JPH04152767A - Ｖｔｒ一体形カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＶＴＲ一体形カメラに係り、特に撮影時の画
面が水平状態から傾くのを防止するＶＴＲ一体形カメラ
に関する。

〔従来の技術〕

一般に従来のＶＴＲ一体カメラでは、撮影画面の中にあ
る水平又は垂直の線に注目して、これらの水平又は垂直
の線が、ビューファインダーのフレームと平行になるよ
うに、カメラ撮り姿勢を直すごとを、例えば取扱説明書
等で推奨している。

また、カメラを三脚に固定して使用するときは。

三脚のカメラ取付部にある［水準器」を利用して、カメ
ラの水平調節を行っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では、撮影画面の中に水平又は垂直の線が
ない場合、例えば、第４図に示すような場合、カメラの
水平状態からの傾き具合を判断できなくなるという問題
があった。まして、画面の小さいビューファインダーで
は、傾き具合がわからず、撮影したのちに、大画面のテ
レビジョン受像機で再生するときになって、画面が水・
子状態から傾いていることがわかるという問題があった
。

本発明は、このような問題点を改善することを目的とし
ている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、ＶＴＲ一体形カ
メラの内部に、カメラの水平状態からの傾き具合を検出
する水平傾度検出部と、傾きがあらかじめ設定されて許
容値以上に大きくなったときに、傾いたことを知らせる
傾き指示手段をカメラに設けたことを特徴とする。傾き
指示手段としては、ブザーなどの音声にする指示手段や
、傾きの方向や傾きの程度を矢示等で可視的に表示する
手段を用いることができる。後者の場合、矢示等による
表示をビューファインダ内に行わせることができる。

〔作用〕

上記構成によれば、カメラが水平状態から、ある角度以
上、例えば２度以上傾くと、使用者にカメラが傾いてい
ることを知らせるので、撮影者はその傾きを直してから
撮影をすることができる。

特に、その傾きの有無や傾きの方向、傾きの程度などの
表示を矢示等によりビューファインダ内で行うときには
、その状況を直ちに撮影者に知らせるので、撮影者はす
ぐこれに気付き、傾きをなくしてから撮影を行うことが
できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図乃至第５図により説明
する。

第１図は、ＶＴＲ一体形カメラの内部に設けられたカメ
ラの水平状態からの傾きを検出するための水平傾度検出
部の構成を示す平面図で、第２図は、その側面図である
。回転アーム３は、一端を固定ピン２に取付けられ、固
定ピン２は、プリント基板１の上に取付けられている。

そして、回転アーム３は、固定ピン２を軸として回転で
きるようになっている。また、回転アーム３の他端には
、磁石４が取付けられており、振子の働きをする。

すなわち、カメラが水平状態にあるときは、磁石４がホ
ール素子Ｈ１とＲ２の中間部に位置し、カメラが水平状
態から左右いずれかの方向に傾くと、磁石４は、矢印で
示したように、Ｒ方向又はＬ方向に位置が移動する。こ
の移動量は、回転アーム３の傾き角度と長さに比例する
。したがって、カメラが水平状態から傾いた場合、その
傾きを１度乃至２度の単位で精度よく検出するためには
１回転アーム３の長さを充分に大きくする必要がある。

カメラの水平状態からの傾きに対する磁石４の変位をホ
ール素子Ｈ工及びＲ２によって検出する。

この動作例を第３図で説明する。

ホール素子とは、ホール効果（磁界中での電圧発生効果
）を利用した素子で、ホール素子内部にある磁束収束チ
ップを通過する磁束量に応じた電圧を発生する。したが
って、カメラが水平状態にあるときは、ホール素子Ｈ０
及びＲ２は、共に充分な磁束を吸収し、高い電圧を発生
する。この電圧を差動増幅器５ａ及び５ｂで増幅し、差
動増ＩＩＩＩＭ＃５ａの出力電圧をコンパレータ６ａに
入力し、差動増幅器５ｂの出力電圧をコンパレータ６ｂ
に入力する。コンパレータ６ａ及び６ｂは、この入力電
圧を抵抗器Ｒ３，Ｒ４を通じて与えられる基準電圧と比
較し、基準電圧より高いときは、ＨＩＧＨ信号（以下、
１”で表わす。）を、マイクロコンピュータ７に入力し
、低いときは、ＬＯＷ信号（以下、′０”で表わす。）
をマイクロコンピュータ７に入力する。カメラが水平状
態のときは、このコンパレータ６ａ及び６ｂの出力は、
いずれも１′１”になる。カメラが水平状態より少し傾
き、例えば２度傾き、回転アーム３が図示のＲ方向に少
し移動すると、磁石４とホール素子Ｈ□との距離は短く
なり、磁石４とホール素子Ｈ２との距離は長くなる。そ
の結果、ホール素子Ｈ１の出力電圧は増大し、ホール素
子Ｈ２の出力電圧は減少する。このときのコンパレータ
６ａの出力は１＃を維持するが、コンパレータ６ｂの出
力は＃　ＯＩＩになる。カメラが水平状態よりさらに傾
き、回転アーム３が図示のＲ方向に大きく移動すると、
磁石４とホール素子Ｈ１との距離及び磁石４とホール素
子Ｈ２との距離は、共に長くなる。

その結果、ホール素子Ｈ工及びＲ２の出力電圧は、共に
減少し、コンパレータ６ａ及び６ｂの出力は、共に′０
”になる。カメラが水平状態より前の場合と逆方向に傾
くと、回転アーム３が図示のＬ方向に移動し、傾き量が
少ないとき、例えば２度のときは、コンパレータ６ａの
出力が６′０″′で、コンパレータ６ｂの出力がｔｔ　
１　ｐｐになり、傾き量が大きいときは、コシパレータ
６ａ及び６ｂの出力は、いずれもａｔ　Ｏｐｐになる。

以上の結果をまとめると、第１表のようになる。

第１表 マイクロコンピュータ７は、コンパレータ６ａ及び６ｂ
の出力状態により、４通りの状況を判断することができ
る。

したがって、カメラの現在の状態が、水平状態なのか、
少し傾いた状態なのか、あるいは、大きく傾いた状態な
のかを、マイクロコンピュータ７で判断し、その判断に
したがって１文字発生器８に判断結果を示す文字信号を
送り、文字発生器８にあらかじめ準備されている文字、
図形、あるいは、数字等のＯ８Ｄ信号を映像信号に加算
して、ビューファインダー１０に写し出すことによって
撮影者にカメラの水平状態が、現在どのようになってい
るのかを、知らせることができる。なお、第１表中、ｒ
Ｒ，Ｌいずれの方向共傾き大」の場合でも、その前の「
Ｒ方向の傾き少しあり」または「Ｌ方向の傾き少しあり
」のデータが残っているので、これらの信号を合せて参
照することで、いずれの方向の傾きかを識別することが
できる。これらの傾きの履歴は、１つのシーンの撮影が
終るときリセットするようにすることができる６第５図
に、ビューファインダー１０（第４図を参照されたい。

）に表示するアラーム表示の一例を示す。このアラーム
表示により、カメラの水平状態からの傾きを、撮影者に
知らせる。この例では、水平線の左端と矢印の先端を結
ぶ直線の傾きが、画面の水平状態を表わしている。矢印
の代りに、文字又は数値等によってアラーム表示を行う
ことも可能である。また、ブザー等によってアラーム表
示を行うことも可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、カメラ撮りの最中に、カメラが水平状
態に対して傾いていることが、アラームにより直ちにわ
かるので、これを修正することが容易にできる。従来の
ように、傾いていることに気付かず、そのまま撮影を続
けることは少くなる。

また、カメラを三脚等に固定して使用する場合でも、三
脚に付いている水準器では、三脚の水平状態を知ること
はできてもカメラの傾きそのものは不明であり、本発明
は三脚に固定して使用するのにも有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である水平傾度検出部の構成
を示す平面図、第２図はその側面図、第３図はビューフ
ァインダーへのアラーム表示を行う回路ブロック図、第
４図はＶＴＲ一体形カメラに装着されたビューファイン
ダーとそのビューファインダーを通してみた撮影シーン
の一例を示す図、第５図はビューファインダーを通して
みた撮影シーンと水平傾度アラーム表示の一例を示す図
である。 ドブリント基板、２・固定ピン、３・・・回転アーム、
４・磁石、５ａ、５ｂ＝差動差動器、６ａ。 ６ｂ・・・コンパレータ、７・・・マイクロコンピュー
タ、８・・・文字発生器、９・・・加算器、１０・・・
ビューファインダー、Ｈよ、Ｒ２・・・ホール素子、Ｒ
１，Ｒ，、Ｒ３゜Ｒ４・・・固定抵抗器、ＲＴｌ、ＲＴ
２・・・半一定抵抗器。 第 国 第 目 Ｈ＋　（Ｈ２） 第 図 第 第 圓

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、撮影時にカメラの水平状態からの傾きを検出する水
   平傾度検出部と、水平傾度検出部を用いて、傾きがあら
   かじめ設定された許容値以上に大きくなったときに、傾
   いたことを知らせる傾き指示手段をカメラに設けたこと
   を特徴とするＶＴＲ一体形カメラ。