JPH04122437U - 工作機械におけるカバーのドア - Google Patents

工作機械におけるカバーのドア

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JPH04122437U
JPH04122437U JP3689191U JP3689191U JPH04122437U JP H04122437 U JPH04122437 U JP H04122437U JP 3689191 U JP3689191 U JP 3689191U JP 3689191 U JP3689191 U JP 3689191U JP H04122437 U JPH04122437 U JP H04122437U
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JP
Japan
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door
door plate
opening
plate
cover
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Application number
JP3689191U
Other languages
English (en)
Inventor
英男 秋葉
健史 加瀬
Original Assignee
日立精機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的]クーラントの滴下防止のため、内開きのドアと
しつつ、ワークとの干渉回避。 [構成]開口3はその一方側の開口部分が第1ドア板4
aによって、他方側の開口部分は第2ドア板4bによっ
て閉鎖され、開放時には、第2ドア板4bを走行させて
第1ドア板4aと重ね合せ、重ね合せ後第1ドア板4a
をカバー2の内側に回転させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工作機械におけるカバーのドアに関する。更に詳細には、ドアの 開閉時に、カバー内部で使用されるクーラントの滴が落下するのを回避するため のドアに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年における工作機械は、高生産性、高精度化、高剛性化指向による高速切削 、重切削が行われている。このため、切屑の除去や刃先の冷却に使用されるクー ラントの量は増加の傾向にある。一方、工作機械を設置する工場内の環境は、労 働安全衛生上の観点から改善される又はしなければならない状況にある。工作機 械の密閉カバー内で加工処理中に有害ガスが発生することがある。また切屑、ク ーラント等の外部への漏洩は、安全及び工場環境の向上ということから厳しく規 制されつつある。
【0003】 特に、外開きのドアにあっては、解放の度にドアに付着したクーラントが滴下 して床上などを汚染する。このようなドアからのクーラントなどの滴下を防止す るために、従来のカバーは、揺動ドアの底を内側に折返して樋を形成している。 更に、前記揺動ドアを閉鎖した際、この揺動ドアと固定カバーとの間に形成され る隙間からクーラントの漏洩を防止するため、この隙間を上部からカバーする縁 を設けている。
【0004】 しかしながら、このように構成されたドアでもなお、ドア開放時にクーラント が揺動ドアの樋外側を伝わって滴下するため床を汚している。これを防ぐには、 滴下位置に取外し可能なオイルパンなどを設置する必要がある。このため、機械 への接近性が悪くなり、点検、保守に支障をきたし、作業性を阻害する問題点を 有していた。
【0005】 ところで、ドアがカバーの内側へ揺動して開く内開き式のものであれば、クー ラントが床上へ滴下することはない。しかし、この場合は、カバー内部でドアが テーブル、ワーク等と干渉してしまうので、これを避けようとするとカバーが大 型化してしまうという問題点があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記のような従来の技術的背景に基づきなされたものであって、 次のような目的を達成するものである。
【0007】 この考案の目的は、ドアを内開き式のものとすることによりクーラントの滴下 を防止しつつ、ドアとワークとの干渉を回避することができるドアを提供するこ とにある。
【0008】
【課題を達成するための手段】
この考案は上記目的を達成するために次のような手段を採用する。
【0009】 すなわちこの考案は、工作機械のカバーに設けられた作業用の開口に取付けら れるドアであって、前記開口の一方側の開口部分にこれを開閉するために設けら れ、前記カバーの内側に向けて揺動自在な第1ドア板と、前記開口の他方側の開 口部分にこれを開閉するために設けられ、前記第1ドア板のドア面と平行に走行 自在であって、かつ前記第1ドア板に重ね合わせ自在な第2ドア板と、前記第1 ドア板の揺動を妨げることなくこの第2ドア板を案内するための案内部材とを備 えてなる工作機械におけるカバーのドアにある。
【0010】 前記案内部材は、前記第2ドア板によって開閉される前記開口部分においてこ の第2ドア板を案内するため前記カバーに設けられる第1案内部材と、前記第1 ドア板および第2ドア板の重なり合い部分において前記第2ドア板を案内するた め前記第1ドア板に設けられる第2案内部材とからなっている。
【0011】
【作 用】
開口はその一方側の開口部分が第1ドア板によって、他方側の開口部分は第2 ドア板によって閉鎖される。ドアを開放するには、第2ドア板を走行させて第1 ドア板と重ね合せ、重ね合せ後第1ドア板をカバーの内側に回転させる。
【0012】
【実施例】
この考案の一実施例を図面を参照しながら以下に説明する。図1はこの考案の ドアを示す正面図である。図2,図3はそれぞれ図1のII-II 線、III-III 線に 沿って切断した断面図である。取付枠1はドアをカバーに取付けるためのもので 、図示しない工作機械を覆うカバー2(図3参照)の一部を形成している。取付 枠1には矩形の開口3が明けられ、この開口3にドア4が取付けられている。
【0013】 ドア4は、第1ドア板4aと第2ドア板4bとを有している。第1ドア板4a は開口3の略半分を開閉し、第2ドア板4bは開口3の残り半分を開閉するため のものである。第1ドア板4aは前面板5および裏面板6からなり(図2参照) 、両板5,6はそれらの周縁においてボルト7により互いに固定され、内部に第 2ドア板4bを収納するための空間8が形成されている。すなわち、第1ドア4 a板は、第2ドア板4bの戸袋を兼ねている。取付枠1の下部に設けられた折返 部1aは、第1,第2ドア板4a,4bの下部を覆い、ドア4の開閉とは無関係 にドアの下端の隙間からクーラントが滴下するのを防止するためのものである。
【0014】 第1ドア板4aの裏面板6の上部には、開口3の縁部に向けて水平に延びる張 出部20が形成されている。第1ドア板4aにはその端部から張出部20の自由 端にかけて、第2ドア板4bを案内するための断面U字形の上部案内レール9が 水平向きに固定されている。第1ドア板4aは、その端部においてヒンジ10を 介して取付枠1すなわちカバー2に枢支され、それにより第1ドア板4aは水平 方向に揺動自在となっている。
【0015】 第1ドア板4aは開口3の面と一致する位置では、その前面板5のヒンジ側と 反対の端面がカバー2と当接してカバー2の外側への回動が阻止され(図3参照 )、したがって、第1ドア板4aはカバー2の内側に向けてのみ揺動できるよう になっている。第2ドア板4bは一枚の板からなり、その裏面の上部にローラ1 2が設けられている。このローラ12は上部案内レール9に走行自在に係合され ている。
【0016】 上部案内レール9の第1ドア板4aからの突出部分9aの下方に、第2ドア板 4bを案内するための第1下部案内レール13が配置されている。この第1下部 案内レール13は取付枠1下部の縁部に固定されている。一方、第2ドア板4b の下部に摺動子14が設けられ、この摺動子14は第1下部案内レール13に係 合離脱自在となっている。
【0017】 更に、第1ドア板4aの下部には、第1ドア板4aが取付枠1側に揺動したと き、第1下部案内レール13の延長線上に位置するにように第2下部案内レール 15が固定されている。すなわち、第1下部案内レール13と第2下部案内レー ル15は、途中で切断されたものであり、不連続である。この第2下部案内レー ル15には第2ドア板4bの摺動子14が係合離脱自在となっている。第2ドア 板4bは上部案内レール12および第1、第2下部案内レール13,15に案内 されて第1ドア板4aのドア面と平行に移動し、開口3の略半分(図1の右側) を開閉する。
【0018】 第2ドア板4bは、その全開位置にあるときは第1ドア板4aと重ね合わされ て空間8内に収納され、このとき摺動子14は第1下部案内レール13から離脱 して、第2下部案内レール15のみと係合状態になる。すなわち、この実施例で は上部案内レール9のうち第1ドア板4aからの突出部分9aおよび第1下部案 内レール13が、第2ドア板4bによって開閉される開口部分において第2ドア 板4bを案内するための第1案内部材を形成している。また上部案内レール9の うち第1ドア板4aへの接合部分9bおよび第2下部案内レール15が、第1、 第2ドア板の重ね合せ部分において第2ドア板4bを案内するための第2案内部 材を形成している。
【0019】 動 作 ドア4を開放するには、まず第2ドア板4bを把手21をつかんで水平方向( 図1左方向)に走行させる。すると第2ドア板4bは上部案内レール9には係合 したままであるが、第1下部案内レール13から離脱して第2下部案内レール1 5に係合し、第1ドア板4aの空間8内に収納される。この状態で、開口3はそ の略半分が開口したことになる。次に第1ドア板4aをカバー2の内側へ向けて 回転させると、開口3の全体が開口することになる。また、第2ドア板4bが、 第1下部案内レール13から離脱していない状態では、第1ドア板4aを回転さ せることができない。
【0020】 そして、ドア4の回転軌跡は、図3にAで示すように、第1ドア板4aのみに よって形成され、回転半径は比較的小さいものとなる。したがって、ドアとカバ ー2内のワークやテーブルとの干渉が避けられる。また上部案内レール9が設け られた張出部20は、第1ドア板4aの上部に位置しているので、この張出部2 0がワークやテーブルと干渉することもない。ドア4によって開口3を閉鎖する 場合は、前記と逆の動作を行えばよい。
【0021】 [変形例] 上記実施例では上部案内レール9を1本のレールで構成したが、下部案内レー ル13,15の場合と同様に互いに同一直線上に位置する2本のレールで構成し てもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上、詳記したように、この考案によれば互いに重ね合せ可能な2枚のドア板 によってドアを構成し、重ね合わされたドア板がカバーの内側に揺動自在なもの としたので、ドアの開閉時にクーラントが滴下することがなく、しかも互いに重 ね合わさないと揺動動作ができないようにしたことでドアの回転半径が小さくな り、被加工物等との干渉が避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1この考案による工作機械におけるドアの一
実施例を示す正面図である。
【図2】図2は図1の線II−IIに沿って切断した断面図
である。
【図3】図3は図1の線III −III に沿って切断した断
面図である。
【符号の説明】
1…取付枠、2…カバー、3…開口、4…ドア、4a…
第1ドア板、4b…第2ドア板、9…上部案内レール、
10…ヒンジ、12…ローラ、13…第1下部案内レー
ル、14…摺動子、15…第2下部案内レール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械のカバーに設けられた作業用の開
    口に取付けられるドアであって、前記開口の一方側の開
    口部分にこれを開閉するために設けられ、前記カバーの
    内側に向けて揺動自在な第1ドア板と、前記開口の他方
    側の開口部分にこれを開閉するために設けられ、前記第
    1ドア板のドア面と平行に走行自在であって、かつ前記
    第1ドア板に重ね合わせ自在な第2ドア板と、前記第1
    ドア板の揺動を妨げることなくこの第2ドア板を案内す
    るための案内部材とを備えてなる工作機械におけるカバ
    ーのドア。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記案内部材は、前記
    第2ドア板によって開閉される前記開口部分においてこ
    の第2ドア板を案内するため前記カバーに設けられる第
    1案内部材と、前記第1ドア板および第2ドア板の重な
    り合い部分において前記第2ドア板を案内するため前記
    第1ドア板に設けられる第2案内部材とからなる工作機
    械におけるカバーのドア。
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