A JP29248290 A JP 29248290A JP H04166413 A JPH04166413 A JP H04166413A
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ceiling
suction
exhaust
ventilation
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、車室内の換気及び冷房を効果的に行なうこと
ができる換気兼用車内冷房装置に関する。
(従来の技術) 一般に自動車には、車室内を空調する空気調和装置か備
えられており、この空気調和装置によれは外気の状態に
かかわらず車室内を快適空間にすることかできるように
なっている。
ところか、このような空気調和装置にあっても、車内で
喫煙が行なわれた場合には、換気能力の不足によって、
タバコの煙が車室内に充満し、特に喫煙しない乗員か同
乗していた場合には、この乗員か不快感を覚えることに
なる。
そこで従来には、特にこのようなタバコの煙を車外に排
気する目的で、例えば、特開昭60−252019号公
報や特開昭60−252020号公報に開示されている
ように、車内天井部に排気用のダクトを設け、このダク
トに取付けられたブロワによりタバコの煙を強制的に車
外に排気するようにした換気装置かある。
このような換気装置が備えられた自動車では、喫煙が行
なわれても一ト昇するタバコの煙が排気用のダクトから
車外に排気されるので、同乗する乗員には、この煙によ
る不快感を与えないようにすることがきる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、一般的な空気調和装置による車内暖房時には
、温度が高い空気が天井近傍に溜ることにより、乗員が
いわゆるもやっけを感じたり、乗車乗員数か多い場合等
では、車窓の曇りか発生することがあり、車外に対する
視野が阻害されたりすることがある。
又、夏季に屋外で長時間駐車した後の車室内は極めて高
温状態になり、このような車内を車載された空気調和装
置により快適温度まで低下させるまでには、時間がかか
る等の問題かあった。
そのようなもやっけや窓曇りを防止したり、夏季駐車後
の冷房を迅速に行なうには、暖房中に車内の空気を車外
に排気する換気を行なったり、高温の車内空気を一旦排
気してから車内冷房を行なえは、より効果的であること
が明確であることから、従来には、前述したような換気
装置を利用してそのようなもやっけ及び窓曇りの防止や
迅速な冷房を行なわせようとする提案があった。
ところが、このような提案においては、暖房時に天井か
ら排気を行なうことになり、車内フロント部に搭載され
た空気調和装置から吹出された温風か天井に向って流れ
、つまり乗員の頭部に集合することになり、かえっても
やっけを与えたり、車内空気がほぼ天井から排気される
ことになるので、車内の空気の流れが単一的になり、し
かも、足下に吹出される比較的高温の空気も天井に向っ
て流れるので、そのような単一的な流れから外れた空間
に高温の空気が溜ってしまい、その空間の窓に窓曇りが
発生する虞れがあった。
又、車載されている空気調和装置がいわゆるフルオート
エアコンやオートエアコンと呼ばれる空気調和装置であ
る場合に、夏季の長時間駐車後の冷房時には、冷風がイ
ンストルメントパネル中央部のベント吹出口から車内に
吹出すようになっているので、従来の換気装置で換気す
ると、その冷風か直接的に天井から排気されてしまうこ
とになり、特に後部座席近傍の高温の空気が排気されに
くくなる虞れもあった。
さらに、そのような換気が終了した後は、車載された空
気調和装置により車室内を快適温度になるまで冷房する
ことになるので、これにかかる時間は、車載された空気
調和装置の冷房能力により決まってしまい、より迅速に
車内を快適温度にするには、そのような換気装置の他に
補助的な冷房装置等を車載する必要が生じる等の問題も
あった。
さらには、タバコを吸う乗員と吸わない乗員とが隣接し
て同乗し、喫煙か行なわれた場合には、タバコの煙は天
井に向って流れることになるが、車内の空調状態によっ
ては、煙がタバコを吸わない乗員に向って流れてから天
井から排気される虞れがあり、このような場合にタバコ
を吸わない乗員に煙たい等の不快感を与える虞れもあっ
た。
本発明は、このような従来の問題点を解決するために成
されたものであり、車内の換気及び冷房を効果的に行な
いつつ個々の乗員に対する快適性の向上を図ることかで
きる換気兼用車内冷房装置を提供することを目的とする
[発明の構成] (課題を解決するだめの手段) 前記目的を達成するために本発明は、乗員の乗車位置に
応じて車室内に複数設定された設定空間に対応させて内
部に複数の空調室を有し、該夫々の空調室に対応させて
天井吸入吹出口と吸入口とを夫々形成して成るケース内
の夫々の空調室に、吸入口から流入する空気を天井吸入
吹出口に導入させる導入通路と、導入通路をバイパスす
るバイパス通路とを夫々形成し、夫々の導入通路の出口
に位置するケースに、導入通路を通過した空気を、排気
する排気口を夫々形成し、夫々の導入通路内に、導入通
路の入口の空気を出口に送出する送出手段と、該送出手
段により送出される空気を冷却する冷却手段とを夫々設
け、導入通路の出口から流出する空気を排気口に導入さ
せつつ天井吸入吹出口から流入する空気をバイパス通路
に導入させる排気位置、或いは、排気口を閉鎖しつつ導
入通路の出口から流出した空気を天井吸入吹出口に導入
させる天井吹出位置のいずれかの位置に移動する吹出選
択ドアを夫々の空調室に設け、バイパス通路の人口を閉
鎖しつつ吸入口から流入する空気を導入通路に導入させ
る足下吸入位置、吸入口を閉鎖しつつバイパス通路を通
過した空気を導入通路に導入させる天井吸入位置、或い
は、バイパス通路の入口及び吸入口を共に開放する足下
天井吸入位置のいずれかの位置に移動する吸入選択ドア
を夫々の空調室に設け、設定空間の天井部近傍の空気を
吸入する天井口が形成された天井ダクトを夫々の天井吸
入吹出口に取付け、乗車位置の足下に位置して足下口が
形成された足下ダクトを夫々の吸入口に取付け、車内空
気を車外に排出する車体排気口に接続された排気ダクト
を夫々の排気口に取付けて成る。
(作用) 上記のように構成された本発明は、以下のように作用す
る。
例えば、吹出選択ドア、吸入選択ドア、送出手段及び冷
却手段を制御する制御手段を設けることによって、この
制御手段により、吹出選択ドアを排気位置に、吸入選択
ドアを天井吸入位置に夫々移動し、送出手段を作動させ
ると、設定空間の天井近傍の空気は、天井ロー天井タ゛
クトー天井吸入吹出ローバイパス通路出ローバイパス通
路人ロー導入通路人ロー導入通路出ロー排気ロー車体排
気口を経由して車外に排気される。
又、設定空間の乗員の足下の空気は、足下ロー足下ダク
ト−吸入ロー導入通路人ロー導入通路出ロー排気ロー車
体排気口を経由して車外に排気される。
つまり、車内の空気を天井口及び足下口から吸入し、車
外に排気する換気を行なうことができる。
次に、前記制御手段により吹出選択ドアを天井吹出位置
に、吸入選択ドアを足下吸入位置に夫々移動させ、送出
手段及び冷却手段を作動させれば、設定空間の空気は、
足下ロー足下ダクト→吸入口を経由して導入通路内に進
入し、冷却手段により冷却された後に、天井吸入吹出ロ
ー天井ダクト→天井口を経由して設定空間内に戻ること
になる。
つまり、足下口から吸入した設定空間の空気を冷却し、
これを天井口からその設定空間に吹出す冷房を行なうこ
とができる。
さらに、例えばタバコの煙を検出する煙検出手段を夫々
の設定空間に対応させて車内に取付けておき、この煙検
出手段がタバコの煙を検出した場合に、前記制御手段が
吹出選択ドアを排気位置に、吸入選択ドアを天井吸入位
置に夫々移動し、送出手段を作動させるようにすれば、
タバコの煙は、天井ロー天井ダクト−天井吸入吹出ロー
バイパス通路比ローバイパス通路人ロー導入通路人ロー
導入通路出ロー排気ロー車体排気口を経由して車外に排
気されることになる。
つまり、タバコの煙は、夫々の設定空間において天井口
から車外に排気されることになる。
このように、夫々の設定空間に対して、空気を天井口及
び足下口から吸入して車外に排気する換気機能と、足下
口から吸入した空気を冷却して天井口から吹出す冷房機
能と、天井口から吸入したタバコの煙を車外に排気する
煙排気機能とを備えることになるので、つまり夫々の設
定空間について個々に換気機能、冷房機能、煙排気機能
を備えることになるので、例えは暖房時に上記換気を行
なえは、夫々の設定空間において、車内フロント部に搭
載された空気調和装置から吹出された温風か天井と乗員
の足下とに向って流れ、乗員の頭部に集合するようなこ
とかないので、暖房時の乗員のもやっけを効果的に防止
できるようになる。
又、夫々の設定空間の空気が天井と足下とから排気され
ることになるので、車内の空気の流れが単一的でなくな
り、しかも、フロントの空調装置により足下に吹出され
る比較的高温の空気が足下口から排気されることになる
ので、高温の空気が車内の一部に溜るようなことがなく
なり、窓曇りの防止を効果的に行うことかできるように
なる。
さらに、夏季に長時間駐車した直後等、車内か高温状態
である場合に上記換気を行なえば、車内空気は、夫々の
天井口と足下口とから排気されることになるので、効果
的に高温の車内空気を排気することができる。
又、そのような換気終了後においては、フロントの空調
装置と同時に冷房を行なうことによって、より迅速に車
内を快適温度にすることができる。
さらには、このように夫々の設定空間について個々に換
気、冷房、煙排気を行なえるので、タバコを吸う乗員と
吸わない乗員とが隣接して同乗し、例えば冷房中に喫煙
が行なわれても、タバコを吸わない乗員が乗車する設定
空間を設定しておけば、この設定空間では天井口から冷
風か送出され、喫煙している乗員の設定空間では煙か天
井口から排気されるので、空気の流れがタバコを吸わな
い乗員の設定空間のから喫煙している乗員に向うことに
なり、煙がタバコを吸わない乗員に向って流れれる虞れ
がなく、タバコを吸わない乗員に煙たい等の不快感を与
えるようなことがなくなる。
(実施例) 以下に、本発明に係る換気兼用車内冷房装置を図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る換気兼用車内冷房装置の概略構
成図であり、第2図は、第1図に示す換気冷房ユニット
が車載された状態を示す図である。
又、第3図〜第9図は、その換気兼用車内冷房ユニット
の動作の様子を示す図であり、第10図〜第16図は、
その換気兼用車内冷房装置の動作フローチャートである
第1図に示すように、本発明に係る換気兼用車内冷房装
置は、主に、車内の換気及び冷房を行なう構造に構成さ
れた換気冷房ユニット1と、これを制御する主制御装置
2とにより構成されており、換気冷房ユニット1は、従
来のいわゆるフルオートエアコンと呼はれる空気調和装
置(以下にフロントエアコンという。)かフロント部に
搭載された車両のリヤ部に搭載され、そのフロントエア
コンの冷房能力をより強力にするものである。
図示するように、換気冷房ユニット1には、予め設定さ
れている車内の設定空間に対応した空調室3.4が形成
されている。
設定空間は、車内の乗員の乗車位置に合せて予め設定さ
れた空間であり、具体的にはここでは、車内の運転席側
の空間(以下にD設定空間という。
)及び助手席側の空間(以下にA設定空間という。
)である。
そして、換気冷房ユニット1には、D設定空間対応した
空調室(以下にD空調室という。)3と、A設定空間に
対応した空調室(以下にA空調室という。)4とか形成
されている。
換気冷房ユニット1は、図示するように夫々の空調室3
.4が形成されたケース5の内部に、吹出選択ドア6.
7、吸入選択ドア8,9、前記送出手段としてのファン
装置10、前記冷却手段としてのりャエバポレータ11
並びに空気清浄装置12.13を収容して構成されてい
る。
ケース5には、夫々の空調室3,4に対応させて天井吸
入吹出口14,15、前記吸入口としての足下口16.
17、リャパーセルロ18.19並ひに排気口20.2
1が形成されており、第2図に示すように、天井吸入吹
出口14.15には車体30に設けられた天井ダクト2
2.2’3が、足下口16.17には足下ダクト24.
25が、リヤバーセル口18.19にはりャパーセルダ
クト26,27が、排気口20.21には排気ダクト2
8,29か夫々取り付けられている。
夫々の天井ダクト22.23は、図示するように、対応
する設定空間の天井部31.32まで伸延しており、端
部は夫々の設定空間の天井部31゜32を覆うように偏
毛な形状になっている。
そして、夫々の端部には、複数の天井口33゜34が形
成されており、これらの天井口33.34から天井部3
1.32の空気を吸入したり、換気冷房ユニット1から
送出された空気をこれらの天井口33.34から夫々の
設定空間に吹出すようになっている。
又、足下タフ)24.25は、夫々の設定空間の後部座
席35の乗員の足下の位置まで伸延しており、夫々の端
部には、後部座席35の下部、つまり乗員の足下の空気
を吸入する足下口36,37が形成されている。
さらに、リヤパーセルダクト26.27の端部は、車体
30のリヤパーセル38に形成され、後部座席35の上
部の車内空気を吸入するりャパーセルロ39.40に接
続されている。
又、排気ダクト28.29は、端部が車体30のトラン
クルームに侵入しており、トランクルームを介して車体
30に形成された図示省略する車体排気口に接続されて
いる。
このように夫々のダクトが取付けられた換気冷房ユニッ
ト1の夫々の空調室3.4には、第1図に示すように、
足下口16.17及びリヤパーセル口18,19から流
入する空気を天井吸入吹出口14.15に導入する導入
通路50.51と、導入通路5o、51をバイパスする
バイパス通路52.53とが夫々設けられている。
導入通路50.51内には、導入通路50,51の入口
から出口に空気を送出させるファン装置10のファン5
4.55と、これらのファン54゜55により送出され
る空気を冷却するりャエバポレータ11か備えられてい
る。
夫々のファン54.55は、1つのファンモータ56に
より同時に駆動されるようになっており、コンパクト化
及び部品点数の低減が図られている。
このファンモータ56は、従来のいわゆるフルオートエ
アコン等の自動車用空気調和装置のファンモータを制御
する制御装置と同様のファン制御装置57を介して主制
御装置2により駆動制御されるようになっており、ファ
ン54.55を駆動することにより夫々の導入通路50
.51の入口の空気を出口に送出するようになっている
又、夫々の導入通路50.51内には、ファン54.5
5の後流に位置してリヤエバポレータ11が共用して取
付けられており、このリヤエバポレータ11は、フロン
トエアコンのエバポレータに並列接続されている。
リヤエバポレータ11の人口側の冷媒管には、電磁弁5
8が取付けられており、この電磁弁58は、いわゆるエ
バポレータの凍結防止装置である電子サーモ59の動作
に応じて作動し、リヤエバポレータ11内への冷媒の供
給、供給停止を行なうようになっている。
電子サーモ59は、主制御装置2に接続されており、主
制御装置2により作動、作動停止するようになっている
。つまり、主制御装置2が電子サーモ59を作動させる
ことによって、電磁弁58がONしてリヤエバポレータ
11に冷媒が供給され、導入通路50.51内において
ファン54゜55により送出された空気を冷却すること
ができるようになっている。尚、導入通路50.51内
においてファン54.55が送出する空気を冷却するも
のは、上記リヤエバポレータ11に限らず、例えばいわ
ゆる電子冷却素子等を使用しても良いのはもちろんであ
る。
さらに、導入通路50.51の入口には、空気清浄装置
12.13のフィルタ60.61が備えられている。
これらのフィルタ60.61は、いわゆる静電フィルタ
、活性炭フィルタにより構成されており、主制御装置2
により作動、作動停止する空気清浄制御装置62.63
からの通電により通過する空気を清浄することができる
ようになっている。尚、これらのフィルタ60.61の
取付は位置は、夫々の導入通路50.51に限らず、例
えば、天井吸入吹出口14.15でも良い。
そして、換気冷房ユニット1のケース5には、導入通路
50.51の出口に位置して吹出選択ドア6.7か取付
けられている。
吹出選択ドア6.7は、図示するように、導入通路50
.51の出口から流出する空気を排気口20.21に導
入させると同時に天井吸入吹出口14.15から流入す
る空気をバイパス通路52゜53に導入させる排気位置
Aと、排気口20,21を閉鎖して導入通路50.51
の出口から流出する空気を天井吸入吹出口14.15に
導入させる天井吹出位置Bとに移動自在にケース5に取
り付けられており、主制御装置2が動作制御するモータ
アクチュエータ64.65により駆動されるようになっ
ている。
これにより、ファン54.55により導入通路50.5
1の出口から送出された空気は、吹出選択ドア6.7が
排気位置Aに移動すると、排気口20.21に導入され
て排気ダクト28,29、トランクルーム及び車体排気
口を通り車外に排気される一方、吹出選択ドア6.7が
天井吹出位置Bに移動すると、天井吸入吹出口14.1
5に導入され、天井タフ1−22.23及び天井口33
゜34を通り、夫々の設定空間内に吹出されるようにな
っている。
又、換気冷房ユニット1のケース5には、足下口16.
17及びリヤパーセル口18.19の内側に位置して吸
入選択ドア8,9が取付けられている。
吸入選択ドア8,9は、図示するように、バイパス通路
52.53の入口を閉鎖する足下吸入位置Cと、足下口
16.17及びリヤパーセル口18.19を閉鎖する天
井吸入位置りと、バイパス通路52.53の入口、足下
口16.17及びリヤパーセル口18.19を共に開放
する足下天井吸入位置Eとに移動自在にケース5に取り
付けられており、主制御装置2が動作制御するモータア
クチュエータ66.67により駆動されるようになって
いる。
これにより、吸入選択ドア8,9が足下吸入位置Cに移
動すると、足下口16.17及びリヤパーセル口18.
19が開放され、夫々の設定空間における乗員の足下の
車内空気及びリヤパーセル38近傍の車内空気か、夫々
のダクト24,25゜26.27を通り、導入通路50
.51に導入されるようになっている。
又、吸入選択ドア8.9か天井吸入位置りに移動すると
、バイパス通路52.53の入口が開放されるのて、吹
出選択ドア6.7が排気位置Aに移動していることを条
件に、夫々の設定空間の天井部31.32近傍の車内空
気が、天井口33゜34及び天井ダクト22.23を通
り、さらに天井吸入吹出口14.15からバイパス通路
52゜53を通り導入通路50.51に導入されるよう
になっている。
さらに、吸入選択ドア8,9か足下天井吸入位置Eに移
動すると、足下口16.17、リヤパーセル口18.1
9及びバイパス通路52.53の入口か共に開放され、
夫々の設定空間における乗員の足下及びリヤパーセル3
8近傍並びに天井部31.32近傍の車内空気が夫々の
ダクト22〜27を通り、導入通路50.51に導入さ
れるようになっている。
したがって、この換気冷房ユニット1は、第3図に示す
ように、吸入選択ドア8,9が足下天井吸入位置Eに、
吹出選択ドア6.7が排気位置Aに夫々移動すると、フ
ァン54.55が作動することによって、第4図の暖房
時及び冷房時の■に示すように、天井口3B、34、足
下口36,37及びリヤパーセル口39.40から吸入
した設定空間の空気を車外に排気する換気モードを形成
するようになっている。
又、第5図に示すように吸入選択ドア8,9か足下吸入
位置Cに、吹出選択ドア6.7が天井吹出位置Bに夫々
移動すると、ファン54.55の作動により第4図に示
す冷房時の■に示すように、足下口36.37及びリヤ
パーセル口39.40から吸入した夫々の設定空間の空
気を天井口33゜34から夫々の設定空間に吹出す冷房
モードを形成するようになっている。
さらに、第6図に示すように吸入選択ドア8゜9が天井
吸入位置りに、吹出選択ドア6.7が排気位置Aに移動
すると、第4図の喫煙時に示すように、ファン54.5
5の作動より天井口33゜34から吸入した夫々の設定
空間の空気を車外に排気する煙排気モードを形成するよ
うになっている。つまり例えは、喫煙により発生したタ
バコの煙を天井口33.34から吸入してこれを車外に
排気することかできるようになっている。
又、この換気冷房ユニット1は、夫々の空調室3.4に
おいて吹出選択ドア6.7及び吸入選択ドア8,9が夫
々独立して作動するようになっているので、夫々の空調
室3.4において上記換気モード、冷房モード及び煙排
気モードを独立して設定できるようになっている。つま
り、この換気冷房ユニット1では、第7図に示すように
、一方の空調室を冷房モードに、他方の空調室を煙排気
モードに夫々設定し、例えば第8図(第8図は、車体3
0を後方から見た図である。)に示すように、D設定空
間では天井口33から冷風を吹出させる冷房を行ないつ
つ、A設定空間では天井口34からタバコの煙を排気す
るようにモードを設定したり、第9図に示すように、一
方の空調室を換気モードに、他方の空調室を煙排気モー
ドに夫々設定したりすることかできるようになっている
そして、このように構成された換気冷房ユニット1は、
第1図に示すように主制御装置2によって動作を制御さ
れるようになっている。
この主制御装置2は、いわゆるマイクロコンピュータ等
により構成された制御装置であり、これには図示するよ
うに、フロントエアコン制御装置70、フロントファン
制御装置71、煙検出装置72.73及び操作スイッチ
ユニット74が接続されている。
フロントエアコン制御装置70は、フロントエアコンを
総括的に制御する制御装置であり、このフロントエアコ
ンを制御するために算出したいわゆる目標吹出温度を主
制御装置2に出力するようになっている。つまり、主制
御装置2は、その目標吹出温度を入力することによって
、車室内の空調状態が冷房状態であるか、暖房状態であ
るかを認識することかできるようになっている。
又、フロントファン制御装置71は、フロントエアコン
に備えられているファンを駆動するファンモータの印加
゛電圧を制御する装置であり、ファンモータに印加した
印加電圧を主制御装置2に出力するようになっている。
つまり、主制御装置2は、その印加電圧を人力すること
によって、フロントエアコンが作動しているか否か、並
ひに、その送風量を認識することができるようになって
いる。尚、本実施例では、フロントエアコンのファンの
回転数は、大、中、小の3段階に調節されるようになっ
ている。
さらに、煙検出装置72.73は、夫々の設定空間の天
井部31.32に取付けられており、夫々の設定空間の
空気の汚れ、特にタバコの煙を検知するものである。
煙検出装置72.73は、近年一般に市販されているも
のであり、いわゆる光センサ或いはガスセンサ等のセン
サ部と、このセンサ部によって検知した空気の汚れの度
合に基づいて、換気が必要であるか否かを判断する処理
部とによって構成されている。そして、この処理部から
は、換気が必要であると判断した場合に出力される換気
信号と、空気の汚れ具合に応じてその程度を表す汚れ信
号、具体的には、車内の汚れ具合に応じて3種類(汚れ
大、汚れ中、汚れ小)の汚れ信号とが主制御装置2に出
力されるようになっている。
さらに、主制御装置2には、換気冷房ユニット1の運転
モードを設定する操作スイッチユニット74か接続され
ている。
主制御装置2は、フロントエアコンによる車室内空調状
態に応じて換気冷房ユニット1を自動的に運転する自動
運転と、夫々の設定空間に対して換気冷房ユニット1が
行なう空調を同一にしつつ自動運転する連動運転と、夫
々の設定空間に対して換気冷房ユニット1が行なう空調
を手動で設定された通りに行なう手動運転とを行なうよ
うになっており、操作スイッチユニット74には、その
自動運転に設定するオートスイッチ80、連動運転に設
定する連動スイッチ81、手動運転に設定する手動スイ
ッチ82並ひに運転を停止させる停止スイッチ83か備
えられている。
又、手動運転が設定された場合には、夫々の空調室3.
4のモードを設定する必要かあるので、操作スイッチユ
ニット74には、その場合にD空調室3を指定するDR
スイッチ84、A空調室4を指定するARスイッチ85
、これらの空調室に対して設定するモードを選択するモ
ード選択スイッチ86、並びに、換気冷房ユニット1の
送風量を設定する増加スイッチ87、減少スイッチ88
からなるファンスイッチが備えられている。
さらに、主制御装置2は、夫々の空気清浄装置12.1
3を乗員の好みに応じて任意に作動させるようになって
おり、操作スイッチユニット74には、乗員が空気清浄
装置12を作動させる場合にONするDPスイッチ89
並びに空気清浄装置13を作動させる際にONするA 
Pスイッチ90が備えられている。
さらには、操作スイッチユニット74には、これらのス
イッチに対応して換気冷房ユニット1の動作状態を図示
するように表示する表示装置91が備えられており、乗
員は、設定した運転モードに応じた換気冷房ユニット1
の動作状態を認識することができるようになっている。
そして、主制御装置2は、これらのスイッチのON、O
FF状態、フロントエアコン制御装置70が出力する目
標吹出温度、フロントファン制御装置71が出力する印
加電圧、夫々の煙検出装置72.73か出力する換気信
号並びに汚れ信号に基づいて、以下のように換気冷房ユ
ニット1の動作制御を行なうようになっている。
ます、主制御装置2は、第10図に示すフローチャート
に基づいて、運転モードを設定する。
主制御装置2は、オートスイッチ80がONされたか否
か判断しくステップ1) 、ONされている場合には、
換気冷房ユニット1を自動運転させる(ステップ2)。
一方、主制御装置2は、オートスイッチ80がONされ
ていない場合には、連動スイッチ81がONされている
か否か判断しくステップ3)、これかONされている場
合には、換気冷房ユニット1を連動運転させる(ステッ
プ4)。
さらに、主制御装置2は、連動スイッチ81もONされ
ていない場合には、マニュアルスイッチ82がONされ
ているか否かを判断しくステップ5)、これがONされ
ている場合には、換気冷房ユニット1を手動運転させ(
ステップ6)、いずれのスイッチもONされていない場
合には、ステップ1に戻り、いずれかのスイッチかON
されるまで待機する。
そして、主制御装置2は、いずれかのスイッチがONさ
れ、いずれかの運転が開始すると、OFFスイッチ83
がONされるまで設定された運転モードの動作を実行し
、OFFスイッチ83がONされると、ファン装置10
、電子サーモ59、空気清浄装置12.13の作動を停
止させ、夫々の空調室3.4のモードを換気モードに設
定して処理を終了する(ステップ7)。
次に、ステップ2において主制御装置2が行なう自動運
転の動作を第11図に基づいて説明する。
主制御装置2は、オートスイッチ80がONされ、自動
運転が指定されると、OFFスイッチ83かONされた
か否か、フロントファン制御装置71から出力される印
加電圧VFがOv、つまり、フロントエアコンの作動が
停止しているか否かを判断しくステップ10.11)、
OFFスイッチ83がONしている場合又は印加電圧V
FかOVの場合は、前記ステップ7に進み自動運転を終
了する。
一方、主制御装置2は、OFFスイッチ83かONされ
ず、人力した印加電圧VFか0■より高く、フロントエ
アコンが作動していると判断した場合には、フロントエ
アコン制御装置70か出力する目標吹出温度TOを人力
する(ステップ12)そして、主制御装置2は、入力し
た目標吹出温度TOが一10°Cよりも低いか否か判断
しくステップ13)、低い場合、つまり夏季に長時間駐
車後のように車室内か極めて高温であり、フロントエア
コン制御装置70が最大冷房を必要と判断した場合には
、夫々のアクチュエータ64〜67を作動させて夫々の
空調室3,4のモードを換気モードに設定し、さらに、
ファン制御装置57を介してファン54.55を最大回
転数で回転させる強制換気を行なう(ステップ14)。
つまり、夏季に長時間駐車した後に自動運転が設定され
ると、極めて高温の夫々の設定空間の空気は、第4図の
冷房時の■に示すように、夫々の天井口33,34、足
下口36.37及びリヤパーセル口3つ。
40から換気冷房ユニット1内部に吸入されて車外に排
気される。
一方、主制御装置2は、入力した目標吹出温度TOが一
10°Cよりも低くない場合には、D空調室3、A空調
室4の順に夫々の空調室3,4のモードを設定しくステ
ップ15.16)、さらに、ファン制御装置57かファ
ンモータ56に印加する印加電圧を設定して換気冷房ユ
ニット1の送風量を設定する(ステップ17)。
上記夫々の空調室3.4のモードの設定は、第12図及
び第13図に示すフローチャートに従って行なわれ、送
風量の設定は、第14図に示すフローチャートに従って
行なわれる。
まず、第12図に示すように、主制御装置2は、煙検出
装置72から換気信号か出力されているか否かを判断し
くステップ20)、換気信号か出力されていた場合には
、アクチュエータ64.66を作動させ、吹出選択ドア
6を排気位置Aに、吸入選択ドア8を天井吸入位置りに
移動させ、D空調室3のモードを煙排気モードに設定す
る(ステップ21)。
次に主制御装置2は、同時に煙検出装置72から出力さ
れる汚れ信号“に応じて送風量を選択し、これを記憶す
る。主制御装置2は、煙検出装置72から汚れ大信号が
出力された場合には送風量を最大量に、汚れ小信号か出
力された場合には送風量をその最大量よりも所定量少な
い中音に、汚れ大信号も汚れ小信号も出力されていない
場合、つまり汚れ小信号か出力された場合には送風量を
その中量よりも所定量少ない小量にすることを記憶する
。具体的には、主制御装置2は、煙検出装置72から汚
れ大信号が出力された場合にはファンモータ56に印加
する印加電圧VDをファンモータの最大印加電圧である
12Vに、汚れ小信号が出力された場合にはVDを8V
に、汚れ小信号が出力されていない場合にはVDを5■
に設定し、これを記憶し、ステップ16に進む(ステッ
プ22〜26)。つまり、第4図の喫煙時に示すように
、D設定空間内において喫煙か行なわれると、主制御装
置2は、喫煙による車内の汚れ具合(タバコの煙の量)
に応じて送風量を設定し、タバコの煙を天井口33から
吸入して車外に排気させる煙排気を優先的に行なう。
一方、主制御装置2は、ステップ20において、換気信
号が出力されていない場合には、ステップ12において
人力した目標吹出温度TOが27℃以下であるか否か、
つまり、車内の空調状態が冷房状態であるか暖房状態で
あるかを判断する(ステップ27)。
これにより、主制御装置2は、目標吹出温度TOが27
°C以下である場合、つまり車室内が冷房状態にある場
合には、アクチュエータ64.66を作動させ、吹出選
択ドア6を天井吹出位置Bに、吸入選択ドア8を足下吸
入位置Cに夫々移動させ、D空調室3のモードを冷房モ
ードに設定する。さらに電子サーモ59も作動させてリ
ャエノくポジータ11を作動させる(ステップ28)。
又、主制御装置2は、操作スイ・ンチュニ・ソト74の
DPスイッチ89のON、OFF状悪に応じて、空気清
浄装置12を作動させるか作動させないかの選択を行な
う(ステップ29.30)。
さらに、主制御装置2は、フロントエアコンの送風量に
換気冷房ユニット1の送風量を同調させるために、フロ
ントファン制御装置71が出力する印加電圧VFと同一
の電圧をファンモータ56に印加させることを記憶する
。つまり、ファンモータ56に印加する印加電圧VDを
VFに設定し、これを記憶し、ステップ16に進む(ス
テップ31)。これにより、第4図の■に示すように、
前記強制換気を行なったりして、車内温度が外気温程度
の温度になり、目標吹出温度Toが一10℃以上27°
C以下になった冷房時においては、D設定空間内の空気
は、足下口36及びリヤパーセル口39からD空調室3
に吸入され、リヤエバポレータ11により冷却され、さ
らに空気清浄装置12が作動している場合にはこれによ
り清浄されて、クリーンな冷風となり、天井口33から
D設定空間内に吹出されることになる。
一方、主制御装置2は、ステップ27において、目標吹
出温度TOか27℃以下でなかった場合には、車内が暖
房状態にあると判断し、アクチュエータ64.66を作
動させ、吹出選択ドア6を排気位置Aに、吸入選択ドア
8を足下天井吸入位置Eに夫々移動させ、D空調室3の
モードを換気モードに設定する(ステップ32)。
又、主制御装置2は、送風量を小にするためにファンモ
ータ56に印加する印加電圧VDを5■に設定してこれ
を記憶し、ステップ16に進む(ステップ33)。これ
により、目標吹出温度TOが27℃よりも高温である暖
房時には、第4図の暖房時に示すように、D設定空間内
の空気を少量づつ天井口33、足下口36及びリヤパー
セル口39から吸入し、車外に排気させる暖房換気を行
なうことになる。
次に、主制御装置2は、F記と同様にA空調室4につい
てもモードを設定する。
ます、第13図に示すように、主制御装置2は、煙検出
装置73から換気信号が出力されているか否かを判断し
くステップ40)、換気信号が出力されていた場合には
、アクチュエータ65. 67を作動させ、吹出選択ド
ア7を排気位置Aに、吸入選択ドア9を天井吸入位置り
に移動させ、A空調室4のモードを煙排気モードに設定
する(ステップ41)。
次に主制御装置2は、同時に煙検出装置73から出力さ
れる汚れ信号に応じて送風量を選択し、これを記憶する
。D空調室モードの設定と同様に、主制御装置2は、煙
検出装置73から汚れ大信号か出力された場合にはファ
ンモータ56に印加する印加電圧VAをファンモータの
最大印加電圧である12Vに、汚れ生信号が出力された
場合にはVAを8vに、汚れ生信号が出力されていない
場合にはVAを5Vに設定し、これを記憶し、ステップ
16に進む(ステップ42〜46)。つまり、第4図の
喫煙時に示すように、A設定空間内において喫煙が行な
われると、主制御装置2は、喫煙による車内の汚れ具合
(タバコの煙の量)に応じて送風量を設定し、タバコの
煙を天井口34から吸入して車外に排気させる煙排気を
優先的に行なう。
一方、主制御装置2は、ステップ40において、換気信
号が出力されていない場合には、ステップ12において
入力した目標吹出温度TOが278C以下であるか否か
、つまり、車内の空調状態が冷房状態であるか暖房状態
であるかを判断する(ステップ47)。
これにより、主制御装置2は、目標吹出温度TOか27
℃以下である場合、つまり車室内が冷房状態にある場合
には、アクチュエータ65,6.7を作動させ、吹出選
択ドア7を天井吹出位置Bに、吸入選択ドア9を足下吸
入位置Cに夫々移動させ、A空調室4のモードを冷房モ
ードに設定する。さらに電子サーモ59も作動させてリ
ャエバポレ−タ11を作動させる(ステップ48)。
又、主制御装置2は、操作スイッチユニット74のAP
スイッチ90のON、OFF状態に応じて、空気清浄装
置13を作動させるか作動させないかの選択を行なう(
ステップ49.50)。
さらに、主制御装置2は、フロントエアコンの送風量に
換気冷房ユニット1の送風量を同調させるために、フロ
ントファン制御装置71が出力する印加電圧VFと同一
の電圧をファンモータ56に印加させることを記憶する
。つまり、ファンモータ56に印加する印加電圧VAを
VFに設定し、これを記憶し、ステップ16に進む(ス
テップ51)。これにより、第4図の■に示すように、
前記強制換気を行なったりして、車内温度が外気温程度
の温度になり、目標吹出温度TOが一10℃以上27℃
以下になった冷房時においては、A設定空間内の空気は
、足下口37及びリヤパーセル口40からA空調室4に
吸入され、リヤエバポレータ11により冷却され、さら
に空気清浄装置13が作動している場合にはこれにより
清浄されて、クリーンな冷風となり、天井口34からA
設定空間内に吹出されることになる。
一方、主制御装置2は、ステップ47において、目標吹
出温度TOか27℃以下でなかった場合には、車内が暖
房状態にあると判断し、アクチュエータ65.67を作
動させ、吹出選択ドア7を排気位置Aに、吸入選択ドア
9を足下天井吸入位置Eに夫々移動させ、A空調室4の
モードを換気モードに設定する(ステップ52)。
又、主制御装置2は、送風量を小にするためにファンモ
ータ56に印加する印加電圧VAを5Vに設定してこれ
を記憶し、ステップ16に進む(ステップ53)。これ
により、目標吹出温度TOが27°Cよりも高温である
暖房時には、第4図の暖房時に示すように、A設定空間
内の空気を少量づつ天井口34、足下口37及びリヤパ
ーセル口40から吸入し、車外に排気させる暖房換気を
行なうことになる。
そして、上記のように夫々の空調室3,4のモードか設
定されると、主制御装置2は、第14図に示すフローチ
ャートに従って換気冷房ユニット1の送風量を設定する
主制御装置2は、ステップ20〜33において記憶した
VDと、ステップ40〜53において記憶したVAとを
比較しくステップ60)、いずれか高い値(同一である
場合には、VD)をファンモータ56への印加電圧Vに
設定する(ステップ61.62)。
そして、主制御装置2は、ファン制御装置57からこの
印加電圧Vをファンモータ56に印加させ、ファン54
.55を作動させる(ステップ63)。
次に、ステップ3において操作スイッチユニット74の
連動スイッチ81がONされ、連動運転が設定された場
合の換気冷房ユニット1の動作を第15図に基づいて説
明する。
まず、主制御装置2は、連動スイッチ81がONされ、
連動運転が指定されると、OFFスイッチ83がONさ
れたか否か、フロントファン制御装置71から出力され
る印加電圧VFがOvlっまり、フロントエアコンが作
動停止しているか否かを判断しくステップ70.71)
 、OFFスイッチ83がONしている場合又は印加電
圧VFがOvの場合は、前記ステップ7に進み連動運転
を終了する。
一方、主制御装置2は、OFFスイッチ83がONされ
ず、入力した印加電圧VFがOVより高く、フロントエ
アコンか作動していると判断した場合には、フロントエ
アコン制御装置70が出力する目標吹出温度TOを入力
する(ステップ72)そして、主制御装置2は、入力し
た目標吹出温度TOか一10℃よりも低いか否か判断し
くステップ73)、低い場合、つまり夏季の長時間駐車
直後のように車室内が極めて高温であり、フロントエア
コン制御装置70が最大冷房を必要と判断した場合には
、ステップ14と同様に前記強制換気を行なう(ステッ
プ74)。
一方、主制御装置2は、入力した目標吹出温度TOか一
10℃よりも低くない場合には、煙検出装置72. 7
3のいずれから換気信号が出力されているか否かを゛ト
11断しくステップ75)、いずれかの換気信号か出力
されていた場合には、アクチュエータ64〜67を作動
させ、夫々の吹出選択ドア6.7を排気位置Aに、夫々
の吸入選択ドア8.9を天井吸入位置りに移動させ、夫
々の空調室3.4のモードを煙排気モードに設定する(
ステップ76)。
そして、主制御装置2は、換気信号を出力したいずれか
の煙検出装置72.73から出力される汚れ信号に応じ
て送風量を選択し、これを記憶する。具体的には、主制
御装置2は、いずれかの汚れ大信号か出力された場合に
はファンモータ56に印加する印加電圧Vをファンモー
タ56の最大印加電圧である12Vに、いずれの汚れ大
信号も出力されず、いずれかの汚れ中信号が出力された
場合にはVを8Vに、さらに、いずれの汚れ大信号も汚
れ中信号も出力されていない場合にはVを5Vに設定し
、ファン制御装置57からこの印加電圧Vをファンモー
タ56に印加させ、ファン54.55を作動させる(ス
テップ77〜81)。
つまり、連動運転の場合に、いずれかの設定空間内にお
いて喫煙が行なわれると、主制御装置2は、喫煙による
車内の汚れ具合(タバコの煙の量)に応じてファン54
.55の送風量を調節し、タバコの煙を夫々の天井口3
3.34から吸入して車外に排気させる煙排気を優先的
に行なう。
一方、主制御装置2は、ステップ75において、いずれ
の換気信号も出力されていない場合には、ステップ72
において入力した目標吹出温度TOか27℃以下である
か否か、つまり、車内の空調状態が冷房状態にあるか暖
房状態であるかを判断する(ステップ82)。
これにより、主制御装置2は、目標吹出温度TOが27
℃以下である場合には、車室内か冷房状態にあると判断
し、アクチュエータ64〜67を作動させ、夫々の吹出
選択ドア6.7を天井吹出位置Bに、夫々の吸入選択ド
ア8,9を足下吸入位置Cに夫々移動させ、夫々の空調
室3.4のモードを冷房モードに設定すると共に、電子
サーモ59を作動させ、リヤエバポレータ11を作動さ
せる(ステップ83)。
又、主制御装置2は、操作スイッチユニット74のDP
スイッチ89及びAPスイッチ90のON、OFF状態
に応して空気清浄装置12.13の作動、不作動の選択
を行なう(ステップ84〜87)。
サラに、主制御装置2は、フロントエアコンの送風量に
換気冷房ユニット1の送風量を同調させるために、フロ
ントファン制御装置71が出力する印加電圧VFと同一
の電圧をファン制御装置57によりファンモータ56に
印加させ、ファン54.55を作動させる(ステップ8
8)。これにより、前記強制排気を行なったりして、車
内温度が外気温程度の温度になり、目標吹出温度TOが
一10℃以上27℃以下になった冷房時においては、夫
々の設定空間内の空気は、足下口36.37及びリヤパ
ーセル口39.40から夫々の空調室3,4内に吸入さ
れ、リヤエバポレータ11により冷却されて、さらに空
気清浄装置12.13が作動している場合には、これに
より清浄されて、クリーンな冷風となり、夫々の天井口
33.34から夫々の設定空間内に吹出されることにな
る。
一方、主制御装置2は、ステップ82において、目標吹
出温度Toか27°C以下でない場合には、車内が暖房
状態にあると判断し、アクチュエータ64〜67を作動
させ、夫々の吹出選択ドア6゜7を排気位置Aに、夫々
の吸入選択ドア8,9を足下天井吸入位置Eに移動させ
、夫々の空調室3゜4のモードを換気モードに設定する
(ステップ89)。
又、主制御装置2は、送風量を小量にするためにファン
モータ56に印加する印加電圧Vを5Vに設定し、この
電圧をファン制御装置57からファンモータ56に印加
させ、ファン54.55を作動させる(ステップ90)
。これにより、目標吹出温度TOが27℃よりも高温で
ある暖房時には、夫々の設定空間内の空気は、少量づつ
天井口33.34、足下口36.37及びリヤパーセル
口39.40から車外に排気されることになる。
次に、ステップ5において操作スイッチユニット74の
マニュアルスイッチ82かONされ、手動運転が設定さ
れた場合の換気冷房ユニット1の動作を第16図に基づ
いて説明する。
まず、主制御装置2は、操作スイッチユニット74の表
示装置91に、図示するように現在の換気冷房ユニット
1の運転状態を表示する(ステップ100)。
そして、DRスイッチ84がONされたか否かを判断し
くステップ101)、ONされていなければ、いずれか
のファンスイッチがONされるごとに、表示されたファ
ンの設定数を順に切換え、ファンモータ56に印加する
印加電圧VDをその設定数に対応する電圧値に設定する
(ステップ102〜104)。具体的には、図示するよ
うに表示されているファンの設定数は、rl、2.3J
であり、主制御装置2には、この「1」に対応する電圧
値が5vに、「2」に対応する電圧値が8Vに、「3」
に対応する電圧値か12Vに予め設定されている。これ
により、主制御装置2は、ファンスイッチにより「1」
が設定された場合には、VDを5Vに、「2」が設定さ
れた場合には、VDを8Vに、「3」か設定された場合
には、VDを12Vに設定する。
さらに、主制御装置2は、モード選択スイッチ86かO
Nされるごとに、モードを順に切換えて表示し、ステッ
プ101に戻る(ステップ105゜106)。例えは、
換気モード、冷房モード、煙排気モードの順に切換える
そして、主制御装置2は、DRスイッチ84かONされ
るまで、上記ステップ102〜106を繰り換えし行な
い、これによりD空調室3のモード及びファン54.5
5の送風量を設定した後にDRスイッチ84がONされ
ると、D空調室3のモードを表示されているモードに設
定する(ステップ107)。
さらに、主制御装置2は、A空調室4のモードについて
も同様に設定する。
主制御装置2は、Asスイッチ85がONされたか否か
判断しくステップ108)、ONされていなければ、い
ずれかのファンスイッチがONされるごとに、表示され
たファンの設定数を順に切換え、ファンモータ56に印
加する印加電圧VAをその設定数に対応する電圧値に設
定する(ステップ109〜111)。
さらに、主制御装置2は、モード選択スイッチ86がO
Nされるごとに、モードを順に切換えて表示させ、ステ
ップ108に戻る(ステップ112.113)。
そして、主制御装置2は、Asスイッチ85かONされ
るまで、上記ステップ109〜113を繰り換えし行な
い、A空調室4のモード及びファン54.55の送風量
を設定させ、Asスイッチ85がONされると、A空調
室4のモードを表示されているモードに設定する(ステ
ップ114)。
又、主制御装置2は、ステップ104及びステップ11
1において設定したVD及びVAに基づいて、自動運転
の場合と同様に、いずれか高い値(同一である場合には
、VD)をファンモータ56への印加電圧Vに設定し、
この印加電圧Vをファンモータ56に印加させ、ファン
54.55を作動させる(ステップ115)。
そして、主制御装置2は、DPスイッチ89及びAPス
イッチ90のON、OFF状態に応じて空気清浄装置1
2.13の作動、不作動の選択を行ない、換気冷房ユニ
ット1を乗員か夫々のスイッチにより設定した通りに動
作させる(ステップ116〜119)。
このように、換気冷房ユニット1は、運転モードが自動
運転に設定されると、強制換気以外は、フロントエアコ
ンの空調状態に応じて、夫々の設定空間に対して独立し
た換気、冷房を行ない、連動運転に設定されると、夫々
の設定空間を同じように換気、冷房することになる。
又、手動運転に設定されると、フロントエアコンの空調
状態にかかわらず、つまりフロントエアコンとは独立し
て夫々の設定空間に対する換気、冷房を任意に設定する
ことができる。
したかって、このように動作する本発明の換気兼用車内
冷房装置にあっては、車内が暖房時においては、夫々の
設定空間の空気を天井口33,34、足下口36.37
及びリヤパーセル口39゜40から車外に排気する換気
を行なうことができるので、フロント部の空気調和装置
から吹出された温風が、夫々の設定空間において、天井
と乗員の足下に向って流れることになり、つまり乗員の
頭部に集合するようなことがなく、しかも比較的高温の
温風か乗員の足下から排気されるので、乗員の頭部付近
のもやっけを効果的に防止できるようになる。
又、夫々の設定空間の空気が天井口33,34、足下口
36.37及びリヤパーセル口39.40から排気され
ることになるので、車内の空気の流れが単一的でなくな
り、しかも、足下に吹出される比較的高温の空気か足下
口36.37から排気されるので、高温の空気が車内の
一部に溜るようなことがなくなり、窓曇りの防止を効果
的に行うことができ、乗員に対する暖房時の快適性を向
上させることができるようになる。
さらに、冷房時においては、夏季に長時間駐車した後の
ように車内が外気に対して極めて高温である場合には、
同様に天井口33,34、足下口36.37及びリヤパ
ーセル口39.40から車内空気を強制換気でき、この
とき車内空気は、夫々の天井口と足下口とから排気され
るので、極めて効果的にかつ迅速に高温の車内空気を排
気することができる。そして、その後は、足下口36゜
37及びリヤパーセル口39.40から吸入した車内空
気を冷却して天井口33.34から吹出す冷房をフロン
トエアコンと同時に行なえるので、より迅速に車内を快
適温度にすることができるようになる。これにより、車
内を快適冷房状態にするまでの時間が極めて短縮される
ので、夏季に長時間駐車した後であっても、乗員は車内
が高温であることによる不快感を受けることなく、迅速
に車両を走行させることができるようになる。
さらには、喫煙時には、自動的に天井口33゜34から
タバコの煙を排気する煙排気を行なうことができるので
、上記のような換気及び冷房機能の他に、従来と同様の
煙排気機能を有する多機能なものとなる。
又、夫々の設定空間に対して夫々独立して換気、冷房又
は煙排気を行なうことができるので、例えはタバコを吸
う乗員と吸わない乗員とがA設定空間とD設定空間とに
隣接して同乗し、冷房中に喫煙が行なわれても、第8図
に示すようにD設定空間の天井口から冷風を送出し、A
設定空間の天井口から排気することができ、つまりタバ
コを吸わない乗員から喫煙している乗員に向って空気を
流すことかでき、タバコを吸わない乗員に煙たい等の不
快感を与えないようにすることができるので、個々の乗
員に対する快適性を向上させることができるようになる
尚、」二記実施例で例示した主制御装置2は、本発明の
換気兼用車内冷房装置を制御する装置の一例であり、例
示した装置構成、制御内容に限られるものでないのはも
ちろんである。
又、h記実施例では、夫々の空調室3,4が車内の運転
席側のD設定空間及び助手席側のA設定空間に対応して
設けられている換気冷房ユニット1を例示したか、換気
冷房ユニットは、これに限らず、乗員の乗車位置に応じ
て設定された設定空間に対応した空調室を備えたもので
あれば良く、例えば、車内を座席ごとに分割した夫々の
空間(4シータの車両であれば、夫々の座席に合せて車
内を4分割した夫々の空間)に対応した空調室を備えた
ものや、前席側と後席側とで分割した夫々の空間に対応
した空調室を備えたものであっても良いのはもちろんで
ある。
さらに、上記実施例では、ファン54.55を1つのフ
ァンモータ56により駆動するようにしたものを例示し
たか、2つのファンモータにより夫々のファン54.5
5を専用に駆動するようにしても良いのはもちろんであ
る。又、同様にリヤエバポレータ11も夫々の導入通路
50.51に夫々設けるようにしても良い。
さらには、ファン54.55の送風量は、上記実施例の
ようにフロントエアコンのファンの印加電圧、つまり回
転数に対応して複数設定されなくとも良いが、その空気
調和装置の車内空調と換気のバランスを考慮すると、多
数設定した方が望ましい。
又、タバコの煙を検出するものとしては、マイコン内蔵
の煙検出装置72.73を例示したか、これに限ること
なく、一般的ないわゆる光センサ或いはガスセンサ等で
も良く、このようなセンサにより検出したタバコの煙の
量が、ある程度以上になった場合に、前記煙排気を行な
うように制御しても良いのはもちろんである。
さらには、車内の空調状態が冷房であるか暖房であるか
の判断をするものとしては、上記実施例のようにフロン
トエアコン制御装置70が算出した目標吹出温度に限ら
ず、主制御装置2に車室内の空調に関する情報を検出す
るセンサ等を接続し、これに基づいて主制御装置2が判
断するようにしても良いのはもちろんである。又、上記
目標吹出温度の代りにフロントエアコンの吹出口の状態
、つまりいわゆる吹出口モードにより冷房状態にあるか
、暖房状態にあるかを判断することも可能である。
[発明の効果〕 以上の説明により明らかように、本発明にあっては以下
のような効果を奏す。
夫々の設定空間の空気を天井口及び足下口から吸入して
車外に排気する換気機能と、足下口から吸入した車内空
気を冷却して天井口から吹出す冷房機能と、天井口から
吸入したタバコの煙を車外に排気する煙排気機能とを備
えることになるので、つまり、夫々の設定空間について
個々に換気機能、冷房機能、煙排気機能を備えることに
なるので、例えは暖房時に上記換気を行なえは、車内フ
ロント部に搭載された空気調和装置から吹出された温風
が天井と乗員の足下とに向って流れ、乗員の頭部に集合
するようなことがないので、暖房時の乗員のもやっけを
効果的に防止できるようになる。
又、そのような暖房時の換気においては、夫々の設定空
間の空気が天井と足下とから排気されることになるので
、車内の空気の流れが単一的でなくなり、しかも、フロ
ント部の空調装置により足下に吹出される比較的高温の
空気が足下口から排気されることになるので、高温の空
気か車内の一部に溜るようなことかなくなり、窓曇りの
防止を効果的に行うことかできるようになる。これによ
り乗員に対する暖房時の快適性を向上させることができ
る。
さらに、夏季に長時間駐車した直後等、車内が高温状態
である場合に上記換気を行なえば、車内空気は、夫々の
天井口と足下口とから排気されることになるので、効果
的に高温の車内空気を排気することができ、又、そのよ
うな換気が終了した後においては、フロント部の空調装
置と同時に冷房を行なうことによって、より迅速に車内
を快適温度にすることかできるようになる。これにより
、車内を快適冷房状態にするまでの時間が極めて短縮さ
れるので、夏季に長時間駐車した後であっても、乗員は
車内が高温であることによる不快感を受けることなく、
迅速に車両を走行させることができるようになる。
さらには、喫煙時には、自動的に天井口からタバコの煙
を排気する煙排気を行なうことができるので、上記のよ
うな換気及び冷房機能の他に、従来と同様の煙排気機能
を有する多機能なものとなる。
又、夫々の設定空間について個々に換気、冷房、煙排気
を行なえるので、タバコを吸う乗員と吸わない乗員とが
隣接して同乗し、例えは冷房中に喫煙か行なわれても、
タバコを吸わない乗員が乗車する設定空間を設定してお
けば、この設定空間では天井口から冷風か送出され、喫
煙している乗員の設定空間では煙が天井口から排気され
るので、空気の流れかタバコを吸わない乗員の設定空間
のから喫煙している乗員の設定空間に向うことになり、
煙がタバコを吸わない乗員に向って流れる虞れがなく、
タバコを吸わない乗員に煙たい等の不快感を与えるよう
なことがなくなり、個々の乗員に対する快適性を向」−
させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る換気兼用車内冷房装置の概略構成
図、第2図は第1図に示す換気冷房ユニットか車載され
た状態を示す図、第3図〜第9図はその換気兼用車内冷
房ユニットの動作の様子を示す図、第10図〜第16図
はその換気兼用車内冷房装置の動作フローチャートであ
る。 1・・・換気冷房ユニット、2・・・主制御装置、3・
・・D空調室(空調室)、4・・・A空調室(空調室)
、5・・・ケース、6,7・・・吹出選択ドア、8.9
・・・吸入選択ドア、10・・・ファン装置(送出手段
)、11・・・リヤエバポレータ(冷却手段)、12.
13・・・空気清浄装置、14.15・・・天井吸入吹
出口、16.17・・・足下口(吸入口)、18.19
・・・リヤパーセル口、20.21・・・排気口、22
.23・・・天井ダクト、24.25・・・足下ダクト
、28,2つ・・・排気ダクト、30・・・車体、33
.34・・・天井口、36.37・・・足下口、50.
51・・・導入通路、52.53・・・バイパス通15
4.55・・・ファン、58・・・電磁弁、59・・・
電子サーモ、64〜67・・・アクチュエータ、72.
73・・・煙検出装置。 特許出願人     カルソニック株式会社代理人 弁
理士   八1)析離(ほか−名)第8図 第7図 第9図 第11E

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  乗員の乗車位置に応じて車室内に複数設定された設定
    空間に対応させて内部に複数の空調室(3,4)を有し
    、該夫々の空調室(3,4)に対応させて天井吸入吹出
    口(14,15)と吸入口(16,17)とを夫々形成
    して成るケース(5)内の夫々の空調室(3,4)に、
    吸入口(16,17)から流入する空気を天井吸入吹出
    口(14,15)に導入させる導入通路(50,51)
    と、導入通路(50,51)をバイパスするバイパス通
    路(52,53)とを夫々形成し、 夫々の導入通路(50,51)の出口に位置するケース
    (5)に、導入通路(50,51)を通過した空気を排
    気する排気口(20,21)を夫々形成し、夫々の導入
    通路(50,51)内に、導入通路(50,51)の入
    口の空気を出口に送出する送出手段(10)と、該送出
    手段(10)により送出される空気を冷却する冷却手段
    (11)とを夫々設け、 導入通路(50,51)の出口から流出する空気を排気
    口(20,21)に導入させつつ天井吸入吹出口(14
    ,15)から流入する空気をバイパス通路(52,53
    )に導入させる排気位置(A)、或いは、排気口(20
    ,21)を閉鎖しつつ導入通路(50,51)の出口か
    ら流出した空気を天井吸入吹出口(14,15)に導入
    させる天井吹出位置(B)のいずれかの位置に移動する
    吹出選択ドア(6,7)を夫々の空調室(3,4)に設
    け、バイパス通路(52,53)の入口を閉鎖しつつ吸
    入口(16,17)から流入する空気を導入通路(50
    ,51)に導入させる足下吸入位置(C)、吸入口(1
    6,17)を閉鎖しつつバイパス通路(52,53)を
    通過した空気を導入通路(50,51)に導入させる天
    井吸入位置(D)、或いは、バイパス通路(52,53
    )の入口及び吸入口(16,17)を共に開放する足下
    天井吸入位置(E)のいずれかの位置に移動する吸入選
    択ドア(8,9)を夫々の空調室(3,4)に設け、 設定空間の天井部(31,32)近傍の空気を吸入する
    天井口(33,34)が形成された天井ダクト(22,
    23)を夫々の天井吸入吹出口(14,15)に取付け
    、乗車位置の足下に位置して足下口(36,37)が形
    成された足下ダクト(24,25)を夫々の吸入口(1
    6,17)に取付け、 車内空気を車外に排出する車体排気口に接続された排気
    ダクト(28,29)を夫々の排気口(20,21)に
    取付けて成り、 天井口(33,34)及び足下口(36,37)から吸
    入した車内空気を車外に排気する換気、足下口(36,
    37)から吸入した車内空気を冷却して天井口(33,
    34)から車内に吹出す冷房並びに喫煙により発生する
    煙を天井口(33,34)から吸入して車外に排気する
    煙排気を、夫々の設定空間について行なえることを特徴
    とする換気兼用車内冷房装置。
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