JPH0760595A - トランスファマシンにおけるカバー装置 - Google Patents

トランスファマシンにおけるカバー装置

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JPH0760595A
JPH0760595A JP21666993A JP21666993A JPH0760595A JP H0760595 A JPH0760595 A JP H0760595A JP 21666993 A JP21666993 A JP 21666993A JP 21666993 A JP21666993 A JP 21666993A JP H0760595 A JPH0760595 A JP H0760595A
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cover
opening
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fixed
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JP21666993A
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English (en)
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Akitomo Iwami
昭友 石見
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Nippei Toyama Corp
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Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マシンの点検やワークの点検或はワークの出
し入れ作業を行った後、側面カバーを開放したままの状
態で上面カバーを閉鎖して、加工運転が開始されるおそ
れを防ぐこと。 【構成】 トランスファマシンのカバー装置は、所定間
隔をもって配置された複数の加工ステーション1と、そ
の加工ステーション1へワークを一斉に搬送する搬送機
構3と、各加工ステーション1間においてワーク搬送路
の外側を覆う固定カバー4とを備える。固定カバー4の
上面及び少なくとも一方の側面には開口5,9を設け
る。上面開口5には上面カバー6を開閉可能に取り付け
る。側面開口9には側面カバー11を開閉可能に取り付
ける。上面カバー6と側面カバー11との間には、側面
カバー11が開放されているとき、上面カバー6が閉鎖
されるのを阻止するための阻止機構14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トランスファマシン
に係り、特にそのワーク搬送路を覆うカバー装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トランスファマシンには、ワー
ク搬送路に沿って複数の加工ステーションが所定間隔毎
に配置され、それらの各加工ステーションへワークが搬
送機構により一斉順に搬送されて、加工が施されるよう
になっている。また、各加工ステーション間には固定カ
バーが配設され、この固定カバーによりワーク搬送路が
その外方から覆われている。そして、この固定カバーの
上面にはワークの点検等を行うための開口が形成され、
その開口にはカバーが開閉可能に取り付けられている。
【0003】この種のトランスファマシンのカバー装置
においては、固定カバーの上面のみに開口が設けられて
いることが多い。このため、マシンやワークの点検作業
や、ワーク点検等のためにワークの出し入れ作業等を行
う場合に、その作業方向が上方のみに限定されて、作業
が面倒であるという問題があった。このような問題点を
解決するために、固定カバーの側面にも開口を設け、そ
れらの開口にカバーをそれぞれ開閉可能に取り付ける構
成も提案される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成では、マシンやワークの点検等を行った後、側面カ
バーの閉鎖を忘れて側面開口を開放したままの状態で上
面カバーを閉鎖して、加工運転を開始するおそれがあっ
た。このように、側面カバーを開放したままの状態で加
工運転が開始されると、作業者が可動部に触れる危険性
があるばかりでなく、側面開口を通して固定カバー外に
クーラントや切り屑等が飛び散るという問題があった。
【0005】また、このような問題点を解消するため
に、上面カバーと側面カバーとを一体的に形成し、上面
開口と側面開口とを同時に開閉できるように構成するこ
とも考えられる。ところが、このように構成した場合に
は、カバー全体が大型で大重量になり、カバーの開閉操
作が重くて困難になるという新たな問題が生じた。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。この発明の
目的は、マシンやワークの点検作業等を行う場合に、固
定カバーの上面開口及び側面開口を開放して、作業を容
易に取り扱うことができるトランスファマシンにおける
カバー装置を提供することにある。
【0007】また、この発明の目的は、マシンやワーク
の点検作業等を行った後、側面カバーを開放したままの
状態で上面カバーを閉鎖して、加工運転を開始するよう
な危険性を防止することができるトランスファマシンに
おけるカバー装置を提供することにある。
【0008】さらに、この発明の目的は、上面カバー及
び側面カバーをそれぞれ独立して、軽く容易に開閉操作
することができるトランスファマシンにおけるカバー装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、ワーク搬送路に沿って所定間隔毎
に配置された複数の加工ステーションと、各加工ステー
ションへワークを一斉に搬送する搬送機構と、各加工ス
テーション間においてワーク搬送路をその外方から覆う
固定カバーとを備えたトランスファマシンにおけるカバ
ー装置において、前記固定カバーの上面及び少なくとも
一方の側面には点検用の開口を設け、その上面開口には
上面カバーを開閉可能に取り付けるとともに、側面開口
には側面カバーを開閉可能に取り付け、その上面カバー
と側面カバーとの間には、側面カバーが開放されている
ときに、上面カバーが閉鎖されるのを阻止するための阻
止機構を設けたことをその要旨とする。
【0010】また、この発明においては、上面開口と側
面開口とが連続していることをその要旨とする。さら
に、この発明においては、上面カバーの下面に固定され
た係合部材と、側面カバーの開閉動作と連動するように
固定カバーの内面に設けられ、側面カバーが開放位置に
移動されたときに前記係合部材の移動軌跡内に配置され
るとともに、側面カバーが閉鎖位置に移動されたときに
前記移動軌跡から外れる阻止部材とにより前記阻止機構
を構成し、側面カバーが開放状態にあるときには係合部
材が阻止部材に係合可能に対応して上面カバーの閉鎖方
向への移動が不可能になるように構成したことをその要
旨とする。
【0011】
【作 用】上記のように構成されたトランスファマシン
のカバー装置において、マシンの点検作業やワークの点
検のためのワークの出し入れ作業等を行う場合には、ワ
ークの加工運転を停止した後、上面カバー及び側面カバ
ーをそれぞれ開放する。それにより、固定カバーの上面
開口及び側面開口の両開口が開放され、その両開口を通
してマシンやワークの点検作業やワークの出し入れ作業
等を容易に行うことができる。この場合、上面開口と側
面開口とが連続していれば、カバーの上面から側面にか
けて大きな開口が形成される。
【0012】また、このマシンやワークの点検作業を行
った後は、側面カバーを閉鎖するとともに上面カバーを
閉鎖して、ワークの加工運転を開始する。このとき、側
面カバーが開放されたままの状態で上面カバーを閉鎖し
ようとすると、阻止機構によって上面カバーの閉鎖移動
が阻止される。このため、側面カバーを開放したままの
状態で上面カバーを閉鎖して、加工運転を開始するよう
な危険性を防止することができる。従って、作業者が可
動部に接触したり、加工運転に伴い開放状態の側面開口
を通して固定カバー外に、クーラントや切り屑等が飛び
散ったりすることを確実に防ぐことができる。
【0013】さらに、固定カバーの上面開口及び側面開
口に上面カバー及び側面カバーが各別に取り付けられて
いるため、マシンの点検やワークの点検作業を行う際に
は、上面カバー及び側面カバーをそれぞれ独立して、軽
く容易に開閉操作することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明を具体化したトランスファマ
シンにおけるカバー装置の第1実施例を、図1〜図7に
基づいて詳細に説明する。
【0015】図1〜図3に示すように、複数の加工ステ
ーション1は所定間隔をもって設置され、それらの加工
ステーション1には、加工機械2が対向配置されてい
る。トランスファバー等を含む搬送機構3は各加工ステ
ーション1を経て延びるように配設され、この搬送機構
3によりワークW1が各加工ステーション1へ順次一斉
に搬送されて、各加工機械2により加工が施される。固
定カバー4はワーク搬送路を外方から覆うように各加工
ステーション1間に配設され、この固定カバー4内をワ
ークW1が搬送される。
【0016】上面開口5は前記各加工ステーション1間
において固定カバー4の上面に形成されている。上面カ
バー6はヒンジ7を介して上面開口5に開閉回動可能に
取り付けられ、その自由端側の上面にはハンドル8が突
設されている。そして、このハンドル8により上面カバ
ー6を回動させて、上面開口5を閉鎖する位置と開放す
る位置とに配置することができる。
【0017】一対の側面開口9は前記上面開口5の両側
に連続するように固定カバー4の両側面に凹状に形成さ
れ、その開口縁に沿って固定カバー4の内面には支持枠
10が固定されている。一対の側面カバー11は側面開
口9に対応して支持枠10と固定カバー4の内側面との
間において上下方向への開閉移動可能に取り付けられ、
その上端には外方へ向かって折曲げ部12が形成される
とともに、上端部外面にはハンドル13が突設されてい
る。
【0018】そして、作業者はこのハンドル13を持っ
て折り曲げ部12を固定カバー4の上端縁から係脱さ
せ、側面カバー11を支持枠10に沿って上下に移動さ
せて、側面開口9を閉鎖する位置と開放する位置とに配
置することができる。また、側面カバー11を上方の閉
鎖位置に移動させたときには、折曲げ部12を固定カバ
ー4の側板の上端両側縁に係合させることにより、側面
カバー11を閉鎖位置に保持することができる。そし
て、側面カバー11を支持枠10に沿って下方へ移動さ
せ、その側面カバー11を支持枠10の下端部に支持し
たときに側面開口9が完全開放される。
【0019】阻止機構14は前記上面カバー6と両側面
カバー11との間の2箇所に設けられている。そして、
側面カバー11が開放されたままの状態で、上面カバー
6を閉鎖操作したとき、この阻止機構14により上面カ
バー6の閉鎖動作が阻止されるようになっている。検出
スイッチ15は各上面開口5の開口縁に配設され、上面
カバー6が完全に閉鎖されたとき、この検出スイッチ1
5から閉鎖完了の検出信号が図示しないコントローラに
出力される。
【0020】次に、前記阻止機構14について詳述する
と、図4〜図7に示すように、支持ブラケット18は一
対のねじ19により固定カバー4の側壁内面に取付られ
ている。ロッド20は支持ブラケット18に上下動可能
に支持され、その下端には大径状の係合部20aが形成
されている。規制板21はナット22によりロッド20
の上端に固定され、その内端には阻止部材としての規制
片21aが突設されている。
【0021】ガイド板23は前記支持ブラケット18の
内端部に固定され、その上端縁には規制片21aと係合
して、規制板21及びロッド20の回動を防止するため
のガイド溝23aが形成されている。ばね24はロッド
20上のばね受け25と支持ブラケット18との間に介
装され、ロッド20及び規制板21が、自重とこのばね
24の付勢力とにより、下方に向かって移動付勢されて
いる。
【0022】突片26は前記側面カバー11の内面に固
定され、その先端がロッド20の下端係合部20aと係
合可能な位置まで側方に延長されている。そして、図5
に示すように、側面カバー11が上方の閉鎖位置に配置
されたときには、突片26の先端がロッド20の係合部
20aに係合して、そのロッド20及び規制板21が自
重及びばね24の付勢力に抗して上方位置に移動配置さ
れる。また、図7に示すように、側面カバー11が下方
の開放位置に配置されたときには、突片26がロッド2
0の係合部20aから離間して、そのロッド20及び規
制板21が自重及びばね24の付勢力により下方位置に
移動配置される。
【0023】係合アーム27は前記上面カバー6の内面
に固定され、その先端には規制板21の規制片21aと
係合可能な係合部材としての係合片27aが形成されて
いる。そして、図5に示すように、側面カバー11が閉
鎖位置にあって、規制板21が上方位置に配置されてい
るときには、その規制板21の規制片21aが、この係
合アーム27の係合片27aの回動軌跡L1外に位置し
て、上面カバー6の開閉回動が許容される。また、図7
に示すように、側面カバー11が開放位置にあって、規
制板21が下方位置に配置されているときには、その規
制板21の規制片21aが係合アーム27の係合片27
aの回動軌跡L1内に位置して、上面カバー6の閉鎖方
向の回動が阻止される。
【0024】次に、前記のように構成されたトランスフ
ァマシンにおけるカバー装置について動作を説明する。
さて、この実施例のカバー装置において、マシンやワー
クの点検作業やワークW1の点検或はワークW1の出し
入れ作業等を行う場合には、各加工ステーション1にお
けるワークW1の加工運転を停止するとともに、トラン
スファマシンの運転を停止する。その後、上面カバー6
を開放回動させて、固定カバー4の上面開口5を開放す
るとともに、作業者側の両側面カバー11を下方に開放
移動させて、固定カバー4の両側面開口9を開放する。
それにより、互いに連続する上面開口5及び側面開口1
1を介して、ワークW1の上面及び両側面が大きく開放
され、それらの開口5,9を通して搬送機構やワークW
1を上方及び側方から取り扱うことができて、点検作業
やワーク出し入れ作業等を容易に行うことができる。
【0025】また、これらの作業を終了した後は、側面
カバー11を上方に閉鎖移動させて側面開口9を閉鎖す
るとともに、上面カバー6を閉鎖回動させて上面開口5
を閉鎖する。この状態で、検出スイッチ15から上面カ
バー6の閉鎖完了の検出信号が出力され、それによっ
て、トランスファマシンの運転及び各加工ステーション
1におけるワークW1の加工運転を開始することができ
る。
【0026】一方、前記カバー6,11の閉鎖操作に際
して、誤って側面カバー11が開放されたままの状態で
上面カバー6を閉鎖しようとした場合には、阻止機構1
4によって上面カバー6の閉鎖動作が阻止される。すな
わち、図7に示すように、側面カバー11が開放位置に
配置されているときには、阻止機構14の規制板21が
下方位置に配置されて、その規制片21aが係合アーム
27の係合片27aの回動軌跡L1内に位置している。
そのため、この側面カバー11の開放状態で、上面カバ
ー6を開放位置から閉鎖位置に回動させようとした場合
には、係合片27aが規制片21aに係合して、上面カ
バー6の閉鎖回動が阻止される。
【0027】従って、いずれか一方または両側面カバー
11が開放されたままの状態で、上面カバー6が誤って
閉鎖されて、ワークW1の加工運転が開始される危険性
を確実に防止することができる。このため、加工運転に
伴い、作業者が可動部に触れる危険を防止できるととも
に、開放状態の側面開口9を通して固定カバー4の外方
へ、クーラントや切り屑等が飛び散るような事態を未然
に防止することができる。
【0028】さらに、この実施例のカバー装置において
は、固定カバー4の上面開口5及び両側面開口9に、上
面カバー6及び側面カバー11が各別に取り付けられて
いる。そのため、マシンの点検やワークW1の点検或は
ワークW1の出し入れ作業を行う際には、上面カバー6
及び両側面カバー11をそれぞれ独立して開閉させるこ
とができて、それらの開閉操作を軽く容易に行うことが
できる。
【0029】
【別の実施例】次に、この発明の別の実施例を、図8〜
図11に基づいて説明する。まず、図8に示す第2実施
例においては、固定カバー4の上面開口5に、一対の上
面カバー6がヒンジ7により観音開き式で開閉回動可能
に取り付けられている。そして、この実施例では、各上
面カバー6と両側面カバー11との間の4箇所に前記第
1実施例と同様の阻止機構14が設けられ、側面カバー
11の開放状態では上面カバー6が閉鎖できないように
なっている。
【0030】次に、図9に示す第3実施例においては、
上面開口5の開口縁に一対の係止ピン30,31が設け
られ、この係止ピン30,31に係脱できるように、上
面カバー6の両端下面には係合溝32,33が形成され
ている。そして、両係合溝32,33を係止ピン30,
31に係合させることにより、上面カバー6を閉鎖位置
に保持することができる。また、この第3実施例におい
て、一方の係合溝32を係止ピン30から離脱させた状
態で、他方の係止ピン31を中心に上面カバー6を回動
させることにより、上面カバー6を開閉させることがで
きる。また、両係止溝32,33を係止ピン30,31
から離脱させることにより、上面カバー6を上面開口5
から取り外すことができる。
【0031】そして、この第3実施例においても、前記
第1実施例と同様な阻止機構が設けられている。従っ
て、第1実施例の図7から明かなように、側面カバー1
1の開放状態において上面カバー6の開閉及び着脱が可
能となる。
【0032】次に、図10に示す第4実施例において
は、上面カバー6が中央において2つに分割して構成さ
れ、それらの分割部材がヒンジ34により折り畳み回動
可能に連結されている。また、前記第3実施例と同様
に、上面開口5の開口縁には一対の係止ピン30,31
が設けられるとともに、上面カバー6の両端下面には係
合溝32,33が形成されている。
【0033】従って、この第4実施例においても、第3
実施例の場合と同様に、係合溝32,33と係止ピン3
0,31との係合により、上面カバー6を閉鎖位置に保
持することができる。また、同様に係合溝32,33を
係止ピン30,31から離脱させることにより、上面カ
バー6を上面開口5から取り外すことができる。さら
に、一方の係合溝32を係止ピン30から離脱させた状
態で、他方の係止ピン31を中心に上面カバー6を回動
させて、上面カバー6を開放させた場合には、その上面
カバー6を重合状態に折り畳むことができる。
【0034】なお、この第4実施例においては、阻止機
構の係合アーム27を上面カバー6の両分割片に設けら
れる。この場合、折り畳み状態の上面カバー6の厚みを
小さくするために、一方の分割片の係合アーム27が他
方の分割片の係合アーム27と干渉しないように各係合
アーム27の位置を設定するとともに、係合アーム27
の幅を小さくする必要がある。
【0035】次に、図11に示す第5実施例において
は、上面カバー6が上面開口5に開閉摺動可能に取り付
けられている。そして、側面カバー11が開放されて阻
止機構14の規制板21が下方位置に移動された状態で
は、その規制片21が係合アーム27の係合片27aの
移動軌跡L2内に位置して、上面カバー6の閉鎖位置へ
の摺動が規制されるようになっている。
【0036】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で、次のように任意に変更して具体化することも可能
である。
【0037】(1) 側面開口9を固定カバー4のいず
れか一方の側面のみに設けて、その側面開口9に側面カ
バー11を開閉可能に取り付けること。 (2) 図12に示すように、上面カバー6を複数のカ
バー片で構成してテレスコープ状に伸縮できるように構
成すること。
【0038】(3) 上面カバー6を多数の細いカバー
片で巻き取り収納可能なシャッタ状に構成し、固定カバ
ー4の上面に、上面カバー11の収納部を設けること。 (4) 上面カバー11を蛇腹状に構成すること。
【0039】(5) 側面カバー11をヒンジにより回
動可能に支持して、その側面カバー11が扉状に開閉す
るように構成すること。なお、このように構成した場合
は、側面カバー11の閉鎖動作時に、側面カバー11の
内面の突片26と、固定カバー4側のロッド20とが干
渉することなくスムーズに係合するように、突片26と
ロッド20との間にカム面を設ける。
【0040】(6) ロッド24を下方へ付勢するばね
24を省略してロッド24が自重のみで下方移動するよ
うに構成すること。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、次のような優れた効果を奏する。
【0042】この発明によれば、搬送機構等のマシンの
点検作業やワークの点検作業或はワークの取出作業等を
行う場合に、適宜固定カバーの上面開口及び側面開口を
開放して、マシンやワークの点検或はワークの出し入れ
の作業を容易に行うことができる。しかも、この発明に
よれば、開口を大きくとることができて、前記の作業を
いっそう容易に行うことができる。
【0043】また、この発明によれば、側面カバーが閉
鎖されていない限り、上面カバーが完全に閉鎖されない
インターロック機構がとられているので、ワークの点検
や取出作業等を行った後、側面カバーを開放したままの
状態で上面カバーを閉鎖して、加工運転を開始する危険
性を確実に防止することができる。
【0044】さらに、この発明によれば、上面カバー及
び側面カバーをそれぞれ独立して、軽く容易に開閉操作
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化したトランスファマシンにお
けるカバー装置の第1実施例を示す部分斜視図である。
【図2】そのトランスファマシンにおけるカバー装置の
部分平面図である。
【図3】同じくトランスファマシンにおけるカバー装置
の部分正面図である。
【図4】同じくカバー装置の要部を拡大して示す部分横
断面図である。
【図5】図4のA−A線における部分断面図である。
【図6】図5のB−B線における部分断面図である。
【図7】図5に対応して上面カバー及び側面カバーをそ
れぞれ開放した状態を示す部分断面図である。
【図8】この発明を具体化したトランスファマシンにお
けるカバー装置の第2実施例を示す部分正面図である。
【図9】同じくカバー装置の第3実施例を示す部分断面
図である。
【図10】同じくカバー装置の第4実施例を示す部分断
面図である。
【図11】同じくカバー装置の第5実施例を示す部分断
面図である。
【図12】同じくカバー装置の別例を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1…加工ステーション、3…搬送機構、4…固定カバ
ー、5…上面開口、6…上面カバー、9…側面開口、1
1…側面カバー、14…阻止機構、20…ロッド、21
…規制板、21a…規制片、26…突片、27…係合ア
ーム、27a…係合片、W1…ワーク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク搬送路に沿って所定間隔毎に配置
    された複数の加工ステーションと、各加工ステーション
    へワークを一斉に搬送する搬送機構と、各加工ステーシ
    ョン間においてワーク搬送路をその外方から覆う固定カ
    バーとを備えたトランスファマシンにおけるカバー装置
    において、 前記固定カバーの上面及び少なくとも一方の側面には点
    検用の開口を設け、その上面開口には上面カバーを開閉
    可能に取り付けるとともに、側面開口には側面カバーを
    開閉可能に取り付け、その上面カバーと側面カバーとの
    間には、側面カバーが開放されているときに、上面カバ
    ーが閉鎖されるのを阻止するための阻止機構を設けたこ
    とを特徴とするトランスファマシンにおけるカバー装
    置。
  2. 【請求項2】 上面開口と側面開口とが連続している請
    求項1に記載のトランスファマシンにおけるカバー装
    置。
  3. 【請求項3】 上面カバーの下面に固定された係合部材
    と、 側面カバーの開閉動作と連動するように固定カバーの内
    面に設けられ、側面カバーが開放位置に移動されたとき
    に前記係合部材の移動軌跡内に配置されるとともに、側
    面カバーが閉鎖位置に移動されたときに前記移動軌跡か
    ら外れる阻止部材とにより前記阻止機構を構成し、側面
    カバーが開放状態にあるときには係合部材が阻止部材に
    係合可能に対応して上面カバーの閉鎖方向への移動が不
    可能になるように構成したトランスファマシンにおける
    カバー装置。
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