JPH039354B2 - - Google Patents
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- JPH039354B2 JPH039354B2 JP59101487A JP10148784A JPH039354B2 JP H039354 B2 JPH039354 B2 JP H039354B2 JP 59101487 A JP59101487 A JP 59101487A JP 10148784 A JP10148784 A JP 10148784A JP H039354 B2 JPH039354 B2 JP H039354B2
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 84
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 description 9
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 description 2
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 2
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
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- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/002—Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by temperature variation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本発明は湯水混合栓において、シヤワー或いは
蛇口より熱湯が使用中に噴出しないようにして熱
傷の危険性をなくするための安全装置に関する。
蛇口より熱湯が使用中に噴出しないようにして熱
傷の危険性をなくするための安全装置に関する。
ロ 従来の技術
この種の安全装置として、特開昭56−150680号
公報の温度応動弁や、実開昭59−58054号公報の
シヤワーヘツドが周知で、湯水混合部より下流部
に、混合湯通路を遮断、開口する弁部をその一端
に有するバルブと、前記下流部の混合湯温度を感
知して使用安全温度以上の温度で前記バルブを遮
断するようにした形状記憶合金からなる感温応動
素子とを有している。
公報の温度応動弁や、実開昭59−58054号公報の
シヤワーヘツドが周知で、湯水混合部より下流部
に、混合湯通路を遮断、開口する弁部をその一端
に有するバルブと、前記下流部の混合湯温度を感
知して使用安全温度以上の温度で前記バルブを遮
断するようにした形状記憶合金からなる感温応動
素子とを有している。
ハ 本発明が解決しようとする問題点
上記従来の技術では、混合湯温度が上昇すると
形状記憶合金からなる感温応動素子が変形してバ
ルブを遮断する。そしてバルブが遮断してから更
に混合湯の温度が上昇すると、それ以後の形状記
憶合金の変形が止められ、熱応力に起因する大き
な応力歪が発生し、感温応動素子が劣化して安全
装置の信頼性が悪くなるという問題点があつた。
形状記憶合金からなる感温応動素子が変形してバ
ルブを遮断する。そしてバルブが遮断してから更
に混合湯の温度が上昇すると、それ以後の形状記
憶合金の変形が止められ、熱応力に起因する大き
な応力歪が発生し、感温応動素子が劣化して安全
装置の信頼性が悪くなるという問題点があつた。
本発明はこのような問題点を解消できる安全装
置を提供することを目的とする。
置を提供することを目的とする。
ニ 問題点を解決するための手段
本発明は前記問題点を解決するために、第1の
発明は、湯水混合部より下流部に、混合湯通路1
0を遮断、開口する弁部7aをその一端に有する
バルブ7と、前記下流部の混合湯温度を感知して
使用安全温度以上の温度で前記バルブを遮断する
ようにした感温部材15とを有する安全装置にお
いて、バルブ7の他端に上下摺動可能でかつ他端
からの外脱防止されて備えられた支持板11と、
バルブ7と支持板11との間に介在された緩衝用
スプリング14とを具備すると共に、感温部材1
5の可動端を支持板11に係合させ、感温部材1
5により緩衝用スプリング14を介してバルブ7
を遮断するよう構成したことを特徴とするもの
で、第2の発明は、前記発明におけるバルブ7又
はそのシート面9には、その遮断面を迂回する小
流量面積のリーク孔20を形成したことを特徴と
するものである。そして第3の発明は、前記第1
の発明に更に前記弁部7aの遮断面と反対側の対
向する開口部22aを有する排湯管22を設け、
該開口部22aの位置を、前記バルブ7の遮断時
には該開口部22aが開口し、バルブ7の開口時
には該開口部22aが弁部7aにより閉塞される
ように設定したことを特徴とするものである。
発明は、湯水混合部より下流部に、混合湯通路1
0を遮断、開口する弁部7aをその一端に有する
バルブ7と、前記下流部の混合湯温度を感知して
使用安全温度以上の温度で前記バルブを遮断する
ようにした感温部材15とを有する安全装置にお
いて、バルブ7の他端に上下摺動可能でかつ他端
からの外脱防止されて備えられた支持板11と、
バルブ7と支持板11との間に介在された緩衝用
スプリング14とを具備すると共に、感温部材1
5の可動端を支持板11に係合させ、感温部材1
5により緩衝用スプリング14を介してバルブ7
を遮断するよう構成したことを特徴とするもの
で、第2の発明は、前記発明におけるバルブ7又
はそのシート面9には、その遮断面を迂回する小
流量面積のリーク孔20を形成したことを特徴と
するものである。そして第3の発明は、前記第1
の発明に更に前記弁部7aの遮断面と反対側の対
向する開口部22aを有する排湯管22を設け、
該開口部22aの位置を、前記バルブ7の遮断時
には該開口部22aが開口し、バルブ7の開口時
には該開口部22aが弁部7aにより閉塞される
ように設定したことを特徴とするものである。
ホ 作用
第1の発明においては、混合湯通路内の湯水温
度が使用安全温度以上になると感温部材がその温
度を感知し、緩衝用スプリングを介してバルブを
閉作動し、混合湯通路を自動的に遮断する。第2
の発明においては、バルブが前記のように遮断し
た状態でもリーク孔によつて感温部材近辺の湯水
がリークされるので、バルブの遮断状態において
再使用のために湯水混合栓を再調整すると、感温
部材近辺に溜つている熱湯がリーク孔より押し出
され、感温部材近辺の熱湯が新たに供給した使用
安全温度の湯水に速やかに入れ替り、感温部材の
復帰を早めて新規な湯水の早期供給が可能とな
る。更に第3の発明は、バルブの遮断と同時に排
湯管が開口し、再使用のために湯水混合栓を再調
整すると感温部材近辺に溜つていた熱湯は、前記
排湯管を通じて、シヤワー或いは蛇口などの湯水
口以外の箇所へ排出される。
度が使用安全温度以上になると感温部材がその温
度を感知し、緩衝用スプリングを介してバルブを
閉作動し、混合湯通路を自動的に遮断する。第2
の発明においては、バルブが前記のように遮断し
た状態でもリーク孔によつて感温部材近辺の湯水
がリークされるので、バルブの遮断状態において
再使用のために湯水混合栓を再調整すると、感温
部材近辺に溜つている熱湯がリーク孔より押し出
され、感温部材近辺の熱湯が新たに供給した使用
安全温度の湯水に速やかに入れ替り、感温部材の
復帰を早めて新規な湯水の早期供給が可能とな
る。更に第3の発明は、バルブの遮断と同時に排
湯管が開口し、再使用のために湯水混合栓を再調
整すると感温部材近辺に溜つていた熱湯は、前記
排湯管を通じて、シヤワー或いは蛇口などの湯水
口以外の箇所へ排出される。
ヘ 実施例
第1図及び第2図に示す第1の発明の実施例に
ついて説明する。第2図において、1は湯水混合
栓、2はシヤワーホース3の接続部4とシヤワー
ホース3との間に設けた安全装置、5は蛇口であ
る。安全装置2の構造を第1図に示す。6は安全
装置のケースで、該ケース6内には、バルブ7が
ガイド8により上下動可能に支持されて収納され
ており、その弁部7aがケース6のシート面9に
当接して混合湯通路10を遮断するようになつて
いる。11はバルブ7の下端に上下摺動可能でか
つ止めリング12により外脱防止されて備えられ
た支持板で、ケース6内に上下摺動可能に備えら
れている。13はバルブの復帰用スプリングで、
前記ガイド8と支持板11との間に介在されてお
り、常時バルブ7を開方向に付勢している。14
は緩衝用スプリングで、バルブ7と支持板11と
の間に介在されている。15はニツプル16と前
記支持板11間に介在された感温部材で、使用安
全温度以上の温度にて伸長するように設定された
形状記憶合金製のばねで形成されている。この感
温部材15と前記復帰用スプリング13とは、使
用安全温度以内では復帰用スプリング13の荷重
が感温部材15の荷重より打ち勝つてバルブ7を
開口作動し、使用安全温度以上の温度では感温部
材15が復帰用スプリング13より打ち勝つた伸
長し、バルブ7を遮断するよう設定されている。
前記ケース6、ガイド8、支持板11及びニツプ
ル16にはシヤワー使用に必要な湯水流量が得ら
れる面積の流通孔10,17,18,19が形成
されている。
ついて説明する。第2図において、1は湯水混合
栓、2はシヤワーホース3の接続部4とシヤワー
ホース3との間に設けた安全装置、5は蛇口であ
る。安全装置2の構造を第1図に示す。6は安全
装置のケースで、該ケース6内には、バルブ7が
ガイド8により上下動可能に支持されて収納され
ており、その弁部7aがケース6のシート面9に
当接して混合湯通路10を遮断するようになつて
いる。11はバルブ7の下端に上下摺動可能でか
つ止めリング12により外脱防止されて備えられ
た支持板で、ケース6内に上下摺動可能に備えら
れている。13はバルブの復帰用スプリングで、
前記ガイド8と支持板11との間に介在されてお
り、常時バルブ7を開方向に付勢している。14
は緩衝用スプリングで、バルブ7と支持板11と
の間に介在されている。15はニツプル16と前
記支持板11間に介在された感温部材で、使用安
全温度以上の温度にて伸長するように設定された
形状記憶合金製のばねで形成されている。この感
温部材15と前記復帰用スプリング13とは、使
用安全温度以内では復帰用スプリング13の荷重
が感温部材15の荷重より打ち勝つてバルブ7を
開口作動し、使用安全温度以上の温度では感温部
材15が復帰用スプリング13より打ち勝つた伸
長し、バルブ7を遮断するよう設定されている。
前記ケース6、ガイド8、支持板11及びニツプ
ル16にはシヤワー使用に必要な湯水流量が得ら
れる面積の流通孔10,17,18,19が形成
されている。
この実施例によると、湯水が使用安全温度以内
であると形状記憶合金製の感温部材15が第1図
の如く縮小して復帰用スプリング13の荷重によ
りバルブ7が開口し、湯水混合栓1により混合さ
れ湯水が混合湯通路10よりシヤワーホース3へ
流出し、シヤワー噴出口3aより噴出する。使用
中に湯水が使用安全温度以上の高温になると、形
状記憶合金製の感温部材15がその温度を感知し
て復帰用スプリング13の荷重に抗して伸長し、
バルブ7を上昇させて混合湯通路10を遮断す
る。したがつて使用安全温度以上の高温の熱湯は
シヤワー噴出口3aより噴出しない。そして、遮
断後、より高温度になつても、緩衝用スプリング
14が圧縮されるため、形状記憶合金製の感温部
材15の応力歪が緩和される。
であると形状記憶合金製の感温部材15が第1図
の如く縮小して復帰用スプリング13の荷重によ
りバルブ7が開口し、湯水混合栓1により混合さ
れ湯水が混合湯通路10よりシヤワーホース3へ
流出し、シヤワー噴出口3aより噴出する。使用
中に湯水が使用安全温度以上の高温になると、形
状記憶合金製の感温部材15がその温度を感知し
て復帰用スプリング13の荷重に抗して伸長し、
バルブ7を上昇させて混合湯通路10を遮断す
る。したがつて使用安全温度以上の高温の熱湯は
シヤワー噴出口3aより噴出しない。そして、遮
断後、より高温度になつても、緩衝用スプリング
14が圧縮されるため、形状記憶合金製の感温部
材15の応力歪が緩和される。
次に第3図に示す第2の発明の実施例について
説明する。本発明は前記第1の発明におけるバル
ブ7の弁部7aに、その遮断時にシート面9に当
接しない所に位置して小径のリーク孔20を形成
したもので、他の構造は前記第1の発明の実施例
と同様である。
説明する。本発明は前記第1の発明におけるバル
ブ7の弁部7aに、その遮断時にシート面9に当
接しない所に位置して小径のリーク孔20を形成
したもので、他の構造は前記第1の発明の実施例
と同様である。
この第2発明のものによると、使用安全温度以
上の高温の熱湯が流入してバルブ7が遮断した後
に、湯水混合栓を再調整した使用安全温度内の湯
水を供給すると、その供給湯水の流入圧力によつ
て感温部材15の近辺に溜つていた熱湯はリーク
孔20よりシヤワーホース3内へ押し出される。
したがつて、感温部材15の回りの温度は、高温
の熱湯を溜めたまゝこれに新規な湯水を混合する
のに比べて速やかに新規な湯水に入れ替つて低下
することになり、そのため新規な湯水の供給操作
時点より感温部材15の縮小作動、すなわちバル
ブ7の開作動までの時間が早くなり、再供給時に
おける湯水噴出の応答性が良くなる。尚、リーク
孔20はバルブのシート面9に設けてもよい。
上の高温の熱湯が流入してバルブ7が遮断した後
に、湯水混合栓を再調整した使用安全温度内の湯
水を供給すると、その供給湯水の流入圧力によつ
て感温部材15の近辺に溜つていた熱湯はリーク
孔20よりシヤワーホース3内へ押し出される。
したがつて、感温部材15の回りの温度は、高温
の熱湯を溜めたまゝこれに新規な湯水を混合する
のに比べて速やかに新規な湯水に入れ替つて低下
することになり、そのため新規な湯水の供給操作
時点より感温部材15の縮小作動、すなわちバル
ブ7の開作動までの時間が早くなり、再供給時に
おける湯水噴出の応答性が良くなる。尚、リーク
孔20はバルブのシート面9に設けてもよい。
次に第4図及び第5図に示す第3発明の実施例
について説明する。本実施例は前記第1の発明の
バルブ7における弁部7aの表裏面にパツキン2
1,21を設け、該弁部7aにおける裏面側に、
該裏面のパツキン21と対向する開口部22aを
有する排湯管22を設けると共に、該開口部22
aの位置を、バルブ7の遮断作動時には該開口部
22aが開放され、バルブ7の開口作動時には、
その下降した該バルブ7における弁部7aのパツ
キン21によつて開口部22aが閉塞されるよう
に設定されている。排湯管22の他端は、安全装
置2のケース6外に導出され、それに排湯ホース
23が連結され、該排湯ホース23の他端が浴室
などの排水孔へ導かれている。本実施例における
他の構造は前記第1実施例と同様である。
について説明する。本実施例は前記第1の発明の
バルブ7における弁部7aの表裏面にパツキン2
1,21を設け、該弁部7aにおける裏面側に、
該裏面のパツキン21と対向する開口部22aを
有する排湯管22を設けると共に、該開口部22
aの位置を、バルブ7の遮断作動時には該開口部
22aが開放され、バルブ7の開口作動時には、
その下降した該バルブ7における弁部7aのパツ
キン21によつて開口部22aが閉塞されるよう
に設定されている。排湯管22の他端は、安全装
置2のケース6外に導出され、それに排湯ホース
23が連結され、該排湯ホース23の他端が浴室
などの排水孔へ導かれている。本実施例における
他の構造は前記第1実施例と同様である。
この第3実施例によれば、使用安全温度以上の
熱湯が流入してバルブ7が遮断すると、排湯管2
2の開口部22aが開口され、バルブ7の遮断状
態中は開口部22aの開口状態が維持される。こ
の状態で湯水混合栓を再調整して使用安全温度以
内の湯水が供給されると、その供給湯水の流入圧
力によつて感温部材15の近辺に溜つていた熱湯
前記開口部22aより排湯管22内に押し出され
る。したがつて感温部材15の回りの温度は、前
記第2実施例と同様に、高温の熱湯を溜めたまゝ
これに新規な湯水を混合するのに比べて速やかに
新規な湯水に入れ替つて低下することになり、そ
のため、新規な湯水の供給操作時点より感温部材
15の縮小作動、すなわちバルブ7の開作動まで
の時間が早くなり、再供給時における湯水噴出の
応答性が良くなる。また本発明によれば、再供給
時において、ケース6内より排出される熱湯は、
シヤワーホース3へ流出されることなく浴室など
の排水孔へ排出できる。
熱湯が流入してバルブ7が遮断すると、排湯管2
2の開口部22aが開口され、バルブ7の遮断状
態中は開口部22aの開口状態が維持される。こ
の状態で湯水混合栓を再調整して使用安全温度以
内の湯水が供給されると、その供給湯水の流入圧
力によつて感温部材15の近辺に溜つていた熱湯
前記開口部22aより排湯管22内に押し出され
る。したがつて感温部材15の回りの温度は、前
記第2実施例と同様に、高温の熱湯を溜めたまゝ
これに新規な湯水を混合するのに比べて速やかに
新規な湯水に入れ替つて低下することになり、そ
のため、新規な湯水の供給操作時点より感温部材
15の縮小作動、すなわちバルブ7の開作動まで
の時間が早くなり、再供給時における湯水噴出の
応答性が良くなる。また本発明によれば、再供給
時において、ケース6内より排出される熱湯は、
シヤワーホース3へ流出されることなく浴室など
の排水孔へ排出できる。
尚、以上各実施例においては感温部材15を形
状記憶合金よりなるばねを使用しているが、これ
は他の感温部材、例えばワツクス型サーモスタツ
ト、バイメタル等を使用してもよい。形状記憶合
金を使用すると、その性質上、ワツクス型サーモ
スタツトやバイメタル等と比べて、温度に対する
作動特性がアナログ的でなくデジタル的であるた
めに安全装置の作動に適しており応答性が優れて
いる。また、安全装置2をシヤワーホースに付設
した状態の実施例を示したが、安全装置2は蛇口
5と湯水混合栓1との接続部に付設してもよい。
状記憶合金よりなるばねを使用しているが、これ
は他の感温部材、例えばワツクス型サーモスタツ
ト、バイメタル等を使用してもよい。形状記憶合
金を使用すると、その性質上、ワツクス型サーモ
スタツトやバイメタル等と比べて、温度に対する
作動特性がアナログ的でなくデジタル的であるた
めに安全装置の作動に適しており応答性が優れて
いる。また、安全装置2をシヤワーホースに付設
した状態の実施例を示したが、安全装置2は蛇口
5と湯水混合栓1との接続部に付設してもよい。
ト 発明の効果
以上のように第1の発明によれば、使用中に湯
水が使用安全温度以上の温度になるとバルブが混
合湯通路を自動的に遮断するので、熱湯がシヤワ
ー噴出口や蛇口より噴出せず熱傷等の危険を防止
でき、高温による感温部材の熱応力が緩和され、
信頼性が向上する。更に第2及び第3の発明によ
れば、前記第1発明の効果を発揮できる上に、更
に熱湯の供給によつてバルブが遮断した後に、使
用安全温度に調節された新規な湯水を供給する場
合には、安全装置内に溜つていた熱湯が新規に供
給された湯水圧によつて、リーク孔或いは排湯管
より押し出されるので、感温部材の回りが使用安
全温度の湯水に速やかに入れ替り、感温部材の復
帰時間が早くなつて再湯水供給操作時より湯水の
噴出までの応答性が良くなる。
水が使用安全温度以上の温度になるとバルブが混
合湯通路を自動的に遮断するので、熱湯がシヤワ
ー噴出口や蛇口より噴出せず熱傷等の危険を防止
でき、高温による感温部材の熱応力が緩和され、
信頼性が向上する。更に第2及び第3の発明によ
れば、前記第1発明の効果を発揮できる上に、更
に熱湯の供給によつてバルブが遮断した後に、使
用安全温度に調節された新規な湯水を供給する場
合には、安全装置内に溜つていた熱湯が新規に供
給された湯水圧によつて、リーク孔或いは排湯管
より押し出されるので、感温部材の回りが使用安
全温度の湯水に速やかに入れ替り、感温部材の復
帰時間が早くなつて再湯水供給操作時より湯水の
噴出までの応答性が良くなる。
第1図は本発明の第1実施例を示す安全装置の
側断面図、第2図は該安全装置を付設した状態を
示す側面図、第3図は本発明の第2実施例を示す
安全装置の側断面図、第4図は本発明の第3実施
例を示す安全装置の側断面図、第5図は該安全装
置を付設した状態を示す側面図である。 1……湯水混合栓、2……安全装置、6……ケ
ース、7……バルブ、7a……弁部、9……シー
ト面、10……混合湯通路、11……支持板、1
4……緩衝用スプリング、15……感温部材、2
0……リーク孔、22……排湯管、22a……開
口部。
側断面図、第2図は該安全装置を付設した状態を
示す側面図、第3図は本発明の第2実施例を示す
安全装置の側断面図、第4図は本発明の第3実施
例を示す安全装置の側断面図、第5図は該安全装
置を付設した状態を示す側面図である。 1……湯水混合栓、2……安全装置、6……ケ
ース、7……バルブ、7a……弁部、9……シー
ト面、10……混合湯通路、11……支持板、1
4……緩衝用スプリング、15……感温部材、2
0……リーク孔、22……排湯管、22a……開
口部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 湯水混合部より下流部に、混合湯通路10を
遮断、開口する弁部7aをその一端に有するバル
ブ7と、前記下流部の混合湯温度を感知して使用
安全温度以上の温度で前記バルブを遮断するよう
にした感温部材15とを有する安全装置におい
て、バルブ7の他端に上下摺動可能でかつ他端か
らの外脱防止されて備えられた支持板11と、バ
ルブ7と支持板11との間に介在された緩衝用ス
プリング14とを具備すると共に、感温部材15
の可動端を支持板11に係合させ、感温部材15
により緩衝用スプリング14を介してバルブ7を
遮断するよう構成したことを特徴とする湯水混合
栓における安全装置。 2 湯水混合部より下流部に、混合湯通路10を
遮断、開口する弁部7aをその一端に有するバル
ブ7と、前記下流部の混合湯温度を感知して使用
安全温度以上の温度で前記バルブを遮断するよう
にした感温部材15とを有する安全装置におい
て、バルブ7の他端に上下摺動可能でかつ他端か
らの外脱防止されて備えられた支持板11と、バ
ルブ7と支持板11との間に介在された緩衝用ス
プリング14とを具備すると共に、感温部材15
の可動端を支持板11に係合させ、感温部材15
により緩衝用スプリング14を介してバルブ7を
遮断するよう構成し、更に前記バルブ7又はその
シート面9には、その遮断面を迂回する小流量面
積のリーク孔20を形成したことを特徴とする湯
水混合栓における安全装置。 3 湯水混合部より下流部に、混合湯通路10を
遮断、開口する弁部7aをその一端に有するバル
ブ7と、前記下流部の混合湯温度を感知して使用
安全温度以上の温度で前記バルブを遮断するよう
にした感温部材15とを有する安全装置におい
て、バルブ7の他端に上下摺動可能でかつ他端か
らの外脱防止されて備えられた支持板11と、バ
ルブ7と支持板11との間に介在された緩衝用ス
プリング14とを具備すると共に、感温部材15
の可動端を支持板11に係合させ、感温部材15
により緩衝用スプリング14を介してバルブ7を
遮断するよう構成し、更に前記弁部7aの遮断面
と反対側の面に対向する開口部22aを有する排
湯管22を設け、該開口部22aの位置を、前記
バルブ7の遮断時には該開口部22aが開口し、
バルブ7の開口時には該開口部22aが弁部7に
より閉塞されるように設定したことを特徴とする
湯水混合栓における安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148784A JPS60245887A (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | 湯水混合栓における安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148784A JPS60245887A (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | 湯水混合栓における安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60245887A JPS60245887A (ja) | 1985-12-05 |
JPH039354B2 true JPH039354B2 (ja) | 1991-02-08 |
Family
ID=14302055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10148784A Granted JPS60245887A (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | 湯水混合栓における安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60245887A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014181549A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Takagi Co Ltd | 感温式水栓及び混合水栓装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6326478A (ja) * | 1986-07-16 | 1988-02-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 湯水混合装置 |
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Citations (1)
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JPS56150680A (en) * | 1980-04-23 | 1981-11-21 | Tlv Co Ltd | Temperature response valve |
Family Cites Families (1)
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---|---|---|---|---|
JPS5958054U (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-16 | 株式会社イナックス | シヤワ−ヘツド |
-
1984
- 1984-05-18 JP JP10148784A patent/JPS60245887A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS56150680A (en) * | 1980-04-23 | 1981-11-21 | Tlv Co Ltd | Temperature response valve |
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JP2014181549A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Takagi Co Ltd | 感温式水栓及び混合水栓装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60245887A (ja) | 1985-12-05 |
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