JPH0415397A - 炭素繊維断熱材 - Google Patents

炭素繊維断熱材

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JPH0415397A
JPH0415397A JP2117624A JP11762490A JPH0415397A JP H0415397 A JPH0415397 A JP H0415397A JP 2117624 A JP2117624 A JP 2117624A JP 11762490 A JP11762490 A JP 11762490A JP H0415397 A JPH0415397 A JP H0415397A
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JP
Japan
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carbon fiber
heat insulating
insulating material
fiber heat
crashed
Prior art date
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Pending
Application number
JP2117624A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ito
哲夫 伊藤
Yasuhiko Yumitate
恭彦 弓立
Mamoru Kameda
亀田 守
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication of JPH0415397A publication Critical patent/JPH0415397A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は炭素繊維断熱材を簡易なりラッシャープレス等
により破砕して得られる破砕物と熱硬化性樹脂との混合
物を成形し、更に焼成することにより得られる炭素繊維
断熱材に関する。
(従来の技術) 炭素繊維断熱材は炭素繊維フェルトあるいはチョンブ等
の素材にフェノール樹脂等を含浸させ、平板、円筒等目
的形状に成形した後焼成することにより得られる。
(発明が解決しようとする課題) 焼成後の断熱材は所定の寸法、形状物とする為に更に加
工することが不可欠である。このため、この工程で相当
程度の切りしろ等の断片が生じる。
一方、焼成品は強度的に脆く、傷つき易く、焼成、加工
、運送等の諸工程において破損などの不良品を生じるこ
とも多い。この様な断片や不良品等は通常再使用される
ことなく廃棄され、結果的に製品コストにかなりの程度
影響を及ぼすことにつながる。
本発明は、上記のような種々の段階で生ずる炭素繊維断
熱材の切りしろ、不良品等を再利用して安価な断熱材を
新たに生産すること、更には目的とする断熱材そのもの
のコストダウンを計ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、かかる目的を達成すべく鋭意研究した結
果、以下のことを知見した。
即ち、炭素繊維断熱材は強度的にそれ程強くなく、広く
工業的に用いられている粉砕機、クラッシャー、プレス
等を用いることで、例えば粉砕機を用いた場合、歯の形
状、すき間を選択することにより、またプレスにおいて
は圧力を調節することにより種々な長さの破砕物とする
ことができることが判った。一方炭素繊維断熱材は既に
フェノール樹脂等を含浸させた炭素繊維を2000°C
前後で焼成、黒鉛化させたものであり、炭素繊維ミルド
あるいはチョップ等を出発原料とすることよりも樹脂と
の含浸、分散等の工程でなじみが良く、且つ破砕物と熱
硬化性樹脂との混合物を成形して得られたものを再度焼
成する際は樹脂を炭化するに足る温度域で焼成するだけ
でも十分断熱特性等において満足できる炭素繊維断熱材
とすることも可能であった。そしてこのような知見に基
づき、遂に本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は炭素繊維断熱材の破砕物と熱硬化性樹脂
との混合物を成形し、更に焼成することを特徴とする炭
素繊維断熱材にある。
本発明で用いる炭素繊維断熱材とは、ピッチ系、PAN
系炭素繊維にかかわらず、それのフェルト、ミルド、チ
ョップ等にフェノール等の熱硬化性樹脂を含浸させ、所
定形状に成形させた後、焼成あるいは未焼成のものを含
めた広義の炭素繊維断熱材を意味する。それを破砕した
ものを本発明においては再利用する。又、上記したフェ
ルトとは炭素繊維そのものから得られたものに限らず、
パイロメノクスやカイノールの様な耐熱繊維との混繊フ
ェルトも含んでいる。
炭素繊維断熱材の破砕物を得る為の炭素繊維断熱材は前
述した通りであるが、焼成温度は必ずしも2000°C
前後で黒鉛化されたものに限定されるものではなく、使
用したマトリックス樹脂が炭化されるに足る温度で焼成
されたものでも何ら本目的に不都合ではない。しかしな
がら好ましくは600℃以上で炭化したものを用いるこ
とが望ましい。
炭素繊維断熱材の破砕方法としては、プレス、クランシ
ャー ミル、ミキサー等の広<−船釣に用いられる装置
を利用することで足る。即ち圧力により押しつぶす、あ
るいは切断により破砕する原理の装置であれば特に制限
なく用いることができる。また使用する装置は、目的と
する破砕物の粒度、糸長等に応じて選択すれば艮(、且
つ同一装置でも圧力や回転速度、歯の形状等を選ぶこと
により種々の大きさの破砕物とすることが可能である。
またプレスを利用する場合はアルミハニカム等の補助具
を使用し、大きさを調節することなども可能である。
そして、上記方法により得られた炭素繊維断熱材の破砕
物は通常、粉状、ミルドないしはチョンプ状になる。
これらの破砕物は熱硬化性樹脂と混合し、目的とする形
状金型に充てんし、加熱成形後目的とする温度で焼成す
ることにより本発明の成形断熱材となす。
ここで熱硬化性樹脂とはレゾール、ノボラックタイプの
フェノール樹脂、ビニルエステル樹脂、フラン樹脂、ビ
スマレイミド系樹脂など一般的に入手できるものを選べ
ば良くまた2種以上の樹脂混合物を用いることも何ら不
都合ではない。しかしながら安価で種々のグレードが揃
い且つ炭化率が高く種々の溶剤に可溶であるなどの点か
らフェノール樹脂が望ましい。
破砕物と熱硬化性樹脂との混合比率は混合方法、例えば
湿式か乾式か、破砕物の粒度、成形物の大きさ、成形物
の嵩密度等々により影響され一概に規定できないが、樹
脂比率として10〜80重量%、好ましくは15〜40
%の範囲が望ましい。
(実施例) 次いで、本発明を実施例によりさらに説明する。
尚、例中の部及び%は重量基準である。
実施例1 ■ドナツク製のピッチ系炭素繊維フェルトにフェノール
樹脂を含浸させ、所定量のプリプレグを積層し、150
°Cにて1時間圧縮成形することにより30閣厚の焼成
曲平板を得た。得られた平板を真空下2000°Cにて
焼成することで30III11厚さ、嵩密度0.16g
/c1i1の炭素繊維断熱材を得た。
カッターにて四方パリ取りした。パリを更に3〜4c1
11長に折り袋に入れ、袋のままプレス盤面にfl、3
0kg/ctll加圧、圧縮することにより断熱材ミル
ド繊維を得た。得られた破砕物の嵩密度は0.35〜0
.40g/cdであった。
得られた破砕物とノボラックタイプの発泡性フェノール
(住人ディレズ■製)樹脂とを各々60対40の比で混
合した。十分均質に混合したものの嵩密度は約0.43
g/cdであった。混合物を円筒金型に充てんし、10
0〜120℃乾燥機内にて30分間加熱することで発泡
成形体を得た。更にこのものを150℃、30分間ポス
トキュアし、次いで脱型後真空雰囲気下1000℃迄昇
温させ焼成した。昇温速度は1〜b 且つ1000℃迄昇温すれば完全に炭化が終了していた
。焼成後得られた円筒状断熱材の嵩密度は約0.17g
/cjであった。
また上記方法と同様にして10m厚の平板を作成−・h
r・℃であった。
注1)試験片は100LX20”X 10T(mm)。
H,S、=10寵/分、スパン70鶴3点曲げ。
注2)窒素中において非定常法により測定。
実施例2 予め2000℃にて焼成された炭素繊維断熱材を鋸にて
粗切りし、このものを樹脂粉砕用ミルに投入、粉砕する
ことにより嵩密度0.2〜0.8g/ciのミルドを得
た。嵩密度はミルの歯の大きさを変えることで調節可能
であった。
嵩密度約0.65g/−の破砕物と大日本インキ化学工
業■製の水溶性レゾールタイプの発泡性フェノール樹脂
を各々60対40の比で混合し、均質なスラリーを得た
。スラリーを金型に充てんし、80℃X30分次いで1
50℃×60分加熱することで均質な発泡成形体を得た
。脱型後、真空下2000℃迄焼成することにより炭素
繊維断熱材を得た。得られた断熱材の嵩密度、曲げ強度
、熱伝導率(1200℃)は各々、0.2g/a+I、
7〜8 kg / cal、1、2 kcal/w−h
r ・’Cであった。
(測定方法は実施例1記載と同じ) 実施例3 ■ドナツク製の炭素繊維ドナカーボSとパイロメノクス
を各々70対30の比率で混ぜて混繊フェルト(嵩密度
0.08g/cJl、厚さLow)を得、このものにフ
ェノール樹脂を含浸させ成形、真空下2000℃迄焼成
することで炭素繊維断熱材を得た。
得られた断熱材のパリ部を実施例1と同様プレス圧縮す
ることで嵩密度0.3 g/c++lのミルド状破砕物
とした。このものに不揮発分40%のエタノール溶液の
フェノール樹脂をミルドに対し25%分含浸させ、乾燥
しエタノールを除去した。このものを0.2g/−とな
る様所定量をとり、所定金型に充てんし、加圧成形した
。脱型後1200℃迄真空下焼成した。得られた断熱材
は嵩密度約0.18g/c!lであった。更にこのもの
を真空下2200℃迄昇温(200℃/時で昇温)し、
真空度を計測することによりガス発生の有無を測ったら
昇温開始前真空度1. OX 10−”Torrが22
00℃到達時においては9 X 10−”Torrであ
り、且つ昇温途中もほとんど110 X 10−”To
rrでありガスの発生は認められなかった。
即ち破砕物が予め2000℃焼成されている為、120
0℃程度に焼成すればその後に使用した樹脂は完全に炭
化されており、発生ガス、断熱特性等において問題はな
く焼成費用の削減になった。
(発明の効果) 本発明の炭素繊維断熱材は、炭素繊維断熱材の製造工程
上、運送途上等に発生する不良品あるいは切削加工後の
廃棄物を再利用することにより、本来製品に上乗せされ
ていたこれら不良重分の価格を下げることが可能となり
、且つ安価な高温用断熱材を提供しうる。また既に焼成
されたものを用いる為に未焼成の炭素繊維そのものを使
用するより樹脂とのなじみが良く且つ焼成温度も必ずし
も2000℃前後にする必要がなく樹脂を炭化するに足
る温度域で十分な場合も多く、この点でも安価な断熱材
を作ることが可能である。
代理人 弁理士 高 橋 勝 利

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.炭素繊維断熱材の破砕物と熱硬化性樹脂との混合物
    を成形し、更に焼成することを特徴とする炭素繊維断熱
    材。
JP2117624A 1990-05-09 1990-05-09 炭素繊維断熱材 Pending JPH0415397A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2117624A JPH0415397A (ja) 1990-05-09 1990-05-09 炭素繊維断熱材

Applications Claiming Priority (1)

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JP2117624A JPH0415397A (ja) 1990-05-09 1990-05-09 炭素繊維断熱材

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JPH0415397A true JPH0415397A (ja) 1992-01-20

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ID=14716350

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JP2117624A Pending JPH0415397A (ja) 1990-05-09 1990-05-09 炭素繊維断熱材

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JP (1) JPH0415397A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04139013A (ja) * 1990-10-01 1992-05-13 Yazaki Corp 超微細炭素質粉末の製造方法
EP3279175A1 (en) * 2016-08-05 2018-02-07 Honeywell International Inc. Vibration assisted densification of a fiber preform

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