JPH04136933U - スライド式シートのシート台座構造 - Google Patents

スライド式シートのシート台座構造

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JPH04136933U
JPH04136933U JP1991053307U JP5330791U JPH04136933U JP H04136933 U JPH04136933 U JP H04136933U JP 1991053307 U JP1991053307 U JP 1991053307U JP 5330791 U JP5330791 U JP 5330791U JP H04136933 U JPH04136933 U JP H04136933U
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JP
Japan
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seat
rail
upper rail
lower rail
recess
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Pending
Application number
JP1991053307U
Other languages
English (en)
Inventor
裕治 松尾
郁夫 古閑
進 深谷
泰二 小島
勇 鈴木
慶彦 山内
Original Assignee
日産車体株式会社
池田物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロアレールが視認されることにより生ずる品
質感の低下を解消するとともに、当該シートの後方に着
座する乗員の乗車環境の改善を図る。 【構成】 フロアパネル1に形成された凹部11内に
は、ロアレール5と、該ロアレール5に摺動自在な状態
にて嵌合されたアッパレール6とが収容配置されてお
り、アッパレール6の上面12にはフィニッシャ14が
固定されている。該フィニッシャ14は、アッパレール
6が最前位置及び最後位置に摺動した際、その前端部2
0と後端部21とがフロアパネル1の一般面13との接
触状態を維持して、恒常的に前記凹部11を覆う前後長
寸法を有している。また、前記アッパレール6上には、
前記フィニッシャ14及び回転装置19を介して、フロ
ントシート7が固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車室内に配置され車体前後方向へ摺動可能なスライド式シートのシ ート台座構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スライド式シートとしては、図3に示した構造のものが提案されている (実開平2−42831号公報参照)。すなわち、車室の床面を形成するフロア パネル1上には、前部ブラケット2と後部ブラケット3とを介して、一対のシー トスライドレール4(片方のみ図示)が固設されている。該シートスライドレー ル4は、前記両ブラケット2,3に固定されて車体前後方向に延在するロアレー ル5と、該ロアレール5に摺動自在な状態にて嵌合されたアッパレール6とから 構成されている。該アッパレール6とロアレール5とは、略同一長であって、ま た、アッパレール6はスライドロック(図示せず)を介して、ロアレール5に係 止されるようになっている。さらに、前記アッパレール6には、フロントシート 7が支持されており、該フロントシート7は前記アッパレール6に両側を固定さ れたシートクッション8と、該シートクッション8の後端部に枢支されたシート バック9とで構成されている。
【0003】 かかる構造において、前記スライドロックを解除して、フロントシート7を前 後方向へ押圧又は引張すると、該フロントシート7とともにアッパレール6はロ アレール5に沿って前後方向に摺動する。したがって、フロントシート7をアッ パレール6の移動範囲内において所望の位置に移動させることができ、前記スラ イドロックを係止作動させることにより、前記所望の位置にフロントシート7を 定位させることができるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスライド式シートにおいて、前記アッパレー ル6はシートクッション8と一体的に移動することから、図4に示したように、 フロントシート7を前方向FRに移動させると、シートクッション8の後方にロ アレール5の後端部が露呈する。このため、このフロントシート7の後方に着座 する後席乗員Pによって、露呈したロアレール5の後端部が視認されてしまい、 品質感が低下する一因となってしまう。また、後席乗員Pの居住空間を充分に確 保すべく、フロントシート7を最前位置に移動させても、前記ロアレール5の後 端部が邪魔になって後席乗員Pの足における挙動自在性が阻害されてしまい、該 後席乗員Pの乗車環境が悪化してしまう不都合もあった。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ロアレールが 視認されることに起因する品質感の低下を解消するとともに、当該シートの後方 に着座する乗員の乗車環境の改善を図ったスライド式シートの台座構造を提供す ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、フロアパネル上に車体前後方向 へ延在するロアレールが固定され、該ロアレールにアッパレールが摺動自在に嵌 合されるとともに、該アッパレールにシートが支持されたスライド式シートにお いて、前記フロアパネルに前記アッパレールの摺動範囲に亙って凹部が形成され 、該凹部内に前記ロアレールとアッパレールとが収容配設される一方、該アッパ レールとともに摺動し前記凹部を恒常的に覆うカバー部材が設けられている。
【0007】
【作用】
前記構成において、アッパレールがその移動範囲内においてロアレールに沿っ て前後方向へ摺動することにより、シートは任意の前後位置に移動する。このと き、ロアレールはアッパレールとともに凹部内に収容されており、該凹部は前記 アッパレールとともに移動するカバー部材により恒常的に覆われていることから 、シートが如何なる位置に移動しても、ロアレールが凹部外に露呈することはな い。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。すなわち、この実施 例は本考案をスライド式の回転シートに適用したものであって、車室の床面を形 成するフロアパネル1には底壁22と周壁10とを有する凹部11が形成されて おり、該凹部11内には一対のシートスライドレール4(片方のみ図示)が収容 されている。該シートスライドレール4は、前記底壁22に固定され車体前後方 向に延在するロアレール5と、該ロアレール5に摺動自在な状態にて嵌合された アッパレール6とから構成されている。前記凹部11の前後長は、アッパレール 6の摺動範囲に亙る長さ、つまりアッパレール6が最前位置から最後位置まで摺 動した際にその前後端が前記周壁10と干渉しない長さであり、また、凹部11 は前記アッパレール6の上面12が前記フロアパネル1の一般面13と略面一状 となるような深さを有している。
【0009】 前記アッパレール6の上面12には、前記凹部11を覆うカバー部材としての フィニッシャ14が固着されており、該フィニッシャ14は、合成樹脂製の板体 であって、その前端部20と後端部21及び両側部(図示せず)は前記フロアパ ネル1の一般面13上に摺動自在に載置されているとともに、該一般面13とフ ロアカーペット15間に挿入されている。さらに、前記フィニッシャ14は、ア ッパレール6が最前位置及び最後位置に摺動した際、前記前端部20と後端部2 1の端末が凹部11上に到来してしまうことなく、前記一般面13上に位置して 恒常的に前記凹部11の全域を覆うとともに、フロアカーペット15との接触状 態をも維持し得る前後長寸法を有している。
【0010】 前記アッパレール6上には、前記フィニッシャ14を介して回転装置19のロ アベース16が固定されており、該ロアベース16の前後には前記フィニッシャ 14に一体成形されたフランジ17が立設され、また、前記ロアベース16上に は回転装置19のアッパベース18が回転自在に軸支されている。該アッパベー ス18上には、フロントシート7のシートクッション8が固定されており、該シ ートクッション8の後端部にはシートバック9が枢支されている。
【0011】 なお、該アッパレール6とロアレール5とは、略同一長であって、また、アッ パレール6は図示しないスライドロックを介して、ロアレール5に係止されるよ うになっている。
【0012】 以上の構成にかかる本実施例において、前記スライドロックを解除して、フロ ントシート7を前方向FRへ引張すると、アッパレール6がロアレール5に沿っ て同方向FRに摺動し、フロントシート7を図示した最前位置に移動させること ができ、前記スライドロックを係止作動させることによりフロントシート7は前 記最前位置に定位する。このとき、フィニッシャ14は、前記アッパレール6及 びフロントシート7と一体的に前方向FRへ移動するが、前記後端部21はその 端末が凹部11上に到来することなく、フロアパネル1の一般面13との接触状 態を保持する。これにより、凹部11は解放されることなく、恒常的にフィニッ シャ14により覆われた状態に維持され、フロントシート7が最前位置に到達し ても、ロアレール5が凹部11外に露呈することはない。よって、フロントシー ト7の後方に着座する後席乗員Pによってロアレール5が視認されてしまうこと もなく、該ロアレール5が視認されることに起因する品質感の低下を解消するこ とができる。しかも、フィニッシャ14の後端部21は、フロアカーペット15 からも離間することなく、該フロアーカーペット15により隠蔽された状態に維 持されることから、フィニッシャ14の端末が露呈して品質感が低下する不利も 未然に防止される。
【0013】 さらに、回転装置19を備えたフロントシート7においては、該フロントシー ト7を最前位置に移動させると、一点鎖線で示した後席乗員Pの視線によりロア ベース16が視認されてしまうが、本実施例においてはフィニッシャ14に立設 されたフランジ17により前記ロアベース16を隠蔽することができ、よって、 前記ロアベース16が視認されてしまうことに起因する品質感の低下をも解消す ることができる。
【0014】 また、このように、後席乗員Pの居住空間を充分に確保すべく、フロントシー ト7を最前位置に移動させた場合において、ロアレール5はフィニッシャ14に より恒常的に覆われた凹部11内に収容されていることから、ロアレール5の後 端部が邪魔になって後席乗員Pの足における挙動自在性が阻害されしまうことは ない。よって、後席乗員Pは板状のフィニッシャ14上にて自由に足を移動させ ることができ、これにより後席乗員Pの乗車環境を向上させることも可能となる のである。
【0015】 なお、フロントシート7を後方向RRに移動させた場合においても、フィニッ シャ14の前端部20は、フロアカーペット15により隠蔽された状態に維持さ れることから、前記前端部20の端末が露呈して品質感が低下する不利も未然に 防止される。
【0016】 図2は、本考案の他の実施例を示すものであり、樹脂で成形されたフィニッシ ャ14の後端部21には、後席乗員P用のフットレスト23が一体に設けられて いる。かかる実施例によれば、後席乗員Pがフットレスト23を使用することに より安楽な着座姿勢を取ることが可能となるとともに、フロントシート7を前後 移動させれば、該フロントシート7と一体的にフィニッシャ14を移動させて、 フットレスト23の前後位置調整を行うことが可能となり、これにより後席乗員 Pの乗車環境を一層向上させることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、フロアパネルに形成された凹部内にスライド式 シートのロアレールとアッパレールとを収容配置し、該アッパレールとともに移 動するカバー部材により前記凹部を恒常的に覆うようにしたことから、シートを 前方移動させた場合であっても、ロアレールの後端部が凹部外に露呈することは なく、よって、前記シートの後方に着座する乗員によってロアレールの後端部が 視認されることに起因する品質感の低下を解消することができる。
【0018】 また、前記シートの後方に着座する乗員の居住空間を充分に確保すべく、シー トを最前位置に移動させた場合において、ロアレールの後端部が邪魔になって前 記乗員の足における挙動自在性が阻害されしまう不都合を解消することができ、 これにより前記乗員の乗車環境を向上させることも可能となる。
【0019】 加えて、前述した実施例にあっては、カバー部材としてのフィニッシャの端末 をフロアカーペットにより隠蔽するようにしたことから、前記端末が露呈して品 質感が低下する不利を未然に防止することができるとともに、フィニッシャに立 設されたフランジにより回転装置のロアベースを隠蔽するようにしたことから、 回転装置を備えたシートの品質感の向上を図ることもできる。さらに、フィニッ シャに、後席乗員用のフットレストを成形するようにしたことから、シートとと もにフィニッシャを移動させて、フットレストの位置調整を行うことができ、こ れにより後席乗員の乗車環境を一層向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す要部断面図である。
【図3】従来のスライド式シートの台座構造を示す側面
図である。
【図4】同スライド式シートを前方移動させた状態の側
面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 5 ロアレール 6 アッパレール 7 フロントシート 11 凹部 14 フィニッシャ(カバー部材)
フロントページの続き (72)考案者 小島 泰二 神奈川県茅ケ崎市矢畑1338 (72)考案者 鈴木 勇 神奈川県平塚市豊田打間木665−4 (72)考案者 山内 慶彦 神奈川県綾瀬市寺尾中3丁目1−26−112

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネル上に車体前後方向へ延在す
    るロアレールが固定され、該ロアレールにアッパレール
    が摺動自在に嵌合されるとともに、該アッパレールにシ
    ートが支持されたスライド式シートにおいて、前記フロ
    アパネルに前記アッパレールの摺動範囲に亙って凹部が
    形成され、該凹部内に前記ロアレールとアッパレールと
    が収容配設される一方、該アッパレールとともに摺動し
    前記凹部を恒常的に覆うカバー部材が設けられたことを
    特徴とするスライド式シートのシート台座構造。
JP1991053307U 1991-06-14 1991-06-14 スライド式シートのシート台座構造 Pending JPH04136933U (ja)

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JPH04136933U true JPH04136933U (ja) 1992-12-21

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JP1991053307U Pending JPH04136933U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 スライド式シートのシート台座構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0210134B2 (ja) * 1985-10-18 1990-03-06 Roonu Puuran Supeshiarite Shimiiku

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0210134B2 (ja) * 1985-10-18 1990-03-06 Roonu Puuran Supeshiarite Shimiiku

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