JPH0413152A - 電子写真感光体および電子写真式製版用印刷版 - Google Patents

電子写真感光体および電子写真式製版用印刷版

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JPH0413152A
JPH0413152A JP2116024A JP11602490A JPH0413152A JP H0413152 A JPH0413152 A JP H0413152A JP 2116024 A JP2116024 A JP 2116024A JP 11602490 A JP11602490 A JP 11602490A JP H0413152 A JPH0413152 A JP H0413152A
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Satoshi Hoshi
聡 星
Naonori Makino
直憲 牧野
Katsushi Kitatani
克司 北谷
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真感光体および電子写真式製版用印刷版
に関し、さらに詳しくは新規な電荷発生物質を含む層ま
たは新規な光導電性物質を含む層を有する電子写真感光
体または、電荷発生物質、電荷輸送物質およびアルカリ
可溶結合樹脂を主成分とする電子写真式製版用印刷版に
関する。
〔従来の技術〕
従来、電子写真感光体に用いられる光導電組成物として
は、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛、アモルファス
シリコンなどの無機物質がよく知られている。これらの
無機物質は、良好なる電子写真特性即ち、極めて良好な
光導電性と暗所での電荷受容性及び絶縁性を備えている
という長所を持つ。しかしその反面、様々な欠点がある
。例えば、セレン感光体は製造コストが高く、可撓性が
なく、熱や機械的衝撃に弱いなどの欠点を持つ。硫化カ
ドミウム感光体は、材料にカドミウムという有毒物質を
用いているため公害性に問題がある。酸化亜鉛は、長期
間繰り返し使用した場合、画像の安定性に難点がある。
さらにアモルファスシリコン感光体は、製造コストが極
めて高く、感光体表面の劣化を防止するために特殊な表
面処理を要する等の欠点を持つ。
近年、これら無機物質の欠点を排除するためにいろいろ
の有機物質を用いた電子写真感光体が提案され、実用に
供されているものもある。たとえば、ポリ−N−ビニル
カルバゾールと2. 4. 7−ドリニトロフルオレノ
ンー9−オンとからなる電子写真感光体(米国特許3,
484,237)、ポリ−N−ビニルカルバゾールをピ
リリウム塩系色素で増感したもの(特公昭48−256
58)、染料と樹脂とからなる共晶錯体を主成分とする
電子写真感光体(特開昭47−10,735)などであ
る。
また、ペリレン顔料(米国特許第3,371+884号
等)、フタロシアニン顔料(米国特許第3.397,0
86号、第4,666.802号等)、アズレニウム塩
系顔料(特開昭59−53850.61−212.54
2等)スクアリウム環系顔料(米国特許第4,396,
610号、第4.644,082号等)、多環牛ノン系
顔料(特開昭59−184,348.62−28,73
8等)等の有機顔料や、次に示すようなアゾ顔料を主成
分とする電子写真感光体も最近活発に研究が行われ、数
多くの提案がなされている。
(ジスアゾ系顔料) 特開昭53−133445号、特開昭59−78356
号、特開昭59−128547号、特開昭61−579
45号、特開昭61−17150号、特開昭62−25
1752号、特開昭62273545号、特公昭63−
18740号、米国特許第4,504,559号、特開
昭64−13555号、特開昭64−79753号、持
分平2−4893゜ (トリスアゾ系顔料) 特開昭58−160358号、特開昭61−25186
5号、特公昭62−39626号、特公昭63−104
19号。
(テトラキスアゾ系顔料) 特開昭61−182051号、特開昭62−18565
号。
一方、平版オフセット印刷版としては、ジアゾ化合物と
フェノール樹脂を主成分とするポジ型感光剤やアクリル
系モノマーやプレポリマーを主成分とするネガ型感光剤
を用いるPS版などが実用化されているが、これらはす
べて低感度のため、あらかじめ画像記録されたフィルム
原版を密着露光して製版を行っている。また、コンピュ
ータ画像処理と大容量データの保存およびデータ通信技
術の進歩によって、近年では、原稿入力、補正、編集、
割り付けから頁組まで一貫してコンピュータ操作され、
高速通信網や衛星通信により即時遠隔地の末端プロッタ
に出力できる電子編集システムが実用化している。特に
、即時性の要求される新聞印刷分野において電子編集シ
ステムの要求度は高い。また、現在オリジナル原稿がフ
ィルムの形で保存され、これをもとに必要に応じて印刷
版が複製されている分野においても、光ディスクなどの
大容量記録メディアが発達するのにともなって、オリジ
ナルがこれらの記録メディアにデジタルデータとして保
存されるようになると考えられる。
しかしながら、末端プロッタの出力から直接印刷版を作
成する直接型印刷版はほとんど実用化されておらず、電
子編集システムの稼働しているところでも出力は銀塩写
真フィルムにおこなわれ、これをPS版へ密着露光する
ことにより印刷版が作成されているのが実状である。こ
れは、出力プロックの光源(例えば、He−Neレーザ
、半導体レーザなど)により実用的な時間内に印刷版を
作成できるだけの高い感度を有する直接型印刷版の開発
が困難であることも1つの原因であった。
直接型印刷版を提供し得る高い光感度を有する感光体と
して電子写真感光体が考えられる。
従来、電子写真を利用した印刷版材料(印刷用原版)と
しては例えば、特公昭47−47610号、特公昭48
−40002号、特公昭48−18325号、特公昭5
1−15766号、特公昭51−25761号公報等に
記載の酸化亜鉛−樹脂分散系オフセット印刷版材料が知
られている。
これは、電子写真法によりトナー画像形成後その非画像
部を不感脂性とするため不感脂化溶液(例えば、フェロ
シアン塩またはフェリシアン塩を有する酸性水溶液)で
湿潤された後使用される。この様な処理をされたオフセ
ット印刷版は、耐刷力が、5千枚から1万枚程度であり
、これ以上の印刷には適さなく、又不感脂化に適した組
成にすると静電特性が劣化し、かつ画像が悪化するなど
の欠点がある。また、不感脂化溶液として、有害なシア
ン化合物を使用する欠点を有する。
特公昭37−17162号、特公昭38−7758号、
特公昭46−39405号、特公昭52−2437号公
報等に記載される育機光導電体樹脂系印刷版材料では、
たとえばオキサゾールあるいはオキサジアゾール系化合
物をスチレン−無水マレイン酸共重合体で結着した光導
電性絶縁層を砂目立したアルミニウム板上に設けた電子
写真感光体が用いられており、この感光体上に電子写真
法によりトナー画像形成後アルカリ性を機溶剤で非画像
部を溶解除去して印刷版が形成される。
また、当社の佐原らは特開昭57−147656号にお
いてヒドラゾン化合物およびバルビッール酸あるいはチ
オバルビッール酸を含有する電子写真感光性印刷版材料
を開示した。その他にも特開昭59−147335号、
特開昭59−152456号、特開昭59−16846
2号、特開昭58−145495号等の色素増感された
電子写真式製版用印刷版が知られている。しかしながら
、上記のような色素増感された電子写真式製版用印刷版
では十分な感度が得られず、更に高感度な光導電体の開
発が望まれていた。これを実現する手段として、特開昭
55−161250号、特開昭56−146145号、
特開昭60−17751号などにフタロシアニン系化合
物、アゾ化合物、縮合多環牛ノン化合物等を電荷担体発
生化合物として結合樹脂中に分散したものが知られてい
るが、いずれも十分な感度あるいは電荷保持特性などが
得られているとは言えない。
〔発明が解決しようとする課題〕
これらの電子写真感光体は、前記無機電子写真感光体の
機械的特性及び可撓性もある程度まで改善したものの、
感度がまだ不十分であり、また多数回の繰り返し使用時
に電気的特性が変化する場合があり、電子写真感光体と
して要求を必ずしも十分満足するものではなかった。
また、前記の電子写真式製版用印刷原版は、直接型印刷
版を作成するだけの感度が不十分であり、また感度が高
い場合には電荷保持特性が十分でない等の問題があるた
め必ずしも満足できるものでなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、高感度で高耐久性を宵する新規な電子
写真感光体を提供することである。また、発明の他の目
的は、繰り返し使用巳ても光感度の低下の少ない新規な
電子写真感光体を提供することである。
本発明の他の目的は、レーザ等により直接印刷版を作成
するのに十分な感度を有する電子写真式製版用印刷原版
を提供することにある。
本発明の他の目的は、静電特性の優れた電子写真式製版
用印刷原版を提供することにある。
本発明の他の目的は、印刷特性に優れた電子写真式製版
用印刷原版を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは鋭意研究を行った結果、導電性支持体上に
、下記−船蔵(I)で表されるアセチレン系ジスアゾ化
合物のうちの少なくとも一種を含有する感光層を設けた
ことを特徴とする電子写真感光体により上記目的を達成
することができた。
また、導電性支持体上に、少なくとも、電荷発生物質、
電荷輸送物質および結合樹脂を含有する光導電層を有し
、画像露光しトナー画像を形成した後、トナー画像部以
外の非画像部の光導電層を除去することにより印刷版と
する電子写真式製版用印刷原版において、電荷発生物質
が下記−船蔵(I)で表されるアセチレン系化合物であ
る電子写真式製版用印刷版により上記目的を達成するこ
とができた。
一般式(I) Cp−N=N −Ar’ −C≡C−Ar2−N=N−
CP式中、Ar’及びAr”は置換または無置換のアリ
ーレン基、2価の縮合多環式芳香族基または2価の芳香
族複素環基を表す。但し、Ar’及びAr”は同時にフ
ェニレン基であることはない。
Cpはカプラー残基を表す。
本発明のアセチレン系ジスアゾ化合物について詳細に説
明する。
Ar’及びAr2が無置換のアリーレン基の場合、具体
例としてフェニレン基、ナフチレン基、アントリレン基
、ビフェニレン基、ターフェニレン基等を挙げることが
できる。また、縮合多環式芳香族基の具体例としては、
インデン、ペリレン、アントロン、アントラキノン、ベ
ンゾアントロン、イソクマリン、ピレン、アセナフテン
、フルオレン、アズレン等より導いた2価の基を挙げる
ことができる。
また、無置換の芳香族複素環基の場合、具体例としてフ
ラン、チオフェン、ピリジン、キノリン、オキサゾール
、チアゾール、オキサジアゾール、ベンゾオキサゾール
、ベンゾイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾトリ
アゾール、ジベンゾフラン、カルバゾール、キサンチン
等より導いた2価の基が挙げられる。
Ar’及びAr2が置換基を有する芳香族炭素環基の場
合、置換基の具体例としては、炭素数l〜18のアルキ
ル基(メチル基、エチル基、n−プロピル基等)、ハロ
ゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子)、シアノ基、ニトロ基、水酸基、カルボキシ
ル基、炭素数1〜18のアルコキシ基(例えばメトキシ
基、エトキン基、プロポキシ基、ブトキシ基等)、アリ
ールオキシ基(例えばフェノキシ基、o−1リルオキシ
基、m−4リルオキシ基、p−トリルオキシ基、1−ナ
フチルオキジ基等)、ジアルキルアミノ基(例えばジメ
チルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジブチルアミノ基等
)、ジアリールアミノ基、(例えばジフェニルアミノ基
、フェニルトリルアミノ基等)、N−アルキル−N−ア
リールアミノ基、(例えばN−メチル−N−フェニルア
ミノ基、N−エチル−N−フェニルアミノ基等)、アリ
ール基(例えばフェニル基、ナフチル基等)、トリアル
キルシリル基(例えばトリメチルシリル基、t−ブチル
ジメチルシリル基等)、ハロゲノアルキル基(例えばク
ロロメチル基、トリフルオロメチル基等)、アルキルチ
オ基(例えばメチルチオ基、エチルチオ基等)等をあげ
ることができる。これらの置換基は前述のAr’及びA
r2の任意の炭素原子上に任意の数結合することができ
Cpは、ジアゾニウム塩と反対する公知のカプラーの残
基を表し、電子写真感光体の電荷発生化合物として用い
られるアゾ化合物の公知のカプラー残基が好ましい。こ
のうち特に、Cpとしては、以下の構造に示されるカプ
ラー残基が好ましい。
R’0 上記Cpの一般式中のXは、ヒドロキシ基とYとが結合
しているベンゼン環と縮合して、ナフタレン環、アント
ラセン環などの芳香族環または、インドール環、カルバ
ゾール環、ベンゾカルバゾール環、ジベンゾフラン環、
などの複素環を形成するのに必要な原子団を表す。
Xが置換基を有する芳香族環または複素環系の場合、置
換基としてはハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子等)、炭素数1〜18のアルキル基(例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ド
デシル基、オクタデシル基、イソプロピル基、イソブチ
ル基等)、トリフルオロメチル基、ニトロ基、アミノ基
、シアノ基、炭素数1〜8のアルコキシ基(例えばメト
キシ基、エトキシ基、ブトキシ基等)等があげられ、置
換基の個数及び置換位置は任意である。
Yは−CONR’ R’  −CONHN≡CR”R’
−COOR”または置換基を有していてもよい複素5員
環または複素6員環を表す。
R’は炭素数1〜12のアルキル基またはアリール基を
表す。
R1が無置換のアルキル基の場合、その具体例としてメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基
、ヘキシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソア
ミル基、イソヘキシル基、ネオペンチル基、tert−
ブチル基等をあげることができる。
R1が置換アルキル基の場合、置換基としてはヒドロキ
シ基、炭素数1〜12のアルコキシ基、シアノ基、アミ
ノ基、炭素数1〜12のアルキルアミノ基、炭素数1〜
12のアルキル基を2個有するジアルキルアミノ基、ハ
ロゲン原子、炭素数6〜15のアリール基等がある。そ
の例として、ヒドロキシアルキル基(例えば、ヒドロキ
シメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシ
プロピル基、2−ヒドロキシプロピル基等)、アルコキ
シアルキル基(例えば、メトキシメチル基、2−メトキ
シエチル基、3−メトキシプロピル基、エトキシメチル
基、2−エトキシエチル基等)、シアノアルキル基(例
えば、シアノメチル基、2シアノエチル基等)、アミノ
アルキル基(例えば、アミノメチル基、2−アミノエチ
ル基、3−アミノブロピル基等)、(アルキルアミノ)
アルキル基(例えば、(メチルアミン)メチル基、2(
メチルアミン)エチル基、(エチルアミノ)メチル基等
)、(ジアルキルアミノ)アルキル基(例えば、(ジメ
チルアミノ)メチル基、2−(ジメチルアミノ)エチル
基等)、ハロゲノアルキル基(例えば、フルオロメチル
基、トリフルオロメチル基、クロロメチル基等)、アラ
ルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基等)をあ
げることができる。
R1が無置換アリール基の場合、その具体例としてフェ
ニル基、ナフチル基、アントリル基等をあげることがで
きる。
R’が置換アリール基の場合、置換基としてはヒドロキ
シ基、炭素数1〜12のアルコキシ基、シアノ基、アミ
ノ基、炭素数1〜12のアルキルアミノ基、炭素数1〜
12のアルキル基を2個有するジアルキルアミノ基、炭
素数6〜12のアリールアゾ基、ハロゲン原子、炭素数
1〜12のアルキル基、ニトロ基、トリフルオロメチル
基等がある。その例として、ヒドロキシフエニル基、ア
ルコキシフェニル基(例えば、メトキシフェニル基、エ
トキシフェニル基等)、シアノフェニル基、アミノフェ
ニル基、(アルキルアミノ)フェニル基(例えば、(メ
チルアミノ)フェニル基、(エチルアミノ)フェニル基
等)、(ジアルキルアミノ)フェニル基(例えば、(ジ
メチルアミノ)フェニル基、(ジエチルアミノ)フェニ
ル基等)、ハロゲノフェニル基(例えば、フルオロフェ
ニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基等)、ア
ルキルフェニル基、(例えば、トリル基、エチルフェニ
ル基、クメニル基、キシリル基、メシチル基等)、ニト
ロフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基、及びこ
れらの置換基(互いに同じでも異なって゛も良い。)を
2個または3個を有するフェニル基をあげることができ
る。ただし置換基の位置は任意である。
R2としては水素原子、炭素数1〜6の低級アルキル基
、カルバモイル基、カルボキシル基、炭素数1〜I2の
アルコキシ基を有するアルコキシカルボニル基、炭素数
6〜20のアリールオキシ基を有するアリールオキシカ
ルボニル基及び置換または無置換のアミノ基が好ましい
R2が置換アミノ基の場合、その具体例としてメチルア
ミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、フェニル
アミノ基、トリルアミノ基、ベンジルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基、ジフェニルアミノ基等をあげることができ
る。
Rtが低級アルキル基の場合、その具体例としてメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基
、イソブチル基、等があげられる。
R2がアルコキシカルボニル基の場合、その具体例とし
てメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロ
ポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソプロ
ポキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基など
があげられる。
R2がアリールオキシカルボニル基の場合、その具体例
として、フェノキシカルボニル基、ドルオキシカルボニ
ル基等があげられる。
R3としては、炭素数1〜20のアルキル基、フェニル
基、ナフチル基等の芳香族炭素環基、シヘンゾフラニル
基、カルバゾリル基、ジヘンゾ力ルバゾリル基等の芳香
族複素環基またはこれらの置換体が好ましい。
R3が置換または無置換のアルキル基の場合、その具体
例としてはそれぞれ前述のR1における置換または無置
換のアルキル基の具体例と同じ基をあげることができる
R3が置換基を有する芳香族炭素環基または置換基を有
する芳香族複素環基の場合、置換基の具体例としてはヒ
ドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子(例え
ば、弗素原子、塩素原子、臭素原子等)、炭素数1〜1
2のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基等)、炭素数1−12のアルコキ
シ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
、ブトキシ基、ペンチルオキン基、インプロポキシ基、
イソブトキシ基、インアミルオキシ基、tert−ブト
キシ基、ネオペンチルオキシ基等)、トリフルオロメチ
ル基、トリメチルシリル基、メタンスルホニル基、アミ
ノ基、炭素数l〜12のアルキルアミノ基(例えば、メ
チルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基等)
、炭素数1−12のジアルキルアミノ基(例えば、ジメ
チルアミノ基、ジエチルアミノ基、N−メチル−N−エ
チルアミノ基等)、炭素数6〜12のアリールアミノ基
(例えば、フェニルアミノ基、トリルアミノ基等)、炭
素数6〜15のアリール基を2個有するジアリールアミ
ノ基(例えば、ジフェニルアミノ基等)、炭素数6〜1
2のアリールアゾ基(例えば、フェニルアゾ基、クロロ
フェニルアゾ基、フルオロフェニルアゾ基、ブロモフェ
ニルアゾ基、シアノフェニルアゾ基、エトキシカルボニ
ルフェニルアゾ基、ニトロフェニルアゾ基、アセトアミ
ドフェニルアゾ基、メトキシフェニルアゾ基、メチルフ
ェニルフェニルアゾ基、n−オクチルフェニルアゾ基、
トリフルオロメチルフェニルアゾ基、トリメチルシリル
フェニルアゾ基、メタンスルホニルアゾ基等)、カルボ
キシル基、炭素数1〜18のアルコキシ基を有するアル
コキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基等)、炭素数6〜16のアリールオ
キシ基を有するアリールオキシカルボニル基(例えばフ
ェノキシカルボニル基、ナフトキンカルボニル基等)、
アルカリ金属カルボキシラド基(アルカリ金属陽イオン
の例、Na01KO,LiO等)、アルカリ金属スルホ
ナト基(アルカリ金属陽イオンの例、NaΦ、K’、L
iO等)、アルキルカルボニル基、(例えば、アセチル
基、プロピオニル基、ベンジルカルボニル基等)、炭素
数6〜12のアリール基を有するアリールカルボニル基
(例えば、ベンゾイル基、トルオイル基等)、炭素数1
〜12のアルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチ
ルチオ基等)、または炭素数1〜12のアリールチオ基
(例えば、フェニルチオ基、トリルチオ基等)をあげる
ことができ、置換基の個数は1ないし5個であり、複数
の置換基が結合している場合にはそれらは互いに同じで
も異なってもよく、また置換基の結合位置は任意である
R″としては、水素原子もしくは前述のR3の具体例と
同じ基をあげることができる。
Yが無置換の複素5員環または複素6員環を表す場合、
具体例として、イミダゾール環、オキサゾール環、チア
ゾール環、ベンゾイミダゾール環、ベンゾチアゾール環
、ベンゾオキサゾール環、ピリミジン環、ペリミジン環
等をあげることができる。
Yが置換基を有する複素5M環または複素6員環を表す
場合、置換基の具体例としては、前述のR3が置換基を
有する芳香族炭素環基の場合の置換基の具体例と同じ基
をあげることができる。
N−C−R’ R’0 ナフタレン環の3位〜8位の任意の位置に置換すること
が可能であるが、8位に置換することが好ましい。
Bは芳香族炭化水素の2価基、または窒素原子を環内に
含む複素環の2価基を表し、これらはいずれもアルキル
基、ハロゲン原子、ニトロ基、トリフルオロメチル基、
シアノ基またはヒドロキシ基等で置換されても良い。芳
香族炭化水素の2価基としては、0−フェニレン基、0
−ナフチレン基、per i−ナフチレン基、1,2−
アントラキノニレン基、9.10−フエナントリレン基
等を挙げることができる。また窒素原子を環内に含む複
素環の2価基としては例えば、3,4−ピラゾールシリ
ル基、2,3−ピリジイル基、4,5−ピリミジンジイ
ル基、6,7−インダゾールジイル基、5.6−ベンズ
イミダゾールジイル基、6゜7−キラリンジイル基等を
挙げることができる。
次に、−船蔵(1)で表されるアセチレン系ジスアゾ化
合物の具体例を第1表に示すが、本発明が以下の具体例
に限定されるものではない。下記−船蔵(■゛)で示さ
れるジスアゾ化合物の具体例中のCp’ は第2表、第
3表もしくは第4表で示されるカプラー残基を表す。
→試(I゛) Cp’ −N=N−Ar’−C≡C−Ar2−N=N−
cp’第1表(社)き) 第 表α売き) 第 表C先き) 第 表0先き) 第 表0先き) 第 表〔売き) 第 表α先き) 第 表 第 表〔売き) 第 表帳き) 第 表a売き) 第 表Gたき) 第 表〔売き) 第 表0売き) 第 表a売き) 第 表a売き) 第 表〔先き) 第 表〔先き) 箪 表α売き) 表昧先き) 表〔先き) 第 表a売き) 前記−船蔵(I)で表されるアセチレン系ジスアゾ化合
物の製造の代表的方法としては、以下の方法をあげるこ
とができる。下記−船蔵(n)で表されるジアミノ化合
物を常法によりテトラアゾ化し、アルカリの存在下対応
するカプラーとカップリングさせるか、あるいはテトラ
ゾニウム塩をホウフッ化塩や塩化亜鉛複塩などの形で単
離した後、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の溶媒中でアルカリの存在下にカプラー(
カップリングさせることにより容易に合成する二とがで
きる。
一般式(n) H2N−Ar’−C≡C−Ar2−NH2但し、Ar’
及びAr”は前記−船蔵(1)のAr’及びAr”と同
じ意味を表す。
本発明の電子写真感光体は前記−船蔵(I)で表される
ジスアゾ化合物を1種または2種含有する電子写真感光
層を有する。各種の形態の電子写真感光体が知られてい
るが、本発明の電子写真感光体はその何れのタイプの感
光体であっても良いが通常次に示す(1)、(U)また
は(III)のタイプの電子写真感光体構造を持つ。
(1)導電性支持体上にジスアゾ化合物をバインダーあ
るいは電荷担体輸送媒体中に分散させてなる電子写真感
光層を設けたもの。
(n)導電性支持体上にジスアゾ化合物を主成分とする
電荷担体発生層を設け、その上に電荷担体輸送層を設け
たもの。
(III)導電性支持体上に電荷担体輸送層を設け、そ
の上にジスアゾ化合物を主成分とする電荷担体発生層を
設けたもの。
本発明のジスアゾ化合物は光を吸収すると極めて高い効
率で電荷担体を発生する作用を持つ。発生した電荷担体
は、電荷担体輸送化合物によって輸送される。
タイプ(I)の電子写真感光体を作製するにはジスアゾ
化合物の微粒子をバインダー溶液もしくは電荷担体輸送
化合物とバインダー溶液を溶解した溶液中に分散せしめ
、これを導電性支持体上に塗布した後、乾燥すれば良い
。このときの電子写真感光層の厚さは3〜30μ、好ま
しくは5〜20μが良い。
タイプ(II)の感光体を作製するには、導電性支持体
上にジスアゾ化合物を真空蒸着して電荷担体発生層を形
成するか、ジスアゾ化合物の微粒子を、バインダー樹脂
を溶解した適当な溶媒中に分散して得られた分散液を塗
布、乾燥して電荷担体発生層を形成し、更に必要があれ
ば、例えばパフ研磨などの方法によって表面仕上げをす
るか、膜厚を調整した後、その上に電荷担体輸送物質及
びバインダー樹脂を含む溶液を塗布、乾燥して得られる
。この時の電荷担体発生層の厚みは0.01μ〜4μ、
好ましくは0.1μ〜2μが良く、電荷担体輸送層の厚
みは3μ〜30μ、好ましくは5μ〜20μがよい。
タイプ(II[)の電子写真感光体はタイプ(ff)の
電子写真感光体の積層順序を逆にすることにより作製で
きる。
(I)、(n)及び(II[)のタイプの感光体で用い
られるジスアゾ化合物はボールミル、サンドミル、振動
ミル等の分散機により粒径0. 1μ〜2μ、好ましく
は0.3μ〜2μに分散して用いられる。
タイプ(I)の電子写真感光体において使用されるジス
アゾ化合物の量は少なすぎると感度が悪く、多すぎると
帯電性が悪くなったり、電子写真感光層の膜強度が悪く
なったりし、電子写真感光層中のジスアゾ化合物の占め
る割合は、バインダーを用いる場合、バインダーに対し
0.01〜2重量倍、好ましくは0.05〜1重量倍が
よく、電荷担体輸送化合物の割合はバインダーに対し0
゜1〜2重量倍、好ましくは0.3〜1.5重量倍の範
囲がよい。またそれ自身バインダーとして使用できる電
荷担体輸送化合物の場合には、ジスアゾ化合物の添加量
は電荷担体輸送化合物に対し0゜01〜0,5重量倍使
用するのが好ましい。
またタイプ(II)及び(III)の電子写真感光体に
おいて電荷担体発生化合物含有層となるジスアゾ化合物
含有層を塗布形成する場合、バインダーに対するジスア
ゾ化合物の使用量は0,1重量倍以上が好ましく、それ
以下だと十分な感度が得られない。またバインダーは無
くとも使用できる。
電荷担体輸送化合物含有層中の電荷担体輸送化合物の割
合は、バインダーに対し0.2〜2重量倍、好ましくは
0.3〜1. 5重量倍が好ましい。それ自身バインダ
ーとして使用できる高分子電荷担体輸送化合物を使用す
る場合は、他のバインダーは無くとも使用できる。
本発明の電子写真感光体において使用される導電性支持
体としては、アルミニウム、銅、亜鉛などの金属板、ポ
リエステル等のプラスチックシートまたはプラスチック
フィルムにアルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ、
ヨウ化銅等の導電材料を蒸着、もしくは分散塗布したも
の、あるいは塩化ナトリウム、塩化カルシウム等の無機
塩や有機四級アンモニウム塩により導電処理した紙など
が使用される。
バインダーが用いられる場合のバインダーとしては疎水
性で、かつ誘電率が高く、電気絶縁性のフィルム形成性
高分子重合体を用いるのが好ましい。この様な高分子重
合体としては例えば次のものをあげることができるが勿
論これらに限定されるものではない。
ポリカーボネート、ポリエステル、ポリエステルカーボ
ネート、ポリスルホン、メタクリル樹脂、アクリル樹脂
、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン
、ポリビニルアセテート、スチレン−ブタジェン共重合
体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル
−無水マレイン酸共重合体、シリコン樹脂、シリコン−
アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、
スチレン−アルキッド樹脂、スチレン−無水マレイン酸
共重合体、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂
、ポリ−N−ビニルカルバ−ゾール。
これらの樹脂バインダーは、単独であるいは2種以上の
混合物として用いることができる。
本発明の感光体において可塑剤を樹脂バインダーと混合
して用いることができる。
可塑剤としてはビフェニル、塩化ビフェニル、○−テル
フェニル、p−テルフェニル、チブチルフタレート、ジ
メチルグリコールフタレート、ジオクチルフタレート、
トリフェニル燐酸、塩素化パラフィン、ジウラリルチオ
ジプロピオネート等があげられる。
本発明の電子写真感光体を作製する場合、感光層中の増
感剤などの添加剤を使用しても良い。
増感剤としては、ブリリアントグリーン、ビクトリアブ
ルーB、メチルバイオレット、クリスタルバイオレット
、アシッドバイオレット6B等のトリアリルメタン染料
、ローダミンB10−ダミン6G、ローダミンGエキス
トラ、エオシンS1エリトロシン、ローズベンガル、フ
ルオレセイン等のキサンチン染料、メチレンブルー等の
チアジン染料、C,1,Ba5ic、Violet7 
(C,1,48020)等のアントラセン染料、シアニ
ン染料、2゜6−ジフェニル−4−(N、N−ジメチル
アミノフェニル)チアピリリウムペルクロレート、ベン
ゾピリリウム塩(特公昭48−25.658号公報記載
)等のピリリウム染料をあげることができる。
また、電子写真感光体の表面性をよくするために、シリ
コンオイル、フッ素系界面活性剤等を使用することがで
きる。
本発明において電荷担体輸送層に用いられる電荷担体輸
送物質としては、電子を輸送する化合物と正孔を輸送す
る化合物の2種類に分類される。
本発明の電子写真感光体には両者とも使用することがで
きる。
電子を輸送する化合物としては電子吸引性基を有する化
合物、例えば2. 4. 7.−トリニトロ−9−フル
オレノン、2,4,5.7−テトラニトロ−9−フルオ
レノン、9−ジシアノメチレン−2,4,7−トリニト
ロフルオレノン、9−ジシアノメチレン−2,4,5,
7−テトラニトロフルオレノン、テトラニトロカルバゾ
ール、クロラニル、2,3−ジクロロ−5,6−ジシア
ノベンゾキノン、2,4.7−ドリニトロー9,107
エナントレンキノン、テトラクロロ無水フタール酸、テ
ラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン等をあげ
ることができる。
正孔を輸送する化合物としては、電子供与性基を有する
化合物、例えば高分子の物では、(a)特公昭34−1
0,966号公報記載のポリビニルカルバゾール及びそ
の誘導体、 (b)特公昭43−18,674号、同43−19゜1
92号公報記載のポリビニルピレン、ポリビニルアント
ラセン、ポリ−2−ビニル−4−(4’ジメチルアミノ
フエニル)−5−フェニルオキサゾール、ポリ−3−ビ
ニル−N−エチルカルバゾール等のビニル重合体、 (c)特公昭43−19,193号公報記載のポリアセ
ナフチレン、ポリインデン、アセナフチレンとスチレン
の共重合体等の重合体、 (d)特公昭56−13,940号公報などに記載のピ
レン−ホルムアルデヒド樹脂、ブロムピレンホルムアル
デヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムアルデヒド樹
脂等の縮合樹脂、 (e)特開昭56−90,883号、同56−161.
550号公報に記載された各種のトリフェニルメタンポ
リマー また低分子のものでは、 (f)米国特許第3.112.197号明細書などに記
載されているトリアゾール誘導体、(g)米国特許第3
,189.447号明細書などに記載されているオキサ
ジアゾール誘導体、(h)特公昭37−16,096号
公報などに記載されているイミダゾール誘導体、 (i)米国特許第3,615,402号、同3,820
.989号、同3,542,544号、特公昭45−5
55号、同51−10,983号、特開昭51−93,
224号、同55−108,667号、同55−156
953号、同56−36゜656号明細書、公報などに
記載のポリアリールアルカン誘導体、 (j)米国特許第3,180,729号、同4,278
.746号、特開昭55−88,064号、同55−8
8,065号、同49−105,537号、同55−5
1,086号、同56−80゜051号、同56−88
,141号、同57−45.545号、同54−112
,637号、同55−74,546号明細書、公報など
に記載されているピラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導
体、(k)米国特許第3.615.404号、特公昭5
1−10,105号、同46−3,712号、同47−
28,336号、特開昭54−83,435号、同54
−110,836号、同54−119.925号明細書
、公報などに記載されているフェニレンジアミン誘導体
、 (1)米国特許第3,567.450号、同3,180
.703号、同3,240,597号、同3゜658.
520号、同4,232,103号、同4.175,9
61号、同4,012,376号、***国特許(DAS
)l、110,518号、特公昭49−35,702号
、同39−27,577号、特開昭55−144,25
0号、同56−119.132号、同56−22,43
7号明細書、公報などに記載されているアリールアミン
誘導体、 (m)米国特許第3,526,501号明細書記載のア
ミノ置換カルコン誘導体、 (n)米国特許第3,542,546号明細書などに記
載のN、 N−ジカルバジル誘導体、(o)米国特許第
3,257.203号明細書などに記載のオキサゾール
誘導体、 (p)特開昭56−46,234号公報などに記載のス
チリルアントラセン誘導体、 (q)特開昭54−110,837号公報等に記載され
ているフルオレノン誘導体、 (r)米国特許第3,717.462号、特開昭54−
59,143号(米国特許第4. 150. 987号
に対応)、同55−52,063号、同55−52,0
64号、同55−46,760号、同55−85,49
5号、同57−11.350号、同57−148,74
9号、同57−104゜144号明細書、公報などに記
載されているヒドラゾン誘導体、 (s)米国特許第4,047,948号、同4,047
.949号、同4,265,990号、同4゜273.
846号、同4,299,897号、同4.306,0
08号明細書などに記載のベンジジン誘導体、 (1)特開昭58−190,953号、同59−95.
540号、同59−97.148号、同59−195,
658号、同62−36.674号公報などに記載され
ているスチルベン誘導体等がある。
なお本発明において、電荷担体を輸送する化合物は(a
)〜(1)にあげられた化合物に限定されず、これまで
公知の全ての電荷担体輸送化合物を用いることができる
本発明の電子写真感光体を作製する場合、電荷発生層及
び電荷輸送層中に増感剤などの添加剤を添加して使用し
てもよい。また電荷発生層中に電荷輸送化合物を添加し
て使用してもよい。
増感剤としては、クロラニル、テトラシアノエチレン、
メチルバイオレット、ローダミンB1シアニン染料、メ
ロシアニン染料、ピリリウム染料、チアピリリウム染料
などがあげられる。
なお、本発明の電子写真感光体には、導電性支持体と感
光層の間に、必要に応じて接着層又はバリヤ層を設ける
ことができる。これらの層に用いられる材料としては、
前記樹脂バインダーに用いられるポリマーの他に、ゼラ
チン、カゼイン、ポリビニルアルコール、エチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、特開昭59−84
,247号公報に記載の塩化ビニリデン系ポリマーラテ
ックス、特開昭59−114.544号公報に記載のス
チレン−ブタジェン系ポリマーラテックスまたは酸化ア
ルミニウム等がありこれらの層の厚さはlum以下が好
ましい。
以上のようにして得られた感光体には更にレーザーのよ
うな干渉性光を露光に使用した場合に発生する干渉縞防
止策を必要に応じて施すことができる。そのような技術
としては、特開昭60−186.850号記載の光散乱
反射面を有する下引き層の設置、特開昭60−184,
258号記載のチタンブラック含有下引き層の設置、特
開昭58−82,249号記載の電荷担体発生層で使用
光源の光の大部分を吸収させる方法、特開昭61−18
,963号記載の電荷担体輸送層にミクロ相分離構造を
とらせる方法、特開昭60−86゜550号記載の光導
電層中に干渉性光を吸収または散乱する物質を混入する
方法、特開昭63−106.757号記載の感光体表面
に干渉性光の波長の1/4以上の深さを持つ凹部を設け
る方法、特開昭62−172,371号、特開昭62−
174.771号記載の透明支持体の裏面に光散乱層あ
るいは光吸収層を設ける方法等をあげることができる。
以上本発明の電子写真感光体について詳細に説明したが
、本発明の電子写真感光体は一般に感度が高く、繰り返
し使用時の電子写真特性の変化が小さい特徴を有してい
る。
本発明の電子写真感光体は電子写真複写機の他レーザー
、ブラウン管、LED等を光源とするプリンターの感光
体などの分野に広く応用することができる。
本発明のジスアゾ化合物を含む光導電性組成物はビデオ
カメラの撮像管の光導電層として、また信号転送や走査
を行う一次元または二次元配列された半導体回路上の全
面に設けた受光層(光導電層)を有する固体撮像素子の
光導電層として用いることができる。また、ニー・ケー
・ゴーシュ。
トムフェング、ジャーナル オブ アプライドフィジッ
クス、、49 (12)、5982 (1978)に記
載されているように太陽電池の光導電層としても用いる
ことができる。
また、本発明のジスアゾ化合物は光電気泳動システムに
おける光導電性着色粒子及び乾式または湿式の電子写真
現像剤の着色粒子としても用いることができる。
また、本発明のジスアゾ化合物を、特公昭37−17,
162号、特開昭55−19,063号、特開昭55−
161,250号、特開昭57−■47.656号公報
に開示されているように、オキサジアゾール誘導体、ヒ
ドラジン誘導体等の前述の電荷担体輸送性化合物と共に
フェノール樹脂などのアルカリ可溶性樹脂中に分散し、
アルミニウムなどの導電性支持体上に塗布、乾燥後、画
像露光、トナー現像、アルカリ水溶液によるエツチング
により、高解像力、高耐久性、高感度の印刷版が得られ
るほか、プリント回路を作成することができる。
本発明の電子写真式製版用印刷原版においては、結合樹
脂と電荷輸送物質との比は、電荷輸送物質が結合樹脂と
相溶し、析出しない範囲内で用いることが出来る。電荷
輸送物質の含有量が少ないと感度が低下するので、結合
樹脂1重量部に対して電荷輸送物質は、0.05〜3重
量部、好ましくは0.1−1.5重量部の範囲である。
また、電荷発生物質の含有量が多すぎると、電荷保持特
性が悪くなり、少なすぎると、感度が低下するため、感
光体中の電荷発生物質の含有量は、結合樹脂1重量部に
対して、0.01〜2重量部、好ましくは、0.05〜
1重量部の範囲である。また、光導電性絶縁層は、薄す
ぎると、現像に必要な電荷がのらず、厚すぎると、エツ
チングの際にサイドエッチを起こし、良好な画像が得ら
れない。先導電性絶縁層の厚みは、0.1〜30μ、好
ましくは、0.5〜10μである。
本発明の電子写真式製版用印刷原版は光導電性絶縁層を
導電性基体上に塗布することによって得られる。塗布液
は、電荷発生物質を適当な溶媒中で公知の方法、例えば
、ボールミル、ペイントシェーカー、ダイノミル、アト
ライター等の分散機により粒径5μ〜0. 1μに分散
して作成する。
光導電層に使用する結合樹脂、電荷担体輸送化合物、そ
の他の添加剤は電荷発生物質の分散時、あるいは分散後
に添加することが出来る。この塗布液を回転塗布、ブレ
ード塗布、ナイフ塗布、リバースロール塗布、デイツプ
塗布、ロッドバー塗布、スプレー塗布の様な公知の方法
で基体上に塗布乾燥して電子写真式製版用印刷原版を得
ることが出来る。塗布液を作成する溶媒としては、ジク
ロロメタン、ジクロロエタン、クロロフォルム等のノ1
0ゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のアル
コール類、アセトン、メチルエチメケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン類、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、2−メトキシエチルアセテート、ジオキサン等
のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等の
エステル類等が挙げられる。
本発明の電子写真式製版用印刷原版においては、必要に
応じて、増感剤、可塑剤、塗膜性を改良するための界面
活性剤などを添加することが出来る。
増感剤としては、クロラニル、テトランアノエチレン、
メチルバイオレット、ローダミンB、シアニン染料、メ
ロシアニン染料、ピリリウム染料、チアピリリウム染料
等が挙げられる。
可塑剤としてはビフェニル、塩化ビフェニル、0−テル
フェニル、p−テルフェニル、ジブチルフタレート、ジ
メチルグリコールフタレートジオクチルフタレート、ト
リフェニル燐酸、メチルナフタリン、ベンゾフェノン、
塩素化パラフィン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ジ
ラウリルチオジプロピオネート、3,5−ジニトロサリ
チル酸、各種フルオロ炭化水素類等が挙げられる。
本発明の電子写真式製版用印刷原版に用いられる導電性
基板としては導電性表面を有するプラスチックシートま
たはとくに溶剤不透過性および導電性にした紙、アルミ
ニウム板、亜鉛板、又は銅−アルミニウム板、銅−ステ
ンレス板、クロム−銅板等のバイメタル板、又はクロム
−銅−アルミニウム板、クロム−鉛−鉄板、クロム−銅
−ステンレス板等のトライメタル板等の親水性表面を有
する導電性基板が用いられその厚さは0.1〜3mmが
好ましく、特に0.1/1mmが好ましい。
アルミニウムの表面を有する支持体の場合には、砂目立
て処理、珪酸ナトリウム、弗化ジルコニウム酸カリウム
、燐酸塩等の水溶液への浸漬処理、あるいは陽極酸化処
理などの表面処理がなされていることが好ましい。また
、米国特許第2,714.066号明細書に記載されて
いる如く、砂目立てしたのちに珪酸ナトリウム水溶液に
浸漬処理されたアルミニウム板、特公昭47−5125
号公報に記載されているようにアルミニウム板を陽極酸
化処理したのちに、アルカリ金属珪酸塩の水溶液に浸漬
処理したものも公的に使用される。
上記陽極酸化処理は、例えば、燐酸、クロム酸、硫酸、
硼酸等の無機酸、もしくは蓚酸、スルファミン酸等の有
機酸またはこれらの塩の水溶液又は非水溶液の単独又は
二種以上を組み合わせた電解液中でアルミニウム板を陽
極として電流を流すことにより実施される。
また米国特許第3,658,662号明細書に記載され
ているようなシリケート電着も有効である。***特許公
開第1,621.478号に記載のポリビニルスルホン
酸による処理も適当である。
これらの親水化処理は、支持体の表面を親水性とするた
めに施こされる以外は、その上に設けられる光導電性絶
縁層との有害な反応を防ぐためや、光導電性絶縁層との
密着性の向上の為に施されるものである。
本発明の電子写真式製版用印刷原版においては光導電性
絶縁層上に必要により光導電性絶縁層の静電特性、トナ
ー現像時の現像特性、あるいは画像特性を改良する目的
で光導電性絶縁層除去時に溶解し得るオーバーコート層
を設けることができる。このオーバーコート層は、機械
的にマット化されたもの、あるいはマット剤が含有され
る樹脂層であってもよい。マット剤としては二酸化珪素
、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、ガラス粒
子、アルミナ、澱粉、重合体粒子(たとえばポリメチル
メタアクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂など
の粒子)及び米国特許第2,710.245号明細書、
米国特許第2,992゜101号明細書に記載されてい
るマット剤が含まれる。これらは二種以上併用すること
ができる。
マット剤を含有する樹脂層に使用される樹脂は使用され
るエツチング液との組み合わせにより、適宜選択される
。具体的には例えばアラビアゴム、ニカワ、セラチン、
カゼイン、セルローズ類(たとえばビスコース、メチル
セルローズ、エチルセルローズ、ヒドロキシエチルセル
ローズ、ヒドロキシプロピルメチルセルローズ、カルボ
キシメチルセルローズ等)、澱粉類(例えば可溶性澱粉
、変性澱粉等)、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキシド、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリ
ビニルメチルエーテル、エポキン樹脂、フェノール樹脂
(特にノボラック型フェノール樹脂が好ましい)、ポリ
アミド、ポリビニルブチラール等がある。これらは二種
以上併用することができる。
本発明の電子写真式製版用印刷原版においては、前記導
電性基板と光導電性絶縁層の間に必要によりカゼイン、
ポリビニルアルコール、エチルセルロース、フェノール
樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリ
ル酸などからなるアルカリ可溶性の中間層を前記基板と
光導電性絶縁層との接着性または光導電性絶縁層の静電
特性を改良する目的で設けることができる。
本発明の電子写真式製版用印刷版は一般に公知のプロセ
スによって作成することが出来る。即ち、暗所で実質的
に一様に帯電し、画像露光により静電像を形成する。露
光方法としては、半導体レーザ、He−Neレーザ等に
よる走査露光あるいはキセノンランプ、タングステンラ
ンプ、蛍光灯等を光源として反射画像露光、透明陽画フ
ィルムを通した密着露光などが挙げられる。次に上記静
電潜像をトナーによって現像する。現像法としては従来
公知の方法、例えば、カスケード現像、磁気ブラシ現像
、パウダークラウド現像、液体現像などの各種の方法を
用いることが出来る。なかでも液体現像は微細な画像を
形成することが可能であり、印刷版を作成するために好
適である。形成されたトナー画像は公知の定着法、例え
ば、加熱定着、圧力定着、溶剤定着等により定着するこ
とが出来る。この様に形成したトナー画像をレジストと
して作用させ、非画像部の光導電性絶縁層をエツチング
液により除去することにより印刷版が作成できる。
本発明の印刷原版に用いるエツチング液としてはアルカ
リ性水溶液もしくはアルカリ水溶液とアルカリ水溶液に
混和する有機溶剤との混和物を用いることが出来る。こ
こで言うアルカリ水溶液とは、pH9以上の水溶液が好
ましく、特にpH10〜13.5の水溶液が好ましい。
具体的には水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、メタケ
イ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、リン酸ナトリウ
ム、リン酸カリウム、アンモニア、およびモノエタノー
ルアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン
等のアミノアルコール類等の水溶液を示す。アルカリ性
水溶液と混和する有機溶剤としては、アルコール類、ケ
トン類、エステル類、エーテル類等が挙げられる。アル
コール類としては、メタノール、エタノール、プロパツ
ール、ブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルア
ルコール等の低級アルコールおよび芳香族アルコールあ
るいは、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール等の
セルソルブ類、モノエタノールアミン、ジェタノールア
ミン、トリエタノールアミン等のアミノアルコール類等
が挙げられる。
ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等が挙げられる。
エステル類としては、エチルアセテート、イソプロピル
アセテート、n−プロピルアセテート、5ec−ブチル
アセテート、イソブチルアセテート、n−ブチルアセテ
ート、■−アセトキシー2−メトキシエタン、エチレン
グリコールジアセテート等が挙げられる。エーテル類と
しては、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、2−メトキシエタノール、エチレングリコールジ
メチルエーテル等が挙げられる。これら有機溶剤は前記
アルカリ水溶液と任意の範囲で混和して使用できるが、
好ましくは混和した溶液の90重量%以下の範囲で用い
られる。このエツチング液には必要に応じて、界面活性
剤、消泡剤、着色剤などを添加しても良い。
本発明の印刷原版に使用するトナーは前記エツチング液
に対してレジスト性を有する樹脂成分を含有しているこ
とが好ましい。樹脂成分としては例えば、メタクリル酸
、メタクリル酸エステルなどを用いたアクリル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、酢酸ビニルとエチレン又は塩化ビニルな
どの共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、
ポリビニルブチラールのようなビニルアセタール樹脂、
ポリスチレン、スチレンとブタジェン、メタクリル酸エ
ステルなどの共重合物、ポリエチレン、ポリプロピレン
及びその塩素化物、ポリエステル樹脂(例、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ビス
フェノールAのポリカルボネート)、ポリアミド樹脂(
例、ポリカプラミド、ポリへキサメチレンアジポアミド
、ポリへキサメチレンセバカミド)、フェノール樹脂、
キシレン樹脂、アルキッド樹脂、ビニル変性アルキ・ソ
ド樹脂、ゼラチン、カルボキシメチルセルロースなどの
セルロースエステル誘導体又、ワ・ノクス、ポレオレフ
ィン、ろうなどがある。
本発明の印刷原版を利用する場合、トナーと導電性基板
との関係は多くの場合、前者が親油性であり後者表面が
親水性であり、この場合、親油性と親水性との程度は相
対的なものであって、基板の表面の撥油性印刷インク性
はトナー画像部分と露出した基板表面が隣接する場合に
油性印刷インクが基板表面に付着保持されてはならない
ことを意味し、基板表面の親木性はトナー画像部分と露
出した基板表面が隣接する場合に基板表面の水に対する
反撥性が強くて水を保持することが不可能であってはな
らないことを意味し、トナーの親油性は油性印刷インク
に対する反撥性が強くて油性印刷インクを保持すること
が不可能であってはならないことを意味する。導電性基
板の表面は撥油性印刷インク性であり、かつ撥水性(疎
水性)であってもさしつかえない。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により具体的に説明するが、これに
より本発明が実施例に限定されるものではない。なお、
実施例中「部」とあるのは「重量部」を表す。
実施例1 第1表の化合物群(1)で表され、Cp’が第2表の(
Cp’ −21)であるジスアゾ化合物5部とポリエス
テル樹脂(商品名バイロン200゜東洋紡■製)5部を
テトラヒドロフラン50部に添加し、ボールミルで12
時間分散した後、この分散液をワイヤーラウンドロッド
を用いて導電性支持体(75μmのポリエチレンテレフ
タレート支持体上にアルミニウムの蒸着膜を有する。商
品名メタルミー757S、東し■製)上に塗布、乾燥し
た厚さ約0.5μmの電荷発生層を得た。
次にこの電荷発生層上にp−(ジフェニルアミン)ベン
ズアルデヒド−No −メチル−No −フェニルヒド
ラゾン3.6部、 ポリカーボネート樹脂(パンライトに−1300゜帝人
■製)4部、ジクロロメタン13.3部と1゜2−ジク
ロロエタン26゜6部を混合溶解した溶液をアプリケー
ターを用いて塗布し、厚さ17μmの電荷輸送層を形成
させて2層からなる感光層を有する電子写真感光体を作
成した。
これらの感光体を静電複写紙試験装置(■川口電機製作
所製。5P−428型)を用いて次のようにして電子写
真特性を評価した(スタチック方式で測定)。まず感光
体を一6KVのコロナ放電により帯電せしめた時の初期
表面電位V、、30秒間暗所に放置した時の表面電位v
0を測定した。
次いでタングステンランプの光を感光体表面における照
度を3 luxになるようにして露光し、表面電位が初
期表面電位V。の半分に減衰するのに要する露光量E。
及び露光30秒後の表面電位(残留電位VR)をそれぞ
れ測定した。また同様の測定を3000回繰り返して行
った。結果を第5表に示す。
作成し実施例1と同様にEso、v、、Vo、V。
を測定した。結果を第6表に示す。
比較例1〜3 実施例1において用いたジスアゾ化合物の代わりに、下
記ジスアゾ化合物H−1,H−2及びH−3を用い、実
施例1と同様にして2層構成の比較用電子写真感光体を
作成し、E io  + V+ I VO+V、を測定
した。結果を第7表に示す。
実施例2〜1B 実施例1において用いたジスアゾ化合物の代わりに第6
表に示すジスアゾ化合物を用いた他は実施例1と同様に
して2層構成の電子写真感光体を実施例1〜18と比較
例1. 2及び3から明かなように、本発明の電子写真
感光体は、比較用電子写真感光体に比べ感度及び繰り返
し性に優れていることがわかる。
実施例19 表面にアルミニウムの蒸着膜を設けたポリエチレンテレ
フタレートフィルムより成る導電性支持体上に、実施例
1に示したヒドラゾン化合物7゜5部と、ビスフェノー
ルAのポリカーボネート10部とを、ジクロロメタン5
0部に溶解した溶液をワイヤーラウンドロッドを用いて
塗布乾燥し、厚さ12μmの電荷輸送層を設けた。
次に、電荷輸送層上に実施例1にて用いたジスアゾ化合
物2部とポリエステル樹脂(商品名バイロン200、東
洋紡績■製)2部をクロロベンゼン5部に溶かした液と
を共にペイントシェイカーで1時間分散した後、ワイヤ
ーラウンドロッドを用いて、塗布乾燥し、厚さ1μmの
電荷発生層を形成させ、2層から成る電子写真感光層を
有する正帯電用電子写真感光体を作製した。
この感光体を静電複写紙試験装置((掬用ロ電機製作所
製、5P−428型)を用いて次のようにして電子写真
特性を評価した(スタチック方式で測定)。まず感光体
を+6KVのコロナ放電により正に帯電せしめた時の初
期表面電位VS、30秒間暗所に放置した時の表面電位
V。を測定した。
次いでタングステンランプの光を感光体表面における照
度を3 luxになるようにして露光し、表面電位が初
期表面電位V。の半分に減衰するのに要する露光量E5
゜及び露光30秒後の表面電位(残留電位Va+)をそ
れぞれ測定した。また同様の測定を3000回繰り返し
て行った。結果を第8表に示す。
実施例20 実施例1で用いたアセチレン系ジスアゾ化合物5部と、
p−(ジフェニルアミノ)ベンズアルデヒド−N′−メ
チル−N′ −フェニルヒドラゾン40部と、ベンジル
メタアクリレートとメタアクリル酸のコポリマー(〔η
〕 30℃メチルエチルケトン=0.12. メタアク
リル酸含有量32゜9%)100部とをジクロロメタン
660部に添加し、ボールミルで12時間分散した。こ
の分散液を砂目室てした厚さ0.25mのアルミ板上に
塗布、乾燥し膜厚6μmの電子写真感光層を有する電子
写真印刷版材料を作製した。
この試料を暗所でコロナ放電(+6KV)することによ
り、感光層の表面電位を+500vに帯電させた後、色
温度2854にのタングステン光を試料面での照度2.
0ルツクスで露光したところ、半減露光量(E io)
は2.6Iux−5eCであった。
つぎに、この試料を暗所で表面電位を+500Vに帯電
させた後、ポジ画像の透明原稿と密着させて画像露光し
た。これをTsoperH(エッソスタンダード社製9
石油系溶剤)If、微粒子状に分散されたポリメチルメ
タアクリレート(トナー)5g及び大豆油レシチン0.
Olgからなる液体現像剤中に浸漬し、鮮明なポジのト
ナー画像を得ることができた。
更に100℃で30秒間加熱してトナー画像を定着した
。この印刷版材料をメタ珪酸ナトリウム水和物70gを
グリセリン140ml、エチレングリコール550ml
、およびエタノール150m1に溶解したエツチング液
に1分間浸漬し、水流で軽くブラッシングしながら洗う
ことにより、トナーの付着していない部分の感光層を除
去し印刷版を得た。
このようにして作製した印刷版をノ\マダスター600
CDオフセット印刷機を用いて印刷したところ、地汚れ
のない非常に鮮明な印刷物を5万枚印刷することができ
た。
〔発明の効果〕
本発明のアセチレン系ジスアゾ化合物を電荷発生物質と
して用いることにより高感度で繰り返し性に優れ、画像
均一性に優れた電子写真感光体および、静電特性、印刷
特性の優れた電子写真式製版用印刷原版を実現すること
ができる。
手続補正書

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に、下記一般式( I )で表され
    るアセチレン系ジスアゾ化合物のうちの少なくとも一種
    を含有する感光層を設けたことを特徴とする電子写真感
    光体。 一般式( I ) Cp−N=N−Ar^1−C≡C−Ar^2−N=N−
    CP式中、Ar^1及びAr^2はアリーレン基、2価
    の縮合多環式芳香族基または2価の芳香族複素環基を表
    す。但し、Ar^1及びAr^2は同時にフェニレン基
    であることはない。Cpはカプラー残基を表す。
  2. (2)導電性支持体上に、少なくとも、電荷発生物質、
    電荷輸送物質および結合樹脂を含有する光導電層を有し
    、画像露光しトナー画像を形成した後、トナー画像部以
    外の非画像部の光導電層を除去することにより印刷版と
    する電子写真式製版用印刷原版において、電荷発生物質
    が下記一般式( I )で表されるアセチレン系ジスアゾ
    化合物である電子写真式製版用印刷版。 一般式( I ) Cp−N=N−Ar^1−C≡C−Ar^2−N=N−
    CP式中、Ar^1及びAr^2はアリーレン基、2価
    の縮合多環式芳香族基または2価の芳香族複素環基を表
    す。但し、Ar^1及びAr^2は同時にフェニレン基
    であることはない。Cpはカプラー残基を表す。
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