JPH0415985Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415985Y2 JPH0415985Y2 JP7721385U JP7721385U JPH0415985Y2 JP H0415985 Y2 JPH0415985 Y2 JP H0415985Y2 JP 7721385 U JP7721385 U JP 7721385U JP 7721385 U JP7721385 U JP 7721385U JP H0415985 Y2 JPH0415985 Y2 JP H0415985Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine frame
- internal gear
- planetary gear
- engine starting
- starting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Retarders (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、遊星歯車を内蔵する機関始動装
置、特に回転軸に発生する衝撃力の受圧構造の改
良に関するものである。
置、特に回転軸に発生する衝撃力の受圧構造の改
良に関するものである。
第3図及び第4図は例えば実開昭58−70546号
公報に示された従来の遊星歯車減速装置を示す断
面図であり、図において、1はスリーブベアリン
グ2を介して支持ピン3に支承される遊星歯車、
4はこれと噛合する太陽歯車である。8はピン部
9とフランジ部10とが防振ゴム部材によつて一
体構成された係着ピン集合体、11は内周に内歯
歯車12が嵌合される機枠で、内周面に設けた凹
溝13と内歯歯車12に設けた凹溝14により形
成される筒状の空所に上記係着ピン集合体8のピ
ン部9が埋設される。15は支持ピン3が固着さ
れるフランジで、出力回転軸16が一体に固着さ
れる。17は平歯車4に固着された入力回転軸
で、上記機枠11に嵌着されたボールベアリング
18によつて支承される。19は上記機枠11の
インロー部20に嵌合され上記内歯歯車12及び
係着ピン集合体8のフランジ部10を挟持する第
2の機枠である。
公報に示された従来の遊星歯車減速装置を示す断
面図であり、図において、1はスリーブベアリン
グ2を介して支持ピン3に支承される遊星歯車、
4はこれと噛合する太陽歯車である。8はピン部
9とフランジ部10とが防振ゴム部材によつて一
体構成された係着ピン集合体、11は内周に内歯
歯車12が嵌合される機枠で、内周面に設けた凹
溝13と内歯歯車12に設けた凹溝14により形
成される筒状の空所に上記係着ピン集合体8のピ
ン部9が埋設される。15は支持ピン3が固着さ
れるフランジで、出力回転軸16が一体に固着さ
れる。17は平歯車4に固着された入力回転軸
で、上記機枠11に嵌着されたボールベアリング
18によつて支承される。19は上記機枠11の
インロー部20に嵌合され上記内歯歯車12及び
係着ピン集合体8のフランジ部10を挟持する第
2の機枠である。
次に動作について説明する。太陽歯車4に回転
力が作用し、この太陽歯車に噛合される遊星歯車
1が内歯歯車12の内周面を公転し、さらに支持
ピン3を中心に自転運動し、上記太陽歯車4の回
転力が支持ピン3に伝達され、遊星歯車減速装置
の機能を発生する。この時、内歯歯車12に発生
する回転反力はピン9を介して弾性的に機枠11
に受圧される。
力が作用し、この太陽歯車に噛合される遊星歯車
1が内歯歯車12の内周面を公転し、さらに支持
ピン3を中心に自転運動し、上記太陽歯車4の回
転力が支持ピン3に伝達され、遊星歯車減速装置
の機能を発生する。この時、内歯歯車12に発生
する回転反力はピン9を介して弾性的に機枠11
に受圧される。
従来の遊星歯車減速装置の動作衝撃荷重受圧機
構は以上のように構成されているので、防振ゴム
部材よりなるピン9が剪断荷重を受け、繰り返し
使用しているうちに表面に亀裂が入り、本来の衝
撃吸収効果が減少する等の問題点があつた。
構は以上のように構成されているので、防振ゴム
部材よりなるピン9が剪断荷重を受け、繰り返し
使用しているうちに表面に亀裂が入り、本来の衝
撃吸収効果が減少する等の問題点があつた。
この考案は上記の様な問題点を解消するために
なされたもので、上記剪断荷重を受圧するととも
に、防振ゴム部材に発生する亀裂を防止し得る遊
星歯車減速装置の動作衝撃荷重受圧装置を得るこ
とを目的とする。
なされたもので、上記剪断荷重を受圧するととも
に、防振ゴム部材に発生する亀裂を防止し得る遊
星歯車減速装置の動作衝撃荷重受圧装置を得るこ
とを目的とする。
この考案に係る遊星歯車減速装置は、機枠と内
歯歯車との間の空間に嵌装される弾性体ブロツク
の円周方向両端部に剛体よりなる板状部材を装着
したものである。
歯歯車との間の空間に嵌装される弾性体ブロツク
の円周方向両端部に剛体よりなる板状部材を装着
したものである。
この考案では、弾性体に剪断力が作用せず剪断
荷重は両端部の剛体の板状部材で受圧される。
荷重は両端部の剛体の板状部材で受圧される。
以下この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図において、21は遊星歯車減速装置2
2を内蔵する機関始動装置、23は機枠(フロン
トブラケツト)であり、内周面に内歯歯車装置2
4が回転可能に支承される。25はインボリユー
ト歯車が形成される内歯歯車、26は内歯歯車装
置24の外周面に配設された凹溝であり、上記機
枠23の内周面に対向配置された凹溝27との間
で閉空間を構成し、この空間内に両端に軟鋼板2
9が介装された防振ゴムブロツク28が嵌装され
る。なお30は図示しない直流電動機を機枠23
に螺着する通しボルトである。なお、内歯歯車装
置24の内周空間には第3図及び第4図の従来装
置に説明すると同様の遊星歯車減速装置が装着さ
れる。また、装置の動作についても従来と同様で
あるのでその説明は省く。
る。第1図において、21は遊星歯車減速装置2
2を内蔵する機関始動装置、23は機枠(フロン
トブラケツト)であり、内周面に内歯歯車装置2
4が回転可能に支承される。25はインボリユー
ト歯車が形成される内歯歯車、26は内歯歯車装
置24の外周面に配設された凹溝であり、上記機
枠23の内周面に対向配置された凹溝27との間
で閉空間を構成し、この空間内に両端に軟鋼板2
9が介装された防振ゴムブロツク28が嵌装され
る。なお30は図示しない直流電動機を機枠23
に螺着する通しボルトである。なお、内歯歯車装
置24の内周空間には第3図及び第4図の従来装
置に説明すると同様の遊星歯車減速装置が装着さ
れる。また、装置の動作についても従来と同様で
あるのでその説明は省く。
以上の構成によれば、内歯歯車25に内接噛合
される遊星歯車の噛合反力が剛体である軟鋼板2
9を介して防振ゴムブロツク28に伝達され、機
枠23によつて受圧されるので、防振ゴムブロツ
ク28に剪断荷重が作用せず、衝撃力の受圧能力
が高く、防振ゴムブロツク28に作用する剪断荷
重による亀裂の発生が防止され、長期間装置の動
作信頼性が確保される。
される遊星歯車の噛合反力が剛体である軟鋼板2
9を介して防振ゴムブロツク28に伝達され、機
枠23によつて受圧されるので、防振ゴムブロツ
ク28に剪断荷重が作用せず、衝撃力の受圧能力
が高く、防振ゴムブロツク28に作用する剪断荷
重による亀裂の発生が防止され、長期間装置の動
作信頼性が確保される。
なお上例では、剪断荷重を受圧する軟鋼板を防
振ゴムブロツクの両端部に介装した場合について
説明したが、第2図に示す如く、防振ゴムブロツ
ク28の端部に埋設してもよい。
振ゴムブロツクの両端部に介装した場合について
説明したが、第2図に示す如く、防振ゴムブロツ
ク28の端部に埋設してもよい。
以上のようにこの考案によれば、機枠と内歯歯
車との間に嵌装される弾性体の端部に剛性を有す
る板状部材を介装したので、装置の耐久性が向上
し、防振(衝撃吸収)機能の高いものが簡単な構
成で得られるという効果がある。
車との間に嵌装される弾性体の端部に剛性を有す
る板状部材を介装したので、装置の耐久性が向上
し、防振(衝撃吸収)機能の高いものが簡単な構
成で得られるという効果がある。
第1図はこの考案の一実施例による機関始動装
置の横断面図、第2図はこの考案の他の実施例に
よる主要構成部材の断面図、第3図は従来装置の
断面図、第4図は第3図の−線に沿う断面図
である。 図中、21は機関始動装置、22は遊星歯車減
速装置、23は機枠、24は内歯歯車装置、25
は内歯歯車、26,27は凹溝、28は防振ゴム
ブロツク、29は軟鋼板である。尚、図中同一符
号は同一または相当部分を示す。
置の横断面図、第2図はこの考案の他の実施例に
よる主要構成部材の断面図、第3図は従来装置の
断面図、第4図は第3図の−線に沿う断面図
である。 図中、21は機関始動装置、22は遊星歯車減
速装置、23は機枠、24は内歯歯車装置、25
は内歯歯車、26,27は凹溝、28は防振ゴム
ブロツク、29は軟鋼板である。尚、図中同一符
号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 機枠内に装着され、かつ原動軸と出力回転軸
との間に介装される遊星歯車減速装置を備えた
機関始動装置において、上記遊星歯車減速装置
の内歯歯車の外周部を機枠の内周面に回動可能
に嵌装するとともに、上記内歯歯車の外周部に
設けられた凹溝と機枠の内周面に設けられた凹
溝との間に形成された閉空間内に、円周方向両
端部に剪断荷重を受圧する剛性の板状部材を装
着した弾性体ブロツクをはめ込んでなる機関始
動装置。 (2) 剛体の板状部材はゴムブロツクの端部に埋設
されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
の機関始動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7721385U JPH0415985Y2 (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7721385U JPH0415985Y2 (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61192569U JPS61192569U (ja) | 1986-11-29 |
JPH0415985Y2 true JPH0415985Y2 (ja) | 1992-04-09 |
Family
ID=30620069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7721385U Expired JPH0415985Y2 (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0415985Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5016634B2 (ja) * | 2009-05-29 | 2012-09-05 | 株式会社豊田中央研究所 | 遊星ローラ機構 |
DE102010062692A1 (de) * | 2010-12-09 | 2012-06-14 | Robert Bosch Gmbh | Startvorrichtung |
JP2014042948A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Hitachi Koki Co Ltd | 電動工具 |
JP6407398B1 (ja) | 2017-12-18 | 2018-10-17 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関の始動装置 |
-
1985
- 1985-05-22 JP JP7721385U patent/JPH0415985Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61192569U (ja) | 1986-11-29 |
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