JPH04161054A - 渦電流式減速装置 - Google Patents

渦電流式減速装置

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JPH04161054A
JPH04161054A JP28398490A JP28398490A JPH04161054A JP H04161054 A JPH04161054 A JP H04161054A JP 28398490 A JP28398490 A JP 28398490A JP 28398490 A JP28398490 A JP 28398490A JP H04161054 A JPH04161054 A JP H04161054A
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Japan
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brake drum
ferromagnetic plate
recess
fixed frame
braking
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JP28398490A
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Toru Kuwabara
徹 桑原
Kenji Araki
荒木 健嗣
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Isuzu Motors Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は主として大型車両に搭載されて摩擦ブレーキを
補助する渦電流式減速装置、特に長時間の制動に対し制
動ドラムの温度上昇を抑え、安定した制動性能を発揮す
る渦電流式減速装置に関するものである。
[従来の技術] 本出願人は特願平1−218499号により、第7図に
示すような渦電流式減速装置を提案した。車両用変速機
の歯車箱の端壁から突出する出力回転軸1に、取付フラ
ンジ2がスプライン嵌合されかつ外れないようにナツト
]、aにより締結される。取付フランジ2に駐車ブレー
キの制動ドラム3の端壁と、減速装置の制動ドラム4の
フランジ部4aが重ね合され、複数のボルト5により締
結される。
制動ドラム4の外周面に周方向等間隔に、多数の冷却フ
ィン7が備えられる。
導体からなる制動ドラム4の内側に、断面箱形の内空部
17を有する非磁性体からなる固定枠9が配設される。
固定枠9は歯車箱の壁部に適当な手段により固定される
ものてあり、外筒と内筒の両端に環状の端壁板を結合し
て構成してもよいが、図示の固定枠9は普通の鉄などの
材料からなる左半部の断面コ字形をなす筒形の枠16と
、アルミニウムなどの非磁性体からなる断面逆り字形を
なす筒形の枠15とを、多数のボルト18により結合し
て構成される。
制動ドラム4の内周面と対向する固定枠9の外筒部すな
わち枠15の周壁に、周方向等間隔に多数の開口が設け
られ、これらの開口に強磁性板(ポールピース)14が
嵌合固定される。実際には、枠15をアルミニウムから
鋳造する際に、強磁性板14を鋳ぐるんで構成する。固
定枠9に周方向等間隔に複数(好ましくは3個)のアク
チュエータ10が支持される。アクチュエータ10のシ
リンダ11に嵌合したピストン12から固定枠9の内空
部17へ延びるロッド13の端部に磁石支持環8が結合
される。
磁石支持環8は固定枠9の案内壁16aに軸方向移動可
能に支持される。磁石支持環8の外周面に、各強磁性板
14と対向する同数の永久磁石6が、極性を交互に異な
らしめて結合される。
制動時、アクチュエータ10の左端室へ供給される加圧
空気により、ロッド13を介して磁石支持環8が案内壁
16aに沿って右方へ押されると、図示のように永久磁
石6が強磁性板14と重なる。
回転する制動ドラム4か、永久磁石6からの強磁性板1
4を透過する磁力線を横切ると、制動ドラJ54に渦電
流が流れ、制動トルクを受ける。
[発明が解決しようとする問題点] 高速道路や山岳道路を多く利用する大型車両の場合に、
長い下り坂で渦電流式減速装置による制動を行うと、制
動ドラム4の温度が600℃を超えることがある。
勿論、制動ドラム4は冷却フィン7により放熱性を高め
られているが、第7図に等混線で表すように(理解を助
けるために、ハツチングは省略しまた)、従来の制動ド
ラム4は内周面の軸方向中央部の温度が非常に高くなり
、制動ドラム4が熱変形を起したり、亀裂を生じる恐れ
かある。ここで、制動ドラム4の最高温度となる部分が
、軸方向中心よりも左端(開放端)側に片寄っているの
は、制動ドラム4の右端側がスポーク4bによりフラン
ジ部4aに結合されているため、制動ドラム4の右端側
の熱がフランジ部4aへ迅速に伝達され、温度上昇が抑
えられるからである。
制動ドラム4の熱に対する強度を確保するために、制動
ドラム4の熱容量を大きくすると大形になり、重量増加
を来たし、車両への搭載が難しくなる。また、制動ドラ
ム4の内周面と強磁性板14の外面との間の隙間C(通
常は1mm程度)を拡大すれば、制動ドラム4の温度は
低下するが、永久磁石6が制動ドラム4に及ぼす制動ト
ルクも低下し、本来の機能を果さなくなる。
本発明の目的は上述の問題に鑑み、制動ドラムと強磁性
板との隙間を部分的に拡げることにより、制動トルクの
低下を避けつつ、制動ドラムの高温部の最高温度を抑え
、熱に対する強度を保つ、渦電流式減速装置を提供する
ことにある。
[問題を解決するための手段] ′ 上記目的を達成するために、本発明の構成は導体か
らなる制動ドラムの内部に断面箱形の内空部を有する筒
形の非磁性体からなる固定枠を配設し、固定枠の外筒部
に周方向等間隔に多数の強磁性板を埋設し、固定枠の内
空部に軸方向摺動可能に支持した磁石支持環の外周面に
強磁性板と等間隔に同数の永久磁石を極性が交互に異な
るように結合し、強磁性板の外面と内面の一方に周方向
のくぼみを設けたものである。
[作用〕 本発明によれば、強磁性板の内外面の軸方向中央部ない
し開放端側(制動ドラムの開放端側)に周方向のくぼみ
を設けることにより、くぼみの部分で永久磁石が制動ド
ラムに及ぼす磁界が弱くなり、渦電流による発熱量が抑
えられる。また、くぼみにより強磁性板と制動ドラムの
隙間、または強磁性板と永久磁石の隙間が部分的に拡が
り、冷却性が高められるので、高温部となる制動ドラム
の軸方向中央部の温度上昇が抑えられ、制動ドラムの両
端側の温度に近くなる。
本発明に係るくぼみは、強磁性板の内面または外面へ局
部的に設けるものであるから、強磁性板の全面について
隙間を拡げるよりは、制動トルクの低下が少く、制動ド
ラムの局部的な高温化が避けられ、制動ドラムの耐久性
が確保される。
[発明の実施例] 第1図は本発明に係る渦電流式減速装置の制動ドラムと
固定枠の側面断面図である。固定枠9は普通の材料から
なる断面コ字形をなす筒形の枠(第7図参照)と、非磁
性体からなる断面逆り字形をなす筒形の枠15とを、多
数のボルトにより・結合して構成される。枠15の内空
部に磁石支持環8が制動ドラム4の軸線方向に摺動可能
に支持され、磁石支持環8の外周面に結合した永久磁石
6から、枠〕5の外筒部に結合した強磁性板14を透過
して制動ドラム4へ向う磁力線を、回転する制動ドラム
4が横切る時、制動ドラム4に渦電流が発生し、制動ド
ラム4が制動トルクを受ける。
図示の実施例では、放熱性を高めるために、制動ドラム
4は回転軸に結合されるフランジ部から放射方向に延び
る多数のスポーク4bに支持される。スポーク4bの外
端は、制動ドラム4の右端縁に設けた切欠4Cへ係合さ
れ、かつ溶接により結合される。
制動ドラム4の外周面に結合される冷却フィン7は、制
動ドラム4の回転方向に対し傾けて配設され、冷却フィ
ン7の左端部は制動ドラム4の端部から左方へ長く突出
される。
本発明によれば、強磁性板14の外面の幅方向中央部、
好ましくは幅方向中心よりも制動ドラムの開放端(左端
)側へ片寄った部分に、周方向の浅い断面円弧状のくぼ
み21が形成される。くぼみ21の深さdは、制動ドラ
ム4の内周面4eと強磁性板14との間の隙間C(第7
図参照)の約1.2〜1.4倍、くぼみ21の幅Wは強
磁性板14ないし永久磁石6の幅の約0.1〜0.3倍
とする。
本発明によれば、強磁性板14の外面にくぼみ21を設
けたことにより、くぼみ21の付近の冷却効果が高くな
り、また渦電流による発熱量が多少減少するので、温度
上昇が抑えられる。したがって、温度上昇による制動性
能の低下が抑えられ、熱による制動ドラム4の変形や破
損に対する安全性が向上される。
第2図に示す実施例は、強磁性板14の幅方向中心より
も左側に片寄った部分から左端縁までの幅Wを有し、深
さdが浅い周方向のくぼみ22を強磁性板14の外面に
設けたものである。くぼみ22は強磁性板14の左端縁
まで拡がっているから、放熱性が向上し、永久磁石6に
重なる部分の幅Wは狭くてもよい。
制動ドラム4の最高温度となる部分は、くぼみ22より
も幅方向中心側になるが、くぼみ22による冷却性が高
くなるので、制動ドラム4の内周面4eの軸方向中央部
の温度上昇が抑えられる。
第3図に示す実施例は、強磁性板14の外面について、
左端側(制動ドラム4の開放端側)をテーパ状にカット
したものである。テーパ状のくぼみ23が永久磁石6の
外面に重なる部分の幅Wは、第2図の実施例よりも狭く
ても、制動ドラム4の開放端側の冷却性が高いので、制
動ドラム4の軸方向中央部の温度上昇が抑えられる。
第1〜3図の実施例では、くぼみ21〜23を強磁性板
14の外面に形成したが、これらのくぼみは強磁性板1
4の内面に形成して永久磁石6との間の隙間を拡げるよ
うにしてもよい。
第4図の実施例は、強磁性板14の内面に第1図のくぼ
み21に対応するくぼみ21aを設けたもの、第5図の
実施例は強磁性板14の内面に第2図のくぼみ22に対
応するくぼみ22aを設けたもの、第6図の実施例は強
磁性板14の内面に第3図のくぼみ23に対応するテー
パ状のくぼみ23aを設けたものである。
制動時、制動ドラム4に発生する渦電流のエネルギは熱
に変換される。くぼみ2]、a〜23aにより制動ドラ
ム4の軸方向中央部の渦電流が抑えられるので、発熱量
が少くなり、くぼみ21a〜23aの冷却効果と相俟っ
て、制動ドラム4の軸方向中央部の温度上昇が抑えられ
る。
[発明の効果] 本発明は上述のように、導体からなる制動ドラムの内部
に断面箱形の内空部を有する筒形の非磁性体からなる固
定枠を配設し、固定枠の外筒部に周方向等間隔に多数の
強磁性板を埋設し、固定枠の内空部に軸方向摺動可能に
支持した磁石支持環の外周面に強磁性板と等間隔に同数
の永久磁石を極性が交互に異なるように結合し、強磁性
板の外面と内面の一方に周方向のくぼみを設けたもので
あるから、全体からみれば制動トルクの低下は僅かなも
のであり、強磁性板のくぼみの部分で制動ドラムまたは
永久磁石との隙間が拡がり、冷却性が高くなるとともに
、渦電流による発熱量が少くなるので、制動ドラムの局
部的な温度上昇が避けられ、制動ドラムの熱に対する耐
久性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明の第1〜6実施例に係る渦電流式減
速装置の制動ドラムと固定枠の側面断面図、第7図は従
来の渦電流式減速装置の側面断面図である。 4:制動ドラム 6;永久磁石 8ご磁石支持環9コ固
定枠 14:強磁性板 17:内空部 21〜23:く
ぼみ 21a〜23a:<ぼみ特許出願人 いすパ自動
車株式会社 特許出願人 住友金属工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 導体からなる制動ドラムの内部に断面箱形の内空部を有
    する筒形の非磁性体からなる固定枠を配設し、固定枠の
    外筒部に周方向等間隔に多数の強磁性板を埋設し、固定
    枠の内空部に軸方向摺動可能に支持した磁石支持環の外
    周面に強磁性板と等間隔に同数の永久磁石を極性が交互
    に異なるように結合し、強磁性板の外面と内面の一方に
    周方向のくぼみを設けたことを特徴とする渦電流式減速
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109505902A (zh) * 2018-03-08 2019-03-22 吴国呈 加磁场汽车碟毂刹

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60103280U (ja) * 1983-12-20 1985-07-13 三菱電機株式会社 デイスク型うず電流ブレ−キ
JPH02103532U (ja) * 1989-02-07 1990-08-17
JPH0412660A (ja) * 1990-04-28 1992-01-17 Isuzu Motors Ltd 渦電流式減速装置

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