JPH03876Y2 - - Google Patents

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JPH03876Y2
JPH03876Y2 JP1983069426U JP6942683U JPH03876Y2 JP H03876 Y2 JPH03876 Y2 JP H03876Y2 JP 1983069426 U JP1983069426 U JP 1983069426U JP 6942683 U JP6942683 U JP 6942683U JP H03876 Y2 JPH03876 Y2 JP H03876Y2
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resistor
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【考案の詳細な説明】 本考案は交流を直流に変換しこれを任意の周波
数の交流に変換するインバーターを構成するトラ
ンジスタのベースを駆動する装置に関するもので
ある。
従来より、トランジスタはサイリスタよりオン
オフ制御が容易であることから大容量トランジス
タ(以下パワートランジスタと呼称する)によつ
てインバーターを構成するいわゆるトランジスタ
インバータがよく用いられておる。第1図はこれ
を例示したもので商用交流電源1を整流平滑する
整流回路2の出力端に、6個のパワートランジス
タQ,Q……を2個づつ直列アームとし、これを
3相ブリツジ形に結線したスイツチング回路3を
接続し、このスイツチング回路3の出力端に電動
機等の負荷4を接続し、パルス幅を変調したパル
ス信号を制御回路5の出力端からベースドライブ
回路6を介して上記トランジスタQ,Q……のベ
ースに送出して、トランジスタQ,Q……を適時
オンオフ制御することにより、任意の周波数の交
流を負荷4に供給するようになつておる。そし
て、上記トランジスタQ,Q……のベースに接続
されたベースドライブ回路6は、第2図に例示す
るように形成されておる。即ち、制御回路5の出
力端子間に発光ダイオードLED1と抵抗R1を直列
に挿入し、この発光ダイオードLED1の発光によ
つてオンするホトトランジスタPQ1のコレクタを
図示しない制御電源Vcc(例えば+5V)に接続
し、エミツタを抵抗R2,R3を介して回路接地
(GND)し、この抵抗R2とR3の接続点をエミツ
タ接地のトランジスタQ1のベースに接続し、こ
のトランジスタQ1のコレクタを抵抗R5,R4を介
して上記制御電源Vccに接続し、上記抵抗R4
R5の接続点を、エミツタが制御電源Vccに接続さ
れ、コレクタが抵抗R6を介して図示しない制御
電源VEE(例えば−5V)に接続されたPNP形トラ
ンジスタQ2のベースに接続し、トランジスタQ2
のコレクタを抵抗R7を介してパワートランジス
タQのベースに接続し、このトランジスタQのエ
ミツタを回路接地すると共に上記ベースにカソー
ドを接続したダイオードD1のアノードに接続し
て形成されておる。
そして、その動作を第3図と共に説明すると、
制御回路5のパルス信号により発光ダイオード
LED1に電流iが流れると(第3図a)、該発光ダ
イオードLED1が発光し、これを受光したホトト
ランジスタPQ1がオンし、VCC→PQ1のコレク
タ・エミツタ→R2→Q1のベース・エミツタ→
GNDの経路(一部はVCC→PQ1のコレクタ・エミ
ツタ→R2→R3→GNDの経路)で電流が流れてト
ランジスタQ1がオンする。これにより、VCC→Q2
のエミツタ・ベース→R5→Q1のコレクタ・エミ
ツタ→GNDの経路(一部はVCC→R4→R5→Q1
コレクタ・エミツタ→GNDの経路)で電流が流
れるため、トランジスタQ2がオンして、VCC→Q2
のエミツタ・コレクタ→R7→Qのベース・エミ
ツタ→GNDの経路(一部はVCC→Q2のエミツ
タ・コレクタ→R6→VEE)でドライブ出力電流iB
が流れてパワートランジスタQをオンさせる。
その後、上記発光ダイオードLED1に流れる電
流が0になると、ホトトランジスタPQ1が若干遅
れてオフとなり、(第3図b)、抵抗R2を流れる
電流も0となるが、上記トランジスタQ1がオン
時に該トランジスタQ1のベース・エミツタ間に
蓄積された電荷によつて、トランジスタQ1のベ
ース・エミツタ間、即ち抵抗R3の端子間電圧は
直ちには0Vにならず抵抗R3と蓄積された電荷CBE
とにより定まる時定数で漸減する。このため、
トランジスタQ1はホトトランジスタPQ1がオフと
なつて抵抗R2の電流が0となつても直ちにオフ
せず、蓄積時間もtstg1だけ遅れてオフする(第3
図c)。このトランジスタQ1がオフすると、抵抗
R5に流れる電流も0となるが、トランジスタQ2
のベース・エミツタ間はそのオン時にベース・エ
ミツタ間に蓄積された電荷によつて直ちに0とな
らず、抵抗R4と蓄積された電荷CBE2とにより定ま
る時定数で漸減されることになつてベース電位の
立上りが遅れ、トランジスタQ2は、トランジス
タQ1がオフとなつた後、該トランジスタQ2の蓄
積時間tstg2だけ遅延した後オフとなる(第3図
d)。しかも、このトランジスタQ2はパワートラ
ンジスタQをドライブするに十分なドライブ出力
電流iBを供給する必要があり、トランジスタQ1
比して電流容量も必然的に大きなものが選定され
ることになつて、上記蓄積時間tstg2もかなり大き
なものとなる。この結果、発光ダイオードLED1
に流れる電流iがオフしてからトランジスタQ2
がオフするまでの時間は、ホトトランジスタPQ1
の蓄積時間をtstgpとすると、tstgp+tstg1+tstg2の和
で示される遅れ時間を有することになり、その値
は30μs程度にもなる。このため、パワートランジ
スタQのオフ指令は上記遅れ時間(tstgp+tstg1
tstg2)と該トランジスタQの蓄積時間tstg1(10〜
20μs)を考慮して制御回路5のパルス信号を送出
しなければならず、しかも各トランジスタの蓄積
時間は流れる電流によつて変化するので、パワー
トランジスタQに対するオフ指令が例えば40μs
下で送出された場合はパワートランジスタQの安
定したオフ動作を得ることが困難となり、このこ
とは、パワートランジスタQをパルス幅変調して
制御する場合の変調巾も制約されることになつて
いわゆるチヨツパ周波数をあげることができず、
高速スイツチングができないという問題を有する
と共に、パワートランジスタQのオフ時の遅延時
間が大きいことは、直列アームとなつた2個のパ
ワートランジスタQ,Q相互のオン・オフが重な
ることによる短絡事故をひき起すのを防止するた
め、いわゆるデツドタイムを必然的に大きく設定
しなければならず、一方、制御回路のオン・オフ
指令に対しては上記直列アームとなつたパワート
ランジスタQ,Qのオン・オフ精度(即ち導通・
しや断時間の精度)を維持させなければならない
ので、上記チヨツパ周波数をさらに低下せしめる
必要が生ずるという問題を有しておる。しかも、
チヨツパ周波数が低下することは、例えば正弦波
PWMインバータにあつては電動機の固定子巻線
電流波形に含まれるチヨツパ周波数によるリツプ
ルが大となつて、電動機のトルクリツプルや振
動、騒音が増大すると共に、電動機効率も低下す
るという問題が生ずる。又、制御電源は正負2電
源方式となつておるので、消費電力、電源容量も
大となり、パワートランジスタのドライブ出力用
にPNP形のトランジスタを用いているので、
NPN形のトランジスタに比して汎用性も低く、
その選定も制約をうけて高価となり、装置を大形
化し、コストの高いものにするという問題を有し
ておる。
本考案は上述した点にかんがみてなされたもの
で、その目的とするところは、応答速度が速く、
かつ消費電力も小さく、小形コンパクト化とコス
トの低減を図つたものを提供することにある。
以下、本考案の実施例を第4図及び第5図によ
つて説明する。尚、トランジスタインバータはベ
ースドライブ回路6を除いて第1図と同様に構成
されるので、同一符号を付して説明する。第4図
において、7は上記スイツチング回路3のパワー
トランジスタQ,Q……のベースにベースドライ
ブ回路6に代つて接続さるベースドライブ回路で
ある。これは、上記制御回路5の出力端子間に発
光ダイオードLED2と抵抗R8を直列に挿入し、こ
の発光ダイオードLED2の発光によつてオンする
ホトトランジスタPQ2のコレクタを、抵抗R9を介
して制御電源VCC(例えば+5V)に接続しエミツ
タを抵抗R10,R11を介して回路接地(DND)し、
上記ホトトランジスタPQ2のコレクタを、エミツ
タが制御電源VCCに接続され、コレクタが抵抗
R12を介して回路接地されたPNP形トランジスタ
Q3のベースに接続し、上記抵抗R10とR11との接
続点を、コレクタが抵抗R13を介して制御電源
VCCに接続され、エミツタが回路接地されたトラ
ンジスタQ4のベースに接続し、上記トランジス
タQ3のコレクタには、コレクタが抵抗R14を介し
て制御電源VCCに接続されたトランジスタQ5のベ
ースを抵抗R15を介して接続し、このトランジス
タQ5のエミツタを、エミツタが回路接地された
トランジスタQ6のコレクタに抵抗R16を介して接
続し、このトランジスタQ6のベースを上記トラ
ンジスタQ4のコレクタに、抵抗R17とコンデンサ
C1との並列回路を介して接続し、上記トランジ
スタQ5のエミツタを、逆方向に挿入したダイオ
ードD2と抵抗R18とコンデンサC2との並列回路を
介して、パワートランジスタQのベースに接続
し、このトランジスタQのエミツタを回路接地す
ると共に、ベースにカソードを接続したダイオー
ドD1のパワートランジスタQのドライブ出力電
流iB1を流すようになつておる。
次にその動作を第5図及び第1図と共に説明す
る。制御回路5のオン指令(パルス信号)により
発光ダイオードLED2に電流iが流れると(第5
図7の入力)、発光ダイオードLED2は発光し、こ
れをうけたホトトランジスタPQ2がオンとなり、
VCC→Q3のエミツタ・ベース→PQ2のコレクタ・
エミツタ→R10→Q4のベース・エミツタ→GND
(一部はVCC→R9→PQ2のコレクタ・エミツタ→
R10→R11→GND)の経路で電流が流れ、トラン
ジスタQ3とQ4がオンする。これにより、トラン
ジスタQ3のベース電位(a点)は該トランジス
タQ3のベース・エミツタ間飽和電圧VBE3(SAT)
だけ制御電源VCCから降下した電位となり(第5
図a点)また、コレクタ電位(d点)は制御電源
VCCと該トランジスタQ3のコレクタ・エミツタ間
電圧VCE3との差(VCC−VCE3)の電位に上昇し
(第5図d点)、ホトトランジスタPQ2のエミツタ
電位(b点)は、制御電源VCCからトランジスタ
Q3のベース・エミツタ間電圧VBE3と該トランジ
スタPQ2のコレクタ・エミツタ間電圧VCEP分だけ
低い(VCC−VBE3−VCEP)電位に上昇し(第5図
b点)、トランジスタQ4のコレクタ電位(e点)
は該トランジスタQ4のコレクタ・エミツタ間飽
和電圧VCE4(SAT)(略OV)に降下し(第5図e点)、
またベース電位(c点)は該トランジスタQ4
ベース・エミツタ間飽和電圧VBE4(SAT)に上昇した
電位となる(第5図c点)。そして、上記トラン
ジスタQ3がオンすると、VCC→Q3のエミツタ・コ
レクタ→R15→Q5のベース・エミツタ→R18C2
→Qのベース・エミツタ→GND(一部はVCC→Q3
のエミツタ・コレクタ→R12→GND)の経路によ
り、トランジスタQ5にベース電流が流れるため
(第5図d−f間)、トランジスタQ5がオンする。
このトランジスタQ5のオンにより、VCC→R14
Q5のコレクタ・エミツタ→R18C2→Qのベー
ス・エミツタ→GND(一部はVCC→Q3のエミツ
タ・コレクタ→R12→GND)の経路でドライブ出
力電流(Qのベース電流)iB1が流れて(第5図
7の出力)、パワートランジスタQがオンする。
この際、上記ドライブ出力電流iB1の一部がコン
デンサC2に流れるので、コンデンサC2は図示極
性に充電され、トランジスタQ5のエミツタ電位
(f点)は、上昇してパワートランジスタQのベ
ース・エミツタ間飽和電圧VBE(SAT)と抵抗R18の端
子間電圧VR18の和(VBE(SAT)+VR18)の電位にな
る(第5図f点)。又、トランジスタQ6はトラン
ジスタQ4がトランジスタQ3と共にオンとなつて
おるので、そのコレクタ・エミツタ間飽和電圧
VCE4(SAT)と該トランジスタQ6のベース・エミツタ
間電圧VBE6とはVCE4(SAT)<VBE6の関係となつて
ベース電流が流れず(第5図e−h間)オフ状態
にある。
この状態で制御回路5のオフ指令によりベース
ドライブ回路7の発光ダイオードLED2に流れる
電流iが0になると(第5図7の入力)、発光ダ
イオードLED2は消光し、ホトトランジスタPQ2
がそのベース・エミツタ間に蓄積された電荷を放
出するに必要な時間(即ち蓄積時間tspgt2)後、
オフする(第5図b点)。これにより、トランジ
スタQ3,Q4はベース・エミツタ間に蓄積された
電荷を抵抗R9,R11を介してそれぞれ放出するに
必要な時間(即ち、蓄積時間tstg3,tstg4)後、オ
フとなる(第5図・a点,c点)。上記トランジ
スタQ3のオフにより抵抗R12に流れる電流は略0
となつて、トランジスタQ3のコレクタ電位(d
点)はOVとなる(第5図d点)。このとき、ト
ランジスタQ5のエミツタ電位(f点)は該トラ
ンジスタQ5のオン時に上記VBE(SAT)+VR18の電位
に上昇して高くなつているので、上記d点とf点
の電位はd<fの関係となつて、コンデンサC2
はその電荷をC2→Q5のエミツタ・ベース→R15
R12→Qのエミツタ・ベース→C2の経路で放電し
て、トランジスタQ5のベース・エミツタ間には
立下りの急峻な逆バイアス電流IB2が流れ(第5
図d−f間)、ベース・エミツタ間に蓄積された
電荷を瞬時に放出し該トランジスタQ5を高速で
オフせしめる(第5図Q5)。一方、上記トランジ
スタQ4もトランジスタQ3と同時にオフとなつて
おり、このため、トランジスタQ6にはVCC→R13
→R17C1→Q6のベース・エミツタ→GNDの経
路でベース電流IB1が流れ(第5図e−h間)、該
トランジスタQ6がオンする(第5図Q6)。これに
より、コンデンサC2は図示極性で充電された電
荷をC2→R16→Q6のコレクタ・エミツタ→Qのエ
ミツタ・ベース→C2の経路で放電し、パワート
ランジスタQのベース・エミツタ間に立上りの急
峻な逆バイアス電流iB2を流し(第5図7の出力)
でベース・エミツタ間に蓄積された電荷を瞬時的
に放出せしめるため、パワートランジスタQは高
速でオフされる。この際、トランジスタQ4のコ
レクタ電位(e点)は、上記トランジスタQ6
オンにより、制御電源VCCと抵抗R13の端子間VR
13の差の電位(VCC−VR13)に上昇し、またコン
デンサC1はトランジスタQ6のベース電流IB1の一
部により図示極性で充電される。このコンデンサ
C1に充電された電荷は、次のトランジスタQ6
オフ時(即ち、パワートランジスタQのオン時)
において、トランジスタQ4がオンしたとき(即
ちトランジスタQ4のコレクタ電位(e点)が略
OVとなつたとき)、C1→Q4のコレクタ・エミツ
タ→Q6のエミツタ・ベース→C1の経路で放電す
ると共に、トランジスタQ6のベース・エミツタ
間に立下りの急峻な逆バイアス電流IB2(第5図e
−h間)を流して該ベース・エミツタ間に蓄積さ
れた電荷を瞬時に放出せしめ、トランジスタQ6
を高速でオフせしめるために利用される。
このように、パワートランジスタQのオン制御
用のトランジスタQ5は、その直流時に充電され
るコンデンサC2の電荷によつて該トランジスタ
Q5のベース・エミツタ間に逆バイアスをかけて
立下りの急峻な逆バイアス電流を流し、ベース・
エミツタ間に蓄積された電荷を瞬時に放出させ、
パワートランジスタQのオフ制御用のトランジス
タQ6はそのオン時に充電されるコンデンサC1
電荷によつて該トランジスタQ6のベース・エミ
ツタ間に逆バイアスをかけて立下りの急峻な逆バ
イアス電流を流しベース・エミツタ間に蓄積され
た電荷を瞬時に放出させて、上記トランジスタ
Q5とQ6をそれぞれ高速でオフせしめるようにし
てあるので、トランジスタQ5がオフからオンす
る時にトランジスタQ6がオンとなつている時間、
また逆にトランジスタQ6がオフからオンする時
にトランジスタQ5がオンとなつている時間、即
ち、相補的にオン・オフするトランジスタQ5
Q6のオン・オフ切換動作時の重なり時間tLを大巾
に減少させ、両トランジスタQ5,Q6がともにオ
ン状態になることによつて、VCC→R14→Q5のコ
レクタ・エミツタ→R16→Q6のコレクタ・エミツ
タ→GNDの経路で大きな電流が流れるのを大巾
に低減し、トランジスタQ5,Q6が飽和領域に達
するのを阻止して、立上り及び立下りの急峻な電
流をパワートランジスタQに流し、このパワート
ランジスタQのオンオフ制御が高速かつ安定した
動作で得られる。
本考案によれば、パワートランジスタQのオン
時にトランジスタQ5を介してコンデンサC2を充
電させてトランジスタQ5のエミツタ電位を上昇
せしめ、トランジスタQ3とQ4の同時のオフによ
り上記トランジスタQ5のベース電位を略OVにし
て、コンデンサC2の電荷によりベース・エミツ
タ間に立下りの急峻な逆バイアス電流を流し、ト
ランジスタQ5を高速でオフせしめると共に、ト
ランジスタQ6にコンデンサC1を介して立上りの
急峻なベース電流を流して該トランジスタQ6
高速でオンせしめて、上記コンデンサC2の電荷
によりパワートランジスタQのベース・エミツタ
間に立下りの急峻な逆バイアス電流を流すように
してあるので、従来のように、各トランジスタの
蓄積時間が加算されて、パワートランジスタQの
ベース電流の応答が大巾に遅れるようなことは全
くなく、制御回路5のオフ指令に対してパワート
ランジスタQを従来に比して1/3〜1/4の高速化を
図つてオフせしめることができる。このことはト
ランジスタインバータのパワートランジスタQの
パルス幅変調時における導通・しや断の精度を一
段と向上せしめることができ、パルス幅変調範囲
の拡大を図ることができるため、チヨツパ周波数
をあげることができ、高速スイツチングが容易と
なつて、特に正弦波PWMインバータにおいて
は、電動機の固定子巻線電流波形をより正弦波に
近似せしめることができ、電動機のトルクリツプ
ルや振動、騒音を大巾に低下せしめ、電動機効率
を従来のものに比して大巾に改善することができ
るトランジスタインバータを形成することができ
るという大きな効果を有する。しかも上記相補的
にオンオフするトランジスタQ5とQ6は、コンデ
ンサC2,C1により、ともに立下りの急峻な逆バ
イアス電流を流すようになつておるので、トラン
ジスタQ5とQ6の切換動作時の重なり時間を極め
て狭巾とすることができ、大電流がトランジスタ
Q5とQ6に共に流れる時間を大巾に低減すること
ができ、抵抗の発熱損失を大巾に低減して消費電
力も少なくすることができる。又、トランジスタ
Q5の逆バイアスはパワートランジスタQの逆バ
イアス用として設けたコンデンサC2の充電電荷
を利用して行なわせるようにしてあるので、トラ
ンジスタQ5のためいわゆるスピードアツプコン
デンサを設けることなく構成することができ、回
路の簡略化を図ることができる。しかもトランジ
スタQ5,Q6は共に汎用性の高いNPN形のもので
構成することができ、制御電源も単一電源方式で
あるので、電源容量も減少し、消費電力も小とな
つて、装置の小形コンパクト化を図り、いわゆる
ハイブリツトIC化を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランジスタインバータを例示
したブロツク図、第2図は第1図のベースドライ
ブ回路の回路図、第3図は第2図の動作を説明す
るタイムチヤート図、第4図は本考案の実施例を
示す回路図、第5図は第4図の動作を説明するタ
イムチヤート図である。 1:商用交流電源、2:整流回路、3:スイツ
チング回路、4:負荷、5:制御回路、6,7:
ベースドライブ回路、Q:パワートランジスタ、
PQ1,PQ2:ホトトランジスタ、Q1,Q4,Q5
Q6:トランジスタ、Q2,Q3:PNP形トランジス
タ、C1,C2:コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 商用交流電源に整流回路を介して複数のパワー
    トランジスタをブリツジ形に結線したスイツチン
    グ回路を接続し、上記複数のパワートランジスタ
    のベースに、制御回路のオン・オフ指令に発光ダ
    イオードを介して応動するベースドライブ回路を
    接続したトランジスタインバータにおいて、上記
    ベースドライブ回路は、制御回路の指令に発光ダ
    イオードを介して応動するホトトランジスタPQ2
    を、コレクタは抵抗R9を介して制御電源Vccに接
    続し、エミツタは抵抗R10,R11を介して回路接
    地し、上記制御電源Vccに、ベースがホトトラン
    ジスタPQ2のコレクタに接続し、コレクタが抵抗
    R12を介して回路接地したPNP形トランジスタQ3
    のエミツタと、ベースが上記抵抗R10とR11の接
    続点に接続したエミツタ回路接地のトランジスタ
    Q4のコレクタに接続した抵抗R13と、ベースが抵
    抗R17とコンデンサC1の並列回路を介して上記ト
    ランジスタQ4のコレクタに接続したエミツタ回
    路接地のトランジスタQ6のコレクタに、抵抗R16
    を介してエミツタが接続され、ベースが抵抗R15
    を介して上記トランジスタQ3のコレクタに接続
    したトランジスタQ5のコレクタに接続した抵抗
    R14とを接続し、上記トランジスタQ5のエミツタ
    を抵抗R18とコンデンサC2の並列回路を介して上
    記パワートランジスタQのベースに接続して、上
    記コンデンサC2によりパワートランジスタQと
    トランジスタQ5に同時に逆バイアスをかけるよ
    うにしたことを特徴とするトランジスタインバー
    タのベース駆動装置。
JP6942683U 1983-05-09 1983-05-09 トランジスタインバ−タのベ−ス駆動装置 Granted JPS59173487U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226919B2 (ja) * 1974-10-21 1977-07-16

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JPS5226919U (ja) * 1975-08-19 1977-02-25

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JPS5226919B2 (ja) * 1974-10-21 1977-07-16

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