JPH0415538Y2 - - Google Patents

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JPH0415538Y2
JPH0415538Y2 JP1984000498U JP49884U JPH0415538Y2 JP H0415538 Y2 JPH0415538 Y2 JP H0415538Y2 JP 1984000498 U JP1984000498 U JP 1984000498U JP 49884 U JP49884 U JP 49884U JP H0415538 Y2 JPH0415538 Y2 JP H0415538Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は自動変速機を備えた車両の内燃機関の
運転状態に応じて該機関への燃料供給停止および
再開を行う燃料供給停止装置に関する。
〈背景技術〉 自動変速機を備えた車両の内燃機関の燃焼供給
停止装置および変速機制御装置の一例として第1
図に示すものがある。
このものにおける燃料供給停止装置としては、
たとえば特開昭57−336号公報に示されるものが
あり、車両に搭載された内燃機関の燃費向上およ
び排気改善を目的として、スロツトル弁全閉運転
時(アイドル運転時)における機関への燃料供給
を回転数センサおよび水温センサ等のセンサ群か
ら検出される機関運転状態に応じて停止および再
開するものである。
すなわち、この燃料供給停止装置は気筒別噴射
方式の内燃機関に適用されるものであり、スロツ
トル弁全閉状態に応じて機関回転数が水温から決
定される設定値以上となると機関への燃料供給を
停止する。そして、この燃料供給停止中に機関回
転数が水温から決定される設定値R1以下に低下
したときに半数の気筒への燃料供給を再開し、さ
らに機関回転数が低下して同じく水温から決定さ
れる前記R1よりも小なる設定値R2以下になつた
ときに全気筒の燃料供給を再開するようにして、
燃料供給の再開を段階的に行つて燃料供給再開時
のトルクの急増により車両に与えられるシヨツク
を緩和するようにしている。
また、燃料供給停止中における機関回転数の
R1までの低下速度が大きい場合には、回転数が
R1以下になつた場合に行つていた半数の気筒の
燃料供給再開を全気筒の燃料供給再開に変更して
機関回転数急減による回転数のアンダーシユート
に伴う機関停止のおそれを防止するものである。
一方、変速機制御装置は車両の走行状態および
機関の運転状態に応じて、たとえば以下のような
ダウンシフト制御を行う。
すなわち、シフトレバー位置がドライブレンジ
3速、車速が30〜50Km/hr、スロツトル弁が全閉
という状態においてブレーキが作動すると車両減
速運転状態と判定し、変速機を駆動してドライブ
レンジ3速からドライブレンジ2速にシフトダウ
ンし、その後再加速されるまでドライブレンジ2
速を保持する。そして、降坂時のエンジンブレー
キ効果の向上を図り、頻繁なブレーキ操作シフト
レバー操作の負担軽減を図るようになつている。
このような、自動変速機の制御装置を備える車
両の前記燃料供給停止装置は第2図に示すように
作動する。
まず、スロツトル弁が全閉となりアイドルスイ
ツチがONとなつたときの機関回転数が所定値以
上であれば燃料供給停止がなされる。そして、燃
料供給停止により機関回転数が低下する過程にお
いて、ブレーキが作動して前記ダウンシフト制御
のための条件がすべて満足されると変速機のダウ
ンシフトソレノイドに通電がなされ、変速機が駆
動されてドライブレンジ3速からドライブレンジ
2速に自動的にシフトダウンされる。これに伴い
機関回転数は、燃料供給停止による低下の過程か
らシフトダウンによる変速比の増大によつて増加
の過程に移行する。このとき、機関回転数の増加
の過程への移行はダウンシフトソレノイドの駆動
後若干の遅れを伴うものである。
ここにおいて、この遅れの期間内における最小
回転数が燃料供給を再開するための基準として設
定された前記回転数R1以下となると燃料供給再
開が行われる。ところが、この場合には、燃料供
給再開をしなくても変速機のシフトダウンにより
機関回転数は必ず増大するから、この場合の機関
回転数増大を図るための燃料供給再開は不必要な
ものとなる。したがつて、燃料供給停止期間中に
変速機制御装置によるシフトダウンが行われ、そ
の直後に燃料供給再開がなされた場合は燃料供給
停止装置にアイドル擬似信号を出力し、強制的に
燃料供給を停止して燃費の向上を図るようにして
いる(特開昭58−57048号公報等参照)。
しかしながら、このものではダウンシフトソレ
ノイド駆動から機関回転数上昇までの遅れ期間内
に、機関回転数が供給再開条件の回転数R1以下
に減少して燃料供給再開が実際になされた後に、
アイドル擬似信号を出力して燃料の供給を強制的
に停止するものであるから、第2図中Pで示され
る期間、本来不必要な燃料供給がなされることと
なり、その分だけ燃費が低下するという不都合を
有するものであつた。
〈考案の目的〉 本考案はこのような問題点に注目してなされた
もので、自動変速機制御装置を備えた車両におけ
る燃料供給停止中にダウンシフト制御が行われた
場合には、機関回転数が一時的に低下しても燃料
供給再開を行わないような燃料供給停止装置を提
供し、燃費の向上を図ることを目的とする。
〈考案の概要〉 このために、本考案では第3図に示すように吸
気通路に介装されたスロツトル弁の全閉状態を検
出する手段と、機関回転数を検出する手段と、ス
ロツトル弁全閉時における機関回転数が第1の設
定値以上となつたときに機関への燃料供給を停止
する手段と、該手段による燃料供給停止中に機関
回転数が前記第1の設定値よりも小さく設定され
た第2の設定値以下となつたときに燃料供給を再
開する手段とを備えるとともに、車両の所定の減
速運転状態を検出する手段と、該手段により車両
の所定の減速運転状態を検出したときに機関に接
続された自動変速機の変速比を大きい値に切換え
るようにダウンシフト制御する手段とを備えた自
動変速機付車両用内燃機関の燃料供給停止装置に
おいて、前記所定の減速運転開始後ダウンシフト
制御手段によるダウンシフト制御信号が出力され
てから所定期間は、前記第2の設定値を該ダウン
シフト制御信号が出力されていない場合の設定値
よりも小さな値に減少補正する手段を設けた燃料
供給停止装置を構成し、前記目的の達成を図るも
のである。
〈実施例〉 以下本考案を第4図に示す一実施例に基づき説
明する。
構 成 すなわち、スロツトル弁の全閉状態を検出する
スロツトルセンサ1、機関回転数を検出する回転
数センサ2、機関の吸入空気流量を測定する吸気
両センサ3、機関冷却水の温度を測定する水温セ
ンサ4が設けられるとともに、車両の減速運転状
態を検出する手段として車両の速度を計測する車
速センサ5、ブレーキの作動を検出するブレーキ
スイツチ6、シフトレバー位置を検出するシフト
スイツチ7が設けられ、これらの出力がマイクロ
コンピユータ8に入力されるようになつている。
マイクロコンピユータ8は中央演算処理装置
(CPU)8a、入力インターフエース8b、出力
インターフエース8c,ROM8d、RAM8e
およびクロツクパルス発振器8fからなり、前記
サンサ群1〜4の出力に基づき運転状態に対応し
た燃料噴射パルス幅を算出するとともに、後述す
る方法で燃料供給停止を行うか否かの判定および
燃料供給停止を行つた後の燃料供給の再開の時期
の判定をして、その結果に応じた信号を駆動回路
9に出力する。この駆動回路9はマイクロコンピ
ユータ8からの信号に応じて噴射弁10を駆動
し、その結果機関への燃料供給停止および供給再
開が行われるようになつている。すなわち、マイ
クロコンピユータ8と駆動回路9とが燃料供給停
止手段および燃料供給再開手段を構成することに
なる。
また、車両の減速運転状態を検出するセンサ群
1,5〜7の出力から後述する方法により車両の
減速運転状態が検出されるとマイクロコンピユー
タ8からダウンシフト信号が発せられる。そし
て、該信号が変速機駆動のためのダウンシフトソ
レノイド11に入力されると、該ダウンシフトソ
レノイド11はシフトレバー位置がシフトダウン
するように変速機12を駆動するようになつてい
る。すなわち、マイクロコンピユータ8とダウン
シフトソレノイド11とがダウンシフト制御手段
を構成することになる。
作 用 次に、このものの作用を第5図および第6図に
示すフローチヤートに従つて説明する。
まず第5図に示されるタイマフラグセツトのた
めのサブルーチンから説明する。このサブルーチ
ンは一定時間毎(たとえば0.1秒毎)に処理され
るもので、S101でスロツトルセンサ1、車速セ
ンサ5、ブレーキスイツチ6およびシフトスイツ
チ7の出力を読込み、S102でこれらの出力から
車両が減速運転状態にあるか否かが判定される。
すなわち、スロツトル弁が全閉、車速が30〜50
Km/hr、ブレーキが作動という状態であれは減速
運転状態であると判定し、このときシフトレバー
位置がドライブレンジ3速にあれば、S103へ進
みダウンシフト信号を発信する。ついで、S104
へ進みタイマ変数TCに1を加える。ここにおい
て、このサブルーチンは0.1秒毎に処理されるも
のであるから、タイマ変数TCの値が1増加する
ことはダウンシフト信号が発信開始されてからの
経過時間が0.1秒増加したことに対応するもので
ある。
次にS105ではタイマ変数TCの値が20より大き
いか否かが判定され、TCの値が20未満すなわち
ダウンシフト信号が発信開始されてから2秒が経
過しない間はS106でタイマフラグを1にセツト
し、TCの値が20以上すなわちダウンシフト信号
が発信開始されてから2秒経過した後はS107で
タイマフラグを0にセツトする。
一方、S102における判定で車両が減速運転状
態にないと判定された場合は、S108でタイマフ
ラグが0にセツトされるとともにS109でタイマ
変数TCがゼロクリアされる。
以上から明らかなように、このサブルーチンで
設定されるタイマフラグが1であることは、ダウ
ンシフト信号が発信されてからの経過時間が2秒
未満であることを示すものである。
なお、S103で発信されたダウンシフト信号は
ダウンシフトソレノイド11へ入力され、変速機
12をドライブレンジ3速からドライブレンジ2
速にシフトダウン駆動する。
次に第6図に示すメインルーチンの説明をす
る。
すなわち、S1で機関運転状態を検出する前記
センサ1〜4の出力信号が読込まれ、S2でこれ
らの信号に基づき燃料の噴射パルス幅が演算され
る。そしてS3で機関始動操作中であるか否がが
判定され、始動操作中であればS4で前記噴射パ
ルス幅に始動時補正(燃料増量)を行い、S5で
後述する内容を持つ時間カウントをクリアし、
S6で全気筒の噴射弁に前記補正された噴射パル
ス幅を有する駆動信号が出力され、全気筒に燃料
供給される。すなわち、機関始動操作中は始動性
向上のため、他の条件にかかわりなく全気筒に燃
料を噴射させる。
一方、S3で機関始動操作中でないと判定され
た場合は、S7へ進みスロツトル弁が全閉である
か否かの判定が行われ、スロツトル弁が全閉でな
ければS5を介してS6へ進みS2で設定された噴射
パルス幅を有する駆動信号が出力されて全気筒に
燃料が供給される。
また、S7でスロツトル弁が全閉位置にあると
判定されたときはS8へ進み、スロツトル弁の全
閉が継続しているか否かを判定する。そして、今
回の演算で初めて全閉になつた場合すなわち全閉
になつた直後の場合は、S9へ進み回転数センサ
2で検出した機関回転数Nと第7図のグラフに示
すように水温に対応して予め設定されている所定
の回転数JCとを比較し、NがJC未満であればS5,
S6へ進み全気筒燃料供給し、NがJC以上であれ
ばS10へ進み時間カウントをクリアした後にS11
で全気筒の噴射弁の駆動を停止して燃料の供給を
停止する。
一方、S8で前回演算のときもスロツトル弁全
閉であつた場合すなわち全閉状態が継続している
場合はS12へ進み、機関回転数Nを第7図のグラ
フに示すように水温に対応して予め設定されてい
る前記JCよりも大きな値の回転数BCと比較す
る。そして、NがBC以上であればS10へ進み時
間カウントをクリアした後、S11で全気筒の燃料
供給を停止し、NがBC未満であればS13へ進む。
すなわち、ここまでの過程においてスロツトル
弁全閉時の機関回転数Nが運転状態により定めら
れる設定値より大きい場合は燃料供給停止がなさ
れるわけである。
次に、S13においては燃料供給停止中であるか
否かが判定され、停止中でなければS5,S6へ進
み全気筒燃料供給を続行し、停止中であればS14
へ進み回転数NがJCと等しいか否かが判定され
る。そして、NとJCとが等しければS15で時間カ
ウントを開始し、等しくなければそのままS16に
進む。
S16では前記サブルーチンで設定されたタイマ
フラグの値が1であるか否かが判定され、該タイ
マフラグが1でない場合、すなわちダウンシフト
信号発信前かまたはダウンシフト信号発信後2秒
以上経過している場合にはS17へ進み、機関回転
数Nを第7図のグラフに示すように水温に対応し
て定められている前記JCよりも小さい値の回転
数R1と比較し、NがR1よりも大きい場合はS11へ
進み燃料供給停止を続行し、NがR1と等しいと
きはS18でS15から開始した時間カウントを停止
する。すなわち、機関回転数NがJCからR1まで
低下する間の時間Tが計測されたことになる。
そして、この時間Tが所定値T1よりも小なる
とき、つまり回転数Nが急激に減少するときは回
転数Nのアンダーシユートによる機関停止を防止
するためにS19からS5へ進み時間カウントをクリ
アした後S6で燃料供給を再開して全気筒燃料噴
射する。一方、S19で判定される回転数NのJCか
らR1までの低下時間T1よりも大きいとき、つま
り回転数Nの減少が緩かなときは、S20へ進み半
数の気筒へ燃料を供給する。
S17の判定においてNがR1よりも小さい場合
は、S23へ進み回転数Nを第7図に示す水温に対
応して設定されているR1よりも小なる設定回転
数R2と比較し、NがR2以上であればS20へ進み半
数気筒の燃料供給停止を続行し、NがR2未満で
あればS5,S6へ進み全気筒燃料供給して機関停
止の防止を図る。
一方、S16の判定においてタイマフラグが1で
あるとき、すなわちダウンシフト信号が発信され
てから2秒以内であるときは、S21へ進みS17で
行つていた実際の機関回転数Nと設定回転数R1
との比較を回転数Nと前記設定回転数R1よりも
小さな値に設定された回転数R3(第7図のグラフ
参照)との比較に変更する。そして、NがR3
りも大きければS11へ進み全気筒の燃料供給停止
を続行し、NがR3と等しければS18でS15から開
始された時間カウントを停止してS19でその値を
所定値T1と比較し、その結果に応じてS20で半数
気筒への燃料供給をするかまたはS6で全気筒へ
の燃料供給を行うものであることはS17を経由し
た場合と同様である。
S21の判定においてNがR3よりも小さいときは
S24へ進み、Nを前記設定回転数R2よりも小さな
値に設定された回転数R4(第7図のグラフ参照)
と比較して、NがR4以上のときはS20へ進み半数
気筒の燃料供給停止を続行し、NがR4未満であ
るときはS5,S6へ進んで全気筒へ燃料供給する
ものである。
すなわち、燃料供給停止期間中に車両が減速過
程にあると判定されダウンシフト信号が発せられ
てから2秒間は燃料供給再開を行うための基準と
なる設定回転数を低い値に変更して、燃料供給再
開を行う条件を厳しくし、燃費の向上を図るもの
である。尚、本実施例においてはダウンシフト信
号が発せられてから2秒間は前記設定回転数を低
い値に変更することとしたが、後述する第8図か
らも明らかなように、当該2秒間は機関回転数が
例えば極大点をとる時点等、所定値まで上昇する
までの所要時間より少なくとも長い時間である。
即ち、この過程S16,S21,S24が第3図における
設定値減少補正手段に対応するものである。ここ
で、燃料供給再開が行われなくてもシフトダウン
により機関回転数は必ず上昇するから機関停止の
おそれはない。
このときの作動過程を第8図のタイムチヤート
に示す。
スロツトル弁が全閉となつたときの機関回転数
Nが前記設定回転数JCより大きい場合にはその
時点(図中Aで示す)から燃料供給が停止され
る。そして、この燃料供給停止による機関回転数
の低下の過程において前記減速運転状態が満され
てダウンシフト信号が発せられると、この時点
(図中Bで示す)から2秒間タイマフラグが1に
セツトされ、燃料供給再開の基準となる設定回転
数がダウンシフト信号が発せられてない場合に係
る設定値R1,R2からそれよりも小さな値に設定
されたR3,R4に変更される。
このため、ダウンシフト信号が発せられてから
実際に変速機12が駆動されて変速比が大きくな
つて機関回転数が上昇するまでの遅れ期間内にお
ける最小回転数が、たとえばR1よりも小さくな
つてもこのときの供給再開の基準回転数はR1
りも小さいR3であるから、燃料供給再開はなさ
れない。そして、燃料供給再開の基準回転数を変
更しなかつた場合には、なされたであろう燃料供
給(図中点線で示す)が回避されて、その分の燃
料消費が節約されるものである。
また、前記遅れ期間内における機関最小回転数
がR2よりも小となつた場合は、その最小回転数
がR4よりも大であれば半数気筒へ燃料供給され、
R4より小であれば全気筒へ燃料供給される。こ
こで、この基準となるR4はタイマフラグが1で
ないときの基準値R2よりも小さく設定されてい
るから、R2を基準としたときには全気筒燃料供
給された場合でもR4を基準としたときには半数
気筒の燃料供給に留まる機会が多くなりその分だ
け燃料消費が節減されるものである。この場合も
ダウンシフトによる回転数の大幅な上昇があるか
ら機関停止は十分に防止できる。
なお、本実施例では燃料供給再開の基準となる
回転数R1,R2に補正を加える期間をダウンシフ
ト信号発信から2秒間以内としたが、このものに
限らずたとえばダウンシフト信号発信から機関回
転数が極大値をとる時点(第8図中Cで示される
時点)までとしてもよい。
また、本実施例は気筒別噴射方式の燃料供給装
置に対して適用したものであるが、段階的な燃料
供給再開を行わなければマニホールド上流側一箇
所で燃料噴射を行うものおよび気化器を備えるも
のに対しても本考案は適用でき、同様の効果を奏
するものである。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、スロツト
ル弁全閉時に機関回転数の上昇に応じて燃料供給
停止、下降に応じて燃料供給再開を行い燃費節減
および排気改善を図る燃料供給停止装置による燃
料供給停止期間中に、車両の減速運転状態が検出
され変速比を大きくするためのダウンシフト信号
が発せられると燃料供給再開の基準となる設定回
転数をダウンシフト信号が発せられていないとき
の値よりも小さな値に補正するから、ダウンシフ
ト信号が発せられてから実際にシフトダウンが行
われ機関回転数が上昇するまでの期間内における
回転数の一時的な低下に伴う本来不必要な燃料供
給再開が回避されると共に、減速時のダウンシフ
ト状態における燃料供給停止期間の拡大による燃
費の向上が図れ、またエンジンブレーキ効果の向
上も図れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の構成を示すブロツク図、第2
図は同上の作動過程を示すタイムチヤート、第3
図は本考案の構成を示すブロツク図、第4図は本
考案の一実施例のハードウエア構成を示すブロツ
ク図、第5図および第6図は同上の作動過程を示
すフローチヤート、第7図は同上における諸設定
値の設定の仕方を示すグラフ、第8図は同上の作
動過程を示すタイムチヤートである。 1……スロツトルセンサ、2……回転数セン
サ、5……車速センサ、6……ブレーキスイツ
チ、7……シフトスイツチ、8……コンピユー
タ、9……駆動回路、11……ダウンシフトソレ
ノイド、12……変速機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気通路に介装されたスロツトル弁の全閉状態
    を検出する手段と、機関回転数を検出する手段
    と、スロツトル弁全閉時における機関回転数が第
    1の設定値以上となつたときに機関への燃料供給
    を停止する手段と、該手段による燃料供給停止中
    に機関回転数が前記第1の設定値よりも小さく設
    定された第2の設定値以下となつたときに燃料供
    給を再開する手段とを備えるとともに、車両の所
    定の減速運転状態を検出する手段と、該手段によ
    り車両の所定の減速運転状態を検出したときに機
    関に接続された自動変速機の変速比を大きい値に
    切換えるようにダウンシフト制御する手段とを備
    えた自動変速機付車両用内燃機関の燃料供給停止
    装置において、前記所定の減速運転開始後ダウン
    シフト制御手段によるダウンシフト制御信号が出
    力されてから所定期間は、前記第2の設定値を該
    ダウンシフト制御信号が出力されていない場合の
    設定値よりも小さな値に減少補正する手段を設け
    たことを特徴とする自動変速機付車両用内燃機関
    の燃料供給停止装置。
JP1984000498U 1984-01-09 1984-01-09 自動変速機付車両用内燃機関の燃料供給停止装置 Granted JPS60113224U (ja)

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JPS60113224U JPS60113224U (ja) 1985-07-31
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125874A (ja) 2008-11-25 2010-06-10 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
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JPS5857048A (ja) * 1981-10-01 1983-04-05 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機塔載車用エンジンのフユ−エルカツト制御装置

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