JPH04101062A - エアブラスト弁の制御装置 - Google Patents

エアブラスト弁の制御装置

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JPH04101062A
JPH04101062A JP21150890A JP21150890A JPH04101062A JP H04101062 A JPH04101062 A JP H04101062A JP 21150890 A JP21150890 A JP 21150890A JP 21150890 A JP21150890 A JP 21150890A JP H04101062 A JPH04101062 A JP H04101062A
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孝寛 櫛部
Naotaka Shirabe
調 尚孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエアブラスト弁の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
圧縮空気通路の一端に形成されたノズル口と、該ノズル
口を開閉制御する開閉弁とを具備し、圧縮空気通路内に
供給された燃料を開閉弁の開弁時にノズル口から圧縮空
気と共に噴出せしめるエアブラスト弁が公知である(実
開平2−24067号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのようなエアブラスト弁を各気筒毎に設
けた多気筒内燃機関において、機関低温時にいずれかの
エアブラスト弁において圧縮空気中に含まれる水分が圧
縮空気通路内にて氷結することにより開閉弁が閉弁した
状態で固着してしまう場合がある。また開閉弁のアクチ
ユエータの信号線が断線したり、開閉弁やその弁座や圧
縮空気通路壁面上にごみ等の異物が付着したり、或いは
開閉弁等の部品が損傷を受けたりすることによって開閉
弁が閉弁状態のまま作動しなくなってしまう場合がある
。これらの場合には圧縮空気通路内に供給された燃料が
ノズル口から噴出されなくなるので、対応する気筒では
燃焼が行われなくなってしまう。一方このように燃料が
ノズル口から噴出されないときにも圧縮空気通路内には
機関運転サイクルの所定時期毎に燃料が供給されるので
、その結果圧縮空気通路内に燃料が充満してしまい、更
には圧縮空気通路から溢れ出た燃料が圧縮空気通路に連
通する圧縮空気源に流入してしまうという問題を生ずる
。従って開閉弁が開弁しないエアブラスト弁に対しては
圧縮空気通路内への燃料の供給を停止せしめることが必
要である。
また、いずれかのエアブラスト弁において開閉弁が正常
に作動していても燃料供給系が故障して燃料が圧縮空気
通路内に供給されない場合には、対応する気筒に燃料が
供給されないのでその気筒では燃焼が行われない。また
点火栓を備えた内燃機関において開閉弁および燃料噴射
系が正常に作動し、各エアブラスト弁から対応する気筒
に燃料が正常に供給されていても、機関燃焼室内に配置
された点火栓が故障して燃焼室内の混合気を着火できな
い場合には、その気筒では燃焼が行われない。このよう
に燃焼が行われない気筒に対して燃料を供給し続けても
燃料が無駄に使われるだけなので、このような異常を起
こした気筒に対応するエアブラスト弁に対しては圧縮空
気通路内への燃料の供給を停止せしめることが必要であ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本発明によれば圧縮空気通
路の一端に形成されたノズル口と、ノズル口を開閉制御
する開閉弁とを具えたエアブラスト弁を各気筒毎に設け
、圧縮空気通路内に供給された燃料を開閉弁の開弁時に
ノズル口から圧縮空気と共に対応する気筒に供給するよ
うにした多気筒内燃機関において、各気筒の排気通路内
に夫々排気温センサを配置して排気温センサにより各排
気通路内の排気ガス温を夫々検出し、少くとも一つの気
筒が稼動し始めた後にいずれかの排気通路内の排気ガス
温が予め定められた設定温度よりも低いときには排気ガ
ス温が設定温度よりも低い気筒のエアブラスト弁の圧縮
空気通路内への燃料の供給を停止せしめるようにしてい
る。
〔作 用〕
少くとも一つの気筒が稼動し始めた後に、いずれかの気
筒においてエアブラスト弁の開閉弁が開弁しない場合や
、圧縮空気通路内に燃料が供給されない場合や、或いは
点火栓を備えた内燃機関において機関燃焼室内に配置さ
れた点火栓が故障して燃焼室内の混合気を着火できない
場合には、その気筒では燃焼がほとんど或いは全く行わ
れないので対応する排気通路内の排気ガス温が予め定t
られた設定温度よりも低くなる。このときには排気ガス
温がこの設定温度よりも低い気筒のエアブラスト弁の圧
縮空気通路内への燃料の供給が停止せしめられる。
〔実施例〕
第1図に4気筒2サイクル内燃機関の全体図、第2図に
第1図に示す4気筒2サイクル内燃機関の概略平面図を
示す。第1図及び第2図を参照すると、1はシリンダブ
ロック、2はシリンダブロック1内において往復動する
ピストン、3はシリンダブロック1上に固定されたシリ
ンダヘッド、4はピストン2とシリンダヘッド3間に形
成された燃焼室、5は給気弁、6は給気ポート、7は排
気弁、8は排気ポートを夫々示す。各気筒9には燃焼室
4内に向けて燃料を圧縮空気と共に噴射するエアブラス
ト弁10が夫々設けられる。また各気筒9のシリンダヘ
ッド3の内壁面中央部には点火栓11が夫々配置される
。各気筒9の給気ポート6は給気枝管13を介してサー
ジタンク14に連結され、サージタンク14は機関駆動
の機械式過給機15、給気ダクト16およびエアフロー
メータ17を介してエアクリーナ18に連結される。給
気ダクト16内にはスロットル弁19が配置される。ま
た各気筒9の排気ポート8は枝管状をなす排気通路20
に連結される。
第3図にエアブラスト弁10の拡大断面図を示す。
第3図を参照するとエアブラスト弁10のハウジング3
0内にはまっすぐに延びる圧縮空気通路31が形成され
、この圧縮空気通路31の先端部には燃焼室4内に位置
するノズル口32が形成される。圧縮空気通路31内に
は開閉弁33が配置され、この開閉弁33の外端部には
ノズル口32の開閉制御をする弁体34が一体形成され
る。ハウジング30内には開閉弁33と共軸的に配置さ
れかつ圧縮ばね35によって開閉弁33に向けて付勢さ
れた可動コア36と、可動コア36を吸引するためのソ
レノイド37が配置される。
開閉弁33の内端部は圧縮ばね38によって可動コア3
6の端面に轟接せしめられており、圧縮ばね38のばね
力は圧縮ばね35のばね力よりも強いので通常ノズル口
32は開閉弁33の弁体34によって閉鎖されている。
ソレノイド37が付勢されると可動コア36が開閉弁3
3の方向に移動し、その結果開閉弁33の弁体34がノ
ズル口32を開口せしめる。一方、圧縮空気通路31か
らは圧縮空気通路31から斜めに延びる圧縮空気通路3
9が分岐され、この圧縮空気通路39は圧縮空気通路4
0に接続される。ハウジング30内には燃料噴射弁41
が取付けられ、この燃料噴射弁41の噴口42からは燃
料が圧縮空気通路39内に向けて噴射される。
第1図に示されるようにエアフローメータ17とスロッ
トル弁19間の給気ダクト16からはエアブラスト用空
気通路23が分岐され、このエアブラスト用空気通路2
3は機関駆動のベーンポンプ24および圧縮空気供給通
路25を介して圧縮空気分配室26に連結される。この
圧縮空気分配室26は各気筒9に対して夫々設けられた
エアブラスト弁10の圧縮空気通路40に連結される。
圧縮空気供給通路25内には圧縮空気分配室26内の圧
縮空気圧を予め定釣られた一定圧に維持するための調圧
弁27が配置され、余分な圧縮空気は圧縮空気返戻通路
28を介して給気ダク[6内に返戻される。従って各エ
アブラスト弁10の圧縮空気通路31.39はほぼ一定
圧の圧縮空気によって満たされている。
第4図に給気弁5および排気弁7の開弁期間、燃料噴射
弁41からの燃料噴射期間および開閉弁33の弁体34
の開弁期間、即ちエアブラスト弁10の開弁期間の一例
を示す。第4図に示されるように第1図に示す実施例で
は排気弁7が給気弁5よりも先に開弁し、先に閉弁する
。また第4図に示されるようにエアブラスト弁10が開
弁する前に燃料噴射弁41から圧縮空気通路39内の圧
縮空気内に向けて燃料が噴射される。次いでエアブラス
ト弁10が開弁するとノズル口32から噴射燃料が圧縮
空気と共に燃焼室4内に噴射される。一方、第1図に示
されるように排気弁7側の給気弁5の開口を給気弁5の
全開弁期間に亘って覆うマスク壁29がシリンダヘッド
3の内壁面上に形成される。従って給気弁5が開弁する
と新気が矢印Sで示すように排気弁7と反対側の給気弁
5の開口を通って燃焼室4内に流入する。
電子制御ユニット50はディジタルコンピュータからな
り、双方向性バス51によって相互に接続されたROM
 (リードオンリメモリ)52、RAM(ランダムアク
セスメモリ)53、CPU(マイクロプロセッサ)54
、人力ボート55および出力ボート56を具備する。ま
た、CPt154には常時電源に接続されたバックアッ
プRAM 57がバス58を介して接続される。各気筒
9の排気通路20内には排気温センサ60が夫々配置さ
れる。各排気温センサ60は対応する排気通路2G内の
排気ガス温に比例した出力電圧を発生し、この出力電圧
はAD変換器61を介して入力ポート55に入力される
。またシリンダブロック1には機関冷却水温を検出する
水温センサ62が取付けられる。水温センサ62は機関
冷却水温に比例した出力電圧を発生し、この出力電圧が
A’D変換器63を介して入力ポート55に入力される
エアフローメータ17は機関吸入空気量Qを表わす出力
信号を発生し、この出力信号がAD変換器64を介して
入力ポート55に入力される。また入力ポート55には
上死点検出センサ65の出力信号およびクランク角セン
サ66の出力信号が入力される。上死点検出センサ65
は例えば#1気筒が上死点にあることを示す出力パルス
を発生し、クランク角センサ66はクランクシャフトが
例えば30度回転する毎に出力パルスを発生する。従っ
てこれらの上死点検出センサ65とクランク角センサ6
6の出力信号から#1気筒の上死点を基準とした現在の
クランク角を計算することができる。なお電子制御ユニ
ット50内では、クランク角センサ66の出力信号に基
づいて機関回転数Nが算出される。一方、出力ポート5
6は夫々対応する駆動回路68.69を介して各気筒9
のエアブラスト弁10のソレノイド37および燃料噴出
弁41(第3図)に接続される。−また出力ポート56
は駆動回路70を介して各気筒9の点火栓11に接続さ
れる。更に出力ポート56は駆動回路72を介して複数
個の警告ランプ73に接続される。
第1図には1個の警告ランプ73シか図示していないが
、4気筒2サイクル内燃機関の場合には4個の警告ラン
プ73が設けられる。即ち、111気筒に対しては11
1ランプが、t′2気筒に対しては#2ランプが03気
筒に対しては13ランプが、I+4気筒に対してはt1
4ランプが夫々設けられる。
燃料噴射弁41から圧縮空気通路39内に噴射される燃
料噴射時間τ、は機関回転数Nおよび機関負荷Q / 
Nに基づいて制御される。第5図は燃料噴射時間τ、の
目標燃料噴射時間τ、。の−例を示しており、第5図中
の曲線群は夫々目標燃料噴射時間τFOが一定の曲線を
表わしている。第5図かられかるように機関回転数Nが
高くなるほど、また機関負荷Q/Nが高くなるほど、目
標燃料噴射時間τFOは大きくなる。なお第5図に示す
燃料噴射時間τ、は、予め実験により機関回転数Nと機
関負荷Q/Nに対して夫々最適な値がマツプの形で求於
られており、これらの実験により求められた値が予めR
OM 52内に記憶されている。
次に、第6図を参照して本発明によるエアブラスト弁1
0の制御ルーチンについて説明する。このルーチンは例
えば4気筒2サイクル内燃機関の場合には例えば90°
クランク角間隔毎の割込みによって実行される。
第6図を参照するとまず始めにステップ80において、
上死点検出センサ65およびクランク角センサ66の出
力信号から現在のクランク角を計算して、これにより次
に燃料噴射すべき気筒の気筒番号Mを判別する。
次いでステップ81ては気筒番号Mの気筒の排気通路2
0内の排気ガス温(T、)、を対応する排気温センサ6
0により検出する。次し)でステップ82ではエアフロ
ーメータ17の出力信号から求まる吸入空気量0、およ
びクランク角センサ66の出力信号から求まる機関回転
数Nに基づいて、機関負荷Q/Nが算出される。
次いてステップ83では、機関回転数Nと機関負荷Q/
Nに基づいて第5図に示すマツプから燃料噴射時間τ、
が算出される。次いでステップ84ではエアブラスト弁
10の開弁時間τえが燃料噴射時間τ、と同様に例えば
機関回転数Nと機関負荷Q/Nに基づいて求められる。
次いでステップ85では気筒Mの排気ガス温(T、)。
が予め定められた設定温度TEIよりも高いか否かが判
別される。この設定温度TE+は例えば100℃に設定
され、この設定温度TElは予めROM 52内に記憶
されている。ステップ85において気筒Mの排気ガス温
(TE)Mが設定温度TElよりも高い場合は気筒Mで
良好な燃焼が行われている場合であり、ステップ92に
進む。一方、気筒Mの排気ガス温(T、)。が設定温度
TEI以下である場合は気筒Mで燃焼がほとんど或いは
全く行われていない場合であり、ステップ86に進む。
ステップ86では微開始動時からの経過時間tmが予約
定められた設定時間tm、以上であるか否かが判別され
る。この設定時間tm、には、少くとも一つの気筒が確
実に稼動し始と、かつ排気温センサ60の出力が立上る
までの所要時間が設定され、この設定時間tm、は例え
ば60秒に設定される。ステップ86において微開始動
時からの経過時間tmが設定時間tm、以上であるとき
にはステップ87に進む。一方、経過時間tmがtm、
未満であるときは機関がまだ確実に始動し始めていない
ときであり、ステップ92に進む。
ステップ87では水温センサ62により検出された機関
冷却水温T。が予め定められた設定温度、例えば0℃よ
り低いか否かが判別される。機関冷却水温Twが0℃よ
りも低い場合には、ステップ88に進んで燃料噴射時間
τ、が0とされ、次いでステップ92に進む。一方、ス
テップ87において機関冷却水温T、が0℃以上である
場合にはステップ89に進む。
ステップ89では機関冷却水温T、が予め定められた設
定温度、例えば40℃以下であるか否かが判別される。
機関冷却水温Tvが40℃以下である場合にはステップ
92に進む。一方、機関冷却水温Twが40℃よりも高
い場合には、ステップ90に進んで燃料噴射時間τ、が
Oとされる。次いでステップ91では符号73で代表的
に示されるM番目の警告ランプを点灯すべきデータがバ
ックアップRAM 57に記憶され、この記憶されたデ
ータを基づいてM番目の警告ランプが点灯され、次いで
ステップ92に進む。
ステップ92では燃料噴射時間τ、が出力され、次いで
ステップ93ではエアブラスト弁10の開弁時間τえが
出力されて本制御ルーチンを終了する。
第6図の制御ルーチンにおいてステップ86からステッ
プ87に進む場合は、少くとも一つの気筒が稼動し始t
た後において気筒Mで燃焼がほとんど或いは全く行われ
ていない場合である。この場合の原因としてはまず、機
関低温時に気筒Mのエアブラスト弁10の圧縮空気通路
31内にて圧縮空気中に含まれる水分が氷結することに
より開閉弁33が閉弁した状態で固着し、その結果燃料
がノズル口32から気筒Mの燃焼室4内に供給されない
場合が考えられる。また気筒Mのエアブラスト弁10の
ソレノイド37の信号線が断線したり、開閉弁33やノ
ズル口32や圧縮空気通路31の壁面上にごみ等の異物
が付着したり、或いは開閉弁33等が損傷を受けたりす
ることによって、開閉弁33が閉弁状態のまま作動しな
くなり、その結果燃料がノズル口32から気筒Mの燃焼
室4内に供給されない場合が考えられる。また気筒Mの
エアブラスト弁10において開閉弁33は正常に作動し
ているが、燃料噴射弁41が故障して燃料噴射弁41か
ら圧縮空気通路39内に燃料が噴射されず、その結果燃
料がノズル口32から気筒Mの燃焼室4内に供給されな
い場合が考えられる。更に、気筒Mに対応するエアブラ
スト弁10の開閉弁33および燃料噴射弁41が正常に
作動してエアブラスト弁10から所定の時期に燃料が燃
焼室4内に供給されていても、気筒Mの点火栓11が故
障して燃焼室4内の混合気を着火できない場合が考えら
れる。
まず、機関低温時に気筒Mのエアブラスト弁10の開閉
弁33が水分の氷結により閉弁した状態で固着している
場合について第6図の制御の流れを説明する。
ステップ87において機関冷却水温Twが0℃より低い
ときは、上述のようにステップ88に進んで燃料噴射時
間τ、が0とされる。従って燃料噴射弁41からの燃料
噴射が停止せしめられるので、ノズル口32が閉鎖され
ていても圧縮空気通路31.39内に燃料が充満するこ
とを防止することができる。
さてこのような機関低温時においても多気筒内燃機関で
は、金気筒のエアブラスト弁1oが氷結により閉弁しっ
ばなしになることはほとんどない。
従って気筒M以外の気筒の中には燃焼が行われている稼
動気筒があり、その結果稼動気筒で発生する熱によって
機関冷却水温Twが上昇せし約られる。また、稼動気筒
で発生する熱がシリンダヘッド3を介して気筒Mのエア
ブラスト弁10に伝達されて、気筒Mのエアブラスト弁
10の温度が上昇せしめられる。斯くして気筒Mのエア
ブラスト弁10の氷結が触消し、エアブラスト弁10が
作動し始める。
そこでステップ87及びステップ89において機関冷却
水温Twが0℃以上かつ40℃以下のときには、燃料噴
射弁41から第5図のマツプに基づいた所定の燃料噴射
時間τ、だけ燃料を噴射するようにしている。このとき
気筒Mのエアブラスト弁10が作動し始めていると、燃
焼室4内に燃料が供給されて正常に燃焼が行なわれる。
その結果、排気ガス& (TE)Mが上昇し、次回の処
理サイクル時においてはステップ85からステップ92
に進むようになる。
一方、開閉弁33が氷結により閉弁状態で固着している
のではなく、上述のような他の原因によって気筒Mにお
ける燃焼が行われない場合について第6図の制御の流れ
を説明する。
この場合には、少くとも一つの気筒が稼動し始めた後に
気筒Mにおける燃焼が行われていないことが検出された
最初の処理サイクル時、即ち最初にステップ87に進ん
だ処理サイクル時において、機関冷却水温Twが0℃未
満の場合もあり、0℃以上かつ40℃以下の場合もあり
、また40℃より高い場合もある。なお機関冷却水温T
wが40℃以下の場合には、上述のように他の稼動気筒
で発生する熱によって機関冷却水温Twは短時間の内に
40℃より高温に上昇せしめられる。0℃の機関冷却水
の温度が例えば1分以内に40℃まで上昇せし必られる
。第6図のステップ87において機関冷却水温TVが0
℃より低いときは、上述のようにステップ88に進んで
燃料噴射時間τFが0とされる。
一方、ステップ87及びステップ89において機関冷却
水温T、が0℃以上かつ40℃以下のときには、燃料噴
射弁41から第5図のマツプに基づいた所定の燃料噴射
時間τ、たけ燃料が噴射される。機関冷却水温T1が4
0℃より高いとき、或いはT、が40℃より高温まで上
昇したときには、上述のようにステップ90に進んで燃
料噴射時間τ、が0とされるので、気筒Mのエアブラス
ト弁10の燃料噴射弁41からの燃料噴射が停止せしめ
られる。次いでステップ91に進んでM番目の警告ラン
プ73が点灯されるので、運転者が異常な気筒に気づく
ことになる。このように機関冷却水温Twが0℃以上か
つ40℃以下になっている短時間を除いて、気筒Mのエ
アブラスト弁10の燃料噴射弁41からの燃料噴射が停
止せしめられる。従って上述のように気筒Mのエアブラ
スト弁10のソレノイド37の信号線の断線等によって
開閉弁33が閉弁しっばなしになっている場合に、圧縮
空気通路31・39内に燃料が充満することを防止でき
る。また気筒Mの点火栓11が故障して燃焼室4内の混
合気を着火できない場合に、燃料の供給を停止すること
によって燃料が無駄に使われることを防止することがで
きる。
なお第1図に示す実施例ではエアブラスト弁10を燃焼
室4内に配置しているが、この代りにエアブラスト弁1
0を給気ポート6内に配置することもできる。また第1
図及び第2図に示す実施例では排気温センサ60を各気
筒の排気通路20内に夫々配置しているが、この代りに
排気温センサを各気筒の排気ポート8内に夫々配置する
ようにしてもよい。
ブラスト弁制御のフローチャートである。
9・・・気筒、    10・・・エアブラスト弁、2
0・・・排気通路、  31.39.40・・・圧縮空
気通路、32・・・ノズル口、  33・・・開閉弁、
60・・・排気温センサ。
〔発明の効果〕
少くとも一つの気筒が稼動し始めた後に、いずれかの気
筒のエアブラスト弁の開閉弁が閉弁状態のまま作動しな
い時には、そのエアブラスト弁の圧縮空気通路内への燃
料の供給が停止せしめられるので、圧縮空気通路内に燃
料が充満することを防止できる。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 圧縮空気通路の一端に形成されたノズル口と、該ノズル
    口を開閉制御する開閉弁とを具えたエアブラスト弁を各
    気筒毎に設け、該圧縮空気通路内に供給された燃料を該
    開閉弁の開弁時に該ノズル口から圧縮空気と共に対応す
    る気筒に供給するようにした多気筒内燃機関において、
    各気筒の排気通路内に夫々排気温センサを配置して該排
    気温センサにより各排気通路内の排気ガス温を夫々検出
    し、少くとも一つの気筒が稼動し始めた後にいずれかの
    排気通路内の排気ガス温が予め定められた設定温度より
    も低いときには排気ガス温が該設定温度よりも低い気筒
    のエアブラスト弁の圧縮空気通路内への燃料の供給を停
    止せしめるようにしたエアブラスト弁の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07506647A (ja) * 1992-05-15 1995-07-20 オービタル、エンジン、カンパニー(オーストラリア)、プロプライエタリ、リミテッド 内燃エンジンのための燃料/ガス分配装置
DE19825826A1 (de) * 1998-06-09 1999-12-16 Siemens Ag Einrichtung zum Zumessen von Kraftstoff in einen Zylinder einer Brennkraftmaschine

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DE19825826A1 (de) * 1998-06-09 1999-12-16 Siemens Ag Einrichtung zum Zumessen von Kraftstoff in einen Zylinder einer Brennkraftmaschine

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