JPH041228B2 - - Google Patents

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JPH041228B2
JPH041228B2 JP9026086A JP9026086A JPH041228B2 JP H041228 B2 JPH041228 B2 JP H041228B2 JP 9026086 A JP9026086 A JP 9026086A JP 9026086 A JP9026086 A JP 9026086A JP H041228 B2 JPH041228 B2 JP H041228B2
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JP
Japan
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shift lever
lever
shift
vehicle
cab
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Expired
Application number
JP9026086A
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English (en)
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JPS62245420A (ja
Inventor
Junichi Myagi
Zenichi Nobata
Yoshitaka Sekya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Banno Kogyo KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Banno Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Banno Kogyo KK filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9026086A priority Critical patent/JPS62245420A/ja
Priority to US07/037,385 priority patent/US4732232A/en
Priority to CA000534669A priority patent/CA1269027A/en
Priority to AU71534/87A priority patent/AU577217B2/en
Publication of JPS62245420A publication Critical patent/JPS62245420A/ja
Publication of JPH041228B2 publication Critical patent/JPH041228B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、チルトキヤブ車両用自動変速機の可
倒式シフトレバー装置に関し、更に詳しくは、車
両フレーム上にキヤブをチルト可能に載置した自
動車(主にトラツク)等のフロアシフト方式のシ
フトレバーを所定位置にて折り曲げ可能に構成し
たチルトキヤブ車両用自動変速機の可倒式シフト
レバー装置に係るものである。
〔従来の技術〕
近年、自動車等においては、自動変速機のシフ
トレバーを運転席と助手席との間の車両フロア上
に配設した所謂フロアシフト方式のシフトレバー
が普及している。そして、車室内の車両フロアか
ら直立したシフトレバーによつて、リモートコン
トロールリング系(コントロールケーブル等)を
介して自動変速機の変速段を切り換え操作してい
る。
このフロアシフト方式のシフトレバーを備えた
自動車等においては、駐車スペースが狭い所や交
通量の激しい所では運転者が助手席側から乗り降
りすることが多い。その場合、運転席から助手席
側に移るとき、又は助手席から運転席側に移ると
きに車両フロアから直立しているシフトレバーが
突起物として邪魔になり、容易に乗り移ることが
出来ない。
そこで、従来から車両フロアに設けたシフトレ
バーを上下2分割し、両者をピンにて結合してシ
フトレバーを折り曲げ可能とすることにより、上
記座席の乗り移り動作を容易にした自動変速機用
可倒式シフトレバー装置(例えば、実公昭56−
32887号公報)が提案されている。
しかしながら、上記従来から提案されている自
動変速機用可倒式シフトレバー装置においては、
上記座席の移動に際してシフトレバーを変速操作
方向(車両前後方向)に折り曲げて倒す構成とな
つている。しかも、シフトレバーの折り曲げ操作
位置については、何等規制する手段が講じられて
いない。
このため、シフトレバーを車両前方に折り曲げ
て倒した場合、特にキヤブオーバ型車においては
その倒したシフトレバーが逆に邪魔になり易い。
また、シフトレバーを車両後方に折り曲げて倒し
た場合、パーキングブレーキレバーと干渉し易
く、シフトレバーの倒し位置を十分に低く出来
ず、なおシフトレバーが邪魔になり易い。また、
シフトレバーを折り曲げた際に、折り曲げ部分が
露出して突起状となり、車室内で座席を移動する
ときにその折り曲げ部分に衣服を引つ掛けたりす
ることも考えられる。
しかも、万一停車中にエンジンをかけたまま
で、ニユートラル位置においてシフトレバーを折
り曲げ、運転席から助手席側への移動時に誤つて
シフトレバーに体が触れると、不用意に変速機が
ドライブレンジにシフトされる虞があるといつた
問題が心配される。
更に、その折り曲げ構造上、シフトノブ側の上
方レバー部を下方レバー部に形成したJ字状のピ
ン溝に沿つて一度スプリングに抗して押し下げ、
次にこの状態のまま上方レバー部を軸線周りに回
転させ、スプリングによつて引き上げられた後に
上方レバー部を折り曲げて倒すようになつてい
る。このため、シフトレバーが運転席の側部下方
に位置することから通常の運転姿勢では折り曲げ
操作し難いといつた問題があつた。
そこで本出願人は、先に、車両フロア側に固定
されシフトレバー折り曲げ部分を覆うカバーに、
パーキングレンジにおいてのみ変速操作方向と略
直交する一方向への上方レバー部の折り曲げを許
容する折り曲げガイド溝を、目視可能に外部に露
出させて設けた自動変速機用可倒式シフトレバー
装置を提案した(実願昭60−091385号)。
この自動変速機用可倒式シフトレバー装置にあ
つては、座席移動時に折り曲げたシフトレバーが
邪魔にならず、車室内での座席移動が極めて容易
となり、かつその座席移動時に誤つてシフトレバ
ーに体の一部が触れても変速機が不用意に作動す
ることがなく、安全である。また、シフトレバー
の折り曲げ操作性が良いといつた優れた性能が得
られた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
通常、チルトキヤブ車両においては、車両フレ
ーム上に載置されたキヤブがその前端部近傍のキ
ヤブ回転中心を支点として回転可能に構成されて
おり、シフトレバーがキヤブのフロアに取り付け
られている。そして、キヤブをチルトした際に不
用意に自動変速機が切り替え操作されないようリ
モートコントロールリンク系を工夫しているが、
その構造は極めて複雑とならざるを得ない。
そこで、シフトレバーを車両フレーム側に取り
付けることが考えられる。そして、上述した先願
構成(実施例)に示された自動変速機用可倒式シ
フトレバー装置を適用した場合、上方レバー部を
シフトレバー変速操作方向に直交する助手席側に
倒した状態のままでキヤブをチルトすると、スプ
リングにて略水平状態に倒されたシフトレバーと
キヤブのフロアとが当たり、キヤブのフロアが変
形したり、シフトレバーが損傷する心配がある。
なお、コーシヨンプレートによつて操作上の注
意を促すことも考えられるが、以前としてシフト
レバー倒し状態のままで誤つてキヤブをチルトさ
れることがあり、必ずしも有効な手段とは言えな
い。
従つて、本発明の目的は、上記した座席移動性
および安全性を向上した自動変速機の可倒式シフ
トレバー装置において、シフトレバー倒し状態で
誤つてキヤブをチルトしてもキヤブのフロアやシ
フトレバーが損傷しないようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、上述の問題点を解決するため
の手段として、次のような構成を採用したもので
ある。
すなわち、本発明は、上記したチルトキヤブ車
両用自動変速機の可倒式シフトレバー装置におい
て、シフトレバーをキヤブチルト時に車両フレー
ム側に置き去りになるように取り付け、上方レバ
ー部をデイテントプレートに形成したステツプ状
のデイテント溝端面に押し付けているスプリング
のばね力を利用して助手席側に倒すように構成す
ると共に、デイテントプレートに形成した折り曲
げガイド溝を遮断するストツパを外した際に上方
レバー部が一旦途中の位置で止まるように前記ス
プリングのばね力を設定したことを特徴とする。
具体的には、第1図、第16図および第17図
を例にとつて説明すると、チルトキヤブ車両は、
そのキヤブTが車両フレームV上に載置されると
共に、その前端部近傍のキヤブ回転中心Uを支点
として回転可能に構成されている。そして、シフ
トレバー10が運転席と助手席との間に配置さ
れ、シフトノブ21側の上方レバー部20と変速
機側の下方レバー部30とに2分割されており、
両レバー部20,30が継手手段40により折り
曲げ可能に結合されている。
そして、シフトレバー10は、キヤブTのチル
ト時に車両フレームV側に置き去りになるように
取り付けられる。固定部材に固定したデイテント
プレート70には、ステツプ状のデイテント溝7
3が形成されており、そのデイテント溝の一端面
73aに上方レバー部20がスプリング50によ
り押し付けられるようになつている。
更に、そのデイテント溝におけるパーキングレ
ンジ溝75に連続して助手席側に延長した折り曲
げガイド溝76が形成され、その折り曲げガイド
溝76を遮断するストツパ80がデイテントプレ
ート70に取り付けられている。
しかも、前記スプリング50のばね力は、スト
ツパ80を外した際に上方レバー部20が一旦途
中の位置(実線位置)で止まるように設定され
ている。
〔作用〕
上述の手段によれば、パーキングレンジ以外の
シフト位置においては、シフトレバー10の上方
レバー部20とデイテントプレート70に形成し
た折り曲げガイド溝76とが一致せず、シフトレ
バー10は折り曲げ操作出来ない。
そして、シフトレバー10をパーキングレンジ
にシフトすると、上方レバー部20とデイテント
プレートの折り曲げガイド溝76とが一致し、シ
フトレバー10は折り曲げ可能位置となる。しか
し、ストツパ80により上方レバー部20の折り
曲げが阻止されている。
そこで、上記ストツパ80を外すと、上方レバ
ー部20がスプリング50のばね力により折り曲
げガイド溝76に沿つて助手席側に倒れる。この
際、上記スプリング50のばね力が調整されてい
ることにより、上方レバー部20は一挙に倒し位
置(第16図の想像線位置)まで倒れることな
く、一旦途中の位置(第16図の実線位置)で
止まる。その後、手で上方レーバ部20を押し下
げて所定の位置(第16図の想像線位置)まで
倒す。
このシフトレバー10を助手席側に倒した状態
(第17図の破線状態)にて運転者の座席移動、
すなわち運転席から助手席側へ、又は助手席から
運転席側への移動が極めて容易に行われる。
また、上記と逆に上方レバー部20をデイテン
トプレート70の折り曲げガイド溝76に沿つて
直立状態とすることにより、シフトレバー10は
元の状態に戻る。
万一、第17図の破線にて示すように上方レバ
ー部20を倒したままで誤つてキヤブTをチルト
したとしても、上方レバー部20は途中の位置
(第16図の実線位置)まで何等ばね力が作用
しておらず、かつこの途中位置は傾斜しているの
で、キヤブのフロアFによつてスムーズに起こさ
れ、自動的に直立状態の元の位置に復元する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本発明の一つの実施例に係る自動変速
機の可倒式シフトレバー装置を取り付けたチルト
キヤブ車両の概略側面図であり、第2図〜第5図
は本発明の一つの実施例に係る自動変速機の可倒
式シフトレバー装置を示しており、第6図〜第1
5図は構成部品の一であるデイテントプレート、
スライドストツパ、ダストカバー、スライドカバ
ーをそれぞれ示す。
先ず、可倒式シフトレバー装置は、大別してシ
フトレバー10、シフトレバー10に取り付けら
れるトーシヨンスプリング50、シフトレバー1
0を支持するロアブラケツト60、シフトレバー
10の変速位置を規制するデイテントプレート7
0、シフトレバー10の折り曲げを阻止するスラ
イドストツパ80、デイテント機構を覆うダスト
カバー90、変速ポジシヨンを表示するスライド
カバー100およびダストブーツ110等から構
成されている。
これらの図において、10はシフトレバー全体
を示しており、図示しない運転席と助手席との間
に略直立して配置されている。そして、シフトレ
バー10は、シフトノブ21側の上方レバー部2
0と変速機側の下方レバー部30とに2分割され
ており、両者は継手手段40にて折り曲げ可能に
結合されている。
すなわち、上方レバー部20の下端には、第3
図に示す如くパイプ状回転軸22が溶接されてい
る。一方、下方レバー部30は、第3図および第
4図に示す如くフオーク状をなすシフトレバーサ
ポート31とパイプ状回転軸32とからなり、両
者は溶接にて一体化されている。そして、そのサ
ポート31に形成した孔を貫通して1本のボルト
41がスプリングワツシヤを介してナツト42に
より締結されている。このボルト41を外周に
は、カラー43および一対の樹脂製鍔付ブツシユ
44,44を介して上記上方レバー部のパイプ状
回転軸22が同心状に配置され、上方レバー部2
0がボルト41の軸線Z−Zを中心に第4図の紙
面左右方向(車両幅方向)に回転可能に結合され
ている。
また、上記パイプ状回転軸22の外周にはトー
シヨンスプリング50が巻き付けられており、そ
の突出した中間部51と両端部52,52とがそ
れぞれ上方レバー部20と下方レバー部のサポー
ト31とに係止されている。そして、このトーシ
ヨンスプリング50のばね力により上方レバー部
20を第4図の紙面右方向(シフトレバー折り曲
げ方向)に付勢している。
そして、このトーシヨンスプリング50のばね
力は、第16図に示す如く後述するストツパを外
した際に前記上方レバー部20が想像線にて示
す倒し位置まで一挙に倒れることなく、一旦実線
にて示す途中の位置で止まるような大きさに設
定されている。
60はロアブラケツトであり、その下面に複数
個のボルト・ナツトにより締結したケーブルブラ
ケツト61と共に第1図に示す車両フレームVに
固着されたシヤシーフレームクロスメンバSに対
し、複数個のボルト・ナツトによつて一体的に固
定されている。そして、ロアブラケツト60はシ
フトレバー10を車両前後方向に回転可能に支持
している。
すなわち、ロアブラケツト60の上面には、第
4図に示す如く左右一対の直立部62a,62a
を備えたシフトレバーリテーナ62が溶接により
一体的に固定されている。一対の直立部62a,
62aの外側には、シフトレバー10のシフト位
置を規制するデイテントプレート70が配置され
ており、それらの孔を貫通して1本のボルト63
がスプリングワツシヤを介してナツト64にて締
結されている。また、一対の直立部62a,62
aの内側に位置するボルト63の外周には、カラ
ー65および一対の樹脂製鍔付ブツシユ66,6
6を介して上記下方レバー部30のパイプ状回転
軸32が同心状に配置されている。これにより、
シフトレバー10はボルト63の軸線X−Xを中
心に第3図の紙面左右方向(車両前後方向)に回
転可能に支持されている。シフトレバー10の変
速ポジシヨンは、車両前方よりパーキングレンジ
(Pレンジ)・リバースレンジ(Rレンジ)・ニユ
ートラルレンジ(Nレンジ)・ドライブレンジ
(Dレンジ)・サードレンジ(3レンジ)・セカン
ドレンジ(2レンジ)およびローレンジ(Lレン
ジ)の7ポジシヨンで一列に配列されている。
また、上記パイプ状回転軸32にはアツパベベ
ルギヤ33が溶接、カシメ、圧入等の手段にて固
定されている。そして、アツパベベルギヤ33と
噛み合うロアベベルギヤ34が、シフトレバーリ
テーナ62の水平基部62bの孔に嵌合して溶接
したピン軸67上にプレートワツシヤおよびスプ
リングワツシヤを介してナツト35によつて回転
自在に取り付けられている。ロアベベルギヤ34
にはコントロールレバー36が溶接されており、
ピン軸67の軸線Y−Yを中心に回転可能とされ
ている。37,37はピン軸67とロアベベルギ
ヤ34との間に介在された樹脂製鍔付ブツシユで
ある。更に、コントロールレバー36の先端には
ピン38が固定されており、このピン38に図示
しないゴムブツシユを介してコントロールケーブ
ルのエンドが嵌合される。これにより、シフトレ
バー10の軸線X−X周りの回転運動は、一対の
ベベルギヤ33,34によつてコントロールレバ
ー36の軸線Y−Y周りの回転運動に変換され、
更にコントロールケーブルを車両前後方向に往復
運動させて自動変速機を所定の変速段に切り換え
操作するように構成されている。なお、第2図、
第3図および第5図の一点鎖線Cはコントロール
ケーブルの中心軸線を示す。
デイテントプレート70は、第6図〜第8図に
示す如く車両幅方向側壁70a,70aに形成し
た一対の孔71,71を貫通する上記ボルト6
3、および車両前方の壁70cに形成した孔72
を貫通して第3図に示すいシフトレバーリテーナ
62の前方直立部62cに溶接したナツト68に
締結されるボルト69によつて取り付けられてい
る。
デイテントプレート70の上壁70bは、一対
の孔71の中心軸(軸線X−X)を中心とする湾
曲形状をなしており、その上壁70aには第6図
に示す如く前記シフトレバー10のシフト位置を
規制するシフトレバー変速操作方向(車両前後方
向)に延びるステツプ状のデイテント溝73が形
成されている。このデイテント溝73の助手席側
の端面73aに、前記した上方レバー部20がト
ーシヨンスプリング50のばね力により押し付け
らるようになつている。このデイテント溝73の
端面73aにおけるRレンジ・Nレンジ・Dレン
ジ・3レンジ・2レンジおよびLレンジ位置に
は、シフトレバー10の変速操作に節度感を与え
て誤操作を防止するために、上方レバー部20の
外周面と対応する円弧状の溝73R,73N,73
,733,732および73Lがそれぞれ形成され
ている。こうして、Nレンジ・Dレンジ・および
3レンジが同一面上で得られ、Rレンジおよび2
レンジがシフトレバー10を軸線Z−Z周りに運
転席側(第2図の上方)に操作した位置で、更に
PレンジおよびLレンジがシフトレバー10を同
様に更に運転席側に操作した位置とすることによ
り得られるようになつている。
また、前記上方レバー部20におけるデイテン
ト溝73と接触する部分には、デイテント溝の各
段部74P,74R,74N,743,742および7
Lに当接してその変速操作位置を正確に設定す
るための平行な二面幅23が形成されている。そ
して、デイテント溝73におけるPレンジ溝75
の幅W2は、第3図に示す上方レバー部20の外
径D1よりも小さく、かつ二面幅23間の幅W1
りも僅かに大きく設定されている。
更に、デイテントプレート70には、そのPレ
ンジ溝75に連続して助手席側に延長した折り曲
げガイド溝76(以下、ガイド溝76と称する)
が形成されている。このガイド溝76は、シフト
レバー変速操作方向と略直交し、その中心線を延
長した軸線Aが上記軸線X−Xを通る方向に延び
ており、車両前方の面が前記Pレンジ溝75の段
部74Pと同一面とされ、車両後方の面が削られ
てその中間部の幅W3が第3図に示す上方レバー
部20の外径D1よりも僅かに大きく設定されて
おり、その下端部の幅W4が上記Pレンジ溝75
の幅W2と略同一寸法に設定されている。また、
デイテントプレート70の助手席側の側壁70a
には、軸線X−X寄りの内周側に後述するスライ
ドストツパの回転軸をなすピン77および後述す
るスライドストツパのリターンスプリングの一端
が係止されるピン78が、上記軸線X−Xに平行
に圧入されて溶接にて一体的に固定されている。
また、その外周側には後述するスライドストツパ
の解除ノブが取り付けられる上記ピン77の軸線
O−Oを中心とする円弧溝79が形成されてい
る。
そして、上記スライドストツパの回転軸をなす
ピン77の回転中心線O−Oは、上記シフトレバ
ー10の変速操作回転中心軸線X−Xとガイド溝
76の中心線Aと結ぶ軸線上に位置するように配
設されている。
スライドストツパ80は、第9図〜第11図に
示すように、側壁80aの外周縁に前記ガイド溝
76を遮断すると共に、上方レバー部20と当接
する直角に折り曲げられた上壁80bを有する断
面略L字形状をなしており、その下端部に前記ピ
ン77に嵌合されるパイプ状回転軸81が溶接に
て一体的に設けられている。上壁80bの外周面
80dはパイプ状回転軸81の中心軸(軸線O−
O)を中心とする湾曲形状をなしており、前記デ
イテントプレート70の湾曲形状をなす上壁70
bの内周面70dに沿つてスライドするようにな
つている。また、スライドストツパ80の側壁8
0aには、その外周縁部に前記デイテントプレー
トの円弧溝79に嵌合するノブ取付軸82、その
内周縁部に後述するリターンスプリングの一端が
係止されるピン83が、それぞれ上記軸線O−O
に平行に圧入されて溶接にて一体的に固着されて
いる。
更に、シフトレバー戻し操作時にその上方レバ
ー部20と接触するスライドストツパ80の前端
面(第10図の左端面)は、軸線O−Oと上壁8
0bの前端面とを結ぶ平面Bに対して角度θをな
す傾斜面80cとして形成されている。
そして、このスライドストツパ80は、第4図
に示す如くパイプ状回転軸81をデイテントプレ
ートの側壁70aに設けたピン77に対して一対
の樹脂製鍔付ブツシユ84,84を介して嵌合す
ることにより、ピン77の軸線O−Oを中心とし
て回転可能に支持され、更にスペーサ85を介し
てピン77の環状溝に嵌入したスナツプリング8
6によつて軸方向に保持されている。そして、ス
ライドストツパ80の回転角度は、ノブ取付軸8
2とデイテントプレートの円弧溝79との当接関
係により一定角度範囲に規制されている。
87は、スライドストツパ80のリターンスプ
リング(トーシヨンスプリング)であり、その中
間部がパイプ状回転軸81の周りに巻き付けら
れ、その両端がそれぞれデイテントプレートのピ
ン78およびスライドストツパのピン83に係止
されている。このリターンスプリング87は、通
常シフトレバー10がPレンジにあつても倒れな
いようにスライドストツパ80が前記ガイド溝7
6を塞ぐ方向に付勢している。すなわち、スライ
ドストツパ80を第3図の紙面左方向(車両前
方)に付勢しており、ノブ取付軸82がデイテン
トプレートの円弧溝79の端部に当接した第3図
に示す位置に保持する(なお、このリターンスプ
リング87としてテンシヨンスプリングを用いる
ことも出来る)。こうして、ガイド溝76を遮断
したスライドストツパ80は、通常操作時ではシ
フトレバー10の折り曲げを阻止してデイテント
プレート70の一部として機能する。同時に、ス
ライドストツパの外周面80dをデイテントプレ
ートの内周面70dに沿わせてガイド溝76を塞
いでシール性を確保している。88はノブ取付軸
82に嵌合されデイテントプレート70とスライ
ドストツパ80との間に介在されるプレートワツ
シヤである。
ところで、第16図に示す如くスライドストツ
パ80を外した状態においては、スライドストツ
パのリターンスプリング87の復元力により上方
レバー部20がガイド溝76の前端面(第6図の
左端面)に押し付けられている。そして、前述し
た上方レバー部20に形成した二面幅23による
傾斜面24がそのガイド溝76の前端面に当接
し、第1図の実線位置にて確実に上方レバー部
20が止まるように構成されている。
なお、第4図はスライドストツパ80やストツ
パ解除ノブの取付関係を容易に理解出来るようノ
ブ取付軸82を含む面にて部分的に切断して示し
ている。
ダストカバー90は、前述したデイテント機構
を覆うボツクス形状をなしており、樹脂材料から
製作されている。そして、ダストカバー90は、
第12図〜第14図に示すように前記デイテント
プレート70のデイテント溝73(Pレンジ溝7
5)、ガイド溝76および円弧溝79に対応する
相似形状のデイテント溝93(Pレンジ溝95)、
ガイド溝96よび円弧溝99(第5図)を備えて
いる。ダストカバー90の上壁90bは、前記デ
イテントプレート70と同様に軸線X−Xを中心
とする湾曲形状とされ、その内面面90dには湾
曲形状に沿つた一対の平行な突起91,91が形
成されている。両突起91,91は、共に湾曲形
状をなすデイテントプレート上壁70bの外周面
70eとダストカバー上壁90bの内周面90d
間の隙間に介装されるスライドカバー100(第
3図および第4図)のガイドをなす。そして、こ
のダストカバー90は、その左右両側壁90a,
90aに形成した孔92に締め付けた4本のビス
94にてデイテントプレート70に取り付けられ
る。また、円弧溝79および99を貫通して突出
したノブ取付軸82の先端には樹脂製のストツパ
解除ノブ89がねじ止めされる。98はノブ取付
軸82に嵌合されデイテントプレート70とダス
トカバー90間に介在されるプレートワツシヤで
ある。なお、このダストカバー90の下部内周面
90cは、後述するダストブーツ110とのシー
ル性および組付性の点から傾斜面(射出成形時の
抜き勾配)として形成されている。
スライドカバー100は、デイテントプレート
上壁70bの外周面70eとダストカバー上壁9
0bの内周面90dに沿つてシフトレバー10と
一体にスライドし、変速ポジシヨンを表示すると
共にPレンジ以外では前記ガイド溝76を覆つて
シールする機能を有する。このスライドカバー1
00は、樹脂材料から製作された可撓性を有する
極薄板形状をなしており、前記上方レバー部の二
面幅23と嵌合し、かつ上方レバー部20の折り
曲げを許容するために第15図に示す助手席側の
端面(図にて下面)に開口した切欠溝101が形
成されている。
ダストブーツ110は、第3図に示す如く断面
L字状の補強金属プレート111を埋設したゴム
製の基部112と、この基部112に形成した外
周溝113に嵌合して取り付けられるゴム製のシ
ール部114とから構成されている。基部112
は、第2図に示す3本のビス115をロアブラケ
ツト60に溶接したナツト116(第5図)に締
結することにより、予めロアブラケツト60に取
り付けられる。そして、基部112の上方外周面
が上記ダストカバーの内周面90cに密に嵌合さ
れ、両者間をシールする。なお、第3図および第
5図においてはダストブーツ110を自由状態に
て示しているが、実際の車両搭載状態においては
第3図の想像線にて示す車両フロアFによりシー
ル部114が押し下げられ、そのシール部114
のエツジ117にて車両フロアF間をシールして
いる。そして、ダストカバー110はロアブラケ
ツト60とダストカバー90と車両フロアFとの
間に装着され、車室内への水、泥、埃等の侵入を
防止すると共に車室外の騒音を遮断する。
ところで、上記自動変速機のシフトレバー装置
が搭載されるチルトキヤブ車両は、第1図に示す
ように車両フレームV上に載置されるキヤブT
が、その前端部近傍のキヤブ回転中心Uを支点と
して回転可能に構成されている。そして、第1図
の想像線の如くキヤブTをチルトした状態では、
シフトレバー10が車両フレームV側に置き去り
になるように構成されている。なお、Wはホイー
ルを示す。
上記のように構成された自動変速機用可倒式シ
フトレバー装置においては、シフトレバー10を
デイテントプレート70のデイテント溝73に沿
つて軸線Z−Z周りに操作すると共に、軸線X−
X周りに操作する。これにより、一対のベベルギ
ヤ33,34を介してコントロールレバー36を
軸線Y−Y周りに回転運動させ、更にコントロー
ルケーブル(図示せず)を車両前後方向に往復運
動させることによつて図示しない自動変速機のマ
ニユアルバルブレバーを作動させて所定の変速段
に切り換える。
Pレンジ以外のシフト位置(変速ポジシヨン)
においては、上方レバー部20とデイテントプレ
ートに形成したガイド溝76とが一致せず、シフ
トレバー10を折り曲げ操作出来ない。そして、
シフトレバー10をPレンジにシフトすると、上
方レバー部20はトーシヨンスプリング50のば
ね力によつて倒れようとするが、ガイド溝76内
においてスライドストツパ80に当接してその位
置で止まり、折り曲げが阻止される。このとき、
トーシヨンスプリング50による上方レバー部2
0の倒し方向への荷重は、主にノブ取付軸82に
嵌合したプレートワツシヤ88を介してデイテン
トプレート70にて受ける。
シフトレバー10を折り曲げて倒す場合には、
次のように操作される。
先ず、シフトレバー10をPレンジにシフトす
る。このシフト位置において、シフトレバーの上
方レバー部20とデイテントプレート70に設け
たガイド溝76とが一致し、シフトレバー折り曲
げ可能位置となる。但し、シフトレバー折り曲げ
操作はスライドストツパ80にて阻止されてい
る。
次に、ダストカバー90の側面に設けられたス
トツパ解除ノブ89をリターンスプリング87に
抗しながら円弧溝79に沿つて第5図の時計方向
(矢印G方向)に移動させる。すると、スライド
ストツパ80も同時に軸線O−Oを中心に回転
し、ガイド溝76解開放する。
スライドストツパ80のロツク状態が解除され
ると、上方レバー部20にはトーシヨンスプリン
グ50による倒し方向の力が働いているため、ス
ライドストツパ80の移動完了と同時に自然に助
手席側に倒れる。この際、トーシヨンスプリング
50のばね力が調整されていることにより、上方
レバー部20は第16図の想像線位置から矢印
方向に一挙に想像線位置まで倒れることなく、
一旦途中の実線位置で止まる。
この際、スライドストツパ80はその傾斜面8
0cによつて上方レバー部20と当接している。
このため、リターンスプリング87の復元力によ
り上方レバー部20はガイド溝76の前端面(第
6図の左端面)に押し付けられている。そして、
上方レバー部20に形成した二面幅23による傾
斜面24がそのガイド溝76の前端面に当接し、
上方レバー部20はその傾斜面24がガイド溝7
6の前端面に当接した第16図の実線位置にて
確実に止まる。なお、上方レバー部20に形成し
た二面幅23による傾斜面24の設定位置を選定
することにより、上方レバー部20の途中位置、
すなわち実線位置を正確にかつ任意に設定する
ことが可能である。また、上方レバー部20に形
成した凹傾斜面24に代えて突起を形成したり、
凹溝とその凹溝に係合するボールとこのボールを
凹溝に押圧するスプリングとからなる所謂ロツク
ボール機構等の位置決め手段を設けても良い。
その後、手で上方レバー部20を矢印方向(想
像線)に押し下げてガイド溝76の下端面に当接
する所定の想像線位置まで倒す。なお、このシ
フトレバー倒し時において、上方レバー部20の
外径D1部分がガイド溝76の溝幅W3部分を通過
し、続いて上方レバー部の二面幅23がガイド溝
76の溝幅W4部分に係合する。従つて、シフト
レバー倒し状態においても上方レバー部20が僅
かな隙間を持つてガイド溝76内に保持されるこ
ととなる。
上方レバー部20が倒れると、スライドストツ
パ80はリターンスプリング87の作用により軸
線O−Oを中心に回転し、ガイド溝76を塞いだ
第3図に示す元の状態に戻る。このシフトレバー
10を倒した状態では、デイテントプレートのガ
イド溝76とスライドストツパの傾斜面80cで
上方レバー部20を概略保持し、更にスライドス
トツパのリターンスプリング87で付勢して上方
レバー部20を確実に保持しており、安全性が高
い。又、仮にエンジンをかけたままシフトレバー
を倒した状態でも、上方レバー部20とガイド溝
76間の隙間が小さく、かつリターンスプリング
87で付勢されているため、上記両者間のガタ打
ち音は殆ど問題にならない。
そして、このシフトレバー倒し状態にて運転者
の座席移動、すなわち運転席から助手席側へ、又
は助手席から運転席側への移動が行われる。
特に、第17図に示したようになキヤブオーバ
型車にあつては、運転席側シートDと助手席側シ
ートEとの間に配置したシフトレバー10を、破
線にて示した助手席側シートEの前部に倒すこと
により、運転席から助手席側への座席移動時に倒
したシフトレバー10が邪魔にならず、座席移動
が極めて容易である。なお、Fはキヤブのフロ
ア、Hはステアリングハンドルを示す。
続いて、シフトレバー10を元の状態(正規の
Pレンジ)に戻すには、次のように操作される。
すなわち、ストツパ解除ノブ89を操作するこ
となく倒れた上方レバー部20を軸線Z−Zを中
心にデイテントプレートのガイド溝76に沿つて
トーシヨンスプリング50に抗しながら直立状態
へと移動させる。すると、上方レバー部20の移
動に伴つてスライドストツパ80も傾斜面80c
により軸線O−Oを中心に回転(第5図の矢印G
方向)し、ガイド溝76を開放する。そして、上
方レバー部20の通過と同時にリターンスプリン
グ87の作用にて第2図および第3図に示すガイ
ド溝76を遮断する元の位置に自動的に復帰す
る。それ故、以後はスライドストツパ80により
シフトレバー10は通常の直立状態に確実に保持
される。
更に、前述したとおり第16図に示すストツパ
80を外した際に、上方レバー部20が途中の実
線位置で止まるようにトーシヨンスプリング5
0のばね力が設定されている。このため、上方レ
バー部20には第16図に想像線位置から実線
位置まで何等ばね力が作用していない。しか
も、実線位置の上方レバー部20は傾斜してい
る。それ故、第17図に破線にて示す如く上方レ
バー部20を助手席側に倒したままで誤つてキヤ
ブTをチルトしたとしても、上方レバー部20が
キヤブTのフロアFによつてスムーズに起こさ
れ、自動的に直立状態の元の位置に復元する。
以上説明したように、この実施例によれば、シ
フトレバー10をその変速操作方向と略直交する
車両幅方向助手席側に折り曲げて倒すようにした
ので、車室内での座席の移動が容易となる。
更に、シフトレバー10の折り曲げ操作をPレ
ンジにシフトしたときのみ可能としたので、万一
停車中にエンジンをかけたままでシフトレバー1
0を倒して運転席から離れたり、座席移動時に誤
つてシフトレバー10に体の一部が触れたりした
としても、シフトレバー10が確実にPレンジに
保持されているため、不用意に車両が動き出す虞
がなく、安全である。
また、外見からシフトレバー10が可倒式であ
ることおよびその折り曲げ方向が直感的に認識出
来る。しかも、スライドストツパ80のストツパ
解除ノブ89を車両前方に移動させるだけの簡単
な操作で、上方レバー部20をデイテントプレー
トのデイテント溝端面73aに押し付けているト
ーシヨンスプリング50のばね力によつて自動的
に上方レバー部20が倒れるので、シフトレバー
折り曲げ操作性が極めて良い。
しかも、ストツパ80を外した際に、上方レバ
ー部20が一挙に第1図の想像線位置まで倒れ
ることがなく、一旦途中の第1図実線位置で止
まるようにしたので、上方レバー部20がストツ
パ解除ノブ89を操作している運転者の手や助手
席に座つている人の足に当たることがない。それ
故、運転者や助手席に座つている人の手足を保護
することが出来、安全である。
更に、上方レバー部20を助手席側に倒したま
まで誤つてキヤブTをチルトしたとしても、上方
レバー部20がキヤブTのフロアFによつてスム
ーズに起こされ、自動的に直立状態の元の位置に
復元するので、キヤブTのフロアFが変形した
り、シフトレバー10が損傷したりすることがな
い。
なお、この実施例によれば、上記デイテント用
のトーシヨンスプリング50のばね力を利用して
上方レバー部20を倒すようにしたので、上方レ
バー部20を倒すための新たなスプリングを必要
とせず、安価に製作することが出来る。また、シ
フトレバー10の係合部分(折り曲げ部分)に無
理な力が作用することがなく、シフトレバー10
の耐久性を向上することも出来る。更に、シフト
レバー10の折り曲げ部分がデイテントプレート
70およびダストカバー90によつて覆われてい
るため、シフトレバー倒し状態でその折り曲げ部
分に衣服を引つ掛けたり、潤滑のために塗つたグ
リースで汚れるといつた虞もない。
以下、本発明を特定の実施例ついて詳細に説明
したが、本発明は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲範囲に記載の範囲で
種々の実施態様が包含されるものであり、例え
ば、上方レバー部をデイテント溝端面に押し付け
るスプリングとしてテンシヨンスプリングを用い
ることも出来る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、シフトレ
バーを変速操作方向と直交する助手席側に倒すよ
うにしたので、折り曲げて倒したシフトレバーが
座席移動時に邪魔にならず、車室内での座席移動
が極めて容易となる。
また、シフトレバーの折り曲げ操作をPレンジ
でのみ可能としたので、万一停車中にエンジンを
かけたままでシフトレバーを倒して運転席から離
れたり、座席移動時に誤つてシフトレバーに体の
一部が触れても、不用意に変速機が作動すること
がなく、安全である。
しかも、ストツパを外すだけの簡単な操作でシ
フトレバーを倒すことが出来、シフトレバーの折
り曲げ操作性が極めて良い。
更に、シフトレバー倒し状態で誤つてキヤブを
チルトしても、キヤブのフロアやシフトレバーが
損傷することがない。
また、上方レバー部をデイテントプレートのデ
イテント溝端面に押し付けているスプリングを利
用して倒すようにしたので、上方レバー部を倒す
ための新たなスプリングが不要であり、安価に製
作することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一つの実施例に係る自動変速
機の可倒式シフトレバー装置を取り付けたチルト
キヤブ車両のキヤブチルト状態での概略側面図、
第2図〜第5図は本発明の一つの実施例に係る自
動変速機用可倒式シフトレバー装置を示すもので
あり、第2図はシフトレバーをパーキングレンジ
にシフトした状態の平面図、第3図は車両前後方
向に切断した要部縦断面図、第4図は第3図の
−線に沿つた断面図、第5図は第2図の側面
図、第6図〜第8図はデイテントプレートを拡大
して示すものであり、第6図は第7図の矢印方
向から見た平面図、第7図は側面図、第8図は車
両前方から見た図、第9図〜第11図はスライド
ストツパを拡大して示すものであり、第9図は第
8図の矢印方向から見た平面図、第10図は側
面図、第11図は車両前方から見た図、第12図
〜第14図はダストカバーを示すものであり、第
12図は平面図、第13図は第12図の−
線に沿つた断面図、第14図は第12図の
−線に沿つた断面図、第15図はスライドカ
バーの平面図、第16図はストツパを外した状態
をシフトレバー直立状態およびシフトレバー倒し
状態と共に示す作動説明用断面図、第17図は本
発明の可倒式シフトレバー装置を採用したキヤブ
オーバ型車の車室内を示す概略斜視図である。 符号の説明、10……シフトレバー、20……
上方レバー部、21……シフトノブ、30……下
方レバー部、36……コントロールレバー、40
……継手手段、41……ボルト、50……トーシ
ヨンスプリング、60……ロアブラケツト、63
……ボルト、70……デイテントプレート、73
……デイテント溝、73a……デイテント溝端
面、75……パーキングレンジ溝、76……折り
曲げガイド溝、77……ピン(スライドストツパ
の回転軸)、79……円弧溝、80……スライド
ストツパ、82……ノブ取付軸、87……リター
ンスプリング、89……ストツパ解除ノブ、90
……ダストカバー、93……デイテント溝、96
……折り曲げガイド溝、100……スライドカバ
ー、110……ダストブーツ、X−X……シフト
レバーの変速操作回転中心軸線、Y−Y……コン
トロールレバーの回転中心軸線、Z−Z……シフ
トレバーの折り曲げ回転中心軸線、O−O……ス
ライドストツパの回転中心軸線、D……運転席側
シート、E……助手席側シート、F……キヤブの
フロア、S……シヤシーフレームクロスメンバ、
T……キヤブ、U……キヤブ回転中心、V……車
両フレーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両フレーム上に載置されると共に、そのキ
    ヤブが前端部近傍のキヤブ回転中心を支点として
    回転可能に構成されたチルトキヤブ車両の運転席
    と助手席との間に自動変速機のシフトレバーを配
    置し、そのシフトレバーをシフトノブ側の上方レ
    バー部と変速機側の下方レバー部とに2分割し、
    両レバー部を継手手段により折り曲げ可能に結合
    してなるチルトキヤブ車両用自動変速機の可倒式
    シフトレバー装置において、 前記シフトレバーを前記キヤブのチルト時に車
    両フレーム側に置き去りになるように取り付け、
    固定部材に固定したデイテントプレートにステツ
    プ状のデイテント溝を形成し、そのデイテント溝
    の一端面に前記上方レバー部をスプリングにより
    押し付けるように構成し、更にそのデイテント溝
    におけるパーキングレンジ溝に連続して助手席側
    に延長した折り曲げガイド溝を形成すると共に、
    その折り曲げガイド溝を遮断して前記上方レバー
    部の折り曲げを阻止するストツパを前記デイテン
    トプレートに取り付け、かつそのストツパを外し
    た際に前記上方レバー部が一旦途中の位置で止ま
    るように前記スプリングのばね力を設定したこと
    を特徴とするチルトキヤブ車両用自動変速機の可
    倒式シフトレバー装置。
JP9026086A 1986-04-14 1986-04-18 チルトキャブ車両用自動変速機の可倒式シフトレバ−装置 Granted JPS62245420A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9026086A JPS62245420A (ja) 1986-04-18 1986-04-18 チルトキャブ車両用自動変速機の可倒式シフトレバ−装置
US07/037,385 US4732232A (en) 1986-04-14 1987-04-10 Tiltable shift lever assembly for automotive vehicle transmission
CA000534669A CA1269027A (en) 1986-04-14 1987-04-14 Tiltable shift lever assembly for automotive vehicle transmission
AU71534/87A AU577217B2 (en) 1986-04-14 1987-04-14 Tiltable shift lever assembly

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JPS62245420A JPS62245420A (ja) 1987-10-26
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JPS62245420A (ja) 1987-10-26

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