JPH04157636A - 光情報媒体 - Google Patents

光情報媒体

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JPH04157636A
JPH04157636A JP2284085A JP28408590A JPH04157636A JP H04157636 A JPH04157636 A JP H04157636A JP 2284085 A JP2284085 A JP 2284085A JP 28408590 A JP28408590 A JP 28408590A JP H04157636 A JPH04157636 A JP H04157636A
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JP2284085A
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Kenji Uchiyama
内山 謙治
Mamoru Usami
守 宇佐美
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、光情報媒体、特にコンパクトディスク対応の
ライト・ワンス型の光記録ディスクに関する。
〈従来の技術〉 基板上に反射層を有する光情報媒体として、例えば、コ
ンパクトディスク(以下、CDと略称する)規格に対応
して追記ないし記録を行なうことのできる光記録ディス
クが提案されてシ’する(日経エレクトロニクス198
9年1月23日号、No、465.P2O3、社団法人
近畿化学協会機能性色素部会、1989年3月3日、大
阪科学技術センター、5PIE vol 10780p
tical Data Storage Topica
l Meeting、 801989等)。
このものは、透明樹脂基板上に、色素層、Au反射層お
よび保護膜をこの順に設層して形成される。 すなわち
、反射層を色素層に密着して設けるものである。
従来は、色素層にピットを形成するために色素層上に空
気層を設けていたが、この提案では、反射層を色素層に
密着して設ける密着型であるので、CD規格のディスク
全厚1.2mmの構成が可能となっている。
このような反射層と色素を含有する記録層とを密着して
設ける密着型の媒体の場合には、特に、記録層の記録光
および再生光に対し、60%以上、特にCD規格では7
0%以上の反射率をもつ必要がある。
このため、特開平2−79235号公報等に開示されて
いるとおり、反射層には、反射率が高く、しかも耐食性
が良いAu薄膜が使用されている。
しかし、Auは、やわらかいため、記録光を記録層に照
射してピット部を形成すると、記録層の熱膨張によって
ピット部上のAu薄膜が変形することがある。
このため、再生出力波形であるアイパターンが乱れたり
、ジッターの増加を招いてしまう。
また、特開平2−79235号、同2−87341号公
報等には、反射1としてAg薄膜やCu薄膜等を使用す
る具体例が記載されている。
しかし、Cu薄膜やAg薄膜の場合、成膜当初は70%
程度の反射率が得られるが、耐食性が不十分である。
また、Au、AgおよびCu以外の金属薄膜、例えばA
ρ薄膜では、十分な反射率が得られない。
このため、Au以外の金属薄膜を反射層に適用した光記
録ディスクは、エラーレートが大きく、実用が困難であ
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、反射率が高く、しかも耐食性が良い反
射層を有し、アイパターンの乱れやジッターの増加がな
(、しかもエラーレートが小さく、良好な記録や再生を
行なうことができる光情報媒体を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は下記(1)〜(7)の本発明によって
達成される。
(1)基板上に、CuとA、 uとを含有する合金薄膜
の反射層を有することを特徴とする光情報媒体。
(2)前記反射層中のAuの含有量が5〜99at%で
ある上記(1)に記載の光情報媒体。
(3)基板上に色素を含有する記録層を有し、この記録
層上に密着して前記反射層を積層して構成され、 記録光を前記記録層に照射してピット部を形成し、再生
光により再生を行なう上記(1)または(2)に記載の
光情報媒体。
(4)基板側から再生光を照射したとき、未記録部分の
反射率が60%以上であり、記録部分の反射率が未E録
部分の反射率の60%以下であり、 記録光および再生光の波長における前記記録層の消衰係
数kが0.03〜0.25であり、記録光および再生光
の波長における前記記録層の屈折率nが1.8〜4,0
であり、 記録光および再生光の波長が600〜900nmである
上記(3)に記載の光情報媒体。
(5)前記ピット部の前記基板と前記記録層の界面部に
は、記録層材質の分解物を含有し、かつ基板材質を実質
的に含有しない層が存在じている上記(3)または(4
)に記載の光情報媒体。
(6)前記ピット部には、空隙が形成されている上記(
5)に記載の光情報媒体。
(7)前記反射層上に保護膜を有し、この保護膜の25
℃における鉛筆硬度がH〜8Hである上記(3)ないし
く6)のいずれかに記載の光情報媒体。
く作用〉 本発明の光情報媒体の反射層に用いる合金薄膜は、反射
率が高く、しかも耐食性が高い。
このため、エラーレートが小さ(、良好な配録や再生を
行なうことができる光情報媒体が実現する。
また、基板上に記録層を有し、この記録層上に密着して
反射層を積層した光記録媒体の場合、反射層が硬いため
、記録光を記録層に照射してピット部を形成しても、ピ
ット部上の反射層が変形しない。
このため、アイパターンの乱れやジッターの増加が生じ
ない。
く具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の光情報媒体は、基板上に反射層を有する。
この場合、光情報媒体とは、情報を予め担持している再
生専用の光再生媒体および情報を担持させうる記録層を
有する光記録媒体の双方を指すものである。
ただし、ここでは好適例として第1図に示される光記録
媒体を例に挙げて説明する。
この光記録媒体1は、基板2上に、色素を含有する記録
層3を有し、記録層3に密着して、反射層4、保護膜5
を形成した密着型のものである。
基板2は、記録光および再生光(600〜900 nm
程度、特に700〜800nm程度の半導体レーザー光
、特に780 nm)に対し、実質的に透明(好ましく
は透過率80%以上)な横脂あるいはガラスから形成さ
れる。 これにより、基板裏面側からの記録および再生
が可能となる。
基板2は、通常のサイズのディスク状であって、CDと
して用いる場合、厚さは1.2mm程度、直径は80な
いし120mm程度とする。
この場合、基板材質としては、樹脂を用いることが好ま
しく、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、アモルフ
ァスポリオレフィン、T’PX等の各種熱可塑性樹脂が
好適である。
なお、必要に応じ、基板2の外表面、内表面の少なくと
も一方と、さらに必要に応じ、内・外周面に酸素遮断性
の被膜を形成してもよい。
基板2の記録層3形成面には、トラッキング用のグルー
プが形成されることが好ましい。
グループは、スパイラル状の連続型グループであること
が好ましく、深さは250〜1800人、幅は0.2〜
1.1−1特に0.3〜0,6μs、ランド(隣り合う
グループ同士の間の部分)幅は0,5〜1.4p、特に
1.0〜13μsであることが好ましい。
グループをこのような構成とすることにより、グループ
部の反射レベルを下げることなく良好なトラッキング信
号を得ることができる。
なお、グループには、アドレス信号用の凹凸を設けるこ
ともできる。
本発明では、基板がグループを有する場合、記録光はグ
ループ内の記録層に照射されるよう構成されることが好
ましい。 すなわち、本発明の光記録媒体は、グループ
記録の光記録媒体として用いられることが好ましい。 
グループ記録とすることにより、記録層の有効厚さを大
きくすることができる。
また、基板2上に図示しない樹脂層を例えば2P法によ
り設層して、樹脂層にトラッキング用の溝やアドレス信
号用の凹凸を設けてもよい。
樹脂層を構成する樹脂材質に特に制限はな(、いわゆる
2P法に用いられる公知の樹脂から適宜に選択すればよ
いが、通常、放射線硬化型化合物が用いられる。
記録層3は、1種あるいは2種以上の色素を相溶して形
成される。
この場合、光吸収色素にクエンチャ−を混合してもよ(
、さらに、色素カチオンとクエンチャ−アニオンとのイ
オン結合体を光吸収色素として用いてもよい。
記録層3の記録光および再生光波長における消衰係数(
複素屈折率の虚部)kは、0.03〜0.25であるこ
とが好ましい。
kが0.03未満となると記録層の吸収率か低下し、通
常の記録パワーで記録を行うことか困難である。
また、kが0.25をこえると、反射率か60%を下回
ってしまい、CD規格による再生を行うことが困難であ
る。
この場合、kがO○4〜0.20、特に005〜011
5であると、きわめて好ましい結果をつる。
また、屈折率(複素屈折率の実部)nは、18〜40、
より好ましくは、2.2〜3.3であることが好ましい
nく18では反射率が低下し、CD規格による再生が困
難となる傾向にある。 また、n〉4.0とするために
は、原料色素の入手が難しい。
nおよびkの測定に際しては、所定の透明基板上に記録
層を例えば400〜1000人程度の厚さに実際の条件
にて設層して、測定サンプルを作製する。 次いで、基
板を通しての、あるいは記録層側からの反射率を測定す
る。 反射率は記録再生光波長を用いて鏡面反射(5゜
程度)にて測定する。 また、サンプルの透過率を測定
する。 これらの測定値から、例えば、共立全書「光学
」石黒浩三P168〜178に準じ、n、kを算圧すれ
ばよい。
用いる光吸収性の色素としては、吸収極大が600〜9
00nm、好ましくは600〜800r+m、より好ま
しくは650〜750nmであれば、他に特に制限はな
いが、シアニン系、フタロシアニン系、ナフタロシアニ
ン系、アントラキノン系、アゾ系、トリフェニルメタン
系、ピリリウムないしチアピリリウム塩系、スクワリリ
ウム系、クロコニウム系、金属錯体色素系等の1種ない
し2種以上が好ましい。
シアニン色素としては、インドレニン環、特にベンゾイ
ンドレニン環を有するシアニン色素であることが好まし
い。
記録層3の設層方法には特に制限がなく、例えば、各種
溶媒等を用いて塗布によって設層したり、蒸着等公知の
方法を用いればよい。
記録層3の厚さは、500〜2000人とすることが好
ましい。 この範囲外では反射率が低下して、CD規格
の再生を行うことが雛しくなる。
このような記録層3には、直接密着して反射層4が設層
される。
反射層4は、CuとAuとを含有する合金薄膜で構成さ
れる。
前記の合金薄膜を用いることにより、高い反射率が得ら
れ、Cu薄膜やAg薄膜に比べ、膜の耐食性が格段と向
上し、しかもAu薄膜に比べ、膜の硬度が格段と増加す
る。
反射層4中のAuの含有量は、5〜99at%が好まし
い。
前記範囲をこえると、膜の硬さが不十分であるため、記
録光を記録層3に照射してピット部6を形成する際、言
己録層3の熱膨張により、ピット部6上の反射層4が変
形してしまう。
このため、アイパターンが乱れたり、ジッターが増加す
る。
前記範囲未満では、耐食性が不十分である。
例えば、高温・高湿下で長期間保存あるいは使用すると
、膜の反射率が低下し、エラーが増加する。
また、反射層4中のCuが色素を含有する記録層3中に
拡散し、悪い影響を及ぼす。
前記の理由から、反射層4中のAuの含有量の上限は、
より好ましくは80at%、さらに好ましくは70at
%、特に好ましくは60at%が好ましい。
また、下限は、より好ましくは6at%、さらに好まし
くは8at%、特に好ましくは10at%が好ましい。
反射層4の厚さは500Å以上であることか好ましく、
蒸着、スパッタ等により設層すればよい。 また、厚さ
の上限に特に制限はないが、コスト、生産作業時間等を
考慮すると、1200人程度以下であることが好ましい
これにより、反射層4単独での反射率は、90%以上、
媒体の未記録部の基板をとおしての反射率は、60%以
上、特に70%以上かえられる。
反射層4上には、保護膜5が設層される。
保護膜5は、例えば紫外線硬化樹脂等の各種樹脂材質か
ら、通常は、0.1〜100痔程度の厚さに設層すれば
よい。 保護膜5は、層状であってもシート状であって
もよい。
保護膜5は、特に放射線硬化型化合物および光重合増感
剤を含有する塗膜を放射線硬化したものであることが好
ましい。
そして、保護膜5の硬度が、25℃における鉛筆硬度(
T工S  K−5400)で、H〜8H1特に2H〜7
Hであるように構成されることか好ましい。
このように構成することにより、アイパターンがより一
層良好になり、ジッターが格段と減少する。
また、高温・高温あるいは?W >W度変化条件下の保
存においても、保護膜と反射層との剥離が生じない。
より具体的には、保護膜の硬度がHより軟らかいとアイ
パターンが乱れ、ジッターが増大し、8Hより硬くなる
と塗膜かもろ(なり膜形成能が低下する他、反射層との
接着力が低下する。
このような保護膜形成に用いる放射線硬化型化合物には
、オリゴエステルアクリレートが含まれることが好まし
い。
オリゴエステルアクリレートは、アクリレート基または
メタクリレート基を複数有するオリゴエステル化合物で
ある。 そして好ましいオリゴステルアクリレートとし
ては、分子量1000〜10000、好ましくは200
0〜7000であって、重合度2〜10、好ましくは、
3〜5のものが挙げられる。 また、これらのうちアク
リレート基またはメタクリレート基を2〜6個、好まし
くは3〜6@有する多官能オリゴエステルアクリレート
が好ましい。
また、上記の化合物に加えて、あるいはこれにかえで熱
可塑性樹脂を放射線感応変性することによって得られる
放射線硬化型化合物を用いてもよい。
このような放射線硬化型化合物の保護膜の膜厚は○、1
〜30−1より好ましくは1〜10戸である。
この膜厚が0.1−未満になると、−様な膜を形成しに
<<、湿度が高い雰囲気中での防湿効果が十分でな(、
記録層の耐久性が下がる。
しかも、ジッター防止効果が低下する。
また、30pをこえると、樹脂膜の硬化の際に伴う収縮
により記録媒体の反りや保護膜中のクラックが生じやす
い。
このような塗月莫は、通常、スビンナーコート、グラビ
ア塗布、スプレーコート、ディッピング等、種々の公知
の方法を組み合わせて設層すればよい。 この時の塗膜
の設層条件は、塗膜組成の混合物の粘度、目的とする塗
膜厚さ等を考慮して適宜決定すればよい。
本発明において塗膜に照射する放射線としては、紫外線
、電子線等が挙げられるが、紫外線が好ましい。
紫外線を用いる場合には、前述した゛ような放射線硬化
型化合物の中には、通常、光重合増感剤が加えられる。
光重合増感剤としては、例えば、ベンゾインメチルエー
テル、ベンゾインエチルエーテル、α−メチルベンゾイ
ン、α−クロルデオキシベンゾイン等のベンゾイン系、
ベンゾフェノン、アセトフェノン、モルホリノジメチル
メチル−4−メチルチオフェニルケトン、ビスジアルキ
ルアミノベンゾフェノン等のケトン類、アセドラキノン
、フエナントラキノン等のキノン類、ベンジルジスルフ
ィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド等のスルフ
ィド類等を挙げることができる。
そして、このような光重合増感剤と放射線硬化型化合物
を含有する塗膜を紫外線によって硬化させるには、公知
の種々の方法に従えばよい。
たとえば、キセノン放電管、水銀放電管などの紫外線電
球等を用いればよい。
また、場合によっては電子線を用いることもできる。
このような構成の光記録媒体1に記録ないし追記を行な
うには、例えば780 nmの記録光を、基板2をとお
してパルス状に照射する。
これにより、記録層3が光を吸収して発熱し、同時に基
板2も加熱される。 この結果、基板2と記録H3との
界面近傍において、色素等の記録層材質の融解や分解が
生じ、記録層3と基板2との界面に圧力が加わり、グル
ープの底壁や側壁を変形させることがある。
この場合記録層3の融解物や分解物を含有する分解物[
61が、通常グループ23の底部および境界を覆うよう
な形状に残存する。
分解物層61の材質は、実質的に基板材質を含まない材
質であり、記録層材質の分解物あるいは記録層材質の分
解物と、記録層材質との混合物によって構成される。
分解物層61は、言己録層3の厚さの通常30〜90%
程度の厚さである。
そして、通常、分解物層61上には、反射層との界面に
空隙63が形成され、分解物層61と、空隙63とがピ
ット部6に形成される。
空隙63は、記録層3の厚さの通常10〜70%程度の
厚さである。
また、このような記録過程において、基板2は変形しな
い場合もあるが、通常、基板2のピット部6は、加熱時
の圧力によって凹状にへこむことになる。 基板2のへ
こみ量は、ピット部6の寸法が大きい程大きく、通常O
〜300人程度の以下である。
また、空隙63上には、反射層4に密着して微少膜厚に
て記録層3ないしその分解物等が残存することもある。
このように、ピット部6の基板2と記録ff1i3との
界面部には、実質的に基板材質を含有しない層が形成さ
れる。
なお、記録光のパワーは通常、5〜9II1w程度、基
板回転線速度は1.2〜1.4m/s程度とすればよい
このようにしてピット部6を形成したのち、例えば78
0 nmの再生光を、基板2をとおして照射すると、ピ
ット部6により光の位相差を生じ、反射率が未記録部分
の60%以下、特に50%以下、さらには40%以下に
低下する。
一方、未記録部では、60%以上、特に70%以上の高
反射率を示しているので、CD規格による再生が可能と
なる。
再生光のパワーは、0.1〜10mW程度とする。
なお、前記の光記録媒体は、本発明の光情報媒体の1例
であり、このほか、変調された熱ビームあるいは変調さ
れた磁界により、情報が磁気的に記録され、記録情報は
磁気−光変換して再生される、いわゆる光磁気記録媒体
であってもよい。
この場合、記録層は、光磁気記録が行なえるものであれ
ばその材質に特に制限はないが、希土類金属元素を含有
する合金、特に希土類金属と遷移金属との合金を、スパ
ッタ、蒸着法、イオンブレーティング法等により、非晶
質膜として形成したものであることが好ましい。
また、本発明は、光学式ビデオディスク、コンパクトデ
ィスク等の再生専用の光再生媒体であってもよい。
ただ、好ましくは、前述したように色素を含有する記録
層上に密着して反射層を積層して構成した光記録媒体で
ある。
〈実施例〉 実施例1 連続グループを有する120mmφ、厚さ1.2mmの
ポリカーボネート樹脂基板上に色素を含有する記録層を
設層した。 この記録肩上に、スパッタリングによりC
u−Au合金薄膜を1000人厚に設層して反射層とし
、さらに、オリゴエステルアクリレートを含有する紫外
線硬化型樹脂を塗布した後紫外線硬化じて5−厚の保護
膜とし、光記録ディスクサンプルNo、  1を得た。
サンプルNo、  1の記録層に含有される色素を下記
に示す。
l 記録層の設層は、基板を500〜3000rpmで回転
させながらスピンコード塗布により行なった。 塗布溶
液としては、3.5wt%ジアセトンアルコール溶液を
用いた。 記録層の厚さはグループ部で1400人、ラ
ンド部で1000人であった。
サンプルN011の記録層に含有される色素A1の含有
量は90wt%、−1項酸系クエンチャーの含有量は1
0wt%であり、記録層の屈折率(n)は2.6、消衰
係数(k)は、0.06であった。
nおよびkは、上記色素を含有する溶液を測定用基板上
に乾燥膜厚1000人に成膜して被検記録層とし、この
被検記録層のnおよびkを測定することにより求めた。
 なお、この測定は、「光学」 (石黒浩三著、県立全
書)第168〜178ページの記載に準じて行なった。
 また、上記色素A1を含有する記録層の測定に際して
は、溶媒にジアセトンアルコール、測定用基板にポリカ
ーボネート基板を用いた。
反射層のCu−Au合金薄膜の組成は、Cu soA 
u + o (at%)であり、成膜条件は、下記のと
おりであった。
スパッタ圧カニ1.OPa 投入パワー+ 11 、0W/cm” なお、Cu−Au合金薄膜の組成は、誘導結合高周波プ
ラズマ分光分析にて求めた。
また、保護膜は、下記の放射線硬化型化合物および光重
合増感剤を含む塗布組成物をスピンナーコートで設層し
た。
(塗布組成物) 多官能オリゴエステルアクリレート[オリゴエステルア
クリレート(3官能以上)30重量%、トリメチルプロ
パンアクリレート70重量%、商品名アロニックスM−
8030;東亜合成社製] 100重量部 光重合増感剤(商品名・I RGACURE907゜日
本チバガイギー社製) 5重量部 このような塗布組成物を設層後、120 W/c+。
の紫外線を15sec照射し架橋硬化させ、硬化膜とし
た。
この膜の鉛筆硬度は2Hであった。
また、反射層のみを下記衣1に示される薄膜にかえたほ
かはサンプルNo、  1と同様として、サンプルNo
、  2〜No、 4を製造した。
得られたサンプルNo、1およびNo、  2に対し、
波長780 nm、7mWのレーザーにてコンパクトデ
ィスク信号の記録を行ない、次いで市販のコンパクトデ
ィスクプレーヤで再生を行なった。
この結果、S/N比が高(、良好な再生を行なうことが
できた。
なお、未記録部で70%以上の反射率が得られ、記録部
の反射率は未記録部の反射率の40%以下であった。
次に、各サンプルに対し、下記の評価を行なった。
1)反射率 サンプルに対し、波長780 nm、7mWのレーザー
にてコンパクトディスク信号の記録を行なった後、市販
のコンパクトディスクプレーヤで再生を行なって言己録
部のI topレベルの反射率を測定した。
次いで、サンプルを温度60℃、湿度90%RHの環境
中に500時間放置した後、同様に記録部の1 top
レベルの反射率を測定した。
そして、各サンプルの初期の反射率を基準(1,00)
とし、サンプルNo、  1−No、 4それぞれにつ
いて規格化された反射率を算出した。
評価基準 C・・・規格化した反射率が0.93超×・・・規格化
した反射率が0.93未満2)C1エラー 市販のコンパクトディスクプレーヤで再生を行なって、
初期および500時間(60”C190%RH)後のC
1エラーを測定した。
この場合、C1エラーのCD規格は、220(カラ28
フ秒)以内である。
評価基準 C・・・C1エラー220(カラ28フ秒)以内 X・・・CIエラー220(カラ28フ秒)超3)アイ
パターン アイパターンをオシロスコープを用いて観察し、その乱
れ具合をO1△、×の3段階で評価した。
評価基準 O・・・アイパターンの乱れなし △・・・アイパターンの立ち上がり部分が少し乱れる ×・・・アイパターンの立ち上がり部分が乱れるなお、
サンプルNo、 2のアイパターンのオシロ波形の写真
を第2図、No、 4のアイパターンのオシロ波形の写
真を第3図に示す。
結果は表1に示されるとおりである。
表1に示される結果から本発明の効果が明らかである。
なお、本発明のサンプルNo、  1およびNo、  
2につき、MEGURO社製CDジッターメーターMJ
M−631で測定したところ、30ns未満であり、ジ
ッターも少なかった。 これに対し、比較用サンプルN
o、 4のジッターは30ns以上であった。
また、各サンプルの保護膜の鉛筆硬度を下げたところ、
アイパターンが少し乱れ、ジッターの増加がみられた。
また、反射層中のAuの含有量をかえた各種サンプルを
作製し、前記と同様の評価を行なったところ、同等の結
果が得られた。
〈発明の効果〉 本発明の光情報媒体では、反射層の、耐食性、耐湿性が
良いため、高温、高湿下での使用や長期保存を行なって
も高反射率が維持される。
二のため、エラーレートが小さく、良好な記録や再生を
行なうことができる光情報媒体が実現する。
また、本発明の密着型の光記録媒体によれば、高反射率
で、しかもピット部での大きな反射率低下を示すので、
CD規格による再生を行なうことのできる良好な光記録
が可能となる。
しかも、従来のA、 u薄膜の反射層を形成した光記録
媒体とは異なり、良好なアイパターンか得られ、ジッタ
ーも少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光記録媒体を示す部分断面図である
。 第2図は、オシロ波形を示す図面代用写真であって、本
発明の光記録媒体のアイパターンが示される写真である
。 第3図は、オシロ波形を示す図面代用写真であって、従
来の光記録媒体のアイパターンが示される写真である。 符号の説明 1・・・光記録媒体 2・・・基板 21・・・ランド部 23・・・グループ 3・・・記録層 4・・・反射層 5・・・保護膜 6・・・ピット部 61・・・分解物層 63・・・空隙 出 願 人 ティーデイ−ケイ株式会社代  理  人
  弁理士   石  井  陽  −同     弁
理士   増  1) 達  哉F  I  G、I ブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に、CuとAuとを含有する合金薄膜の反
    射層を有することを特徴とする光情報媒体。
  2. (2)前記反射層中のAuの含有量が5〜99at%で
    ある請求項1に記載の光情報媒体。
  3. (3)基板上に色素を含有する記録層を有し、この記録
    層上に密着して前記反射層を積層して構成され、 記録光を前記記録層に照射してピット部を形成し、再生
    光により再生を行なう請求項1または2に記載の光情報
    媒体。
  4. (4)基板側から再生光を照射したとき、未記録部分の
    反射率が60%以上であり、記録部分の反射率が未記録
    部分の反射率の60%以下であり、 記録光および再生光の波長における前記記録層の消衰係
    数kが0.03〜0.25であり、記録光および再生光
    の波長における前記記録層の屈折率nが1.8〜4.0
    であり、 記録光および再生光の波長が600〜900nmである
    請求項3に記載の光情報媒体。
  5. (5)前記ピット部の前記基板と前記記録層の界面部に
    は、記録層材質の分解物を含有し、かつ基板材質を実質
    的に含有しない層が存在している請求項3または4に記
    載の光情報媒体。
  6. (6)前記ピット部には、空隙が形成されている請求項
    5に記載の光情報媒体。
  7. (7)前記反射層上に保護膜を有し、この保護膜の25
    ℃における鉛筆硬度がH〜8Hである請求項3ないし6
    のいずれかに記載の光情報媒体。
JP2284085A 1990-10-22 1990-10-22 光情報媒体 Pending JPH04157636A (ja)

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