JPH0413860Y2 - - Google Patents

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JPH0413860Y2
JPH0413860Y2 JP1987104347U JP10434787U JPH0413860Y2 JP H0413860 Y2 JPH0413860 Y2 JP H0413860Y2 JP 1987104347 U JP1987104347 U JP 1987104347U JP 10434787 U JP10434787 U JP 10434787U JP H0413860 Y2 JPH0413860 Y2 JP H0413860Y2
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JP
Japan
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vibrator
rotating shaft
motor
mounting hole
vibration generator
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JP1987104347U
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JPS648858U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、小型無線呼出機の振動発生装置に関
する。
[従来の技術] 最近、ページング方式の小型無線呼出機とし
て、振動発生装置を内蔵し、呼出音を発する代わ
りに音を立てずに振動で呼び出しを知らせる形状
のものが普及しつつある。
第3図および第4図は、この種の振動発生装置
の一例を示すものである。図中符号1は小型無線
呼出機の信号発生回路に接続される小型モータ
で、このモータ1の回転軸1Aには黄銅製のブツ
シユが圧入固定され、さらにこのブツシユ2の外
周に扇板状の振動子3が偏心して接着固定されて
いる。この振動子3は、タングステン焼結合金か
らなり、比重が極めて大きいものである。
なお、前記回転軸1Aに振動子3を直接接着し
ていないのは、振動子3および回転軸1Aは接着
剤に対する漏れ性が悪く、充分な接着剤強度が得
られないとの理由による。このため、圧入固定が
容易で、接着剤に対する漏れ性の良い黄銅製ブツ
シユ2を介装することにより、接合強度の向上を
図つているのである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記のような振動発生装置においては
振動子3を回転軸1Aに固定するに際し、 回転軸1Aにブツシユ2を圧入固定し、 ブツシユ2に接着剤を塗付して振動子3を取
り付ける。
という2段階の手間を要するため、生産性が低く
コストがかかるという問題があつた。
また、振動子3と回転軸1Aとの接着界面に汚
れが付着し、振動子3の接着不良により充分な接
合強度が得られないといつた不良品の発生がしば
しば起るため、歩留りが極めて悪いという欠点も
あつた。
そこで、本考案者等は、上記欠点を解決すべく
鋭意研究を重ねた結果、振動子を、一般にはこの
種の強い振動を受ける部材においては上述した接
着よりも接合強度が低いと考えられていた加締め
によつてモータの回転軸に固定すると、接合界面
の汚れの影響をほとんど受けない結果、かえつて
上記接着よりも大きな接合強度が得られるうえ
に、さらに、回転軸に対して振動子の重心位置の
反対側に位置する外周部を上記回転軸に加締める
と、他の部分を加締めた場合に比較して長期間の
使用においてもその接合強度が低下しない、とい
う知見を得るに至つた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記知見に基づいてなされたもの
で、振動子を、その偏心位置に形成された取付孔
にモータの回転軸を貫入するとともに、上記回転
軸に対してその重心位置の反対側に位置する外周
部を上記回転軸に加締めることによつて上記回転
軸に固定したものである。
[作用] 上記構成の小型無線呼出機の振動発生装置によ
れば、組み立て作業が極めて容易であり、ブツシ
ユや接着剤を使用しないためコストが低減する。
また、振動子と回転軸との接合強度が接合界面
の汚れの影響をほとんど受けないので、充分な接
合強度が得られ接合不良の発生頻度が小さい。さ
らに、回転軸に対して振動子の重心位置の反対側
に位置する外周部を上記回転軸に加締めているか
ら、他の部分を加締めた場合に比較して長期間の
使用においてもその接合強度が低下しない。
[実施例] 第1図及び第2図は、本考案に係わる小型無線
呼出機の振動発生装置の一例を示す縦断面図およ
び正面図である。
図中符号10は扇板状の振動子であり、この振
動子10は、W−Ni−Fe系、W−Ni−Cu系、W
−Mo−Ni−Fe系等の17〜18.5g/cm3程度の比重
を有する超重合金材料を、展性を付与する焼結方
法により成形したものである。この成形方法の一
例を以下に挙げる。
タングステン粉末89〜97wt%、ニッケル粉末
1.5〜6wg%、鉄粉末0.5〜4wt%、およびモリブ
デン粉末2〜5wt%からなる組成の混合粉末を1
〜4ton/cm2で扇板状に圧粉し、この圧粉体を0〜
−60℃の露点の水素気流またはアンモニア分解ガ
ス中で液相焼結する。さらに、真空、中性、還元
性のいずれかの雰囲気中において700〜1470℃に
加熱後、少なくとも300℃まで40℃/min.の冷却
速度で急冷する熱処理を施す。以上の処理によれ
ば、一般的な同種合金に比べて格段に高い展性を
付与することができる。なお、以上挙げた各因子
が前記数値の範囲を外れると、振動子10の延性
が低下し、脆くなつて加締める際に割れるおそれ
が生じる。
前記振動子10の扇の中心部には、モータ1の
回転軸1Aと略等しい直径の取付孔10Aが形成
されている。そして、この振動子10は、取付孔
10Aに回転軸1Aが挿入されたうえ、その外周
部(図中P参照)がポンチ等によつて加締められ
ることにより回転軸1Aに固定されている。すな
わち、振動子10は、回転軸1Aに対してその重
心位置の反対側に位置する外周部が加締められる
ことにより回転軸1Aに固定されている。
以上の構成からなる振動発生装置にあつては、
振動子10をモータ1の回転軸1Aに加締めるこ
とによつて固定してので、組み立て作業が極めて
容易であり、ブツシユ接着剤を使用しない分、コ
ストを低減することができる。また、接着剤を使
用して固定する構成に比べ、組み立て作業を自動
化しやすいという利点もある。
さらに、この装置においては、振動子10と回
転軸1Aとの接合強度が接合界面の汚れの影響を
ほとんど受けないので、接合不良の発生頻度が小
さく、歩留りの向上が図れる。
加えて、回転軸1Aに対して振動子10の重心
位置の反対側に位置する外周部Pを回転軸1Aに
加締めているから、他の部分を加締めた場合に比
較して長期間の使用においてもその接合強度が低
下しない。すなわち、第5図に示すように、モー
タの回転軸1Aに対して振動子10の重心位置G
の反対側に位置する外周部Pを回転軸1Aに加締
めると、取付孔10Aは加締め方向に潰れる一方
で、これと直交する同図中左右方向に幾分内径が
広がる。この状態で振動子10を回転させると、
振動子10には、図中矢印で示す方向に遠心力F
が作用する。すなわち、上記遠心力Fは、取付孔
10Aの縮径方向に作用することになる。したが
つて、長期間にわたつて使用していても、振動子
10と回転軸1Aとの間にガタを生じることがな
い。
これに対して、第6図に示すように、仮に振動
子10′をモータの回転軸1Aと重心位置G′とを
結ぶ線と直交する方向から加締めると、取付孔1
0A′は加締め方向に潰れる一方で、これと直交
する同図中上下方向に幾分内径が広がる。そし
て、この状態で振動子10′を回転させると振動
子10′には、図中矢印で示す方向に遠心力F′が
作用する。ところが、上記振動子10′の取付孔
10A′は、上述したように第6図中上下方向、
すなわち遠心力F′の作用方向に拡径しているか
ら、使用に伴い経時的に力F′の作用方向に回転軸
1Aと取付孔10Aとがガタを生じて使用に耐え
得なくなつてしまう。
したがつて、加締め位置である上記外周部Pと
しては、加締めた際に振動子10の取付孔10A
が遠心力Fの作用方向に縮径されるような位置、
すなわちモータの回転軸1Aに対して振動子10
の重心位置Gの反対側に位置する外周部でなけれ
ばならない。このような外周部Pにおいて振動子
10を加締めれば、長期間の使用においても充分
な接合強度を保持し続けることができる。
なお、本考案に使用される振動子は図示の形状
のみに限られず、種々の変形が可能であることは
勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の小型無線呼出機
の振動発生装置は、振動子を、その偏心位置に形
成された取付孔にモータの回転軸を貫入するとと
もに、上記回転軸に対してその重心位置の反対側
に位置する外周部を上記回転軸に加締めることに
よつて上記回転軸に固定したので、振動子の取付
作業が極めて容易であり、コストを低減すること
ができる。また、接着剤を使用する場合のように
接合面の汚れ等の影響を受けないために、不良品
が生じにくく、製品の歩留り向上を図ることがで
きるとともに、さらに長期にわたつて高い接合強
度を保持し続けることができるといつた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の振動発生装置の一
実施例を示す縦断面図および正面図、第3図およ
び第4図は従来の振動発生装置の縦断面図及び正
面図、第5図および第6図はそれぞれ本考案にお
ける振動子の加締め位置を説明するための正面図
である。 1……モータ、1A……回転軸、10……振動
子、P……加締めた箇所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 モータと、該モータの回転軸に偏心固定された
    高比重合金製の振動子とを具備する小型無線呼出
    機の振動発生装置において、 前記振動子は、この偏心位置に取付孔が形成さ
    れ、この取付孔に前記モータの回転軸が貫入され
    るとともに、上記回転軸に対してその重心位置の
    反対側に位置する外周部が上記回転軸に加締めら
    れることによつて上記回転軸に固定されているこ
    とを特徴とする小型無線呼出機の振動発生装置。
JP1987104347U 1987-07-07 1987-07-07 Expired JPH0413860Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987104347U JPH0413860Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987104347U JPH0413860Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS648858U JPS648858U (ja) 1989-01-18
JPH0413860Y2 true JPH0413860Y2 (ja) 1992-03-30

Family

ID=31335980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987104347U Expired JPH0413860Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942659B2 (ja) * 1979-09-19 1984-10-16 デグッサ アクチェン ゲゼルシャフト 二重結合1又は2個を有する環状オレフインのヒドロキシル化法
JPS61250123A (ja) * 1985-04-26 1986-11-07 アライド・コ−ポレ−シヨン 圧縮態金属物品及びその製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942659U (ja) * 1982-09-10 1984-03-19 昭和マネ−ジメント株式会社 無線呼出受信装置

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS648858U (ja) 1989-01-18

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