JPH04133540U - 移動テーブル - Google Patents

移動テーブル

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JPH04133540U
JPH04133540U JP4047491U JP4047491U JPH04133540U JP H04133540 U JPH04133540 U JP H04133540U JP 4047491 U JP4047491 U JP 4047491U JP 4047491 U JP4047491 U JP 4047491U JP H04133540 U JPH04133540 U JP H04133540U
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JP
Japan
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stage
base
moving table
movement
slide member
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Application number
JP4047491U
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Inventor
克義 鈴木
Original Assignee
エヌテイエヌ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、べース上に移動可能に設けたステ
ージの浮上りや傾きを防止する。 【構成】 べース1上面にスラスト軸受を介してステー
ジ2を支持し、ステージ2の側辺に駆動装置9、10、
11を連結する。べース上面とステージ側辺に直交する
リニアガイド19、20を取付け、その両ガイドに、ヒ
ンジ軸26を介して連結するスライド部材21を嵌合さ
せる。ステージ2が移動すると、スライド部材がスライ
ド又は屈曲してステージの動きに追従し、ステージの浮
上りと偏心荷重に対する傾きを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、高精度な位置決めを行なうための移動テーブルに関し、特に、移 動中のテーブルの浮上り防止と、偏心荷重に対する強度を向上させた支持構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体のフォトマスクやスクリーン印刷機のワークなどの位置決めに用いられ る作業テーブルには、出来るだけコンパクトな形状で高精度にテーブルを位置決 めすることができる移動テーブルが求められる。
【0003】 このような要求に対処した移動テーブルとして、本出願人が実願平2−255 94号や実願平2−45309号で提案したものがある。この移動テーブルは、 べースの上面にスラスト軸受を介してステージを移動可能に支持し、そのステー ジの側辺に、ステージを互いに直交する方向に直線駆動する複数の駆動装置を連 結して成っており、この構造では、べースとステージの間に軸受を介在させるだ けなので、テーブルを積み重ねた従来のXYテーブルに比べて、テーブルの形状 をコンパクトに形成できる利点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の構造において、スラスト軸受の上にステージをその自重でも って支持するようにした場合、駆動装置の駆動によりステージが急速に加減速し た際や、外部からステージに振動が加わった場合、ステージの浮き上りが生じや すい傾向がある。このようなステージの浮上りは、移動テーブルを画像処理装置 と連結させてモニタリングに応用した場合に、拡大した映像の揺れ現象を生じさ せる問題があり、また、ワークの重量が大きい場合には、ステージに保持したワ ークの位置ずれを生じさせる不具合がある。
【0005】 さらに、スクリーン印刷の際、テーブルの中心から偏った位置でステージをあ てたり、プリント基板への穴あけ等で偏心荷重が加わった場合、その偏心荷重に よってステージに傾きが生じやすい問題もある。
【0006】 そこで、この考案は、ステージの動きを阻害することなく、そのステージの浮 上りと偏心荷重に対する傾きを防止できる移動テーブルを提供しようとするもの である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案は、べースの上面にスラスト軸受を介し てステージを移動可能に支持し、そのステージの側辺にステージを互いに直交す る方向に直線駆動する複数の駆動装置を連結した移動テーブルにおいて、上記べ ースと、ステージの側辺とに、それぞれ互いに直交する方向に延びるリニアガイ ドを設け、その両リニアガイドの間を、各リニアガイドとスライド可能に嵌合す るスライド部材で連結した構造としたものである。
【0008】 また、第2の手段として、この考案は、上記の構造におけるスライド部材を、 それぞれ一方のリニアガイドに嵌合する2つの部材に分割し、その両分割部材を 、べース上面に垂直なヒンジ軸で連結した構造を採用したのである。
【0009】
【作用】
上記の構造において、ステージがそれぞれ直交する方向に移動すると、その動 きに応じてスライド部材が直交するリニアガイド上をスライドし、ステージとべ ース間の浮上りと、偏心荷重によるステージの傾きを防止する。
【0010】 また、第2の手段においては、分割したスライド部材がヒンジ軸を支点に回動 するため、ステージを回動方式とした場合のステージの動きにスライド部材の動 きを追従させることができる。
【0011】
【実施例】
図1乃至図6は、実施例の移動テーブルを示す。
【0012】 図に示すように、べース1の上面に、スラスト軸受3が載置され、そのスラス ト軸受3の上にステージ2が支持されている。
【0013】 上記スラスト軸受3は、図4に示すように、平板状の保持器4に多数のボール 挿入孔5を設け、その挿入孔5にボール6を回動自在に組み込んで形成されてお り、ボール6の転がりによりステージ2をべース1上面に対して全方向に移動可 能に案内する。
【0014】 また、ベース1上面には、複数のピン7が取付けられ、このピン7が、ボール 6の転がりにより移動するスラスト軸受3の動きを一定の範囲で規制している。
【0015】 べース1の隣接する側辺には、それぞれ支持板8を介して駆動装置9、10、 11が取付けられている。この駆動装置9、10、11は、ステージ2を含む平 面内において互いに直交する方向に伸縮可能になっており、その各駆動装置9、 10、11から伸びる接続シャフト12が、それぞれ継手13を介してステージ 2の隣接する側辺2a、2bに連結している。
【0016】 上記継手13は、ステージ2の側辺2a、2bに平行に固定される案内棒14 と、その案内棒14に移動可能に嵌合するスライダ15とから構成されており、 このスライダ15は、ヒンジピン16を介して接続シャフト12に連結されてい る。この継手13は、スライダ15による案内と、ヒンジピン16による回動に より、各駆動装置の接続シャフト12をステージ2の側辺に対して平行にスライ ド可能かつ回動可能に連結する。
【0017】 なお、各駆動装置9、10、11は、接続シャフトを直線移動させる構造のも のであれば用いることができ、例えば、ボールねじ装置や、油圧や空気圧等の流 体圧を利用したシリンダ装置、或いは電動シリンダ等が利用できる。
【0018】 一方、ステージ2における各駆動装置9、10、11の連結側辺と向き合う側 辺2c、2dには、それぞれ浮上り防止装置17、18が設けられている。
【0019】 この浮上り防止装置17、18は、ステージ2の各側辺2c、2dにべース1 上面に対して水平に取付けたリニアガイド19と、そのリニアガイド19と直交 する方向にべース1の上面に取付けたリニアガイド20と、その両リニアガイド 19、20にスライド可能に嵌合するスライド部材21とから成っており、この スライド部材21は、各リニアガイド19、20に嵌合する2つの分割ブロック 22、23から形成されている。
【0020】 また、この2つの分割ブロックのうち、一方のブロック22の端部は、図5に 示すように、他方のブロック23が嵌合する二叉部24で形成されており、この 嵌合部分に針状ころ軸受25を介して貫通したヒンジ軸26が、各ブロック22 、23をステージ2を含む平面内において回動可能に連結している。
【0021】 上記の各ブロック22、23と各リニアガイド19、20は、図6に示すよう なリニアボール軸受27を用いて移動可能に嵌合している。このリニアボール軸 受27は、リニアガイド19、20の上面と両側面に向き合って複数のボール循 環路28を形成し、そのボール循環路28に多数のボール29を収納して成って おり、リニアガイド19、20とブロック22、23が相対移動すると、ボール 29がボール循環溝28を循環し、リニアガイド19、20に対してブロック2 2、23を転がり案内する。
【0022】 また、各リニアガイド19、20の両端部には、スライド部材21の動きを止 めるためのストッパピン30、31が取付けられている。
【0023】 上記のような構造で成る実施例の移動テーブルにおいては、駆動装置10、1 1を作動させずに駆動装置9を作動させると、駆動装置10、11に連結する継 手13のスライダ15が案内棒14をスライドし、ステージ2を一方向に直線運 動させる。この場合、一方の浮上り防止装置17におけるスライド部材21がべ ース1上面のリニアガイド20をスライドし、他方の浮上り防止装置18のスラ イド部材21がステージ2側辺のリニアガイド19をスライドして、ステージ2 の浮上りを防止する。
【0024】 また、駆動装置9を停止した状態で、駆動装置10、11を同量作動させると 、上記とは直角方向にステージ2を直線移動させることができるが、この場合は 、一方の浮上り防止装置18のスライド部材21がべース上面のリニアガイド2 0をスライドし、他方の浮上り防止装置17のスライド部材21がステージ側辺 のリニアガイド19をスライドして浮上りを防止する。
【0025】 一方、駆動装置10を停止した状態で駆動装置9を伸縮させ、それに応じて駆 動装置11を伸縮させると、ステージ2は停止した駆動装置10の連結部を支点 として回動する。この場合、両浮上り防止装置17、18のスライド部材21、 21が、ヒンジ軸26を支点に屈曲してステージ2の動きに追従する。
【0026】 このように、上記の構造では、ステージ2の直線移動と回動の動きに何ら支障 をきたすことなくステージの浮上りを完全に防止することができる。
【0027】 なお、上記の実施例では、3個の駆動装置によりステージに直線運動と回動の 動きを行なわせる移動テーブルについて示したが、べース上にスライド軸受を介 して支持したステージを、2個の駆動装置によりX軸とY軸の2方向に移動でき るようにしたXYテーブルにも、同様に適用することができる。この場合は、ス テージに回動の機能を与える必要がないので、浮上り防止装置のスライド部材を 分割しない一体の形状のもので形成することができる。
【0028】 また、スラスト軸受は、図示したボールを備える転がり軸受の他に、静圧軸受 やすべり軸受、又はそれらを組み合わせたものを用いることができる。
【0029】
【効果】
以上のように、この考案の移動テーブルは、べースとステージにそれぞれステ ージの移動方向に延びるリニアガイドを設け、その各リニアガイドをスライド部 材で連結したので、ステージの動きを阻害することなくステージの浮上りを完全 に防止することができると共に、偏心荷重に対するステージの傾きを無くすこと ができ、高精度で安定したステージの移動が行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の移動テーブルを示す一部破断斜視図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の浮上り防止装置を示す平面図
【図4】図3の縦断側面図
【図5】同上のヒンジ軸の連結部分を示す断面図
【図6】同上のスライド部材とリニアガイドの嵌合部を
示す断面図
【符号の説明】
1 べース 2 ステージ 3 スラスト軸受 9、10、11 駆動装置 17、18 浮上り防止装置 19、20 リニアガイド 21 スライド部材 22、23 ブロック 26 ヒンジ軸 27 リニアボール軸受

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 べースの上面にスラスト軸受を介してス
    テージを移動可能に支持し、そのステージの側辺に、ス
    テージを互いに直交する方向に直線駆動する複数の駆動
    装置を連結した移動テーブルにおいて、上記べースと、
    ステージの側辺とに、それぞれ互いに直交する方向に延
    びるリニアガイドを設け、その両リニアガイドの間を、
    各リニアガイドとスライド可能に嵌合するスライド部材
    で連結したことを特徴とする移動テーブル。
  2. 【請求項2】 上記スライド部材が、それぞれ一方のリ
    ニアガイドに嵌合する2つの部材に分割され、その分割
    部材が、べース上面に垂直なヒンジ軸で連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動テーブル。
JP4047491U 1991-05-31 1991-05-31 移動テーブル Pending JPH04133540U (ja)

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