JPH0414238Y2 - - Google Patents

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JPH0414238Y2
JPH0414238Y2 JP1986022996U JP2299686U JPH0414238Y2 JP H0414238 Y2 JPH0414238 Y2 JP H0414238Y2 JP 1986022996 U JP1986022996 U JP 1986022996U JP 2299686 U JP2299686 U JP 2299686U JP H0414238 Y2 JPH0414238 Y2 JP H0414238Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、搬送ローラと押さえローラとに挟ま
れて挿入された封筒を、さらに正逆回転可能なモ
ータによつて回転される中継ローラで案内して載
置台上に載置し、そのフラツプをベンダで折曲す
るとともに、塗布部材で糊付けを行つた後、上記
モータを逆転させることによつて中継ローラで返
送して搬送ローラと押さえローラとで再び挟み、
封緘して排出する封筒封緘機に関する。
「従来の技術及びその問題点」 従来、この種の封筒封緘機して、特開昭60−
172629号公報に記載のものが提案されている。こ
れは、ベンダによるフラツプの折曲及び塗布部材
による糊付けが終了した後、中継ローラを回転さ
せるモータを反転スイツチにより逆転させている
ため、このモータが定格回転数に達するまでにタ
イムロスが発生し、封筒を返送して封緘する工程
に長時間を要することから、封筒1枚当たりの処
理サイクルの高速化及び能率化の障害になつてい
た。
そこで、上記モータを、ベンダによるフラツプ
の折曲及び塗布部材による糊付けが終了しない前
に逆転作動させることが考えるが、単にこれだけ
であると、フラツプの折曲内及び糊付け中に封筒
の返送が実施されるため、封筒を破損するとかそ
の返送自体が途中で不能になるなどの問題が生じ
る。
本考案は、中継ローラを回転させるモータを、
ベンダによるフラツプの折曲及び塗布部材による
糊付けが終了しない前に逆転作動させても、上記
のような問題は生じないようにしようとするもの
である。
「問題点を解決するための手段」 そこで、本考案の封筒封緘機では、中継ローラ
の一部を載置台の上方へ突出させるスリツトを該
載置台に設け、また該載置台の下側に、上記モー
タの逆転作動時に一時的に作動される封筒退避用
電磁石を設置するとともに、封筒退避部材を軸で
上下回動自在に枢着する。そして、封筒退避用電
磁石のプランジヤの伸縮により封筒退避部材を上
下回させるべくこれらプランジヤと封筒退避部材
とを連結し、該封筒退避部材には、それが上方に
回動されたとき、上記スリツトから上記載置台の
上方へ突出して該載置台上の封筒を上記中継ロー
ラより上方に押し上げる突部を設けたものであ
る。
「作用」 モータの逆転に伴い中継ローラも逆転するが、
そのとき封筒退避用電磁石によつて封筒退避部材
が、載置台上の封筒を中継ローラに当接しない退
避位置まで一時的に押し上げるため、封筒の返送
は一時的に保留される。
「実施例」 以下に本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1,2図に示すように、本封筒封緘機はハウ
ジング1内に全構成部品を装備した単品構造にな
つており、机上で使用できるとともに、持ち運び
できる。ハウジング1の正面外側には供給案内台
2が取り付けられ、封筒3(例えば長形3号、長
形4号、角8号など)は、その底端を先にしてこ
の供給案内台2上を案内されながら挿入口4から
ハウジング1の左側内面に沿つて挿入される。挿
入口4の下側には、上面が上向きに傾斜した挿入
案内板5が設けられ、封筒3は、この挿入案内板
5によつてやや斜めに上向きに案内され、下側の
搬送ローラ6と上側の押さえローラ7との間に差
し込まれる。搬送ローラ6は、回転軸8によつて
ハウジング1に軸支されているが、押さえローラ
7は、ハウジング1の上面のほぼ前側半部を開閉
する蓋枠9に回転軸10によつて軸支されてい
る。搬送ローラ6はハウジング1の定位置で回転
するが、押さえローラ7は、その回転軸10が蓋
枠9の案内溝11に沿つて上下摺動ししかもバネ
12によつて下方に付勢されている両側の軸受1
3に支承されているため、搬送ローラ6に上下動
可能に圧接する。
この蓋枠9は、その後端部を軸14によつて上
下方向に回動自在に枢着され、これを上方に開く
と押さえローラ7が搬送ローラ6から離れるとと
もに、ハウジング1の上面側半部が開放するもの
で、封筒3がハウジング1内で留まる等のトラブ
ルが生じたとき、または点検を行うときなどに、
このように蓋枠9を開く。この蓋枠9には、軸1
5によつてフツク16が回動自在に軸支されてい
る。該フツク16は、バネ17によつて第1図時
計方向に付勢され、ハウジング1に設けられたス
トツパ18と係合することによつて、蓋枠9を閉
じた状態にロツクする。このロツク状態を解除す
るた、蓋枠9にはロツク解除ボタン19が装着さ
れ、これを押し下げるとその斜面20がフツク1
6の上側突部21と係合して該フツク16を同図
鎖線で示すように半時計方向に回動させ、ストツ
パ18との係合を外す。
搬送ローラ6の回転軸8にはプーリ22が固着
され、該プーリ22とハウジング1内に設置され
ている正逆反転可能な搬送用モータ23のプーリ
24との間にはベルト25が掛け渡され、搬送ロ
ーラ6はこのモータ23によつて正転または逆転
される。また、搬送ローラ6の回転軸8と押さえ
ローラ7の回転軸10にはそれぞれギヤ26,2
7が固着され、これらギヤ26,27は蓋枠9を
閉じると噛合し、搬送ローラ6が回転するとこれ
に従動して押さえローラ7が回転する。
従つて、上記のように搬送ローラ6と押さえロ
ーラ7との間に差し込まれた封筒3は、これらロ
ーラの正転に伴いハウジング1中に送り込まれ
る。このとき、両ローラ6,7は同時に駆動回転
されるため、これらの間にスリツプはなく、封筒
3にジヤム等を生じさせない。
このように送り込まれてきた封筒3は、ハウジ
ング1内にほぼ水平に張設された載置台28上に
乗る。この載置台28の中途には所定の間隔をお
いて左右2個のスリツト29が開設され、該左右
のスリツト29内において左右の中継ローラ30
が軸31によつてハウジング1に軸架されている
とともに、その上側に、これと同間隔の左右2個
の補助ローラ32が装着されている。左右の中継
ローラ30は、その共通の軸31に固着されたプ
ーリ33と上記搬送ローラ6の回転軸8に固着さ
れたプーリ34との間にベルト35が掛け渡され
ていることにより、搬送ローラ6及び押さえロー
ラ7と同時に正転または逆転する。左右の補助ロ
ーラ32は車軸36によつて車枠37に回転自在
に軸支されている。該車枠37は、第1、3図に
示すように取付枠38の前側中央に軸39によつ
て左右傾動可能に支承され、またこの取付枠3
8、載置台28の上方の上板40の下面に突設さ
れたブラケツト41に軸42によつて上下回動可
能に支承されてい。該車枠37にはトーシヨンバ
ネ43が掛けられ、車枠37はこのトーシヨンバ
ネ43によつて通常は水平状態を保持する。取付
枠38は、上板40上に設置された封筒排出用電
磁石44のプランジヤ45に連結され、この電磁
石44が付勢されると取付枠38が下方に回動付
勢され、通常は左右の中継ローラ30上にバネ4
6の作用で軽く当たつている左右の補助ローラ3
2が左右の中継ローラ30に強く圧接する。
載置台28上に送られた封筒3の浮き上がりを
防止するため、蓋枠9の前端に、弾発性を有する
平面U字形の針金のごとき封筒押圧杆47の基端
が支持されている。封筒3は、この封筒押圧杆4
7のV形に折曲した遊端部48によつて載置台2
8上に押し付けられ、該載置台28に案内されて
中継ローラ30と補助ローラ32との間に送り込
まれ、中継ローラ30の正転により同方向に連続
して搬送される。このとき、封筒3は、左右の補
助ローラ32によつて上側から左右の中継ローラ
30に押し付けられるが、左右の補助ローラ32
は左右に傾動可能であるため、第4図に示すよう
に封筒3の厚さが左右異なつていても、左右の補
助ローラ32は一方が封筒3から離れることなく
双方とも封筒3に圧接するため、封筒3は左右の
中継ローラ30によつて同じ推進力を受けて送ら
れる。このように中継ローラ30と補助ローラ3
2間に送り込まれた封筒3は、載置台28の後側
部上面とその上に上下動自在に載置された薄い押
さえ板49との間に同時に挿入し、該押さえ板4
9によつて上側から軽く押さえられながら可動停
止板50に衝接して停止する。押さえ板49の前
端部49aは、封筒3の挿入を容易にするために
上向きに傾斜している。
この可動停止板50は、水平部50aと垂直部
50bとからなり、上記上板40の下側でそのス
リツト51に沿つて摺動する摺動体52と一体に
前後動する。可動停止板50の水平部50aの上
面にはカムフオロア53が突設され、該カムフオ
ロア53は、その上側において案内板54に沿つ
て左右摺動するカム板55の下面のカム溝56に
嵌合させてある。
従つて、カム板55に突設した摘み57を摘ん
でカム板55を左方または右方に摺動させると、
摺動体52と一体に可動停止板50が前方または
後方に移動するもので、封筒3の停止位置をその
サイズに応じて調整できる。なお、カム板55
は、その前辺縁に設けられたラツク58に制動バ
ネ59が噛合することにより妄動を防止される。
また、摺動体52には、逆L字状の封筒終端検
知レバー60が、回動可能にかつバネ61で第1
図反時計方向に付勢して枢支されている。この封
筒終端検知レバー60に封筒3が衝突して該封筒
終端検知レバー60が時計方向に回動されると、
摺動体52に取り付けられた封筒終端検知センサ
61が作動し、封筒3が終端(可動停止板50の
垂直部50b)に達したことが検知される。この
検知によつて、ハウジング1内に設置されたベン
ダ作動用モータ62が直ちに駆動し、その短時間
後に上記搬送用モータ23が停止することによ
り、封筒3は可動停止板50の垂直部50bに衝
接した後も所定時間だけ給送作用を受け、該位置
に保持される。
ベンダ作動用モータ62の上方において、ベン
ダカム63とコーテイングカム64とフラツプガ
イドカム65の3個のカムが共通の軸66に一体
に回転するように固着され、これらカムは、その
軸66に固着されたプーリ67とベンダ作動用モ
ータ62のプーリ68との間にベルト69が掛け
渡されていることにより、ベンダ作動用モータ6
2の駆動によつて同時に回転される。これらカム
には、第5図に示すように、ベンダレバー70、
コーテイングレバー71、フラツプガイドレバー
72のそれぞれの遊端に設けられたピンがそれぞ
れ係合しており、これらレバーは、対応するカム
の回転に伴いそのカム曲線に応じて上下に回動さ
れる。
フラツプガイドレバー72を一端に固着してい
るフラツプガイド軸73には、横長のフラツプガ
イド74が固着されている。このフラツプガイド
74は第6図に示すようにへ字状に屈曲した横長
板で構成され、上向きに傾斜した封筒底端案内部
74aと下向きに傾斜したフラツプ案内部74b
とを形成している。そして、フラツプガイド74
は、ベンダ作動用モータ62が駆動しない通常
時、つまりホームポジシヨンでは、その屈曲部7
4cが第1図(第6図鎖線)に示すように上記載
置台28よりやや上方に位置する。従つて、搬送
ローラ6によつて搬入されてきた封筒3は、フラ
ツプガイド74の封筒底端案内部74aによつて
少し持ち上げられるため、薄手で撓んでしまうも
のでも、載置台28上に的確に案内される。フラ
ツプガイド74は、ベンダ作動用モータ(ステツ
ピングモータ)62が駆動してフラツプガイドレ
バー72が第5図において反時計方向に回動され
ると、第6図実線で示すように下方に回動され
る。
一方、上記コーテイングレバー71を一端に固
着しているコーテイング軸75には、同図に示す
ように熱伝動性の良好な金属板よりなる横長の塗
布部材76が固着されている。この塗布部材76
の遊端部はV字状に折曲した塗布部76aになつ
ており、該塗布部76aには多数の切欠部76b
が穿設されている。塗布部材76の基端部下面に
はカバーで包被された電熱式ヒータ77が取り付
けられ、塗布部材76は該ヒータ77によつて加
熱される。
塗布部材76の下方に糊容器78が設置されて
いる。この糊容器78内には熱溶融性の糊(ホツ
トメルト)79が入つており、塗布部材76は、
下方へ回動されるとその少なくとも塗布部材76
aをこの糊79内に浸漬する。このように塗布部
材76が浸漬される部分の下方で糊容器78の外
底面には糊加熱用電熱式ヒータ80が取り付けら
れている。このヒータ80は、糊容器78の底面
全域を加熱してその中の糊全部を溶解するだけの
大きさ及び発熱量はなく、塗布部材76が浸漬さ
れる部分についてのみ糊79を部分的に加熱して
溶解させる大きさ及び発熱量になつている。この
浸漬によつて糊79を付着した塗布部材76は、
上方に回動して後述するように封筒3(上記のよ
うに停止している)のフラツプ3aに糊79を付
着する。なお、糊79は、糊容器78の一端延長
部上蓋78a(第2図)に開設された補給口78
bから補給する。
また、上記ベンダレバー70を一端に固着して
いるベンダ軸81には、ベンダ82が取り付けら
れている。このベンダ82は、第5図に示すよう
に上板部83aの先端に垂下板部83bを折曲垂
下したL字状の横長板83の内側、つまりその垂
下板部83bの内側面に横長の添え板84を付着
し、これら垂下板部83bの下縁ぶと添え板84
の下縁部との間に、下向きに幅広となるほぼV字
形の嵌合溝82aを形成し、さらにこれらに上記
封筒押圧杆47の挿通を許容するスリツト82b
を穿設している。なお、横長板83と添え板84
とは一体に設けてもよい。
ベンダ軸81にはまた、横長板状の封筒押圧部
材85が回動自在に装着されている。この封筒押
圧部材85の遊端部は緩やかなV字状に屈曲して
押圧部85aになつている。そして、封筒押圧部
材85は、その左右両端の軸受部85bと上記ベ
ンダ82の添え板84との間に張架されたバネ8
6によつて第5図時計方向に付勢されている。こ
の付勢によつて封筒押圧部材85は、その突部8
5cがベンダ82の横長板83の下面に当接する
ため、ベンダ82が下方に回動するとそれに伴つ
て下方に回動する。
ベンダ82は、ベンダ作動用モータ62が駆動
されない通常時には、第1図に示すように上方の
ホームポジシヨンに保持されているが、ベンダ作
動用モータ62が駆動して上記ベンダレバー70
が第5図において時計方向に回動されると、封筒
押圧部材85を伴いながら上記載置台28の前端
縁に向かつて下方へ回動する。
載置台28の前辺縁には、その上面に対し鈍角
をなして斜め上方に突出するフラツプ折曲突部2
8aが設けられている。このフラツプ折曲突部2
8aは、ベンダ82の嵌合溝82aに嵌脱自在に
嵌合できる大きさになつており、これに嵌合溝8
2aが嵌合すると上記のように停止している封筒
3のフラツプ3aが後述するように折曲される。
フラツプガイド74、塗布部材76及びベンダ
82の三者は、上記ベンダカム63、コーテイン
グカム64及びフラツプガイドカム65と一体的
な円盤86が一回転し、そのスリツト86aが光
電式センサ53で検知されてベンダ作動用モータ
62が停止すると、ホームポジシヨンに復帰す
る。
ステツピングモータであるこのベンダ作動用モ
ータ62の回転量は電気的に計数(例えばパルス
を計数)されており、その計数値が設定値(例え
ばベンダレバー7例の回動角度にして270度)に
なると、前記搬送用モータ23は、上記三者がホ
ームポジシヨンに復帰して該ベンダ作動モータ6
2が停止する以前に逆転される。この逆転によつ
て中継ローラ30が逆転するが、上記三者がホー
ムポジシヨンに復帰するまでは封筒3の返送を保
留するために、載置台28の前記左右スリツト2
9において封筒3を左右の中継ローラ30から離
す封筒退避部材87が設けられている。
この封筒退避部材87は、第3図及び第7図に
示すように載置台28の下方位置の軸88に上下
動自在に枢着され、左右の中継ローラ30の上部
を挿通させる開口が形成された左右の腕部87a
を有し、これら腕部87aに、載置台28の左右
スリツト29から上方に突出することができる円
弧形の突部87bを形成している。そして、この
封筒退避部材87は、載置台28の下方位置に設
置された封筒退避用電磁石89とプランジヤ90
と連結され、該電磁石89が付勢されると第7図
において鎖線位置から実線位置へ上方回動され、
その左右の突部87によつて載置台28上の封筒
3を持ち上げ、左右の中継ローラ30から離す。
前記供給案内台2はハウジング1の前面に着脱
自在に装着できるようになつている。この供給案
内台2には封筒3の幅員に応じて調整する定規板
91が左右摺動自在に装着されているとともに、
封筒3の浮き上がりを防止する横長の規制板92
が傾斜させて装着されている。
次ぎに、本封筒封緘機の全体の動作について第
8図のタイミングチヤートを参照して説明する。
封筒3が供給案内台2を通じて挿入口4に挿入
され、そのことが図示しないセンサによつて検知
されると、搬送用モータ23が正転して搬送ロー
ラ6、押さえローラ7及び中継ローラ30が正転
し、封筒3は搬送ローラ6と押さえローラ7とで
中継ローラ30と補助ローラ32との間へ送給さ
れた後、該補助ローラ32で押さえられながら中
継ローラ30にてさらに同方向に送られる。封筒
3によつて封筒終端検知レバー60が作動され、
そのことが終端検知用センサ61によつて検知さ
れると、前述のようにベンダ作動用モータ62が
駆動した後、搬送用モータ23の正転が停止し、
封筒3は可動停止板50に衝接した位置で載置台
28に載置されたまま停止する。
このとき、封筒3は、左右2個の中継ローラ3
2によつて左右2個の中継ローラ30に押し付け
られながら該左右の中継ローラ30の正転に伴い
左右両側に推進力を受けて可動停止板50に衝接
するため、第9図において実線で示すように右斜
めあるいは一点鎖線で示すように左斜めのいずれ
の方向に傾斜して挿入されてきても、二点鎖線で
示すように真直ぐな状態に矯正される。
ところが、第10図に示すように補助ローラ3
2が一個で封筒3の縦中心線より右側に偏倚して
配設されている場合は、同図実線で示すように封
筒3が右斜めに傾斜して挿入されたときは同図鎖
線で示すように矯正できるが、これとは反対に左
斜めに傾斜して挿入されてきたときには矯正する
ことはできない。また、第11図に示すように補
助ローラ32が一個で封筒3の縦中心線より左側
に偏倚して配設されている場合は、同図実線で示
すように封筒3が左斜めに傾斜して挿入されてき
たときは同図鎖線で示すように矯正できるが、右
斜めに傾斜して挿入されてきたときには矯正する
ことができない。さらに、補助ローラ32が一個
で封筒3の縦中心線上に配設されている場合は、
封筒3が左右いずれかの方向に傾斜して挿入され
てきても矯正することができない。
上記のようにして可動停止板50に衝接して停
止した封筒3は、該可動停止板50による位置調
整によつて第6図に示すように、フラツプ3aの
基端が載置台28のフラツプ折曲突部28aの上
辺縁と丁度対応するようになつている。
このような状態で、ベンダ作動用モータ62の
駆動に伴いベンダ82が下方に回動し、その嵌合
溝82aが同図に示すようにフラツプ折曲突部2
8aに嵌合すると、封筒3のフラツプ3aは、こ
れら嵌合溝82aとフラツプ折曲突部28aの間
に挟まれて下方に折曲される。また、このとき同
時に封筒押圧部材85も下方に回動し、その押圧
部85aによつて封筒3の本体の先端部を載置台
28上に押し付ける。このため、封筒3は厚手の
ものであつても、そのフラツプ3aの基端がフラ
ツプ折曲突部28aから離れるようなことはな
く、その基端において折曲される。
フラツプ3aがこのような折曲されるとき、フ
ラツプガイド74は同図実線で示すようにこれと
当接しない退避位置まで下方に回動する。一方、
塗布部材76は、一旦下方に回動してその塗布部
76aを糊79中に浸漬した後、上方に回動して
糊79中から脱し、糊を付着させたままさらに上
方に回動して塗布部76aを、上記のように既に
折曲されたあるいは折曲中のフラツプ3aの裏面
に摺接させ、これに糊を塗布する。このとき、塗
布部材76は、それ自体ヒータ77によつて加熱
されているに加え、その塗布部76aがV字状に
折曲られており、しかも多数の切欠部76bを有
するため、糊切れが極めて良く、それに付着した
糊が硬化して固まり、その塗布量にムラができる
とか、必要以上に付け過ぎるとか、封筒3のフラ
ツプ以外の部分まで付けてしまうというようなこ
となく、適量だけムラなく奇麗に塗布する。
ベンダ作動用モータ62の作動中に前述のよう
に搬送用モータ23の逆転は開始され、またこれ
と同時に封筒退避用電磁石89が付勢される。こ
の付勢によつて第7図に示すように封筒退避部材
87が上方に回動され、その左右の腕部87aの
突部87bが載置台28の左右のスリツト29か
ら突出し、封筒3を左右の補助ローラ32ととも
に持ち上げて中継ローラ30から離すため、封筒
3は中継ローラ30が逆転しても返送されること
なく、載置台28上に停止した状態を保持され
る。つまり、封筒3は、搬送用モータ23の逆回
転数が定格に達するまでは、中継ローラ30によ
つて返送されないように退避される。
搬送用モータ23が定格回転数に達した後、フ
ラツプガイド74、塗布部材76及びベンダ82
がホームポジシヨンに復帰したことがセンサ87
によつて検知されると、封筒退避用電磁石89が
消磁される一方、封筒排出用電磁石44が付勢さ
れる。封筒退避用電磁石89の消勢によつて封筒
退避部材87が下方に復帰回動して封筒3の持ち
上げを解除する一方、封筒排出用電磁石44の付
勢によつて左右の補助ローラ32が封筒3を介し
て上記のように既に逆転している中継ローラ30
に強く押し付けられるため、封筒3は載置台28
上を返送される。
このとき、フラツプガイド74は、第6図鎖線
に示すホームポジシヨンに既に復帰し、その屈曲
部74cはフラツプ折曲突部28aの上辺縁より
高い位置にあり、しかもフラツプ案内部74bは
フラツプ折曲突部28aより低い位置まで下降傾
斜しているため、封筒3の返送に伴いそのフラツ
プ3aは、フラツプガイド74の傾斜したフラツ
プ案内部74bに沿つて持ち上げられながら、上
記のように基端に形成した折り目において折曲さ
れ封筒3の本体の裏面に重ねられる。従つて、フ
ラツプ3aは、その裏面に塗布されている糊によ
つて封筒3の本体の裏面に軽く貼着される。ま
た、このとき、封筒3の本体の開口端部もフラツ
プガイド74のフラツプ案内部74bによつて持
ち上げられるため、封筒3は糊容器78内または
搬送ローラ6の板方へ落ち込むのを防止される。
この後、封筒は、直ちに搬送ローラ6と押さえ
ローラ7との間に送られ、これらによつて挟圧さ
れてフラツプ3aを封筒3の本体の裏面に強く貼
着して封緘された後、これら両ローラによつて挿
入口4からハウジング1の外方に排出される。
「考案の効果」 以上述べたように本考案によれば、中継ローラ
を回転させるモータを、ベンダによるフラツプの
折曲及び塗布部材による糊付けが終了しない前に
逆転作動させることができるので、このモータの
回転数の立上り遅れによる全体のタイムロスが解
消され、封筒1枚当たりの処理サイクルの高速化
及び能率化を図れる。
また、上記モータの逆転に伴い中継ローラも逆
転するが、そのとき封筒退避部材が、載置台上の
封筒を中継ローラに当接しない退避位置まで一時
的に押動して封筒の返送を一時的に保留するた
め、フラツプの折曲中及び糊付け内に封筒の返送
が実施されて封筒が破損するとかその返送自体が
途中で不能になるなどの問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部
切欠側面図、第2図は同平面図、第3図は第1図
−線の拡大断面図、第4図は中間ローラと補
助ローラによる封筒の挟圧形態の正面図、第5図
はベンダカム、コーテイングカム、フラツプガイ
ドカムとこれらカムによつて回動されるレバーの
関係を示す拡大側面図、第6図はベンダと封筒押
圧部材と塗布部材とフラツプガイドの配置関係を
示す拡大断面図、第7図は封筒の返送を一時的に
保留する部分の拡大側面図、第8図はタイミング
チヤート、第9図ないし第11図は、封筒が傾い
て挿入されたときの補助ローラによる矯正態様を
該補助ローラの数とその位置を相違させて示す説
明図である。 3……封筒、3a……フラツプ、6……搬送ロ
ーラ、7……押さえローラ、23……搬送用モー
タ、28……載置台、29……スリツト、30…
…中継ローラ、76……塗布部材、82……ベン
ダ、87,87b……封筒退避部材とその突部、
88……軸、89……封筒回避用電磁石、90…
…プランジャ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搬送ローラ6と押さえローラ7とに挟まれて挿
    入された封筒を、さらに正逆回転可能なモータ2
    3によつて回転される中継ローラ30で案内して
    載置台28上に案内し、封筒のフラツプをベンダ
    82で折曲するとともに、塗布部材76で糊付け
    を行つた後、上記モータ23を逆転させることに
    よつて上記中継ローラ30で返送して上記搬送ロ
    ーラ6と押さえローラ7とで再び挟み、封緘して
    排出する封筒封緘機において、上記中継ローラ3
    0の一部を載置台28の上方へ突出させるスリツ
    ト29を該載置台28に設け、また該載置台28
    の下側に、上記モータ23の逆転作動時に一時的
    に作動される封筒退避用電磁石89を設置すると
    ともに、封筒退避部材87を軸88で上下回動自
    在に枢着し、上記封筒退避用電磁石89のプラン
    ジヤ90の伸縮により封筒退避部材87を上下回
    動させるべくこれらプランジヤ90と封筒退避部
    材87とを連結し、該封筒退避部材87には、そ
    れが上方に回動されたとき、上記スリツト29か
    ら上記載置台28の上方へ突出して該載置台28
    上の封筒を上記中継ローラ30より上方に押し上
    げる突部87bを設けたことを特徴とする封筒封
    緘機。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5553598A (en) * 1978-10-16 1980-04-19 Yoshikazu Yui Envelope sealing device
JPS60172629A (ja) * 1984-02-15 1985-09-06 シルバー精工株式会社 封筒封緘機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5553598A (en) * 1978-10-16 1980-04-19 Yoshikazu Yui Envelope sealing device
JPS60172629A (ja) * 1984-02-15 1985-09-06 シルバー精工株式会社 封筒封緘機

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