JPH041008Y2 - - Google Patents

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JPH041008Y2
JPH041008Y2 JP2996186U JP2996186U JPH041008Y2 JP H041008 Y2 JPH041008 Y2 JP H041008Y2 JP 2996186 U JP2996186 U JP 2996186U JP 2996186 U JP2996186 U JP 2996186U JP H041008 Y2 JPH041008 Y2 JP H041008Y2
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booster
piston
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pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のブレーキの倍力装置に関
し、特にタンデム型の倍力装置に関するものであ
る。
(従来技術) 従来、自動車のブレーキにおいて、ブレーキペ
ダルを踏むことによつて生ずる力を空気や流体の
圧力差を利用して、倍力作用を行う倍力装置が利
用されている。特に、大型車や、車重の重い車等
では、より大きな制動力を必要とすることから、
例えば実開昭60−67273号公報に記載されている
ようなタンデム型倍力装置が利用されている。一
般にこのようなタンデム型倍力装置は本明細書第
2図に例示するように、フロントシエル5aとリ
ヤシエル5bで構成された密閉容器より成り車体
1のエンジンルーム2と車室3を仕切るダツシユ
パネル4のエンジンルーム側面4aに、上記密閉
容器内に配設されたフロントピストン5cとリヤ
ピストン5dが車体1の前後方向(図面左右方
向)と同一方向に直列に配置されるよう取り付け
られている。
ところがこのような構成のタンデム型倍力装置
にあつては、弁機構9と圧力室ABCD及びピス
トン5c,5dが車体1の前後方向と同一方向に
直列に配設され、あわせてタンデム型倍力装置5
の前端部にはマスタシリンダ12も取付けられる
ことからエンジンルーム2へ大きく突出して配設
されることとなり、車が正面から衝突した場合な
どにおけるいわゆるクラツシユベースが大きく取
れないという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記のような従来技術の問題を鑑み
てなされたものであつて、エンジンルーム内への
突出量が少く、それによりエンジンと上記倍力装
置やマスタシリンダ等のブレーキ装置との間隔
(クラツシユスペース)を大きく取ることができ、
あわせて倍力装置を提供することを目的とするも
のである。
(考案の構成) 上記の目的を達成するための本考案の構成上特
徴とするところは、エンジンルームと車室とを支
切るダツシユパネルのエンジンルーム側に配設さ
れ少なくともピストン部材と加圧部材とを有した
自動車のブレーキの倍力装置であつて、上記倍力
装置は、上記ダツシユパネルの車室側に配設され
たブレーキペダルと連結されピストンに推力を発
生させる第1入力軸と該推力が加圧部材を介して
伝達される第1出力軸とを備えた第1倍力装置
と、上記第1出力軸とリンク部材を介して連結さ
れピストンに推力を発生させる第2入力軸と該推
力が加圧部材を介して伝達される第2出力軸とを
備えた第2倍力装置とから成り、該第1,第2倍
力装置は上記ダツシユパネル面に沿つて並列に配
設されていることである。
(本案の効果) 本考案に係る自動車のブレーキの倍力装置によ
れば、上記倍力装置のダツシユパネルからエンジ
ンルームへの突出量が少なく、その結果、エンジ
ンと上記とのマスタシリンダや倍力装置等のブレ
ーキ装置との間隔(クラツシユスペース)が大き
くとれ乗員の安全性が確保されるとともにエンジ
ンルーム内のレイアウト自由度が向上するなどの
数多くの実用上優れた効果を有するものである。
(実施例) 以下、本考案に係る実施例を図面に基いて説明
する。
第1図は、本考案に係る自動車のブレーキの倍
力装置を車体に取り付けた状態を示すエンジンル
ームと車室の平面図である。
エンジンルーム2と車室3はダツシユパネル4
によつて仕切られており、上記ダツシユパネル4
のエンジンルーム側面4aには第1倍力装置15
及び第2倍力装置16が車幅方向に並列に近接し
て配設され、ボルト部材17によつてダツシユパ
ネル4に固定されている。そして、ダツシユパネ
ル4に形成された穴18aには、第1倍力装置1
5の第1入力軸15aが連通し、その先端には、
ダツシユパネル4の車室内側面4bに取り付けら
れたマスタシリンダブラケツト7に軸6aによつ
て回動可能に枢支されたブレーキペダル6が取付
けられている。
また、ダツシユパネル4のマスタシリンダ12
側には穴18bが形成され、該穴18bには、上
記第2倍力装置16の第2出力軸16bが連通し
ておりその先端には、マスタシリンダ12が連結
されている。そして、上記第1倍力装置15の第
1出力軸15bと上記第2倍力装置16の第2入
力軸16aはリンク22によつて連結されてお
り、それぞれの連結部は、リンクピン22a,2
2bによつて回動可能に枢着されている。上記リ
ンク22の略中央は、第1倍力装置15よりエン
ジンルーム23aにより回動可能に枢支されてお
り上記第1倍力装置15の第1出力軸15bと上
記第2倍力装置16の第2入力軸16aとは連動
するよう構成されている。
上記第1倍力装置15は、フロントシエル15
cとりアシエル15dで構成された密閉容器より
成り、該密閉容器内には、第1ピストン15eが
配設され、該第1ピストン15eで分割された前
後の空間が圧力室A・Bとなつている。そして周
知の第1弁機構15fがブレーキペダル6に連動
する第1入力軸15aの変位と応じて圧力室Aと
Bの間に連通遮断制御を行うよう構成されてい
る。また、この第1倍力装置15では、ブレーキ
ペダル6に踏力が加えられず第1入力軸15aが
変位しない状態では、上記第1弁機構15fが圧
力空A・Bを連通させるので双方は同圧に保たれ
第1ピストン15eは変位しない。なお、圧力室
Aには負圧源(図示せず)が接続されている。
上記第2倍力装置16は上記第1倍力装置15
と同型で、該第1倍力装置とは前後逆方向に上記
ダツシユパネル4に取り付けられ、フロントシエ
ル16cとリアシエル16dで構成された密閉容
器より成り、該密閉容器内には第2ピストン16
eが配設され、該第2ピストン16eで分割され
た前後の空間が圧力室C・Dとなつている。そし
て第1倍力装置15の第1弁機構15fと同型の
第2弁機構16fが上記リンク22に連動する第
2入力軸16aの変位に応じて圧力室CとDとの
間の連通遮断制御を行うよう構成されている。そ
して、第2倍力装置では、リンク22が変位せず
第2入力軸16aが変位しない状態では、上記第
2弁機構16fが圧力室C・Dを連通させるので
双方は同気圧に保たれ第2ピストン16eは変位
しない。なお、圧力室cは、上記圧力室Aと同様
に負圧源(図示せず)が接続されている。
これに対して、ブレーキペダル6を踏んだ際に
は、連結されている第1倍力装置15の第1入力
軸15aが前方方向(図面左方向)に変位し、第
1弁機構15fが圧力室A・Bの連通を断つと共
に圧力室Bに大気を導入する。前述のように圧力
室Aは負圧源と連通しているから圧力室Aと圧力
室Bとの間には圧力差が生じこの圧力差によつて
第1ピストン15eが変位する結果、この推進力
を受ける第1出力軸15bが変位し上記リンク2
2をリンクピン22bを介して車体前方向(図面
左方向)に押す。それによりリンク22はリンク
軸ピン23aを軸に回動して第2倍力装置16の
第2入力軸16aをリンクピン22aを介して車
体後方向(図面右方向)に押す。これにより、第
2入力軸16aが変位し、第2弁機構16fが圧
力室C・Dの連通を断つと共に圧力室Dに大気を
導入する。前記のように圧力室Cは負圧源と連通
しているから圧力室Cと圧力室Dとの間には圧力
差が発生し、この圧力差によつて第2ピストン1
6eが変位する。この結果これらの推進力を受け
る第2出力軸16bが該第2出力軸に連結されて
いるマスタシリンダ12を作動させブレーキ作用
が行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る自動車のブレーキの倍
力装置を取り付けた自動車のエンジンルームと車
室の要部を示す平断面図、第2図は、従来のタン
デム型倍力装置を取り付けた自動車の車室とエン
ジンルームの要部を示す側断面図である。 1……車体、2……エンジンルーム、3……車
室、4……ダツシユパネル、6……ブレーキペダ
ル、7……マスタシリンダブラケツト、12……
マスタシリンダ、13……エンジン、15……第
1倍力装置、16……第2倍力装置、15a……
第1入力軸、15b……第1出力軸、16a……
第2入力軸、16b……第2出力軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルームと車室とを仕切るダツシユパネ
    ルのエンジンルーム側に配設され少なくともピス
    トン部材と加圧部材とを有した自動車のブレーキ
    の倍力装置において、上記倍力装置は、上記ダツ
    シユパネルの車室側に配設されたブレーキペダル
    と連結されピストンに推力を発生させる第1入力
    軸と該推力が加圧部材を介して伝達される第1出
    力軸とを備えた第1倍力装置と、上記第1出力軸
    とリンク部材を介して連結されピストンに推力を
    発生させる第2入力軸と該推力が加圧部材を介し
    て伝達される第2出力軸とを備えた第2倍力装置
    とから成り、該第1,第2倍力装置は上記ダツシ
    ユパネル面に沿つて並列に配設されていることを
    特徴とする自動車のブレーキの倍力装置。
JP2996186U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH041008Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2996186U JPH041008Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2996186U JPH041008Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62141575U JPS62141575U (ja) 1987-09-07
JPH041008Y2 true JPH041008Y2 (ja) 1992-01-14

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