JPH04114822U - 燃料タンク等のドレンプラグ保護構造 - Google Patents

燃料タンク等のドレンプラグ保護構造

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JPH04114822U
JPH04114822U JP2674391U JP2674391U JPH04114822U JP H04114822 U JPH04114822 U JP H04114822U JP 2674391 U JP2674391 U JP 2674391U JP 2674391 U JP2674391 U JP 2674391U JP H04114822 U JPH04114822 U JP H04114822U
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JP
Japan
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drain
drain plug
fuel tank
wall
cap
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Pending
Application number
JP2674391U
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English (en)
Inventor
純一 河西
Original Assignee
いすゞ自動車株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 ドレンプラグを外力から保護し、損傷を与え
ないようにした燃料タンク等のドレンプラグ保護構造を
提供する。 〔構成〕 樹脂製燃料タンクなどの底壁10に設けたド
レン穴11の周辺部下面に、中央にナット13を配設し
且つ外周に保護用壁体14を垂設したドレンシート12
を装着するとゝもに、該保護用壁体14の前記底壁10
の下面からの突出高さHを前記ドレン穴11を螺合によ
って閉塞するドレンプラグ用ボルト18の頭部18Aの
突出高さhより大きく形成し、更にこの保護用壁体14
の開口部にキャップ16を着脱自在に装着したものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両などの輸送用機器あるいは産業エンジン用の燃料タンクなどに 適用して最適なドレンプラグの保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、軽油用燃料タンクの場合、軽油中に水分を含んでいるため、定期的に タンク底壁より水抜きをする必要がある。そしてこのドレーン機能を発揮させる ため従来は、図9に示すように、タンク底壁の一番低い位置にドレーン穴を設け た構造のものを採用している。 すなわち、図9において、1は合成樹脂製燃料タンクの底壁で、一番低い位置 にドレン穴2を穿設するとゝもに、該ドレン穴2の下面周囲に金属ナット3をイ ンサート成型により埋設したドレーンシート4を溶着により装着し、前記ドレン 穴2を底壁1の下方から前記ナット3に螺合せしめたドレンプラグ用のボルト5 で閉塞した構造のものである。 しかし、タンクの製造から車両搭載までの間、タンクは通常その底壁1を下に して置き或いは移送する。そのため、底壁1から下方に突出しているボルト5の 頭部5Aを傷つけてしまい、発錆しやすくなる。また、車両走行時における石跳 ね等により、外部に露呈しているボルト5の頭部5Aに傷がつき、やはり錆の発 生を促進させてしまうといった欠点があり、錆びないのが特徴の一つとして開発 された樹脂製燃料タンクのメリットが低減してしまう。
【0003】 このような欠点をなくすため、ドレンプラグ用のボルト5自体を錆ないプラス チックや合金で製造することも考えられるが、この場合にはドレンプラグ自体の コストアップにつながること、および可燃性の燃料液を確実にシールするには不 安が残るといった問題点がある。なお、実開昭63−16244号公報に示すよ うに、樹脂製燃料タンク外面にクリップホルダを固着し、該ホルダに樹脂製燃料 基端を取付け、該クリップ本体の他端には保護板を取付けるように構成したもの があるが、この考案は燃料タンクの壁面保護が目的であり、ドレン弁の部分に使 用した場合には、ドレン弁の開閉操作が非常に不便である。
【0004】 そこで、この改善策として、図10に示すように、ドレンプラグ用のボルト5 の頭部5Aが燃料タンクの底壁1の下面1Aより上位になるように、ドレン穴2 の周辺部1Bを燃料タンク内へ突出せしめた構造のものが提供されている。 これにより、ドレンプラグ5の頭部5Aは底壁1の下面1Aより上方に位置す るため、載置或いは移送時におけるドレンプラグ5の損傷を防止することができ る効果はある。しかし、ドレン穴2の周辺部1Bが燃料タンク内に突出している ため、該ドレン穴周辺部1Bの外側にある燃料Aを完全に排出できず、ドレン機 能が低下すること、また車両などの走行時に発生する跳ね石などからの保護に対 しては不充分であるといった欠点があった。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、上記のような従来の欠点を解決するために成されたものであり、そ の要旨は、タンクの底壁に設けたドレン穴の周辺部下面に、該ドレン穴に螺合す るドレンプラグの突出高さより背高の保護用壁体を垂設するとゝもに、該保護用 壁体の開口部にキャップを着脱自在に装着したことを特徴とする燃料タンク等の ドレンプラグ保護構造にある。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図1乃至図8に示す実施例により詳細に説明する。なお、図1 は本考案に係るドレンプラグ保護構造を適用した燃料タンクの要部断面図で、図 2は図1のイ部分の拡大図、図3乃至図5はいずれも異なる実施例の同要部断面 図、図6は更に他実施例の底面図で、図7は図6のII−II線断面図、図8は保護 用壁体およびキャップの他実施例の斜視図である。
【0007】 図1及び図2において、10は燃料タンクの底壁で、燃料タンク全体が合成樹 脂材により形成されており、底壁10の一番低い位置にドレン穴11が開けられ ている。
【0008】 12はドレンシートで、ドレン穴11の穿設位置下面に溶着によって装着され ており、中央には前記ドレン穴11と合致する金属製のナット13がインサート 成型により埋設固定され、また周辺部には所定の高さHを有するリング状の保護 用壁体14が垂設している。そして、該保護用壁体14の開口部外周には成型時 あるいは後加工により雄ネジ15が形成されている。
【0009】 16はキャップで、内周面に雌ネジ17が形成されており、前記雄ネジ15と の螺合によって保護用壁体14の開口部に着脱可能となるように被嵌される。
【0010】 18はドレンプラグ用のボルトで、これを前記ナット13に螺合してドレン穴 11を閉塞するものであり、前記保護用壁体14の突出高さHは、この螺合時に おけるボルト18の頭部18Aの突出高さhより高く設定されている。したがっ て、ドレンプラグ用のボルト18はその全体が前記保護用壁体14とキャップ1 6とで構成される空間の内部に収容されることになる。
【0011】 図3乃至図5に示すものは、保護用壁体14とキャップ16との取付手段の夫 々異なる実施例を示したもので、図3では、保護用壁体14の開口部外周に係止 爪19を設け、キャップ16の内周には前記係止爪19と係脱自在なフック20 を形成したものである。また図4は壁体14の開口部内側にフランジ21を形成 してこのフランジ21に係合孔22を穿設し、他方キャップ16内には前記係合 孔22に嵌合自在なクリップ23を設けたものである。更に、図5は保護用壁体 14およびキャップ16の側面に固定用孔24,25をそれぞれ貫通し、この孔 にビス26をネジ込むことによりキャップ16を固定したものである。
【0012】 図6および図7に示すものはキャップ16の実施例で、天面部に水抜きのグリ ル27を形成したものである。
【0013】 なお、上記実施例においては、保護用壁体14はドレンシート12と一体成型 により形成したが、これに限定されることなく、ドレンシート12と壁体14を 別体に成型し、その後通常の熱板溶着やスピンウエルディング(熱可塑性プラス チックの端面を接合し、一方を固定し他方を回転しつつ押しつけて摩擦熱で溶融 して接合する加工法)等の後加工より一体化してもよい。 また、この発展例としては、図8に示すように、円筒状の保護用壁体14とキ ャップ16とをプラスチックヒンジ28を介して一体成型し、スピンウエルディ ングによりドレンシート12に保護用壁体14の基部14aを溶融接合する。 要するに、上記キャップ16はドロ水等が侵入することなく、かつキャップ内 に貯留しない構造であれば良い。なお、図中29は壁体14の開口部外周に設け た係止爪で、30はキャップ16の内周に設けた上記係止爪29と係脱自在なフ ックである。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係る燃料タンク等のドレンプラグ保護構造は、上記のように、タンク の底壁に設けたドレン穴の周辺部下面に、該ドレン穴に螺合するドレンプラグの 突出高さより背高の保護用壁体を垂設するとゝもに、該保護用壁体の開口部にキ ャップを着脱自在に装着した構成であるから、(1)ドレンプラグは保護用壁体 およびキャップによって完全に覆われ、外力による損傷および錆び付きを防止す ることができるとゝもに、ドレンプラグの開閉操作も簡単である。(2)保護用 壁体およびキャップを設けるだけなので構造が簡単であり、しかもドレン機能を 阻害しない。(3)保護用壁体およびキャップにより断熱効果が生じ、火源と接 した時に熱伝動率の良いドレンプラグを通してドレン周辺が加熱されるのを防ぐ ことができるといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るドレンブラグ保護構造を適用した
燃料タンクの要部断面図である。
【図2】図1のイ部拡大断面図である。
【図3】本考案に係る他実施例のドレンブラグ保護構造
を適用した燃料タンクの要部断面図である。
【図4】本考案に係る他実施例のドレンブラグ保護構造
を適用した燃料タンクの要部断面図である。
【図5】本考案に係る他実施例のドレンブラグ保護構造
を適用した燃料タンクの要部断面図である。
【図6】本考案に係る他実施例のドレンブラグ保護構造
を適用した燃料タンクの底面図である。
【図7】図6のII−II線断面図である。
【図8】本考案に係る他実施例のドレンプラグ保護構造
に用いられる保護壁体およびキャップの斜視図である。
【図9】従来のドレンプラグを適用した燃料タンクの要
部断面図である。
【図10】他の従来のドレンププラグ保護構造を備えた
燃料タンクの要部断面図である。
【符号の説明】
10 燃料タンクの底壁 11 ドレン穴 12 ドレンシート 13 ナット 14 保護用壁体 16 キャップ 18 ドレンプラグ用ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクの底壁に設けたドレン穴の周辺部
    下面に、該ドレン穴に螺合するドレンプラグの突出高さ
    より背高の保護用壁体を垂設するとゝもに、該保護用壁
    体の開口部にキャップを着脱自在に装着したことを特徴
    とする燃料タンク等のドレンプラグ保護構造。
JP2674391U 1991-03-27 1991-03-27 燃料タンク等のドレンプラグ保護構造 Pending JPH04114822U (ja)

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JP2674391U JPH04114822U (ja) 1991-03-27 1991-03-27 燃料タンク等のドレンプラグ保護構造

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JPH04114822U true JPH04114822U (ja) 1992-10-09

Family

ID=31911167

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4762823B2 (ja) * 2006-08-04 2011-08-31 株式会社パイオラックス 自動車用樹脂部品の保護構造

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