JPH0413748B2 - - Google Patents

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JPH0413748B2
JPH0413748B2 JP57202916A JP20291682A JPH0413748B2 JP H0413748 B2 JPH0413748 B2 JP H0413748B2 JP 57202916 A JP57202916 A JP 57202916A JP 20291682 A JP20291682 A JP 20291682A JP H0413748 B2 JPH0413748 B2 JP H0413748B2
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JP
Japan
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signal
pixels
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gray
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JP57202916A
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JPS5892070A (ja
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Hendoriku Jozefu Perusoon Eritsuku
Mudeiyanseraage Saman Sumitora Abeisekera Patonayake
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication of JPH0413748B2 publication Critical patent/JPH0413748B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/28Quantising the image, e.g. histogram thresholding for discrimination between background and foreground patterns
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/36Applying a local operator, i.e. means to operate on image points situated in the vicinity of a given point; Non-linear local filtering operations, e.g. median filtering

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、黒/白、一般的には、グレイ値を含
む画像を処理する時に弁別しきい値をダイナミツ
クに調整するための装置に関するものである。こ
こで画像とは、対象物から取り出され、規則的に
二次元座標に従つて配列されている或る量の情報
を意味するものと理解されたい。情報は、例えば
走査形電子顕微鏡又は電波望遠鏡のような光学的
手段又はその他の手段により取り出したものであ
ることができる。ダイナミツクな調整とは、ここ
では、一つの画像から他の画像へ及び同じ画像内
で一つの位置から他の位置へ移つた場合に、弁別
しきい値が変わり得る操作を意味するものと理解
されたい。 本発明は殊に各々がグレイ値を有す
る画素を行と列とに配置したマトリツクスで構成
される画像を処理するために、黒/白弁別しきい
値をダイナミツクに調整するために、グレイ値を
受信するための第1の入力端子と、しきい値発生
器であつて、これが第1の局所サブセツトの画素
の第1の系列のグレイ値を受信し、各第1の局所
サブセツト毎に局所黒/白しきい値を決定し、第
1出力端子に出力する第1の手段を具えるものと
し、画素のグレイ値を関連画素に与えられた局所
黒/白しきい値とを比較することにより第2の出
力端子にその時その時で黒信号又は白信号を出力
する弁別器とを具えるダイナミツク調整装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
この形式の装置は、殊に担体上の本質的に2値
の信号の評価について米国特許第3502993号から
既知である。例えば背景は「白」であつて、例え
ば文字のような信号は「黒」である。ダイナミツ
クに変化する弁別しきい値は背景と文字の信号を
平均処理することにより決められる。次に文字は
適当な方法で認識することができる。
〔解決すべき課題〕
しかし、本質的に多値信号から成る画素を処理
すべき時には、この既知の装置の効用は不十分で
ある。例えば3値信号の場合は2個の継起的な信
号変化が同一方向、即ち「白」から「グレイ」へ
及び「グレイ」から「黒」へと起り、両信号変化
が画像に関連する必要な情報を含むことがある
(例えば、白い背景上の一部黒い対象物でカバー
された「グレイ」の対象物がある時など)。所与
の使用環境によつては、例えば工業的な応用分野
では、所定の機能的な変化、例えば対象物の輪郭
を知ることが必要な場合もある。この対象物は方
位が判りさえすればロボツトにより把持される。
このような場合、予め弁別しきい値の値を選ぶの
が不可能なことがしばしばある。他方コストの点
からグレイ値に直接基づいて形状を認識するよう
な処理を行なうことが不可能なこともしばしばあ
る。これは余分な記憶容量を必要とする点で大い
に問題である。認識及びその他の論理操作は一層
複雑である。また、多くの場合、画像処理は走査
と同時にリアルタイムで行なわねばならない。こ
の時黒/白画像への変換は単位時間当りのビツト
で測つた必要な処理速度の魅力的な減少を与えて
くれる。
〔課題解決の手段〕
本発明はグレイ・レベルの画像の黒白の画像に
変換するものである。かかる2値の画像は、黒の
部分と白の部分が接触する場所に、本来備わつて
いる縁(エツジ)がある。然るに、ダイナミツク
な判別レベルに対しては、いわゆる「アーチフア
クト」といわれる各種の人為的な縁が現れる。本
発明はまた、縁の局所的にな存否を断定する縁検
出器も持つている。こうして実際には、画素は今
や4値、すなわち 黒 − 縁があり得る 白 − 縁があり得る 黒 − 縁はあり得ない 白 − 縁はあり得ない である。
縁は、局所強度値の間に感知できる差が生じる
場所で見出される。本発明の要点は、グレイ・レ
ベルの画像から生成された2値の黒/白画像が、
かような黒/白画像の存在内に包含されている縁
の利用可能性に関して、あるいは実存性に関して
さえも、不十分な情報量しか含んでいない、とい
うことに端を発している。黒/白画像が縁に関す
る情報を含んでいるにも拘わらず、そのままでは
縁を表さないということを、よく認識しておかな
ければならない。縁はもう一つ別の操作によつて
抽出される。例えば、黒い領域内の単一の白画素
は縁に対応するのではなく、干渉とか雑音とか或
いは失敗した検出器エレメント等に対応する。そ
れ故、本発明は2つの分枝中に3つのステツプを
持つている。1番目の分岐では最初に黒/白判定
がなされ、次いで黒/白画像に基づいて縁が検出
される。2番目の分枝ではグレイ値に基づいて無
効縁に対して無効信号が生成される。
弁別しきい値の局所的調整で黒/白決定を可能
なものとするため、他方弁別結果内でのアーチフ
アクト変化はそのようなものとして表示されるた
め、また多くの場合に雑音が除去できるため、か
つこれらの処理の全てにつき実時間処理ができる
ために、本発明は特許請求の範囲記載の如くの特
徴を有する。
アーチフアクト変化は拒絶信号により無効とさ
れ、以後の画像処理では考慮に容れる必要がなく
なる。アーチフアクト変化は2つの継起的な飛躍
的変化、すなわち白/グレイ及びグレイ/黒、の
系列で生ずることがある。これらの飛躍は2つの
0/1変化(明から暗へ)がその間のアーチフア
クト変化1/0により分離される時だけ二進値の
画像に戻すことができる。このとき後の方の変化
は無効とされ、以後の画像処理の時には無視され
る。また、時間制御手段は黒/白信号と関連する
許容信号や拒絶信号に相関する。第1と第2の局
所サブセツトはそれらが所定の画像区域を共有す
ることにより相関連している。関連サブセツトが
画素を有する区域は寸法が異なることもあり、各
サブセツトはまた共通区域内の異なる画素にも関
係することがある。このようにして黒/白ビツト
と許容ビツトあるいは拒絶ビツトが各出力画素に
つき存在する。
局所的に決定されるしきい値を第1の局所サブ
セツト内の最大グレイ値と最小グレイ値の平均値
として形成するのが好適である。平均値は算術平
均とすることも、幾何平均とすることも、あるい
はその他の方法で形成したものとすることもでき
る。これは多くの場合簡単に実現できる。
前記第2の局所サブセツト内の第1のサブセツ
ト内の最小グレイ値と第2のサブセツト内の最大
グレイ値との間の差の制御の下に、縁検出器が縁
を決定するのが好適である。画像内で著しい段階
としてグレイ値の変化が生ずれば、このような決
定は十分正確である。このような縁が画素のサブ
セツトと交わる時は、このサブセツトに対し許容
信号が形成される。そうでない時は黒信号と白信
号との間の移行はアーチフアクト変化と認識され
る。しかし、グレイ値内に小さな変化が生ずるだ
けで、それがサブセツト内の変化よりも小さい時
は、拒絶信号が形成される。
第1の局所サブセツトの画素が毎回第2の局所
サブセツトの画素と一致するのが好適である。こ
れは簡単に実現できる。
第1の入力手段の後ろ、且つそれ移行の処理手
段の前に、分解能増強器を配置して、該分解能増
強器は、受信した画素の領域に位置するm×n型
サブマトリツクスのm×n型第2次画素を更に多
数、受信した各画素ごとに形成し、該第2次画素
の第2次グレイ値は、受信した画素のグレイ値に
ついて及び受信した画素に直接隣接する画素の第
3の局所サブセツトのグレイ値についてのm×n
型補間操作によつて形成されて成るのが好適であ
る。各画素はこのようにして更に多数の第二次画
素に変換される。かようにして、このように濾波
されて変形した画像内のグレイ値は一層平滑にな
る。この時最終的な2値化された画像内には一層
多くの情報が蓄わえられる。また各グレイ値は画
像の基本的な部分を表わしているので原のグレイ
値は縁の形状をも示している。この基本的な部分
が縁と交差している時には、最終的なグレイ値は
やはり縁と該画素の対応する基本的な部分とが交
差する位置によつて一緒に決まる。このようにし
て、この情報は一層良く保持されてその結果、画
像は一層平滑になる。m=n=2とするのが好適
であるが、これより高い値も使用できる。m又は
nのいずれかを1に等しくすることもできる。
しきい値検出器の入力端子に低域通過フイルタ
を接続して、一連の第3の局所サブセツトの画素
のグレイ値を受信し、そこで平均値の計算操作を
実行するのが好適である。殊に、局所サブセツト
内の最大グレイ値と最小グレイ値とを考慮に容れ
る手法と組み合わせると、雑音に感ずることが減
り、従つて相当な量の雑音が存在する時でも縁検
出器は正しく縁を検出できる。場合によつては低
域通過フイルタで分解能を更に高めることもでき
るが、その場合にはある種の情報が失なわれる。
前記第1の手段と縁検出器とが2つの入力演算
エレメントから成る木構造(tree structure)と
して構築され、該木構造内の上位のレベルの演算
エレメントの2つの出力点は、該木構造の下位の
レベルの単一演算エレメントの関連する入力点に
毎回接続されるのが好適である。これによつて安
価な標準部品で形成できるモジユラー構造が実現
する。
前記しきい値発生器はまた、第1の出力端子と
第4の出力端子とに接続された第3の入力端子を
具えている局所黒/白しきい値をバツフアするた
めのメモリと、第4の入力端子と第5の入力端子
とを具えて、第1の出力端子上の局所黒/白しき
い値と第4の出力端子上の局所黒/白しきい値と
を比較し、その差がこれら両黒/白しきい値間に
予め定められた差を越えた時にはメモリに記憶制
御信号を与えて新しい局所黒/白しきい値を記憶
し、それを前記弁別器に与えるようにする差決定
部とを有するのが好適である。このようにする
と、局所黒/白しきい値をも更に記憶することが
魅力的に実現できる。そしてグレイ値の小さな変
化や偶然の変化は、この黒/白しきい値の決定で
は無視できる。
前記の差が零ではないが、第2の予め定められ
た差を越えている時には、差決定部がインクリメ
ント信号又はデクリメント信号を供給して、記憶
されている局所黒/白しきい値を、グレイ値の変
化と同じ方向に増大又は減少させるようにするの
が好適である。この状況は一層複雑化することも
ある。それは一様でない照明下で検出された画像
を処理する時である。この時には、画像の明るく
輝いている部分内での白/グレイ移行は機能的に
画像の弱く照明されている部分でのグレイ/黒移
行に相当する。上述した機能によれば、アーチフ
アクト縁を立ち上らせることなしに、画像内の勾
配が一層平滑になる。さもないと、勾配の平均値
が高いような場合、例えばX方向では平均勾配が
大きく、Y方向では平均勾配が小さい場合に、問
題が生ずることがある。これは実際の縁と検出さ
れた縁との間に方向のずれを生じさせることもあ
る。
上述した手法によつて、そういう点にも改良が
もたらされる。
〔実施例〕
以下、図面により本発明を詳細に説明する。ま
ず、1次元及び2次元の場合につき本発明により
解決されるへき問題を説明し、次に本発明に係る
装置の好適な実施例を図面により説明し、最後に
このような装置の主要な構成部材について説明す
る。
1次元及び2次元の場合 第1図aないしfは、1次元の場合に本発明に
より解決された問題を示す。これらの図はシミユ
レーシヨンに係るものである。実線はグレイ値を
表わす信号系列を示す。この簡単な例では4個だ
けの異なるグレイ値が生じている。振幅は垂直方
向にプロツトしてある。符号378を付した物指
しは画素の周期を示している。各一目盛が1個の
画素を表わす。符号380を付した矢印は5個の
画素の第1の局所サブセツトの寸法を示す。別の
場合には、中断されていない一連の画素内にある
関連する第1又は第2局所サブセツトから1個以
上の画素を除去することにより部品が節約されて
有利なこともある。水平軸上の符号348,…
…,376は曲線内の特別な点を示し、必ずしも
等間隔ではない。破線は黒と白の間の弁別しきい
値を表わす。各画素毎にこのしきい値は、関連画
素が中央の画素である第1の局所サブセツトの最
高グレイ値と最低グレイ値の平均値として決めら
れる。このように、各画素は5個の継起的な第1
の局所サブセツトに属する。弁別しきい値は所定
の範囲、例えば348と352の間、352と3
54の間で何時でも一定である。符号352,3
54,358,……の所ではしきい値の飛躍があ
る。局所的グレイ値が第1図aで弁別値より高い
時には、最終結果は「2進黒」である。逆に局所
グレイ値が弁別値(黒/白しきい値)より小さい
か等しい時は最終結果は「2進白」である。二値
化されたグレイ値の変動は第1図bに示される。
この図には2進値間の移行が10個示されている。
第1図cは弁別値が階段状に変動する位置35
2,354,358,……に対応するパルス状の
信号を示す。これらは第1図bの関連する信号変
化を無効にする。蓋し、第1図bの信号変化は信
号の二進値化により生じたに過ぎないアーチフア
クトに関するものだからである。この簡単な場
合、微分することは一層暗い画素と一層明るい画
素との間の縁の検出を意味する。即ち、ただ2つ
の画素の第2の局所的サブセツトに基づくもので
あることを意味する。第1図cは第1図b中のそ
れ以外の有効な信号変化に対応するパルス状の信
号を示す。この簡単な場合、アーチフアクト阻止
信号即ち拒絶信号(第1図d)は弁別しきい値の
信号を微分して第1図bの結果の微分と共に論理
回路に与えることにより導かれる。第1図eはア
ーチフアクト縁の形成を検出し、該縁に対処する
その次の演算結果を示す。この第1図eは、毎回
3個の継起的な画素からなる第2局所的サブセツ
トの各々内の最高グレイ値と最低グレイ値との差
を示す。第1図fによれば、この差は(しきい値
と比較して)2価の信号に変換されている。第1
図bに基づいて検出された縁信号は、第1図fの
信号が高い方の値をとる時にだけ有効となる。な
お第1図は、単に本発明のアイデアを説明するた
めのものであつて、本発明は第1図による1次元
への応用に限定されるものではない。
第2図a及び第2図bは、2次元の場合に本発
明により解決される課題を示す。この画像は2個
の対象物により形成されている。すなわち、低い
グレイ値2を有する正方形61と、高いグレイ値
4を有する正方形63とである。背景はグレイ値
0を有する。これらの対象物は一部分が重なり合
つている。簡単にするため処理されない像の情報
は別に示していない。弁別しきい値は3×3画像
(65で示す寸法)の第1の局所的サブモツト内
の最高グレイ値と最低グレイ値の(算術)平均値
として決められる。また、ここでも3×3画素の
各第2局所的サブセツトでは最高グレイ値と最低
グレイ値との間の差を求め、これをしきい値1と
比較する。差が1より小さい値は拒絶即ちアーチ
フアクト阻止信号を形成する。これをクロスハツ
チングで示した(第2図a)。弁別しきい値も各
画素毎に示されている。第2図bは許容信号が存
在する画素に対する結果の黒/白信号を示す。他
の画素に対しては何も示されていない。一般的に
この多価画像では、2個の隣接する画素間の差と
して全ての像点が検出できる。矢印は像が検出で
きない2つのケースを示す。このような交差する
縁は実際には稀にしか生ぜず、これにより図形の
認識が乱されないことは既に判明している。第2
図bでは「1」グレイ値としきい値が等しい時に
形成される。さもなければ、どこか他の場所で、
縁が検出できないであろう。
好適実施例の一般的設定 第3図は本発明装置の一般的組み立てをブロツ
ク図の形で示したものである。入力端子60は画
素のグレイ値を表わす入力信号を受信する。これ
らの値はアナログ形態のこともあるし、例えば32
(=25)個の順次のグレイ・レベルに従つて符号
化されたデイジタル形態のこともある。この信号
は先ず前置フイルタ(図示せず)に与えられる。
このフイルタは、像のあらゆる欠陥、例えば、い
わゆるドロツプアウトを補正するのに使用され
る。これらのドロツプアウトは周囲のすべての点
のグレイ値から完全にはずれたグレイ値が検出さ
れた画素である。本発明はこのような前置フイル
タリング自体に関するものではない。このように
前置フイルタを通つた信号は第1に低域通過フイ
ルタ70に加えられる。これは画像内の雑音現象
を減らすのに役立つ。ここではいくつかの隣り合
う点のグレイ値に亘つて平均を取る〔例えば、
1/6×(自分自身のグレイ値を2倍にしたもの
に、行と列とに配置されている4個の直接隣接画
素のグレイ値を加えた総和)〕ことにより各画素
についての置換グレイ値を形成する。このように
して画像上の雑音の悪影響が減る。引照番号72
は局所サブセツトの画素のグレイ値に対する最大
値/最小値決定部である。木構造による構成で
は、この最大値/最小値決定部は毎回印加された
2個のグレイ値の高い方のものと低い方のものと
を選び、これらの値を木構造の次のレベルに供給
する。そして最後に最大値と最小値とを見つけ
る。引続いて、次の局所的サブセツトの画素を考
える。このようにして、今の場合は、第1の局所
サブセツトと第2の局所サブセツトとが同一とな
る。第1図につき前述したように、このようにな
ることは必ずしも必要ではない。最大/最小値決
定部72は二重線を介して結果を74,76に送
る。代りに単一線を使つて交互に最大グレイ値と
最小グレイ値とを送ることもできる。74はしき
い値発生器である。実際のしきい値は関連する第
1の局所的サブセツト内での最大グレイ値と最小
グレイ値との算術平均値として定められる。この
弁別しきい値は比較器64に加えられる。この比
較器64は遅延器62を介して入力端子60に接
続されている。この遅延器62は、関連画素につ
きサブセツトの画素のグレイ値が最大/最小値決
定部72内で利用できるようになる時点の間に生
ずる遅延を補正するのに用いられる。この遅延
は、画素によるものだけでなく画像ラインによる
ものでもあるに違いない。例えば直列に接続した
画線遅延エレメントと、例えば第6図102,1
04に示したような画素遅延エレメントとによ
る。比較器(弁別器)64は受け取られたグレイ
値がしきい値発生器68から受信した弁別しきい
値より高いか低いかにより、黒又は白の出力信号
を出力端子66に出力する。76は実際の第2の
局所的サブセツトの画素の最大グレイ値と最小グ
レイ値との間の差を求める差決定部である。この
変数は局所的コントラストの目安となるが、例え
ばグレイ値が5ビツトから成るならば5ビツトの
変数として出力端子77から出力される。78
は、予め定められたコントラスト値を発生する調
整可能値発生器である。グレイ値が5ビツトで符
号化されている時は、このコントラスト値は例え
ば00100である。エレメント80は64と同じよ
うに、比較器であつて、局所コントラストが調整
可能値発生器78により与えられるコントラスト
値より高いか低いかを示す。出力端子82に信号
「より高い」が現れる場合はこれは許容信号とし
て働らき、出力端子66の信号が関係しているこ
とを示す。出力端子66の信号が無関係な場合は
(例えば第1図の352)、局所的黒/白変化を考
慮に入れて、像の認識あるいはその他の処理を行
なわない。第1図で62により導入される遅延は
第2局所サブセツトの画素の遅延時間のほぼ半分
に対応するであろう。2次元の場合の状況はもつ
と複雑で、入力端子60に与えられる時点の間の
差を考慮に入れるために後に一層詳細な図につき
説明する。
第4図は第3図に示したブロツク図と類似したも
う一つのブロツク図である。対応する部分62,
64,66,70,72,74には同一の引照番
号を付してある。しかしこの場合は端子84がグ
レイ値を受信する。86は1個の画素の各グレイ
値をn×m型サブマトリツクスの第2の画素群の
n×m型グレイ値に変換する分解能増強器を表わ
している。簡単な場合はn=m=2である。グレ
イ値はまた補間規則、例えば、二乗補間法に従つ
て濾波する。即ち、先ずn×m個の第2次画素の
全部に原の単一画素と同じグレイ値を割当てる。
次にそれらを2字補間法で近似する。このように
すると一層滑らかな2値画像が得られると共に、
情報がなお同じように簡単に処理できる。しきい
値発生器88は縁検出器90も具える。この縁検
出器90は第2局所的サブセツトの画素に基づ
き、縁が存在するか否かを毎回局所的に決める。
この目的でこれらの画素は種々の演算子即ち条件
付けの対象となる。92は62と類似の遅延器で
あり、出力端子66と96の信号が画像内の同じ
位置に関係するようにする。遅延器92は量が変
化する信号を比較器94に供給する。この比較器
94は縁の存在の程度を示す。この変化量は比較
器94内で値発生器98により作られた基準値と
比較される。この場合、グレイ値の次元を有する
必要はない。出力端子96上の信号は出力端子6
6に現われる信号が関係するものであるか否かを
表わす。
第5図aは第4図に示したブロツク図に類似す
る3番目のブロツク図を示す。対応する部分は対
応する引照番号で示してある。20が第1の局所
サブセツトの画素のグレイ値を受け取り、これか
ら平均グレイ値を求めて、ライン42に出力す
る。例えば、20の動作は完全にアナログ・グレ
イ値で行なうことができる。本例では、像がテレ
ビジヨン又は類似の走査線に従つて走査されるも
のとみなすことができる。左から右へ、また上か
ら下へ走査線が互に続く。信号“A”は動作を後
述するプロセツサ46に加える。結果の“E”は
しきい値として用いられ、弁別器28に加える。
これは遅延器62と直列に接続されている。22
は平均グレイ値のメモリであつて、シフトレジス
タとして動作する。遅延時間はテレビジヨン・ラ
インの長さに対応する。24は22に対応する
が、遅延時間が画素の走査期間に対応するもので
ある。信号“C”と“D”に関連する画素の状態
は実際の画素Xにつき第5図bに示す。48は加
算器であり、50は1/2分周器である。斯くして
信号“B”=C+D/2もプロセツサ46に印加され る。信号“A”と“B”とはプロセツサ46で比
較される。ここには幾通りかの可能性がある。
1 |A−B|≦α・B ここではαは小さな比率、例えば5%とし、こ
の場合はプロセツサ46で値Bをライン44に送
り出し、後の使用に供する。
2 α・B<A−B≦β・B ここでβはαより大きな比率、例えば10%と
し、この場合は値1.05Bをプロセツサ46で計算
し、ライン44に送り出す。
3 α・B<B−A≦β・B この場合は値0.95Bをプロセツサ46で計算
し、ライン44に送り出す。
4 |B−A|>β・B この場合はプロセツサ46でライン44に値A
を出す。
プロセツサ46は簡単なマイクロプロセツサで
構成することができる。またαやβ及び0.95とか
1.05という値以外の値を選ぶことができる。簡単
な構成ではα=βとし、2)と3)の場合を省
く。インクリメント/デクリメント信号を与える
2)と3)の場合では、これらは、画像の中にお
いては、ゆつくりした勾配が画像の内容には関係
ないグレイ値中に生じるという現象に関係する。
このような勾配は例えば対象物を不均一に照明す
ることにより生ずる。X方向の勾配はY方向又は
他の方向の明暗の変化と組み合わされることもあ
る。それでもなお、正しい移行の方向は、増大ま
たは減少させることによつて見出される。
28は比較器であり、出力端子30に2値化し
た黒/白変化が現われ得る。32と34は第4図
の90及び82に対応する。26は第4図の98
に対応する。斯くして出力端子38には、出力端
子30の信号が関係するものか否かを示す2値信
号が現われる。
上述した説明は、グレイ値の情報が直列的に受
信された場合を取扱つている。情報が並列的に提
示される場合は、装置の関連部分を通常のやり方
で多重化構成とすることができる。また、上述し
た説明では、同期をとるクロツク信号には触れな
かつた。また、場合によつては「新しい画像のス
タート」、「画像の終了」、「ラインの終了」といつ
た信号が必要なこともあり得る。
第3図の各構成部材の説明 以下第3図の各構成部材の実施例を詳述する。
場合によつては数個の機能が一装置で具体化され
ている。ここでは例えばテレビジヨン・カメラの
ように2次元の像がラインの系列で走査されるも
のと看做す。
第6図は3×3画素の局所サブセツト内の最高
グレイ値と最低グレイ値を求めるための部材72
の一実施例である。102(Lと印してある)の
ようなエレメトは遅延時間が一テレビジヨン・ラ
インの長さに対応する遅延エレメントである。1
04(Tと印してある)のようなエレメントは遅
延時間が一画素の走査時間に対応する遅延エレメ
ントである。2個のエレメントL及び6個のエレ
メントTを用いると何時も3×3画素のサブセツ
トの情報が回路の残りの部分に与えられる。この
情報は入力端子100で受信する。106及び1
08のようなCという符号を付けたエレメントは
何時も2個の受信されたグレイ値を比較する比較
エレメントである。106が、受信した最後の画
素のグレイ値が遅延エレメント110の出力端子
に得られるもの(1テレビジヨン・ライン早い)
よりも高いことを検出した時は、106がデマル
チプレクサ112を制御して前者のグレイ値を通
す。その他の場合は後者のグレイ値が通される。
図面の上側半分は、8個のこのような組み合わせ
を示し、最終的には9つのグレイ値のうちの最高
のものが出力端子114に現われる。同様に下半
分では比較エレメントとセレクタの8個の組み合
わせにより9つのグレイ値のうちの最低値のもの
が出力端子116に現われる。これ以外の数の画
素を一緒に取り扱うべき時は、それに対応する装
置が構成できる。
第7図aは所定のセツト(サブセツト)の画素
内に暗い画像と明るい画像の間の縁が存在するか
否かを決める第3図の76と80の一実施例を示
す。同時に考察する画素の数は第7図bに示すよ
うに6×6に達する。入力端子114は何時もp
個の画素の群の最高グレイ値を受け取り(第6
図)、入力端子116は同じ群の最低グレイ値を
受け取る。6個の遅延エレメントLと12個の遅延
エレメントとを用いて第7図bに示す4個のセク
シヨンA,B,C,Dの各々の最高グレイ値と最
低グレイ値とを差決定装置206,…………,2
20に与える。3×3画素のセクシヨン内の最低
グレイ値が少なくとも予め定められた量だけもう
一つの3×3画素の最高グレイ値を越える時、勾
配が存在するものと看做す。このようにして下記
のような差が求まる。
エレメント 両者の間の差 206 D低 ,A高 208 C低 ,A高 210 B低 ,A高 212 B低 ,C高 214 C低 ,B高 216 A低 ,B高 218 A低 ,C高 220 A低 ,D高 220のように文字“C”を付したエレメント
は比較器であつて、上記差(これは正のこともあ
り、負のこともある)を端子223上の標準差
(これは例えば第3図の78から供給される)と
比較する。そして差が正の標準差よりも大きい時
だけ関連比較エレメントは論理“1”を出力す
る。これらの出力信号はORゲート204で組み
合わされる。前述したように(第1図及び第2
図)比較器202等の一つが論理「1」をとる時
だけ許容信号が出力される。画像が雑音現象を呈
する時、第7図aに示す回路を付加することは魅
力的である。雑音が殆んどない時は、差決定部2
02(この時は唯1個の装置で十分である)を直
接端子114と116に接続することができる。
ある所与の画像中には、いわゆる漸進影、即ち
区域間に小さいが一様がグレイ値の勾配が生ず
る。このような区域は許容信号を発生させること
が許されない。これは次のように行なわれる。第
6図に示した回路の出力信号を用いる。第1にこ
れらの信号の差の絶対値を求める。この絶対差は
第7図aの最大グレイ値と最小グレイ値と同じよ
うに扱われる。文字A,……,Dを第7図bに示
す位置の記号として、この差の記号をVA,VB,
VC,VDとする。今度は端子114と116を
相互に接続する。これは簡単のため遅延エレメン
トL,Tを二重に使用できることを意味する。こ
の時はなだらかな変化が生じた時、ORゲートの
出力端子から信号が得られる。入力点206にお
ける比較変数は平均勾配で形成される。
第8図は線信号の検出をいくつかの画素(本例
では6×6画素のサブ行列)に拡大する回路を示
す。例えば、第7図aのORゲート204により
発生させられた線信号は、1個の画像ラインの長
さを有する5個の遅延線と6個の枝路点とを介し
て、ORゲート232に送られる。各々が1個の
画素の期間に等しい遅延を導入する5個の遅延エ
レメントを介して、ORゲート234に対し同じ
ことが行なわれる。第3図ではこのような回路は
弁別器80前又は後に置くことができる。蓄積さ
れている情報の幅は後者の場合一層狭くなる。
第3図の62での遅延は、回路の残りの部分で
蒙る遅延から決まる。第6図の最大遅延は2本の
ラインと2個の画素の和に達する。第7図aの最
大遅延は3個のラインと3個の画素の和に達す
る。第6図のマルチプレクサの比較エレメントの
構成を僅かに異ならせると、2×2局所サブセツ
トの画素の最大/最小グレイ値の情報も回路の中
間点に得られる。この時、74は1/2分周器付き
の加算器により簡単に作ることができる。
第6図で必要とされるエレメントの数を減らす
ため、設計を僅かに変更することができる。まず
初めに最大グレイ値と最小グレイ値の決定は2×
2サブ行列の画素につき行なう。即ち、毎回この
種の互に排他的なサブマトリツクスに対して行な
う。これは例えば画像ライン上の各偶数番の画素
の後、偶数番画像ラインの間中だけ残りに対して
行なう。次に、このようにして形成された最大グ
レイ値と最小グレイ値を0,2,4及び6画像ラ
インに亘つて順次遅延させ、これにより提供され
るグレイ値を処理するために一つのエレメントに
与え、最大値と最小値とを決定する。これは8ラ
インに亘つて分布する2×8画素の区域に適用で
きる。この決定は、例えば奇数番の画像ラインが
提供されている時、排他的に行なうこともでき
る。更になお、1ラインの追加遅延が必要とされ
るならば、そのときは、時間マルチプレクシング
を介して同じ最大/最小値決定部を使用すること
ができる。このようにして形成された結果は順次
0,2,4,6画素に亘つて遅延させ、その後で
再度最大グレイ値と最小グレイ値とを求める。こ
れは1画素の追加遅延と時間マルチプレクシング
とを用いて前者の決定と交互に行なうことができ
る。このようにして見出された値は8×8画素の
セクシヨンに使用することができる。このように
して、毎回交互の画像につき垂直方向と水平方向
の関連局所サブセツトの画像に対し最大/最小グ
レイ値が求められる。これらは上述のやり方で更
に処理できる(第10図も参照)。
第9図は分解能増強器を示す。グレイ値を含む
画像が2値画像に変換された時に、解像度の粗さ
のため、滑らかな縁が階段状に変換されたように
見える。この粗さのため、縁の形状はあたかも雑
音現象が生じたかのようになる。分解能を増強す
ると、この粗さが減り、2値画像の縁が一層滑ら
かになる。図示した分解能増強器は、ライン方向
に走査される6個の画像の幅を有する画像に対し
て作用する。分解能増強器は両座標方向に2倍化
するが、それでも情報の損失がない。情報は入力
端子300に達し、順次にシフトレジスタ302
に蓄積される。このシフトレジスタ302の各段
304等はグレイ値に対する適当な記憶容量(例
えば並列に5ビツト)を有する。これらのシフト
レジスタに対するシフトパルスは第9図dに示す
が、これはクロツク(図示せず)から送られてく
る。第9図dで、6個のクロツクパルスがあつた
後、毎回第9図cに示したシリーズの転送制御パ
ルスが現われる。この結果シフトレジスタ302
の情報は並列にシフトレジスタ312に転送され
る。シフトレジスタ段304の情報は2つの段3
08,310に送られる。シフトレジスタ段30
6の情報は並列に段314,316等に送られ
る。
第9図bはシフトレジスタ312用のシフト制
御パルスを示す。これらのパルスの周波数は第9
図dのものの2倍高い。このシフトレジスタの上
半部の右側は、図示したように下半部の左側と結
合されている。グレイ値は出力端子あ18に現わ
れる。このようにして分解能はライン方向に2倍
増強される。出力端子318は出力シフトレジス
タ322に結合される。第9図eはこの出力シフ
トレジスタ322のクロツクパルスを示す。出力
端子318上の情報は毎回2度とられ、出力端子
320に提供される。このようにして分解能は列
方向にも2倍増強される。装置の残りは(第9図
eに示すような)高いクロツクパルス周波数で制
御される。最後に(図示してはいないが)濾波操
作を行なう。簡単な例では、毎回2×2画素のサ
ブ行列の平均グレイ値を求め、サブ行列の位置に
対応する第2次画素を形成する。それ故平均をと
るべきこのような2×2行列の画素は何時でも同
一の原画素から由来するとは限らない(第2次画
素の全数の1/(m×n)でだけ)。もつと入念
な場合は、分解能増強器の後で4×4画素に基づ
いて各第2次画素を形成する。重み付け係数はこ
の場合等しくはない。4個の中央画素に対しては
重み付け係数を2とし、他の画素に対しては重み
付け係数を1とすると有利であることが判つてい
る。場合によつては、上述した装置は画素周波数
が高すぎるという欠点を有している。注意すべき
ことは、情報がいくらか損失するが、低域通過フ
イルタにより分解能増強器の利点を所定の程度迄
伸ばすことができることである。
第10図a,……,eは本発明の装置の一部の
別のブロツク図であり、その動作についても、あ
る程度説明している。これは構成部材を節約する
ことに力点をおいている。第10図bは、このよ
うな節約を考えずに構成したらこうなるであろ
う、という装置を示す。情報は例えば8ビツト・
ビデオデータとして入力端子120に到達する。
セクシヨンのライン遅延ユニツトLと画素遅延
ユニツトTとは2×2画素マトリツクスの情報を
最大/最小値決定部122に送る。これらの画素
の相互の位置は第2図bの左上部に示してある。
8×8画素のマトリツクスの場合は、毎回図示し
た16個のサブマトリツクスの一つを処理して最大
及び最小信号値を求める。最大/最小値決定部1
22の動作は第10図cにシンボライズされてい
る。ここでは、4個の信号がハツチングを異なら
せることにより、区別されている。この最大/最
小値決定部は第6図による2×2データ用の内部
構造を具える。最大/最小値決定部122は1/2
画素周波数で交互のライン上の決定を行なう。遅
延を用いることにより、122からの関連最大/
最小値は遅延されて最大/最小値決定部124に
与えられる。この最大/最小値決定部124は第
10図dの右側に示された16個の画素についての
関連する値(4個の最大値と4個の最小値)を受
信する。これから絶対最大/最小値が求められ
る。セクシヨンは、最大/最小値決定部122
に対して用いたのと同じく、1/2画素周波数で駆
動される。実効遅延時間は2個の画素ラインに等
しい。これは2通りの方法で実現できる。各動作
開始前に、最大値及び最小値を入力し、レジスタ
内で全クロツク周波数を再度動作させる。次にラ
インを交代させる間はシフト動作を完全に停止さ
せる。もう一つの解決方法は並列動作(図示せ
ず)により提供されるもので、ここでは最大値と
最小値を入力し、並列にシフトさせる。最大/最
小値決定部124は交互の画像ラインに対し交互
の画素に作用する。ユニツトで再び2個の画素
に亘る遅延を用いて、8×8画素のマトリツクス
についての関連情報を、最大/最小値決定部12
6に提供する。関連マトリツクスは第10図eの
ハツチングで示してある。遅延ユニツトにあて
はまつたことは、同じことが遅延ユニツトにも
あてはまる。最大/最小値決定部124,126
は交代するラインと交代する画素とにだけ働らき
かける。第10図aは実際のハードウエア構成を
示す。ユニツト,及びは第10図bにも示
してある。ユニツトは最大/最小値決定部12
2,124,126の機能を果たす。蓋し、後者
は単一のサブシステムにより動作させられる(時
間マルチプレクスでも)からである。ブロツク
は8×8画素マトリツクスの最大/最小値情報を
取り扱つてコントラストを決める。このコントラ
ストはエレメントに与えられる。平均値はエレ
メントに与えられる。は適当な遅延を導入す
るためのバツフアである。弁別すべき画素の信号
値はからに与えられる。で弁別すべき画素
の信号値をエレメントで決められた平均値と比
較し、2値信号に変換される。また、コントラス
トは、入力端子128から入つてくるコントラス
トしきい値と比較されて、それによりアーチフア
クト阻止信号即ち拒絶信号を形成するか又はしな
いことになる。はまた内挿器を具え、平均値が
直接求められない画素に対する内挿平均値を形成
する。第10図bは、−に関する限り回路の
仮の表示にすぎない。
【図面の簡単な説明】
第1図a,……,fは、1次元の場合に、本発
明により解決すべき問題を示す説明図、第2図a
及び第2図bは、2次元の場合の同様な説明図、
第3図は、本発明装置の実施例の、全体のブロツ
ク図、第4図は、第2の実施例のブロツク図、第
5図a及び第5図bは、第3の実施例のブロツク
図(第5図a)と説明図(第5図b)、第6図は、
最大/最小グレイ値を決めるエレメントのブロツ
ク図、第7図a及び第7図bは、縁検出器のブロ
ツク図(第7図a)と説明図(第7図b)、第8
図は、縁信号の検出を拡大する回路のブロツク
図、第9図a,……,eは、分解能増強器のブロ
ツク図(第9図a)と説明図(第9図b,……,
e)、第10図a,……,eは、本発明装置の一
部のブロツク図(第10図a)と説明図(第10
図b,……,e)である。 20……平均グレイ値を求めるエレメント、2
2……シフト・レジスタとして働くメモリ(遅延
時間がテレビジヨン・ラインの長さ)、24……
シフト、レジスタとして働くメモリ(遅延時間が
画素の走査期間)、26,98……値発生器、2
8,36,64,80,94……比較エレメン
ト、30,38,66,77,82,96……出
力端子、32,90……縁検出器、34,62,
92……遅延エレメント、42,44……ライ
ン、46……処理エレメント、48……加算器、
50……1/2分周器、60,84,……入力端子、
68,74,88……しきい値発生器、70……
低域通過フイルタ、72……最大/最小値決定
部、76……差決定部、78……可調整値発生
器、86……分解能増強器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 画像データを、各画素がグレイ・レベル
    の値を持つ2次元の画素アレイとして受信する
    ための入力手段と、 (b) 該入力手段からデータを与えられて、上記ア
    レイのそれぞれの第1サブアレイ中の画素のグ
    レイ・レベルの値に基づき、局所的な黒/白し
    きい値をダイナミツクに生成するためのしきい
    値発生器と、 (c) 該入力手段からデータを与えられ、該しきい
    値発生器に制御されて、ある特定の画素のグレ
    イ・レベルの値とその画素に与えられる局所的
    な黒/白しきい値とに基づき、該画素に2値の
    黒/白出力信号を割り当てるための弁別器64
    と、 (d) 該入力出力からデータを与えられて、上記ア
    レイのそれぞれの第2サブアレイ中の画素のグ
    レイ・レベルの値に基づき、そこに所在する予
    め定められた更に暗い画素と更に明るい画素と
    の制御の下に、任意の局所的な縁の許容をでき
    ることを信号する2値の許容信号を生成するた
    めの第1縁検出手段と、 (e) 上記弁別器からデータを与えられ、かつ上記
    第1縁検出手段に制御されて、上記アレイ中の
    画素の黒(白)値に基づき、更に別の処理され
    た信号を生成するため、また局所的に適用可能
    な許容信号の制御の下では更に別の処理された
    信号を有効化するが局所的に適用可能な拒絶信
    号の制御の下では該更に別の処理された信号を
    無効化するための更に別の手段と を有することを特徴とする画像処理装置。 2 上記さらに別の手段が、 上記弁別器からデータを与えられ、上記第1縁
    検出手段に制御されて、上記アレイのそれぞれの
    第3サブアレイ中の画素の黒(白)値に基づき、
    局所縁信号と呼ばれる更に別の処理された信号を
    生成するため、及び局所的に適用可能な許容信号
    の制御の下では該局所縁信号を有効化するが、局
    所的に適用可能な拒絶信号の制御の下では該局所
    縁信号を無効化するための更に別の回路手段を有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の画素処理装置。 3 上記しきい値発生器は、上記第1サブアレイ
    中の画素のグレイ・レベルの平均値として上記し
    きい値を決定することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の画像処理装置。 4 上記縁検出手段は、上記第2サブアレイの画
    素のグレイ・レベルの値を微分した数値の制御の
    下に、上記許容信号を生成することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項ないし第3項のうちのいず
    れか1項に記載の画像処理装置。 5 第1の入力手段の後ろ、且つそれぞ以後の処
    理手段の前に、分解能増強器を配置して、 該分解能増強器は、受信した画素の領域に位置
    するm×n型サブマトリクスのm×n型第2次画
    素を更に多数、受信した各画素ごとに形成し、 該第2次画素の第2次グレイ値は、受信した画
    素のグレイ値について及び受信した画素に直接隣
    接する画素の第3の局所サブセツトのグレイ値に
    ついてのm×n型補間操作によつて形成されて成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第4項のうちのいずれか1項に記載の画像処理装
    置。
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