JPH04114530U - 自動車用安全ガラス - Google Patents

自動車用安全ガラス

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Publication number
JPH04114530U
JPH04114530U JP2723691U JP2723691U JPH04114530U JP H04114530 U JPH04114530 U JP H04114530U JP 2723691 U JP2723691 U JP 2723691U JP 2723691 U JP2723691 U JP 2723691U JP H04114530 U JPH04114530 U JP H04114530U
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JP
Japan
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film
safety glass
adhesive film
glass
glass plate
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Withdrawn
Application number
JP2723691U
Other languages
English (en)
Inventor
純 長谷川
勝 守川
Original Assignee
日本板硝子株式会社
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Publication date
Application filed by 日本板硝子株式会社 filed Critical 日本板硝子株式会社
Priority to JP2723691U priority Critical patent/JPH04114530U/ja
Publication of JPH04114530U publication Critical patent/JPH04114530U/ja
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内側を樹脂膜とした安全ガラスであっても、
ボカシ部の下辺を水平にする。 【構成】 安全ガラス1は湾曲した外側ガラス板2とコ
ンポジット膜6とをPVB等の接着膜4を介して接合し
ている。ここで、コンポジット膜6はポリエチレンテレ
フタレート(PET)等の樹脂膜6aとPVB等の接着
膜6bから構成され、接着膜4は上辺部となる部分にボ
カシ部が形成され、且つ扇状に伸展されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のフロントガラス等に用いる安全ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように自動車のフロントガラスとして用いる安全ガラス11は、外 側ガラス板12と内側ガラス板13とをポリビニルブチラール(PVB)等の中 間膜14で接合した合せガラスを一般的に用いている。
【0003】 また、図4に示すように自動車のフロントガラスには太陽光が直接運転者の目 に入らないように上辺部に沿って透明なボカシ部15をその下辺が水平となるよ うに設けている。そして、上記のボカシ部15を設けるには、図5(a)に示す ように中間膜14の一辺に沿ってボカシ部15を形成しておき、次いで図5(b )に示すように中間膜14を扇状に伸展し、この伸展せしめた中間膜14を介し て外側ガラス板12と内側ガラス板13とを接合することで、安全ガラス11を 窓枠に装着した際にボカシ部15下辺が水平となるようにしている。
【0004】 一方、最近では衝突時における緩衝効果をフロントガラスにもたせるべく、図 6に示すように外側ガラス板12にポリエチレンテレフタレート(PET)等の 樹脂膜16aとPVB等の接着膜16bから構成されるコンポジット膜16を貼 り合わせた複層タイプの安全ガラスがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述したコンポジット膜を貼り合わせた安全ガラスの上辺部に、その下辺が水 平となるボカシ部を設けることが困難である。即ち、コンポジット膜16を構成 するPET等の樹脂膜16aとPVB等の接着膜16bは物性が異なるため、ラ ミネート状態で伸展すると剥離が生じ、また樹脂膜16aと接着膜16bのガラ ス転移温度が異なるので、伸展温度を決めることもできず、更に樹脂膜16aの 表面にはハードコートを施している場合が多く、この場合には伸展せしめること はできない。
【0006】 このため、仮に接着膜16bの上辺部にボカシ部を形成しても湾曲した外側ガ ラス板に接合した場合には、ボカシ部の下辺は両側が下がってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく本考案は、樹脂膜と接着膜から構成されるコンポジット 膜を別の接着膜によって湾曲したガラス板の一面に接合し、この別の接着膜とし て扇状に伸展され且つ一辺に沿ってボカシが形成されたものを用いた。
【0008】
【作用】
予め扇状に伸展され且つ一辺に沿ってボカシが形成された接着膜を外側ガラス 板とコンポジット膜との間に挟み、コンポジット膜の上からカバーガラスで押え 付けて加熱することで外側ガラスとコンポジット膜とを接合する。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで図1は本考案に 係る自動車用安全ガラスの断面図、図2は同自動車用安全ガラスの接合工程を示 す断面図である。
【0010】 本考案に係る安全ガラス1は湾曲した外側ガラス板2とコンポジット膜6とを PVB等の接着膜4を介して接合している。コンポジット膜6はポリエチレンテ レフタレート(PET)等の樹脂膜6aとPVB等の接着膜6bから構成されて いる。
【0011】 樹脂膜6aは衝撃を吸収するのに適した弾性と厚みを有するものとし、具体的 には175〜250μmとする。また接着膜6bの厚さは前記接着膜4と合せた トータルの厚さが0.38〜0.76mmとなるようにする。
【0012】 また、前記接着膜4は従来と同様に上辺部となる部分にボカシ部が形成され、 且つ扇状に伸展されている。
【0013】 以上の安全ガラス1を製作するには、図2に示すように予め扇状に伸展せしめ た接着膜4を外側ガラス板2とコンポジット膜6との間に挟み、コンポジット膜 6の上からカバーガラス7で押え、これらをオートクレーブ内に入れて減圧状態 で加熱して接合する。尚、接合後には外側ガラス板2とコンポジット膜6との間 から接着膜4の一部が食み出すが、この部分は後に切断して除去する。
【0014】 このようにすることで、内側をコンポジット膜とした安全ガラスであっても、 図4に示すと同様の下辺が水平なボカシ部を形成することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案によれば、ガラス板とコンポジット膜とを合せた 複層安全ガラスとして、前記ガラス板とコンポジット膜とを直接接合せずに、間 に別の接着膜を介在せしめ、しかもこの接着膜として一辺に沿ってボカシを形成 したものを扇状に伸展せしめたものとしたので、従来にあってはガラス板とコン ポジット膜とからなる安全ガラスではボカシ部の下辺を水平にできなかったもの が、本考案の構造とすることで可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車用安全ガラスの断面図
【図2】同自動車用安全ガラスの接合工程を示す断面図
【図3】従来の合せガラスの断面図
【図4】自動車の前部側面図
【図5】複層安全ガラスの接合前の状態を示す断面図
【図6】接着膜の伸展前後の状態を示す図
【符号の説明】
1…安全ガラス、2…外側ガラス板、4…別の接着膜、
6…コンポジット膜、6a…樹脂膜、6b…接着膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲したガラス板の一面に樹脂膜と接着
    膜から構成されるコンポジット膜を貼り合わせてなる自
    動車用安全ガラスにおいて、前記ガラス板の一面とコン
    ポジット膜の接着膜との間には別の接着膜を介在せし
    め、この別の接着膜は扇状に伸展され且つ一辺に沿って
    ボカシが形成されていることを特徴とする自動車用安全
    ガラス。
JP2723691U 1991-03-28 1991-03-28 自動車用安全ガラス Withdrawn JPH04114530U (ja)

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JP2723691U JPH04114530U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 自動車用安全ガラス

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JP2723691U JPH04114530U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 自動車用安全ガラス

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JPH04114530U true JPH04114530U (ja) 1992-10-08

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ID=31911561

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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JP (1) JPH04114530U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005213068A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Bridgestone Corp 合わせガラスの製造方法およびこの方法により得られた合わせガラス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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