JPH04119748U - 光輝装飾体 - Google Patents

光輝装飾体

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JPH04119748U
JPH04119748U JP2511291U JP2511291U JPH04119748U JP H04119748 U JPH04119748 U JP H04119748U JP 2511291 U JP2511291 U JP 2511291U JP 2511291 U JP2511291 U JP 2511291U JP H04119748 U JPH04119748 U JP H04119748U
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color clear
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健 魚谷
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三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色調を一様にして、且つ、美観及び品質に優
れた光輝装飾体を提供することにある。 【構成】 光輝装飾体は、合成樹脂からなるパネル5の
表面に象られて形成された浮出し部6と、この浮出し部
6にホットスタンプされたクロム箔7と、クロム箔7を
順次覆う第1及び第2カラークリアコート10,11か
らなり、第2カラークリアコート11の光透過率は、第
1カラークリアコート10のものよりも大きく設定され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両のエンブレム等を形作る光輝装飾体に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両、特に、自動車にあっては、その車体にメーカ名、車名、車格を表すため にエンブレム等の光輝装飾体が設けられている。このような光輝装飾体は、その 自動車の個性を表現する上で重要なものであるから、その美観や品質は優れたも のでなければならない。
【0003】 このため、光輝装飾体として、例えば車体のリアガーニッシュに関して説明す ると、このリアガーニッシュは、従来、合成樹脂からなるパネルの表面にエンブ レムを象った浮出し部を一体に形成し、この浮出し部にホットスタンプによって クロムからなる金属箔を張り付け、そして、この金属箔を光透過性を有したカラ ー保護層、いわゆる、カラークリアコートで覆ったものとなっている。
【0004】 上述したリアガーニッシュによれば、金属箔の金属の輝きとカラークリアコー ト自体の色彩とが合成されて、上記エンブレムにチタンカラー等のカラーメタリ ック感を与えることができ、その美観に優れたものとなる。
【0005】
【考案が解決しようする課題】
しかしながら、上述した従来のリアガーニッシュ、即ち、光輝装飾体は、カラ ークリアコートの膜厚が不均一になると、そのエンブレム自体の色調、つまり、 その色味が一様でなくなり、その美観や品質が低下することになる。 また、通常、カラークリアコートは、浮出し部の周縁にも形成されているが、 浮出し部の周縁は、リアパネルの母材がそのまま露出していることから、この部 分では、リアパネル自体の色彩とカラークリアコート自体の色彩が混ざってしま って、エンブレムの輪郭がぼやけてしまうことになる。
【0006】 この考案は、上述した事情に基づいてなされたもので、その目的とするところ は、色調を簡単にして一様にでき、その美観及び品質を向上した光輝装飾体を提 供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の光輝装飾体は、基体の表面に象って設けられた装飾用の金属層と、 この金属層に積層して設けられ、光透過性を有した第1カラー保護層と、この第 1カラー保護層を覆うように設けられ、第1カラー保護層よりも光透過率の大き な第2カラー保護層とを備えて構成されている。
【0008】
【作用】
上述した光輝装飾体によれば、この光輝装飾体は、外部からの入射光が第2カ ラー保護層及び第1カラー保護層を順次透過する過程で夫々着色して得られる反 射光の色彩と、入射光が金属層に達して反射して得られる金属の輝きとが混合し たカラーメタリック感の色彩を放つものとなる。
【0009】
【実施例】
図1を参照すると、自動車のリアが示されている。このリアには、リアバンパ 1とトランクリッド2との間に位置して、リアガーニッシュ3が設けられており 、このリアガーニッシュ3の両側には、リアコンビネーションランプ4が夫々配 置されている。
【0010】 リアガーニッシュ3は、図2に示されているように、合成樹脂からなる基体と してのパネル5と、このパネル5の表面に構成された光輝装飾体、いわゆる、エ ンブレム等の装飾品からなっている。図示の実施例では、パネル5にアルファベ ットのMが装飾品として描かれているが、実際には、その自動車のメーカ名、車 名、車格等がデザインして描かれることになる。
【0011】 具体的には、図3に示されているように、パネル5の表面には、Mを象った浮 出し部6が一体に形成されており、この浮出し部6の表面には、ホットスタンプ により、クロム箔7が張り付けられている。このクロム箔7もまた、浮出し部6 と同様にM字形をなし、クロム箔7は、クロムの金属層8と、この金属層8を浮 出し部6の表面に接着する接着層9とからなっている。
【0012】 クロム箔7の表面には、第1カラー保護層、つまり、第1カラークリアコート 10が塗布して形成されており、更に、第1カラークリアコート10には、第2 カラークリアコート11が塗布されることにより、第1カラークリアコート10 は、第2カラークリアコート11により覆われている。この実施例の場合、第2 カラークリアコート11は、図3から明かなように、浮出し部6の周縁をも覆う ものとなっている。
【0013】 第1及び第2カラークリアコート10,11は、同色に着色されているが、そ の光透過率は互いに異なっている。即ち、第1及び第2カラークリアコート10 ,11の光透過率を、α,βとすれば、αは、10%乃至60%に設定されてお り、これに対し、βは、70%乃至85%に設定されている。従って、第2カラ ークリアコート11は、第1カラークリアコート10に比べて、大きな光透過率 を有している。
【0014】 この実施例の場合、第1及び第2カラークリアコート10,11は、表1に示 す組成からなっている。
【0015】
【表1】
【0016】 表1から明かなように、第1カラークリアコート10は、主成分がポリエステ ル系ウレタン樹脂であるから、クロム箔7との接着性に優れたものとなっており 、一方、第2カラークリアコート11は、主成分アクリル系ウレタン樹脂である から、耐候性に優れたものとなっている。 上述したリアガーニッシュ3の光輝装飾体によれば、クロム箔7が第1及び第 2カラークリアコート10,11により覆われているから、その光輝装飾体から 発する色彩は、クロム箔7の金属色、即ち、その金属の輝きに、第1及び第2カ ラークリアコート10,11の色彩が加わったカラーメタリックとなる。
【0017】 そして、第1及び第2カラークリアコート10,11は、その光透過率α、β が異なっているから、光輝装飾体への入射光は、図3に示されているように第2 カラークリアコート11内から第1カラークリアコート10内に進むことで、そ の部位の濃さに着色された反射光を出すから、これら第1及び第2カラークリア コート10,11からは、その色彩の濃さが連続して変化するような反射光を得 ることができる。従って、光輝装飾体に於けるカラーメタリックの色調に深味感 を与えることができ、その美観に優れたものとなる。
【0018】 また、上述した第1及び第2カラークリアコート10,11の存在は、これら の膜厚に例え不均一な箇所があっても、この不具合は、前記反射光の色彩の濃さ が連続して変化することで、つまり、色調の深味感によって補償されることにな り、その色彩を一様なものとできる。 更に、この実施例でも、浮出し部6の周縁が第2カラークリアコート11によ って覆われていることから、第2カラークリアコート11を通して、浮出し部6 の周縁が見えることになるものの、第2カラークリアコート11の光透過率βは ,70%乃至85%と大きなものであるから、浮出し部6の周縁の色彩、つまり 、パネル5自体の色彩を損なう程には、第2カラークリアコート11の色彩が大 きく混ざってしまうことはない。従って、カラーメタリックからなる光輝装飾体 の輪郭が鮮明となって、その意匠的な美観が更に向上し、その品質を高めること ができる。
【0019】 この考案は、上述した一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能 である。例えば、第1及び第2カラークリアコート10,11の組成は、表1に 示したものに限らず、そのエンブレムのデザイン上の観点等から適宜選択するこ とができることは勿論のこと、また、光輝装飾体は、必ずしも浮出し部6上に形 成されるものでもない。
【0020】 更に、一実施例では、リアガーニッシュを例にしたが、車体の内外の装飾品の 全てに、この考案を適用することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の光輝装飾体によれば、基体の表面に象った装 飾用の金属層に、第1及び第2カラー保護層を順次積層するようにして設け、そ して、第2カラー保護層の光透過率を第1カラー保護層のものよりも大きくして あるから、これら第1及び第2カラー保護層の膜厚に例え不均一な箇所が存在し ても、光輝装飾体に一様で且つ深味のあるカラーメタリック感を与えることがで き、その美観及び品質の向上を図れる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のリアを示した背面図である。
【図2】リアガーニッシュの一部を示した斜視図であ
る。
【図3】リアガーニッシュの光輝装飾体の断面図であ
る。
【符号の説明】
5 パネル(基体) 6 浮出し部 7 クロム箔 10 第1カラークリアコート(第1カラー保護層) 11 第2カラークリアコート(第2カラー保護層)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の表面に象って設けられた装飾用の
    金属層と、この金属層に積層して設けられ、光透過性を
    有した第1カラー保護層と、この第1カラー保護層を覆
    うように設けられ、第1カラー保護層よりも光透過率の
    大きな第2カラー保護層とを具備したことを特徴とする
    光輝装飾体。
JP1991025112U 1991-04-15 1991-04-15 光輝装飾体 Expired - Lifetime JP2553066Y2 (ja)

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JP1991025112U JP2553066Y2 (ja) 1991-04-15 1991-04-15 光輝装飾体

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991025112U JP2553066Y2 (ja) 1991-04-15 1991-04-15 光輝装飾体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04119748U true JPH04119748U (ja) 1992-10-27
JP2553066Y2 JP2553066Y2 (ja) 1997-11-05

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ID=31909910

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019021540A1 (ja) * 2017-07-28 2019-01-31 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のマフラーカバー構造

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JPS5273211A (en) * 1975-12-16 1977-06-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd Two cycle engine
JPS5848670A (ja) * 1981-09-18 1983-03-22 Sony Corp 表面処理方法

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JP2553066Y2 (ja) 1997-11-05

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