JPH04112421A - タッチパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はタッチパネルに関する。

（従来の技術） 従来、タッチパネルは、ＣＲＴデイスプレィや液晶デイ
スプレィ等の表示体の表面に設置し、情報入力装置や座
標指示装置として利用している。

このタッチパネルは、例えば、ガラス板やアクリル板等
に電極を形成した絶縁基板と、フレキシブルな高分子フ
ィルムに電極を形成した絶縁基板とを積層した構造にな
っている。

そしでこのタッチパネルを製造するには、先ず高分子フ
ィルムの片面全面にＩＴＯ等を蒸着する。

蒸着後、高分子フィルムを所定幅に切断するとともに所
定の長さに切断し、長方形状の切断片を形成する。切断
後、ＩＴＯ等の蒸着層をエッチングシ、高分子フィルム
の幅方向に長辺を合わせた長方形のＳ極を並列に複数条
形成する。電極を形成後、導電性インクを印刷して引き
出し回路を形成する０回路を形成後、高分子フィルムの
全体を金型で打ち抜いて所定の形状とする。

なお、高分子フィルムとしては、厚さが薄いと弛んだり
、押した場合に反発力が小さくて押した感じに乏しく、
これを解決するために、１００μｍ厚以上のものが使用
されるようになってきた。

また、導電性インクは、一般に温度７０〜８０℃で安定
して高精度の寸法に引き出し回路を形成できる熱乾燥型
のものを用いているが、高分子フィルムの厚さが厚い場
合には、耐折り曲げ性を改善するために、熱硬化型のも
のを用いる方が好ましい。

（発明が解決しようとする課題） しかし、熱硬化型の導電性インクを用いると、印刷後に
温度１３０°Ｃ以上に加熱する必要があり、その場合、
高分子フィルムは幅方向と直角の向き（以下長手方向と
記述する）に収縮し易い、そして電極を形成した部分と
それ以外の部分とでは熱収縮が異なり後者の方が収縮し
易く、波状にもつ上がってしまい、寸法精度が低下し、
外観も不良となる欠点がある。

本発明の目的は、以上の欠点を改良し、寸法精度を向上
し、外観の良好なタッチパネルを提供するものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上記の目的を達成するなめに、少なくとも一
方を高分子フィルムとし、表面に電極を設けた絶縁基板
を積層したタッチパネルにおいて、高分子フィルムにそ
の長手方向に長辺を合わせた長方形状の電極を設けるこ
とを特徴とするタッチパネルを提供するものである。

（作用） 長方形状の電極を、その長辺を高分子フィルムの長手方
向に合わせて形成すると、熱硬化型の導電性インクを用
いて引き出し回路を形成する際に高温度で加熱した場合
にも、高分子フィルムが長手方向に収縮するのを電極の
抵抗力によって防止できる。

（実施例） 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。

第１図において、１はポリエステル等の高分子フィルム
である。２は、この高分子フィルム１の表面に設けたＩ
ＴＯ等の透明導電膜からなる電極であり、長方形状で、
その長辺３を高分子フィルム１の長平方向４に一致させ
、複数条、並列に形成している。５は、電極２から高分
子フィルム１の突出部分であるテール部６まで形成した
引き出し回路であり、ポリエステル系やエポキシ系のバ
インダーにＡｇやＮｉ、Ｃｕ、カーボン等の物質を分散
した熱硬化型導電性インクを印刷して形成している。高
分子フィルム１にｔ［ｉ２を形成するには、先ず、高分
子フィルムを幅の広い状態で真空槽中を走行させ、この
真空槽内でＩＴＯ等をスパッタリングし、片面全面に透
明導電膜層を形成する１次に高分子フィルムを、１／２
の幅に切断し、さらに長平方向適当な長さに切断して長
方形状に形成する。切断後、透明導電膜をエツチングし
、高分子フィルムの長手方向に長辺を合わせた長方形状
の電極２を複数条並列に形成する。電極２を形成後、熱
硬化型導電性インクを印刷し高温度に加熱して引き出し
回路を形成する。

そして、この第１図に示した高分子フィルム１を、第２
図に示す通り、絶縁基板７に絶縁性のスペーサ８を介し
て積層し、タッチパネル９を形成している。絶縁基板７
はガラス板やアクリル板等からなり、高分子フィルム１
に設けたＳ極２と直角に交差して長方形状の電極１０を
設けている。

１１は絶縁基板７及び電極１０の表面に設けた絶縁性の
ドツト状スペーサである。

次に、上記実施例と従来例について、高分子フィルムの
収縮状態を調べた。

実施例では、高分子フィルムとして厚さ１７５μｍのポ
リエステルフィルムを用い、これにＩＴＯの透明導電膜
を厚さ４００Ａに形成した。この状態の高分子フィルム
は、温度１４０℃で１ｈ加熱したところ熱収縮が幅方向
に０．１％、長手方向に０．３％であった。そしてこの
高分子フィルムをエツチングした後、ポリエステル−Ａ
ｇ系の熱硬化型導電性インクをｔｆ！の短辺に接続して
厚さ８μｍに印刷し、温度１４０℃で１ｈ加熱し、引き
出し回路を形成する。加熱後、高分子フィルムには波状
のもつ上がりは無かった。

また、従来例は、実施例において、高分子フィルムに設
ける長方形状の電極をその短辺を長手方向に合わせる以
外は、同一の条件とする。導電性インクを印刷して加熱
した後、高分子フィルムを調べたところ、波状のもつ上
がりが生じていた。

（発明の効果） 以上の通り、本発明によれば、高分子フィルムの表面に
長方形状の電極をその長辺を長手方向に合わせて形成す
ることにより、熱収縮を減少できるため、高分子フィル
ムが波状にもり上がることを防止でき、寸法精度が向上
し、外観不良を軽減しうるタッチパネルが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に用いる電極を形成した高分子
フィルムの平面図、第２図は本発明の実施例のタッチパ
ネルの断面図を示す。 １・・・高分子フィルム、　２，１０・・・を極、３・
・・長辺、　４・・・長手方向、 ７・・・絶縁基板、　９・・・タッチパネル。 特許出願人　日立コンデンサ株式会社 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも一方を高分子フィルムとし、表面に電
   極を設けた絶縁基板を積層したタッチパネルにおいて、
   高分子フィルムにその長手方向に長辺を合わせた長方形
   状の電極を設けることを特徴とするタッチパネル。