JPH0413142A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH0413142A
JPH0413142A JP2115215A JP11521590A JPH0413142A JP H0413142 A JPH0413142 A JP H0413142A JP 2115215 A JP2115215 A JP 2115215A JP 11521590 A JP11521590 A JP 11521590A JP H0413142 A JPH0413142 A JP H0413142A
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JP
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image
pattern
photochromic
wafer
exposure apparatus
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JP2115215A
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Michio Kono
道生 河野
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は露光装置に関し、特に光露光方式を用いた半導
体製造工程においてレチクルやフォトマスク等の原版上
に付着した回路パターン以外の異物、例えば不透過性の
塵埃などを検出する際に好適な表面状態検査装置を備え
た露光装置に関する。
[従来の技術] 一般にIC製造工程においては、レチクルまたはフォト
マスク等の基板上に形成されている露光用の回路パター
ンを半導体焼付は装置(ステッパーまたはマスクアライ
ナ−)により、レジストが塗布されたウニ八面上に転写
して製造している。
この際、基板面上にゴミ等の異物が存在すると転写する
際、異物も同時に転写されてしまいIC製造の歩留りを
低下させる原因となってくる。
特にレチクルを使用し、ステップアンドリピート方法に
より繰り返してウニ八面上に回路パターンを焼付ける場
合、レチクル面上の1個の異物がウェハ全面に焼付けら
れてしまいIC製造の歩留りを大きく低下させる原因と
なってくる。
そのため、IC製造過程においては基板上の異物の存在
を検出するのが不可欠となっており、従来より種々の検
査方法が提案されている。例えば第2図は異物が等方的
に光を散乱する性質を利用する方法の一例である。同図
においては、走査用ミラー11とレンズ12を介してレ
ーザ10からの光束をミラー13の出入れによって、上
方または下方に向け、2つのミラー14.45により各
々基板15の表面と裏面に入射させ、走査用ミラー11
を回転もしくは振動させて基板15上を走査している。
そして基板15からの直接の反射光および透過光の光路
から離れた位置に複数の受光部16,17.18を設け
、これら複数の受光部16.17.18からの出力信号
を用いて基板15上の異物の存在を検出している。
すなわち回路パターンからの回折光は方向性が強いため
、各受光部からの出力値は異なるが異物に光束が入射す
ると入射光束は等方的に散乱されるため、複数の受光部
からの出力値が各々等しくなってくる。したがって、こ
のときの出力値を比較することにより、異物の存在を検
出している。
また第3図は異物が入射光束の偏光特性を乱す性質を利
用する方法の一例である。同図において偏光子19、走
査用ミラー11そしてレンズ12を介してレーザ10か
らの光束を所定の偏光状態の光束としミラー13の出入
れによって上方または下方に向け、2つのミラー14.
45により各々基板15の表面と裏面に入射させて走査
用ミラー11により基板15上を走査している。そして
基板15からの直接の反射光および透過光の光路から離
れた位置に各々検光子20.22を前方に配置した2つ
の受光部21.23を設けている。
そして回路パターンからの回折光と異物からの散乱光と
の偏光比率の違いから生ずる受光量の差を2つの受光部
21.23より検出し、これにより基板15上の回路パ
ターンと異物とを弁別している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、これらの従来例は共通して次のような欠
点をもっている。
■ レーザをレチクルに対して斜めに入射させ異物の散
乱光を受光する方式を採っているため、散乱効率の低い
ゴミ、例えばレチクル洗浄時に残留する水あか、平坦な
ゴミ、そして光透過性のゴミは検出しにくいという点。
■ 検査光として、波長633nmのHe−Neレーザ
を主に用いている。そのためにゴミによっては、この波
長について光透過性であフても焼き波長は紫外光である
ために、光の吸収などが起きてしまう、その結果、異物
検査時にはゴミの付着してないレチクルと判定したもの
の、−旦焼いてみるとウェハ上に共通欠陥を発生してし
まうという点。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、
露光装置において、レチクル等の原版上に付着した露光
に影響する塵埃を、ウェハ上に直接付着した塵埃と区別
して検出する。そして、欠陥のある像の焼付けを防止し
て、歩留り向上を図ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため後述実施例の露光装置は、原版
を照明し、原版のパターンを投影光学系を介して基板上
の複数ショット位置に露光転写する露光転写手段と、該
露光転写手段によって基板上に形成された原版パターン
のフォトクロミック像なるネガ像を検査して原版上の異
物の有無を検出する検査手段とを具備する。
前記露光転写手段は照明用の光源として例えばエキシマ
レーザを備える。
前記検査手段は例えば、原版のパターンのデータを記憶
したメモリを備え、このデータと前記基板上に形成され
た原版パターンのフォトクロミック像とを比較するもの
である。
前記検査手段は空間フィルタを有するのが好ましい。
前記検査手段は、複数の同一パターンを有する原版を用
いる場合は、これによって同一基板上に形成された少な
くとも2ショット分のフォトクロミック像の1ショット
内および異なるショット間における同一パターン部分の
画像データを同時に検出する2系統の像検出手段、およ
び、これによって検出された同一パターン部分の画像デ
ータを比較する比較手段を備たものであるのが好ましい
あるいはそのような原版を用いない場合でも、前記検査
手段は、同一パターンを有する少なくとも3枚の原版を
用いて同一基板上に形成された各フォトクロミック像の
少なくとも2以上の同一パターン部分の画像データを同
時に検出する少なくとも2系統の像検出手段、および、
これによつて検出された同一パターン部分の画像データ
を比較する比較手段を備えたものであるのが好ましい。
さらに前記検査手段は、レーザ光を前記フォトクロミッ
ク像に対し斜め入射させで走査し、その際にフォトクロ
ミック像の発する散乱光を受光してフォトクロミック像
の画像データを検出する手段を備え、さらには位相差検
知手段を有するものであるのが好ましい。
[作用] この構成において、実際の製品ウェハの焼付けに先立ち
、原版上の塵埃有無の検査のために、フォトクロミック
像なるネガ像が形成されるレジストを塗布した基板を用
い、これに対し露光転写手段によって原版のパターンが
焼鮒付けられる。そして焼き付けられた原版パターンの
フォトクロミック像が検査手段によって検査され、原版
上に焼付に影響するレベルの異物が存在するか否かが検
出される。そして、ネガ像の特性によって、原版上の光
透過部に付着した塵埃だけが検出される。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る露光装置を示す。
図中、1は超高圧水銀ランプ、エキシマレーザ等の焼付
用の光源、2は光源1の発する光束を所定の開き角で均
一に照射する照明系、3は照明系2によつて全面が照明
されるレチクルである。4は焼付はレンズ、7はレチク
ルチェンジャであり、レチクル3はレチクルチェンジャ
7から焼付レンズ4の物体面(露光ステージ6)に送り
込まれる。5はウェハであり、この上にレチクル3の回
路パターンが焼付はレンズ4にょフて縮小転写される。
ウェハ5はフォトクロミック像を形成させるレイアー(
フォトクロミック材料)が塗布されている。フォトクロ
ミック材料とは、光照射によって吸収スペクトルが可逆
的に変化する(フォトクロミズム)材料体であって、ス
ピロピラン系などのものに代表される材質であるAはフ
ォトクロミック像の検査ユニットである。この実施例で
はレチクルパターンをウェハ5上に最低ニジヨツト転写
した後、ウェハ5はステージ6により移動され、像検査
用ユニットAに送り込まれて検査される。
像検査用ユニットAはウェハ5上のフォトクロミック像
を観察しつる波長でかつ像を消去しない波長帯域の光束
(レーザでもハロゲンランプ(色フィルタ付)でもかま
わない)を発する検査用光源20を備え、この光束はコ
ンデンサレンズ21、ビームスプリッタ22、そして検
査用対物レンズ23を介してウェハ5上の像形成領域(
レチクルパターンの転写領域)を照明する。その反射光
は検査用対物レンズ23およびビームスプリッタ22を
介してリレーレンズ24に入射し、リレーレンズ24の
作用によって受光#s25上に集光する。ウェハ5面と
受光器25の受光面とは光学的に共役になフている。受
光m25は二次元CCDアレーもしくは映像管のような
位置センサである。レチクルの回路パターンは異物も含
めて−Hつエバ上に転写された後、この検査ユニットの
受光面上に写し出される。受光器25の圧力は電気処理
系26によって処理され、異物の検出が行なわれる。
第4図は電気処理系26の構成を示すブロック図である
。位置センサ25の出力は、検査条件の設定手段、例え
ばウェハ5の位置決め検査のスタートと終了を指令する
コントローラ46の支配下で、制御回路/ドライバ40
のタイミング管理を受けて取り込まれ、そしてアンプ4
1で増幅された後、A/D変換器42によってディジタ
ル化されざらに二値化回路43によって二値化処理され
て比較回路44に出力される。一方、コントローラ46
は、予めメモリ47にメモリされたレチクルパターンの
設計データも読み出させて比較回路44へ出力させる。
比較回路44はメモリ47と二値化回路43の出力を比
較し、一致しなかった場合、異物有りと判定してその位
置と犬1さ等をメモリ45に記憶させる。
なお、フォトクロミック像のようなネガ像なるものは光
の照射部に光吸収体が形成され、レチクルパターンの明
暗状態が反転する特性を持っている。それ故に、ウェハ
上の1チツプだけの検査からでも、レチクル上に付着し
ていた異物と、露光後にウェハ上に付着した異物とを、
次のようにして判別することができる。
第5図(A)はパターニングされたレチクルの水平断面
図である。P、lはこれに付着した異物である。同図(
D)はこのレチクルについてのメモリ47からの設計デ
ータ出力SAを示す。一方間図CB)はフォトクロミッ
ク像を形成させるレジストを塗布したウェハの露光前の
状態を示す。もしこの状態でウェハ検査するとこの種の
レジストによるコートは透明でウニ八基板の反射率が高
いために二値化回路48の出力は全てハイになる。
ところが、これの上にレチクルパターンを転写すると、
同図(C)に示すように、露光された部分5が化学反応
によって検査光に対して吸収を示すようになる。レチク
ル上に付着した異物PRに対応する部分PR’は透明の
まま残る。これに対し、露光後にウェハ上に付着した異
物pwは検査用光束がウニ八基板にあたるのを防げるの
でこの部分の二値化回路48の出力はロウになる。した
がって、同図(C)の状態のクエへを検査した場合の二
値化回路48の出力SCは同図(E)で示される。そこ
で、この反転出力をとり、これとメモリ47の出力SA
との論理和をつくり、最終的ル上に付着した異物である
ことを検査で判定することができる。
なお、図Cにおいて、ウェハ上に付着したゴミP、は、
ウェハの非露光部分にのっているが、これが、直に露光
部分にのっている時には、出力SCは云々ネガ像の特性
からロウとなる。よってPwの影響を受けない。
第1図に戻り、Bはウェハ5を位置決めするためのアラ
イメントユニットである。ウェハはこれによってアライ
メントされた後、ステージ6により所定量移動されて露
光位置に位置決めされる。
ただし、ウェハをレチクルに対して最終的に位置法めす
る方法には大別して2通りある。その1つは、上述のよ
うに露光位置に位置決めした後、さらに焼付はレンズ4
を通してアライメントするTTL方式である。すなわち
、ユニットBをウェハのプリアライメント用として用い
る方式である。
もう1つはアライメントユニットBにより露光位置外で
ウェハの位置出しを完了し、ステージ6で高精度に露光
位置に送り込んでそのまま露光するオフアクシス方式で
ある。この方式に対してはユニットBはウェハの最終ア
ライメント用としての役目をなす。いずれにしろ、その
基本構成は光源10、対物レンズ14、そして受光器1
5と電気処理系16とからなる。そして、光源10によ
りコンデンサレンズ11、ハーフミラ−13および対物
レンズ14を介してウェハ上の所定マークを照明し、そ
の反射光に含まれるマーク像を対物レンズ14により電
気処理系16の受光器15上に結像させて光電変換し、
これを電気処理系16で処理することによつてウェハ位
置を検出し、その結果に基づいてウェハを移動させてア
ライメントを行なう。したがって、ステッパ全体の装置
構成から考えて、このアライメントユニットBにフォト
クロミック像検査用ユニットAの機能を持たせても良い
。以上の構成をとる事によつて以下の効果を得る事がで
きる。
■ 実際にレチクル等の基板を露光位置にセットしてウ
ェハ上に焼付けて検査を行なうようにしたため、 ■ 従来のレーザスキャン方式で懸念されるような異物
の形状による見逃しがなく、 ■ 従来のレーザスキャン方式で懸念されるような露光
光と検査光との波長差による見逃しもない。また、 ■ 露光位置で検査するのと同等なので、従来のように
レチクルチェンジャ部分で検査したあと、露光位置まで
、レチクルを搬送する間の装置内発慶の影響を受けない
、さらに、■ 焼付レンズを通しているので、実際の焼
付レンズの性能まで含めた上で、製品ウェハに影響を与
える異物だけを検知できる。
■ 焼付けたウェハを装置外に持ち出して現像する必要
がないので、全検査時間を大幅に削減できる。また、エ
ツチング処理等によるパターンエツジのでき不できによ
って誤検知するおそれもない。
■ レチクルを直に検査するのに比べて、ウェハの検査
領域が115程度(焼付レンズの縮小率によってきまる
)で済むので、検査ユニットのコンパクト化を図ること
がで鮒る。
1!S6図は本発明の第2の実施例を示す。第1実施例
と異なる点は検査ユニットAのビームスプリッタ22と
リレーレンズ24との間に空間フィルタ31を用いた点
である。以下に空間フィルタ31を挿入した場合の利点
について述べる。
一般にウェハ上の回路パターンは縦と横方向の像が多い
がこれにレーザビームを当てると、第7図(A)および
(B)に示すように、パターンと直交方向に回折光が分
布する。したがって、′s8図(A)に示すような、こ
れらの回折光を遮断する領域81を設けた空間フィルタ
を検査用対物レンズ23の射出瞳の位置に設けると、再
結像面(受光面)上には縦、横方向の線は結像しない。
これに対し異物の形状は円形状に近いので、異物からの
散乱光は空間フィルタを通り抜は再結像する。
以上の作用により、ウェハ上の主たる回路パターンを消
し去った状態で異物のみを電気的に検出することができ
る。この場合、第4図のメモリ47の設計データとの比
較も不要となるので、電気系26の構成が格段に簡略化
される。
第8図(B)は回路パターン上の縦、横線に加えて斜め
45°方向の線も光学的に消去するために検査光の不透
過領域82を設けた空間フィルタを示す。
ただしこの場合、露光後にウェハ上に付着した異物もレ
チクル上から転写された異物のフォトクロミック像と同
様に検出してしまうという欠点が生じる。しかしこれは
レチクルパターンをウェハ上に2回(2チツプ)IIり
返して露光転写して上記の検査をその各チップについて
行ない、そして2つのチップの同じ位置に異物が検出さ
れるか否かを調べることによって区別される。レチクル
上に付着した異物なら、露光するすべてのチップの同一
位置に異物が検出されるが、ウェハ上の隣り合うチップ
の同一位置に同じ大きさの異物が付着する確率は殆ど0
であるからである。
第8図(C)は同じく受光対物レンズ23の射出瞳位置
におく空間フィルタ31の′M3の例を示す。この空間
フィルタは位相差顕微鏡系に用いられる位相板である。
その周辺部P+は単なる平行平面板であるのに対し、中
央部POには周辺部との位相差がπ/2となるように光
学薄膜が蒸着されている。このような位相板を用いるこ
とによってフォトクロミック像の露光部と未露光部の間
での位相差を受光面上では強度差として高いコントラス
トで検知できる。
このような位相差検出法の効果をより良く出すために投
光部においては光源20としてレーザを用いる。そして
、空間フィルタ31の場合と同じく対物レンズ23の射
出瞳位置(但しビームスプリッタ22より光源側)32
に第8図(D)に示すような絞りを設ける。この絞りは
中心部P2が開口になっていて、この大ぎさと前述の空
間フィルタ31の中心部P0の大きさとは第6図に示す
配置においては等しくする。これは次の理由による。
一般的には、絞り32と空間フィルタ31とは光学的に
結像関係にあるので、絞り32上の1点から発した光束
はビームスプリッタ22および対物レンズ23を介して
ウニへ面で反射し、反射光は逆に対物レンズ23および
ビームスプリッタ22を戻って空間フィルタ31の中心
部の対応する1点に結像する。位相差法ではこれを0次
光と呼ぶが、この0次光に厳密に位相差を与えることが
、高コントラストをつるためには必要だからである。
第9図は本発明の第3実施例に係るフォトクロミック像
検査用ユニットを示す。第1実施例と異る点はフォトク
ロミック像検査ユニットAの光源20〜受光器25から
なる検査用光学系を2セット並列に設けた点にある。そ
して、その2本の対物レンズ23の光軸間隔はウェハ上
にレチクルパターンを複数回転写する際のチップ間のピ
ッチ量Pに等しくしである。そして、電気処理系30の
構成は第4図と異り第10図に示すように、設計データ
を読み出す必要がなく、単に2つの受光器25の圧力を
コントローラ60の制御により、制御回路ドライバ40
〜二値化回路43を介して、比較回路70において比較
するだけとなっている。
このような方式は、ルチクル上に複数チップ(以下の説
明では3チツプとする)配置にしである場合(3チップ
/ルチクル)に非常に有効である。その利点を以下に示
す。
第11図はレチクルパターンをウェハ5上に12回(チ
ップ01〜C12の12チツプ分)繰り返し転写した領
域を示す。ただし、各チップの中には3wM所の同一パ
ターン領@a〜Cが存在する。
この場合まず、2本の検査対物レンズ23のうちの1つ
をC1チップの領域aに設定し、残りの1つをC2チッ
プの領域すに設定する。そしてこの2つの領域の対応す
る位置同志を順次比較する。もし、2つの出力が異る場
合、その位置PRをメモリ45に記憶する。
次にウェハを移動していずれかの対物レンズ23でC2
チップの領域C内のPR点を検査する。またはC1チッ
プのC領域内のPR点でもいい。これら3領域内のPR
点の出力を3つ比べると、1点だけ出力が異なる領域a
内のPR点がわかる。最後に02チツプの領域a内のP
FI点を検査して、C1チップのそれ(異常点)と同一
出力たったなら全チップにおいて領域a内のPR点はレ
チクル上の異物が繰り返し転写されていることになる。
逆にもし、C2チップの領域a内PR点の出力がC1チ
ップのそれ(異常点)と異る場合、C1チップの領域a
内PR点だけが異常と考えられる。この場合はこのウェ
ハ上の位置だけに異物が付着したものと判断される。
以上のようなチップ比較を行なうことにより電気処理系
における処理が格段に簡略化され、しかも設計データを
読み出す時間摂失がないので処理の高速化が図られる。
第12図は前記の検査方式を1チップ/ルチクルにも適
用した場合を説明する図である。この場合、同一パター
ンのレチクルが3枚必要となる。そして各レチクルの像
RANRcを1枚のフォトクロミック像形成用ウェハ上
にずらして焼き付ける。
第11図の3領域a ’−cがこの場合の像RA〜RC
の9B域に対応し、こわらのうち2領域ずつを前と同じ
要領で2本の対物レンズで各々比較検査する。
第13図は本発明の$4の実施例に係るフォトクロミッ
ク像検査ユニットを示す。第1の実施例の場合とは、検
査方式が異なる。すなわちウェハ5にレーザビームを斜
入射して一方向(図面と直交方向)にビームスキャンし
、その異物散乱光を検圧する。そして、ビームスキャン
と同期して、これと概直交方向S、、S、にウェハ5を
移動させて全検査領域を漏れなく検査する。
すなわち、レーザ80から発したビームはビームエキス
パンダ81によって光束を広げられ、ポリゴンミラー8
2に入射する。ポリゴンミラー82は図面と直交する面
内で回転するが、これによって走査レンズ83を介して
ウェハ5上に集束したビームが照射され図面と直交方向
に走査される。受光光学系はウェハ5上に形成されるビ
ーム走査線を見込み、しかもその先軸は、ウニへ面上で
の直接反射光を拾わない方向に設定される6例えば、第
13図では後方散乱光を拾うようにしている。ウェハ5
上の異物が発した散乱光は殆ど全方位に拡がるが、その
うち受光対物レンズ84に捕獲された光束は同レンズを
通過後、平行光束となる。そのうち、受光対物レンズ8
4の射出瞳位置に設けられた開口絞り85によって、捕
獲する光束径が決められる。開口絞り85を通過した散
乱光は再結像レンズ860作用で再集束し、ウェハ上の
ビーム走査線と光学的に共役な位置がここに作られる。
この位置にはスリット状の視野絞り87が設けられてお
り、これによって、ウェハ上の走査線以外から発した余
計なフレアー光束が遮断される。散乱光束は視野絞り8
7を通過すると発散し、集光レンズ88によって平行に
されてフォトマル89によって受光される。
このようにして、斜入射したレーザビームの後方散乱光
を検出することにより、回路パターンと異物とのS/N
比を向上することができる。なぜなら回路パターンの回
折光はウェハ5上面での直接反射光Rに付随して発生し
、この直接反射光から角度的に離れる程すなわち図中の
θが大きくなる程低減するが、′s13図に示す光学系
の配置をとればこのθが大きくとれるので、回路パター
ンに対する異物の弁別精度を向上させることができるか
らである。
第14図は、更に、パターンと異物とのS/N比を向上
させる方法を示す説明図である。
ビームの入射系と受光系とは第13図に示したもので良
い。要は、ウェハの縦、横パターン方向(図中V 1V
 2 、 Hr H2) L 対し/、si用先光学系
光軸のウェハ上投影線が図中のβ=15°程の角度をな
すようにすればよい。
ウェハ上の回路パターンの回折光は第7図を用いて説明
したようにパターンと直交方向に分布する。そして回路
パターンの方向として最も多い方向は縦と横方向であり
、継いで、±45゛方向であり、桃に±30°、±60
” もある。したがって、ウェハを光学系に対して15
”ねじってビームを入射し、この入射面内で受光すると
回路パターンの回折光を回避することができる。異物散
乱光は全方位に散乱するので、この方向に来る散乱光を
受光することにより、異物の検出率を格段に向上させる
ことができる。
本発明は、縮朝型投影露光装置(ステッパー)ノコ\ に限らず、等倍型露光装置、投影系を介さない近接型露
光装置にも通用される。また、フォトクロミック像に限
らず、現像用レジストの現像前の像、即ち潜像でネガ像
を形成する場合も含む。この時、レジストはネガタイプ
のレジストを用いる。
[発明の効果コ 基板上に形成された原版パターンのネガ像を非現像状態
で検査して原版上の異物を検出するため、現像等の後工
程により基板上に異物が付加されることがなく、また異
物検査前に基板上に異物が付加された場合にも明暗の違
いにより原版上の異物と識別できる。
【図面の簡単な説明】
5iS1図は、本発明の第1実施例に係る露光装置を示
す模式図、 第2図および第3図は、従来例に係る異物検出方法を示
す模式図、 第4図は、第1図の装置の電気処理系を示すブロック図
、 第5図(A)〜(F)は、レチクルとそのフォトクロミ
ック像パターン各々の信号化を示す説明図、 第6図は、本発明の第2の実施例に係る露光装置を示す
模式図、 第7図は、回路パターンとその回折光を示す模式図、 第8図は、第6図の装置の空間フィルタおよび絞りの例
を示す模式図、 第9図は、本発明の第3の実施例に係るフォトクロミッ
ク像検査用ユニットを示す模式図、第10図は、第9図
の装置の電気処理系を示すブロック図、 第11図は、$9図を用いた検査手順を示す3チップ/
ルチクルの場合の説明図、 第12図は、′NJ9図を用いた検査手順を示す1チッ
プ/ルチクルの場合の説明図、 第13図は、本発明の第4の実施例に係るフォトクロミ
ック像検査用ユニットを示す模式図、そして 第14図は、本発明の第4の実施例の改良型を示すため
の説明図である。 :光源、 :照明係、 レチクル、 :焼付レンズ、 :ウエハ、 :ステージ、 ニレチクルチェンジャ、 ;フォトクロミック像検査用ユニット、:ブリアライメ
ントユニット、 1:空間フィルタ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原版のパターンを前記パターンのネガ像を形成す
    る基板上に露光転写する露光転写手段と、該露光転写手
    段によって基板上に形成された原版パターンのネガ像を
    現像工程を介せずに検査して原版上の異物を検出する検
    査手段とを具備することを特徴とする露光装置。
  2. (2)前記基板はフォトクロミック膜を備え、前記パタ
    ーンのネガ像としてのフォトクロミック像を形成する請
    求項1記載の露光装置。
  3. (3)前記基板はネガレジスト膜を備え、前記パターン
    のネガ像としての潜像を形成する請求項1記載の露光装
    置。
  4. (4)前記露光転写手段は照明用の光源としてエキシマ
    レーザを備えることを特徴とする請求項1記載の露光装
    置。
  5. (5)前記検査手段は、原版のパターンのデータを記憶
    したメモリを備え、このデータと前記基板上に形成され
    た原版パターンのフォトクロミック像とを比較するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  6. (6)前記検査手段は空間フィルタを有することを特徴
    とする請求項1記載の露光装置。
  7. (7)前記検査手段は、複数の同一パターンを有する原
    版を用いて同一基板上に形成された少なくとも2ショッ
    ト分のフォトクロミック像の1ショット内および異なる
    ショット間における同一パターン部分の画像データを同
    時に検出する2系統の像検出手段、および、これによっ
    て検出された同一パターン部分の画像データを比較する
    比較手段を備える、請求項1記載の露光装置。
  8. (8)前記検査手段は、同一パターンを有する少なくと
    も3枚の原版を用いて同一基板上に形成された各フォト
    クロミック像の少なくとも2以上の同一パターン部分の
    画像データを同時に検出する少なくとも2系統の像検出
    手段、および、これによって検出された同一パターン部
    分の画像データを比較する比較手段を備える、請求項1
    記載の露光装置。
  9. (9)前記検査手段は、レーザ光を前記フォトクロミッ
    ク像に対し斜め入射させて走査し、その際にフォトクロ
    ミック像の発する散乱光を受光してフォトクロミック像
    の画像データを検出する手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載の露光装置。
  10. (10)前記検査手段は、位相差検知手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の露光装置。
JP2115215A 1990-01-26 1990-05-02 露光装置 Pending JPH0413142A (ja)

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