JPH04101827U - 防塵ブーツ - Google Patents

防塵ブーツ

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JPH04101827U
JPH04101827U JP528291U JP528291U JPH04101827U JP H04101827 U JPH04101827 U JP H04101827U JP 528291 U JP528291 U JP 528291U JP 528291 U JP528291 U JP 528291U JP H04101827 U JPH04101827 U JP H04101827U
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JP
Japan
Prior art keywords
guide pin
guide
mounting part
guide hole
caliper
Prior art date
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Pending
Application number
JP528291U
Other languages
English (en)
Inventor
和久 木下
Original Assignee
曙ブレーキ工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 曙ブレーキ工業株式会社 filed Critical 曙ブレーキ工業株式会社
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Publication of JPH04101827U publication Critical patent/JPH04101827U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉性に富み、かつガイドピン摺動抵抗が増
大せず、信頼性の高い防塵ブーツを提供する 【構成】 ディスクロータ外周部に跨設され、互いに摺
動可能に嵌合されるガイド穴とガイドピンからなる摺動
機構の一方が設けられたキャリパと、該摺動機構の他方
が設けられたサポート部と、筒状部とその両端部に環状
の第1取付部と第2取付部とを備えた防塵ブーツとを有
し、前記第1取付部が前記ガイド穴の開口端部に取り付
けられかつ前記第2取付部が前記ガイドピンに取り付け
られてその摺動面が保護されたガイド機構によって、前
記キャリパがディスクロータ軸方向に摺動可能に支持さ
れたディスクブレーキにおいて、前記第1取付部は、前
記ガイド穴とガイドピンとの間に密嵌されるとともに、
前記ガイド穴に密接する面を断面凹状に形成して、前記
第1取付部とガイドピンとの密着性を向上させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はディスクブレーキにおいてガイドピンとキャリパ間の防塵を図る防塵 ブーツに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ディスクブレーキは図3ないし図5に示すような構成になっており、 ディスクロータ30の外周部に跨設され、互いに摺動可能に嵌合されるガイド穴 31とガイドピン32からなる摺動機構33の一方が設けられたキャリパ34と 、該摺動機構34の他方が設けられたサポート部35とを有している。キャリパ 34とガイドピン32との間には防塵ブーツ22が設けられている。この防塵ブ ーツ22は蛇腹状に形成した筒状部23の両端部に環状の第1取付部24と第2 取付部43とを備えて構成されている。
【0003】 前記第1取付部24は前記ガイド穴31の開口端部に取り付けられかつ該第2 取付部43が前記ガイドピン32に取り付けられている。これによりガイドピン 32の摺動面が保護され、前記キャリパ34がディスクロータ軸方向に摺動可能 に支持されている。
【0004】 前記第1取付部24には断面台形のリング状突起25、26、27が周設され ており、前記ガイド穴31内にガイドピン21を装着した際の密閉性が図られる ようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、車両走行時の振動によりキャリパ34とガイドピン32との間にガ イドピン隙間分の相対変位が生じると第1取付部24の外周側から水が侵入し易 くなるという問題がある。なお、このような問題を見越して予めリング状突起2 5、26、27の突出量を大きく設定することも考えられるが、ガイドピンの摺 動抵抗が大きくなりパッドの引き摺り等が生じて二次的不具合の発生の要因とな る。
【0006】 本考案は前記事項に鑑みてなされたもので、密閉性に富み、かつガイドピン摺 動抵抗が増大せず、信頼性の高い防塵ブーツを提供することを技術的課題とする 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記技術的課題を解決するために、ディスクロータ外周部に跨設され 、互いに摺動可能に嵌合されるガイド穴とガイドピンからなる摺動機構の一方が 設けられたキャリパと、該摺動機構の他方が設けられたサポート部と、筒状部と その両端部に環状の第1取付部と第2取付部とを備えた防塵ブーツとを有し、前 記第1取付部が前記ガイド穴の開口端部に取り付けられかつ前記第2取付部が前 記ガイドピンに取り付けられてその摺動面が保護されたガイド機構によって、前 記キャリパがディスクロータ軸方向に摺動可能に支持されたディスクブレーキに おいて、以下のような構成とした。
【0008】 すなわち、前記第1取付部を、前記ガイド穴とガイドピンとの間に密嵌すると ともに、前記ガイド穴に密接する面を断面凹状に形成して、前記第1取付部とガ イドピンとの密着性を向上させた。
【0009】
【作用】
前記した手段によれば、第1取付部の、ガイド穴に密接する面を断面凹状に形 成したので、第1取付部を装着した状態で、ガイドピンを装着すると、第1取付 部はガイドピンによって内面から押されることとなる。すると、第1取付部の凹 面が円筒状に変形し、第1取付部の外周両端縁が突出する方向に応力を受けるこ ととなる。したがって第1取付部の外周両端縁が柔軟なパッキンのはたらきをす ることとなり、密閉性が長期に亘って維持される。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
【0011】 なお、前記従来例で説明した部分と同一部分には同一符号を付してその説明を 省略する。キャリパ1にはガイド穴31が設けられ、このガイド穴31にガイド ピン2が挿通されている。そしてこれらガイド穴31とガイドピン2は摺動機構 33を構成している。前記ガイドピン2の基部はサポート部35に固定されてい る。キャリパ1とガイドピン2との間には防塵ブーツ3が設けられている。この 防塵ブーツ3は蛇腹状に形成した筒状部23の両端部に輪状の第1取付部5と第 2取付部4aとを設けて構成されている。
【0012】 前記第1取付部5は、前記ガイド穴31の開口端部に形成された係合溝1aに 係合されている。一方、前記第2取付部4aは前記ガイドピン2の先端に周設さ れた溝2aに係合させてある。前記第1取付部5の外周部は凹面6が形成されて いる一方、第1取付部5の内周部には環状の突起5a、5b、5cが設けられて いる。
【0013】 前記した構成において、ガイド穴31に第1取付部5とガイドピン2とを装着 した状態での応力の分布をみると、第1取付部5の両端縁5d,5eで最大とな る。しかし、両端縁での圧力は横方向、即ち、ガイドピン2と平行な方向に逃げ ることができるため、良好なシール性を維持したままガイドピン2の摺動抵抗の 低減を図ることができた。また、密閉性が長期に亘って維持できる。
【0014】 さらに、振動によってキャリパとガイドピンの相対変位が生じたときは、始め に第1取付部5のダンパー効果で受け止めキャリパ1とガイドピン2の直接当接 によるラトル音の発生を防止するとともに塵あいの侵入をも防止することができ る。また、突起5a、5b、5c間にグリースを長期間溜めておくことも可能で あり、密閉性をさらに向上させることもできる。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、第1取付部はガイドピンとガイド穴との間で凹面が平面状と なる方向に常時力を受けることとなるため、第1取付部はその中央部に比し両端 縁の面圧が上昇することとなる。
【0016】 したがって第1取付部の両端縁が柔軟なパッキンの働きをして、摺動抵抗を増 大することなく密閉性を長期に亘って維持することができる。
【提出日】平成3年10月31日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 すなわち、前記第1取付部を、前記ガイド穴とガイドピンとの間に密嵌するとと
もに、前記ガイド穴に密接する面を断面凹状に形成して、前記第1取付部とガイ
との密着性を向上させた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 さらに、振動によってキャリパとガイドピンの相対変位が生じたときは、始め に第1取付部5のダンパー効果で受け止めキャリパ1とガイドピン2の直接当接 によるラトル音の発生を防止するとともに塵あいの侵入をも防止することができ る。また、突起5d、5e間にグリースを長期間溜めておくことも可能であり、 密閉性をさらに向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す部分的に切欠した斜視
図である
【図2】本考案の一実施例を示す装着状態の断面図であ
【図3】一般的なディスクブレーキの平面図である
【図4】従来の防塵ブーツの部分的に切欠した斜視図で
ある
【図5】従来の防塵ブーツの装着状態の断面図である
【符号の説明】
1・・キャリパ、2・・ガイドピン、3・・防塵ブー
ツ、4・・筒状部、5・・第1取付部、6・・凹面、3
1・・ガイド穴、35・・サポート部。
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータ外周部に跨設され、互い
    に摺動可能に嵌合されるガイド穴とガイドピンからなる
    摺動機構の一方が設けられたキャリパと、該摺動機構の
    他方が設けられたサポート部と、筒状部とその両端部に
    環状の第1取付部と第2取付部とを備えた防塵ブーツと
    を有し、前記第1取付部が前記ガイド穴の開口端部に取
    り付けられかつ前記第2取付部が前記ガイドピンに取り
    付けられてその摺動面が保護されたガイド機構によっ
    て、前記キャリパがディスクロータ軸方向に摺動可能に
    支持されたディスクブレーキにおいて、前記第1取付部
    は、前記ガイド穴とガイドピンとの間に密嵌されるとと
    もに、前記ガイド穴に密接する面を断面凹状に形成し
    て、前記第1取付部とガイドピンとの密着性を向上させ
    たことを特徴とする防塵ブーツ。
JP528291U 1991-02-12 1991-02-12 防塵ブーツ Pending JPH04101827U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP528291U JPH04101827U (ja) 1991-02-12 1991-02-12 防塵ブーツ

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JP528291U JPH04101827U (ja) 1991-02-12 1991-02-12 防塵ブーツ

Publications (1)

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JPH04101827U true JPH04101827U (ja) 1992-09-02

Family

ID=31735685

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JP528291U Pending JPH04101827U (ja) 1991-02-12 1991-02-12 防塵ブーツ

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JP (1) JPH04101827U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220056968A1 (en) * 2020-08-19 2022-02-24 Mando Corporation Disc brake boot and disc brake including the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220056968A1 (en) * 2020-08-19 2022-02-24 Mando Corporation Disc brake boot and disc brake including the same
US12013003B2 (en) * 2020-08-19 2024-06-18 Hl Mando Corporation Disc brake boot and disc brake including the same

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