JP2901329B2 - 切削液飛散防止カバー - Google Patents

切削液飛散防止カバー

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JP2901329B2
JP2901329B2 JP25140390A JP25140390A JP2901329B2 JP 2901329 B2 JP2901329 B2 JP 2901329B2 JP 25140390 A JP25140390 A JP 25140390A JP 25140390 A JP25140390 A JP 25140390A JP 2901329 B2 JP2901329 B2 JP 2901329B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、2つのパレットを交換可能に設けた回転式
パレットチェンジャを具備してなる工作機械に配設され
る切削液飛散防止カバーに係るものである。
【従来の技術】
従来、第5図および第6図に示すように、工作機械M
においては加工時に使用する切削液の飛散を防止するた
めに加工部の周囲を覆うようなカバー1を配設してお
り、この種の工作機械が図示のように被工作物Wを載置
した2つのパレットP、Pの交換を迅速に行えるような
パレットチェンジャ10を具備している場合には、パレッ
ト旋回部10aを上下動させるリフトストロークと別パレ
ットに交換するための水平回転の動作とを妨げないよう
にその動作範囲に対応する箇所を切り欠くなど開放して
設け、該開放部分を覆う扉を設けて加工部を閉鎖するよ
うに構成している。 図においては前記カバー1の加工部との対応箇所に開
口部1aを形成し、該開口部1aを塞ぐような扉11を成形し
パレットチェンジャ上に立設して構成したものを示して
おり、パレット交換の際には前記扉11がパレット旋回部
10aとともに動作するように設けられ、扉11が上下動お
よび回転可能なように開口部1aとの間には隙間を生じさ
せている。このため、扉部分がパレットチェンジャ側に
配設されているものにあっては、加工時においてもカバ
ーの扉の回転に係る隙間部分が存在しているのが現状で
ある。 また、図示は省略するがこの種の切削液飛散防止カバ
ーの扉には、回転式、スライド式あるいはヒンジ式など
により設けカバーの適宜箇所に配設しているものもある
が、どれもパレット交換に係る動作範囲内を開放状態に
して該動作に非干渉となるように構成している。
【発明が解決しようとする課題】
このため、このような切削液飛散防止カバーにおいて
は、パレットチェンジャの動作に対して非干渉となるよ
うに構成していることから、開放状態としている部分が
加工時にも閉鎖されずにその箇所から切削液が外方に飛
び散ってしまい十分な防止効果が得られないといった問
題点があり、あるいはまたは扉の開閉作業などに手間が
かかり作業効率が低下するといった問題点があった。 本発明は、上記した事情のもとになされたものであ
り、その目的とするところは、パレットチェンジャの動
作に応じて扉部分の態様を変化させるように構成するこ
とで、加工時には加工部を密閉して切削液の外部への飛
散を防ぎ、パレット交換時にはカバーに対する直接的な
操作を不要とする切削液飛散防止カバーを提供すること
にある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、対称位置
関係にある2つのパレットをパレット旋回部のリフトス
トロークと水平回転とで交換するパレットチェンジャを
具備した工作機械に配設され、加工部側に位置するパレ
ットと工具の移動範囲とを包囲するように形成してなる
切削液飛散防止カバーにおいて、工作機械側に配設する
固定カバーと、パレットチェンジャ側に設ける回転カバ
ーとからなり、前記固定カバーの加工部と対応する側に
逆台形状の開口部を形成する一方、前記回転カバーをリ
フトストロークの上昇で開口部斜辺との隙間が生じ、降
下で開口部斜辺との重なりしろが生ずる寸法の逆台形状
に成形し、2つのパレットの中間位置となるパレット旋
回部に立設するものである。
【作用】
すなわち、本発明によれば、パレットチェンジャの旋
回部が降下して加工可能な状態にある場合には、回転カ
バーの斜辺部が固定カバーの開口部斜辺に重複して重な
りしろが生じ、切削液等が飛散するような隙間がなくな
り、また、パレット交換を行うために旋回部を上昇させ
ると回転カバーも共に上昇し、この上昇するリフトスト
ロークに従って開口部斜辺に対する回転カバーの斜辺部
の重なりしろが次第に減少して固定カバーの開口部斜辺
と回転カバーの斜辺部との間に隙間を生ずるものとな
る。 よって、隙間が生じたことにより、開口部斜辺はパレ
ット旋回部の水平回転動作には非干渉となってパレット
の回転が可能となり、他の一方のパレットが加工部側に
配置される。 パレット交換がなされパレット旋回部を降下させる
と、そのリフトストロークに伴って回転カバーの斜辺部
と開口斜辺との隙間が狭まって次第に重複し、重なりし
ろが広がり加工部を密閉する。
【実施例】
以下、本発明の実施例を第1図から第4図を参照しな
がら詳細に説明する。 なお、本実施例において、第5図および第6図に示す
従来構造のものと構成が重複する部分には同一符号を用
い、その説明は省略する。 第1図および第2図は本発明の一実施例を示すもので
あり、機械本体側に配設する固定カバー1とパレットチ
ェンジャ10側に設ける回転カバー2とからなり、2つの
パレットを仕切るようにパレットチェンジャ側にまで張
出してなる固定カバー1の前面部で加工部と対応する位
置に非接触でパレットの水平回転が可能となるような逆
台形状の開口部1aを形成する一方、前記回転カバー2を
リフトストロークの上昇で開口部斜辺1b、1bとの隙間が
生じ、降下で開口部斜辺との重なりしろが生ずる寸法の
逆台形状に成形し、2つのパレットの中間位置となるパ
レット旋回部10aに立設して構成するものである。 すなわち前記回転カバー2にあっては、固定カバー1
に対して逆台形状の下底辺の長さが開口部1aのそれに対
してわずかに長く、またその高さは開口部のそれよりも
適当に短い寸法に設けてあり、該回転カバーと開口部の
夫々の下底辺が同一面上となる場合には回転カバー2の
両斜辺部2a、2aに固定カバー1との重なりしろとなる部
分D、Dが生ずるように成形されている。 これにより第3図に示すように、パレットチェンジャ
のパレット旋回部10aに立設された回転カバー2はパッ
ト旋回部のリフトストローク最下限で両斜辺部2a、2aに
最大幅の重なりしろD、Dが生じ、第4図に示すよう
に、リフトストロークの上昇過程で重なりしろの幅が次
第に減少し、開口部の両斜辺を結ぶ幅と下底辺の幅とが
一致する中間点を通過すると重なりしろが解消され、リ
フトストロークの上限付近となるに従って開口部斜辺と
の間に徐々に隙間d、dが生ずるものとなる。 よって、パレット交換にあたって、パレット旋回部が
上昇し開口部1aの両斜辺と回転カバー2の両斜辺部2a、
2aとの間に隙間d、dが生ずると、該回転カバー2およ
びパレットは水平回転動作を行う際には固定カバー1と
は非干渉となって回転可能となり、水平回転により他の
一方のパレットに交換された後の降下するリフトストロ
ークで再び回転カバー2の両斜辺部に開口部1aとの重な
りしろD、Dを生じさせ、加工部を密閉状態とする。 したがって、加工時には固定カバー1と回転カバー2
とが重なりあうことから切削液などが飛散する隙間がな
く加工部を密閉状態とすることが可能でありながら、パ
レット交換の際にはパレット旋回部10aの動作に応じて
固定カバー1の開口部1aに対する回転カバー2の態様が
変化するものとなり、扉部分の開閉などに係る作業が不
要とされるのである。 なお、符号3は固定カバーの開口部上底辺側に設けた
ゴムカバーで、前記回転カバーがパレット旋回部のリフ
トストローク最下限にある状態時にはその自由端が回転
カバーの上底辺と重複し、パレット旋回部の上昇、回転
時には自由端が柔軟に対応するようにのれん状に配設し
てなり、加工時の密閉状態を保持している。 また、符号4は加工状態を監視するために固定カバー
および回転カバーの適宜箇所に設けた監視窓であり、監
視に必要となる部分を切り抜いて透明部材を配設して構
成するものである。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、工作機械側に
配設する固定カバーと、パレットチェンジャ側に設ける
回転カバーとからなり、前記固定カバーの加工部と対応
する側に逆台形状の開口部を形成する一方、前記回転カ
バーをリフトストロークの上昇で開口部斜辺との隙間が
生じ、降下で開口部斜辺との重なりしろが生ずる寸法の
逆台形状に成形し、2つのパレットの中間位置となるパ
レット旋回部に立設したことにより、パレットチェンジ
ャの動作に応じて固定カバーに対する回転カバーの態様
が変化するものとなり、加工時には加工部を密閉して切
削液等の外部への飛散を防ぎ、パレット交換時にはカバ
ーに対する直接的な操作を不要とするといった優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示す説明図、
第3図および第4図は本発明の動作状態を略示して示す
説明図、第5図および第6図は従来構造のものを示す説
明図である。 M……工作機械 P……パレット W……被工作物 10……パレットチェンジャ 10a……パレット旋回部 1……固定カバー 1a……開口部 1b……開口部斜辺 2……回転カバー 2a……斜辺部 3……ゴムカバー 4……監視窓

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対称位置関係にある2つのパレットをパレ
    ット旋回部のリフトストロークと水平回転とで交換する
    パレットチェンジャを具備した工作機械に配設され、加
    工部側に位置するパレットと工具の移動範囲とを包囲す
    るように形成してなる切削液飛散防止カバーにおいて、
    工作機械側に配設する固定カバーと、パレットチェンジ
    ャ側に設ける回転カバーとからなり、前記固定カバーの
    加工部と対応する側に逆台形状の開口部を形成する一
    方、前記回転カバーをリフトストロークの上昇で開口部
    斜辺との隙間が生じ、降下で開口部斜辺との重なりしろ
    が生ずる寸法の逆台形状に成形し、2つのパレットの中
    間位置となるパレット旋回部に立設したことを特徴とす
    る切削液飛散防止カバー。
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