JPH04127833U - 排気装置 - Google Patents

排気装置

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JPH04127833U
JPH04127833U JP3368491U JP3368491U JPH04127833U JP H04127833 U JPH04127833 U JP H04127833U JP 3368491 U JP3368491 U JP 3368491U JP 3368491 U JP3368491 U JP 3368491U JP H04127833 U JPH04127833 U JP H04127833U
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JP
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exhaust
vehicle
exhaust gas
exhaust pipe
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Withdrawn
Application number
JP3368491U
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English (en)
Inventor
昌芳 樋口
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気ガスの汚れが後方物に付着する事態を防
ぎ、また排気管の近傍の樹脂製部品が熱変形する事態を
防ぐ排気装置を提供する。 【構成】 排気管3の排出口3aにブラケット11を回
動自在に取付け、その電源ライン11に案内部材16を
取付ける。さらに、排気管3の周面側部にソレノイド1
3を取付け、そのソレノイド13のプランジャ13aを
ブラケット11にを連結する。そして、車両の走行時は
ソレノイド13を付勢して案内部材16を略水平方向の
案内位置に設定し、排気ガスを略水平方向に吹出すとと
もに、車両の停止時はソレノイド13を消勢して案内部
材16を下方向の案内位置に設定し、排気ガスを下方向
に吹出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンの排気ガスを車体の後方に吹出す排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の排気管は、エンジンの排出ガスを車体の後部に導き、そこか ら後方に吹出す働きをする。
【0003】 すなわち、図11および図12に示すように、車体1の後部に衝撃吸収用のバ ンパ2があり、そのバンパ2の下方に排気管3の排出口が臨ませてある。この排 気管3の排出口3aは図13に示すように後方に向かって開口しており、排気ガ スはそこから略水平方向に吹出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、自動車を駐車する場合、後方に車庫等の壁4が存在することがある 。また、壁以外に、人や他の車両が存在することもある。
【0005】 この場合、後方物に排気ガスが当たり、そこに排気ガスの汚れが付着してしま う。特に、エンジン始動時のように排気ガスに黒煙が含まれる状況では、汚れが 顕著となる。
【0006】 また、バンパ2が樹脂製であったり、パンパ2に続くリヤエンドスカート5が 樹脂製である場合、その樹脂製部品が排気ガスを受けて熱変形してしまうことも ある。
【0007】 この考案は上記の事情を考慮したもので、その目的とするところは、排気ガス の汚れが後方物に付着する事態を防ぐことができ、また排気管の近傍の樹脂製部 品が熱変形する事態を防ぐことができる排気装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
排気管の排出口に設けられ排出ガスの流れを略水平方向または下方向のうちい ずれか一方に選択的に案内するための案内部材と、この案内部材を車両の走行時 は略水平方向の案内位置に設定し車両の停止時は下方向の案内位置に設定する手 段とを備える。
【0009】
【作用】
車両の走行時は案内部材が略水平方向の案内位置に設定され、排気ガスが略水 平方向に効率良く吹出される。ただし、車両の停止時は案内部材が下方向の案内 位置に設定され、排気ガスは後方物に当たらないよう下方向に吹出される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の第1実施例について図面を参照して説明する。なお、図面に おいて図11ないし図13と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省 略する。
【0011】 図3および図4に示すように、排気管3の排出口3aの近傍に、逆U字形のブ ラケット11が上から跨がるように取付けられる。この取付けはブラケット11 の中途部に対する支持ピン12の挿通および排気管3の周面に対する支持ピン 12の嵌合によってなされており、その支持により排気管3の前後方向に沿うブ ラケット11の回動が自在である。
【0012】 排気管3の周面側部にソレノイド13が取付けられる。この取付けはソレノイ ド13の一側部に対する支持ピン14の挿通および排気管3の周面に対する支持 ピン14の嵌合によってなされており、その支持によりソレノイド13の上下方 向の回動が自在である。
【0013】 ソレノイド13は、プランジャ13aを付属して備え、付勢時は図3のように 内部スプリングの変倚力に抗しながらプランジャ13aを他側部から突出させ、 消勢時は図4のように内部スプリングの変倚力を利用してプランジャ13aを他 側部に引込む働きをする。 プランジャ13aの先端とブラケット11の下部とにピン15が挿通され、そ の挿通によってプランジャ13aとブラケット11とが連結される。
【0014】 そして、図5および図6に示すように、ブラケット11およびピン15に対し て案内部材16が取付けられる。この案内部材16は、排出口3aの上に被さる ように取付けられ、吹出される排出ガスの流れを略水平方向または斜め下方向の うちいずれか一方に選択的に案内するためのものである。 なお、案内部材16と排気管3との隙間に蛇腹17が取付けられ、プランジャ 13aの周囲に蛇腹18が取付けられる。 制御回路を図7に示す。 21は車両に搭載のバッテリ電源で、そのバッテリ電源21にヒューズ22お よび降圧トランス23を介して制御部24の電源端子が接続される。 この制御部24に、イグニッションスイッチ25、アクセルスイッチ26、ニ ュートラルスイッチ27、および上記リレー28が接続される。
【0015】 イグニッションスイッチ25は、エンジンの運転時にオンし、停止時にオフす る。アクセルスイッチ26は、アクセルペダルの踏み込み時にオンし、非踏み込 み時にオフする。ニュートラルスイッチ27は、トランスミッションがニュート ラル位置にあるときオフし、それ以外の位置にあるときオンする。 制御部24は、マイクロコンピュータおよびその周辺回路からなり、次の機能 手段を備えている。
【0016】 (1)イグニッションスイッチ25,アクセルスイッチ26,ニュートラルス イッチ27の全てがオンで、車両が走行状態にあるとき、リレー28を付勢し、 案内部材16を略水平方向の案内位置に設定する手段。
【0017】 (2)イグニッションスイッチ25,アクセルスイッチ26,ニュートラルス イッチ27のうち少なくとも1つがオフで、車両が停止状態にあるとき、リレー 28を消勢し、案内部材16を斜め下方向の案内位置に設定する手段。 一方、バッテリ電源21に、リレー28の常開接点を介して上記ソレノイド 13が接続される。
【0018】 すなわち、ブラケット11、支持ピン12,14、プランジャ13、ピン15 、案内部材16、蛇腹17,18、および上記制御回路により、この考案の排気 装置を構成している。 つぎに、上記の構成において作用を説明する。
【0019】 エンジンが始動されて車両が走行すると、イグニッションスイッチ25,アク セルスイッチ26,およびニュートラルスイッチ27の全てがオンとなり、リレ ー28が付勢される。 リレー28が付勢されると、接点28aがオンし、ソレノイド13が付勢され る。
【0020】 ソレノイド13が付勢されると、プランジャ13aが突出してブラケット11 が前方側に回動し、図1(および図5)に示すように案内部材16が略水平方向 の案内位置に設定される。この場合、ソレノイド13はプランジャ13aの突出 に伴って下方に回動し、プランジャ13aの動きを受容する。
【0021】 したがって、排気管3の排気口3aから出る排気ガスは、案内部材16に沿い ながら略水平方向に効率良く吹出される。よって、エンジンの出力が最大限に引 き出される。
【0022】 一方、駐車や信号待ちによる停止時は、イグニッションスイッチ25,アクセ ルスイッチ26,およびニュートラルスイッチ27の少なくとも1つがオフし、 リレー28が消勢される。 リレー28が消勢されると、接点28aがオフし、ソレノイド13が消勢され る。
【0023】 ソレノイド13が消勢されると、プランジャ13aが引込まれてブラケット 11が後方側に回動し、図2(および図6)に示すように案内部材16が下方向 の案内位置に設定される。ソレノイド13はプランジャ13aの引込みに伴って わずかに上方に回動し、プランジャ13aの動きを受容する。
【0024】 したがって、排気管3の排気口3aから出る排気ガスは、案内部材16に沿い ながら下方向に吹出される。よって、後方に車庫等の壁が存在しても、また人や 他の車両が存在する場合であっても、その後方物に排気ガスが当たるのを防ぐこ とができる。
【0025】 つまり、後方物に排気ガスの汚れが付着する事態を未然に防ぐことができる。 また、バンパ2およびリヤエンドスカート5に排気ガスが当たらないので、たと えバンパ2やリヤエンドスカート5が樹脂製であったとしても、その樹脂製部品 の熱変形を未然に防ぐことができる。 次に、この考案の第2実施例について図8ないし図10により説明する。
【0026】 この実施例では、排気管3の排出口3aの近傍に、コ字形の案内部材31が上 から跨がるように取付けられる。この取付けは案内部材31に形成されている取 付け用孔31aに対する支持ピン32の挿通および排気管3の周面に対する支持 ピン32の嵌合によってなされており、その支持により排気管3の前後方向に沿 う案内部材31の回動が自在である。 案内部材31は内周面側にストッパ31bを有しており、そのストッパ31b が開口3aの周縁に当たることによって後方への回動量が規制される。
【0027】 そして、案内部材31の内周面と支持ピン32との間に渦巻き形のバイメタル 33が取付けられる。このバイメタル33は、排気管3の表面温度が低い状態で は形状復帰し、図8に示すように案内部材31を前方側に押し上げる働きをする が、排気管3の表面温度が上昇するとその熱を受けて変形し、図9に示すように 案内部材 31を後方側に倒伏させる働きをする。
【0028】 すなわち、バイメタル33は、車両が走行状態にあるとき、熱変形して案内部 材31を略水平方向の案内位置に設定する手段として働く。さらに、バイメタル 33は、車両が停止状態にあるとき、形状復帰して案内部材31を斜め下方向の 案内位置に設定する手段として働く。 作用を説明する。
【0029】 エンジンが始動されて車両が走行状態に入り、排気管3の表面温度が上昇する と、バイメタル33が熱変形して案内部材31が略水平方向の案内位置に設定さ れる。
【0030】 したがって、排気管3の排気口3aから出る排気ガスは、案内部材31に沿い ながら略水平方向に効率良く吹出される。よって、エンジンの出力が最大限に引 き出される。
【0031】 一方、駐車や信号待ち等でエンジンがアイドリング運転となり、排気管3の表 面温度が下がると、バイメタル33が形状復帰して案内部材16が下方向の案内 位置に設定される。
【0032】 したがって、排気管3の排気口3aから出る排気ガスは、案内部材31に沿い ながら下方向に吹出される。よって、後方に車庫等の壁が存在しても、また人や 他の車両が存在する場合であっても、その後方物に排気ガスが当たるのを防ぐこ とができる。
【0033】 つまり、後方物に排気ガスの汚れが付着する事態を未然に防ぐことができる。 また、バンパ2およびリヤエンドスカート5に排気ガスが当たらないので、たと えバンパ2やリヤエンドスカート5が樹脂製であったとしても、その樹脂製部品 の熱変形を未然に防ぐことができる。 なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲 で種々変形実施可能である。
【0034】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案によれば、車両の走行時は案内部材を略水平方向の 案内位置に設定して排気ガスを略水平方向に吹出し、車両の停止時は案内部材を 下方向の案内位置に設定して排気ガスを下方向に吹出す構成としたので、排気ガ スの汚れが後方物に付着する事態を防ぐことができ、また排気管の近傍の樹脂製 部品が熱変形する事態を防ぐことができる排気装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の水平吹出し状態を示す
斜視図。
【図2】同実施例の下方吹出し状態を示す斜視図。
【図3】同実施例の要部の構成を側方から見た図。
【図4】同実施例の要部の構成を側方から見た図。
【図5】同実施例の全体の構成を側方から見た図。
【図6】同実施例の全体の構成を側方から見た図。
【図7】同実施例の制御回路の構成を示す図。
【図8】この考案の第2実施例の全体の構成を側方から
見た図。
【図9】同実施例の全体の構成を側方から見た図。
【図10】同実施例の案内部材の構成を示す斜視図。
【図11】この考案に関わる自動車の車体構成を後方か
ら見た図。
【図12】図11の要部の構成を側方から見た図。
【図13】図11の排気管の構成を具体的に示す図。
【符号の説明】
3…排気管、3a…排気口、11…ブラケット、13…
プランジャ、13a…ソレノイド、16…案内部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排出ガスを排気管により車体
    の後部に導き、そこから後方に吹出す車両において、前
    記排気管の排出口に設けられ排出ガスの流れを略水平方
    向または下方向のうちいずれか一方に選択的に案内する
    ための案内部材と、この案内部材を車両の走行時は略水
    平方向の案内位置に設定し車両の停止時は下方向の案内
    位置に設定する手段とを備えたことを特徴とする排気装
    置。
JP3368491U 1991-05-14 1991-05-14 排気装置 Withdrawn JPH04127833U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170070387A (ko) * 2015-12-14 2017-06-22 현대자동차주식회사 각도 가변형 테일파이프
JP2019167916A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 いすゞ自動車株式会社 テールパイプ、排気系構造、およびこれを備えた車両
WO2020153149A1 (ja) * 2019-01-23 2020-07-30 いすゞ自動車株式会社 排気冷却部材
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